JP6136670B2 - 情報処理装置、排気ユニット、及びデータセンタ - Google Patents

情報処理装置、排気ユニット、及びデータセンタ Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、排気ユニット、及びデータセンタに関する。
データセンタには様々な情報処理装置が設けられる。情報処理装置はラックにサーバ等の電子機器を収容してなり、その電子機器において情報処理が行われる。
動作中の電子機器を冷却するために、データセンタには冷却風を生成するための空調設備が設けられる。空調の方式には、例えば、データセンタの床下から電子機器に冷却風を供給する方式や、パッケージエアコンで冷却風を生成する方式がある。
いずれの方式であっても、冷却風の設定温度を低くしたり冷却風の風量を増やしたりすることで、電子機器の冷却不足を防止することができる。しかし、これでは空調用の電力が増大し、データセンタの省エネルギ化を実現するのが困難となってしまう。
実開昭62−166691号公報 実開昭63−118292号公報 実公平6−44150号公報 特開平8−23179号公報
情報処理装置、排気ユニット、及びデータセンタにおいて、空調用の電力を増大させることなく電子機器を冷却することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、吸気面と排気面とを備えたラックと、前記ラック内に設けられた棚板と、前記棚板の上に載置された電子機器と、前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と、前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と、 前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられた情報処理装置が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、吸気面と排気面とを備えたラックに収容され、電子機器が載せられる棚板と、前記棚板の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と、前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と、前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられた排気ユニットが提供される。
更に、その開示の別の観点によれば、コールドアイルと、ホットアイルと、前記コールドアイルに向いた吸気面と、前記ホットアイルに向いた排気面とを備えたラックと、前記ラック内に設けられた棚板と、前記棚板の上に載置された電子機器と、前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と、前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と、前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたデータセンタが提供される。
以下の開示によれば、吸気面側から排気面側に向かって上昇するように傾斜板を傾斜させるので、電子機器で生じた暖気が傾斜板を伝って排気面側に誘導される。
しかも、傾斜板の溝に沿って暖気が流れるため、その溝が延びる方向のみに暖気がガイドされ易くなる。その結果、傾斜板を伝う暖気が拡散するのが防止されるので、暖気の流速が速くなり、排気面側に暖気を速やかに排出することができる。
これらにより、空調電力を増大させなくても電子機器を冷却できるようになる。
図1は、本願発明者が検討に使用したデータセンタの斜視図である。 図2は、本願発明者が検討に使用した情報処理装置の拡大断面図である。 図3は、第1実施形態に係る情報処理装置の拡大斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る情報処理装置の拡大断面図である。 図5は、排気面側から見た第1実施形態に係る情報処理装置の拡大背面図である。 図6(a)、(b)は、比較例に係るシミュレーション結果を示す図である。 図7(a)、(b)は、第1実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る情報処理装置を排気面側から見た拡大背面図である。 図9は、第3実施形態に係る情報処理装置の拡大斜視図である。 図10は、排気面から見た第3実施形態に係る情報処理装置の拡大背面図である。 図11は、第4実施形態に係る情報処理装置の拡大斜視図である。 図12(a)は、第4実施形態に係る情報処理装置の拡大正面図であり、図12(b)は、第4実施形態に係る情報処理装置の拡大背面図である。 図13は、第4実施形態に係る情報処理装置の拡大断面図である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
図1は、本願発明者が検討に使用したデータセンタの斜視図である。
このデータセンタ1の床2には複数の情報処理装置5が設けられる。各情報処理装置5は、ラック3とその中に収容された第1の電子機器4とを有する。このうち、第1の電子機器4は、例えばラックマウント型のサーバであって、一つのラック3に上下に複数積み重ねられる。
また、床2には、データセンタ1内に冷却風Cを供給するための開口2aが設けられる。冷却風Cは、データセンタ1のコールドアイル7に供給された後、各電子機器4を冷却して、データセンタ1のホットアイル8に排気流Eとして排出される。
図2は、情報処理装置5の拡大断面図である。
図2に示すように、ラック3は、コールドアイル7に向いた吸気面3aと、ホットアイル8に向いた排気面3bとを有する。吸気面3aと排気面3bはいずれも通気性のあるメッシュ状の金属板であって、データセンタ内の空気は吸気面3aと排気面3bを自由に流通できる。
また、第1の電子機器4は、その内部に設けられた不図示のファンを回転させることで上記した冷却風Cを取り込む。その冷却風Cにより第1の電子機器4の内部のCPU(Central Processing Unit)等の電子部品が冷却され、冷却後に第1の電子機器4から上記の排気流Eが排出される。
第1の電子機器4の1台の厚さの単位は1U(≒44.5mm)と呼ばれる。この例では、ラック3内に2U(≒88.9mm)の空きが設けられており、その空きに第2の電子機器11を載置するための棚板10を設ける。
第2の電子機器11は、例えばスイッチングハブやルータ等のネットワーク機器である。サーバ等の第1の電子機器4と比較して第2の電子機器11の発熱量は少なく、第2の電子機器11に対しては積極的に空冷を行わなくてもよいと考えられるため、第2の電子機器11の内部には冷却用のファンは設けられていない。このような電子機器はファンレス機器とも呼ばれる。
このような情報処理装置5においては、第2の電子機器11がファンレスであるため、第2の電子機器11の周囲において空気が淀み易く、熱だまり13が発生して第2の電子機器11が冷却不足になり易い。
特に、コールドアイル7とホットアイル8の各々の圧力が拮抗している場合、コールドアイル7からホットアイル8に向かう空気の流れが第2の電子機器11の周囲において発生せず、上記のような熱だまり13が発生し易くなる。
このような熱だまり13を解消させるために、第2の電子機器11の周囲に排気用のファンを設けることも考えられるが、これではそのファンの電力の分だけ情報処理装置5の消費電力が上昇してしまい、データセンタ1の省エネルギ化を実現できない。
以下に、排気用のファンを設けなくても熱だまり13を解消できる各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図3は、本実施形態に係る情報処理装置5の拡大斜視図である。なお、図3において、図1や図2で説明したのと同じ要素にはこれらの図におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この情報処理装置5は、図1のデータセンタ1内で使用されるものであって、図2で説明した棚板10の上方に傾斜板14を有する。
傾斜板14は、ラック3のフレーム3cにネジ17により固定されており、その傾斜角度はネジ17の位置により決められる。本実施形態では、ネジ17の位置を調節することにより、吸気面3a側から排気面3b側に向かって上昇しながら傾斜するように傾斜板14を設ける。
また、傾斜板14には、第2の電子機器11と対向する対向面14aが設けられる。その対向面14aには、吸気面3a側から排気面3b側に向かって延びる複数の溝14xが設けられる。
溝14xの深さは例えば15mmであり、隣接する溝14x同士の間隔は例えば50mmである。
傾斜板14の大きさは特に限定されない。本実施形態では、EIA(Electronic Industries Alliance)により規格化された19インチラックに収容される大きさの傾斜板14を用いる。この場合、傾斜板14の幅は430mm程度であり、奥行きは700mm程度である。
また、傾斜板14の材料としては樹脂や金属があり、本実施形態ではステンレス鋼板を加工することにより傾斜板14を作製する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置5の拡大断面図である。
図4に示すように、第2の電子機器11は使用時に発熱し、それにより周囲の空気が暖められて暖気Aが発生する。
本実施形態では上記のように傾斜板14を傾斜させたため、暖気Aが傾斜板14に沿って排気面3b側に誘導される。これにより、第2の電子機器11の周囲に空気の流れが自然に発生し、第2の電子機器11の近傍に熱だまりが発生するのを抑制することができる。
また、このような空気の流れによって吸気面3aから新鮮な冷却風Cが第2の電子機器11の周囲に自然に供給されるようになるので、空調用の電力を増加させることなしに、第2の電子機器11の温度が上昇するのを冷却風Cによって防止することができる。
しかも、傾斜板14の溝14xに沿って暖気Aが流れることで、吸気面3aから排気面3b側に向かう方向のみに暖気Aがガイドされ易くなる。これにより、傾斜板14を伝う暖気Aが横方向に拡散するのが防止されるため、溝14xがない場合よりも暖気Aの流速が速くなり、排気面3b側に暖気Aを速やかに排出することができる。
なるべく多くの暖気Aがこのように溝14xによってガイドされるようにするために、溝14xの深さはなるべく深い方が好ましい。
なお、水平面から測った傾斜板14の傾斜角度θは特に限定されないが、ラック3内の空きを最大限活かした角度に傾斜角度θを設定することで、傾斜角度θをなるべく大きくして排気面3b側に効率的に暖気Aを誘導するのが好ましい。
例えば、この例のようにラック3内に2Uの空きを設ける場合には、そのうちの1U分に傾斜板14を設けて傾斜角度θを7.2°とすることで、1U分の高さを最大限に活かすことができる。
図5は、排気面3b側から見た情報処理装置5の拡大背面図である。
図5に示すように、傾斜板14の溝14xの幅W1は、第2の電子機器11の幅W2よりも狭い。
これにより、棚板10における第2の電子機器11の位置の如何を問わず、第2の電子機器11の周囲の暖気Aが複数の溝14xのいずれかに流れ込み、暖気Aを排気面3b側に誘導することができる。
次に、本願発明者が行ったシミュレーションについて説明する。
このシミュレーションは、比較例と本実施形態のそれぞれに対して行われた。なお、いずれのシミュレーションにおいても第2の電子機器11の発熱量を10Wとし、傾斜板14の傾斜角度θを約4°とした。
図6(a)、(b)は、比較例に係るシミュレーション結果を示す図である。その比較例では、傾斜板14に溝14xを設けなかった。
図6(a)は、この比較例における第2の電子機器11から出る熱の流れを示す斜視図である。
図6(a)に示すように、第2の電子機器11の表面の平均温度は48.9℃であった。また、吸気面3aを除いた略全方向に第2の電子機器11から熱が流れ出ることも分かった。
また、図6(b)は、この比較例における第2の電子機器11の周囲の空気の風速を示す断面図である。
図6(b)に示すように、傾斜板14に沿って排出される空気の最大風速は約0.12m/s程度であった。
一方、図7(a)、(b)は、本実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。本実施形態では前述のように傾斜板14に溝14xを設けている。
図7(a)は、本実施形態における第2の電子機器11から出る熱の流れを示す斜視図である。
図7(a)に示すように、第2の電子機器11の表面の平均温度は47.6℃であり、傾斜板14に溝14xがない比較例(図6(a))よりも1.3℃低い温度となった。
更に、溝14xに沿って熱が誘導されており、図6(a)の比較例よりも熱の流れが拡散するのが抑制された。
また、図7(b)は、本実施形態における第2の電子機器11の周囲の空気の風速を示す断面図である。
図7(b)に示すように、傾斜板14に沿って排出される空気の最大風速は約0.14m/s程度であり、図6(b)の比較例よりも風速が速くなることが確かめられた。
以上のように、本実施形態のように傾斜板14に溝14xを設けることで、傾斜板14に沿って排出される空気の風速が速められ、第2の電子機器11の冷却効率が向上することが確認できた。
(第2実施形態)
本実施形態では、以下のように傾斜板14の溝14xの幅を第1実施形態よりも広くする。
図8は、本実施形態に係る情報処理装置5を排気面3b側から見た拡大背面図である。
なお、図8において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図8に示すように、傾斜板14の溝14xの幅W1は、第2の電子機器11の幅W2以上である。そして、第2の電子機器11の上面11aの全面が、溝14xの内側における傾斜板14の対向面14aと対向する。
これにより、第2の電子機器11から生じる暖気Aの大部分が溝14xの内側に導かれ、溝14xに沿って暖気Aを効率的に排気面3b側に誘導することができる。
(第3実施形態)
図9は、本実施形態に係る情報処理装置5の拡大斜視図である。なお、図9において、第1実施形態や第2実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態では情報処理装置5に排気ユニット20を設け、その排気ユニット20の中に第2の電子機器11を収容する。
排気ユニット20は、第1実施形態で説明した傾斜板14と、棚板10と、側板21とを有する。
このうち、側板21は、棚板10の側縁部10zと傾斜板14の側縁部14zとを接続し、排気ユニット20内の暖気Aが横方向に逃げるのを防止する。
また、傾斜板14には第1実施形態と同様に溝14xが設けられており、これにより前述のように排気ユニット20から排気面3b側に排出される暖気Aの流速が速められ、第2の電子装置11の冷却効率が高められる。
なお、傾斜板14は側板21に固定されているため、第1実施形態の図3のようにラック3のフレーム3cに傾斜板14をネジ17で固定する必要はない。
また、排気ユニット20は、ラック3において第1の電子装置4が搭載されておらず空いている部分に脱着自在である。本実施形態では、排気ユニット20の高さを2Uとし、ラック3内の2Uの空きスペースに排気ユニット20を収容する。
図10は、排気面3bから見た情報処理装置5の拡大背面図である。
図10に示すように、側板21を設けたことにより、第2の電子機器11で発生した暖気Aが隣のラック3に流れ込むのを防止でき、当該ラック3が暖気Aで暖められるのを抑制することができる。
なお、排気ユニット20内の熱が隣のラック3に伝わるのを防止するために、側板21の材料としてはグラスウール等のような断熱性のある材料を使用するのが好ましい。
(第4実施形態)
図11は、本実施形態に係る情報処理装置5の拡大斜視図である。なお、図11において、第1〜第3実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態では、第3実施形態で説明した排気ユニット20に、正面板25と背面板26とを設ける。
これらのうち、正面板25は、傾斜板14と側板21の各々の縁部のうち、ラック3の吸気面3aに対向した縁部14y、21yに接続されており、冷却風Cを吸気する吸気口25aを備える。
一方、背面板26は、棚板10と側板21の各々の縁部のうち、ラック3の排気面3bに対向した縁部10w、21wに接続されており、暖気Aを排気する排気口26aを備える。
図12(a)は、正面板25側から見た情報処理装置5の拡大正面図であり、図12(b)は、背面板26側から見た情報処理装置5の拡大背面図である。
図12(a)に示すように、吸気口25aは、横方向に長いスリット状であって、棚板10から測った高さH1が10mm程度であり、幅L1が430mm程度である。
また、図12(b)に示すように、排気口26aも横方向に長いスリット状である。
但し、排気口26aは、棚板10から測って上記の高さH1よりも高い高さH2にある。本実施形態では、排気口26aと吸気口15aとの高低差(H2−H1)を68.9mmとする。
また、排気口26aの幅L2は、吸気口25aの幅L1と同様に430mm程度である。そして、排気口26aの高さH3は10mm程度である。
図13は、この情報処理装置5の拡大断面図である。
上記のように吸気口25aよりも高い位置に排気口26aに設けたことで、浮力により上昇する暖気Aを傾斜板14に沿って確実に排気口26aに導いて、暖気Aが吸気口25aに逃げるのを抑制できる。これにより、例えば暖気Aが吸気口25aを通ってコールドアイル7に至るのを防止して、その暖気Aによってコールドアイル7の温度が上昇するのを抑制できる。
更に、排気口26aから暖気Aが排出されることで排気ユニット20の内部の圧力が低下するため、その圧力低下を補うように吸気口25aから排気ユニット20内に冷却風Cが速やかに取り込まれ、第2の電子機器11の冷却効率が向上する。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 吸気面と排気面とを備えたラックと、
前記ラック内に設けられた棚板と、
前記棚板の上に載置された電子機器と、
前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板とを有し、
前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とする情報処理装置。
(付記2) 前記溝は、前記電子機器の幅以上の幅を有し、
前記電子機器の上面の全面が、前記溝の内側の前記対向面と対向することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3) 前記対向面に前記溝が複数設けられ、
前記溝の幅が、前記電子機器の幅よりも狭いことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記4) 前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板を更に有することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記5) 前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、
前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、排気口を備えた背面板とを有し、
前記排気口が、前記吸気口よりも高い位置に位置することを特徴とする付記4に記載の情報処理装置。
(付記6) 吸気面と排気面とを備えたラックに収容され、電子機器が載せられる棚板と、
前記棚板の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と、
前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板とを有し、
前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とする排気ユニット。
(付記7) コールドアイルと、
ホットアイルと、
前記コールドアイルに向いた吸気面と、前記ホットアイルに向いた排気面とを備えたラックと、
前記ラック内に設けられた棚板と、
前記棚板の上に載置された電子機器と、
前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板とを有し、
前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とするデータセンタ。
1…データセンタ、2…床、2a…開口、3…ラック、3a…吸気面、3b…排気面、3c…フレーム、4…第1の電子機器、5…情報処理装置、7…コールドアイル、8…ホットアイル、10…棚板、14…傾斜板、14a…対向面、14x…溝、10w、14y、21y、21w…縁部、10z、14z…側縁部、20…排気ユニット、21…側板、25…正面板、25a…吸気口、26…背面板、26a…排気口。

Claims (5)

  1. 吸気面と排気面とを備えたラックと、
    前記ラック内に設けられた棚板と、
    前記棚板の上に載置された電子機器と、
    前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と
    前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と、
    前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、
    前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、
    前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記溝は、前記電子機器の幅以上の幅を有し、
    前記電子機器の上面の全面が、前記溝の内側の前記対向面と対向することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記対向面に前記溝が複数設けられ、
    前記溝の幅が、前記電子機器の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 吸気面と排気面とを備えたラックに収容され、電子機器が載せられる棚板と、
    前記棚板の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と、
    前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と
    前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、
    前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、
    前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とする排気ユニット。
  5. コールドアイルと、
    ホットアイルと、
    前記コールドアイルに向いた吸気面と、前記ホットアイルに向いた排気面とを備えたラックと、
    前記ラック内に設けられた棚板と、
    前記棚板の上に載置された電子機器と、
    前記電子機器の上方に設けられ、前記吸気面側から前記排気面側に向かって上昇しながら傾斜した傾斜板と
    前記棚板と前記傾斜板の各々の側縁部同士を接続する側板と、
    前記傾斜板と前記側板の各々の縁部のうち、前記吸気面に対向した縁部に接続され、吸気口を備えた正面板と、
    前記棚板と前記側板の各々の縁部のうち、前記排気面に対向した縁部に接続され、前記吸気口よりも高い位置に位置する排気口を備えた背面板とを有し、
    前記傾斜板が前記電子機器と対向する対向面を有し、前記対向面に、前記吸気面側から前記排気面側に延びる溝が設けられたことを特徴とするデータセンタ。
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