JP6136317B2 - 光源駆動装置、表示装置および光源駆動方法 - Google Patents

光源駆動装置、表示装置および光源駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、放電灯を駆動する技術に関する。
高圧水銀灯等の放電灯を光源として用いたプロジェクター等の表示装置が知られている。このような表示装置において、光源の安定動作は、表示される画像の品質を決定する要因の一つである。特許文献1は、アンテナを介して放電容器内部に電磁波を供給し、放電容器の溶融を防止する技術を開示している。特許文献2は、放電灯内の2つの電極の一方が陽極として動作する期間の電力量と陰極として動作する期間の電力量との比を変化させる制御を特定のタイミングで行って、電極の溶融を抑制する技術を開示している。特許文献3は、それぞれ異なる周波数の交流電流が供給される3つの期間を所定の配列で反復し、電極先端の状態を維持する技術を開示している。
特開2007−115534号公報 特開2010−114064号公報 特開2012−14995号公報
本発明は、放電灯の寿命の低下を抑制する技術を提供する。
本発明は、一対の電極を有する放電灯に対して、高周波の第1の駆動信号と、前記第1の駆動信号より低周波の第2の駆動信号とを供給する供給手段と、前記第1の駆動信号を第1期間、供給した後で前記第2の駆動信号を第2期間、供給し、前記一対の電極間の電圧が大きくなるほど前記第2期間が長くなるように前記供給手段を制御する制御手段とを有する光源駆動装置を提供する。この光源駆動装置によれば、第2期間が一定である場合に比べて放電灯の寿命の低下を抑制することができる。
好ましい態様において、前記第2期間は、2分よりも長いことを特徴とする。この光源駆動装置によれば、第2期間が2分以下である場合に比べて電極の形状の不規則な変化を抑制することができる。
別の好ましい態様において、前記第2期間は、5分以上であることを特徴とする。この光源駆動装置によれば、第2期間が5分より短い場合に比べて電極の形状の不規則な変化を抑制することができる。
別の好ましい態様において、前記第1期間は、一定であることを特徴とする。この光源駆動装置によれば、第1期間を変化させることなく、放電灯の寿命の低下を抑制することができる。
別の好ましい態様において、前記第1の駆動信号の周波数は1kHz以上であることを特徴とする。この光源駆動装置によれば、第2期間に放電灯の寿命の低下が抑制される。
別の好ましい態様において、前記第2の駆動信号は、複数の周波数成分を含むことを特徴とする。この光源駆動装置によれば、第2の駆動信号が単一の周波数成分のみを含む場合に比べて、放電灯の内部に生じた熱を攪拌させることができる。
また、本発明は、一対の電極を有する放電灯と、前記放電灯に対して、高周波の第1の駆動信号と、前記第1の駆動信号より低周波の第2の駆動信号とを供給する供給手段と、前記第1の駆動信号を第1期間、供給した後で前記第2の駆動信号を第2期間、供給し、前記一対の電極間の電圧が大きくなるほど前記第2期間が長くなるように前記供給手段を制御する制御手段と、前記放電灯から出力された光を、画像データに応じて変調する光変調器とを有する表示装置を提供する。この表示装置によれば、第2期間が一定である場合に比べて放電灯の寿命の低下を抑制することができる。
また、本発明は、一対の電極を有する放電灯に対して、高周波の第1の駆動信号を第1期間供給するステップと、前記一対の電極間の電圧を検出するステップと、前記第1の駆動信号より低周波の第2の駆動信号を第2期間供給するステップと、前記一対の電極間の電圧が大きくなるほど前記第2期間が長くなるように、前記一対の電極間の電圧に基いて前記第2期間を決定するステップとを有する光源駆動方法を提供する。この光源駆動方法によれば、第2期間が一定である場合に比べて放電灯の寿命の低下を抑制することができる。
画像表示装置のハードウェア構成を示す図。 ランプの構造を示す模式図。 電極間電圧Vdの変化を示す図。 駆動信号を例示する図。 駆動信号の周波数成分を例示する図。 画像表示装置の動作を示すフローチャート。 電極間電圧Vdと期間Bの長さとの対応の一例を示す図。 実施例および比較例の試験結果を示す図。
1.概要
図1は、一実施形態に係る画像表示装置1のハードウェア構成を示す図である。この例で、画像表示装置1は、入力された映像信号に応じた映像をスクリーン(図示略)に投射する装置、すなわちプロジェクターである。画像表示装置1は、光源駆動装置10と、電源20と、ランプ30(光源)と、ライトバルブ40と、投射レンズ50とを有する。ランプ30は、投射される画像の光源となる放電灯、この例では高圧水銀灯である。
図2は、ランプ30の構造を示す断面模式図である。ランプ30は、容器300と、一対の電極301(301aおよび301b)と、接続部材302と、端子303とを有する。容器300は、ランプ30の各部を収容する部材であって、内部に空間spを有する。空間spには、高圧の水銀ガスが封入されている。容器300は、石英ガラス等のガラスまたは光透過性セラミックスなどにより形成される。電極301aおよび301bは、空間spに設けられている。また、電極301aと電極301bとは対向している。電極301aと301bとの間の距離(以下、「電極間距離d」という)は、例えば1μm以上5mm以下である。電極301は、芯棒3011と、コイル部3012と、末端部3013と、突起3014とを有する。電極301は、芯棒3011にタングステンなどの電極線を巻き付けてコイル部3012を形成し、コイル部3012を加熱・溶融することにより末端部3013が形成されている。末端部3013は、熱容量の大きな領域である。突起3014は、ランプ30が一度も点灯されていないときには形成されておらず、電極301に交流電流(駆動信号)が供給されると形成される。なお、突起3014は、ランプ30を消灯した後も維持される。接続部材302は、電極301と端子303とを接続する導電性の部材である。端子303は、電極301に電流を供給するための端子である。
再び図1を参照する。電源20は、光源駆動装置10に対して直流電流を供給する。光源駆動装置10は、ランプ30を点灯させる装置である。光源駆動装置10は、処理回路101と、ランプ駆動回路102と、電圧測定回路103とを有する。処理回路101は、光源駆動装置10の各部を制御する。この例で、処理回路101は、MCU(Micro Control Unit)1011を有する。MCU1011は、光源駆動装置10の各部を制御するとともに、入力された映像信号に対して画像処理を行う。MCU1011は、画像処理をした映像信号をライトバルブ40に出力する。ランプ駆動回路102は、電源20から供給された直流電流の極性を正または負に切り替えて交流電流を生成し、生成した交流電流をランプ30に供給する回路である。電圧測定回路103は、電極301aと電極301bとの間の電圧(以下、「電極間電圧Vd」という)を測定する。
ライトバルブ40は、MCU1011から供給される映像信号に応じて、ランプ30から発生された光を変調する装置、例えば液晶パネルである。投射レンズ50は、ライトバルブ40により変調された光により示される映像をスクリーンに投射するレンズである。
ランプ30すなわち高圧水銀灯の寿命は、画像表示装置1の品質を決める要因の一つである。高圧水銀灯の寿命を決める要因は主として以下の2つである。
(a)電極間距離dの変化
(b)容器300の内部の黒化および失透現象
以下、これらの現象についてそれぞれ説明する。
1−1.対向電極の電極間距離の変化
高圧水銀灯を点灯し続けると、容器300の内部にある電極301(末端部3013および突起3014)が溶融し、電極間距離dが長くなる。電極間距離dが長くなると、アーク放電の形が細長くなる(すなわち発光部の形も細長くなる)。発光部の形が細長くなるとプロジェクターの光学系全体を通じて投射面に出力される光束が減る。その結果、表示される画像の明るさが低減してしまう。
電極間距離dが長くなってしまうことを抑制する方法として、高圧水銀灯に低周波(例えば1kHz未満の周波数)の交流電流を供給する方法がある。低周波の交流電流を用いて高圧水銀灯を駆動すると、電極が溶融と凝固を繰り返すことにより、電極間距離dが回復して短くなることが知られている。なお、この場合において、駆動周波数に定期的な揺らぎを設けて(すなわち複数の周波数成分を有する駆動信号を用いて)、水銀灯内部の高圧ガスを熱的に撹拌することもある。
1−2.容器内部の黒化および失透現象
高圧水銀灯を使用していると、累積使用時間の経過とともに容器300の内部に電極301からの飛散物質が付着する。その結果、容器300の内部が徐々に黒化する。黒化現象は容器300の光透過率を減少させるだけなく、光が容器300の表面で熱に変化することにより、容器300の温度上昇をもたらす。その結果、容器300が白濁する失透現象が発生し、さらに光透過率が低下することを加速させる。容器300の黒化および失透を抑制する方法としては、高圧水銀灯に高周波(例えば1kHz以上の周波数)の交流電流を供給する方法が知られている。
1−3.水銀灯駆動の問題点
既に説明したように、電極間距離dの変化並びに黒化および失透現象のそれぞれは、供給される交流電流の周波数を変化させることによって抑制することができる。しかし、電極間距離dの変化を抑制する交流電流は低周波であり、黒化および失透現象を抑制する交流電流は高周波であるという点において、これらの交流電流はそれぞれ相反している。そこで、ランプ駆動回路102は、これら相反する交流電流をランプ30に交互に供給する。
図3は、高周波の交流電流と低周波の交流電流とが交互に供給された場合における電極間電圧Vdの変化の一例を示す図である。図3において、横軸は時間tを示し、縦軸は電極間電圧Vdを示す。この例で、ランプ30は定電流(実効電流一定)で駆動されるので、電極間電圧Vdは、電極間距離dに比例する。すなわち、電極間電圧Vdが大きいことは電極間距離dが長いことを示し、電極間電圧Vdが小さいことは電極間距離dが短いことを示す。期間Aは、ランプ駆動回路102により高周波の交流電流が供給されている期間を示す。期間Aにおいて、時間の経過とともに電極間電圧Vdは大きくなる(電極間距離dは長くなる)。期間Bは、ランプ駆動回路102により低周波の交流電流が供給されている時間を示す。期間Bにおいて、時間の経過とともに電極間電圧Vdは小さくなる(電極間距離dは短くなる)。図3は、期間Aと期間Bがそれぞれ一定の時間で駆動された場合の電極間電圧Vdの理想的な変化を示している。図3に示す通り、期間Aと期間Bとの時間が最適化されていれば、期間AにV1に上昇した電極間電圧Vdは、期間BにV0に戻る。すなわち、期間Aに長くなった電極間距離dは期間Bに回復して元の長さに戻る。このように、低周波の交流電流と高周波の交流電流とが交互に供給されると、電極間距離dの変化並びに黒化および失透現象はそれぞれ抑制される。
しかし、個々の製品において期間Aと期間Bとの時間を最適化することは容易でない場合も多く、また、使用時間の経過とともに電極間距離dの変化率が変わってしまう場合もある。したがって、期間Aと期間Bとの時間の比率を常に最適な状態に保つことは難しい場合も多い。本実施形態に係る画像表示装置1は、以下に述べる処理によりランプ30における電極間距離dの変化並びに黒化および失透現象に対処する。
ランプ駆動回路102は、一対の電極を有する放電灯(ランプ30)に対して、高周波の第1の駆動信号と、第1の駆動信号より低周波の第2の駆動信号とを供給する供給手段の一例である。MCU1011は、第1の駆動信号を第1期間、供給した後で第2の駆動信号を第2期間、供給し、一対の電極間の電圧が大きくなるほど第2期間が長くなるようにランプ駆動回路102を制御する制御手段の一例である。
2.動作
図4は、本実施形態で用いられる駆動信号を例示する図である。この例で、ランプ駆動回路102は、高周波の駆動信号i1、および低周波の駆動信号i2の2種類の駆動信号のいずれかを選択的にランプ30に供給する。高周波とは例えば1kHz以上の周波数をいい、低周波とは例えば1kHz未満の周波数をいう。駆動信号i1は、容器300の内部の黒化および失透を抑制(または低減)するための信号である。駆動信号i2は、長くなった電極間距離dを回復させる(または電極間距離dを維持する)ための信号である。この例で、駆動信号i2は、直流成分を含む複数の周波数成分を含む。
図5は、駆動信号i2の周波数成分を例示する図である。図5において、縦軸は電流を、横軸は時間を示している。この例で、駆動信号i2は、周波数ω1の期間と、周波数ω2の期間と、周波数ω3の期間とを含んでいる。なお周波数ω3の期間は半周期分の長さ(1/ω3/2)しかないので、この期間において電流の極性は変化しない。ここでは、これを直流成分という。駆動信号i2において、周波数ω1の期間、周波数ω2の期間、および周波数ω3の期間は繰り返される。周波数ω3の期間は、1サイクル毎に、正電流の期間と負電流の期間が切り替えられる。
図6は、画像表示装置1の動作を示すフローチャートである。図6のフローは、例えば、画像表示装置1の電源が投入されたことを契機として開始される。ステップS101において、MCU1011は、駆動信号i1がランプ30に供給されるように、ランプ駆動回路102を制御する。ステップS102において、MCU1011は、期間Aが経過したか否かを判断する。具体的には、MCU1011は、駆動信号i1が供給されてからの経過時間を、光源駆動装置10に内蔵されたタイマーにより計測しており、経過時間が期間Aを超えたか判断する。期間Aの長さは、一定(例えば、15分)である。期間Aが経過したと判断された場合(ステップS102:YES)、MCU1011は、処理をステップS103に移行する。期間Aが経過していないと判断された場合(ステップS102:NO)、MCU1011は、処理をステップS101に移行する。
ステップS103において、MCU1011は、電極間電圧Vdを検出する。具体的には、MCU1011は、電極間電圧Vdを示す信号を電圧測定回路103からサンプリングする。ステップS104において、MCU1011は、期間Bの長さを決定する。MCU1011は、電極間電圧Vdと期間Bの長さとが対応付けられたデータを、MCU1011に内蔵されたメモリに記憶している。MCU1011は、このデータに基づいて、期間Bの長さを決定する。
図7は、電極間電圧Vdと期間Bの長さとの対応の一例を示す図である。期間Bの長さは、ステップS103において検出された電極間電圧Vdの値に応じて決定される。期間Bの長さは、突起3014の形状が不規則に変化することを抑制する観点から、2分よりも長いことが好ましく、5分以上であることがより好ましい。図7の例では、期間Bの長さの最短時間は5分である。図7では、電極間電圧Vdが75V以下の場合に、期間Bの長さは5分に決定される。電極間電圧Vdが75Vよりも大きく85V以下の場合、期間Bの長さは10分に決定される。電極間電圧Vdが145Vよりも大きい場合、期間Bの長さは45分に決定される。図7に示す通り、MCU1011は、電極間電圧Vdが大きくなるほど、期間Bの長さを長くする。
再び図6を参照する。ステップS105において、MCU1011は、駆動信号i2がランプ30に供給されるように、ランプ駆動回路102を制御する。ステップS106において、MCU1011は、ステップS104で決定された期間Bが経過したか否かを判断する。具体的には、MCU1011は、駆動信号i2が供給されてからの経過時間を、タイマーにより計測しており、経過時間が期間Bを超えたか判断する。期間Bが経過したと判断された場合(ステップS106:YES)、MCU1011は、処理をステップS101に移行する。期間Bが経過していないと判断された場合(ステップS106:NO)、MCU1011は、処理をステップS105に移行する。
本実施形態によれば、電極間電圧Vdが大きくなるほど、駆動信号i2が供給される期間Bは長くなる。したがって、ランプ30を長時間(数百時間または数千時間)点灯させることにより電極間距離dが長くなってしまった場合であっても、電極間距離dに応じて期間Bの長さが決められる。すなわち、期間Aの長さと期間Bの長さとが固定されている場合と比較して、光源の寿命の低下を抑制することができる。
3.実施例
次に本発明の具体的実施例について説明する。ここでは、下記の構成の画像表示装置1を用いた。
(実施例)
放電灯の容器の構成材料:石英ガラス
放電灯内の封入物:水銀
放電灯内の点灯時の気圧:200atm
電極の構成材料:タングステン
定格電力:230W
点灯開始時の電極間電圧:70V
駆動信号i1の周波数:3.5kHz
駆動信号i1の波形:矩形状
期間A:15分
駆動信号i2の周波数:300Hz以下の複数の周波数成分を含む
駆動信号i2の波形:矩形状
期間B:電極間電圧の値に応じて図7に示した長さに調整する
(比較例)
期間Bが5分で一定である点以外は、実施例と同じである。
図8は、実施例および比較例の試験結果を示す図である。図8(a)は、電極間電圧Vdの経時変化を示している。図8(a)において、横軸は高圧水銀灯が点灯された累積時間T[h]を示し、縦軸は電極間電圧Vd[V]を示す。図8(a)において、白丸は比較例を表し、黒丸は実施例を表す。図8(a)に示す通り、実施例においては、比較例に比べて電極間電圧Vdの上昇が抑制され、高圧水銀灯の明るさの低減が抑制されている。また、図8(b)は、放電灯の照度が点灯開始時の50%になるまでの時間Thを示している。図8(b)に示す通り、実施例における時間Thは10,000時間、比較例における時間Thは7,000時間であり、実施例においては、比較例よりも、照度が低下するまでの時間が長くなっている。
4.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
ランプ30の構造は、上述の実施形態に記載したものに限らない。例えば、上述の実施形態ではランプ30が高圧水銀灯である例について説明したが、ランプ30は、メタルハライドランプ等、高圧水銀灯以外の放電灯であってもよい。
上述の実施形態では、高周波の駆動信号i1が単一の周波数成分のみを含む場合について説明したが、駆動信号i1は、複数の周波数成分を含んでいてもよい。また、駆動信号i2の具体例は実施形態で説明したものに限定されない。例えば、駆動信号i2は2つまたは4つ以上の周波数成分を含んでいてもよいし、単一の周波数成分のみを含んでいてもよい。
実施形態で示した期間Aの長さは一例であり、期間Aの長さはこれに限らない。また、期間Bの長さも図7に示した長さに限らない。電極間電圧Vdが大きくなるほど、期間Bの長さが長くなれば、期間Bの長さは図7に示した長さとは異なる長さであってもよい。
画像表示装置1の動作は、図6に示した動作に限らない。例えば、電極間電圧Vdが検出されるタイミングは、期間Aの終期に限らない。電極間電圧Vdの検出は、期間Aの間であればどのタイミングで行われてもよい。
画像表示装置1は、プロジェクターに限定されない。放電灯を光源として用いるものであれば、画像表示装置1はプロジェクター以外の装置であってもよい。
1…画像表示装置、10…光源駆動装置、20…電源、30…ランプ、40…ライトバルブ、50…投射レンズ、101…処理回路、1011…MCU、102…ランプ駆動回路、103…電圧測定回路、300…容器、301…電極、302…接続部材、303…端子、3011…芯棒、3012…コイル部、3013…末端部、3014…突起

Claims (8)

  1. 一対の電極を有する放電灯に対して、第1周波数の第1の駆動信号と、前記第1周波数よりも低い第2周波数の第2の駆動信号とを供給する供給手段と、
    前記第1の駆動信号を第1期間供給し前記第1期間の後で前記第2の駆動信号を第2期間供給するように前記供給手段を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記放電灯の電極間電圧を検出し、検出された前記電極間電圧に基づいて前記第2期間の長さを決定し、決定された前記第2期間において前記第2の駆動信号を供給し、
    前記制御手段は、前記電極間電圧が大きくなるほど前記第2期間を長くする光源駆動装置。
  2. 請求項1に記載の光源駆動装置であって、
    前記第2期間は、2分よりも長いことを特徴とする光源駆動装置。
  3. 請求項2に記載の光源駆動装置であって、
    前記第2期間は、5分以上であることを特徴とする光源駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光源駆動装置であって、
    前記第1期間は、一定であることを特徴とする光源駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光源駆動装置であって、
    前記第1周波数は1kHz以上であることを特徴とする光源駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光源駆動装置であって、
    前記第2の駆動信号は、複数の周波数成分を含むことを特徴とする光源駆動装置。
  7. 一対の電極を有する放電灯と、
    前記放電灯に対して、第1周波数の第1の駆動信号と、前記第1周波数よりも低い第2周波数の第2の駆動信号とを供給する供給手段と、
    前記第1の駆動信号を第1期間供給し前記第1期間の後で前記第2の駆動信号を第2期間供給するように前記供給手段を制御する制御手段と、
    前記放電灯から出力された光を、画像データに応じて変調する光変調器と
    を有し、
    前記制御手段は、前記放電灯の電極間電圧を検出し、検出された前記電極間電圧に基づいて前記第2期間の長さを決定し、決定された前記第2期間において前記第2の駆動信号を供給し、
    前記制御手段は、前記電極間電圧が大きくなるほど前記第2期間を長くする表示装置。
  8. 一対の電極を有する放電灯に対して、第1周波数の第1の駆動信号を第1期間供給するステップと、
    前記放電灯の電極間電圧を検出するステップと、
    検出された前記電極間電圧に基づいて、第2期間の長さを決定するステップと、
    前記放電灯に対して、前記第1期間の後で、前記第1周波数よりも低い第2周波数の第2の駆動信号を前記第2期間供給するステップと、
    を有し、
    前記電極間電圧が大きくなるほど前記第2期間を長くする光源駆動方法。
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