JP5013108B2 - 放電灯点灯装置及びその制御方法並びにプロジェクタ - Google Patents

放電灯点灯装置及びその制御方法並びにプロジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、放電灯点灯装置及びその制御方法並びにプロジェクタに関する。
プロジェクタの光源として高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどの放電灯が使用されている。放電灯の最適な駆動条件(駆動電流の周波数、デューティ比及び波形)は放電灯の状態により異なる。例えば、点灯開始直後と点灯からある程度の時間を経過した後では最適な駆動条件は異なり、放電灯の使用期間が短いものと寿命が近いものでも最適な駆動条件は異なる。また、放電灯の種類によっても最適な駆動条件は異なる。
放電灯を最適ではない駆動条件で使用することは、放電管が黒化したり失透したりする原因となる。また、フリッカの発生原因にもなり、例えば放電灯をプロジェクタに用いる場合には、プロジェクタの使用中に投射される映像の明るさが変動することになる。
そのため、放電灯点灯装置の内部にあらかじめ複数の駆動条件を設定した制御回路を設け、放電灯の点灯状態に応じて駆動条件を適宜選択可能とする放電灯点灯装置が提案されている。
特表2002−532866号公報
上記特許文献1にも記載されているように、例えば、放電灯駆動電圧の連続的な上昇現象を検知するためには、数百時間から数千時間の点灯時間を要する。そして、この放電灯駆動電圧の連続的な上昇現象を放置することは、放電灯の輝度を落とすことになる。このことは、例えばプロジェクタのように、長期間にわたって放電灯の輝度変動を最小限に抑えたい用途に用いる場合には問題となる。
しかしながら、通常のユーザが連続して使用するのは、長くても数時間であるため、放電灯駆動電圧の連続的な上昇現象を検知するためには短すぎる。したがって、上記特許文献1に記載の放電灯点灯装置のように、放電灯の点灯状態に応じて制御するだけでは十分な対策ができなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、長期的な経時的動向に基づいて放電灯の駆動条件を設定可能な放電灯点灯装置、及びこれを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る放電灯点灯装置は、直流電流を出力する電力制御回路と、前記直流電流を所与のタイミングで極性反転することで放電灯駆動用の交流電流を生成出力する交流変換回路と、前記交流変換回路に対して前記放電灯駆動用の交流電流の極性反転タイミングを制御する交流変換制御処理を行うとともに、前記電力制御回路に対して前記極性反転タイミング区間ごとに前記直流電流の電流値を制御する区間電流制御処理を行う制御手段と、定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する検出手段と、検出された前記放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する履歴情報記憶手段と、記憶された前記履歴情報を所定期間ごとに統計処理する統計処理手段と、前記統計処理後の情報を統計情報として記憶する統計情報記憶手段とを含み、前記制御手段は、前記統計情報の経時的動向に基づき、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が、統計情報の経時的動向に基づき、放電灯駆動用の交流電流の周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することにより、放電灯の駆動条件をより適切に設定することが可能になる。したがって、放電灯を長期間、安定した状態で駆動することが可能な放電灯点灯装置を実現することができる。
デューティ比は、第1極性と第2極性に反転する放電灯駆動用の交流電流の1周期に占める第1極性の時間の割合である。
(2)この放電灯点灯装置であって、前記履歴情報記憶手段及び前記統計情報記憶手段は、放電灯消灯後においても情報を保持してもよい。
(3)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理手段は、前記統計処理に用いた前記履歴情報を消去してもよい。
(4)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理は、所定期間ごとに前記履歴情報の平均値を求める平均処理を含んでもよい。
(5)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理は、前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に移動平均値を求める移動平均処理を含んでもよい。
(6)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理は、前記移動平均値のうち最新の所定個数の値を基に標準誤差を求める標準誤差処理を含んでもよい。
(7)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理は、所定期間ごとに前記履歴情報の標準偏差を求める標準偏差処理及び所定期間ごとに前記履歴情報の分散を求める分散処理のうち少なくとも1つを含んでもよい。
(8)この放電灯点灯装置であって、前記統計処理は、前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に前記平均値の最大値を求める最大値処理及び前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に前記平均値の最小値を求める最小値処理のうち少なくとも1つを含んでもよい。
これらのいずれかの放電灯点灯装置であって、前記制御手段は、前記移動平均値が上限閾値以上になった場合に、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数を下げる交流変換制御処理を行ってもよい。
これらのいずれかの放電灯点灯装置であって、前記制御手段は、前記移動平均値が下限閾値以下になった場合に、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数を上げる交流変換制御処理を行ってもよい。
これらのいずれかの放電灯点灯装置であって、前記制御手段は、前記標準偏差、前記分散及び前記標準誤差のいずれか1つが閾値以上になった場合に、前記放電灯駆動用の交流電流のデューティ比を周期的なパターンで変化させる交流変換制御処理を行ってもよい。
これらのいずれかの放電灯点灯装置であって、前記制御手段は、前記最大値と前記最小値との差が閾値以上になった場合に、前記放電灯駆動用の交流電流の波形を変更する区間電流制御処理を行ってもよい。
(9)本発明に係るプロジェクタは、これらのいずれかの放電灯点灯装置を含むことを特徴とする。
(10)本発明に係る放電灯点灯装置の制御方法は、直流電流を出力する電力制御回路と、前記直流電流を所与のタイミングで極性反転することで放電灯駆動用の交流電流を生成出力する交流変換回路とを含む放電灯点灯装置の制御方法であって、前記交流変換回路に対して前記放電灯駆動用の交流電流の極性反転タイミングを制御する交流変換制御処理を行うとともに、前記電力制御回路に対して前記極性反転タイミング区間ごとに前記直流電流の電流値を制御する区間電流制御処理を行う制御手順と、定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する検出手順と、検出された前記放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する電圧情報記憶手順と、記憶された前記履歴情報を所定期間ごとに統計処理する統計処理手順と、前記統計処理後の情報を統計情報として記憶する統計情報記憶手順とを含み、前記制御手段は、前記統計情報の経時的動向に基づき、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することを特徴とする。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.放電灯点灯装置
(1)放電灯点灯装置の回路構成例
図1は、本実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路図の一例である。
放電灯点灯装置10は、電力制御回路20を含む。電力制御回路20は、放電灯90に供給する駆動電力を制御する。本実施の形態においては、電力制御回路20は、直流電源80を入力とし、当該入力電圧を降圧して直流電流Idを出力するダウンチョッパー回路で構成されている。
電力制御回路20は、スイッチ素子21、ダイオード22、コイル23及びコンデンサ24を含んで構成されてもよい。スイッチ素子21は、例えばトランジスタで構成されてもよい。本実施の形態においては、スイッチ素子21の一端は直流電源80の正電圧側に接続され、他端はダイオード22のカソード端子及びコイル23の一端に接続されている。また、コイル23の他端にはコンデンサ24の一端が接続され、コンデンサ24の他端はダイオード22のアノード端子及び直流電源80の負電圧側に接続されている。スイッチ素子21の制御端子には制御手段40から電流制御信号が入力されてスイッチ素子21のON/OFFが制御される。電流制御信号には、例えばPWM制御信号が用いられてもよい。
ここで、スイッチ素子21がONすると、コイル23に電流が流れ、コイル23にエネルギーが蓄えられる。その後、スイッチ素子21がOFFすると、コイル23に蓄えられたエネルギーがコンデンサ24とダイオード22とを通る経路で放出される。その結果、スイッチ素子21がONする時間の割合に応じた直流電流Idが発生する。
放電灯点灯装置10は、交流変換回路30を含む。交流変換回路30は、電力制御回路20から出力される直流電流Idを入力し、所与のタイミングで極性反転することにより、任意の周波数及びデューティ比をもつ放電灯駆動用の駆動電流を生成出力する。デューティ比は、第1極性と第2極性に反転する放電灯駆動用の交流電流Iの1周期に占める第1極性の時間の割合である。本実施の形態においては、交流変換回路30はインバータブリッジ回路(フルブリッジ回路)で構成されている。
交流変換回路30は、例えば、トランジスタなどの第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34を含んで構成され、直列接続された第1及び第2のスイッチ素子31及び32と、直列接続された第3及び第4のスイッチ素子33及び34を、互いに並列接続して構成される。第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34の制御端子には、それぞれ制御手段40から周波数制御信号が入力され、第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34のON/OFFが制御される。
交流変換回路30は、第1及び第4のスイッチ素子31及び34と、第2及び第3のスイッチ素子32及び33を交互にON/OFFを繰り返すことにより、電力制御回路20から出力される直流電流Idの極性を交互に反転し、第1及び第2のスイッチ素子31及び32の共通接続点及び第3及び第4のスイッチ素子33及び34の共通接続点から、制御された周波数及びデューティ比をもった放電灯駆動用の交流電流Iを生成出力する。
すなわち、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がONの時には第2及び第3のスイッチ素子32及び33をOFFにし、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がOFFの時には第2及び第3のスイッチ素子32及び33をONにするように制御する。従って、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がONの時には、コンデンサ24の一端から第1のスイッチ素子31、放電灯90、第4のスイッチ素子34の順に流れる放電灯駆動用の交流電流Iが発生する。また、第2及び第3のスイッチ素子32及び33をONの時には、コンデンサ24の一端から第3のスイッチ素子33、放電灯90、第2のスイッチ素子32の順に流れる放電灯駆動用の交流電流Iが発生する。
放電灯点灯装置10は、制御手段40を含む。制御手段40は、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御することにより、放電灯駆動用の交流電流Iの電流値、周波数、デューティ比及び波形を制御する。制御手段40は、交流変換回路30に対して放電灯駆動用の交流電流Iの極性反転タイミングにより周波数及びデューティ比を制御する交流変換制御処理を行うとともに、電力制御回路20に対して、極性反転タイミング区間ごとに、出力される直流電流Idの電流値を制御する区間電流制御処理を行う。ここで、区間とは、時間的に隣接する極性反転タイミング同士の間の時間である。すなわち、放電灯駆動用の交流電流Iの1周期には2区間が含まれる。
制御手段40の構成は、特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、制御手段40は、システムコントローラ41、電力制御回路コントローラ42及び交流変換回路コントローラ43含んで構成されている。なお、制御手段40は、その一部又は全てを半導体集積回路で構成してもよい。
システムコントローラ41は、電力制御回路コントローラ42及び交流変換回路コントローラ43を制御することにより、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御する。システムコントローラ41は、後述する放電灯点灯装置10内部に設けた動作検出部60により検出した放電灯駆動電圧及び放電灯駆動用の交流電流Iに基づき、電力制御回路コントローラ42及び交流変換回路コントローラ43を制御してもよい。
本実施の形態においては、システムコントローラ41は記憶部44を含んで構成されている。なお、記憶部44は、システムコントローラ41とは独立に設けてもよい。
システムコントローラ41は、記憶部44に格納された情報に基づき、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御してもよい。記憶部44には、例えば放電灯駆動用の交流電流Iの電流値、周波数、デューティ比及び波形に関する情報が格納されていてもよい。
加えて、システムコントローラ41は、後述する動作検出部60により検出され、記憶部44に記憶された放電灯駆動電圧の履歴情報を所定期間ごとに統計処理する統計処理手段としての機能を兼ねてもよい。
また、記憶部44は、後述する動作検出部60により検出された放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する履歴情報記憶手段45としての機能を兼ねてもよい。
さらに、記憶部44は、統計処理手段により統計処理された情報を統計情報として記憶する統計情報記憶手段46としての機能を兼ねてもよい。
なお、履歴情報記憶手段45及び統計情報記憶手段46は、放電灯消灯後においても情報を保持するように構成してもよい。
電力制御回路コントローラ42は、システムコントローラ41からの制御信号に基づき、電力制御回路20へ電流制御信号を出力することにより、電力制御回路20を制御する。
交流変換回路コントローラ43は、システムコントローラ41からの制御信号に基づき、交流変換回路30へ反転制御信号を出力することにより、交流変換回路30を制御する。
放電灯点灯装置10は、動作検出部60を含んでもよい。動作検出部60は、放電灯90の動作、例えば放電灯の放電灯駆動電圧や放電灯駆動用の交流電流Iを検出し、駆動電圧情報や駆動電流情報を出力してもよい。また、動作検出部60は、定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する検出手段としても機能する。本実施の形態においては、動作検出部60は、第1乃至第3の抵抗61乃至63を含んで構成されている。
動作検出部60は、放電灯90と並列に、互いに直列接続された第1及び第2の抵抗61及び62で分圧した電圧により放電灯駆動電圧を検出し、放電灯90に直列に接続された第3の抵抗63に発生する電圧により放電灯駆動用の交流電流Iを検出している。
放電灯点灯装置10は、イグナイタ回路70を含んでもよい。イグナイタ回路70は、放電灯90の点灯開始時にのみ動作し、放電灯90の点灯開始時に放電灯90の電極間を絶縁破壊して放電路を形成するために必要な高電圧(通常制御動作時よりも高い電圧)を放電灯90の電極間に供給する。本実施の形態においては、イグナイタ回路70は、放電灯90と並列に接続されている。
(2)放電灯点灯装置の制御例
次に、本実施の形態に係る放電灯点灯装置10の制御の具体例について説明する。
図2は、本実施の形態に係る放電灯点灯装置10の制御の概略を示すフローチャートである。
まず、検出手段が、定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する(ステップS100)。本実施の形態においては、動作検出部60により検出する。
次に、履歴情報記憶手段45が、検出された放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する(ステップS102)。本実施の形態においては、システムコントローラ41が、定期的に記憶部44の履歴情報記憶手段45に履歴情報を書き込む。また、履歴情報を書き込む周期は、例えば、5分とすることができる。
次に、統計処理手段が、記憶された履歴情報を所定期間ごとに統計処理する(ステップS104)。本実施の形態においては、システムコントローラ41が、統計処理する。また、所定期間は、例えば、1時間とすることができる。
統計処理には、例えば、所定期間ごとに履歴情報の平均値を求める平均処理、履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に移動平均値を求める移動平均処理、移動平均値のうち最新の所定個数の値を基に標準誤差を求める標準誤差処理、所定期間ごとに履歴情報の標準偏差を求める標準偏差処理、所定期間ごとに履歴情報の分散を求める分散処理、履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に履歴情報の平均値の最大値を求める最大値処理及び履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に履歴情報の平均値の最小値を求める最小値処理のうち少なくとも1つを含んでもよい。
なお、ステップS104において、統計処理手段は、統計処理に用いた放電灯駆動電圧の履歴情報を、順次消去してもよい。これにより、履歴情報記憶手段の記憶領域を節約することができる。
次に、統計情報記憶手段46が、統計処理後の情報を統計情報として記憶する(ステップS106)。本実施の形態においては、システムコントローラ41が、定期的に記憶部44の統計情報記憶手段46に統計情報を書き込む。
次に、制御手段40が、統計情報の経時的動向に基づき、放電灯駆動用の交流電流Iの駆動条件を設定変更する条件を満たすか否かを判定する(ステップS108)。本実施の形態においては、システムコントローラ41が判定する。駆動条件には、例えば、周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを含んでもよい。
制御手段40が、放電灯駆動用の交流電流Iの駆動条件を設定変更する条件を満たすものと判定した場合は、新たな駆動条件を設定し、放電灯90を制御する(ステップS110)。本実施の形態においては、システムコントローラ41が新たな駆動条件を設定し、電力制御回路コントローラ42及び交流変換回路43を制御することにより、新たな駆動条件で放電灯90を制御する。
なお、制御手段40が、放電灯駆動用の交流電流Iの駆動条件を設定変更する条件を満たさないものと判定した場合は、駆動条件を変更せずに放電灯90の駆動を継続する。
次に、ステップS108及びステップS109における処理の具体例について説明する。
図3は、ステップS108及びステップS109における処理の一例を示すフローチャートである。図3のステップS200乃至ステップS206は、図2のステップS108に対応し、図3のステップS210乃至ステップS216は、図2のステップS108に対応する。
また、図4(A)乃至図4(D)は放電灯駆動用の交流電流Iの電流波形の例を示し、初期状態での放電灯駆動用の交流電流Iの電流波形は、図4(A)に示すような、デューティ比50%の矩形波とする。
まず、制御手段40は、放電灯駆動電圧が上昇傾向を示しているか否かを判定する(ステップS200)。放電灯駆動電圧が上昇傾向を示すか否かは、例えば、上述の平均処理により所定期間ごとに履歴情報の平均値を求め、さらに上述の移動平均処理により履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に移動平均値を求め、移動平均値が上限閾値以上になったか否かで判定してもよい。上限閾値は、例えば、特定の値を予め設定してもよいし、最初の移動平均値+1Vのように設定してもよい。
履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値から求めた移動平均値を基に判定することにより、放電灯駆動電圧の短期的な変動によらず、放電灯駆動電圧の長期的な上昇傾向を判定することができる。
放電灯駆動電圧が上昇傾向を示しているものと判断した場合には、制御手段40は、放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を下げる交流変換制御処理を行う(ステップS210)。例えば図4(B)に示す波形のように、時刻t1から放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を下げる交流変換制御処理を行う。
放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を下げることにより電極温度が上昇するために、電極の溶融を促進し、これにより電極間距離が短くなることを抑制し、放電灯駆動電圧の上昇を抑制することができる。
放電灯駆動電圧が上昇傾向を示さないものと判断した場合は、制御手段40は、放電灯駆動電圧が下降傾向を示しているか否かを判定する(ステップS202)。放電灯駆動電圧が下降傾向を示すか否かは、例えば、上述の平均処理により所定期間ごとに履歴情報の平均値を求め、さらに上述の移動平均処理により履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に移動平均値を求め、移動平均値が下限閾値以上になったか否かで判定してもよい。下限閾値は、例えば、特定の値を予め設定してもよいし、最初の移動平均値−1Vのように設定してもよい。
履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値から求めた移動平均値を基に判定することにより、放電灯駆動電圧の短期的な変動によらず、放電灯駆動電圧の長期的な下降傾向を判定することができる。
放電灯駆動電圧が下降傾向を示しているものと判断した場合には、制御手段40は、放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を上げる交流変換制御処理を行う(ステップS212)。例えば図4(C)に示す波形のように、時刻t2から放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を上げる交流変換制御処理を行う。
放電灯駆動用の交流電流Iの周波数を上げることにより電極温度が下降するため、電極が過剰に溶融して電極間距離が長くなることを抑制し、放電灯駆動電圧の下降を抑制することができる。
放電灯駆動電圧が下降傾向を示さないものと判断した場合は、制御手段40は、放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動が大きいか否かを判定する(ステップS204)。
放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動が大きいか否かは、例えば、上述の標準偏差処理により所定期間ごとに履歴情報の標準偏差を求め、標準偏差が閾値以上になったか否かで判定してもよい。あるいは、上述の分散処理により所定期間ごとに履歴情報の分散を求め、分散が閾値以上になったか否かで判定してもよい。
また例えば、上述の標準誤差処理により移動平均値のうち最新の所定個数の値を基に標準誤差を求め、標準誤差が閾値以上になったか否かで判定してもよい。
図5(a)は、履歴情報の平均値(放電灯駆動電圧の平均値)及びその移動平均値の例を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は放電灯駆動電圧を示す。
また図5(b)は、図5(a)に示すグラフに対応する履歴情報の平均値(放電灯駆動電圧の平均値)、その移動平均値及び移動平均値の標準誤差を示す表である。
この例では、1時間ごとに放電灯駆動電圧の平均値を求めている。また、移動平均値は、履歴情報の平均値のうち最新の3個の値を基に求めている。そして、標準誤差は、移動平均値のうち最新の3個の値を基に求めている。
図5(a)に示すグラフによれば、1時間目から9時間目までにおいては、履歴情報の平均値(放電灯駆動電圧の平均値)は相対的に変動が小さいものと考えられるが、10時間目から14時間目までにおいては、履歴情報の平均値(放電灯駆動電圧の平均値)は相対的に変動が大きいものと考えられる。そして、変動が大きい10時間目から14時間目までにおいては、移動平均値の標準誤差も相対的に大きくなっている。
したがって、例えば、標準誤差が0.4V以上になった場合に放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動が大きいものと判断するものとしてもよい。
放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動が大きいものと判断した場合には、制御手段40は、放電灯駆動用の交流電流Iのデューティ比を周期的なパターンで変化させる交流変換制御処理を行う(ステップS214)。例えば図4(D)に示す波形のように、時刻t3から放電灯駆動用の交流電流Iのデューティ比を周期的なパターンで増減させる交流変換制御処理を行う。図4(D)に示す波形では、デューティ比を80%から20%までの範囲で周期的なパターンで増減させる交流変換制御処理を行っている。
放電灯駆動用の交流電流Iのデューティ比を周期的なパターンで変化させることによって、放電灯90の両電極及びその周辺の熱的状態を変動させることができる。これにより、両電極が偏って消耗することや電極材料が偏って析出することを抑えることができる。したがって、放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動を抑制することができる。
放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の変動が大きくないものと判断した場合には、制御手段40は、複数の所定期間を含む期間において、放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の一部に大きな変動があるか否かを判定する(ステップS206)。放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の一部に大きな変動があるか否かは、例えば、履歴情報の平均値のうち最新の所定個数の値を基に求めた履歴情報の平均値の最大値と最小値の差が閾値以上になったか否かで判定してもよい。
複数の所定期間を含む期間において、放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の一部に大きな変動があるものと判断した場合には、制御手段40は、放電灯駆動用の交流電流Iの波形を変更する区間電流制御処理を行う(ステップS216)。
図6(a)乃至図6(c)は、電力制御回路20から出力される直流電流Id及び放電灯駆動用の交流電流Iの波形例を示す図である。横軸は時間、縦軸は電流値を示している。時刻t1乃至t7は、放電灯駆動用の交流電流Iの極性反転タイミングを示す。
図6(a)に示す波形は、制御手段40が、極性反転タイミング区間内において、電力制御回路20から出力される直流電流Idを一定にする区間電流制御処理を行っている場合の波形である。
図6(b)に示す波形は、制御手段40が、極性反転タイミング区間内において、電力制御回路20から出力される直流電流Idの電流値を直線的に単調増加させる区間電流制御処理を行っている場合の波形である。
図6(c)に示す波形は、制御手段40が、極性反転タイミング区間内において、電力制御回路20から出力される直流電流Idの電流値を段階的に増加させる区間電流制御処理を行っている場合の波形である。
放電灯駆動用の交流電流Iを図6(b)に示す波形や図6(c)に示す波形のように、放電灯駆動用の交流電流の半周期の後半で、交流駆動電流の電流値を高くすることにより、放電灯電極の温度を上げて電極先端を溶融することにより、電極形状を滑らかにすることができる。これにより、放電位置が安定し、フリッカの発生などによる放電灯駆動電圧変動や輝度変動を抑制することができる。
したがって、例えば初期状態では、放電灯駆動用の交流電流Iが図6(a)に示す波形となるように区間電流制御処理を行っていたものを、放電灯駆動用の交流電流Iが図6(b)に示す波形や図6(c)に示す波形となるように区間電流制御処理を変更することにより、放電灯駆動電圧の所定期間ごとの平均値の一部に現れる大きな変動を抑制することができる。
このように、制御手段40が、統計情報の経時的動向に基づき、放電灯駆動用の交流電流Iの周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することにより、放電灯90の駆動条件をより適切に設定することが可能になる。したがって、放電灯を長期間、安定した状態で駆動することが可能な放電灯点灯装置を実現することができる。
2.プロジェクタ
図7は、本実施の形態に係るプロジェクタの回路構成の一例を示す図である。プロジェクタ500は、図示しない光学系の他に、画像信号変換部510、直流電源装置520、放電灯点灯装置10、放電灯90、液晶パネル560R、560G、560B、画像処理装置570を含む。
画像信号変換部510は、外部から入力された画像信号502(輝度−色差信号やアナログRGB信号など)を所定のワード長のデジタルRGB信号に変換して画像信号512R、512G、512Bを生成し、画像処理装置570に供給する。
画像処理装置570は、3つの画像信号512R、512G、512Bに対してそれぞれ画像処理を行い、液晶パネル560R、560G、560Bをそれぞれ駆動するための駆動信号572R、572G、572Bを出力する。
直流電源装置520は、外部の交流電源600から供給される交流電圧を一定の直流電圧に変換し、トランス(図示しないが、直流電源装置520に含まれる)の2次側にある画像信号変換部510、画像処理装置570及びトランスの1次側にある放電灯点灯装置10に直流電圧を供給する。
放電灯点灯装置10は、起動時に放電灯90の電極間に高電圧を発生して絶縁破壊させて放電路を形成し、以後放電灯90が放電を維持するための駆動電流を供給する。
液晶パネル560R、560G、560Bには、それぞれ駆動信号572R、572G、572Bによる画像が表示されており、当該画像によって各液晶パネルに入射する色光の輝度が変調される。
CPU580は、プロジェクタの点灯開始から消灯に至るまでの動作を制御する。プロジェクタの電源が投入され直流電源装置520の出力電圧が所定の値になると、点灯信号582を発生して放電灯点灯装置10に供給する。CPU580は、放電灯点灯装置10から放電灯90の点灯情報532を受け取ってもよい。
このように構成したプロジェクタ500は、統計情報の経時的動向に基づき、放電灯駆動用の交流電流Iの周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することにより、放電灯90の駆動条件をより適切に設定することが可能になる。したがって、放電灯を長期間、安定した状態で駆動することが可能なプロジェクタを実現することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上記各実施形態においては、3つの液晶パネルを用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
上記各実施形態においては、透過型のプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶パネル等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶パネルやマイクロミラー型光変調装置などのように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(Texas Instruments社の商標)を用いることができる。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路構成例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の制御例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の制御例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の制御例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の制御例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る放電灯点灯装置の制御例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの構成を説明するための図。
符号の説明
10 放電灯点灯装置、20 電力制御回路、21 スイッチ素子、22 ダイオード、23 コイル、24 コンデンサ、30 交流変換回路、31〜34 スイッチ素子、40 制御手段、41 システムコントローラ、42 電力制御回路コントローラ、43 交流変換回路コントローラ、44 記憶部、45 履歴情報記憶手段、46 統計情報記憶手段、60 動作検出部、61〜63 抵抗、70 イグナイタ回路、80 直流電源、90 放電灯、500 プロジェクタ、510 画像信号変換部、512R 画像信号(R)、512G 画像信号(G)、512B 画像信号(B)、520 直流電源装置、532 点灯情報、560R 液晶パネル(R)、560G 液晶パネル(G)、560B 液晶パネル(B)、570 画像処理装置、572R 液晶パネル(R)駆動信号、572G 液晶パネル(G)駆動信号、572B 液晶パネル(B)駆動信号、580 CPU、582 点灯信号、600 交流電源、700 スクリーン

Claims (10)

  1. 直流電流を出力する電力制御回路と、
    前記直流電流を所与のタイミングで極性反転することで放電灯駆動用の交流電流を生成出力する交流変換回路と、
    前記交流変換回路に対して前記放電灯駆動用の交流電流の極性反転タイミングを制御する交流変換制御処理を行うとともに、前記電力制御回路に対して前記極性反転タイミング区間ごとに前記直流電流の電流値を制御する区間電流制御処理を行う制御手段と、
    定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する検出手段と、
    検出された前記放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する履歴情報記憶手段と、
    記憶された前記履歴情報を所定期間ごとに統計処理する統計処理手段と、
    前記統計処理後の情報を統計情報として記憶する統計情報記憶手段とを含み、
    前記制御手段は、前記統計情報の経時的動向に基づき、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1に記載の放電灯点灯装置であって、
    前記履歴情報記憶手段及び前記統計情報記憶手段は、放電灯消灯後においても情報を保持することを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 請求項1及び2のいずれかに記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理手段は、前記統計処理に用いた前記履歴情報を消去することを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理は、所定期間ごとに前記履歴情報の平均値を求める平均処理を含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 請求項4に記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理は、前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に移動平均値を求める移動平均処理を含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 請求項5に記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理は、前記移動平均値のうち最新の所定個数の値を基に標準誤差を求める標準誤差処理を含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理は、所定期間ごとに前記履歴情報の標準偏差を求める標準偏差処理及び所定期間ごとに前記履歴情報の分散を求める分散処理のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の放電灯点灯装置であって、
    前記統計処理は、前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に前記平均値の最大値を求める最大値処理及び前記平均値のうち最新の所定個数の値を基に前記平均値の最小値を求める最小値処理のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含むプロジェクタ。
  10. 直流電流を出力する電力制御回路と、
    前記直流電流を所与のタイミングで極性反転することで放電灯駆動用の交流電流を生成出力する交流変換回路とを含む放電灯点灯装置の制御方法であって、
    前記交流変換回路に対して前記放電灯駆動用の交流電流の極性反転タイミングを制御する交流変換制御処理を行うとともに、前記電力制御回路に対して前記極性反転タイミング区間ごとに前記直流電流の電流値を制御する区間電流制御処理を行う制御手順と、
    定常点灯時の放電灯駆動電圧を検出する検出手順と、
    検出された前記放電灯駆動電圧の履歴情報を定期的に記憶する電圧情報記憶手順と、
    記憶された前記履歴情報を所定期間ごとに統計処理する統計処理手順と、
    前記統計処理後の情報を統計情報として記憶する統計情報記憶手順とを含み、
    前記制御手段は、前記統計情報の経時的動向に基づき、前記放電灯駆動用の交流電流の周波数、デューティ比及び波形の少なくとも1つを設定制御することを特徴とする放電灯点灯装置の制御方法。
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