JP6135713B2 - モータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法 - Google Patents

モータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、モータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法に関する。
従来、発生トルクに対して電流が小さくなるように磁束指令を生成してモータを駆動するモータ制御装置として、例えば、モータの回転速度から磁束指令を生成する技術(例えば、特許文献1、2参照)やトルク電流指令から磁束指令を生成する技術(例えば、特許文献3、4参照)が知られている。
特開2005−253258号公報 特開2012−120429号公報 特開2005−253258号公報 特開2014−090626号公報
しかしながら、従来のモータ制御装置は、いずれも制御対象や運転条件を限定することでモータトルク式に近似させて磁束指令を生成するものであり、モータトルク式を用いることと等価である。そのため、モータ特性を事前に把握することが前提になる。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、モータ特性を事前に把握することなく高効率運転を行うことができるモータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るモータ制御装置は、駆動部と、電流検出部と、指令生成部とを備える。前記駆動部は、探査信号が重畳された磁束指令に基づいて電力変換部を駆動する。前記電流検出部は、前記駆動部によって駆動された前記電力変換部の出力電流を検出する。前記指令生成部は、前記電流検出部の検出電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分が低減するように前記磁束指令を生成する。
実施形態の一態様によれば、モータ特性を事前に把握することなく高効率運転を行うことができるモータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係るモータ制御装置の構成例を示す図である。 図2は、磁束指令生成部の構成例を示す図である。 図3は、電機子鎖交磁束と発生トルクと電流振幅と負荷角との関係を示す図である。 図4は、電機子鎖交磁束と電流との関係を示す図である。 図5は、探査信号生成部の構成例を示す図である。 図6は、MTPA停止制御部の構成例を示す図である。 図7は、ベース指令生成部の構成例を示す図である。 図8は、補正量生成部の構成例を示す図である。 図9は、探査成分抽出部および補正量生成部の構成例を示す図である。 図10は、磁束指令の生成処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するモータ制御装置、磁束指令の生成装置および磁束指令の生成方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.モータ制御装置]
図1は、実施形態に係るモータ制御装置の構成例を示す図である。図1に示すモータ制御装置1は、直流電源2とモータ3との間に配置される。かかるモータ制御装置1は、電力変換部10と、電流検出部11と、制御部12とを備え、直流電源2から供給される直流電力を交流電力へ変換してモータ3へ出力し、モータ3を制御する。
なお、図1に示すモータ制御装置1は、直流電源2とモータ3との間に配置されるが、交流電源とモータ3との間に配置されてもよい。この場合、モータ制御装置1は、交流電源から供給される交流電力を直流電力へ変換して電力変換部10へ供給するコンバータを備える。なお、電流検出部11および制御部12が磁束指令の生成装置の一例に相当する。
電力変換部10は、コンデンサC1と複数のスイッチング素子Q1〜Q6を備える。スイッチング素子Q1〜Q6は、3相ブリッジ接続され、それぞれ保護用のダイオードが逆並列接続される。スイッチング素子Q1〜Q6は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチング素子である。また、スイッチング素子Q1〜Q6は、次世代半導体スイッチング素子のSiC、GaNであってもよい。
電流検出部11は、電力変換部10とモータ3のU相、V相およびW相の各相との間に流れる相電流を検出する。かかる電流検出部11は、電力変換部10からモータ3のU相、V相およびW相への出力電流の瞬時値i、i、iをそれぞれ検出し、かかる瞬時値i、i、i(以下、出力電流i、i、iと記載する)を検出電流として出力する。
電流検出部11は、例えば、U相、V相およびW相の相毎に、磁電変換素子であるホール素子、シャント抵抗、または、電流トランスを有し、出力電流i、i、i(以下、出力電流iと総称する場合がある)を検出する。
制御部12は、例えば、速度指令ω*に応じた速度でモータ3が回転するように、出力電流i、i、iをフィードバック値として、電力変換部10のスイッチング素子Q1〜Q6を駆動するPWM(Pulse Width Modulation)信号S1〜S6を生成して電力変換部10へ出力する。これにより、直流電源2から供給される直流電力が電力変換部10により交流電力へ変換されてモータ3へ出力され、モータ3が制御される。
[2.制御部12]
制御部12は、3相2相変換部13と、磁束推定部14と、速度位置推定部15と、トルク推定部16と、磁束指令出力部17と、駆動部18とを備える。かかる制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する制御を実現する。
3相2相変換部13、磁束推定部14、速度位置推定部15、トルク推定部16、磁束指令出力部17および駆動部18の機能は、例えば、上記CPUが上記プログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、3相2相変換部13、磁束推定部14、速度位置推定部15、トルク推定部16、磁束指令出力部17および駆動部18は、それぞれ一部または全部がハードウェアで構成されてもよい。
3相2相変換部13は、出力電流i、i、iを固定座標上の直交した2軸のαβ成分へ変換して、αβ軸電流iαβを求める。かかるαβ軸電流iαβは、αβ軸座標系のベクトルであり、α軸成分であるα軸電流iαとβ軸成分であるβ軸電流iβを含む。
磁束推定部14は、例えば、αβ軸電流iαβおよびαβ軸電圧指令vαβ *に基づいて、電機子鎖交磁束φのαβ軸成分の推定値(以下、αβ軸推定磁束φαβ^と記載する)を求める。電機子鎖交磁束φは、モータ3の固定子(一次側)の磁束である。αβ軸推定磁束φαβ^は、α軸成分であるα軸推定磁束φα^とβ軸成分であるβ軸推定磁束φβ^を含む。
なお、磁束推定部14は、公知技術であり、例えば、特開2015−12770号公報や特開2015−12771号公報に開示された磁束演算器を用いることができる。なお、磁束推定部14は、αβ軸推定磁束φαβ^を求めることができる構成であれば、他の構成であってもよい。
速度位置推定部15は、磁束推定部14によって推定されたαβ軸推定磁束φαβ^に基づいて、推定位置θφ^および推定速度ω^を求める。速度位置推定部15は、例えば、αβ軸推定磁束φαβ^を逆正接演算することによって推定位置θφ^を求め、さらに、かかる推定位置θφ^を微分して推定速度ω^を求める。なお、推定位置θφ^は、モータ3の回転子位置θφの推定値であり、回転子位置θφは、モータ3の回転子の電気角である。
トルク推定部16は、αβ軸電流iαβおよびαβ軸推定磁束φαβ^に基づいて推定トルクT^を演算する。推定トルクT^は、電力変換部10の出力トルクTの推定値である。出力トルクTは、モータ3に発生させるトルクであり、発生トルクTと呼ぶこともある。例えば、トルク推定部16は、T^=(φα^×iβ−φβ^×iα)×(3/2)×(P/2)を演算することによって、推定トルクT^を求めることができる。「P」は、モータ3の極数である。
磁束指令出力部17は、αβ軸電流iαβ、推定速度ω^および推定トルクT^に基づいて、磁束指令φ*を生成する。駆動部18は、推定位置θφ^、磁束指令φ*およびαβ軸推定磁束φαβ^に基づいて、電力変換部10を駆動するPWM信号S1〜S6を生成する。
PWM信号S1〜S6によって電力変換部10のスイッチング素子Q1〜Q6がON/OFF制御され、磁束指令φ*に応じたU相、V相およびW相の電圧が電力変換部10から出力される。これにより、モータ3の回転が制御される。なお、電力変換部10は、PWM信号S1〜S6を増幅してスイッチング素子Q1〜Q6へ出力する増幅回路を備えることもできる。
磁束指令出力部17は、速度指令出力部21と、減算部22と、速度制御部23と、トルク制御部24と、磁束指令生成部26とを備える。速度指令出力部21は、速度指令ω*を出力する。かかる速度指令ω*は、モータ3の回転子の回転速度ωの目標値である。かかる回転速度ωは、電気角速度である。
減算部22は、速度指令ω*から推定速度ω^を減算し、速度偏差Δωを求める。速度制御部23は、速度偏差Δωがゼロになるように、かかる速度偏差Δωに対してPI(比例積分)制御を行い、トルク指令T*を生成する。
トルク制御部24は、トルク指令T*および推定トルクT^に基づき、トルク偏差ΔTを求める。例えば、トルク制御部24は、トルク指令T*と推定トルクT^との差を演算し、かかる演算結果をトルク偏差ΔTとして出力する。
磁束指令生成部26は、αβ軸電流iαβ、トルク偏差ΔTおよび速度指令ω*に基づき、モータ3のトルクに対してモータ3の電流を最小にするMTPA制御(Maximum Torque Per Ampere Control)を行うための磁束指令φ*を求める。かかる磁束指令φ*は、モータ3の電機子鎖交磁束φの目標値である。かかる磁束指令生成部26の構成については後で詳述する。
駆動部18は、電圧指令演算部27とPWM制御部28とを備える。電圧指令演算部27は、磁束指令φ*およびαβ軸推定磁束φαβ^に基づいて、3相電圧指令vuvw *およびαβ軸電圧指令vαβ *を生成する。3相電圧指令vuvw *は、U相の電圧指令v *、V相の電圧指令v *およびW相の電圧指令v *を含む。また、αβ軸電圧指令vαβ *は、α軸成分であるα軸電圧指令vα *とβ軸成分であるβ軸電圧指令vβ *を含む。
例えば、電圧指令演算部27は、下記式(1)、(2)の演算によって、磁束指令φ*をαβ軸磁束指令φαβ *へ変換する。αβ軸磁束指令φαβ *は、αβ軸座標系における磁束指令φ*のα成分であるα軸磁束指令φα *とβ成分であるβ軸磁束指令φβ *を含む。
Figure 0006135713
電圧指令演算部27は、αβ軸磁束指令φαβ *、αβ軸推定磁束φαβ^、推定位置θφ^に基づいて、3相電圧指令vuvw *を求める。
例えば、電圧指令演算部27は、α軸磁束指令φα *とα軸推定磁束φα^との偏差Δφαがゼロになるように例えば偏差Δφαに対するPI(比例積分)制御を行ってα軸電圧指令vα *を求める。また、電圧指令演算部27は、β軸磁束指令φβ *とβ軸推定磁束φβ^との偏差Δφβがゼロになるように例えば偏差Δφβに対するPI制御を行ってβ軸電圧指令vβ *を求める。
また、電圧指令演算部27は、α軸電圧指令vα *およびβ軸電圧指令vβ *を推定位置θφ^に同期して回転するdq軸座標系の成分へ変換して、d軸電圧指令v *およびq軸電圧指令v *を求める。電圧指令演算部27は、下記式(3)、(4)の演算によって、d軸電圧指令v *およびq軸電圧指令v *に基づき、電圧振幅Vmおよび位相θaを求める。
Figure 0006135713
電圧指令演算部27は、位相θaに推定位置θφ^を加算して電圧位相θを求め、下記式(5)〜(7)の演算によって、3相電圧指令vuvw *を求める。
Figure 0006135713
PWM制御部28は、3相電圧指令vuvw *に応じたPWM信号S1〜S6を生成し、電力変換部10へ出力する。これにより、U相、V相およびW相の電圧指令v *、v *、v *に応じたU相、V相およびW相の電圧v、v、vが電力変換部10からモータ3へ出力される。なお、図示しないが、PWM制御部28とスイッチング素子Q1〜Q6との間には、例えば、PWM信号S1〜S6を増幅する増幅回路を設けることができる。
[3.磁束指令生成部26]
図2は、磁束指令生成部26の構成例を示す図である。図2に示すように、磁束指令生成部26は、探査信号生成部39と、探査成分抽出部40と、磁束指令演算部41と、加算部42と、磁束制限部43と、MTPA停止制御部44とを備える。かかる磁束指令生成部26は、例えば、演算周期Ts毎に演算を行う。
磁束指令生成部26の探査信号生成部39は、磁束指令φMTPAに重畳するための探査信号φを生成する。探査信号φの周波数(以下、探査信号周波数ωと記載する)は、モータ制御装置1やモータ3が許容する周波数帯の周波数であり適切な値に設定される。例えば、探査信号周波数ωは、駆動周波数ωo近傍ではない周波数であって、駆動周波数ωoよりも高い周波数にすることができる。なお、駆動周波数ωoは、電力変換部10の出力電圧の周波数である。
探査信号生成部39は、例えば、下記式(8)の演算によって、探査信号φを求める。下記式(8)において、「K」は、探査信号φの振幅、すなわち、重畳磁束振幅を示す。「K」は、例えば、定格磁束φrateの1/100である。
Figure 0006135713
また、探査信号生成部39は、速度指令ω*に応じて探査信号周波数ωを変動させることができる。例えば、探査信号生成部39は、速度指令ω*のn倍(nは2以上の数)の周波数を探査信号周波数ωとすることができる。
探査成分抽出部40は、出力電流i、i、iに含まれる電流成分のうち探査信号φに対応する電流成分である電流imhの振幅(以下、振幅Imhと記載する)をαβ軸電流iαβから抽出する。探査成分抽出部40は、例えば、αβ軸電流iαβの振幅Iのうち探査信号φと同一周波数で同相の成分の振幅を振幅Imhとして抽出する。
磁束指令演算部41は、振幅Imh、トルク偏差ΔTおよび速度指令ω*に基づいて磁束指令φMTPAを生成する。かかる磁束指令演算部41は、ベース指令生成部45と、補正量生成部46と、補正部47とを備える。
ベース指令生成部45は、ベース磁束指令φrate’を生成する。かかるベース磁束指令φrate’(ベース指令の一例)は、磁束指令φ*のベースとなる磁束指令であり、例えば定格磁束φrateに基づいて生成される。補正量生成部46は、磁束補正量ΔφMTPAを生成する。補正部47は、ベース磁束指令φrate’から磁束補正量ΔφMTPAを減算することにより、磁束指令φMTPAを生成する。
ここで、磁束指令演算部41によって生成される磁束補正量ΔφMTPAについて説明する。図3は、電機子鎖交磁束φと、発生トルクTと、電流振幅Iと、負荷角ρとの関係を示す図である。負荷角ρは、磁束軸であるd軸からの電流負荷角であり、また、電流振幅Iは、αβ軸電流iαβの振幅である。
図3に示すように、負荷角ρと電流振幅Iとの関係は、電機子鎖交磁束φおよび発生トルクTのそれぞれの状態に応じて変わる。例えば、T=Tの場合を考える。この場合、負荷角ρがB点(ρ=ρ)であれば、電流振幅Iが最も小さく、このときの電機子鎖交磁束φはφである。また、負荷角ρがA点(ρ=ρ)であれば、電機子鎖交磁束φが過剰な状態であり、負荷角ρがC点(ρ=ρ)であれば、電機子鎖交磁束φが不足した状態である。
ここで、電機子鎖交磁束φに探査信号φを重畳し、電流振幅Iから探査信号φと同一周波数および同相成分の電流imhを抽出すると仮定する。この場合、負荷角ρがA点、B点、およびC点である場合での電機子鎖交磁束φと電流imhとは、図4に示すように表すことができる。図4は、電機子鎖交磁束φと電流imhとの関係を示す図である。
図4に示すように、電機子鎖交磁束φがA点から増加した場合、電流imhは増加し、電機子鎖交磁束φがA点から減少した場合、電流imhは減少する。また、電機子鎖交磁束φがC点から増加した場合、電流imhは減少し、電機子鎖交磁束φがC点から減少した場合、電流imhは増加する。一方、電機子鎖交磁束φがB点にある場合、電流imhはゼロになる。
したがって、電流imhがゼロになるように電機子鎖交磁束φを制御することによって、高効率磁束(図3に示すMTPA曲線上の点)に電機子鎖交磁束φを追従させることができる。磁束指令演算部41は、電流imhがゼロになるように磁束補正量ΔφMTPAを演算し、かかる磁束補正量ΔφMTPAをベース磁束指令φrate’から減算することによって磁束指令φMTPAを生成する。これにより、MTPA制御を行うことができる磁束指令φMTPAを生成することができる。
ところで、電圧飽和が発生している状態では、MTPA制御を行う磁束指令φMTPAを生成することが難しい場合がある。そこで、磁束指令生成部26は、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差に基づき電圧飽和状態を判定する。電圧飽和が発生していると判定した場合、磁束指令生成部26は、例えば、電力変換部10の出力電圧が制限電圧を超えないように、磁束指令φ**を制限磁束φs_FWに制限する。また、磁束指令生成部26は、電圧飽和が発生していると判定した場合、探査信号φの重畳動作とMTPA推定動作の停止を行うことができる。
図2に戻って、磁束指令生成部26の説明を続ける。磁束指令生成部26の加算部42は、磁束指令φMTPAに探査信号φを加算して、磁束指令φ**を生成する。これにより、磁束指令φMTPAに探査信号φが重畳された磁束指令φ**が生成される。
磁束指令φ**は、磁束制限部43を通じて磁束指令φ*として出力される。磁束制限部43は、リミッタ48を備える。リミッタ48は、制限磁束φs_FWに基づいて磁束指令φ*を制限する。
例えば、リミッタ48は、制限磁束φs_FWに基づき、磁束指令φ**が制限磁束φs_FWを超えない場合、磁束指令φ**を磁束指令φ*として出力する一方、磁束指令φ**が制限磁束φs_FWを超える場合、磁束指令φ*が一定値以上にならないように、磁束指令φ*を制限する。
また、リミッタ48は、磁束指令φ**が制限磁束φs_FWを超える場合、定格磁束φrateの10%以下になるように磁束指令φ*を制限することができる。これにより、電圧飽和が発生した場合に磁束指令φ*を制限することができる。
MTPA停止制御部44は、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差Δφが予め設定された閾値φSTOP以下になった場合、探査信号生成部39および磁束指令演算部41へローアクティブの停止指令SSTOPを出力する。かかる停止指令SSTOPは、例えば、SSTOP=K×Kであり、Kは、例えば、1〜10の範囲である。
このように、MTPA停止制御部44は、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差Δφが、探査信号φの振幅Kに対して所定の大きさ以下になった場合に、ローアクティブの停止指令SSTOPを出力する。これにより、電圧飽和が発生した場合に、探査信号φの重畳動作およびMTPA推定動作が共に停止され、磁束指令φ*の生成動作が停止される。
このように、磁束指令生成部26は、磁束指令φMTPAに探査信号φを重畳して磁束指令φ*を生成し、電流振幅Iのうち探査信号φと同一周波数で同相の成分を抽出し、かかる抽出成分がゼロになるように磁束指令φMTPAを生成する。
これにより、実施形態にかかるモータ制御装置1は、モータ特性を事前に把握することなく高効率運転を行うことができる。以下、磁束指令生成部26の構成についてさらに詳細に説明する。
[3.1.探査信号生成部39]
図5は、探査信号生成部39の構成例を示す図である。図5に示すように、探査信号生成部39は、積分部51と、正弦演算部52と、増幅部53と、乗算部54とを備える。積分部51は、探査信号周波数ωを積分して、探査信号位相θを求める。
かかる積分部51は、増幅部55と、加算部56と、遅延部57とを備える。増幅部55は、探査信号周波数ωをTs倍にする。加算部56は、増幅部55の演算結果と遅延部57の遅延結果とを加算して探査信号位相θを求める。遅延部57は、1演算周期Tsだけ探査信号位相θを遅延させる。
正弦演算部52は、探査信号位相θに基づいて、sinθを求める。増幅部53は、ゲインKにより停止指令SSTOPをK倍する。乗算部54は、sinθに増幅部53の増幅結果を乗算して探査信号φ(=K×SSTOP×sinθ)を求める。なお、ゲインKは、上述した式(8)の「K」に対応し、例えば、定格磁束φrateに対し1〜100[%]程度である。
[3.2.MTPA停止制御部44]
次に、MTPA停止制御部44について説明する。図6は、MTPA停止制御部44の構成例を示す図である。
図6に示すように、MTPA停止制御部44は、遅延部50と、減算部58と、停止信号出力部59を備える。遅延部50は、磁束指令φ*を1演算周期Ts分遅延させる。減算部58は、遅延部50によって遅延された磁束指令φ*を制限磁束φs_FWから減算し、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差Δφを求める。停止信号出力部59は、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差Δφに応じた停止指令SSTOPを出力する。例えば、停止信号出力部59は、偏差Δφが閾値φSTOP以上である場合に、SSTOP=1に設定し、偏差Δφが閾値φSTOP未満である場合、SSTOP=0に設定する。
なお、停止信号出力部59は、偏差Δφが閾値φSTOP未満である場合、偏差Δφが小さくなるほど停止指令SSTOPが「0」に近づくように停止指令SSTOPを出力することもできる。これにより、偏差Δφが閾値φSTOPの前後で変動した場合であっても、停止指令SSTOPが「1」と「0」とを繰り返すことを防止することができる。
[3.3.ベース指令生成部45]
次に、ベース指令生成部45の構成を説明する。図7は、ベース指令生成部45の構成例を示す図である。
図7に示すように、ベース指令生成部45は、定格磁束出力部60と、ローパスフィルタ(LPF)64とを備え、ベース磁束指令φrate’を生成する。
定格磁束出力部60は、定格周波数ωrate[rad/s]と定格電圧Vrate[Vrms]とに基づいて、定格磁束φrateを演算する。定格磁束出力部60は、例えば、下記式(9)の演算により、定格磁束φrateを求めることができる。
Figure 0006135713
なお、定格周波数ωrateは、下記式(10)に示すように、モータ3の定格回転数Nrateおよび極数Pに基づいて求められる。かかる定格周波数ωrateは、例えば、モータ制御装置1の入力部(図示せず)から入力することができ、入力された定格周波数ωrateの情報は、制御部12に設定される。なお、定格回転数Nrateおよび極数Pが入力部から入力される場合、定格磁束出力部60は、下記式(10)に基づいて定格周波数ωrateを求めることができる。
Figure 0006135713
また、定格電圧Vrateは、例えば、モータ3の定格電圧または電力変換部10の定格電圧である。かかる定格電圧Vrateは、例えば、モータ制御装置1の入力部(図示せず)から入力することができ、入力された定格電圧Vrateの情報は、制御部12に設定される。
ローパスフィルタ64は、定格磁束φrateに対してローパスフィルタ処理を行ってベース磁束指令φrate’として出力する。このように、ローパスフィルタ処理により1次遅れ処理を行うのは、起動時に電力変換部10の出力電流が過度に流れることを抑制するためである。
[3.4.補正量生成部46]
次に、補正量生成部46について説明する。図8は、補正量生成部46の構成例を示す図である。
図8に示すように、補正量生成部46は、乗算部66と、アンチワインドアップ制御部67と、加算部68と、積分部69と、インパクト磁束ブースト部70とを備える。
乗算部66は、電流imhの振幅Imhに停止指令SSTOPを乗算する。これにより、例えば、停止指令SSTOPが「1」である場合には、電流imhの振幅Imhがそのまま乗算部66から出力される。一方、停止指令SSTOPが「0」である場合には、乗算部66の乗算結果がゼロになり、補正量生成部46による磁束補正量ΔφMTPAの演算が停止する。
アンチワインドアップ制御部67は、MTPA停止制御部44が探査信号φの重畳動作とMTPA推定動作の停止を行った場合に、制限磁束φs_FWと磁束指令φ*との偏差Δφに一致するように積分部69の出力を制御する。かかるアンチワインドアップ制御部67は、例えば、磁束指令φ**と磁束指令φ*との差に応じた電流量iAW(以下、電流iAWと記載する)を求め、積分部69の出力を制御する。
加算部68は、乗算部66による乗算結果にアンチワインドアップ制御部67の電流iAWを加算する。積分部69は、加算部68の加算結果を積分して磁束補正量ΔφMTPAを生成する。
インパクト磁束ブースト部70は、トルク偏差ΔTおよび電流振幅Iに基づき、インパクト的に負荷が増加した場合に、磁束補正量ΔφMTPAを迅速に変化させるためのインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPを出力する。
積分部69は、インパクト磁束ブースト部70のインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPに基づいて、磁束補正量ΔφMTPAを調整することができる。これにより、インパクト的に負荷が増加した場合に、磁束補正量ΔφMTPAを迅速に変化させることができ、例えば、磁束の不足による脱調などを抑制することができる。
[3.5.探査成分抽出部40および補正量生成部46]
図9は、探査成分抽出部40および補正量生成部46の構成例を示す図である。以下、探査成分抽出部40、補正量生成部46のアンチワインドアップ制御部67、積分部69およびインパクト磁束ブースト部70の順に説明する。
[3.5.1.探査成分抽出部40]
図9に示すように、探査成分抽出部40は、振幅検出部71と、バンドパスフィルタ(BPF)72と、乗算部73と、ローパスフィルタ(LPF)74とを備える。振幅検出部71は、例えば、下記式(11)に示すαβ軸電流iαβの2乗和平方根を演算することにより、αβ軸電流iαβの電流振幅Iを演算する。
Figure 0006135713
バンドパスフィルタ72は、探査信号周波数ωよりも低い周波数成分と探査信号周波数ωよりも高い周波数成分を除去するバンドパスフィルタ処理を電流振幅Iに対して行うことによって、電流振幅Iのうち探査信号周波数ωと同一周波数の成分の電流Im_BPFを抽出する。なお、バンドパスフィルタ72は、探査信号周波数ωよりも高い周波数成分を除去するローパスフィルタと探査信号周波数ωよりも低い周波数成分を除去するハイパスフィルタとを有する構成であってもよい。
乗算部73は、電流Im_BPFにsinθを乗算し、ローパスフィルタ74は、乗算部73の乗算結果にローパスフィルタ処理を行う。これにより、電流Im_BPFのうち探査信号位相θと同相の電流imhの直流成分が抽出される。ローパスフィルタ74によって抽出される電流imhの直流成分は、電流imhの振幅Imhである。なお、かかる処理は、ヘテロダイン処理とも呼ばれる。
[3.5.2.アンチワインドアップ制御部67]
アンチワインドアップ制御部67は、減算部75と、遅延部76と、増幅部77とを備える。減算部75は、磁束指令φ**から磁束指令φ*を減算する。遅延部76は、減算部75の減算結果Δφ*を1演算周期Ts分遅延させる。
増幅部77は、遅延部76によって遅延された減算結果Δφ*をK倍することによって、アンチワインドアップ制御のための電流iAWを生成する。ゲインKは、磁束から電流への換算のための係数であり、例えば、下記式(12)に示すように表すことができる。式(12)中の「Irate」は、モータ3の定格電流であり、「L」は、モータ3のリアクタンスである。
Figure 0006135713
磁束制限部43によって磁束指令φ*が制限されていない場合、磁束指令φ**がそのまま磁束指令φ*として磁束制限部43から出力されることから、磁束指令φ**と磁束指令φ*とが同じである。そのため、アンチワインドアップ制御部67から出力される電流iAWは、ゼロである。
一方、磁束制限部43によって磁束指令φ*が制限された場合、アンチワインドアップ制御部67から出力される電流iAWは、磁束指令φ**と磁束指令φ*との差に応じた電流である。したがって、乗算部66の乗算結果に対して、磁束指令φ**と磁束指令φ*との差に応じた電流量が加算される。
[3.5.3.積分部69]
積分部69は、増幅部78、80と、加算部79、81と、リミッタ82と、遅延部83とを備える。増幅部78は、加算部68の加算結果をK倍する。積分ゲインKは、例えば、下記式(13)に示すように表すことができる。式(13)において、ωMTPA[rad/s]は、MTPA制御応答の速度を示し、例えば、2πである。
Figure 0006135713
加算部79は、増幅部78の増幅結果にインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPを加算する。増幅部80は、加算部79の加算結果をTs倍する。加算部81は、遅延部83によって1演算周期Tsだけ遅延された磁束補正量ΔφMTPAを増幅部80の増幅結果に加算する。リミッタ82は、加算部81の加算結果を所定範囲内に制限する。
[3.5.4.インパクト磁束ブースト部70]
インパクト磁束ブースト部70は、絶対値演算部84、88と、係数出力部85と、リミッタ86と、乗算部87と、除算部89と、増幅部90とを備える。絶対値演算部84は、速度指令ω*の絶対値を演算する。
係数出力部85は、速度指令ω*の絶対値|ω*|に応じた係数Kωを出力する。かかる係数Kωは、例えば、絶対値|ω*|が所定値ωth1未満の場合に、「0」であり、絶対値|ω*|が所定値ωth1以上所定値ωth2未満の場合に、絶対値|ω*|が大きいほど「1」に近づき、絶対値|ω*|が所定値ωth2以上の場合に「1」である。
リミッタ86は、トルク偏差ΔTを所定範囲内に制限する。例えば、リミッタ86は、定格トルクTrateとトルク指令T*とに基づき、T*>0である場合(力行運転時)、ΔT<Trate×0.1であれば、トルク偏差ΔTをゼロにする。また、リミッタ86は、T*<0である場合(回生運転時)、ΔT>−Trate×0.1であれば、トルク偏差ΔTをゼロにする。
これにより、インパクト磁束ブースト部70は、トルクが増加した場合にトルク偏差ΔTに応じたインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPを出力し、トルクが減少する場合には、インパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPをゼロに設定して出力することができる。なお、リミッタ86には、力行運転と回生運転との間の状態変化におけるリミット動作にヒステリシスを設けられる。
乗算部87は、リミッタ86から出力されるトルク偏差ΔTに係数Kωを乗算する。これにより、速度指令ω*が所定値ωth1未満の場合に、トルク偏差ΔTに応じたインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMPが出力されることが抑制される。
絶対値演算部88は、乗算部87の乗算結果の絶対値を演算する。除算部89は、絶対値演算部88によって演算された絶対値を電流振幅Iで除算する。これにより、不足分の磁束を算出することができる。増幅部90は、ゲインKIMPを有しており、除算部89の除算結果をKIMP倍してインパクト磁束ブースト補正値ΔφIMP(=KIMP×(|Kω×ΔT|/I))を生成する。
[4.磁束指令φ*の生成処理]
次に、磁束指令φ*の生成処理の流れを説明する。図10は、磁束指令φ*の生成処理の流れを示すフローチャートである。かかる磁束指令φ*の生成処理は、モータ制御装置1によって繰り返し実行される。
図10に示すように、電流検出部11は、電力変換部10からモータ3のU相、V相およびW相の各相に流れる相電流として出力電流iを検出する(ステップS10)。制御部12は、出力電流iに含まれる電流成分のうち探査信号φに対応する成分を抽出する(ステップS11)。
制御部12は、探査信号φに対応する成分が低減するように磁束指令φ*を生成する(ステップS12)。制御部12は、生成した磁束指令φ*に基づいて電力変換部10を駆動する(ステップS13)。
なお、上述した磁束指令生成部26は、探査信号φに対応する成分として、電流imhの振幅Imhを抽出し、かかる振幅Imhが低減するように磁束指令φ*を生成するが、かかる構成に限定されない。例えば、磁束指令生成部26は、結果的に電流imhが低減するように磁束指令φ*を生成することができればよく、例えば、電流imhの振幅Imhに代えて、電流imhを抽出し、かかる電流imhが低減するように磁束指令φ*を生成する構成であってもよい。
また、上述した磁束指令生成部26は、ベース磁束指令φrate’から磁束補正量ΔφMTPAを減算することによって磁束指令φMTPAを生成するが、ベース磁束指令φrate’を用いずに、磁束補正量ΔφMTPAを磁束指令φMTPAとすることもできる。
また、上述した磁束指令生成部26は、MTPA停止制御部44、アンチワインドアップ制御部67およびインパクト磁束ブースト部70などを設けたが、例えば、モータ3の種別や動作環境によっては、これらを設けなくてもよい場合がある。
なお、上述した例では、磁束指令生成部26から電圧指令演算部27へ磁束指令φ*を出力するが、磁束指令生成部26から電圧指令演算部27へαβ軸磁束指令φαβ *を出力する構成であってもよい。この場合、磁束指令生成部26は、上記式(1)、(2)の演算を行う。
以上のように、実施形態に係るモータ制御装置1は、駆動部18と、電流検出部11と、磁束指令生成部26(指令生成部の一例)とを備える。駆動部18は、探査信号φが重畳された磁束指令φ*に基づいて電力変換部10を駆動する。電流検出部11は、駆動部18によって駆動された電力変換部10の出力電流を検出する。磁束指令生成部26は、電流検出部11によって検出された出力電流i、i、i(検出電流の一例)に含まれる電流成分のうち探査信号φに対応する電流imhの成分(例えば、電流imhの振幅Imh)が低減するように磁束指令φ*を生成する。これにより、モータ制御装置1は、モータ3のモータ特性を事前に測定することなく、高効率運転を行うことができる。
また、磁束指令生成部26は、探査成分抽出部40(抽出部の一例)と、磁束指令演算部41(演算部の一例)とを備える。探査成分抽出部40は、電流検出部11によって検出された出力電流iに含まれる電流imhの成分(例えば、電流imhの振幅Imh)を抽出する。磁束指令演算部41は、探査成分抽出部40によって抽出される電流imhの成分が低減するように磁束指令φ*を演算する。このように、探査信号φに対応する電流imhを抽出することから、高効率運転を精度よく行うことができる。
磁束指令演算部41は、探査成分抽出部40によって電流imhの成分がゼロになるように磁束指令φ*を演算する。探査信号φに対応する電流imhがゼロになることで、発生トルクTに対して電流を最小にすることができるため、高精度な高効率運転を行うことができる。
磁束指令演算部41は、ベース指令生成部45と、補正量生成部46と、補正部47を備える。ベース指令生成部45は、磁束指令φ*のベースとなるベース磁束指令φrate’を生成する。補正量生成部46は、探査成分抽出部40によって抽出された電流imhの成分に基づいて電流imhを低減する磁束補正量ΔφMTPAを生成する。補正部47はベース磁束指令φrate’を磁束補正量ΔφMTPAによって補正して磁束指令φ*を生成する。これにより、磁束指令φ*のベースとなるベース磁束指令φrate’から負荷に応じて磁束指令φ*を減じるように動作することから、例えば、モータ3の制御を開始する際に磁束が不足することを回避することができる。
また、ベース指令生成部45は、ローパスフィルタ64で定格磁束φrate(予め設定された原指令の一例)にローパスフィルタ処理を行ってベース磁束指令φrate’を生成する。このように、ローパスフィルタ処理を施すことにより、一次遅れを発生させることができることから起動時の電流を抑制することができる。
補正量生成部46は、積分部69を備える。積分部69は、探査成分抽出部40によって抽出された電流imhの成分(例えば、電流imhの振幅Imh)を積分して磁束補正量ΔφMTPAを生成する。これにより、電流成分を低減するように磁束補正量ΔφMTPAを適切に生成することができる。
実施形態に係るモータ制御装置1は、速度制御部23(トルク指令生成部の一例)と、トルク推定部16とを備える。速度制御部23は、トルク指令T*を生成する。トルク推定部16は、電力変換部10の出力トルクTの推定値である推定トルクT^を求める。補正量生成部46は、インパクト磁束ブースト部70(調整部の一例)を備える。インパクト磁束ブースト部70は、トルク指令T*と推定トルクT^との差ΔTに基づいて磁束補正量ΔφMTPAを調整する。これにより、例えば、急な負荷変化があった場合などにおいて、磁束を急峻に変化させることができ、高効率運転を精度よく行うことができる。
インパクト磁束ブースト部70は、トルク指令T*と推定トルクT^との差ΔTを出力電流iの振幅Iによって除算した結果に基づいて、磁束補正量ΔφMTPAを調整する。これにより、例えば、急な負荷変化があった場合などにおいて、磁束を精度よく変化させることができる。
このように、モータ制御装置1は、「探査信号が重畳された磁束指令に基づいた電流をモータに流す電力変換部」と「前記電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分に基づいて前記電力変換部から流れる電流が小さくなるように磁束指令を生成する手段」を備える。電力変換部10は、「探査信号が重畳された磁束指令に基づいた電流をモータに流す電力変換部」の一例であり、磁束指令生成部26は、「前記電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分に基づいて前記電力変換部から流れる電流が小さくなるように磁束指令を生成する手段」の一例である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 モータ制御装置
2 直流電源
3 モータ
10 電力変換部
11 電流検出部
12 制御部
14 磁束推定部
15 速度位置推定部
16 トルク推定部
17 磁束指令出力部
18 駆動部
21 速度指令出力部
22 減算部
23 速度制御部
24 トルク制御部
26 磁束指令生成部
27 電圧指令演算部
28 PWM制御部
39 探査信号生成部
40 探査成分抽出部
41 磁束指令演算部
42 加算部
43 磁束制限部
44 MTPA停止制御部
45 ベース指令生成部
46 補正量生成部
47 補正部
48 リミッタ
64 ローパスフィルタ
69 積分部
70 インパクト磁束ブースト部

Claims (8)

  1. 探査信号が重畳された磁束指令に基づいて電力変換部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部によって駆動された前記電力変換部の出力電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分が低減するように前記磁束指令を生成する指令生成部と、を備え
    前記指令生成部は、
    前記電流検出部の検出電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出される前記電流成分が低減するように前記磁束指令を演算する演算部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記磁束指令のベースとなるベース指令を生成するベース指令生成部と、
    前記抽出部によって抽出された前記電流成分に基づいて前記電流成分を低減する磁束補正量を生成する補正量生成部と、
    前記ベース指令を前記磁束補正量によって補正して前記磁束指令を生成する補正部と、を備える
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記演算部は、
    前記抽出部によって抽出される前記電流成分がゼロになるように前記磁束指令を演算する
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  3. 前記ベース指令生成部は、
    予め設定された原指令にローパスフィルタ処理を行って前記ベース指令を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記補正量生成部は、
    前記抽出部によって抽出された前記電流成分を積分して前記磁束補正量を生成する積分部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のモータ制御装置。
  5. トルク指令を生成するトルク指令生成部と、
    前記電力変換部の出力トルクを推定するトルク推定部と、を備え、
    前記補正量生成部は、
    前記トルク指令と前記トルク推定部によって推定された前記出力トルクとの差に基づいて前記磁束補正量を調整する調整部を備える
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載のモータ制御装置。
  6. 前記調整部は、
    前記トルク指令と前記トルク推定部によって推定された前記出力トルクとの差を前記出力電流の振幅によって除算した結果に基づいて、前記磁束補正量を調整する
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  7. 探査信号が重畳された磁束指令に基づいて駆動される電力変換部の出力電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分が低減するように前記磁束指令を生成する指令生成部と、を備え
    前記指令生成部は、
    前記電流検出部の検出電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出される前記電流成分が低減するように前記磁束指令を演算する演算部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記磁束指令のベースとなるベース指令を生成するベース指令生成部と、
    前記抽出部によって抽出された前記電流成分に基づいて前記電流成分を低減する磁束補正量を生成する補正量生成部と、
    前記ベース指令を前記磁束補正量によって補正して前記磁束指令を生成する補正部と、を備える
    ことを特徴とする磁束指令の生成装置。
  8. 探査信号が重畳された磁束指令に基づいて駆動される電力変換部の出力電流を検出することと、
    前記磁束指令のベースとなるベース指令を生成することと、
    前記検出された出力電流に含まれる電流成分のうち前記探査信号に対応する電流成分を抽出することと、
    前記抽出された前記電流成分に基づいて前記探査信号に対応する前記電流成分を低減する磁束補正量を生成することと、
    前記ベース指令を前記磁束補正量によって補正して前記磁束指令を生成することと、を含む
    ことを特徴とする磁束指令の生成方法。
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