JP6134300B2 - 建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物 - Google Patents
建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物 Download PDFInfo
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Description
特許文献1のスケルトン・インフィル構造は、天井、床、壁のうち少なくとも一つの取り付け用レールが所定間隔で埋設され、取り付け用レールにベースパネルが取外し自在に設置された構造となっている。
そこで上記課題に鑑み、本発明は、仕上げ床の高さを考慮して建築物に内断熱を確実に施工する建築物に内断熱構造を設ける改修方法,建築物の内断熱構造及び建築物を提供する。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた際に、仕上げ床を第2の窓よりも低い位置に設置することができる。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた際に、仕上げ床を第2の窓よりも高い位置に設置することができる。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた場合に、仕上げ床が第2の窓よりも低い位置に設置されるため、居住スペースが大きくなる。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた場合に、仕上げ床が第2の窓よりも低い位置に設置されるため、居住スペースが大きくなる。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた場合に、仕上げ床が第2の窓よりも高い位置に設置されるため、床下の配管スペースが大きくなる。
この構成によれば、断熱材及び断熱性能を有する第2の窓を外壁の内側に設けた場合に、仕上げ床が第2の窓よりも高く位置に設置されるため、床下の配管スペースが広くなる。
本発明の建築物2に断熱構造1Aを設ける改修方法は、建築物2に設けられていた仕上げ床3を取り除いて外窓(第1の窓)4を備えた外壁5に、断熱機能を備えた内窓(第2の窓)6と断熱材7を設けて、根太31と床下地33を有するスラブ上に二重床構造材と仕上げ床3を設置する方法である。特に、本発明の改修方法は、外壁5,不図示の柱,梁,スラブ8等の躯体(スケルトン)に仕上げ床3,不図示の内壁,間仕切りなどの内装物(インフィル)を自由に設置し間取りを構成することのできるスケルトン・インフィル構造に好適に適用される。
前記前提工程の後、外壁5の屋内側の壁面(内面5a)に断熱材7を配する。断熱材7には、発泡プラスチック系断熱材を備えたものを用いる。
発泡プラスチック系断熱材7は、外壁5の内面5a側の略上端5tからスラブ8の上面8aに亘って、外壁5の内面5aに不図示の接着剤等により貼着する。なお、発泡プラスチック系断熱材7の上端7tは、外壁5の内面5a側の上端5tと厳密に一致している必要はない。
軟質断熱材層12は、硬質断熱材層13の断熱材7bに比べて軟らかい材質7aで形成される。具体的には、断熱材7aは、スポンジ、グラスウールなどで形成される。スポンジとしては、ポリウレタンスポンジ、ゴムスポンジ、ポリエチレンスポンジなどを使用できる。グラスウールを使用する場合、ビニールシートなどでカバーされていないものが好ましい。
内窓6を設定する工程では、内窓6を発泡プラスチック系断熱材7の枠体15(桟木ともいう)に取り付け、下端側の窓枠9aを外壁5の内面5a側の上端5tの高さに位置させる。
内窓6は、窓枠9と窓枠9の内側に取り付けられる窓ガラス10とを備えている。
窓ガラス10は、四方を矩形に取り囲む障子20と障子20の内側に嵌め込まれた透明又は半透明のガラス板21により形成されており、断熱性を有している。
この際、外窓4の窓枠25と内窓6の窓枠9との間と、発泡プラスチック系断熱材7と窓枠9との間、更に硬質断熱材層13と枠体15との間に亘って気密シールS(発泡ウレタンでもよい)を配しておくとよい。
仕上げ床3を再設置する工程では、スラブ8に根太31と床下地33を有する二重床構造を設置し、床下地33上に仕上げ床3を内窓6の下辺側の窓枠9aの高さ以下の位置になるよう設置する。
図1に示したいわゆる乾式二重床の場合には、根太31としては制振ゴム等の衝撃吸収性のある材料を用いることが好ましい。二重床構造を採用することで改修後の遮音性能を向上させることができる。
この際、仕上げ床3の下方に不図示の配管等を通すための高さを十分に考慮して居住スペースを最大限確保する。
図2に示すように、仕上げ床3の表面が下辺側の窓枠9aの下端よりも下方に位置する場合には、室内から断熱材7が見えないようにするため、仕上げ床3と窓枠9との間に幅木32(又は内壁)を設けて改修を完了させる。この場合には、室内から断熱材7が見えないようにするため、仕上げ床3の端面を窓枠9の端面よりも外壁5側に位置させること好ましい。
また、第1の実施形態の改修方法は、居住スペースの天井高さを確保することができることにより、断熱性能および快適な居住環境の両方を得ることができるといった効果を奏する。
第2の実施形態の改修方法は、仕上げ床3の高さを内窓6の下辺側の窓枠9aよりも高い位置に設置し、下辺側の窓枠9aと仕上げ床3の上面との間に框22を配している点で第1の実施形態の改修方法と異なっている。
また、本実施形態の改修方法は、配管スペースの高さを確保できることにより、排水管の勾配を確保することができるため、水廻りの位置の自由度が増すなどの効果を奏する。
第3の実施形態の改修方法は、仕上げ床3の高さを外壁5の内面5a側の上端5tよりも高い位置に設置するとともに、内窓6の下辺側の窓枠9aを仕上げ床3の高さに合わせている点で第1の実施形態及び第2の実施形態と異なっている。
以上の構成によっても、第2の実施形態の場合と同様に、建築物2の内装の改装時に容易に断熱構造1Cを設けることができるとともに、配管スペースを十分に確保して配管構造の自由度を高め好適な配管設備を設けることができるという効果を奏する。
2 建築物
3 仕上げ床
4 外窓(第1の窓)
5 外壁
6 内窓(第2の窓)
7 断熱材
8 スラブ
9 内窓の窓枠
9a 下辺側の窓枠
Claims (6)
- 外壁の開口部に設けられた第1の窓と、前記第1の窓の下端よりも下方で前記外壁に直交する方向に設けられたスラブとを備えた建築物に内断熱構造を設ける改修方法において、
前記第1の窓の下端の高さ位置から前記スラブの上面に亘って、前記外壁に沿ってこの外壁の屋内側に断熱材を配する工程と、
前記断熱材の上端側に窓枠と窓ガラスとを備えた断熱性能を有する第2の窓を設置する工程と、
前記スラブの上方で前記第2の窓の下辺側の前記窓枠の高さ以下の位置に仕上げ床を設置する工程と、
を有し、
前記断熱材は、前記外壁の屋内側から軟質断熱材層、硬質断熱材層、枠体に嵌合された断熱材片の順に積層されたものであることを特徴とする建築物に内断熱構造を設ける改修方法。 - 外壁の開口部に設けられた第1の窓と、前記第1の窓の下端よりも下方で前記外壁に直交する方向に設けられたスラブと、を備えた建築物に内断熱構造を設ける改修方法において、
前記第1の窓の下端の高さ位置から前記スラブの上面に亘って、前記外壁に沿ってこの外壁の屋内側に断熱材を配する工程と、
前記断熱材の上端側に窓枠と窓ガラスとを備えた断熱性能を有する第2の窓を設置する工程と、
前記第2の窓の下辺側の前記窓枠よりも高い位置に仕上げ床を設置する工程と、
前記窓枠と前記仕上げ床との間に幅木又は内壁を配する工程と、
を有し、
前記断熱材は、前記外壁の屋内側から軟質断熱材層、硬質断熱材層、枠体に嵌合された断熱材片の順に積層されたものであることを特徴とする建築物に内断熱構造を設ける改修方法。 - 外壁の開口部に設けられた第1の窓と、前記第1の窓の下端よりも下方で前記外壁に直交する方向に設けられたスラブと、を備え、
前記第1の窓の下端の高さ位置から前記スラブの上面に亘って、前記外壁に沿ってこの外壁の屋内側に配された断熱材と、
前記断熱材の上端側に設けられた窓枠と窓ガラスとを備えた断熱性能を有する第2の窓と、
前記スラブの上方で前記第2の窓の下辺側の前記窓枠の高さ以下の位置に設置された仕上げ床と、
を有し、
前記断熱材は、前記外壁の屋内側から軟質断熱材層、硬質断熱材層、枠体に嵌合された断熱材片の順に積層されたものであることを特徴とする建築物の内断熱構造。 - 請求項3に記載の内断熱構造を備えた建築物。
- 外壁の開口部に設けられた第1の窓と、前記第1の窓の下端よりも下方で前記外壁に直交する方向に設けられたスラブと、を備え、
前記第1の窓の下端の高さ位置から前記スラブの上面に亘って、前記外壁に沿ってこの外壁の屋内側に配された断熱材と、
前記断熱材の上端側に設けられた窓枠と窓ガラスとを備えた断熱性能を有する第2の窓と、
前記第2の窓の下辺側の前記窓枠よりも高い位置に設けられた仕上げ床と、
前記窓枠と前記仕上げ床との間に設けられた幅木又は内壁と、
を有し、
前記断熱材は、前記外壁の屋内側から軟質断熱材層、硬質断熱材層、枠体に嵌合された断熱材片の順に積層されたものであることを特徴とする建築物の内断熱構造。 - 請求項5に記載の内断熱構造を備えた建築物。
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