JP2011144586A - 室の防音構造 - Google Patents

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【課題】室の上下方向の寸法を充分大きく確保することができ、それでいて、高い遮音性能を発揮することができる、室の防音構造を提供する。
【解決手段】建物一階に設けられた防音室1の天井面3の高さ位置が、防音天井構造の採用により低く設定されているが、防音室1の床面11の高さ位置が、同建物のコンクリート布基礎12の基礎立ち上がり部12aの天面部13の高さ位置よりも低く設定されて、基礎立ち上がり部12aが、防音室1の、床面高さ位置と天井面高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んでいる。該基礎立ち上がり部12aの内側面側を、防音用の壁23が、床面高さ位置から、基礎立ち上がり部天面高さ位置を越え、天井面高さ位置へと延ばされて設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室の防音構造に関する。
建物の構造躯体や基本の部屋構造を標準仕様に従って施工した後、そのうちの一部屋に防音工事を施すような施工を行うことがある。
特開2001−115669号公報
しかしながら、上記のような施工を行うような場合、往々にして、天井高さが低くなって部屋の上下方向の寸法が小さくなってしまったり、音が床下空間部を通じて他室や屋外に漏れたりするという問題を生じやすい。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、室の上下方向の寸法を充分大きく確保することができ、それでいて、高い遮音性能を発揮することができる、室の防音構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、建物一階に設けられた防音室の天井面高さ位置が、防音天井構造の採用により、同建物一階の非防音の他室の基準天井面高さ位置よりも低く設定されている、室の防音構造において、
前記防音室の床の上面高さ位置が、同建物のコンクリート布基礎の基礎立ち上がり部の天面部高さ位置よりも低く設定されて、基礎立ち上がり部が、前記防音室の、床面高さ位置と天井面高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んでいると共に、
該基礎立ち上がり部の内側面側を、防音用の壁が、床面高さ位置から、基礎立ち上がり部天面高さ位置を越え、天井面高さ位置へと延ばされて設けられていることを特徴とする、室の防音構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、建物一階に設けられた防音室の天井面高さ位置が、防音天井構造の採用により、同建物一階の非防音の他室の基準天井面高さ位置よりも低く設定されているので、天井側の防音遮音性能を高いものにすることができる。
しかも、防音室の床の上面高さ位置が、同建物のコンクリート布基礎の基礎立ち上がり部の天面部高さ位置よりも低く設定されて、基礎立ち上がり部が、前記防音室の、床面高さ位置と天井面高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んでいる構造となっているので、上記のように、防音室の天井面高さ位置を低くしても、室の上下方向の寸法を充分大きく確保することができ、加えて、音が床下空間部を通じて他室や屋外に漏れたりするのを抑えることができる。
更に、基礎立ち上がり部の内側面側を、防音用の壁が、床面高さ位置から、基礎立ち上がり部天面高さ位置を越え、天井面高さ位置へと延ばされて設けられているので、音が床下空間部を通じて他室や屋外に漏れたりするのをより一層効果的に抑制ないしは防止することができて、防音室の防音遮音性能を非常に高いものにすることができる。
第1発明において、前記基礎立ち上がり部の内側面部に防音用の発泡樹脂層が設けられ、該発泡樹脂層の内側面側を前記防音用の壁が天井側へと延ばされているとよい(第2発明)。この場合は、音が床下空間部を通じて他室や屋外に漏れたりするのをより効果的に抑制ないしは防止することができて、防音室の防音遮音性能を非常に高いものにすることができる。
第1,第2発明において、外壁側において、前記防音用の壁に遮音シートが備えられており、該遮音シートと外壁パネル側の防湿シートとが連結されて外壁側の防湿層が形成されているとよい(第3発明)。この場合は、防音用の壁に備えられている遮音シートを利用して、外壁側の防湿を品質良好なものにすることができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、室の上下方向の寸法を充分大きく確保することができ、それでいて、高い遮音性能を発揮することができる。
実施形態の室の防音構造を示す断面正面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の構造において、1は防音室、2は隣接する非防音室であり、防音室1は、建物の一階に設けられ、天井側は、防音のため、二重天井構造になっていて、その天井面3の高さ位置は、非防音室2の基準天井面4の高さ位置よりも低く設定されている。
この二重天井構造において、5は石こうボード、6は合板であり、これらは、隣接する非防音室2の石こうボード5及び合板6とは、防音のために、縁を切られており、また、合板6の下方に、該合板6との間に空間部を形成するように石こうボード7が設けられ、空間部にグラスウール等の繊維系防音材8が設けられて防音天井を構成している。9は、任意に備えられる吸音ボードであり、この吸音ボード9の下面部の高さ位置、又は、石こうボード7の下面部の高さ位置を防音室1の天井面3の高さ位置としている。10はロックウール等の繊維系防音材で、隣室2との間の遮音性能を確保するものである。
そして、防音室1の床面11の高さ位置は、コンクリート布基礎12の基礎立ち上がり部12aの天面部13の高さ位置よりも低く設定されていて、基礎立ち上がり部12aが、防音室1の、床面11の高さ位置と天井面3の高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んだ構造となっている。14は割栗石、15は防湿・防蟻シート、16は発泡ポリスチレン、17は土間コンクリートであり、18はプラスチックなどからなる低背の束、19は28mm厚さの厚板合板、20は捨貼のパーチクルボード、21はフロア仕上げ材である。
そして、基礎立ち上がり部12aの内側面部には、発泡ポリスチレン等からなる防音用の発泡樹脂層22が接着剤で貼られるなどして設けられると共に、該防音用の発泡樹脂層22の内側面側を、防音用の壁23が、床面11の高さ位置から、基礎立ち上がり部12aの天面13の高さ位置を越え、天井面3の高さ位置へと延ばされて設けられている。
隣室2に面する側において、24は隣室の間仕切り壁であり、前記の防音用の壁23において、25は二枚貼りの石こうボードであり、該二枚貼り石こうボード25の背面側にはグラスウール等の繊維系防音材26が設けられると共に、正面側には間隔をおいて、合板27と石こうボード28とでアスファルト等からなる遮音シート29をサンドイッチにしたものが配置され、それらの間の空間部にグラスウール等の繊維系防音材30が設けられた構造となっている。合板27と石こうボード28とで遮音シート29をサンドイッチにしたものの採用により、制振効果が高められて、楽器等の発音によるびびり音の発生が防止される。31は、任意に備えられる吸音ボードである。32は、縁を切って遮音性能を高めるための隙間である。
また、外壁側において、33は外壁パネルであり、防音用の壁23において、25は二枚貼りの石こうボードであり、該二枚貼り石こうボード25の正面側には間隔をおいて、同じく、合板27と石こうボード28とで遮音シート29をサンドイッチにしたものを配置され、それらの間の空間部にグラスウール等の繊維系防音材30,30が設けられた構造となっている。
更に、外壁側において、遮音シート29と、外壁パネル33側の防湿シート34とは、天井側において、天井用防湿シート35を介して防湿状態に連結されて、外壁側の防湿層が形成され、防音用の壁23に備えられている遮音シート29を利用して、外壁側の防湿を品質良好なものにしている。
36は、L型気密シートで、遮音シート29と床面11との間が気密にされている。37は、隣室2の床面である。
上記の構造では、防音室1の天井面3の高さ位置が、防音天井構造の採用により、非防音室2の基準天井面4の高さ位置よりも低く設定されているので、天井側の防音遮音性能を高いものにすることができる。
しかも、防音室1の床面11の高さ位置が、コンクリート布基礎12の基礎立ち上がり部12aの天面部13の高さ位置よりも低く設定されて、基礎立ち上がり部12aが、防音室1の、床面高さ位置と天井面高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んでいる構造となっているので、防音室1の天井面3の高さ位置を上記のように低くしても、防音室1の上下方向の寸法を充分大きく確保することができ、加えて、音が床下空間部を通じて隣室や屋外に漏れたりするのを基礎立ち上がり部12aに抑えさせることができる。
更に、基礎立ち上がり部12aの内側面側を、防音用の壁23,23が、床面11の高さ位置から、基礎立ち上がり部12aの天面13の高さ位置を越え、天井面3の高さ位置へと延ばされて設けられているので、音が床下空間部を通じて隣室や屋外に漏れたりするのをより一層効果的に抑制ないしは防止することができて、防音室1の防音遮音性能を非常に高いものにすることができる。
特に、本実施形態では、基礎立ち上がり部12aの内側面部に防音用の発泡樹脂層22が設けられ、該発泡樹脂層22の内側面側を防音用の壁23,23が天井3側へと延ばされている構造となっているので、音が床下空間部を通じて他室や屋外に漏れたりするのをより効果的に抑制ないしは防止することができて、防音室の防音遮音性能を非常に高いものにすることができる。
1…防音室
3…天井面
4…基準天井面
11…床面
12…コンクリート布基礎
12a…基礎立ち上がり部
13…天面部
22…防音用の発泡樹脂層
23…防音用の壁
29…遮音シート
33…外壁パネル
34…防湿シート

Claims (3)

  1. 建物一階に設けられた防音室の天井面高さ位置が、防音天井構造の採用により、同建物一階の非防音の他室の基準天井面高さ位置よりも低く設定されている、室の防音構造において、
    前記防音室の床の上面高さ位置が、同建物のコンクリート布基礎の基礎立ち上がり部の天面部高さ位置よりも低く設定されて、基礎立ち上がり部が、前記防音室の、床面高さ位置と天井面高さ位置との間の中間の高さ位置までを囲んでいると共に、
    該基礎立ち上がり部の内側面側を、防音用の壁が、床面高さ位置から、基礎立ち上がり部天面高さ位置を越え、天井面高さ位置へと延ばされて設けられていることを特徴とする、室の防音構造。
  2. 前記基礎立ち上がり部の内側面部に防音用の発泡樹脂層が設けられ、該発泡樹脂層の内側面側を前記防音用の壁が天井側へと延ばされている請求項1に記載の、室の防音構造。
  3. 外壁側において、前記防音用の壁に遮音シートが備えられており、該遮音シートと外壁パネル側の防湿シートとが連結されて外壁側の防湿層が形成されている、請求項1又は2に記載の、室の防音構造。
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JP2014066095A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Daiwa House Industry Co Ltd 防音壁構造
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