JP6133593B2 - レンズ装着器具 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触型の眼内観察レンズに装着されるレンズ装着器具に関する。
近年、網膜・硝子体手術などの眼科手術には、顕微鏡を用いた広角観察システムが導入されている。このシステムは、眼球の内部(以下「眼内」ともいう。)に広い視野を確保することができるため、患部の位置や状態などの把握が容易になるという利点を有する。広角観察システムは、眼内を観察するために使用される眼内観察レンズ(「前置レンズ」とも呼ばれる)の配置状態の違いにより2つの型式に大別される。一つは「接触型」と呼ばれるもので、もう一つは「非接触型」と呼ばれるものである。このうち、接触型の広角観察システムでは、眼内観察レンズを眼球に接触させた状態に配置し、非接触型の広角観察システムでは、眼内観察レンズを眼球から離した状態に配置する。本書では、接触型および非接触型の広角観察システムにおいて、眼内を観察する場合に用いる眼内観察レンズのうち、眼球に接触させて用いる眼内観察レンズを「接触型の眼内観察レンズ」といい、眼球に接触させずに(換言すると、眼球から離して)用いる眼内観察レンズを「非接触型の眼内観察レンズ」という。
上述した非接触型の広角観察システムは、接触型のものと比べて幾つかの利点を有する。たとえば、接触型の広角観察システムでは、眼球を回転させたときに、眼内観察レンズの周辺部を通して眼内を観察することになる。このため、観察像の歪みが大きくなってしまう。これに対して、非接触型の広角観察システムでは、眼球を回転させたときでも眼内観察レンズの中央部を通して眼内を観察することになる。このため、歪みの少ない良好な観察像が得られる。従来、広角観察システムではないが、非接触型の眼内観察レンズを用いた手術用顕微鏡として、たとえば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2005−161099号公報
しかしながら、非接触型の眼内観察レンズを用いた眼科手術では、手術中に眼内観察レンズにくもりが生じる場合があった。特に、非接触型の広角観察システムでは、眼内を広角に観察するときに眼内観察レンズを眼球に近づけるため、眼内観察レンズにくもりが発生しやすい状況になる。実際に眼内観察レンズにくもりが発生すると、観察像の鮮明さが損なわれる。このため、くもりの度合いによっては手術を中断し、眼内観察レンズのくもりを取り除く必要がある。
本発明の主な目的は、非接触型の眼内観察レンズを用いた眼科手術において、眼内観察レンズのくもりの発生を抑制することができる技術を提供することにある。
本発明の第1の態様は、
眼球の内部を観察するために使用され、かつ、使用時に前記眼球から離した状態で配置される非接触型の眼内観察レンズに装着されるレンズ装着器具であって、
前記レンズ装着器具は、前記眼球と前記眼内観察レンズとの間の空間に対して、空気を吸引する吸引部または空気を吹き出す吹き出し部を有する
ことを特徴とするレンズ装着器具である。
本発明の第2の態様は、
前記吸引部または前記吹き出し部は、前記眼球と前記眼内観察レンズとの間の空間に面して開口する、少なくとも一つの通気孔によって構成されている
ことを特徴とする上記第1の態様に記載のレンズ装着器具である。
本発明の第3の態様は、
前記レンズ装着器具は、前記眼内観察レンズに対して着脱可能に構成されている
ことを特徴とする上記第1または第2の態様に記載のレンズ装着器具である。
本発明の第4の態様は、
前記通気孔は、前記レンズ装着器具を前記眼内観察レンズに装着した状態で前記眼球の内部を観察する場合に、下向きに若しくは横向きにまたはその両方に開口するように形成されている
ことを特徴とする上記第2または第3の態様に記載のレンズ装着器具である。
本発明によれば、非接触型の眼内観察レンズを用いた眼科手術において、眼内観察レンズのくもりの発生を抑制することができる。
非接触型の広角観察システムの構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成を示す三面図である。 図3(A)は図2のa−a断面図であり、同(B)は図2のb−b断面図である。 レンズ装着器具の使用方法を説明する図である(その1)。 レンズ装着器具の使用方法を説明する図である(その2)。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成を示す三面図である。 図7(A)は図6のa−a断面図であり、同(B)は図6のb−b断面図である。 レンズ装着器具の他の形態を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態においては、次の順序で説明を行う。
1.非接触型の広角観察システムの概要
2.本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成
3.本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の使用方法
4.本発明の第1の実施の形態に係る効果
5.本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成
6.本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の使用方法
7.本発明の第2の実施の形態に係る効果
8.変形例等
<1.非接触型の広角観察システムの概要>
図1は非接触型の広角観察システムの構成例を示す概略図である。この広角観察システムは、眼科手術用顕微鏡を用いて構成されるものであり、大きくは、眼科手術用顕微鏡の鏡筒部1と、像変換装置(不図示)と、レンズホルダー(不図示)と、レンズ組立体2とを備える。眼科手術用顕微鏡は、上述した鏡筒部1の他に、図示しない接眼レンズなどを備える。鏡筒部1は図示しない対物レンズを備える。像変換装置は、倒立像を正立像に変換するものである。レンズホルダーは、レンズ組立体2を保持するものである。このレンズホルダーは、後述する眼内観察レンズを用いて眼内を観察する場合に、鏡筒部1の対物レンズから予め決められた距離を隔てた光軸上に眼内観察レンズを配置するようにレンズ組立体2を保持する。
レンズ組立体2は、眼内観察レンズ3と、レンズ支持部材4とによって構成されている。上述したレンズホルダーにレンズ組立体2を装着して眼内観察レンズ3を用いる場合、この眼内観察レンズ3は、患者の眼球5と鏡筒部1との間に配置される。眼内観察レンズ3は、円形の凸レンズで構成されている。眼内観察レンズ3は、レンズ支持部材4に固定状態で支持されている。レンズ支持部材4は、眼内観察レンズ3を把持するリング部6と、このリング部6の一部から延出したスティック部7と、このスティック部7の延出端から屈曲した取付部8とを一体に有している。
リング部6は、眼内観察レンズ3の外周形状に対応して円形に形成されている。眼内観察レンズ3は、リング部6の内側に嵌め込まれるかたちでレンズ支持部材4に固定されている。スティック部7は、リング部6から真っ直ぐに延出するように棒状に形成されている。取付部8は、上述したレンズホルダーにレンズ組立体2を装着するにあたって、レンズホルダーに着脱可能に取り付けられる部分である。具体的な取付構造としては、たとえば、ネジ式、クリップ式などを採用可能である。レンズホルダーに対してレンズ組立体2を着脱可能とする理由は、レンズ径や加入度数等が異なる眼内観察レンズ3を有するレンズ組立体2を複数用意し、その中から所望の眼内観察レンズ3を有するレンズ組立体2を術者が選択または交換して使用できるようにするためである。ただし、本発明を実施するにあたっては、必ずしもレンズ組立体2が着脱可能となっている必要はない。
上記構成からなる広角観察システムにおいては、鏡筒部1内の対物レンズとレンズ組立体2の眼内観察レンズ3とが同一の光軸上に配置され、これらのレンズを通して眼球5の内部が観察される。その際、レンズ組立体2の眼内観察レンズ3は、眼球5の直上に配置されるとともに、眼球5から離した状態に配置される。また、対物レンズおよび眼内観察レンズ3を通して得られる倒立像は、像変換装置によって正立像に変換される。このため、眼科手術用顕微鏡の接眼レンズを覗く術者は、この正立像を眼内の観察像として視認することになる。
<2.本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成>
図2は本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成を示す三面図であり、図中(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は下面図を示している。また、図3(A)は図2のa−a断面図であり、同(B)は図2のb−b断面図である。図示したレンズ装着器具10は、上述した眼内観察レンズ3に間接的に装着されるものである。ここで記述する「間接的に装着される」とは、眼内観察レンズ3との間に当該レンズ以外の部材が介在した状態で、眼内観察レンズ3に装着されることをいう。典型的には、眼内観察レンズ3に直接接触しない状態で装着されることをいう。本形態例では、レンズ組立体2の構造上、眼内観察レンズ3がレンズ支持部材4のリング部6に固定されているため、このリング部6を介してレンズ装着器具10が眼内観察レンズ3に装着されるようになっている。
レンズ装着器具10は、たとえば、樹脂、金属等を用いて構成されている。レンズ装着器具10を樹脂で構成する場合は、たとえば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等のアクリル樹脂を好適に用いることができる。レンズ装着器具10は、内部に中空部11を有する構造(中空構造)になっている。レンズ装着器具10は、二股状に分かれた把持部12(12A,12B)と、この把持部12の中間部に形成されたヒンジ部13と、このヒンジ部13に設けられたチューブ接続部14とを一体に有している。
把持部12は、リング部6にレンズ装着器具10を装着する場合に、眼内観察レンズ3の外周の一部を囲む状態で、リング部6をレンズ装着器具10自身の弾性により挟み込むように把持するものである。把持部12は、一対のアーム部12A,12Bによって構成されている。アーム部12A,12Bは、それぞれ円弧状に形成されている。把持部12全体では平面視半円形(C字形)に形成されている。把持部12は、円周方向に180°よりも大きな角度範囲(図例では約220°の範囲)で形成されている。各々のアーム部12A,12Bの曲率半径は、上述したリング部6の外径(直径)の1/2相当に設定されている。
アーム部12Aには、3つの突起部15(15A〜15C)と、6つの通気孔16(16A〜16F)とが形成されている。突起部15A〜15Cは、リング部6にレンズ装着器具10を装着する場合に、リング部6を上下で挟むように配置されることにより、リング部6とレンズ装着器具10の相対的な上下動を抑制するものである。そのため、突起部15A〜15Cは、アーム部12Aの内周面からそれぞれ半円形に突出する状態で形成されている。また、突起部15A,15Cはアーム部12Aの下縁部に形成され、突起部15Bはアーム部12Aの上縁部に形成されている。
6つの通気孔16A〜16Fは、レンズ装着器具10が備える「吸引部」を構成するものである。吸引部は、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に対して、空気を吸引するものである。各々の通気孔16A〜16Fは、アーム部12Aの底壁を貫通する状態で、アーム部12Aの下面に形成されている。各々の通気孔16A〜16Fの孔径および間隔は、それぞれ均一に設定されている。一例を記述すると、各々の通気孔16A〜16Fの孔径(直径)は、いずれも0.5mmに設定されている。また、円周方向で隣り合う通気孔16A〜16Fの間隔(角度ピッチ)は、それぞれ15°に設定されている。レンズ装着器具10を眼内観察レンズ3に装着して眼球5の内部を観察する場合、各々の通気孔16A〜16Fは、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に面して開口するとともに、眼球5に対向するように下向きに開口する状態となる。
上述したアーム部12Aと同様に、アーム部12Bにも、3つの突起部17(17A〜17C)と、6つの通気孔18(18A〜18F)とが形成されている。
ヒンジ部13は、上述したレンズ支持部材4のスティック部7との位置的な干渉を避けるように、略V字形に形成されている。また、把持部12を構成する一対のアーム部12A,12Bは、ヒンジ部13を支点に若干開閉できるようになっている。把持部12とヒンジ部13は、内部の中空部11を含めて連続的につながっている。
チューブ接続部14は、図示しないチューブ(たとえば、シリコーンチューブなど)が接続される部分である。チューブ接続部14は、これに接続されるチューブの抜け止め作用をなすように、断面円形の段付き構造になっている。さらに詳述すると、チューブ接続部14は、先細のテーパー部14Aと、このテーパー部14Aとの境界に段差を形成する根元部14Bとを有している。そして、チューブ接続部14にチューブを接続する場合は、このチューブをテーパー部14Aの先端側から段差を超えて根元部14Bまで挿入することにより、段差の部分がチューブの内面に食い込んで抜け止めがなされるようになっている。
チューブ接続部14は、ヒンジ部13の中間部(屈曲部分)に設けられている。チューブ接続部14は、上述した中空部11に通じている。さらに詳述すると、チューブ接続部14の内部には、その中心軸に沿って断面円形の通し孔14Cが設けられ、この通し孔14Cが中空部11に空間的につながっている。チューブ接続部14は、ヒンジ部13の上面からレンズ装着器具10の厚み方向(上方)に突出する状態で形成されている。
<3.本発明の第1の実施の形態に係るレンズ装着器具の使用方法>
上記構成からなるレンズ装着器具10を使用する場合は、このレンズ装着器具10をレンズ組立体2に装着する。その際、レンズ装着器具10を図4に示す矢印方向からレンズ組立体2に押し込む。そうすると、図5(A)の側面図および同(B)の下面図に示すように、一対のアーム部12A,12Bがリング部6を両側から挟み込むように把持する状態となる。このとき、レンズ装着器具10をレンズ組立体2に押し込む途中で、一対のアーム部12A,12Bがリング部6の外周面に接触しつつヒンジ部13を支点に一旦押し開かれるが、最終的にはリング部6の外周形状に沿って一対のアーム部12A,12Bがリング部6に接触した状態となる。また、各々のアーム部12A,12Bに3つずつ設けられた突起部15A〜15Cおよび突起部17A〜17Cのうち、突起部15A,15Cおよび17A,17Cはそれぞれリング部6の下面に引っ掛かり、かつ突起部15Bおよび17Bはそれぞれリング部6の上面に引っ掛かるかたちで、リング部6とレンズ装着器具10の相対的な上下動が抑制される。なお、レンズ装着器具10をレンズ組立体2から取り外す場合は、上記図4に示す矢印方向と反対方向にレンズ装着器具10を引き込めばよい。
また、レンズ装着器具10を装着する場合は、図示しないチューブをチューブ接続部14に接続する。このチューブは、空気の吸引用のポンプ、典型的には真空ポンプにつながるものである。チューブを接続する作業は、レンズ装着器具10をレンズ組立体2に装着する前に行ってもよいし、装着した後に行ってもよい。また、レンズ組立体2にレンズ装着器具10を装着する作業についても、レンズ組立体2をレンズホルダーに装着する前に行ってもよいし、装着した後に行ってもよい。
実際の眼科手術で広角観察システムにより眼内を観察する場合は、眼球5の直上に眼内観察レンズ3を配置するとともに、観察の対象部位(たとえば、眼底など)に焦点が合うように鏡筒部1および眼内観察レンズ3の位置を調整する。また、チューブ接続部14に接続されたチューブにつながる真空ポンプのスイッチを入れて真空引きを開始する。そうすると、チューブ接続部14に接続されたチューブを通してレンズ装着器具10の中空部11の空気が真空ポンプに吸引される。また、レンズ装着器具10内の空気が吸引されると、各々のアーム部12A,12Bに形成された通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから中空部11内に空気が吸い込まれる。このとき、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fに吸引される空気には、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に存在する空気が含まれる。
<4.本発明の第1の実施の形態に係る効果>
本発明の第1の実施の形態によれば、以下のような効果が得られる。
まず、眼内観察レンズ3にくもりが生じる主な原因は、眼球5の角膜や結膜から蒸発した水分(水蒸気)が眼内観察レンズ3の表面(以下「下面」ともいう。)に付着し、そこで結露することにある。このため、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間には、眼球5の角膜や結膜から蒸発した水分が含まれる。したがって、レンズ装着器具10のチューブ接続部14に接続されたチューブにつながる真空ポンプで真空引きすると、その水分が、そこに存在する空気と一緒に各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから吸引される。これにより、眼球5から蒸発する水分が眼内観察レンズ3に付着しにくくなるため、眼内観察レンズ3のくもりの発生を抑制することができる。また、患者の呼気による眼内観察レンズ3のくもりについても有効に抑制することができる。
特に、第1の実施の形態においては、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fを下向きに開口するように形成しているため、眼球5から上昇してくる水蒸気を、通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fに吸引される空気の流れに乗せて効率よく捕集することができる。このため、眼内観察レンズ3のくもりを効果的に抑制することができる。
また、レンズ組立体2に対してレンズ装着器具10を着脱可能に構成しているため、複数のレンズ組立体2にレンズ装着器具10を付け替えて使用することができる。具体的には、たとえば、把持部12が嵌め込まれるリング部6の外周部の寸法が共通で、そこに取り付けられる眼内観察レンズ3の度数が異なる別のレンズ組立体2にレンズ装着器具10を付け替えて使用することができる。
また、レンズ組立体2にレンズ装着器具10を装着した場合に、両者の相対的な位置関係が一定になるため、たとえば、鏡筒部1の上下動により眼球5から眼内観察レンズ3までの寸法が変わっても、眼内観察レンズ3と各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fとの相対位置を一定に保つことができる。このため、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fからの空気の吸引によって、眼内観察レンズ3のくもり止めの効果を安定期に発揮させることができる。
<5.本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成>
図6は本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の構成を示す三面図であり、図中(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は下面図を示している。また、図7(A)は図6のa−a断面図であり、同(B)は図6のb−b断面図である。図示したレンズ装着器具10は、上述した第1の実施の形態と比較して、通気孔16(16A〜16F)および18(18A〜18F)の孔位置、孔形状および孔径と、使用するポンプの形態が異なり、それ以外の構成は共通する。このため、ここでは通気孔16,18の形態についてのみ説明する。なお、図6においては、一対のアーム部12A,12Bにそれぞれ4つずつ突起部15、17(15A〜15D、17A〜17D)が形成されているが、この個数は上記第1の実施の形態と同様に3つでもかまわない。また、レンズ装着器具10をレンズ組立体2に装着した状態では、図7(B)に示すように、通気孔16(図では16Cのみ表示)がリング部6で塞がれないように、突起部15(図では15Bのみ表示)の形成位置に対応するリング部6の一部に段差が設けられている。
通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fは、レンズ装着器具10が備える「吹き出し部」を構成するものである。吹き出し部は、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に対して、空気を吹き出すものである。通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fは、それぞれに対応するアーム部12A,12Bの内側壁を貫通する状態で、アーム部12A,12Bの内周面に形成されている。このため、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fは、アーム部12A,12Bが沿う円弧の中心に対向するように、横向き(内向き)に開口している。また、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fは、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に面して開口している。
また、円周方向における通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fの間隔は、上記第1の実施の形態と同様に設定されているが、各々の孔形状は、円形ではなく、四角形に形成されている。また、各々の孔径は、異なる寸法に設定されている。具体的には、ヒンジ部13から各アーム部12A,12Bの先端部に向かって、孔径が段階的に大きくなるように、四角形の孔の縦寸法を一定にして横寸法を段階的に大きく設定している。一例を記述すると、通気孔16A,18Aの孔径(縦寸法×横寸法)は0.5mm×0.5mm、通気孔16B,18Bの孔径は0.5mm×0.6mm、通気孔16C,18Cの孔径は0.5mm×0.7mm、通気孔16D,18Dの孔径は0.5mm×0.8mm、通気孔16E,18Eの孔径は0.5mm×0.9mm、通気孔16F,18Fの孔径は0.5mm×1.0mmに設定されている。
また、中空部11に通じるチューブ接続部14には、上記第1の実施の形態と同様にチューブが接続されるが、このチューブは、空気の吹き出し用のポンプ、典型的には圧縮ポンプにつながるチューブとなっている。この圧縮ポンプからチューブを通してレンズ装着器具10に供給される空気は、乾燥した空気とする。
<6.本発明の第2の実施の形態に係るレンズ装着器具の使用方法>
上記構成からなるレンズ装着器具10を使用する場合は、レンズ装着器具10をレンズ組立体2に装着し、かつ、チューブ接続部14にチューブを接続した状態で、圧縮ポンプのスイッチを入れて圧縮空気の供給を開始する。そうすると、レンズ装着器具10のチューブ接続部14に接続されたチューブを通してレンズ装着器具10の中空部11に圧縮空気が導入される。また、レンズ装着器具10内に圧縮空気が導入されると、各々のアーム部12A,12Bに形成された通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから空気が吹き出す。このとき、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fからは、眼内観察レンズ3の下面に沿う方向で空気が吹き出す。
<7.本発明の第2の実施の形態に係る効果>
本発明の第2の実施の形態によれば、以下のような効果が得られる。
すなわち、眼球5に対向する眼内観察レンズ3の下面付近に、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fからの空気の吹き出しにより、空気流が形成される。このため、眼球5から上昇してくる水蒸気が、眼内観察レンズ3に到達する手前で、空気流によって押し流される。つまり、眼球5から眼内観察レンズ3に向かう水蒸気に対して、空気流が防壁となって作用する。これにより、眼球5から蒸発する水分が眼内観察レンズ3に付着しにくくなるため、眼内観察レンズ3のくもりの発生を抑制することができる。また、患者の呼気による眼内観察レンズ3のくもりについても有効に抑制することができる。
また、圧縮ポンプを供給源としてレンズ装着器具10に導入される空気(乾燥した圧縮空気)は、必要に応じて、手術室の室温以上に加温された空気としてもよい。その場合は、仮に眼球5から蒸発した水分が眼内観察レンズ3の下面に付着しても、これを加温空気で素早く乾燥させて良好な視野を維持することができる。
また、第2の実施の形態においては、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fを横向きに開口するように形成しているため、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから吹き出した空気が直接、眼球5の角膜に吹き付けられることがない。このため、角膜の乾燥に伴う観察像の画質劣化を抑制することができる。
また、角膜の乾燥に関しては、次のような優位性もある。すなわち、眼科手術では角膜の乾燥を防ぐために、角膜に液体(たとえば、粘弾性物質や生理食塩水など)を供給している。このため、角膜が乾燥しやすい状況では、短い周期で液体を供給する必要がある。これに対して、上述のように眼球5に向かう方向とは異なる方向に空気を吹き出す構成とすれば、角膜の乾燥をそれほど助長せずに済む。
また、眼科手術のときに用いられる開瞼器の中には、灌流液などの液体を吸引するための小さな吸引孔を有するものがある。この種の開瞼器を用いる場合に、吸引孔から液体と一緒に空気を吸引することにより、眼内観察レンズ3のくもりを抑制することも考えられる。しかし、液体と一緒に空気を吸引する場合は、吸引孔から断続的(液体と交互)に空気を吸引することになるため、水蒸気の上昇を十分に抑えることができない。このため、吸引孔のあいた開瞼器を使用してくもり止めの効果を得るには、かなり強い力で吸引する必要がある。ただし、吸引力を強くすると、以下のような不具合を招くおそれがある。
まず、吸引孔から強い力で液体と空気を一緒に吸引しようとすると、ジュルジュルという大きな音が発生する。このため、術者や患者に嫌悪感を与えるおそれがある。特に、眼内の疾患に対して行われる眼科手術は繊細で高度な手技を要求されることが多く、手術中にそのような大きな音が発生すると術者の集中力を欠く要因にもなり得る。また、開瞼器の吸引孔が形成された部分は角膜のすぐそばに配置されるため、その吸引孔から強い力で空気を吸引すると角膜が乾燥しやすくなる。さらにその場合、角膜の乾燥を防ぐために頻繁に液体を供給する必要があり、眼内観察レンズ3の位置によってはその都度、手術の作業を中断する必要もある。これに対して、レンズ装着器具10を用いた場合は、こうした不具合を招くことなく、眼内観察レンズ3のくもりを抑制することができる。
また、第2の実施の形態においては、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fの孔径を、チューブ接続部14から各通気孔までの空気の流路長が長いほど大きくなるように設定している。このため、チューブ接続部14から遠いところでは相対的に大きな通気孔から空気を吹き出し、近いところでは相対的に小さな通気孔から空気を吹き出すことになる。したがって、たとえば、すべての通気孔の孔径を同一に設定した場合に、レンズ装着器具10内での圧力損失等により、各々の通気孔からの空気の吹き出し具合にバラツキが生じる場合に、このバラツキを小さくすることができる。
<8.変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。以下、具体的な変形例を列挙する。
上記第1の実施の形態においては、眼球5と眼内観察レンズ3との間の空間に対して、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから空気を吸引する構成とし、上記第2の実施の形態においては、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから空気を吹き出す構成としたが、本発明はこれに限らない。具体的には、上記第1の実施の形態において、使用するポンプを圧縮ポンプとし、この圧縮ポンプの駆動により、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから空気を吹き出す構成としてよい。また、上記第2の実施の形態において、使用するポンプを真空ポンプとし、この真空ポンプの駆動により、各々の通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fから空気を吸引する構成としてもよい。また、レンズ装着器具10の中空部11を2系統に分けて、一方のアーム部12Aに形成された通気孔16A〜16Fからは空気を吹き出し、他方のアーム部12Bに形成された通気孔18A〜18Fからは空気を吸引する構成としてもよい。
上記第1の実施の形態においては、その開口が下向きとなるように、把持部12の下面に通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fを形成し、上記第2の実施の形態においては、その開口が横向きとなるように、把持部12の内周面に通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fを形成したが、本発明はこれに限らない。たとえば、複数の通気孔のうち、一の通気孔が下向きに開口し、他の通気孔が横向きに開口するといった具合に、下向きおよび横向きの両方に通気孔が開口するように、把持部12の下面と内周面に通気孔を形成してもよい。
上記第2の実施の形態においては、リング部6の外周面に接触する把持部12の内周面と同一の面に通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fを形成しているが、本発明はこれに限らない。たとえば、図8(A)〜(C)に示すように、把持部12(12A,12B)の内周面から内側(眼内観察レンズ3の中心側)に突出するように突出部19を形成し、この突出部19の先端に開口するように通気孔20を形成してもよい。この構成を採用した場合は、観察像の視認性に顕著な影響を与える眼内観察レンズ3の中央部に効率的に空気を吹き付けることができる。このため、観察像の鮮明さを良好に維持することができる。ただし、図例のように突出部19を眼内観察レンズ3の外周面よりも内側に突出させると、眼内観察レンズ3を通して眼球5の内部を観察するときに視野を妨げるおそれがある。このため、突出部19の突出量は、視野を妨げない程度の量に制限する。
上記各実施の形態および図8の形態においては、レンズ組立体2とレンズ装着器具10を別体で構成したが、これらを一体に構成し、この一体構成のレンズ装着器具が眼内観察レンズ3に直接的に装着される構成としてもよい。ここで記述する「直接的に装着される」とは、眼内観察レンズ3との間に当該レンズ以外の部材が介在しない状態で、眼内観察レンズ3に装着されることをいう。典型的には、眼内観察レンズ3に直接接触する状態で装着されることをいう。具体的には、レンズ組立体2を構成するレンズ支持部材4にレンズ装着器具10の機能を持たせるべく、円形のリング部6に相当する部分を中空構造の把持部とし、その中空部に通じる通気孔からの空気の吸引または吹き出しにより、眼内観察レンズ3のくもりを抑制する構成を採用することが可能である。その場合は、眼内観察レンズ3の外周の全部が円形の把持部で囲まれた構成となる。この構成では、眼科手術の準備作業として、レンズ組立体2にレンズ装着器具10を装着する作業を省略することができる。また、眼内観察レンズ3の外周面から外側にはみ出す部分の寸法を小さく抑え、そこに手術器具が接触しづらくすることができる。
ただし、レンズ組立体の構造(形状、寸法など)は、手術用顕微鏡を用いた広角観察システムを提供するメーカーごとに異なるため、レンズ組立体2にレンズ装着器具10の機能を一体に組み込むには、現在提供されている広角観察システム(特に、レンズ支持部材4の構造など)に変更を加える必要がある。これに対して、上記実施の形態のように、レンズ組立体2のレンズ支持部材4にレンズ装着器具10を装着する構成を採用した場合は、現在提供されている広角観察システムに変更を加えることなく、眼内観察レンズ3のくもり止め機能を追加することができる。その理由は、広角観察システムとして各メーカーから提供されるシステム構成要素の一つにレンズ組立体2が含まれるからである。
また、眼内観察レンズ3にレンズ装着器具10を間接的に装着する場合は、手術中に眼内観察レンズ3のくもり止めの効果を良好に維持するために、両者の相対的な位置関係が一定になるようにレンズ装着器具10を装着することが肝要である。これを実現するための具体的な形態としては、上述のようにレンズ組立体2にレンズ装着器具10を装着する形態以外にも、たとえば、レンズ組立体2が装着されるレンズホルダーにこれに適合する形状・構造のレンズ装着器具を装着する形態も考えられる。ただし、レンズ装着器具の簡素化、小型化、軽量化などの観点で比較すると、レンズ組立体2にレンズ装着器具10を装着する形態を採用したほうが好ましい。
上記各実施の形態においては、円周方向で隣り合う通気孔16A〜16Fおよび18A〜18Fの間隔を均一な間隔に設定しているが、本発明はこれに限らず、たとえば、チューブ接続部14から各通気孔までの空気の流路長が長いほど間隔が狭くなる又は広くなるように設定してもよい。
その他、通気孔の形状、個数、間隔などを変更してもよいし、通気孔を1列ではなく2列以上の配列あるいは千鳥配列で形成してもよい。また、通気孔の断面形状も孔径が一様なストレート形状に限らず、孔径が連続的(または段階的)に変化するテーパー形状に形成してもよい。
また、本発明に係るレンズ装着器具は、非接触型の眼内観察レンズ全般に広く適用することが可能である。
2…レンズ組立体
3…眼内観察レンズ
4…レンズ支持部材
5…眼球
6…リング部
10…レンズ装着器具
11…中空部
12…把持部
14…チューブ接続部
16,18,20…通気孔
19…突出部

Claims (4)

  1. 眼球の内部を観察するために使用され、かつ、使用時に前記眼球から離した状態で配置される非接触型の眼内観察レンズに装着されるレンズ装着器具であって、
    前記レンズ装着器具は、前記眼球と前記眼内観察レンズとの間の空間に対して、空気を吸引する吸引部を有する
    ことを特徴とするレンズ装着器具。
  2. 前記吸引部は、前記眼球と前記眼内観察レンズとの間の空間に面して開口する、少なくとも一つの通気孔によって構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装着器具。
  3. 前記レンズ装着器具は、前記眼内観察レンズに対して着脱可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装着器具。
  4. 前記通気孔は、前記レンズ装着器具を前記眼内観察レンズに装着した状態で前記眼球の内部を観察する場合に、下向きに若しくは横向きにまたはその両方に開口するように形成されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のレンズ装着器具。
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