JP6132338B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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本発明はトリガー式液体噴出器に関する。
トリガー操作により内臓ポンプ機構の作用で、装着した容器体内の液を汲み上げ、先端のノズルより液状、霧状等に噴出するトリガー式液体噴出が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
上記トリガー式液体噴出器は、装着した容器体内とパイプを介して連通する縦流路と、縦流路の上部に連通して前方へ延設し、先端に嵌着したノズル内と連通する射出流路と、射出流路下方に於いて縦流路内と連通して前方へ突設したシリンダ筒と、を備えた本体を備え、シリンダ筒内を摺動するプランジャを操作するトリガーを、射出流路前部位置の本体より揺動可能に垂設している。
そして、トリガー操作によりシリンダ筒内を加圧することで、シリンダ筒内液を縦流路、射出流路を介してノズルの噴出口より噴出する如く構成している。
特許第3781904号公報
本発明は、上記した従来のトリガー式液体噴出器の形態で、通常のトリガー操作により液の連続噴出が可能となり、しかも、補助シリンダ筒内のピストンを前方付勢させるコイルスプリングとして長尺のものを採用することができ、その結果、より安定した連続噴射が可能となり、更に、長尺のコイルスプリングを採用するにもかかわらず、その後方への突出幅を極力制限できて全体をコンパクトに形成できるという特徴を有するトリガー式液体噴出器を提案する。また、その取り扱い操作もきわめて簡便なトリガー式液体噴出器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、
容器体100内とパイプ45を介して連通する縦流路Paと、
縦流路Paの上部に連通して前方へ延設し、先端に嵌着したノズルF内と連通する射出流路Pbと、
射出流路Pb下方に於いて縦流路Pa内と連通させて、縦流路Paの前方へ突設したシリンダ筒30と、
縦流路Pa内に上流より下流へ一方的に連通する第1逆止弁V1及び第2逆止弁V2と、
射出流路Pb前部位置より揺動可能に垂設して、シリンダ筒30内を摺動するプランジャDを操作するトリガーGとを備え、
容器体100の内部をシリンダ筒30の内部へ第1逆止弁V1を介して一方的に連通させるとともに、シリンダ筒30の内部を射出流路の内部へ第2逆止弁V2を介して一方的に連通させ
トリガーGの操作により、シリンダ筒30内の加圧液がノズルFの噴出口93より噴出するトリガー式液体噴出器に於いて、
内部に前方付勢状態のピストンCを備える補助シリンダ筒50を縦流路Pa上に横設しており
この縦流路Paの上端が補助シリンダ筒50の周縁部を介して補助シリンダ筒50の前端部に連通されるとともに
この補助シリンダ筒50内を介して、前記射出流路Pbを、補助シリンダ筒50の前方へ延設させており
トリガーGの操作により、シリンダ筒30内の加圧液が補助シリンダ筒50内に導入された後、射出流路Pbを介してノズルFの噴出口93より噴出し、トリガーGの操作後に補助シリンダ筒50内に残存する液がピストンCの加圧により射出流路Pbを介して噴出口93より噴出可能に構成した。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、補助シリンダ筒50に、ピストンCの後限位置を規定する圧力解除孔57を開口するとともに、圧力解除孔57から容器体100内に至る液戻し流路Pcを設けた。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、ノズルFの流路に第3逆止弁V3を設けた。
本発明よれば、トリガーGの操作により、シリンダ筒30内の加圧液が第2逆止弁V2を介して補助シリンダ筒50内に導入された後、射出流路Pbを介してノズルFの噴出口93より噴出し、トリガーGの操作後に補助シリンダ筒50内に残存する液がピストンCの加圧により射出流路Pbを介して噴出口93より噴出可能に構成したので、通常のトリガー操作により液の連続噴出が可能となり、その剃り扱い操作もきわめて簡便である。
また、内部に前方付勢状態のピストンCを備え、且つ、補助シリンダ筒50を縦流路Pa上に横設するとともに、縦流路Paの上端より補助シリンダ筒50の周縁部を介して補助シリンダ筒50の前端部内に連通させ、補助シリンダ筒50内を介して射出流路Pbを、補助シリンダ50の前方へ延設しているので、補助シリンダ筒50内のピストンCを付勢させるピストン用のコイルスプリングs1として長尺なものを採用することができ、その結果、安定した連続噴射が可能となる。しかも、長尺なコイルスプリングを採用するにもかかわらず補助シリンダ筒50の後方への突出幅を極力制限でき、全体をコンパクトに形成できる利点がある。
補助シリンダ筒50に、ピストンCの後限位置を規定する圧力解除孔57を開口するとともに、圧力解除孔57から容器体100内に至る液戻し流路Pcを設けた場合には、補助シリンダ筒50内の圧力調整が可能であり、補助シリンダ筒50内から容器体100内への調整液の還流を容易に行なえる利点がある。
ノズルFの流路に第3逆止弁V3を設けた場合には、液の噴出圧力がより安定化し、噴出状態がより安定化するという利点がある。
トリガー式液体噴出器の縦断面図である。(第1実施例) 図1の後半部分の要部拡大断面図である。(第1実施例) 図1の二点鎖線Xの部分の要部拡大断面図である。(第1実施例)
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明トリガー式液体噴出器の第1実施例を示し、図中1はトリガー式液体噴出器を示す。尚、説明の便宜上、図1の左方を前部、右方を後部、手前を右部、奥方を左部として説明する。
トリガー式液体噴出器1は、装着キャップAと、本体Bと、ピストンCと、プランジャDと、連結部材Eと、ノズルFと、トリガーGと、本体カバーHとを備えている。
装着キャップAは、容器体100の口頸部101外周に螺着してトリガー式液体噴出器1を容器体100に装着固定するもので、周壁10の上端よりフランジ状の頂壁11を延設して構成しており、本体Bの下部に回動可能に連設されている。
第1実施例に於いて、本体Bは更に、本体部B1と、シリンダ部材B2と、インテイクB3と、補助シリンダ部材B4とを組み付け構成している。
本体部B1は、上端を閉塞した下端開口の連結筒部15を備え、連結筒部15の頂板15aの後部偏心位置に基端を開口した縦筒16を上方に起立している。また、連結筒部15上の縦筒16前面より、前端を開口し、後端を閉塞したシリンダ嵌合筒17を突設している。更に、縦筒16上には、縦筒16の前後方向に延設し、前端開口で後端閉塞の補助シリンダ嵌合筒18を一体に設けている。また、補助シリンダ嵌合筒18の後壁中央部に基端を開口して前方へ、前後方向中間部位置まで延びる、コイルスプリング嵌合筒19を延設している。コイルスプリング嵌合筒19の先端には通気孔を開口して内外を連通させている。また、補助シリンダ嵌合筒18の後壁前面周縁部より係止筒20を突設している。
シリンダ部材B2は、シリンダ嵌合筒17内に嵌合させたシリンダ筒30を備え、シリンダ筒30の後壁中央部より前方へ筒状突部31を突設している。後壁の下部に基端を開口した連結筒部32を縦筒16の下部所定位置に穿設した透孔に嵌着している。また、シリンダ嵌合筒17とシリンダ筒30との間には環状の隙間33を設けており、この環状の隙間33を介してシリンダ筒30の上部に穿設した第1通気孔34とシリンダ嵌合筒17下部に穿設した第2通気孔21とを連通している。
インテイクB3は、連結筒部15内に、上端を連結筒部15の頂板15aと隙間をあけて嵌合させた有頂の大径筒部40と、大径筒部40の頂板40aの後部偏心位置を貫通して上方に起立させ、縦筒16内に嵌着した小径筒部41とを備えている。連結筒部頂板15a上方の小径筒部41は、下部を肉厚部41aに上部を肉薄部41bに形成し、肉厚部41aを縦筒16内周に液密に嵌着し、肉薄部41bの周囲の縦筒16との間には環状の隙間42を形成して装着している。肉薄部41bの上端は縦筒16の頂板16aより垂設したシール筒22に嵌着させている。そして、この小径筒部41内を縦流路Paとして画成している。また、連結筒部15より下方へ突出した大径筒部40の外周よりフランジ43を突設し、該フランジ43上面に装着キャップA上端の頂壁11を当接させて本体部B1に対して装着キャップAを回動可能に装着している。
また、大径筒部40の頂板40aには第3通気孔44を穿設しており、プランジャDを押し込んだ際に外部と容器体100内が、上記した第1通気孔34、第2通気孔21と、この第3通気孔44を介して連通し、負圧化した容器体100内に外気が導入される如く構成している。
また、小径筒部41の下端部には吸上用のパイプ45の上端を嵌着し、その下端を容器体100内に垂下している。更に、シリンダ筒30の連結筒部32内と、小径筒部41の上下方向中間部所定位置に設けた透孔とで小径筒部41内とシリンダ筒30内、即ち、縦流路Pa内とシリンダ筒30内とを連通する第1連通路46を形成している。
小径筒部41内の第1連通路46上流には、上流から下流に一方的に連通する第1逆止弁V1を設け、また、第1連通路46下流には、上流から下流に一方的に連通する第2逆止弁V2を設けている。第1逆止弁V1は、小径筒部41内に突設した弁座と、玉状弁体とで構成し、第2逆止弁V2は、小径筒部41内に形成した上向き段部状の弁座と、小径筒部41内上端部に嵌着固定した弁部材47とで構成している。この弁部材47は、一体に形成された弾性材47aにより弁体47bを弁座に圧接する如く構成している。
補助シリンダ部材B4は、補助シリンダ嵌合筒18内に嵌合させた補助シリンダ筒50の先端縁よりフランジ状の前壁51を延設し、前壁51に基端を開口した射出筒52を前方へ一体に突設している。補助シリンダ筒50は、係止筒20外周に後端部を嵌着している。そして、射出筒52内を射出流路Pbとして画成している。また、補助シリンダ筒50外周の補助シリンダ嵌合筒18との間には環状空間53が形成されており、この環状空間53は縦筒16の頂板16aに形成された透孔23を介して縦筒16内と連通し、また、補助シリンダ筒50の先端部(前端部)に穿設した透孔54を介して補助シリンダ筒50内と連通している。従って、上記各透孔及び環状空間により縦筒16内から補助シリンダ筒50周縁部を介して補助シリンダ筒50先端部内に連通する第2連通路55を形成している。尚、前壁51後面の射出筒52基端開口縁部より、環状凸部56を突設し、この環状凸部56には切欠き部56aを設けている。
また、補助シリンダ筒50内には前方付勢状態でピストンCが設けられている。
ピストンCは、前壁60の周縁部より後方へ、先端部を小径部61aに、その後方を大径部61bに形成した周壁61を延設し、大径部61bの外周先端部から環状の前部摺動部62を、大径部61bの外周後端部から環状の後部摺動部63をそれぞれ突設し、各前部摺動部62、後部摺動部63を、それぞれ補助シリンダ筒50内周に摺動可能に嵌合させている。そして、ピストン用のコイルスプリングs1により常時前方へ付勢させている。
本発明に於いて、補助シリンダ筒50が縦筒16上に前後方向に突出した状態で横設されているため、長尺なコイルスプリングの採用が可能であり、ピストンCを前方へ付勢させるピストン用のコイルスプリングs1は、液の連続噴出をより安定して行なえるために長尺のものを採用している。しかも、補助シリンダ筒は本体Bより後方へあまり突出しない状態を現出できる。本例に於けるピストン用のコイルスプリングs1は、コイルスプリング嵌合筒19外周に後端部を嵌合させ、また、先端をピストンの小径部61a内周に嵌合させて装着している。
補助シリンダ筒50の下部所定位置には圧力解除孔57を穿設している。この圧力解除孔57は、環状空間53後方位置の補助シリンダ筒50に穿設され、その下方の補助シリンダ嵌合筒18に穿設した透孔24を介してインテイクB3の肉薄部41b外周の環状の隙間42と連通させ、また、この環状の隙間42と、インテイクB3の肉厚部41aに縦設した縦通路48とを介して容器体100内へ連通している。そして、これら圧力解除孔57、透孔24、環状の隙間42、縦通路48とで、補助シリンダ筒50内と容器体100内とを連通する液戻し流路Pcを形成している。この液戻し流路Pcは、ピストンCが押圧されて圧力解除孔57と補助シリンダ筒50内とが連通する位置まで後方へ押し込まれた際に、補助シリンダ筒50内の液が液戻し流路Pcを介して容器体100内に還流され、補助シリンダ筒50内が減圧される。
プランジャDは、シリンダ筒30内周に摺動可能に嵌合させた外部摺動部70と、筒状突部31外周に摺動可能に嵌合させた内部摺動部71とを、周壁部72の後端部より突設し、周壁部72の先端を頭部73で閉塞して構成しており、外部摺動部70が第1通気孔34を閉塞する位置から後方への押し込みが可能に装着されている。また、周壁部72内周の後ろ向き段部と、筒状突部31内周のシリンダ筒30の後壁との間に介在させたプランジャ用のコイルスプリングs2により常時前方へ付勢させている。
連結部材Eは、射出筒52先端にノズルFを連結させるためのもので、射出筒52の外周に嵌合させる装着用筒75を、射出筒52前面に位置する基板76の後面より突設し、また、基板76の中央に基端を開口して前方へ、先端閉塞の軸筒77を突設し、軸筒77周囲の基板76前面より前方へ、ノズル支持筒78を突設している。更に、基板76の周縁より後方へ、下端縁が開放されたカバー壁79を延設し、その後端を補助シリンダ嵌合筒18の外周前端部に嵌合している。そして、装着用筒75内の基板76に穿設した透孔80を介して、射出筒52内と、軸筒77とノズル支持筒78とで形成される流路とを連通している。また、該流路内には上流から下流へ一方的に連通する第3逆止弁V3を設けている。第3逆止弁V3は、軸筒77外周に嵌合させた嵌合筒部81より、前方へ広がるスカート状の第3逆止弁体82を延設した弁部材を設け、この第3逆止弁体82と、第3逆止弁体82の先端縁が圧接するノズル支持筒78内面で構成する弁座とで、第3逆止弁V3を構成している。
ノズルFは、ノズル支持筒78外周に回動可能に嵌合させた嵌合筒85を前壁86の後面より突設し、また、前壁86の後面中央部より延設された中心筒87の後部を、連結部材Eの軸筒77外周に液密回動可能に嵌合させている。また、前壁86の後面より突設したシール筒88をノズル支持筒78内周に液密回動が可能に嵌合させている。更に、中心筒87内面には第1連通溝89を凹設し、軸筒77の外面に設けた第2連通溝83と所定回動位置での連通が可能に構成している。また、前壁86の中央より突設した嵌合突部90と、嵌合筒部91との間に、脚部92aを嵌着したチップ92を装着し、チップ92の先端に噴出口93を開口している。また、嵌合突部90と前壁86とには、前壁86の前後を連通する連通路94を形成している。噴出口93は、ノズルFの先端部に揺動可能に枢着された蓋板95により開閉可能に構成されている。
トリガーGは、前板の両側より一対の側板を延設し、前板と側板の下端には底板を延設しており、連結部材Eの両側に、前板上方に突出した両側板の上端部をそれぞれ枢着して、前後揺動可能に装着されている。また、前板より突設した連絡軸96をプランジャDの先端部を連係させて、トリガーGの引き込みによりプランジャDの押し込みが可能に、押し込んだ状態からプランジャ用のコイルスプリングs2の弾性復元力で元の状態に復元するプランジャDにより、トリガーGを元の状態に押し戻すよう構成されている。
本体カバーHは、本体Bの上面、両側面、後面を被覆して、本体Bに嵌着固定している。
上記した如く、第1実施例に於けるトリガー式液体噴出器1は、装着した容器体100内とパイプ45、第1逆止弁V1を介して縦流路Paとが連通し、第1逆止弁V1下流の縦流路Paと第1連通路46を介してシリンダ筒30内とが連通し、また、シリンダ筒30内と、第1逆止弁V1の下流で、第2逆止弁V2上流の縦流路Pa、第2逆止弁V2、第2連通路55を介して補助シリンダ筒50内前端部とが連通し、更に、補助シリンダ筒50内と射出流路Pb、第3逆止弁V3を介してノズルFの噴出口93とが連通する如く構成されている。
上記の如く構成したトリガー式液体噴出器1は、図1の状態からトリガーGを後方へ引くことで、プランジャDを押し込み、シリンダ筒30内の液が第1連通路46を介して第2逆止弁V2を開き、第2連通路55から補助シリンダ筒50内に圧入される。次いで、補助シリンダ筒50内に圧入された加圧液は射出流路Pbより第3逆止弁V3を開いてノノズルFの噴出口93より噴出される。この際、補助シリンダ筒50内に圧入された液は全部が排出されずにピストンCが後方位置のまま補助シリンダ筒50内に一部が残存する。
次いでトリガーGの引き込みをやめるとプランジャ用のコイルスプリングs2の弾性復元力によりプランジャDが押し出され、トリガーGが元の状態に戻されるとともに、負圧化したシリンダ筒30内に第1逆止弁V1を開いて容器体100内の液が導入される。その際、補助シリンダ筒50内のピストンCはピストン用のコイルスプリングs1の前方付勢力で前進し、補助シリンダ筒50内の液を加圧して射出流路Pbから第3逆止弁V3を開いてノズルFの噴出口93より噴出させる。従って、トリガーGを繰り返し引くことで、液の連続噴出が可能となる。
トリガーGの操作を連続して行なうことで、補助シリンダ筒50内への圧入液が増加して、ピストンCの前部摺動部62が圧力解除孔57を開放する位置まで到達すると、液が液戻し流路Pcを介して容器体100内に還流され、補助シリンダ筒50内が減圧されて、ピストンCが圧力解除孔57を塞ぐ位置まで前進する。
尚、上記した如き液を噴出する具体例として、例えば、縦流路Paへ供給された液のうち約50%が直接射出流路Pbを介してノズルFから噴出され、残りの約50%が補助シリンダ筒50内に残存する如く設計することもできる。また、トリガーGを繰り返し作動させることで、補助シリンダ筒50内に液体を大量にためる如く設計することも可能である。
1:トリガー式液体噴出器
A:装着キャップ
10…周壁、11…頂壁
B:本体
B1:本体部
15…連結筒部、15a…頂板,16…縦筒、16a…頂板、17…シリンダ嵌合筒、
18…補助シリンダ嵌合筒、19…コイルスプリング嵌合筒、20…係止筒、
21…第2通気孔、22…シール筒、23…透孔、24…透孔
B2:シリンダ部材
30…シリンダ筒、31…筒状突部、32…連結筒部、33…環状の隙間、
34…第1通気孔
B3:インテイク
40…大径筒部、40a…頂板、41…小径筒部、41a…肉厚部、41b…肉薄部、
42…環状の隙間、43…フランジ、44…第3通気孔、45…パイプ、
46…第1連通路、47…弁部材、47a…弾性材、47b…弁体、48…縦通路
B4:補助シリンダ部材
50…補助シリンダ筒、51…前壁、52…射出筒、53…環状空間、54…透孔、
55…第2連通路、56…環状凸部、56a…切欠き部、57…圧力解除孔
C:ピストン
60…前壁、61…周壁、61a…小径部、61b…大径部、62…前部摺動部、
63…後部摺動部
D:プランジャ
70…外部摺動部、71…内部摺動部、72…周壁部、73…頭部
E:連結部材
75…装着用筒、76…基板、77…軸筒、78…ノズル支持筒、79…カバー壁、
80…透孔、81…嵌合筒部、82…第3逆止弁体、83…第2連通溝
F:ノズル
85…嵌合筒、86…前壁、87…中心筒、88…シール筒、89…第1連通溝、
90…嵌合突部、91…嵌合筒部、92…チップ、92a…脚部、93…噴出口、
94…連通路、95…蓋板
G:トリガー
96…連絡軸
H:本体カバー
100:容器体
101…口頸部、
V1:第1逆止弁
V2:第2逆止弁
V3:第3逆止弁
Pa:縦流路
Pb:射出流路
Pc:液戻し流路、
s1:ピストン用のコイルスプリング
s2:プランジャ用のコイルスプリング

Claims (3)

  1. 容器体(100)内とパイプ(45)を介して連通する縦流路(Pa)と、
    縦流路(Pa)の上部に連通して前方へ延設し、先端に嵌着したノズル(F)内と連通する射出流路(Pb)と、
    射出流路(Pb)下方に於いて縦流路(Pa)内と連通させて、縦流路(Pa)の前方へ突設したシリンダ筒(30)と、
    縦流路(Pa)内に上流より下流へ一方的に連通する第1逆止弁(V1)及び第2逆止弁(V2)と、
    射出流路(Pb)前部位置より揺動可能に垂設して、シリンダ筒(30)内を摺動するプランジャ(D)を操作するトリガー(G)とを備え、
    容器体(100)の内部をシリンダ筒(30)の内部へ第1逆止弁(V1)を介して一方的に連通させるとともに、シリンダ筒(30)の内部を射出流路の内部へ第2逆止弁(V2)を介して一方的に連通させ
    トリガー(G)の操作により、シリンダ筒(30)内の加圧液がノズル(F)の噴出口(93)より噴出するトリガー式液体噴出器に於いて、
    内部に前方付勢状態のピストン(C)を備える補助シリンダ筒(50)を縦流路(Pa)上に横設しており
    この縦流路(Pa)の上端が補助シリンダ筒(50)の周縁部を介して補助シリンダ筒(50)の前端部に連通されるとともに
    この補助シリンダ筒(50)内を介して、前記射出流路(Pb)を、補助シリンダ筒(50)の前方へ延設させており
    トリガー(G)の操作により、シリンダ筒(30)内の加圧液が補助シリンダ筒(50)内に導入された後、射出流路(Pb)を介してノズル(F)の噴出口(93)より噴出し、トリガー(G)の操作後に補助シリンダ筒(50)内に残存する液がピストン(C)の加圧により射出流路(Pb)を介して噴出口(93)より噴出可能に構成したことを特徴とするトリガー式液体噴出器
  2. 補助シリンダ筒(50)に、ピストン(C)の後限位置を規定する圧力解除孔(57)を開口するとともに、圧力解除孔(57)から容器体(100)内に至る液戻し流路(Pc)を設けた請求項1に記載のトリガー式液体噴出器
  3. ノズル(F)の流路に第3逆止弁(V3)を設けた請求項1又は請求項2に記載のトリガー式液体噴出器
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