JP6132113B2 - カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、血管などに挿入して使用されるカテーテルに関する。
血管などの管腔内に挿入して使用されるカテーテルが知られている。医師は、カテーテルを用いて血管に薬液や造影剤を注入したり、各種デバイス(ステントや塞栓コイルなど)を血管の病変部に送り込む。
カテーテルは、樹脂製のチューブと、チューブの先端に設けられた柔軟な先端チップとから構成されている。また、チューブの強度を確保する目的で、チューブ内に各種の補強体を設けることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−104579号
しかしながら、上述した従来のカテーテルでは、先端チップとチューブとの接合強度が十分に確保できないという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、先端チップとチューブ(シャフト部)との接合強度を十分に確保することが可能なカテーテルの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のカテーテルは次の構成を採用した。すなわち、管状の内層と、前記内層を覆う補強層と、前記補強層を覆う外層とから成るシャフト部と、前記シャフト部の先端に取り付けられた樹脂製の先端チップとを備え、前記補強層が中空の素線で形成され、前記先端チップは、前記素線の中空部に入り込んでいることを特徴とする。
このような本発明のカテーテルでは、補強層が中空の素線で形成されており、先端チップが素線の中空部に入り込んでいるので、先端チップと補強層との引っ掛かりを確保することができる。その結果、先端チップとシャフト部との接合強度を大きくすることが可能となる。
また、上述した本発明のカテーテルにおいては、補強層として、中空の素線で形成された編組体を用いることとし、素線の中空部に入り込んだ先端チップが、編組体の素線の方向に沿って形成されるようにしてもよい。
このような本発明のカテーテルでは、補強層が中空の素線で形成された編組体であり、素線の中空部に入り込んだ先端チップが、編組体の素線の方向に沿って形成されているので、素線の中空部に入り込んだ先端チップが、一方向に形成されるのではなく、交差する方向に形成される。その結果、先端チップと補強層との引っ掛かりを強固にすることができ、特に、引っ張りに対する先端チップの抜けをより確実に防止することが可能となる。
また、上述した本発明のカテーテルにおいては、補強層の素線を、樹脂材料で形成することとしてもよい。
このような本発明のカテーテルでは、補強層の素線が樹脂材料で形成されているので、素線の加工が容易である。従って、カテーテルの補強層に用いられる素線のように、非常に細い素線であっても、容易に中空部を形成することができる。その結果、本発明の構造を有するカテーテルを、容易に実現することが可能となる。
また、先端チップと補強層とが共に樹脂材料であることにより、先端チップと補強層との密着性を確保することができ、より強固に接合することが可能となる。
また、上述した本発明のカテーテルにおいては、補強体の素線を、先端チップよりも融点が高い樹脂材料で形成することとしてもよい。
このような本発明のカテーテルでは、補強層の素線が、先端チップよりも融点が高い樹脂材料で形成されているので、先端チップの溶着時に、熱によって補強層の素線が変形することを防止することができる。その結果、補強層の素線の中空形状が確実に維持されることによって、先端チップと補強層との引っ掛かりを確実に確保することが可能となる。
本発明の第1実施形態のカテーテルの構成を示した説明図である。 本発明の第1実施形態のカテーテルのカテーテルシャフトの詳細を示した説明図である。 本発明の第1実施形態のカテーテルの図2におけるA−A断面を示した説明図である。 本発明の第1実施形態のカテーテルのカテーテルシャフトと先端チップとの接合箇所の詳細を示した説明図である。 本発明の第2実施形態のカテーテルのカテーテルシャフトの詳細を示した説明図である。 本発明の第2実施形態のカテーテルのカテーテルシャフトと先端チップとの接合箇所の詳細を示した説明図である。
A.第1実施形態 :
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のカテーテルの各種実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のカテーテル1の構成を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のカテーテル1は、カテーテルシャフト10と、カテーテルシャフト10の先端に設けられた先端チップ60と、カテーテルシャフトの基端に設けられたコネクタ70などから構成されている。
尚、本明細書中の「カテーテルシャフト」は本発明の「シャフト部」に対応する。
図2は、本発明の第1実施形態のカテーテル1のカテーテルシャフト10の詳細を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のカテーテルシャフト10は管状の構造体であり、内層20と、内層20を覆う補強層としてのコイル体30と、コイル体30を覆う外層50などから構成されている。
内層20は樹脂で形成されている。内層20を形成する樹脂材料は特に限定されないが、内部に挿入する器具(ガイドワイヤやカテーテルなど)との摺動性を考慮すると、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)が好ましい。
外層50も樹脂で形成されている。外層50を形成する樹脂材料は特に限定されず、例えばポリアミド、ポリアミドエラストマ、ポリエステル、ポリウレタン等を用いることができる。
コイル体30もまた、樹脂で形成されている。尚、本実施形態では、コイル体30の素線がPEEK(ポリエーテルケトン)樹脂で形成さている。PEEK樹脂は、融点が330℃程度であり、射出成形可能な熱可塑性樹脂としては比較的高い耐熱性を有する樹脂として知られている。
また、本実施形態のコイル体30は、複数の素線をらせん状に巻回することによって形成されており、各素線は中空形状に形成されている。コイル体30を中空形状に形成する理由については後述する。
カテーテルシャフト10の先端には樹脂製の先端チップ60が設けられている。先端チップ60を形成する樹脂は特に限定されないが、本実施形態では、血管損傷のリスクを考慮して、比較的柔軟なポリウレタン樹脂にて先端チップ60を形成している。
尚、先端チップ60に放射線不透過性の粉末(例えば、タングステンの粉末)を含有させてもよい。こうすることで、冠動脈造影時に医師等の手技者がカテーテルの位置を正確に把握することができる。
図3は、本発明の第1実施形態のカテーテル1の図2におけるA−A断面を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のカテーテル1では、内層20、コイル体30、および外層50の三層から成り、コイル体30の素線に中空部30aが形成されることにより、カテーテルシャフト10の端面に複数の孔が形成されている。従って、複数の孔が形成されたカテーテルシャフト10の端面に対して、樹脂製の先端チップ60が溶着されることとなる。
図4は、本発明の第1実施形態のカテーテル1のカテーテルシャフト10と先端チップ60との接合箇所の詳細を示した説明図である。尚、図4では、図が複雑になることを避けるために、外層50の図示を省略している。
図示されているように、カテーテルシャフト10の端面に対して樹脂製の先端チップ60が溶着されると、先端チップ60の樹脂がコイル体30の中空部30aに入り込む。このことによって、先端チップ60の後端面に係合部60aが形成される。
このように本実施形態のカテーテル1では、補強層としてのコイル体30が中空の素線で形成されており、先端チップ60が素線の中空部30aに入り込んでいるので、先端チップ60とコイル体30との引っ掛かりを確保することができる。その結果、先端チップ60とカテーテルシャフト10との接合強度を大きくすることが可能となる。
また本実施形態のカテーテル1では、コイル体30の素線を構成する樹脂材料(本実施形態ではPEEK樹脂)の融点が、先端チップ60を構成する樹脂材料(本実施形態ではポリウレタン樹脂)の融点よりも高くなっている。従って、先端チップ60の溶着時に、熱によってコイル体30の素線が変形することを防止することができる。その結果、コイル体30の素線の中空部30aの形状が維持される(シャフト部端部の孔の形状が維持される)ことによって、先端チップ60とカテーテルシャフト10との引っ掛かりを確実に確保することが可能となる。
B.第2実施形態 :
図5は、本発明の第2実施形態のカテーテル2のカテーテルシャフト12の詳細を示した説明図である。図示した第2実施形態のカテーテル2は、上述した第1実施形態のカテーテル1とは以下の点が異なっている。すなわち、第1実施形態のカテーテル1では、補強層としてコイル体30を用いていた(図2を参照)。これに対して、第2実施形態のカテーテル2では、補強層として、複数本の素線を編み込むことによって形成された編組体32を用いている。
上記以外の点については、第1実施形態のカテーテル1と第2実施形態のカテーテル2とは同様の構成となっている。すなわち、カテーテルシャフト12は、内層20と外層52とを有し、補強層としての編組体32の素線は中空部32aを有している。また、カテーテルシャフト12の先端には先端チップ62が設けられている。
図6は、本発明の第2実施形態のカテーテル2のカテーテルシャフト12と先端チップ62との接合箇所の詳細を示した説明図である。尚、図6では、図が複雑になることを避けるために、外層52の図示を省略している。
図示されているように、カテーテルシャフト12の端面に対して樹脂製の先端チップ62が溶着されると、先端チップ62の樹脂が編組体32の中空部32aに入り込む。このことによって、先端チップ60の後端面に、係合部62aが形成される。
ここで、本実施形態のカテーテル2では、素線の中空部32aに入り込んだ先端チップ62(正確には、先端チップ62の係合部62a)が、編組体32の素線の方向に沿って形成されることにより、先端チップ62の係合部62aが、一方向に形成されるのではなく、交差する方向に形成される。
このような本実施形態のカテーテル2においても、上述した第1実施形態のカテーテル1と同様に、先端チップ62が編組体32の素線の中空部32aに入り込み、先端チップ62と編組体32との引っ掛かりが確保されることにより、先端チップ62とカテーテルシャフト12との接合強度を大きくすることができる。
特に、補強層として中空素線で形成した編組体32を用いることにより、先端チップ62の係合部62aが、一方向に形成されるのではなく、交差する方向に形成されるので、先端チップ62と編組体32との引っ掛かりをより強固にすることができる。その結果、カテーテル2の軸方向への引っ張りに対する先端チップ62の抜けをより確実に防止することが可能となる。
以上、本発明の各種実施形態のカテーテルについて説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上述した実施形態のカテーテルでは、補強層としてのコイル体30あるいは編組体32は、樹脂材料で形成するものと説明した。しかしながら、補強層としてのコイル体あるいは編組体は、中空形状であれば、必ずしも樹脂材料で形成されていなくてもよく、例えば、中空の金属線などを補強層に用いることとしてもよい(図示は省略)。
もっとも、上述した各種実施形態のカテーテルのように、補強層としてのコイル体30あるいは編組体32は、樹脂材料で形成したほうが、補強層(ひいてはカテーテル)を簡単に製造することができる。樹脂材料は比較的加工が容易であるため、カテーテルの補強層に用いる素線のように、非常に細い素線であっても、容易に中空形状とすることが可能であるからである。
また、先端チップと補強層(コイル体30または編組体32)とが共に樹脂材料であることにより、両者の密着性を確保し易いという利点もある。
1,2・・・カテーテル
10,12・・・カテーテルシャフト
20・・・内層
30・・・コイル体
30a・・・中空部
32・・・編組体
32a・・・中空部
50,52・・・外層
60,62・・・先端チップ
60a,62a・・・係合部
70・・・コネクタ

Claims (5)

  1. 管状の内層と、前記内層を覆う補強層と、前記補強層を覆う外層とから成るシャフト部を備え、
    前記補強層は、中空の素線で形成されていることを特徴とするカテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    前記補強層は、中空の素線で形成されたコイル体であることを特徴とするカテーテル。
  3. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    前記補強層は、中空の素線で形成された編組体であることを特徴とするカテーテル。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のカテーテルであって、
    前記補強層を形成する前記中空の素線は、樹脂材料で形成されていることを特徴とするカテーテル。
  5. 請求項4に記載のカテーテルであって、
    前記シャフトの先端に取り付けられた樹脂製の先端チップを備え、
    前記補強層を形成する前記中空の素線は、前記先端チップよりも融点が高い樹脂材料で形成されていることを特徴とするカテーテル。
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