JP6131901B2 - 追従走行制御装置及び追従走行制御方法 - Google Patents

追従走行制御装置及び追従走行制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる追従走行制御方法及び追従走行制御装置に関する。
従来、自車を先行車に対して自動的に追従走行させることが可能な追従走行制御装置において、ドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行するようにしたものが提案されている。
例えば、自動追従走行中の加減速特性を学習し、先行車と自車との位置関係において同様の変化が発生したときにドライバの運転行動を再現することによって、ドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行するようにしたものが提案されている。下記特許文献1には、自動追従走行中の加減速特性を学習するものとして、自動追従走行中に先行車と自車との位置関係が過渡的に変化するとき、ドライバが行ったブレーキ操作やアクセル操作を記憶し、その操作に基づいて車両の加減速特性を変更するようにしたものが開示されている。
しかしながら、上述のように加減速特性を学習するものにおいては、高性能の演算処理装置やメモリが必要となり、さらには、学習データがある程度蓄積されるまでの間、ドライバの感覚に合致した追従走行制御を適切に実行できないという問題もあった。
また、ドライバの集中力が低下している状態等であっても加減速特性を学習してしまうことから、学習データにばらつきが発生し、その結果、ドライバの感覚に合致した追従走行制御を適切に実行できないという問題もある。
そこで、近年では、ドライバ自身の運転行動による追従走行パターンをモデル化して、これを追従走行制御ロジックに反映させることが提案されている。
具体的には、ドライバは、車間時間(車間時間=車間距離/自車速度)が一定となるように先行車との車間距離を調節する習性があることが知られており、近年では、この習性を数式化した下記(1)式に基づいて目標加速度a(t+T)を設定することが提案されている。
Figure 0006131901
上記(1)式において、THWtgtはドライバ毎に予め設定される目標車間時間、V(t)は自車速度、L(t)は車間距離、Kはゲインである。
また、先行車の接近に対してドライバが車両を減速させるとき、先行車との相対速度を車間距離で割った値と自車速度との積に比例するように減速度を調整する習性があることも知られており、近年では、この習性を数式化した下記(2)式に基づいて目標加速度(減速度)a(t+T)を設定することも提案されている。
Figure 0006131901
上記(2)式において、V(t)は相対速度、Kはゲインである。
そして、近年では、上記(1)式と上記(2)式とを組み合わせた下記(3)式に基づいて目標加速度a(t+T)を設定することが提案されている。下記(3)式では、目標加速度a(t+T)が、予め設定した目標車間時間THWtgtの逆数から、自車速度V(t)を車間距離L(t)で割った値(つまり、実際の車間時間の逆数)を減算した値に比例する第1の項(これを車間距離制御項という)と、先行車との相対速度V(t)を車間距離L(t)で割った値と自車速度V(t)との積に比例する第2の項(これを相対速度制御項という)との和として設定される。
Figure 0006131901
この場合、上記(1)式と上記(2)式とを組み合わせることで、上記(1)式のみ、または上記(2)式のみに基づいて目標加速度a(t+T)を設定する場合に比べ、上記追従走行パターンを追従走行制御ロジックにより忠実に反映することができる。このため、ドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行することが可能になる。
ところで、上記(3)式に基づく目標加速度a(t+T)の設定では、上記車間距離制御項のゲインKと上記相対速度制御項のゲインKとの比が、1:5〜10に設定される。これは、ドライバが車間時間の変化よりも相対速度の変化をより敏感に認識するという習性に基づくものであり、ゲインKを相対的に大きく設定して上記相対速度制御項に重み付けをし、相対速度を優先的に制御することで、ドライバに安心感を与えることが可能になる。
ここで、ゲインKは、上記(2)式を変形した下記(4)式により求めることができる。
Figure 0006131901
本発明者は、追従走行制御装置を開発するにあたり、このゲインKの設定に関し、様々な解析、検討を行った。そして、鋭意研究の結果、図3にグラフで示すように、ゲインKは、自車速度V(t)に対して一定ではなく、自車速度V(t)が大きくなる程上昇する傾向にあるという知見を得た。
つまり、上記(3)式に基づく追従走行制御では、自車速度V(t)が増加する程、ドライバの感覚からずれている可能性があり、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行するためには、さらなる改善の余地があることが分かった。
特開2003−39978号公報
この発明は、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる追従走行制御方法及び追従走行制御装置を提供することを目的とする。
この発明の追従走行制御方法は、自車が先行車に追従するための目標加速度を、予め設定した目標車間時間の逆数から、自車速度を車間距離で割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、先行車との相対速度を車間距離で割った値と自車速度との積に比例する相対速度制御項との和として設定する追従走行制御方法であって、上記車間距離制御項及び上記相対速度制御項において、上記自車速度を、自車速度検出手段で検出した実際の自車速度とドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の自車速度をべき乗した知覚自車速度とし、上記相対速度を、相対速度検出手段で検出した実際の相対速度とドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の相対速度をべき乗した知覚相対速度とし、上記車間距離を、車間距離検出手段で検出した実際の車間距離とドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の車間距離をべき乗した知覚車間距離として、上記目標加速度を算出するものである。
この構成によれば、物理量(実際の自車速度、相対速度、車間距離)を知覚量(知覚自車速度、知覚相対速度、知覚車間距離)に置き換えるための1以下のべき指数によって、相対速度制御項のゲインを自車速度によらず一定とすることができる。
この場合、知覚自車速度の値に関わらず、ゲインは略一定となる。このため、自車速度が増加する程、ドライバの感覚に対して制御によるブレーキが弱くなるという従来の傾向を抑制することでき、より広い車速範囲でドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行することができる。つまり、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる。
この発明の追従走行制御装置は、自車速度を検出する自車速度検出手段と、車間距離を検出する車間距離検出手段と、先行車との相対速度を検出する相対速度検出手段とを備えると共に、上記自車速度検出手段で検出した実際の自車速度とドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の自車速度をべき乗することにより知覚自車速度を算出し、上記相対速度検出手段で検出した実際の相対速度とドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の相対速度をべき乗することにより知覚相対速度を算出し、上記車間距離検出手段で検出した実際の車間距離とドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の車間距離をべき乗することにより知覚車間距離を算出する知覚量算出部と、自車が先行車に追従するための目標加速度を、予め設定した目標車間時間の逆数から、上記知覚自車速度を上記知覚車間距離で割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、上記知覚相対速度を上記知覚車間距離で割った値と上記知覚自車速度との積に比例する相対速度制御項との和として算出する目標加速度算出部とを有する制御手段を備えたものである。
この構成によれば、物理量(実際の自車速度、相対速度、車間距離)を知覚量(知覚自車速度、知覚相対速度、知覚車間距離)に置き換えるための1以下のべき指数によって、相対速度制御項のゲインを自車速度によらず一定とすることができる。
この場合、知覚自車速度の値に関わらず、ゲインは略一定となる。このため、自車速度が増加する程、ドライバの感覚に対して制御によるブレーキが弱くなるという従来の傾向を抑制することでき、より広い車速範囲でドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行することができる。つまり、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる。
この発明によれば、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる追従走行制御方法及び追従走行制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る追従走行制御装置のシステム構成を示すブロック図。 知覚自車速度と相対速度制御項のゲインとの関係を示すグラフ。 従来の自車速度と相対速度制御項のゲインとの関係を示すグラフ。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る追従走行制御装置1のシステム構成を示すブロック図である。追従走行制御装置1は、自車速度Vs_physを検出するための車速センサ2と、先行車との車間距離Lphysを検出するレーダ3と、後述する車間時間THWtgtを設定するための車間時間設定部4と、微分器5と、制御部7と、該制御部7からの制御指令信号に基づいて駆動する動力系(駆動系及び制動系を含む)としてのエンジンスロットル8、ブレーキ装置9、及びトランスミッション10とを備えている。
レーダ3は、車両前方に向かってミリ波の電波を発射するミリ波レーダであり、車両前方の先行車(障害物)に反射して帰来する電波を受信することで、自車と先行車との車間距離Lphysを検出する。そして、検出した車間距離Lphysのデータを制御部7に出力する。
車間時間設定部4は、乗員の適宜の操作によって車間時間THWtgtの設定を受付けるものであり、例えば、スイッチボタンやダイヤル、ディスプレイ装置のタッチパネル、専用のリモコン、または制御部7との通信が可能な携帯通信端末等により構成される。乗員は、例えば、ショート、…、ミドル、…、ロングといった段階に応じて予め用意された車間時間の中から希望するものを1つ選択して目標車間時間THWtgtの設定を行う。
微分器5は、レーダ3から車間距離Lphysのデータを入力可能としている。そして、この車間距離Lphysを時間微分することで、先行車との相対速度Vr_physを算出する。
制御部7は、知覚量算出部71と、目標加速度算出部72と、PCM(Power−train Control Module)73と、スロットル制御部74と、ブレーキ液圧制御部75と、シフトギア制御部76とを有する。この制御部7は、車速センサ2で検出された自車速度Vs_physと、レーダ3で検出された車間距離Lphysと、車間時間設定部4で設定された目標車間時間THWtgtと、微分器5で算出されたVr_physとに基づいて、自車の目標加速度a(t+T)を算出し、この目標加速度a(t+T)に基づく制御指令信号をスロットル制御部74、ブレーキ液圧制御部75、及びシフトギア制御部76に出力して、エンジンスロットル8、ブレーキ装置9、及びトランスミッション10を制御するものである。
制御部7のうち、知覚量算出部71は、車速センサ2、レーダ3、微分器5から、それぞれ自車速度Vs_phys、車間距離Lphys、相対速度Vr_physのデータを入力可能としている。そして、知覚量算出部71は、入力された各種データに基づいて、ドライバが知覚する各種知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)を算出する。
ところで、車間距離や速度に対するドライバの感度は、実際の量(物理量)が増加する程鈍化する傾向があり、結果として、物理量が増加する程、知覚量と物理量との差が広がることが知られている。知覚量算出部71は、この傾向を数式化した下記(5)〜(7)式に基づいて、各種知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)を算出する。
Figure 0006131901
上記(5)〜(7)式において、KVs、KVr、Kはいずれもゲインである。また、上記(7)式におけるLは、計算上、知覚相対速度Vr_percが無限大(分母が0)にならないようにするために予め設定された定数である。
また、上記(5)式におけるべき指数nVsは、車速センサ2で検出された実際の自車速度Vs_physとドライバが知覚する知覚自車速度Vs_percとの相違を表すドライバ毎の固有の1以下の数値である。知覚量算出部71は、上記(5)式に基づき、べき指数nVsで自車速度Vs_physをべき乗してゲインKVsをさらに乗算することにより、知覚自車速度Vs_percを算出する。
また、上記(6)式におけるべき指数nVrは、微分器5で算出された実際の相対速度Vr_physとドライバが知覚する知覚相対速度Vr_percとの相違を表すドライバ毎の固有の1以下の数値であり、べき指数nL2は、レーダ3で検出された実際の車間距離Lphysとドライバが知覚する知覚車間距離Lpercとの相違を表すドライバ毎の固有の1以下の数値である。知覚量算出部71は、上記(6)式に基づき、べき指数nVrで相対速度Vr_physをべき乗してゲインKVrをさらに乗算した数値を、車間距離Lphysと定数Lとの和をべき指数nL2でべき乗した数値で割ることにより、知覚相対速度Vr_percを算出する。
また、上記(7)式におけるべき指数nは、レーダ3で検出された実際の車間距離Lphysとドライバが知覚する知覚車間距離Lpercとの相違を表すドライバ毎の固有の1以下の数値である。知覚量算出部71は、上記(7)式に基づき、べき指数nで車間距離Lphysをべき乗してゲインKをさらに乗算することにより、知覚車間距離Lpercを算出する。
ここで、各べき指数nVs、nVr、nL2、n、及び定数Lに関する上記の数値範囲は、実際に被験者を使って運転シミュレーションを行うことにより得られたものである。上記(5)式〜(7)式では、1以下に設定された各べき指数nVs、nVr、nL2、nによって、各種物理量(自車速度Vs_phys、相対速度Vr_phys、車間距離Lphys)が増加する程ドライバの感度が鈍化する傾向を表している。
目標加速度算出部72は、知覚量算出部71から各種知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)のデータを入力可能とし、さらには、車間時間設定部4から、目標車間時間THWtgtのデータを入力可能としている。そして、目標加速度算出部72は、入力された各種データと下記(8)式とに基づいて、目標加速度a(t+T)を算出する。
Figure 0006131901
上記(8)式は、知覚量算出部71で算出された各種知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)を上記(3)式に代入することによって導出されるものであり、換言すれば、従来の追従走行制御ロジックで用いられる物理量を知覚量に置き換えた式となっている。
つまり、上記(8)式では、目標加速度a(t+T)が、予め設定した目標車間時間THWtgtの逆数から、知覚自車速度Vs_percを知覚車間距離Lpercで割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、知覚相対速度Vr_percを知覚車間距離Lpercで割った値と知覚自車速度Vs_percとの積に比例する相対速度制御項との和として設定される。
ここで、上記(8)式におけるK、Kは、いずれもゲインであり、それぞれ上記(3)式のゲインK、Kに対応するものである。そして、車間距離制御項のゲインKと相対速度制御項のゲインKとの比は、ゲインK、Kと同様、1:5〜10に設定される。
図2は、知覚自車速度Vs_percと相対速度制御項のゲインKとの関係を示すグラフであり、このグラフでは、図2に示すように、知覚自車速度Vs_percの値に関わらず、ゲインKが略一定(約0.1)とされている。本発明者は、鋭意研究の結果、べき指数nVs、nVr、nL2、nによって、知覚自車速度Vs_percの値に関わらず、ゲインKが略一定になるという知見を得た。この場合、自車速度が増加する程、ドライバの感覚に対して制御によるブレーキが弱くなるという従来の傾向が抑制されていると考えることができる。
ところで、一般的に、実際の自車速度をx、実際の車間距離をyとしたとき、両者間には、y=x(n>1)の関係があることが知られている。ここで、知覚自車速度をX、知覚車間距離をYとすると、それぞれX=xα、Y=yβと表すことができるため、これらの式を変形することによって、関係式x=X1/α、y=Y1/βが得られ、この関係式x=X1/α、y=Y1/βをy=xに代入することにより、関係式Y=Xn・β/αが得られる。従って、知覚自車速度Xと知覚車間距離Yとの関係を線形の関係にしたい場合は、n・β/α=1とすればよく、n=α/βとなるように適宜α、βを決定すればよいことになる。なお、ここでは、説明の簡素化のため、便宜上各式におけるゲインを省略している。
PCM73は、目標加速度算出部72から目標加速度a(t+T)の算出結果を入力可能としており、この目標加速度a(t+T)に基づいて、スロットル開度指令値θ、ブレーキ液圧指令値P、シフトポジション指令値Xに関連する制御指令信号を生成する。そして、スロットル制御部74、ブレーキ液圧制御部75、及びシフトギア制御部76は、それぞれ上述したスロットル開度指令値θ、ブレーキ液圧指令値P、シフトポジション指令値Xに基づき、車両の動力系を構成するエンジンスロットル8、ブレーキ装置9、及びトランスミッション10を制御する。
以上に示したように、本実施形態の追従走行制御装置1は、自車速度Vs_physを検出する速度センサ2と、車間距離Lphysを検出するレーダ3と、先行車との相対速度Vr_physを検出(算出)する微分器5とを備えると共に、車速センサ2で検出した実際の自車速度Vs_physとドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nVsで実際の自車速度Vs_physをべき乗することにより知覚自車速度Vs_percを算出し、微分器5で検出(算出)した実際の相対速度Vr_physとドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nVrで実際の相対速度Vr_physをべき乗することにより知覚相対速度Vr_percを算出し、レーダ3で検出した実際の車間距離Lphysとドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nで実際の車間距離Lphysをべき乗することにより知覚車間距離Lpercを算出する知覚量算出部71と、自車が先行車に追従するための目標加速度a(t+T)を、予め設定した目標車間時間THWtgtの逆数から、知覚自車速度Vs_percを知覚車間距離Lpercで割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、知覚相対速度Vr_percを知覚車間距離Lpercで割った値と知覚自車速度Vs_percとの積に比例する相対速度制御項との和として算出する目標加速度算出部72とを有する制御部7を備えている。
上述した追従走行制御装置1によれば、物理量(実際の自車速度Vs_phys、相対速度Vr_phys、車間距離Lphys)を知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)に置き換えるための1以下のべき指数nVs、nVr、nL2、nによって、上記相対速度制御項のゲインKを知覚自車速度Vs_percによらず一定とすることができる。
この場合、知覚自車速度Vs_percの値に関わらず、ゲインKは略一定となる。このため、自車速度が増加する程、ドライバの感覚に対して制御によるブレーキが弱くなるという従来の傾向を抑制することでき、より広い車速範囲でドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行することができる。つまり、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる。
また、本実施形態の追従走行制御方法では、自車が先行車に追従するための目標加速度を、予め設定した目標車間時間の逆数から、自車速度を車間距離で割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、先行車との相対速度を車間距離で割った値と自車速度との積に比例する相対速度制御項との和として設定する追従走行制御方法であって、上記車間距離制御項及び上記相対速度制御項において、上記自車速度を、車速センサ2で検出した実際の自車速度Vs_physとドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nVsで実際の自車速度Vs_physをべき乗した知覚自車速度Vs_percとし、上記相対速度を、微分器5で検出(算出)した実際の相対速度Vr_physとドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nVrで実際の相対速度Vr_physをべき乗した知覚相対速度Vr_percとし、上記車間距離を、レーダ3で検出した実際の車間距離Lphysとドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下のべき指数nで実際の車間距離Lphysをべき乗した知覚車間距離Lpercとして、目標加速度a(t+T)を算出する。
上述した追従走行制御方法によれば、物理量(実際の自車速度Vs_phys、相対速度Vr_phys、車間距離Lphys)を知覚量(知覚自車速度Vs_perc、知覚相対速度Vr_perc、知覚車間距離Lperc)に置き換えるための1以下のべき指数nVs、nVr、nL2、nによって、上記相対速度制御項のゲインKを知覚自車速度Vs_percによらず一定とすることができる。
この場合、知覚自車速度Vs_percの値に関わらず、ゲインKは略一定となる。このため、自車速度が増加する程、ドライバの感覚に対して制御によるブレーキが弱くなるという従来の傾向を抑制することでき、より広い車速範囲でドライバの感覚に合致した追従走行制御を実行することができる。つまり、ドライバの感覚により合致した追従走行制御を実行することができる。
なお、上述した実施形態では、車間時間設定部4を乗員が操作することにより、予め用意された車間時間の中から希望するものを1つ選択して目標車間時間THWtgtの設定を行うこととしたが、本発明が必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、地図情報、現在地情報、簡易的な経路誘導情報等の付加的な運転支援情報を提供するナビゲーション装置からの情報や、車外から送信される気象情報等に基づいて、適切な目標車間時間THWtgtを自動的に設定、または既に設定した目標車間時間THWtgtを微調整するようにしてもよい。
また、自車が電気自動車である場合にも本発明を適用することができる。この場合、エンジン(エンジンスロットル8)、スロットル制御部74に代えて、モータ、インバータが備えられ、PCMは上記インバータに対して周波数指令値、電流・電圧指令値等に関連する制御指令信号を生成、出力する構成となる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の自車速度検出手段は、車速センサ2に対応し、
以下同様に、
車間距離検出手段は、レーダ3に対応し、
相対速度検出手段は、微分器5に対応し、
制御手段は、制御部7に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…追従走行制御装置
2…車速センサ
3…レーダ
5…微分器
7…制御部
71…知覚量算出部
72…目標加速度算出部

Claims (2)

  1. 自車が先行車に追従するための目標加速度を、予め設定した目標車間時間の逆数から、自車速度を車間距離で割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、先行車との相対速度を車間距離で割った値と自車速度との積に比例する相対速度制御項との和として設定する追従走行制御方法であって、
    上記車間距離制御項及び上記相対速度制御項において、
    上記自車速度を、自車速度検出手段で検出した実際の自車速度とドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の自車速度をべき乗した知覚自車速度とし、
    上記相対速度を、相対速度検出手段で検出した実際の相対速度とドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の相対速度をべき乗した知覚相対速度とし、
    上記車間距離を、車間距離検出手段で検出した実際の車間距離とドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の車間距離をべき乗した知覚車間距離として、上記目標加速度を算出する
    追従走行制御方法。
  2. 自車速度を検出する自車速度検出手段と、
    車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    先行車との相対速度を検出する相対速度検出手段とを備えると共に、
    上記自車速度検出手段で検出した実際の自車速度とドライバが知覚する自車速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の自車速度をべき乗することにより知覚自車速度を算出し、
    上記相対速度検出手段で検出した実際の相対速度とドライバが知覚する相対速度との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の相対速度をべき乗することにより知覚相対速度を算出し、
    上記車間距離検出手段で検出した実際の車間距離とドライバが知覚する車間距離との相違を表すドライバ毎の固有の1以下の値で上記実際の車間距離をべき乗することにより知覚車間距離を算出する知覚量算出部と、
    自車が先行車に追従するための目標加速度を、予め設定した目標車間時間の逆数から、上記知覚自車速度を上記知覚車間距離で割った値を減算した値に比例する車間距離制御項と、上記知覚相対速度を上記知覚車間距離で割った値と上記知覚自車速度との積に比例する相対速度制御項との和として算出する目標加速度算出部とを有する制御手段を備えた
    追従走行制御装置。
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