JP6131082B2 - 旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばクレーンの旋回台を固定するボルトの緩みを監視する旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置に関する。
従来から、旋回輪の外輪を旋回体に固定したボルトの緩みを検出する取付ボルトの緩み検出装置が知られている(特許文献1参照)。
かかる緩み検出装置は、移動式クレーンの旋回輪取付ボルトに適用されており、移動式クレーンの旋回輪の内輪は下部走行体フレームにボルトで固定され、その外輪は上部旋回体フレームにボルトで固定され、外輪を固定したボルトの軸部外周にストレインゲージを接着固定し、このストレインゲージで検知したひずみをブリッジ回路で検出するようにしたものである。
実開昭56−77741号公報
しかしながら、このような緩み検出装置では、ストレインゲージで検知したひずみをブリッジ回路で検出するようにしているだけのものであるから、長期間使用すると緩み検出誤差が生じる問題があった。
この発明の目的は、ひずみ検出手段の長期間の使用によりひずみ検出誤差が生じてもボルトの緩みを確実に検出することのできる旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置を提供することにある。
請求項1の発明は、ブームを設けた旋回台に旋回輪の内・外輪のうちの一方を複数のボルトで固定した旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置であって、
前記ボルトにひずみ検出手段を設け、
作業が終了するごとに前記ひずみ検出手段が検出する検出信号を測定し、この測定した検出信号の累積値からボルトの緩みを判定する判定手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、長期期間の使用によりひずみ検出誤差が生じてもボルトの緩みを確実に検出することができる。
この発明に係るボルト緩み監視装置を搭載した移動式クレーンを示した側面図である。 図1に示す移動式クレーンの旋回装置の構成を概略的に示した平面図である。 図2に示す旋回装置の部分拡大断面図である。 図2に示す旋回装置の旋回輪の外輪を固定するボルトを示した側面図である。 図4に示すボルトの縦断面図である。 ボルトの緩み監視装置の信号処理系の構成を示したブロック図である。 ボルトの緩み監視装置の動作を示すフロー図である。 クレーンが無負荷で走行している状態を示した説明図である。
以下、この発明に係る旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1にボルト緩み監視装置を搭載した旋回式ブーム作業機械の1つであるクレーン(作業車)としてのラフテレーンクレーン10を示す。このラフテレーンクレーン10(以下クレーンとして記載する)は、走行機能を有する車両の本体部分となるキャリア11と、このキャリア11の上部に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、この旋回台12を旋回させる旋回装置20と、旋回台12に設けたキャビン13と、旋回台12に図示しないブラケットを介して取り付けられた伸縮ブーム14等とを備えている。
伸縮ブーム14は、その基端部が支持軸(図示せず)を介して取り付けられており、支持軸を中心に起伏可能となっている。上記ブラケットとブーム14との間には起伏用シリンダ15が介装され、この起伏用シリンダ15のロッド15Rの伸縮によりブーム14が起伏される。
伸縮ブーム14は、外側から内側に入れ子式に組み合わされた複数のブームで構成され、伸縮シリンダ(図示せず)によって伸縮するようになっている。
伸縮ブーム14の先端部にはシーブ(図示せず)が設けられており、このシーブにワイヤロープ(以下ワイヤと表記する)Wが掛けられ、このワイヤWの先端部には吊荷Fを吊るすフック(図示せず)が取り付けられている。
ワイヤWは、図示しないウインチによって巻き取られたり、送り出されたりするようになっている。
[旋回装置]
旋回装置20は、図2に示すように、旋回輪21と、この旋回輪21を駆動させる駆動装置30とを有している。
[旋回輪]
旋回輪21は、図3に示すように旋回台12に固定された外輪22と、キャリア11の上部11Aに固定された内輪23とを有し、内輪23と外輪22との間にはベアリング24が介在され、外輪22が内輪23に対して旋回していくようになっている。
外輪22は、図2及び図3に示すように、複数のボルト40で旋回台12に固定され、外輪22の外周面にはギヤ22Gが形成されている。内輪23は複数のボルト50によってキャリア11の上部11Aに固定されている。
[ボルト]
外輪22を固定した複数のボルト40のうち、図2に示す旋回輪21の中心に対してブーム14の先端方向Pと反対方向の位置にあるボルト40Aは、その軸部41の中間部に、図4に示すように軸部41の径より小さい径の小径部42を設けている。小径部42の径は、ボルト40Aが所定の引っ張り荷重に耐えられるように設定される。
この小径部42により、ボルト40Aの軸部41は変形し易く、このため、ボルト40Aは他のボルト40に比べて緩み易くなるように設定されている。
また、図5に示すように、ボルト40Aの頭部43から軸部41内に軸線に沿って小径部42の一端(図5において右端)の近傍まで延びた孔44が形成されている。
小径部42に対応した孔44の奥部44Aにはひずみゲージ(ひずみ検出手段)60が設けられている。ひずみゲージ60は接着剤などによって孔44に固定されている。60Rはひずみゲージ60が検出した検出信号を取り出すための信号線である。45はワッシャ、46はネジ部である。
[駆動装置]
駆動装置30は、図2に示すように、旋回油圧モータ31と、この旋回油圧モータ31の回転を減速する減速機32とを有し、減速機32のピニオン歯車33が旋回輪21の外輪22のギヤ22Gに噛合している。そして、旋回油圧モータ31の回転が減速機32のピニオン歯車33に伝達し、このピニオン歯車33の回転によって旋回輪21の外輪22が回転していく。すなわち、外輪22が内輪23に対して旋回していくことになる。
[ボルト緩み監視装置]
図6はボルト緩み監視装置100の構成を示したブロック図である。ボルト緩み監視装置100は、ひずみゲージ(ひずみ検出手段)60と、ひずみゲージ60が検出する検出信号に基づいてボルト40Aの緩みや疲労限界などを演算処理して求める演算処理装置61と、ボルト40Aの緩みを報知する報知部63と、ボルト40Aが疲労限界回数を越えたことを警報する警報部(警報手段)64と、ひずみゲージ60の異常やボルト緩み監視装置100の異常を表示する表示部65とを備えている。
演算処理装置61は、データを記憶する記憶部62と、ひずみゲージ60が検出した検出信号を累積する累積部70と、累積部70が累積した累積値からボルト40Aの緩みを判定する緩み判定部(判定手段)71と、ひずみゲージ60が検出した検出信号が予め設定した疲労強度限界値を越えた回数をカウントするカウンタ(カウント手段)72と、このカウンタ72がカウントするカウント数が予め設定した疲労限界回数を越えたことを判定する回数判定部73と、無負荷のときひずみゲージ60が検出する検出信号がボルト緩み監視装置100の計測誤差より大きいか否かを判定する異常判定部(異常判定手段)74とを備えている。
[動 作]
次に、上記のように構成されるボルト緩み監視装置100の動作を図7に示すフロー図に基づいて説明する。
ステップ1では、先ずクレーン10の組み立て前に、図4に示すボルト40Aのひずみゲージ60の出力をゼロ調整しておく。次に、図2に示すようにボルト40,40Aによって旋回輪21の外輪22と旋回台12とを固定し、ボルト40Aを締め付け固定したときに発生するひずみ値(ひずみ量)εhを図6に示す演算処理装置61の記憶部62に記憶させる。クレーン10の組み立て後、無負荷(吊荷Fがない状態)で走行状態のときにひずみゲージ60が検出するひずみ量εsを記憶部62に記憶させる。この後、ひずみのゼロ調整を行う。すなわち、無負荷で走行状態のときのボルト40Aのひずみ量εkをゼロとする。
また、ボルト40のボルト疲労強度限界ひずみ量εlと、ボルト緩み監視装置100の計測誤差εgと、定格負荷時のひずみ量εtと、過荷重負荷時のひずみ量εmと、ボルト疲労限界回数Nsとを記憶部62に記憶させる。
これらεl,εg,εt,εm,Nsなどの値は既知であり、εmはεtの1.25倍の値である。また、εg<εl<εt<εmである。
ステップ2では、図8に示すようにクレーン10を無負荷で走行状態にし、このときのひずみゲージ60から出力される検出信号からひずみ量εkを計測する。
ステップ3では、ステップ2で計測したひずみ量εkの絶対値がボルト緩み装置100の計測誤差εgより大きいか否かが判断され、イエスであればステップ12へ進む。
ステップ1では無負荷で走行状態のときのボルト40Aのひずみ量εkをゼロ調整しているので、ステップ2で計測したひずみ量εkの絶対値が計測誤差εg以上のとき、ひずみゲージ60やボルト緩み監視装置100が異常であると、ステップ3では判断するものである。
ステップ12では、ひずみゲージ60やボルト緩み監視装置100が異常であることを演算処理装置61は表示部65に表示させる。表示部65の表示には、ボルト緩み監視装置100の修理が必要であることなども表示する。
このように、ゼロ調整した後に、計測したひずみ量の絶対値が計測誤差εgより大きい場合、ひずみゲージ60やボルト緩み監視装置100が異常であると判断するものであるから、ひずみゲージ60やボルト緩み監視装置100に異常が発生すればその異常を検出することができる。
ステップ2で計測されたひずみ量εkの絶対値が計測誤差εg以下のとき、ひずみゲージ60やボルト緩み監視装置100に異常がないとして、ステップ3でノーと判断してステップ4へ進む。
ステップ4では、ステップ2で測定したひずみ量εkをゼロ調整する。
ステップ5では、クレーン10による作業(吊荷Fを吊って伸縮ブーム14を起伏させたり旋回させたりして所定位置へ移動させる作業など)が開始されると、ひずみゲージ60から出力される検出信号に基づいてボルト40Aのひずみ量εkが自動計測されていく。
ステップ6では、ステップ5で計測したボルト40Aのひずみ量εkが定格負荷のひずみεtや過荷重負荷時のひずみ量εmより大きいか否かが判断され、イエスであればステップ13へ進む。
ステップ13では、ボルト40Aは定格負荷時のひずみ量εtより大きいひずみが発生して緩んでいるとして、演算処理装置61は報知部63にボルト40Aの緩みの警告を報知させ、作業の中止を促す。
ステップ5で計測したボルト40Aのひずみ量εkが定格負荷時のひずみ量εt以下のとき、ステップ6でノーと判断されてステップ7へ進む。
ステップ7では、ステップ5で計測したボルト40Aのひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εl以上であるか否かが判断され、イエスであればステップ14へ進む。
ステップ14では、Nに「1」が加算される。また、ボルト疲労限界回数Nsは「1」が減算され、新たなボルト疲労限界回数Nsとして演算処理装置61の記憶部62に更新される。
ここでは、一回目のステップ14なのでN=1となる。そして、ステップ15へ進む。
ステップ15では、ステップ14で設定されたNの数値がボルト疲労限界回数Ns以上であるか否かが判断され、ここでは、N=1なのでノーと判断され、ステップ8へ進む。
ステップ5で計測したボルト40Aのひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εlより小さいとき、ステップ7でノーと判断されてステップ8へ進む。
ステップ8では、クレーン10による作業が完了したか否かが判断され、ノーであればステップ17へ進む。
ステップ17では、ボルト40Aのひずみ量εkを再度測定し、このひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εlより小さくなったか否かが判断され、ノーであればステップ8へ戻る。ボルト40Aのひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εlより小さくなるまで、ステップ8,17の処理が繰り返されることになる。
これは、ボルト40Aのひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εlを越えている間は、越えている回数を「1」とカウントするためである。
ボルト40Aのひずみ量εkがボルト疲労強度限界ひずみ量εlより小さくなると、ステップ17でイエスと判断されステップ5へ戻る。
上記と同様にして、ステップ5でボルト40Aのひずみ量εkが計測され、このひずみ量εkが定格負荷時のひずみ量εt以下でボルト疲労強度限界ひずみ量εl以上になると、ステップ7,14,15の処理が行われ、この後、ひずみ量εkがひずみ量εl以下になると、ステップ8,17の処理が行われてステップ5へ戻る。
これら処理がクレーン10の作業が完了するまで繰り返し行われる。この繰り返し回数、すなわちボルト疲労強度限界ひずみ量εlを越えた回数がステップ14でカウントされ、作業が完了する前にそのカウント数がボルト疲労限界回数Ns以上になると、ステップ15からステップ16へ進むことになる。なお、ステップ14のカウント処理は、演算処理装置61のカウンタ72で行うが、このカウンタ72によるカウントはハードでもソフトでもよい。
ステップ16では、演算処理装置61は警報部64を動作させて警報し、作業の中止を促すとともにボルト40Aの疲労による損傷の有無などの確認することを警告する。これら警報や警告は例えば点灯表示や音声などで行う。
このように、ボルト疲労限界回数Nsを越えると、演算処理装置61は警報部64を動作させて警報するので、ボルト40Aの疲労を確実に検出することができる。
カウント数Nがボルト疲労限界回数Nsを越える前に作業が完了した場合、ステップ8でイエスと判断されてステップ9へ進む。
ステップ9では、図8に示すように無負荷でクレーン10が走行されているとき、ひずみゲージ60から出力される検出信号に基づいてボルト40Aのひずみ量εkが自動計測される。
ステップ10では、ステップ9で測定されたひずみ量εkにεktが加算される。ここでは、1回目の作業なのでεk=εktとなる。次回からεkt=εkt+εkとなる。すなわち、作業が完了するごとにステップ9で測定されたひずみ量εkが加算(累積)されていく。
ステップ11では、加算されたひずみ量εktが、ステップ1で求めたボルト40Aを締め付け固定したときに発生するひずみ量εhと、無負荷で走行状態のときにひずみゲージ60が検出するひずみ量εsとを加算した値にマイナスをつけた値より小さいか否かが判断される。
加算されたひずみ量εktが−(εs+εh)より小さい場合、ボルト40Aの締め付けが開放された状態、すなわち、ボルト40Aが緩んだ状態なので、ステップ11ではイエスと判断されてステップ16へ進む。
ステップ16では、上述したように、演算処理装置61は警報部64を動作させてボルト40Aの緩みが発生したことを警報する。
加算されたひずみ量εktが−(εs+εh)より大きい場合には、ボルト40Aは締め付けられた状態となっているので、ステップ11ではノーと判断されてステップ18へ進む。
ステップ18では、ステップ9で測定したひずみ量εkをゼロにするゼロ調整を行って終了する。このゼロ調整は、ひずみゲージ60から出力される検出信号に基づくひずみ量をゼロと設定するものである。
次回から、クレーン10による作業を開始する場合、ステップ2から始まることになる。
ところで、ボルト40Aを締め付け固定したときのひずみ量εhをプラスの値とすると、無負荷で走行状態のときにひずみゲージ60が検出するひずみ量εsはマイナスの値となり、また、ステップ4でひずみゲージ60が検出するひずみ量εkをゼロ調整しているので、ステップ10で加算(累積)する加算値εktはマイナスの値となる。
そして、ステップ10では、ステップ9で測定したひずみ量εkを作業が完了するごとに加算していき、この加算値εktと、−(εh+εs)とを比較してボルト40Aの緩みを判断するものであるから、ひずみゲージ60が長期間の使用によりひずみ検出誤差が生じても、その加算値(累積値)εktは確実に−(εh+εs)より小さくなるので、ボルト40Aの緩みを確実に検出することができる。
ボルト40Aは、図2に示すように、旋回輪21の中心に対して伸縮ブーム14の先端方向Pと反対方向の位置に配置されていることにより、他のボルト40,50に比べて一番大きな引っ張り荷重が加わることになる。しかも、ボルト40Aの軸部41に小径部42が設けられているので、他のボルト40,50が変形する前に、ボルト40Aは最初に確実に変形することになる。このため、1つのボルト40Aで複数のボルト40,50の緩みや疲労などを監視することができる。
ボルト40Aは、図2に示すように、旋回輪21の中心に対して伸縮ブーム14の先端方向Pと反対方向の位置に配置されているが、ボルト40Aが最初に変形するものであれば、他の位置に配置してもよい。
上記実施例では、ボルト40Aの軸部41に小径部42を設けているが、小径部42を設けずに軸部41に直接ひずみゲージ60を設けてもよい。また、ボルト40A以外のボルト40にひずみゲージ60を設けてもよい。この場合、ひずみゲージ60を設けたボルト40が他のボルト40よりも早く疲労限界に達するように疲労限界回数Nsなどを設定しておく。
上記実施例では、旋回輪21の外輪22を固定するボルト40Aにひずみゲージ60を設けているが、旋回輪21の内輪23を固定する複数のボルト50のうち、一番大きな荷重が加わるボルト50に上記の構成を設け、ひずみゲージ60から出力される検出信号を演算処理装置61で演算処理するようにしてもよい。
また、上記実施例では、ひずみゲージ60を1つのボルトに設けているが複数のボルトに設けて、複数の演算処理装置61で演算処理するようにしてもよい。
また、ボルト40Aの頭部43の座面43aより面積の小さい小径座を設け、このワッシャの接触面圧を大きくして座面陥没を起こし易くし、この座面陥没をひずみゲージ60で検出するようにすれば、ボルト40Aの軸部41に小径部42を設けなくてもよい。
上記実施例では、ボルト緩み監視装置を移動式のクレーン10に搭載した場合について説明したが、これに限らず、旋回台のある旋回式ブームの作業機械であれば固定式の作業機械であってもよい。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
10 クレーン
12 旋回台
14 伸縮ブーム
20 旋回装置
21 旋回輪
22 外輪
23 内輪
40 ボルト
40A ボルト
50 ボルト
60 ひずみゲージ
61 演算処理装置
64 警報部(警報手段)
65 表示部
71 緩み判定部(判定手段)
72 カウンタ(カウント手段)
100 ボルト緩み監視装置

Claims (3)

  1. ブームを設けた旋回台に旋回輪の内・外輪のうちの一方を複数のボルトで固定した旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置であって、
    前記ボルトにひずみ検出手段を設け、
    作業が終了するごとに前記ひずみ検出手段が検出する検出信号を測定し、この測定した検出信号の累積値からボルトの緩みを判定する判定手段を設けたことを特徴とする旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置。
  2. 前記旋回式ブーム作業機械の作業中に、前記ひずみ検出手段が検出する検出信号の値が予め設定した疲労強度限界値を越えた回数をカウントするカウント手段と、
    このカウント手段がカウントしたカウント数が予め設定した疲労限界回数を越えたとき警報を発する警報手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置。
  3. 前記旋回式ブーム作業機械の作業開始前に、前記ひずみ検出手段が検出した検出信号値がボルト緩み監視装置の計測誤差より大きいとき、異常であることを表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の旋回式ブーム作業機械のボルト緩み監視装置。
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