JP6130463B2 - ガス圧力確認装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス圧力確認装置に係り、ガス管について、引込工事若しくは整備工事、緊急保安工事等を行う際にガスの流れを確認しガス事故防止などに利用可能なガス圧力確認装置に関する。
一般に、都市ガスは貯蔵施設から本管・支管を通じて需要先に配管され、これらの本支管での整備、点検などの保安工事若しくは配管の増設工事の際、作業実施者には、いわゆる両ガス確認を行うことが推奨されている。両ガスとは配管されているガス管の両側(以下、左側を「A側」、右側を「B側」とする)から、一定の圧力がガス管内で生じている状態、いわゆるループ配管の状態である。
これによってガスの貯蔵施設からの距離の影響を少なくしつつ、ガス圧を一定値以上に保持することが可能であり、都市ガスを需要先へ安定的に供給することができる。なお、片ガスとはガス管のA側及びB側のうち、一方からガスが供給されている状態である。
また、配管の保安工事、引込工事に際しては工事箇所にてバイパス管を設置した上で工事を行うが、前述したようにガスの安定供給確保という観点から、設置したバイパス管でも両ガス状態の確認が必須である。
図6は、一般的な両ガス確認の作業を行う場合に使用する圧力計などの機器の設置状況を示す概略図である。両ガス確認は以下の手順で作業が実施される。
a.先ずガス導管100につき、A側及びB側にて接続孔102A,102Bを穿孔する。穿孔作業の際、ガス導管100ではガスの導通状態が維持されている。
b.これらの接続孔102A,102Bに、バイパスバルブ104A,104Bを備えたバイパス管106A,106Bを接続するとともにバイパス管106A,106Bとの間に連通パイプ116を接続して、ガス導管100にバイパス1を構成する。
この際、B側に接続されたバイパス管106Bには、カラン108,110がバイパスバルブ104Bを挟む位置に取り付けられているとともに、圧力計112,114が同様に設置されている。そして、バイパスを設置した後、バイパス全体のエアパージを行い、圧力計112,114に表示される圧力を確認する。
正常とされる圧力範囲は、ガス事業者毎に社内基準として定められているが、圧力計に示される値が、事業者の定める所定値を下回る場合は何らかの異常の可能性もあることから、原因調査を行うことが望ましい。
c.次いで、ガス導管100におけるA側とB側との間に形成されたガスバッグ挿入用の穿孔部102Cから、収縮状態のガスバッグ116A,116Bをガス導管100内に挿入し、各ガスバッグ116A,116Bが管内に位置した状態で空気を注入して膨張させ、ガス導管100を流れるガスを遮断し、圧力計112,114に示されるガス圧を確認する。ここで、図6に示される例では、穿孔部102Cはガス導管100に対し1カ所のみ穿孔しているが、作業内容によっては2カ所の穿孔部を穿孔して行う場合もある。
d.次に、バイパスバルブ104Bを数回に分けて、ガス圧を圧力計112,114により確認しつつ閉止する。この場合、圧力は維持又は事業者の定める所定値を下回らないことを確認する。
e.そして、バイパスのA側のカラン108を開放してガスを一瞬放散させた後、圧力計112における圧力の維持又は復圧を確認する。
f.その後、再度、バイパスA側のカラン108を開放し、本管並びに支管にて、適切な放散量となるようにガスを放散させた後、圧力計112による管圧力が維持又は放散前の圧力に復圧する事を確認する(復圧監視)。
g.前述のe.f.と同様の作業を、バイパスB側のカラン110を開放して行い、圧力計114による管圧力が維持又は放散前の圧力に復圧する事を確認することで(復圧監視)、バイパスA側及びB側いずれも片ガスではないと判断することができる。
一方、特開平5−26387号公報(特許文献1)には、ガス導管における工事の際に使用するガスバッグについての発明が記載され、同発明はドーナツ形状を有する中空円筒状本体を有し、その中央部分をガス通路とするとともに、中空円筒本体よりも大径に形成されたシール部を本体の両側に備えている。例えば、ガス導管に分岐孔を設ける場合、サービスチーからガスバッグを収縮状態で導管内に挿入して当該サービスチーを中空円筒状本体の近くに位置させた後、両側のシール部にエアを導入することによってガスの流れを確保しつつ、サービスチーの分岐孔付近ではガスを遮断して分岐管の接続・設置の工事を行うように構成されている。
特開平5−26387号公報
しかしながら、前述した図6に示される両ガス確認作業の場合、バイパスを設置するガス導管100に対し、接続孔102A,102B、穿孔部102Cの合計3箇所の孔を穿孔する必要があることから、掘削工事や穿孔作業、又復旧作業の範囲が広くなり、結果的に作業時間の増大をもたらすとともに、工事に要するコストの上昇を招くという課題があった。
また、特許文献1記載のガスバッグは、分岐管の設置工事を円滑に行い得るという利点を有しているが、導管内のガスの流れを完全に遮断する機能を有していないことから、簡易両ガス確認作業を行うには不向きであるという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ガス管にバイパス管を設置し、当該バイパスにて両ガス確認を行う場合に作業工数を削減することが可能であるとともに、本支管工事以外の差し水調査(閉塞調査)や、漏洩仮修理(一時休止)作業などを容易且つ迅速に行うことができるガス圧力確認装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にガス流路となる連通部を形成する第一のエアバッグと、前記連通部に設置され、ガスの流れを連通又は遮る開閉手段と、ガス導管の外部と連通し、ガス導管内における前記第一のエアバッグのA側、該第一のエアバッグを介したB側に、それぞれ開口して設けられた一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプと、前記一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプに設けられ、ガス導管内のガス圧の確認時に使用するガス圧確認手段と、を具備することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、上記1項において、前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部にて膨張・収縮することにより、ガスの流れを連通又は遮るように形成された第二のエアバッグであることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、上記1項において、前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部におけるガスの流れを開放・閉止するバルブであることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にパイプの接続部を形成するドーナツ状エアバッグと、前記接続部に連結されることにより一端側が、ガス導管内における前記ドーナツ状エアバッグのA側に開口して該A側のガスが導入されるとともに、他端側がガス導管の穿孔部からガス導管の外部へ導かれた導出パイプと、ガス導管内のB側のガスが導入されるとともに、前記導出パイプは、ガス導管の前記穿孔部の内径よりも小さく形成され、該穿孔部に挿通されることにより該穿孔部に形成されるリング状の空隙部と、前記導出パイプ並びに空隙部から導入されるガス導管内のA側及びB側のガス圧を示すガス圧確認手段とを具備することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、上記4項において、前記ガス圧確認手段として、ガス導管の前記穿孔部に密閉した状態でケーシングが取り付けられ、該ケーシングには内部をA側ガス確認室及びB側ガス確認室に隔てる仕切板が設置されているとともに、該仕切板は前記ケーシング内にて移動可能に設置され、前記A側ガス確認室及びB側ガス確認室のうち、双方又は何れか一方にガス導管内のガスを導くように構成されていることを特徴としている。
本発明のガス圧力確認装置は、ガス管の引込工事若しくは整備工事、緊急保安工事等にてバイパス管を設置する必要のある工事には転用できないが、ガス導管にバイパスを設置しなくても可能な各種の工事で、両ガス確認作業をする場合に、穿設する穿孔部の数を減らすことができることから、道路等での掘削面積を少なくすることができるとともに、埋戻しに要する作業時間の短縮を図ることが可能となる。
本発明に係るガス圧力確認装置の第一の実施形態を示す説明図であって、ガス導管との関係を示している。 同じく、本発明に係るガス圧力確認装置の第一の実施形態における加圧空気供給用の加圧空気供給パイプの構成を示す概略説明図である。 同じく、本発明に係るガス圧力確認装置の第二の実施形態を示した説明図である。 本発明に係るガス圧力確認装置の第三の実施形態を示した図であって、ガス導管との関係を示す断面説明図である。 同じく、本発明に係るガス圧力確認装置の第三の実施形態を示した図であって、ガス導管との関係を示す断面説明図である。 従来の一般的な両ガス確認の作業を行う場合に使用する圧力計などの機器の設置状況を示す概略図である。
以下、本発明に係るガス圧力確認装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係るガス圧力確認装置の第一の実施形態を示す説明図で、ガス導管との関係を示している。図1に示されるガス圧力確認装置10は、主に、第一のエアバッグ12と、第二のエアバッグ14とを主要な部材として構成されている。
第一のエアバッグ12は、内部に空気が充填されていない収縮状態で、ガス導管100の穿孔部120から挿入される。穿孔部120は通常50mmほどの内径となるように穿設される。そして、第一のエアバッグ12ガス導管100の内部で、加圧空気を注入することによって膨張させ、膨張時、中央付近に連通部10Aを備えた中空円筒状となるように構成されている。連通部10Aはガス圧力確認装置10の使用時に、ガス導管100のバイパス経路となる。
連通部10Aは、ガス圧力確認装置10の使用の際、必要に応じてガスを遮断することができるようになっている。つまり、連通部10Aの内側にはガスの流路を開け閉めする開閉手段として、第二のエアバッグ14が設けられており、この第二のエアバッグ14は、連通部10Aにて、球状若しくは風船状に膨張することにより、ガス導管100内を流れるガスを遮断することができるようになっている。逆に、第二のエアバッグ14が収縮状態のときはガスの流れが確保され、バイパスとして機能している。
第一及び第二のエアバッグ12,14への加圧空気の供給は加圧空気供給パイプ16を通して行われる。
図2は加圧空気供給パイプ16の構成を示す概略説明図である。同図に示されるように、加圧空気供給パイプ16は外側パイプ16A、内側パイプ16Bを備えた二重構造を有し、外側パイプ16Aは第一のエアバッグ12と接続されて、外側パイプ16Aから加圧空気を供給することによって第一のエアバッグ12を膨張させることができるようになっている。
一方、内側パイプ16Bは第二のエアバッグ14と接続され、同様に加圧空気を供給することにより、第二のエアバッグ14を膨張させて連通部10Aを第二のエアバッグ14によって閉塞するようになっている。
さらに、外側パイプ16A、内側パイプ16Bは図示しないコンプレッサと接続されているとともに、各外側パイプ16A、内側パイプ16Bには開閉バルブ18A,18Bが取り付けられている。これらの開閉バルブ18A,18Bについて開閉操作を行うことにより、第一及び第二のエアバッグ12,14への加圧空気の供給、膨張状態の維持、第一及び第二のエアバッグ12,14から空気を放散させるといった各種の作業を行うことができる。
ここで、図1にて、ガス導管100内における第一のエアバッグ12の左方をA側、第一のエアバッグ12の右方をB側と定義すると、第一のエアバッグ12には、外部と連通する一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22が配設されており、それらの内端部20A,22Aは、ガス導管100内にて、それぞれA側及びB側に開口している。
また、減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22は、その外端部20B,22Bに前述した図6と同様に、ガス圧確認手段として、カラン108,110、圧力計112,114を設置することにより、ガス導管100内の減圧・放散及び圧力確認を行うことができるようになっている。
つまり、ガス導管100にて、本実施形態におけるガス圧力確認装置10を利用することによりガス導管100におけるガスの遮断が可能であるとともに、連通部10Aによってガスの流路を確保し、バイパスとして機能させることが可能となっている。
本実施形態のガス圧力確認装置10を使用しての両ガス確認の作業は以下のように行われる。
A.先ず、ガス導管100の所定箇所にガス圧力確認装置10を挿入するための穿孔部120を1か所だけ穿設する。
B.そして、収縮状態のガス圧力確認装置10を穿孔部120からガス導管100内に挿入した後、第一のエアバッグ12に対し、加圧空気を供給することにより膨張させる。このとき、第一のエアバッグ12は中空円筒状に膨張していることから、中央部の連通部10Aによって、ガスの流れは確保されている。
C.次いで、ガス導管100の外側にて、減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22の外端部20B,22Bに、図示しないカラン、圧力計等の圧力確認用の機器を設置し、ガス導管100内におけるA側及びB側の圧力が、正常範囲にあるかを確認する。勿論、カラン、圧力計等は予め外端部20B,22Bに取り付けておいても良い。
D.そして、第二のエアバッグ14に加圧空気を供給して球形状に膨張させつつ、ガス導管100内のA側及びB側の圧力を、圧力計によって監視しながら、ガス導管100におけるガスの流れを完全に遮断する。
E.減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22に設けられた各圧力計により確認しつつ、ガスを一瞬放散させて管圧力が維持又は放散前の圧力に復圧する事を確認する(復圧監視〜1回目)。
F.その後、再度、適時ガスを放散して管圧力が維持又は放散前の圧力に復圧する事を確認する(復圧監視〜2回目)。以上の手順で両ガス確認の作業が行われる。
なお、圧力が復圧しない場合や急激な圧力低下があった場合は、第二のエアバッグ14内の空気を放出することによって連通部10Aを即時開放することで対処する。
このように、本実施形態のガス圧力確認装置10によれば、ガス圧力確認装置10にバイパスとして機能する連通部10Aを設けているとともに、減圧・放散及び圧力確認用として、減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22を設けていることから、ガス導管100内でのガスの遮断作業、バイパスの設置作業、圧力監視等の作業を連続的に行うことが可能であり、その結果、各種のガス管の設置工事、保安工事等を迅速に実施することができるようになる。
また、ガス導管100に穿設する穿孔部は1か所で済むことから、穿孔作業に要する作業手間の削減は勿論、工事終了後における穿孔部の閉塞作業の工数も同時に削減することができる。これによって、作業時間の短縮、施工コストの低減に寄与し、両ガス状態の確認作業を容易に行い得るという利点を有する。
(第二の実施形態)
図3は本発明に係るガス圧力確認装置の第二の実施形態を示しており、ガス圧力確認装置30とガス導管100との関係を示した説明図である。
図3に示されるガス圧力確認装置30は、支管などの比較的口径の小さなガス管用として利用されることを想定している。
前述した図1のガス圧力確認装置10では減圧・放散及び圧力確認用パイプ20,22が一対設けられていたのに対し、図3に示されるガス圧力確認装置30では減圧・放散及び圧力確認用パイプ32が1本だけ設けられている点が相違する。他の構成部材である第一エアバッグ12及び第二のエアバッグ14、これらに加圧空気を導入する加圧空気供給パイプ16等は、ガス圧力確認装置10と同様な構成である。
図3のガス圧力確認装置30では減圧・放散及び圧力確認用パイプ32、加圧空気供給パイプ16がガス圧力確認装置30の側方からガス導管100の長手方向へ延出して設けられており、そのうち、外側パイプ16Aは第一のエアバッグ12と接続され、第一のエアバッグ12内に加圧空気を供給することができるようになっている。また、減圧・放散及び圧力確認用パイプ32は第一のエアバッグ12の内部を貫通して穿孔部50に対し、ガス圧力確認装置30を介したA側に開口して設けられている。
このガス圧力確認装置30は前述したガス圧力確認装置10よりもコンパクト化されていることから、内径の小さな支管などでの両ガス確認作業に好適に用いることができる。
なお、前述した第一及び第二の実施形態では、各ガス圧力確認装置10,30に形成される連通部10A,30Aにつき、開放・閉止動作を行わせる部材として、球状、若しくは風船状等に膨張する第二のエアバッグ14を用いているが、これに限らず、機械的に動作可能なバルブ、例えば、バタフライバルブ、ワイヤなどで駆動されるバルブを利用することも可能である。これによれば、連通部10A,30Aの開放・閉止動作を素早く行うことができることから、更なる作業効率の改善に寄与する。
(第三の実施形態)
次いで、本発明に係るガス圧確認装置の第三の実施形態について説明する。
図4及び図5は本発明に係るガス圧力確認装置の第三の実施形態を示しており、ガス圧力確認装置40とガス導管100との関係を示す断面説明図である。
図4に示されるように、本実施形態のガス圧力確認装置40は、ドーナツ状エアバッグ42、加圧空気供給パイプ43、導出パイプ44、ガス圧確認手段46等から構成されている。
ドーナツ状エアバッグ42は、ガス導管100に設けられた穿孔部130から、収縮させた状態で挿入され、加圧空気供給パイプ43から導入される圧搾空気によってガス導管100内でドーナツ状に膨張するようになっている。また、内圧確認用の圧力計43Aによってドーナツ状エアバッグ42の空気圧を監視するようになっている。
更に、ガス導管100内では、ドーナツ状エアバッグ42の中心部の接続部42A付近に導出パイプ44が連結され、この導出パイプ44の一端側が、ガス導管100内のA側に開口した状態となっている。導出パイプ44の他端側は、ガス導管100に穿設された穿孔部130から、ガス圧確認手段46のケーシング52へ導かれ、A側のガス圧力をガス圧確認手段46によって検出することができるようになっている。
さらに、導出パイプ44は、その外径寸法がガス導管100の穿孔部130の内径よりも小さく設定され、その結果、穿孔部130には環状の空隙部130Aが形成される。この空隙部130Aからは、ガス導管100のB側のガスを、ケーシング52内へ導入することが可能となっている。
ガス圧確認手段46のケーシング52は、穿孔部130に対し、穿孔用サドル53を介して密閉状態で取り付けられ、その内部にはケーシング52内部をA側ガス確認室54及びB側ガス確認室56に隔てる仕切板58が設置されている。この仕切板58はケーシング52内を上下動可能に配設されているとともに、導出パイプ44、ケーシング52に沿って摺動するリング状部58Aには、気密を確保するOリング58B,58Cが装着されている。なお、穿孔用サドル53は、同一の機能を有する他の部材として、割スリーブ、溶接ソケット、本管サドル等がある。
A側ガス確認室54及びB側ガス確認室56には、それぞれの確認室内部の圧力を計測する圧力計54A,56Aが設置されているとともに、減圧・放散用バルブ54B,56Bが設置されている。
仕切板58が図4に示される位置のときは、ガス導管100内のA側及びB側のガスを、それぞれA側ガス確認室54及びB側ガス確認室56へ導くことが可能であり、A側及びB側それぞれに生じているガス圧力を個別に確認することができる(両ガス確認)。
一方、仕切板58を引き上げた図5に示される位置では、A側ガス確認室54およびB側ガス確認室56が1つにつながることから、A側及びB側の双方からガスが、導通状態となる。つまり、図5に示される仕切板58の位置は、ガス導管100のA側及びB側がバイパス導通状態となり、片ガス時のガス供給を確保出来る。
以上の第三の実施形態によれば、ガス導管について、両ガス状態、並びに片ガス状態か否かを容易且つ迅速に確認することが可能である。また、片ガス並びに両ガス確認に必要な穿孔部の数は一つで済むので、掘削面積の削減、埋戻し等の作業時間の短縮を図ることができ、作業手間の削減を図ることができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態のガス圧力確認装置によれば、各種ガス工事作業において、バイパス配管が不要な工事における両ガス確認作業時に、ガス管に設ける穿孔部の数を減らすことができることから、道路などにおける掘削面積を低減することができるとともに、埋め戻し作業に要する作業時間等を大幅に削減することが可能である。
なお、本発明のガス圧力確認装置によれば、ガス圧の確認は勿論のこと、ガス導管におけるガスの流れを閉塞する遮断装置としての使用も可能である。例えば、片ガス状態の導管の場合、本発明のガス圧力確認装置を一つだけガス導管内に挿入し、ガス供給の無い側のガスを本発明のガス圧力確認装置より放散してガス圧を大気圧まで低下させた後、分岐管の設置工事や引込工事などを行うといった用途に供することができる。
また、両ガス状態の導管では、ガス導管内における遮断箇所の両側に本発明のガス圧力確認装置を一対設置することによって、その間のガスの供給を遮断した後、遮断区間のガスを本発明のガス圧力確認装置による放散機能を使用する事によりガス圧を大気圧まで低下出来るのに加え、残ガスを空気や窒素へ置換する事も可能となり、分岐管の設置工事、引込工事等の各種の工事を行うことができる。
このような遮断装置として使用した場合、工事の完了後、本発明のガス圧力確認装置のバイパス機能を使用する事により、遮断箇所へガスを導通させ空気からガスへの置換作業を行うことができる。
本発明は、ガス管に両ガス確認作業の為だけのバイパス管を設置する各種の保安工事、配管の増設工事、差し水調査(閉塞調査)や、漏洩仮修理(一時休止)作業などに利用することが可能である。
10 ガス圧力確認装置
10A 連通部(バイパス)
12 第一のエアバッグ
14 第二のエアバッグ(開閉手段)
16 加圧空気供給パイプ
16A 外側パイプ
16B 内側パイプ
20 減圧・放散及び圧力確認用パイプ
20A 内端部
20B 外端部
22 減圧・放散及び圧力確認用パイプ
22A 内端部
22B 外端部
30 ガス圧力確認装置
30A 連通部(バイパス)
32 減圧・放散及び圧力確認用パイプ
40 ガス圧力確認装置
42 ドーナツ状エアバッグ
42A 接続部
43 加圧空気供給パイプ
43A 圧力計
44 導出パイプ
46 ガス圧確認手段
50 穿孔部
52 ケーシング
53 穿孔用サドル
54 A側ガス確認室
54A 圧力計
54B 減圧・放散用バルブ
56 B側ガス確認室
56A 圧力計
56B 減圧・放散用バルブ
58 仕切板
58A リング状部
58B 58C Oリング
100 ガス導管
120 穿孔部
130 穿孔部
130A 空隙部

Claims (5)

  1. ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にガス流路となる連通部を形成する第一のエアバッグと、
    前記連通部に設置され、ガスの流れを連通又は遮る開閉手段と、
    ガス導管の外部と連通し、ガス導管内における前記第一のエアバッグのA側、該第一のエアバッグを介したB側に、それぞれ開口して設けられた一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプと、
    前記一対の減圧・放散及び圧力確認用パイプに設けられ、ガス導管内のガス圧の確認時に使用するガス圧確認手段と、を具備することを特徴とするガス圧力確認装置。
  2. 前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部にて膨張・収縮することにより、ガスの流れを連通又は遮るように形成された第二のエアバッグであることを特徴とする請求項1に記載のガス圧力確認装置。
  3. 前記開閉手段は、前記連通部に設置され、該連通部におけるガスの流れを開放・閉止するバルブであることを特徴とする請求項1に記載のガス圧力確認装置。
  4. ガス導管の穿孔部から収縮させた状態で挿入され、該ガス導管内にてドーナツ状に膨張することにより、ガス導管内の中心部付近にパイプの接続部を形成するドーナツ状エアバッグと、
    前記接続部に連結されることにより一端側が、ガス導管内における前記ドーナツ状エアバッグのA側に開口して該側のガスが導入されるとともに、他端側がガス導管の穿孔部からガス導管の外部へ導かれた導出パイプと、
    ガス導管内のB側のガスが導入されるとともに、前記導出パイプは、ガス導管の前記穿孔部の内径よりも小さく形成され、該穿孔部に挿通されることにより該穿孔部に形成されるリング状の空隙部と、
    前記導出パイプ並びに空隙部から導入されるガス導管内のA側及びB側のガス圧を示すガス圧確認手段とを具備することを特徴とするガス圧力確認装置。
  5. 前記ガス圧確認手段として、ガス導管の前記穿孔部に密閉した状態でケーシングが取り付けられ、該ケーシングには内部をA側ガス確認室及びB側ガス確認室に隔てる仕切板が設置されているとともに、
    該仕切板は前記ケーシング内にて移動可能に設置され、前記A側ガス確認室及びB側ガス確認室のうち、双方又は何れか一方にガス導管内のガスを導くように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のガス圧力確認装置。
JP2015204343A 2015-10-16 2015-10-16 ガス圧力確認装置 Active JP6130463B2 (ja)

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