JP2016056905A - 既設配管の二重閉止方法と装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工事範囲に適当な2つのバルブがない場合でも、可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を安全に二重閉止することができる既設配管の二重閉止方法と装置を提供する。【解決手段】(A)運用範囲1と既設配管4の間に設けられた既設遮断弁2を全閉し、既設配管4から可燃性流体を排気し、(B)可撓性を有する1対の風船12を収縮させて、既設配管4の第1ボス穴5から挿入し、(C)既設配管4の内部で1対の風船12を加圧不活性ガスにより膨張させて既設配管4の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつ2箇所の間に加圧不活性ガスを充填し、(D)既設配管内の1対の風船12より既設遮断弁側の第2ボス穴6を大気開放又は減圧する。【選択図】図4

Description

本発明は、運用系統との縁切りにシングルシャットしかできない場合の既設配管の二重閉止方法と装置に関する。
運用中の既設配管を工事するために、1又は複数の風船を用いて既設配管を運用系統から縁切する手段が、例えば特許文献1〜5が開示されている。
特公昭64−9124号公報 特開昭63−72991号公報 特開平11−173486号公報 特開平8−14474号公報 特開平6−220456号公報
可燃性流体(例えばLNG)が通じる運用系統に火気を伴う工事を実施する際、2つのバルブ(遮断弁)の間を排気する二重閉止(「ダブルブロック アンド ブリード」と呼ぶ)により、工事範囲と運用系統との縁切りが従来から実施されている。
しかし、工事範囲に適当な2つのバルブがない場合には、二重閉止できないため、工事ができない範囲(アイソレート範囲)を広げる必要があった。
また、アイソレート範囲が広がることにより、パージ流体(例えばガス化したLNG)の処理量が増加し、工事工程が増加する等の問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、工事範囲に適当な2つのバルブがない場合でも、可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を安全に二重閉止することができる既設配管の二重閉止方法と装置を提供することにある。
本発明によれば、可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を二重に閉止する既設配管の二重閉止方法であって、
(A)前記運用範囲と前記既設配管の間に設けられた既設遮断弁を全閉し、前記既設配管から可燃性流体を排気し、
(B)可撓性を有する1対の風船を収縮させて、前記既設配管の第1ボス穴から挿入し、
(C)前記既設配管の内部で前記1対の風船を加圧不活性ガスにより膨張させて前記既設配管の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつ前記2箇所の間に加圧不活性ガスを充填し、
(D)既設配管内の前記1対の風船より既設遮断弁側の第2ボス穴を大気開放又は減圧する、ことを特徴とする既設配管の二重閉止方法が提供される。
前記1対の風船は、可撓性の連結材で互いに連結されている。
前記(C)において、工事範囲側の風船の内圧を既設遮断弁側の風船の内圧より高く設定する。
前記(C)において、1対の風船間の中間圧を風船の内圧より低く、かつ前記1対の風船より既設遮断弁側の内圧より高く設定する。
前記(D)の後、前記既設遮断弁と前記1対の風船の間のガス、又は、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出する。
前記(A)の後、前記既設配管に前記第1ボス穴と前記第2ボス穴を形成し、
次いで、前記第1ボス穴と前記第2ボス穴にプラグ用の取付座を溶接する。
また本発明によれば、可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を二重に閉止する既設配管の二重閉止装置であって、
可撓性を有し、前記既設配管の第1ボス穴から挿入可能であり、加圧不活性ガスにより膨張させて前記既設配管の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切ることができる1対の風船と、
既設配管内の前記1対の風船より既設遮断弁側の第2ボス穴を大気開放又は減圧し、かつ前記2箇所の間に加圧不活性ガスを充填する圧力制御装置と、を備え、
前記第2ボス穴を大気開放又は減圧し、
前記1対の風船間の圧力を風船の内圧より低く、かつ前記1対の風船より既設遮断弁側の内圧より高く保持する、ことを特徴とする既設配管の二重閉止装置が提供される。
前記1対の風船は、可撓性の連結材で互いに連結されている。
前記圧力制御装置は、既設遮断弁と前記1対の風船の間のガス、又は、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出するガス検知器を有する。
上記本発明の方法と装置によれば、1対の風船を加圧不活性ガスにより膨張させて既設配管の内部を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつこの2箇所の間に加圧不活性ガスを充填するので、1対の風船は1つの遮断弁(バルブ)として機能する。
また、既設配管内の風船より既設遮断弁側の第2ボス穴を大気開放又は減圧するので、既設遮断弁から可燃性流体が仮に漏れても、第2ボス穴から大気開放又は排気されるため、加圧不活性ガスが充填された1対の風船の間への可燃性流体の侵入を確実に防止できる。
従って、全体として、2つのバルブの間を排気する二重閉止(ダブルブロック アンド ブリード)を実施することができ、工事範囲に適当な2つのバルブがない場合でも、可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を安全に二重閉止することができる。
これにより、万一、上流の既設遮断弁から可燃性流体の漏洩があった場合でも、1対の風船より下流の工事範囲までは可燃性流体が拡散しない効果が得られる。
本発明による二重閉止装置を備えた既設配管の全体図である。 1対の風船の連結材の実施形態図である。 本発明による二重閉止方法の全体フロー図である。 本発明の二重閉止方法の説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明による二重閉止装置10を備えた既設配管の全体図である。
この図において、1は可燃性流体が通じ得る運用範囲、2は運用範囲1に設けられた既設の遮断弁(既設遮断弁)、3は火気を伴う工事範囲、4は可燃性流体が通じ得る運用範囲1と火気を伴う工事範囲3とを連通する既設配管である。
可燃性流体は、例えば、高圧(0.5〜2MPa)のLNG(液化天然ガス)である。なお、可燃性流体は、LNGに限定されず、その他の可燃性液化ガス又は可燃性ガス(メタン等)であってもよい。
運用範囲1は、可燃性流体が通じ得る既設の設備範囲である。この例で運用範囲1は、既設の配管である。しかし、運用範囲1は、配管に限定されず、加圧容器でもその他の機器であってもよい。
なお、「可燃性流体が通じ得る」とは、常時、可燃性流体が通じていること、又は、常時は通じていないが通じる可能性があることを意味する。
既設遮断弁2は、運用範囲1と既設配管4の間に取り付けられた可燃性流体を閉鎖可能な弁(バルブ)である。既設遮断弁2の種類は、可燃性流体を閉鎖できる限りで、任意であり、例えば仕切弁、ボール弁、調節弁、安全弁、その他の弁であってもよい。
工事範囲3は、火気を用いる可能性がある範囲である。工事内容は、火気を用いる可能性がある限りで、どのような工事であってもよい。
既設配管4は、可燃性流体が通じ得る運用範囲1と火気を伴う工事範囲3とを連通する配管である。既設配管4は、一定の内径を有する直管であることが好ましいが、中間に異径部を有してもよく、曲管部を有してもよい。
既設配管4は、この例では鋼管である。しかし、本発明は鋼管に限定されず、非鉄金属管(例えばアルミニウム管、銅管など)でも、プラスチック管や塩ビ管であってもよい。
図1において、本発明の二重閉止装置10は、1対の風船12と圧力制御装置20とを備える。
1対の風船12は、可撓性を有する材料(例えば合成ゴム)からなる。また1対の風船12は、既設配管4の第1ボス穴5から挿入可能であり、加圧不活性ガスにより膨張させて既設配管4の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切ることができるようになっている。
加圧不活性ガスは、例えば窒素ガス、アルゴンガスであるのがよい。
第1ボス穴5と第2ボス穴6(後述する)は、既設配管4に予め設けられていることが好ましい。しかし、本発明はこれに限定されず、後から設けてもよい。
図2は、1対の風船12の連結材13の実施形態図である。
図1と図2(A)において、1対の風船12は、可撓性の連結材13で互いに連結されている。この連結材13は、1対の風船間に加圧不活性ガスを充填した際に、加圧不活性ガスの圧力で各風船12が軸方向に移動するのを防止する機能を有する。
この構成により、1対の風船間の加圧不活性ガスの中間圧P1を高くしても各風船12が軸方向に移動しないので、1対の風船12による既設配管4の遮断性能を高めることができる。
可撓性の連結材13は、図2(A)では、風船12と同一材料からなり、可撓性を有する中空管である。この中空管は、中間に隔壁13aを有する。この隔壁13aで隔たれた中空管の両側には、可撓性を有する第1チューブ14がそれぞれ取り付けられている。
なお、連結材13は、中空管に限定されず、図2(B)に示すように、単なる紐でもよい。また、図2(C)に示すように、連結材13は、1対の風船12に直接連通する1対の第1チューブ14を連結する連結リングであってもよい。
圧力制御装置20は、減圧制御部22と加圧制御部24とを有する。
減圧制御部22は、図示しない大気開放弁又は減圧弁を有し、既設配管内の1対の風船12より既設遮断弁側の第2ボス穴6を、第2ボス穴6に気密に取り付けられた第2チューブ15を介して大気開放又は減圧し、内部を低圧P0に保持する。低圧P0は大気圧又は負圧であるのが好ましい。
なお、第2ボス穴6から大気開放又は減圧により排気されたガスは、可燃性ガスの処理装置(例えば燃焼器又は希釈装置)で処理する。
加圧制御部24は、図示しないボンベ及び制御弁を有し、工事範囲側の風船12の内圧A2を既設遮断弁側の風船12の内圧A1より高く保持する。
また、加圧制御部24は、1対の風船12による2箇所のシール位置の間に加圧不活性ガスを充填し、この中間圧P1を風船12の内圧A1,A2より低く、かつ1対の風船12より既設遮断弁側の内圧P0より高く保持する。
上述した構成により、可燃性流体の流体圧P>第2ボス穴6の低圧P0<既設遮断弁側の風船12の内圧A1<工事範囲側の風船12の内圧A2という圧力関係が形成される。
また、1対の風船間の中間圧P1>第2ボス穴6の低圧P0という圧力関係も形成される。
従って、仮に、既設遮断弁2から可燃性流体が漏れても、第2ボス穴6から大気開放又は排気されるため、加圧不活性ガスが充填された1対の風船12の間への可燃性流体の侵入を確実に防止できる。
また、図1において、1対の風船12が連結材13で互いに連結されているので、1対の風船間の加圧不活性ガスの中間圧P1を高くしても各風船12が軸方向に移動しないので、1対の風船12による既設配管4の遮断性能を高めることができる。
図1において、圧力制御装置20は、さらに2つガス検知器(第1ガス検知器26aと第2ガス検知器26b)を有する。
第1ガス検知器26aは、既設遮断弁2と1対の風船12の間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出する。第2ガス検知器26bは、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出する。
圧力制御装置20は、第1ガス検知器26aと第2ガス検知器26bで検出した可燃性流体の濃度が閾値を超えた場合に、例えば異常信号を出力する。この異常信号により、仮に既設遮断弁2から可燃性流体が漏れても、例えば工事範囲3における工事を中断し、安全性を高めることができる。
図3は、本発明による二重閉止方法の全体フロー図である。また、図4は、本発明の二重閉止方法の説明図である。
図3に示すように、本発明の二重閉止方法はS1〜S6の各ステップ(工程からなる)。
ステップS1では、運用範囲1と既設配管4の間に設けられた既設の既設遮断弁2を全閉し、既設配管4から可燃性流体を排気する。排気されたガスは、可燃性ガスの処理装置(例えば燃焼器又は希釈装置)で処理することが好ましい。
上述した第1ボス穴5と第2ボス穴6が、既設配管4に予め設けられていない場合、ステップS2において、既設配管4に第1ボス穴5と第2ボス穴6を形成し、次いで、第1ボス穴5と第2ボス穴6にプラグ用の取付座5a,6aを溶接する。図4(A)は、ステップS2の完了後を示している。
ステップS2において、2つのボス穴5,6は、施工部に水をかけながら、ホールソー(電動ドリル)を用いて開けることができる。この場合、ホールソーによる穿孔作業は火花が出ず、かつ水による冷却を併用することで、摩擦による発熱を抑えることができる。
取付座5a,6aの溶接は、隅肉溶接により既設配管4との気密を保ち、かつ既設配管4の内側まで溶接が貫通しないようにするのがよい。
なお、第1ボス穴5と第2ボス穴6が、既設配管4に予め設けられている場合には、S2を省略することができる。
ステップS3では、図4(B)(C)に示すように、可撓性を有する1対の風船12を収縮させて、既設配管4の第1ボス穴5から挿入する。
ステップS4では、図4(C)(D)に示すように、既設配管4の内部で1対の風船12を加圧不活性ガスにより膨張させて既設配管4の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつ2箇所の間に加圧不活性ガスを充填する。
この際、工事範囲側の風船12の内圧A2を既設遮断弁側の風船12の内圧A1より高く設定する。また、1対の風船間の中間圧P1を風船12の内圧A1,A2より低く、かつ1対の風船12より既設遮断弁側の内圧P0より高く設定する。
ステップS5では、図4(D)に示すように、既設配管内の1対の風船12より既設遮断弁側の第2ボス穴6を大気開放又は減圧する。
ステップS6では、図4(D)に示すように、既設遮断弁2と1対の風船12の間のガス、又は、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出する。
ステップS6において、圧力制御装置20により、第1ガス検知器26aと第2ガス検知器26bで検出した可燃性流体の濃度が閾値を超えた場合には、例えば異常信号を出力する。この異常信号により、仮に既設遮断弁2から可燃性流体が漏れても、例えば工事範囲3における工事を中断し、安全性を高めることができる。
ステップS4〜S6は、工事範囲3の工事が完了するまで継続する。
また、工事範囲3の工事が完了した後は、上述した風船12、圧力制御装置20、第1ガス検知器26a及び第2ガス検知器26bを撤去し、第1ボス穴5と第2ボス穴6をプラグ(図示せず)で閉鎖して、本発明の方法が終了する。
以降、例えば既設の既設遮断弁2を開いて、既設配管4に可燃性流体を流し、工事前の運転を再開する。
上述した本発明の方法と装置によれば、1対の風船12を加圧不活性ガスにより膨張させて既設配管4の内部を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつこの2箇所の間に加圧不活性ガスを充填するので、1対の風船12は1つの遮断弁(バルブ)として機能する。
また、既設配管内の風船12より既設遮断弁側の第2ボス穴6を大気開放又は減圧するので、既設遮断弁2から可燃性流体が仮に漏れても、第2ボス穴6から大気開放又は排気されるため、加圧不活性ガスが充填された1対の風船12の間への可燃性流体の侵入を確実に防止できる。
従って、全体として、2つのバルブの間を排気する二重閉止(ダブルブロック アンド ブリード)を実施することができ、工事範囲3に適当な2つのバルブがない場合でも、可燃性流体が通じ得る運用範囲1と火気を伴う工事範囲3とを連通する既設配管4を安全に二重閉止することができる。
これにより、万一、上流の既設遮断弁2から可燃性流体の漏洩があった場合でも、1対の風船12より下流の工事範囲3までは可燃性流体が拡散しない効果が得られる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
A1,A2 内圧、P 流体圧、P0 低圧、P1 中間圧、1 運用範囲、2 既設遮断弁、3 工事範囲、4 既設配管、5 第1ボス穴、6 第2ボス穴、5a,6a 取付座、10 二重閉止装置、12 風船、13 連結材、13a 隔壁、14 第1チューブ、15 第2チューブ、20 圧力制御装置、22 減圧制御部、24 加圧制御部、26a 第1ガス検知器、26b 第2ガス検知器

Claims (9)

  1. 可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を二重に閉止する既設配管の二重閉止方法であって、
    (A)前記運用範囲と前記既設配管の間に設けられた既設遮断弁を全閉し、前記既設配管から可燃性流体を排気し、
    (B)可撓性を有する1対の風船を収縮させて、前記既設配管の第1ボス穴から挿入し、
    (C)前記既設配管の内部で前記1対の風船を加圧不活性ガスにより膨張させて前記既設配管の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切り、かつ前記2箇所の間に加圧不活性ガスを充填し、
    (D)既設配管内の前記1対の風船より既設遮断弁側の第2ボス穴を大気開放又は減圧する、ことを特徴とする既設配管の二重閉止方法。
  2. 前記1対の風船は、可撓性の連結材で互いに連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載の既設配管の二重閉止方法。
  3. 前記(C)において、工事範囲側の風船の内圧を既設遮断弁側の風船の内圧より高く設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の既設配管の二重閉止方法。
  4. 前記(C)において、1対の風船間の中間圧を風船の内圧より低く、かつ前記1対の風船より既設遮断弁側の内圧より高く設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の既設配管の二重閉止方法。
  5. 前記(D)の後、前記既設遮断弁と前記1対の風船の間のガス、又は、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の既設配管の二重閉止方法。
  6. 前記(A)の後、前記既設配管に前記第1ボス穴と前記第2ボス穴を形成し、
    次いで、前記第1ボス穴と前記第2ボス穴にプラグ用の取付座を溶接する、ことを特徴とする請求項1に記載の既設配管の二重閉止方法。
  7. 可燃性流体が通じ得る運用範囲と火気を伴う工事範囲とを連通する既設配管を二重に閉止する既設配管の二重閉止装置であって、
    可撓性を有し、前記既設配管の第1ボス穴から挿入可能であり、加圧不活性ガスにより膨張させて前記既設配管の内面を軸方向に間隔を隔てた2箇所で気密に仕切ることができる1対の風船と、
    既設配管内の前記1対の風船より既設遮断弁側の第2ボス穴を大気開放又は減圧し、かつ前記2箇所の間に加圧不活性ガスを充填する圧力制御装置と、を備え、
    前記第2ボス穴を大気開放又は減圧し、
    前記1対の風船間の圧力を風船の内圧より低く、かつ前記1対の風船より既設遮断弁側の内圧より高く保持する、ことを特徴とする既設配管の二重閉止装置。
  8. 前記1対の風船は、可撓性の連結材で互いに連結されている、ことを特徴とする請求項7に記載の既設配管の二重閉止装置。
  9. 前記圧力制御装置は、既設遮断弁と前記1対の風船の間のガス、又は、1対の風船間のガスに含まれる可燃性流体の濃度を検出するガス検知器を有する、ことを特徴とする請求項7に記載の既設配管の二重閉止装置。
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