JP6129771B2 - チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システム - Google Patents

チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の医療スタッフが連携して患者を診療するチーム医療の支援を行うチーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システムに関するものである。
医療現場では、医師や看護師などの医療スタッフをメンバーとする医療チームで患者の診療を行うチーム医療が行われている。また、患者の診療計画を表す患者スケジュール情報(クリニカルパスとも呼ばれる)を、チーム医療に導入し、患者スケジュール情報に基づいて医療チームで診療を行う運用も増えている。患者の診療計画は、検査、処置、治療など患者に対して実施予定の診療行為の計画であり、患者スケジュール情報には、検査、処置、治療などの診療行為を表す患者イベント情報が時系列で記録される。チーム医療では、医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑に行うことで、複数の医療スタッフの連携を強化することが重要である。医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑に行うために利用可能な装置として、特許文献1のスケジュール管理システム、及び特許文献2のクリニカルコミュニケーション装置がある。
特許文献1のスケジュール管理システムは、患者スケジュール情報と、医療スタッフの作業スケジュールであるスタッフスケジュール情報とをデータベースで管理している。スタッフスケジュール情報は、医療スタッフがどの患者に対して、いつ、どのような作業を担当するかを登録したスケジュール情報であり、スタッフスケジュール情報には、医療スタッフが実施する作業を表すスタッフイベント情報が時系列で記録される。
スケジュール管理システムでは、患者スケジュール情報及びスタッフスケジュール情報を管理するサーバに対し、医療スタッフのクライアント端末からアクセスすることが可能である。クライアント端末から患者スケジュール情報にアクセスする際には、医療スタッフにより配信を希望する1人の患者が指定されて、指定情報を含む配信要求がサーバに送信される。スタッフスケジュール情報にアクセスする際には、医療スタッフにより自分のスタッフIDが指定されて、指定情報を含む配信要求がサーバに送信される。スタッフIDについては、例えば、医療スタッフ毎にクライアント端末が割り当てられており、クライアント端末の端末IDとスタッフIDが対応している場合には、端末IDがスタッフIDの指定情報として配信要求に付与される。サーバは、クライアント端末からの要求に応じて、1人分の患者の患者スケジュール情報、または1人分の医療スタッフのスタッフスケジュール情報を選択的に配信する。具体的には、サーバは、患者スケジュール情報を表示する画面と、スタッフスケジュール情報を表示する画面の2種類の画面を選択的に配信する。
このようなスケジュール管理システムによれば、医療スタッフは、クライアント端末を通じて、例えば、自分のスタッフスケジュール情報に加えて、自分が担当する患者の患者スケジュール情報を確認することができる。チーム医療においては、1人の患者に対して複数人の医療スタッフが関わるため、各人が患者スケジュール情報を確認できることにより、医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になり、複数の医療スタッフの連携を強化することができる。
特許文献2のクリニカルコミュニケーション装置は、特許文献1のスケジュール管理システムと同様に、患者スケジュール情報及びスタッフスケジュール情報をデータベースで管理している。特許文献2のクリニカルコミュニケーション装置は、特許文献1と同様に、医療スタッフのクライアント端末からアクセスすることが可能であり、クライアント端末からの要求に応じて、患者の患者スケジュール情報及び医療スタッフのスタッフスケジュール情報を配信する。
特許文献2は、特許文献1と異なり、1つの画面内に、患者スケジュール情報とスタッフスケジュール情報を混在させたコミュニケータ画面を作成・配信する。コミュニケータ画面には、1つの画面内に、指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、指定された医療スタッフが担当している複数人分の患者の患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域とが並列的に設けられる。患者スケジュール表示領域内には、複数人分の患者スケジュールが並べて表示される。
さらに、特許文献2のコミュニケータ画面では、ある患者について、医療スタッフ間の申し送り事項などの通信メッセージがある場合には、患者スケジュール表示領域内に、患者スケジュール情報と関連付けて、通信メッセージの有無を表すメッセージマークを表示している。通信メッセージは、メッセージマークをクリック操作することで、メッセージの本文が表示される。クライアント端末は、クリニカルコミュニケーション装置から配信されたコミュニケータ画面を表示するので、医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になり、複数の医療スタッフの連携を強化することができる。
特開2011−238096 特開2007−249251
しかしながら、チーム医療における情報交換、情報共有をより円滑に行うためには、特許文献1及び特許文献2に記載の技術だけでは不十分な点があった。第1に、特許文献1では、医療スタッフ間の通信メッセージを表示するメッセージ表示機能が設けられていないため、通信メッセージを迅速に把握することができない。チーム医療においては、医療スタッフ間の通信メッセージを迅速に把握することは、連携強化のための必須事項である。こうしたメッセージ表示機能が無い点で、特許文献1のスケジュール管理システムは改良の余地があった。
第2に、特許文献2のクリニカルコミュニケーション装置では、1つの画面に、複数の患者スケジュール情報と、スタッフスケジュール情報を並列的に表示しており、しかも、患者スケジュール情報の表示領域内には、メッセージマークまで表示されているため、情報の種類や数が多すぎて、画面が見にくいという問題があった。
しかも、特許文献2のコミュニケータ画面では、メッセージ表示機能はあるものの、通信メッセージと、スタッフスケジュール情報との関連性が把握しづらいという問題があった。具体的には、特許文献2のコミュニケータ画面は、メッセージマークは患者スケジュール情報の表示領域内に表示されるため、通信メッセージと患者との関連性は把握することができる。しかし、チーム医療においては、1人の患者に複数人のスタッフが関わるため、患者に関連する複数の通信メッセージの中には、コミュニケータ画面を要求した医療スタッフに関係の無い通信メッセージが含まれている場合もある。そうすると、各患者スケジュール情報の表示領域内に通信メッセージを表示するだけでは、コミュニケータ画面を要求した1人の医療スタッフと通信メッセージの関連性が把握できない。チーム医療においては、1人の患者に対してどのような通信メッセージが遣り取りされるかを把握するばかりでなく、各医療スタッフに関連する通信メッセージを迅速正確に把握することも重要である。
また、特許文献2のコミュニケータ画面では、患者に実施予定の診療行為や、医療スタッフが実施予定の作業に関連する通信メッセージをまとめて確認することもできなかった。チーム医療では、患者の診療計画や医療スタッフの作業スケジュールなど、患者や医療スタッフのスケジュール全般について通信メッセージが遣り取りされるだけでなく、検査や処置、治療などの患者の診療行為や、医療スタッフの作業などに話題を絞って通信メッセージが遣り取りされる場合も多い。そのため、患者の診療行為や、医療スタッフの作業の内容を迅速、正確に把握するために、診療行為や作業に関連する通信メッセージをまとめて確認したいという要望があった。しかし、特許文献2のコミュニケータ画面では、複数の通信メッセージの中から、特定の診療行為や作業に関連する通信メッセージを探し出して確認しなければならないため、非常に煩雑であり、通信メッセージの見落としが発生する可能性もある。
このように、特許文献2のクリニカルコミュニケーション装置には、1つの画面に表示する情報の種類や数が多いため画面が見にくいという点、通信メッセージと医療スタッフとの関連性の迅速な把握がしづらいという点、患者の診療行為や医療スタッフの作業に関連する通信メッセージがまとめて確認できないという点で改良の余地があった。
本発明は、チーム医療における情報交換、情報共有をより円滑に行うことができるチーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援装置の制御プログラム、及びチーム医療支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のチーム医療支援装置は、患者スケジュール情報格納部、スタッフスケジュール情報格納部、通信メッセージ格納部、受け付け部、画面作成部及び配信部を備える。
患者スケジュール情報格納部には、患者に実施予定の診療行為を表す患者イベント情報が登録された複数人分の患者スケジュール情報が格納されている。スタッフスケジュール情報格納部には、医療スタッフが実施予定の作業を表すスタッフイベント情報が登録された複数人分のスタッフスケジュール情報が格納されている。通信メッセージ格納部には、複数人の医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末間で遣り取りされた複数の通信メッセージが格納されている。
受け付け部は、複数人の患者または医療スタッフの中から1人の患者または医療スタッフを指定する指定情報を含む、医療支援画面の配信要求を受け付ける。
画面作成部は、患者スケジュール情報、スタッフスケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の医療支援画面を作成する。第1医療支援画面には、指定情報で指定された患者の患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域と、指定情報で指定された患者またはこの患者の患者イベント情報に関連する通信メッセージを表示する患者関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される。第2医療支援画面には、指定情報で指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、指定情報で指定された医療スタッフまたはこの医療スタッフのスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表示するスタッフ関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される。
配信部は、配信要求に基づいて作成された第1医療支援画面または第2医療支援画面をクライアント端末に配信する。
患者関連メッセージ表示領域及びスタッフ関連メッセージ表示領域には、通信メッセージの送信日時が表示されることが好ましい。また、患者関連メッセージ表示領域及びスタッフ関連メッセージ表示領域のうち、少なくとも一方には、通信メッセージの送信元と送信先が表示されることが好ましい。さらに、患者関連メッセージ表示領域及びスタッフ関連メッセージ表示領域のうち、少なくとも一方には、通信メッセージのタイトル又は本文の少なくとも一部を表示してもよい。
画面作成部は、患者関連メッセージ表示領域には、送信日時順に通信メッセージを表示し、スタッフ関連メッセージ表示領域には、通信メッセージの緊急度に応じて通信メッセージの表示順序を並び替える用にしてもよい。
患者関連メッセージ表示領域に対する医療スタッフのアクセス権情報を格納したアクセス権情報格納部を設けてもよい。この場合、画面作成部は、第1医療支援画面を作成する際に、第1医療支援画面の配信を要求した要求元の医療スタッフのアクセス権情報を確認し、患者関連メッセージ表示領域に表示される通信メッセージに、医療スタッフがアクセスできない通信メッセージが含まれている場合には、アクセスできない通信メッセージを隠す隠蔽処理を行うことが好ましい。隠蔽処理は、医療スタッフがアクセスできない通信メッセージが存在することを表示してもよい。
クライアント端末から送信された通信メッセージを受信して中継するメッセージ中継部と、受信した通信メッセージの送信先の医療スタッフが使用するクライアント端末に対し、通信メッセージの受信通知を送信する受信通知部とを設けてもよい。
また、クライアント端末から、通信メッセージとして音声データを受信した場合に、音声データをテキストデータに変換してメッセージ格納部に格納する音声認識部を設けてもよい。この場合、音声認識部は、医療用語が格納された医療用語辞書に基づいて、音声データ内の医療用語をテキストデータに変換することが好ましい。
クライアント端末から受信した通信メッセージの内容を解析するメッセージ解析部と、通信メッセージの内容が患者の処置または検査の指示を目的とする場合に、通信メッセージの内容に基づいて処置または検査をオーダーするオーダー処理部とを設けてもよい。
本発明のチーム医療支援装置の制御方法は、受け付けステップ、情報読み出しステップ、画面作成ステップ及び配信ステップを備える。情報読み出しステップは、複数人の患者または医療スタッフの中から1人の患者または医療スタッフを指定する指定情報を含む、医療支援画面の配信要求を受け付ける。
情報読み出しステップは、患者スケジュール情報格納部、スタッフスケジュール情報格納部及び通信メッセージ格納部にアクセスして、患者スケジュール情報、スタッフスケジュール情報及び通信メッセージを読み出す。
画面作成ステップは、患者スケジュール情報、スタッフスケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の医療支援画面を作成する。
配信ステップは、配信要求に基づいて作成された第1医療支援画面または第2医療支援画面をクライアント端末に配信する。
本発明のチーム医療支援プログラムは、受け付けステップ、情報読み出しステップ、画面作成ステップ及び配信ステップをコンピュータに実行させる。
本発明のチーム医療支援システムは、複数人の医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末と、クライアント端末からの要求に基づいて医療支援画面を作成し、クライアント端末に配信するチーム医療支援装置とを備える。チーム医療支援装置は、患者スケジュール情報格納部、スタッフスケジュール情報格納部、通信メッセージ格納部、受け付け部、画面作成部及び配信部を備える。
本発明のチーム医療支援装置によれば、クライアント端末からの配信要求で指定された患者の第1医療支援画面と、同様に配信要求で指定された医療スタッフの第2医療支援画面とを作成し、配信要求を送信してきたクライアント端末に、第1医療支援画面、あるいは第2医療支援画面を配信する。第1医療支援画面により、患者スケジュール情報との関連性を把握しながら、通信メッセージを確認することができるので、通信メッセージの内容把握が正確、迅速に行えるようになり、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。また、第2医療支援画面により、スタッフスケジュール情報との関連性を把握しながら、通信メッセージを確認することができるので、通信メッセージの内容把握が正確、迅速に行えるようになり、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
また、第2医療支援画面は、複数の通信メッセージのうち、配信要求で指定された医療スタッフに関連する通信メッセージを表示する。これにより、医療スタッフは、自分宛に送信された通信メッセージを自分で探し出したりする作業を行わなくても、自分宛の通信メッセージのみをまとめて確認することができるので、通信メッセージの確認作業を迅速に行えるようになり、他の医療スタッフとの連携もスムーズになるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
さらに、第1医療支援画面及び第2医療支援画面において、患者イベント情報及びスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表示するので、患者に実施予定の診療行為や、医療スタッフが実施予定の作業に関連する通信メッセージをまとめて確認することがで、診療行為や作業の内容を迅速、正確に把握することができる。
第1実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 患者スケジュール情報格納部のテーブル図である。 スタッフスケジュール情報格納部のテーブル図である。 通信メッセージ格納部のテーブル図である。 患者情報格納部のテーブル図である。 スタッフ情報格納部のテーブル図である。 チーム医療支援装置を構成するコンピュータの電気的構成の概略を示すブロック図である。 チーム医療支援プログラムを起動した場合のコンピュータの機能ブロック図である。 操作メニュー画面を示す画面図である。 メッセージ送信画面を示す画面図である。 配信要求画面を示す画面図である。 第1医療支援画面を配信要求する際の配信要求画面を示す画面図である。 第2医療支援画面を配信要求する際の配信要求画面を示す画面図である。 第1医療支援画面を示す画面図である。 第1医療支援画面の本文表示状態を示す画面図である。 第2医療支援画面を示す画面図である。 第2医療支援画面の本文表示状態を示す画面図である。 医療支援画面の配信手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 第2実施形態の通信メッセージ格納部のテーブル図である。 第2実施形態の第1医療支援画面を示す画面図である。 第2実施形態の第1医療支援画面の患者関連メッセージ表示状態を示す画面図である。 第2実施形態の第2医療支援画面を示す画面図である。 第2実施形態の第2医療支援画面のスタッフ関連メッセージ表示状態を示す画面図である。 第2実施形態の医療支援画面の配信手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 第3実施形態の医療支援画面の配信手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の第1医療支援画面を示す画面図である。 第4実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 第4実施形態の通信メッセージの受信手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の通信メッセージの報知状態を示す説明図である。 第5実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 第5実施形態の通信メッセージの受信手順を示すフローチャートである。 第6実施形態のチーム医療支援システムの構成図である。 第6実施形態の通信メッセージの受信手順を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
図1に示すチーム医療支援システム10は、医師や看護師などの複数人の医療スタッフをメンバーとする医療チームで患者の診療を行うチーム医療を支援し、医療スタッフ間の情報交換、情報共有をより円滑に行うことができるようにする、クライアント・サーバ型のコンピュータシステムである。チーム医療支援システム10は、病院などの医療機関の情報処理室などに設置されているチーム医療支援装置11と、ネットワーク12を通じてチーム医療支援装置11に接続されている複数台のクライアント端末13a〜13cとを備える。クライアント端末13a〜13cは、デスクトップ型あるいはノート型のパーソナルコンピュータや、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯型端末であり、医療機関内で医療スタッフによって使用される。ネットワーク12は、医療機関内に構築されたLAN(Local Area Network)である。
チーム医療支援装置11は、患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17、及び通信メッセージ格納部18を備える。患者スケジュール情報格納部16は、一般的にクリニカルパスとも呼ばれる、患者の診療計画を表す患者スケジュール情報を格納している。患者の診療計画は、検査、処置、治療など患者に対して実施予定の診療行為の計画であり、患者スケジュール情報には、検査、処置、治療などの診療行為を表す患者イベント情報が登録されている。
スタッフスケジュール情報格納部17は、患者を担当する医療スタッフの作業スケジュールであるスタッフスケジュール情報を格納している。スタッフスケジュール情報には、医療スタッフがどの患者に対して、いつ、どのような作業を担当するかを表すスタッフイベント情報が登録されている。通信メッセージ格納部18は、医療スタッフ間でクライアント端末13a〜13cを使用して遣り取りされた、患者の申し送り事項などの通信メッセージを複数格納している。
チーム医療支援装置11は、クライアント端末13a〜13cから医療支援画面の配信要求を受けた場合に、患者スケジュール情報、スタッフスケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、医療支援画面を作成する。医療支援画面は、医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑に行えるように支援するための画面であり、配信要求に含まれる指定情報で指定された患者の患者スケジュール情報及び通信メッセージを表示する第1医療支援画面20と、配信要求に含まれる指定情報で指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報及び通信メッセージ表示する第2医療支援画面21とがある。
第1医療支援画面20には、患者スケジュール表示領域20aと、患者関連メッセージ表示領域20bとが並列的に表示される。患者スケジュール表示領域20aには、配信要求で指定された1人の患者の患者スケジュール情報が、患者イベント情報を時系列に配列した表型式で表示される。患者関連メッセージ表示領域20bには、複数の通信メッセージのうち、配信要求で指定された患者に関連する通信メッセージが表型式に集約して表示される。
第2医療支援画面21には、スタッフスケジュール表示領域21aと、スタッフ関連メッセージ表示領域21bとが並列的に表示される。スタッフスケジュール表示領域21aには、配信要求で指定された1人の医療スタッフのスタッフスケジュール情報が、スタッフイベント情報を時系列に配列した表型式で表示される。スタッフ関連メッセージ表示領域21bには、複数の通信メッセージのうち、配信要求で指定された医療スタッフに関連する通信メッセージが表型式に集約して表示される。
チーム医療支援装置11は、配信要求に応じて作成した第1医療支援画面20、あるいは第2医療支援画面21を、配信要求を送信したクライアント端末13a〜13cに配信する。クライアント端末13a〜13cに配信された医療支援画面は、クライアント端末13a〜13cのディスプレイに表示されるので、医療スタッフは、医療支援画面を参照することができ、チーム医療において必要な医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑に行うことができる。
図2に示すように、患者スケジュール情報格納部16は、例えば、各患者の患者スケジュール情報を各レコードに格納したテーブル形式のデータベースである。患者スケジュール情報格納部16の各レコードには、患者スケジュールID、患者ID及び患者イベント情報が格納されている。患者スケジュールIDは、患者スケジュール情報の識別IDであり、アルファベットの「PS」と識別番号とで構成されている。患者IDは、患者の識別IDであり、アルファベットの「P」と識別番号とで構成されている。患者イベント情報は、患者イベントIDと、診療行為の内容、日時及び場所によって構成されている。患者イベントIDは、アルファベットの「PEV」と識別番号とで構成されている。
例えば、患者スケジュールID「PS0001」のレコードには、患者ID「P0001」の患者の患者スケジュール情報が格納されており、患者イベント情報1には、患者イベントID「PEV10001」、内容「診察」、日時「2014/02/17 10:00」、場所「第1診察室」が登録されている。また、患者スケジュールID「PS0003」のレコードには、患者ID「P0003」の患者の患者スケジュール情報が格納されており、患者イベント情報2には、患者イベントID「PEV20002」、内容「超音波検査」、日時「2014/02/18 10:30」、場所「第1診察室」が登録されている。
図3に示すように、スタッフスケジュール情報格納部17は、例えば、各医療スタッフのスタッフスケジュール情報を各レコードに格納したテーブル形式のデータベースである。スタッフスケジュール情報格納部17の各レコードには、スタッフスケジュールID、スタッフID及びスタッフイベント情報が格納されている。
スタッフスケジュールIDは、スタッフスケジュール情報の識別IDであり、アルファベットの「SC」と識別番号とで構成されている。スタッフIDは、医療スタッフの識別IDであり、医療スタッフの職種を表すアルファベットと、識別番号とで構成されている。医療スタッフの職種を表すアルファベットは、例えば医師は「D」、看護師は「N」、X線撮影やCT(Computed Tomography)撮影の技師は「E」、薬剤師は「PH」となっている。スタッフイベント情報は、スタッフイベントID、作業の内容、日時、場所と、作業スケジュールの対象となる患者の患者IDによって構成されている。スタッフイベントIDは、アルファベットの「SEV」と識別番号とで構成されている。
例えば、スタッフスケジュールID「SC0001」のレコードには、スタッフID「D0001」の医師のスタッフスケジュール情報が格納されており、スタッフイベント情報1には、スタッフイベントID「SEV10001」、内容「診察」、日時「2014/02/17 10:00」、場所「第1診察室」、患者ID「P0001」が登録されている。また、スタッフスケジュールID「SC0003」のレコードには、スタッフID「N0001」の看護師のスタッフスケジュール情報が格納されており、スタッフイベント情報1には、スタッフイベントID「SEV30001」、内容「診察補助」、日時「2014/02/17 10:00」、場所「第1診察室」、患者ID「P0001」が登録されている。
図4に示すように、通信メッセージ格納部18は、例えば、クライアント端末13a〜13c間で遣り取りされた各通信メッセージを各レコードに格納したテーブル形式のデータベースである。通信メッセージ格納部18の各レコードには、メッセージID、送信元ID、送信先ID、送信日時、タイトル、本文、患者ID及び緊急度が登録されている。
メッセージIDは、通信メッセージを識別するIDであり、アルファベットの「MS」と、識別番号とで構成されている。送信元ID及び送信先IDは、通信メッセージを送信した医療スタッフのスタッフIDと、通信メッセージの宛先とされた医療スタッフのスタッフIDである。患者IDは、通信メッセージの対象とされた患者の患者IDである。緊急度は、通信メッセージの緊急度であり、例えば「通知」、「指示」、「問い合わせ」の3種類で表現されており、この順に緊急度が高くなっている。
例えば、メッセージID「MS0001」のレコードには、医師から看護師に向けて送信された通信メッセージに関する情報が格納されている。「MS0001」のレコードには、送信元ID「D0001」、送信先ID「N0001」、送信日時「2014/02/17 14:36」、タイトル「CT検査」、内容「次回診察の前に、患者P1のCT検査を追加・・・」、患者ID「P0001」、緊急度「通知」が登録されている。また、メッセージID「MS0002」のレコードには、メッセージID「MS0001」の通信メッセージに対する返信が格納されている。「MS0002」のレコードには、送信元ID「N0001」、送信先ID「D0001」、送信日時「2014/02/17 15:12」、タイトル「Re;CT検査」、内容「検査予約、患者P1への連絡等完了しました・・・」、患者ID「P0001」、緊急度「通知」が登録されている。
チーム医療支援装置11は、上述した患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17及び通信メッセージ格納部18以外に、図5、図6に示すように、患者の個人情報を格納した患者情報格納部24と、医療スタッフの個人情報を格納したスタッフ情報格納部25とを備えている。チーム医療支援装置11は、第1医療支援画面20及び第2医療支援画面21を作成する際に、患者や医療スタッフに関する情報であって、患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17及び通信メッセージ格納部18に格納されていない情報については、患者情報格納部24及びスタッフ情報格納部25から読み出す。
患者情報格納部24は、各患者の個人情報が各レコードに登録されたテーブル型式のデータベースである。患者情報格納部24の各レコードには、患者ID、患者氏名、患者氏名のフリガナ、生年月日、性別、疾病名称などが登録されている。
例えば、患者ID「P0001」のレコードには、患者氏名「患者P1」、フリガナ「カンジャピーイチ」、生年月日「1965/03/26」、性別「男」、疾病名称「肺ガン」が登録されている。また、患者ID「P0003」のレコードには、患者氏名「患者P3」、フリガナ「カンジャピーサン」、生年月日「1984/08/12」、性別「女」、疾病名称「胃潰瘍」が登録されている。
スタッフ情報格納部25は、各医療スタッフの個人情報が各レコードに登録されたテーブル型式のデータベースである。医療スタッフの個人情報は、スタッフID、スタッフ氏名、スタッフ氏名のフリガナ、医師や看護師などの職種、使用しているクライアント端末を識別する端末ID、チーム医療支援装置11にログインする際に使用するパスワードなどが格納されている。
例えば、スタッフID「D0001」のレコードには、スタッフ氏名「医師D1」、フリガナ「イシディーイチ」、職種「医師」、端末ID「T0001」、パスワード「A013D」などが登録されている。また、スタッフID「N0001」のレコードには、スタッフ氏名「看護N1」、フリガナ「カンゴエヌイチ」、職種「看護師」、端末ID「T0003」、パスワード「C631K」などが登録されている。同様に、スタッフID「E0001」、「PH0001」の各レコードには、X線撮影技師、薬剤師のスタッフ情報がそれぞれ格納されている。
図7に示すように、チーム医療支援装置11は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータをベースに、オペレーティングシステムなどの制御プログラム28や、コンピュータをチーム医療支援装置11として機能させるためのアプリケーションプログラムであるチーム医療支援プログラム29をインストールして構成される。チーム医療支援装置11は、ディスプレイ30や、キーボード、マウス、ディスプレイと一体となったタッチパネルなどの入力デバイス31とで構成されるコンソール32と本体33とを備えている。
チーム医療支援装置11の本体33には、CPU36、メモリ37、ストレージデバイス38、通信I/F39が設けられており、これらはデータバス40を介して接続されている。
ストレージデバイス38は、各種データを格納するデバイスであり、例えば、ハードディスクドライブで構成される。ストレージデバイス38には、制御プログラム28や、チーム医療支援プログラム29などの各種プログラムが格納される。
メモリ37は、CPU36が処理を実行するためのワークメモリである。CPU36は、ストレージデバイス38に格納された制御プログラム28をメモリ37へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。通信I/F39は、ネットワーク12に接続して、クライアント端末13a〜13cと通信するための通信インタフェースである。また、通信I/F39は、ネットワーク12を通じて、患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17、及び通信メッセージ格納部18が構築されたデータサーバ43と通信可能に接続する。データサーバ43は、外部ストレージデバイスである。もちろん、患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17、及び通信メッセージ格納部18をストレージデバイス38内に構築してもよい。
図8に示すように、チーム医療支援プログラム29が起動すると、チーム医療支援装置11のCPU36は、メモリ37などと協働して、認証部46、受け付け部47、患者スケジュール情報作成/更新部48、スタッフスケジュール情報作成/更新部49、メッセージ中継部50、画面作成部51、配信部52として機能する。
認証部46は、チーム医療支援装置11にアクセスしてきたクライアント端末13a〜13cの認証処理を行う。この認証処理では、認証部46は、クライアント端末13a〜13cに、ログイン用のユーザーID及びパスワードの入力を促すログイン画面を配信する。認証部46は、ログイン画面に入力されたユーザーID及びパスワードと、スタッフ情報格納部25に格納されているスタッフID及びパスワードとを比較し、一致する場合にはクライアント端末13a〜13cのアクセスを許可し、一致しない場合にはアクセスを許可しない。
受け付け部47は、認証部46によりアクセスが許可されたクライアント端末13a〜13cに対し、図9に示す操作メニュー画面55を含む各種操作画面を配信し、クライアント端末13a〜13cにおける操作画面の操作を、操作情報として受信する。操作メニュー画面55には、複数個の操作メニューボタン56〜60が設けられている。操作メニューボタン56〜60は、クライアント端末13a〜13cがパーソナルコンピュータである場合には、マウスなどの操作によって画面上でポインタを移動させ、クリック操作することにより選択される。また、クライアント端末13a〜13cがスマートフォンやタブレット型端末など、タッチパネルを備える携帯型端末である場合には、タッチパネル上で操作メニューボタン56〜60が直接選択される。クライアント端末13a〜13cでいずれかの操作メニューボタン56〜60が操作されると、どの操作メニューボタンが操作されたかを示す操作情報が、クライアント端末13a〜13cから受け付け部47に送信される。
操作メニュー画面55の「患者スケジュールの作成/変更」ボタン56は、患者スケジュール情報の新規作成、あるいは作成済みの患者スケジュール情報を変更する際に操作される。クライアント端末13a〜13cで「患者スケジュールの作成/変更」ボタン56が操作されると、受け付け部47は、患者スケジュール操作画面をクライアント端末13a〜13cに配信する。詳しくは図示しないが、クライアント端末13a〜13cは、患者スケジュール操作画面を通じて、患者スケジュール情報の新規作成と、作成済みの患者スケジュール情報の変更とを行うことができる。クライアント端末13a〜13cで新規に作成された患者スケジュール情報と、クライアント端末13a〜13cで変更された患者スケジュール情報は、受け付け部47で受け付けられて、患者スケジュール情報作成/更新部48に入力される。患者スケジュール情報作成/更新部48は、新規に作成された患者スケジュール情報については、患者スケジュールIDを付与して患者スケジュール情報格納部16に格納し、変更された患者スケジュール情報については、患者スケジュール情報格納部16において変更箇所を書き換える。
操作メニュー画面55の「スタッフスケジュールの作成/変更」ボタン57は、スタッフスケジュール情報の新規作成、あるいは作成済みのスタッフスケジュール情報を変更する際に操作される。クライアント端末13a〜13cで「スタッフスケジュールの作成/変更」ボタン57が操作されると、受け付け部47は、スタッフスケジュール操作画面をクライアント端末13a〜13cに配信する。詳しくは図示しないが、クライアント端末13a〜13cは、スタッフスケジュール操作画面を通じて、スタッフスケジュール情報の新規作成と、作成済みのスタッフスケジュール情報の変更とを行うことができる。クライアント端末13a〜13cで新規に作成されたスタッフスケジュール情報と、クライアント端末13a〜13cで変更されたスタッフスケジュール情報は、受け付け部47で受け付けられて、スタッフスケジュール情報作成/更新部49に入力される。スタッフスケジュール情報作成/更新部49は、新規に作成されたスタッフスケジュール情報については、スタッフスケジュールIDを付与してスタッフスケジュール情報格納部17に格納し、変更されたスタッフスケジュール情報については、スタッフスケジュール情報格納部17において変更箇所を書き換える。
操作メニュー画面55の「通信メッセージの送信」ボタン58は、通信メッセージを送信する際に操作される。クライアント端末13a〜13cで「通信メッセージの送信」ボタン58が操作されると、受け付け部47は、図10に示すメッセージ送信画面64をクライアント端末13a〜13cに配信する。
メッセージ送信画面64には、通信メッセージの送信先を指定する送信先指定欄65と、通信メッセージの対象である患者を指定する患者指定欄66と、通信メッセージのタイトルを入力するタイトル入力欄67と、通信メッセージの本文を入力する本文入力欄68と、緊急度を指定する緊急度指定欄69などが設けられている。送信先指定欄65及び患者指定欄66は、右端に設けられているリスト表示ボタン65a、66aを操作することにより、スタッフ情報格納部25、患者情報格納部24に格納されている医療スタッフ及び患者のリストが表示されるようになっており、表示されたリストから送信先及び患者を選択して指定することができる。また、緊急度指定欄69も、右端に設けられているリスト表示ボタン69aを操作することにより、緊急度のリストが表示されるので、表示されたリストから緊急度を選択して指定することができる。
メッセージ送信画面64の右下部分には、通信メッセージの送信を指示する送信ボタン70と、通信メッセージの送信を中止する中止ボタン71とが設けられている。送信ボタン70が操作されると、入力された通信メッセージは、受け付け部47で受け付けられて、メッセージ中継部50に入力される。通信メッセージには、メッセージ送信画面64で入力された各情報の他、送信元に関する情報として、チーム医療支援装置11にログインしている医療スタッフのスタッフIDと、送信日時とが含まれている。メッセージ中継部50は、入力された通信メッセージを通信メッセージ格納部18に格納する。中止ボタン71が操作されると、クライアント端末13a〜13cの表示画面は、メッセージ送信画面64から操作メニュー画面55に戻る。
メッセージ送信画面64は、図4に示す通信メッセージ格納部18のメッセージID「MS0001」のレコードに格納されている通信メッセージの送信画面を示している。送信先指定欄65には、「N0001」が入力され、患者指定欄66には、「P0001」が入力されている。また、タイトル入力欄67には、「CT検査」が入力され、本文入力欄68には、「次回診察の前に、患者P1のCT検査を追加・・・」が入力されている。緊急度指定欄69では、「通知」が指定されている。
図9において、操作メニュー画面55の「医療支援画面の配信」ボタン59は、指定された患者の情報が表示される第1医療支援画面20(図1参照)、あるいは指定された医療スタッフの情報が表示される第2医療支援画面21(図1参照)の配信を要求する際に操作される。クライアント端末13a〜13cで「医療支援画面の配信」ボタン59が操作されると、受け付け部47は、図11に示す配信要求画面74をクライアント端末13a〜13cに配信する。配信要求画面74には、配信を要求する医療支援画面を指定する画面指定欄75が設けられている。画面指定欄75は、右端に設けられているリスト表示ボタン75aを操作することにより、第1医療支援画面、第2医療支援画面という医療支援画面のリストが表示されるので、表示されたリストから医療支援画面を選択して指定することができる。
配信要求画面74の画面指定欄75で、第1医療支援画面が選択されると、図12に示すように、配信要求画面74の画面指定欄75の下方に、患者指定欄76が表示される。患者指定欄76は、画面指定欄75で第1医療支援画面20が指定された場合に、第1医療支援画面20に情報が表示される患者を指定する際に利用される。患者指定欄76は、右端に設けられているリスト表示ボタン76aを操作することにより、患者情報格納部24に格納されている患者のリストが表示されるようになっており、表示されたリストから患者を選択して指定することができる。
配信要求画面74の画面指定欄75で、第2医療支援画面が選択されると、図13に示すように、配信要求画面74の画面指定欄75の下方に、スタッフ指定欄77が表示される。スタッフ指定欄77は、画面指定欄75で第2医療支援画面21が指定された場合に、第2医療支援画面21に情報が表示される医療スタッフを指定する際に利用される。スタッフ指定欄77は、右端に設けられているリスト表示ボタン77aを操作することにより、スタッフ情報格納部25に格納されている医療スタッフのリストが表示されるようになっており、表示されたリストから医療スタッフを選択して指定することができる。
配信要求画面74の右下部分には、配信要求の送信を指示する配信要求ボタン79と、配信要求を中止する中止ボタン80とが設けられている。配信要求ボタン79が操作されると、クライアント端末13a〜13cの操作情報として、配信要求がチーム医療支援装置11に送信される。配信要求には、医療支援画面の対象となる患者あるいは医療スタッフを指定する指定情報として、患者指定欄76あるいはスタッフ指定欄77で指定された患者IDあるいはスタッフIDが含まれている。中止ボタン80が操作されると、クライアント端末13a〜13cの表示画面は、配信要求画面74から操作メニュー画面55に戻る。
図8において、画面作成部51は、配信要求において、第1医療支援画面20の作成が要求された場合には、配信要求で指定された患者IDに基づいて、患者スケジュール情報格納部16から指定された患者の患者スケジュール情報を読み出し、通信メッセージ格納部18から指定された患者に関連する通信メッセージを読み出す。指定された患者に関連する通信メッセージとは、複数の通信メッセージのうち、配信要求で指定された患者がメッセージ内容の対象とされている通信メッセージのことであり、より具体的には、図4に示す通信メッセージ格納部18において、配信要求で指定された患者の患者IDが登録されている通信メッセージのことである。画面作成部51は、読み出した患者スケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面20を作成する。
また、配信要求において、第2医療支援画面21の作成が要求された場合には、画面作成部51は、配信要求で指定されたスタッフIDに基づいて、スタッフスケジュール情報格納部17から指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報を読み出し、通信メッセージ格納部18から指定された医療スタッフに関連する通信メッセージを読み出す。指定された医療スタッフに関連する通信メッセージとは、複数の通信メッセージのうち、配信要求で指定された医療スタッフが送信先とされた通信メッセージのことであり、より具体的には、図4に示す通信メッセージ格納部18において、配信要求で指定された医療スタッフのスタッフIDが、送信先IDとして登録されている通信メッセージのことである。画面作成部51は、読み出したスタッフスケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第2医療支援画面21を作成する。
図14に示すように、第1医療支援画面20は、患者スケジュール表示領域20aと患者関連メッセージ表示領域20bとが、水平方向において並列的に表示されている。画面左側の患者スケジュール表示領域20aには、患者スケジュール情報格納部16から読み出された患者スケジュール情報を表型式にした患者スケジュール表83が表示されている。患者スケジュール表83は、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられ、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル83aを備えている。各セル83aには、患者スケジュール情報の患者イベント情報がそれぞれ表示されている。
画面右側の患者関連メッセージ表示領域20bには、通信メッセージ格納部18から読み出された通信メッセージを表型式に集約した患者関連メッセージ一覧表84が表示されている。患者関連メッセージ一覧表84には、通信メッセージの送信元、送信先、タイトル、送信日時が、上方から送信日時が新しい順に表示される。なお、患者関連メッセージ一覧表84には、タイトルの代わりに、あるいはタイトルとともに、本文の全部あるいは一部を表示してもよい。
図14において、第1医療支援画面20は、患者P1の患者スケジュール情報及び通信メッセージが表示されている状態を示している。患者スケジュール表83には、患者スケジュール情報格納部16から読み出された患者P1の患者スケジュール情報が表示されている。患者関連メッセージ一覧表84には、通信メッセージ格納部18から読み出された患者P1に関連する通信メッセージが表示されている。
患者関連メッセージ一覧表84で通信メッセージを選択すると、図15に示すように、選択された通信メッセージの背景色が変更され、患者関連メッセージ一覧表84の上に重ねられるように、選択された通信メッセージの本文が表示された本文表示欄86が表示される。本文表示欄86は、引出し線86aで通信メッセージと結ばれているので、医療スタッフは、どの通信メッセージの本文であるかを容易に理解することができる。本文表示欄86には、本文表示欄86に表示されている通信メッセージに対して返信する際に操作される返信ボタン86bが設けられている。返信ボタン86bが操作されると、第1医療支援画面20の上に重ねられるように、図10に示すメッセージ送信画面64が表示される。図15に示す第1医療支援画面20では、本文表示欄86に、医師D1から看護N1に送信された、タイトル「CT検査」の本文が表示されている。
第1医療支援画面20の患者関連メッセージ表示領域20bの下方には、戻るボタン88、切替ボタン89、メッセージボタン90が設けられている。戻るボタン88は、第1医療支援画面20から操作メニュー画面55に戻る際に操作される。切替ボタン89は、第1医療支援画面20から第2医療支援画面21に切り替える際に操作される。切替ボタン89が操作されると、第1医療支援画面20に代わって、図13に示す第2医療支援画面21の配信要求画面が表示される。メッセージボタン90は、第1医療支援画面20上で通信メッセージを送信する際に操作される。メッセージボタン90が操作されると、第1医療支援画面20の上に重ねられるように、図10に示すメッセージ送信画面64が表示される。
図16に示すように、第2医療支援画面21は、スタッフスケジュール表示領域21aとスタッフ関連メッセージ表示領域21bとが、水平方向において並列的に表示されている。画面左側のスタッフスケジュール表示領域21aには、スタッフスケジュール情報格納部17から読み出されたスタッフスケジュール情報を表型式にしたスタッフスケジュール表93が表示される。スタッフスケジュール表93は、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられ、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル93aを備えている。各セル93aには、スタッフスケジュール情報のスタッフイベント情報がそれぞれ表示されている。
画面右側のスタッフ関連メッセージ表示領域21bには、通信メッセージ格納部18から読み出された通信メッセージを表型式に集約したスタッフ関連メッセージ一覧表94が表示されている。スタッフ関連メッセージ一覧表94には、通信メッセージの緊急度、送信元、タイトル、送信日時が、上方から緊急度の高い順に表示される。なお、緊急度が同じ通信メッセージが複数存在する場合には、送信日時が新しい通信メッセージを上方に表示する。なお、スタッフ関連メッセージ一覧表94には、タイトルの代わりに、あるいはタイトルとともに、本文の全部あるいは一部を表示してもよい。
図16において、第2医療支援画面21は、医師D1のスタッフスケジュール情報及び通信メッセージが表示されている状態を示している。スタッフスケジュール表93には、スタッフスケジュール情報格納部17から読み出された医師D1のスタッフスケジュール情報が表示されている。スタッフ関連メッセージ一覧表94には、通信メッセージ格納部18から読み出された医師D1に送信された通信メッセージが表示されている。
スタッフ関連メッセージ一覧表94で通信メッセージを選択すると、図17に示すように、選択された通信メッセージの背景色が変更され、スタッフ関連メッセージ一覧表94の上に重ねられるように、選択された通信メッセージの本文が表示された本文表示欄96が表示される。本文表示欄96は、第1医療支援画面20と同様に、引出し線96aで通信メッセージと結ばれているので、医療スタッフは、どの通信メッセージの本文であるかを容易に理解することができる。本文表示欄96には、第1医療支援画面20と同様に、返信ボタン96bが設けられている。図17の第2医療支援画面21は、本文表示欄96内に、看護N1から医師D1に送信された、タイトル「患者P1の容体悪化」の本文が表示されている。
第2医療支援画面21のスタッフ関連メッセージ表示領域21bの下方には、第1医療支援画面20と同様に、戻るボタン88、切替ボタン89、メッセージボタン90が設けられている。
配信部52は、配信要求に基づいて画面作成部51で作成された第1医療支援画面20、あるいは第2医療支援画面21を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する。
操作メニュー画面55の「ログオフ」ボタン60は、チーム医療支援装置11からログオフする際に操作される。クライアント端末13a〜13cで「ログオフ」ボタン60が操作されると、認証部46は、クライアント端末13a〜13cの認証状態を解除する。
以下、上記構成による作用について、図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。チーム医療支援装置11は、クライアント端末13a〜13cからの医療支援画面の配信要求を待機する(S100)。クライアント端末13a〜13cからの配信要求を受信すると(S100でYES)、画面作成部51は、配信要求されている医療支援画面の種類を特定する(S101)。
配信要求において、第1医療支援画面20の配信を要求された場合には(S101でYES)、画面作成部51は、患者スケジュール情報格納部16から、配信要求において指定された患者の患者スケジュール情報を読み出し、通信メッセージ格納部18から、指定された患者に関連する通信メッセージを読み出す(S102)。
画面作成部51は、読み出した患者スケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面20を作成する(S103)。第1医療支援画面20の作成が完了すると、配信部52は、第1医療支援画面20を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する(S104)。
第1医療支援画面20の配信を受けたクライアント端末13a〜13cは、第1医療支援画面20をディスプレイに表示する。第1医療支援画面20は、画面左側に患者スケジュール表示領域20aが設けられ、画面右側に患者関連メッセージ表示領域20bが設けられている。患者スケジュール表示領域20a内には、患者スケジュール情報格納部16から読み出された患者スケジュール情報を表型式にした患者スケジュール表83が表示される。患者スケジュール表83には、横軸に配された日付毎に、患者スケジュール情報のイベント情報が、上方から順に時系列で表示される。患者関連メッセージ表示領域20bには、通信メッセージ格納部18から読み出された通信メッセージを表型式に集約した患者関連メッセージ一覧表84が表示される。患者関連メッセージ一覧表84には、通信メッセージの送信元、送信先、タイトル、送信日時が、上方から送信日時が新しい順に表示される。
患者関連メッセージ一覧表84で通信メッセージを選択すると、患者関連メッセージ一覧表84の上に重ねられように、選択された通信メッセージの本文が表示された本文表示欄86が表示される。本文表示欄86は、引出し線86aで通信メッセージと結ばれている。
また、配信要求において、第2医療支援画面21の配信を要求された場合には(S101でNO)、画面作成部51は、スタッフスケジュール情報格納部17から、配信要求において指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報を読み出し、通信メッセージ格納部18から、指定された医療スタッフに関連する通信メッセージを読み出す(S105)。
画面作成部51は、読み出したスタッフスケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第2医療支援画面21を作成する(S106)。第2医療支援画面21の作成が完了すると、配信部52は、第2医療支援画面21を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する(S107)。
第2医療支援画面21は、画面左側にスタッフスケジュール表示領域21aが設けられ、画面右側にスタッフ関連メッセージ表示領域21bが設けられている。スタッフスケジュール表示領域21a内には、スタッフスケジュール情報格納部17から読み出されたスタッフスケジュール情報を表型式にしたスタッフスケジュール表93が表示される。スタッフスケジュール表93には、横軸に配された日付毎に、患者スケジュール情報のイベント情報が、上方から順に時系列で表示される。スタッフ関連メッセージ表示領域21bには、通信メッセージ格納部18から読み出された通信メッセージを表型式に集約したスタッフ関連メッセージ一覧表94が表示される。スタッフ関連メッセージ一覧表94には、通信メッセージの緊急度、送信元、タイトル、送信日時が、上方から緊急度の高い順に表示される。
スタッフ関連メッセージ一覧表94で通信メッセージを選択すると、第1医療支援画面20と同様に、スタッフ関連メッセージ一覧表94の上には、選択された通信メッセージの本文が表示された本文表示欄96が表示される。本文表示欄96は、第1医療支援画面20と同様に、引出し線96aで通信メッセージと結ばれている。
以上説明したように、本発明のチーム医療支援装置11は、医療スタッフが使用するクライアント端末13a〜13cからの配信要求に応じて、配信要求で指定された患者の情報が表示される第1医療支援画面20と、同じく配信要求で指定された医療スタッフの情報が表示される第2医療支援画面21とを作成し、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに、第1医療支援画面20あるいは第2医療支援画面21を配信する。第1医療支援画面20により、医療スタッフは、患者スケジュール情報との関連性を把握しながら、患者に関連する通信メッセージを確認することができるので、通信メッセージの内容把握が正確、迅速に行えるようになり、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。また、第2医療支援画面21により、医療スタッフは、スタッフスケジュール情報との関連性を把握しながら、自分宛の通信メッセージを確認することができるので、通信メッセージの内容把握が正確、迅速に行えるようになり、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
また、第2医療支援画面21は、複数の通信メッセージのうち、スタッフスケジュール情報が表示される医療スタッフに関連する通信メッセージを、表型式に集約して表示する。これにより、医療スタッフは、自分宛に送信された通信メッセージを自分で探し出したりする作業を行わなくても、自分宛の通信メッセージのみをまとめて確認することができるので、通信メッセージの確認作業を迅速に行えるようになり、他の医療スタッフとの連携もスムーズになるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
第1医療支援画面20の患者関連メッセージ一覧表84には、通信メッセージの送信元、送信先、タイトル、送信日時が表示されるので、これらの表示内容だけからでも通信メッセージの大まかな内容を迅速に把握することができる。また、通信メッセージは、送信日時順に並べられているので、通信メッセージ間の時系列的な関係を容易に、また正確に把握することができる。
第2医療支援画面21のスタッフ関連メッセージ一覧表94には、通信メッセージの緊急度、送信元、タイトル、送信日時が表示されるので、これらの表示内容だけからでも通信メッセージの大まかな内容や、緊急度を迅速に把握することができる。また、通信メッセージは、緊急度の高い順に並べられているので、緊急度の高い通信メッセージを優先的に確認することができる。
上記実施形態の患者関連メッセージ表示領域では、指定された患者に関連する通信メッセージとして、通信メッセージの送信時に患者IDが指定された通信メッセージを表示したが、通信メッセージの本文中に指定された患者の名前が記載されている通信メッセージを含めてもよい。また、医療スタッフに関連する通信メッセージとして、指定された医療スタッフ宛に送信された通信メッセージを表示したが、指定された医療スタッフが送信元である通信メッセージや、メッセージ本文中に指定された医療スタッフの名前が記載されている通信メッセージなどを含めてもよい。
以下、本発明の第2〜第6実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については同符号を使用し、詳しい説明は省略する。
[第2実施形態]
第1実施形態では、患者関連メッセージ表示領域20b及びスタッフ関連メッセージ表示領域21bに、配信要求で指定された患者及び医療スタッフに関連する通信メッセージを集約して表示するため、患者の診療計画全般、あるいは医療スタッフの作業スケジュール全般に関連する通信メッセージをまとめて確認することができる。しかし、チーム医療では、患者の診療計画全般、あるいは医療スタッフの作業スケジュール全般に関連して通信メッセージを遣り取りするだけでなく、患者の特定の診療行為や、医療スタッフの特定の作業に注目して通信メッセージを遣り取りすることも多い。そのため、チーム医療の現場からは、患者の診療行為や、医療スタッフの作業に関連する通信メッセージをまとめて確認したいという要望もあがっている。本実施形態は、患者の診療行為や、医療スタッフの作業に関連する通信メッセージをまとめて確認できるようにすることにより、チーム医療における情報交換、情報共有がより円滑にするものである。
図19に示すように、本実施形態のチーム医療支援システム100は、第1実施形態の通信メッセージ格納部18の代わりに、通信メッセージ格納部101を備えたチーム医療支援装置102を備えている。チーム医療支援装置102は、クライアント端末13a〜13cからの配信要求に応じて、第1実施形態とは画面構成の異なる第1医療支援画面103、及び第2医療支援画面104を作成して配信する。
第1医療支援画面103は、配信要求の指定情報で指定された患者の患者スケジュール情報が表示される患者スケジュール表示領域103aと、患者スケジュール表示領域103a内で選択された患者イベント情報に関連する通信メッセージが集約して表示される患者関連メッセージ表示領域103bとを備える。第2医療支援画面104は、配信要求の指定情報で指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報が表示されるスタッフスケジュール表示領域104aと、スタッフスケジュール表示領域104a内で選択されたスタッフイベント情報に関連する通信メッセージが集約して表示されるスタッフ関連メッセージ表示領域104bとを備える。
図20に示すように、通信メッセージ格納部101の各レコードには、通信メッセージ格納部18と同様に、メッセージID、送信元ID、送信先ID、送信日時、タイトル、本文及び患者IDが登録されている。また、通信メッセージ格納部101の各レコードには、通信メッセージ格納部18とは異なり、イベントIDが登録されている。イベントIDには、通信メッセージに関連する患者イベント情報の患者イベントID、あるいは通信メッセージに関連するスタッフイベント情報のスタッフイベントIDが登録される。
チーム医療支援装置102の画面作成部51(図8参照)は、第1医療支援画面103の配信要求を受け付けた場合には、図21に示すように、患者スケジュール表示領域103aのみが設けられた第1医療支援画面103を作成する。患者スケジュール表示領域103aには、患者スケジュール情報を表型式で表した患者スケジュール表107が配置されている。患者スケジュール表107は、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられ、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル108を備えている。各セル108には、患者スケジュール情報の患者イベント情報がそれぞれ表示されている。配信部52は、配信要求に応じて作成された第1医療支援画面103を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する。
患者イベント情報に関連する通信メッセージをまとめて確認する場合には、クライアント端末13a〜13cにおいて、患者スケジュール表107に表示されているセル108が選択される。セル108の選択により患者イベント情報が選択されると、クライアント端末13a〜13cの操作情報として、患者イベント情報が選択されたことを表す患者イベント選択情報がチーム医療支援装置102に送信される。患者イベント選択情報には、選択された患者イベント情報のイベントIDが含まれている。選択された患者イベント情報が表示されているセル108aは、選択状態にあることが識別できるように、例えば背景色が変更される。
チーム医療支援装置102の画面作成部51は、受け付け部47が患者イベント選択情報を受け付けた場合には、通信メッセージ格納部101から、選択された患者イベント情報に関連する通信メッセージ、具体的には、患者イベント選択情報に含まれる患者イベントIDと同じ患者イベントIDがレコード内に登録されている通信メッセージを読み出し、患者関連メッセージ表示領域103bを有する第1医療支援画面103を再作成する。
図22に示すように、患者イベント情報の選択に応じて再作成された第1医療支援画面103には、患者スケジュール表示領域103aの上に重ねられるように、患者関連メッセージ表示領域103bが設けられる。患者関連メッセージ表示領域103bには、選択された患者イベント情報に関連する通信メッセージを表型式に集約して表示する患者メッセージ一覧表109が表示される。これにより、第1医療支援画面103において、患者スケジュール情報と患者関連メッセージとが並列的に表示される。患者メッセージ一覧表109は、複数のメッセージ表示欄110を備えており、各メッセージ表示欄110には、例えば送信日時順に、通信メッセージの送信日時、送信元、送信先及び本文が表示されている。また、患者メッセージ一覧表109は、選択された患者イベント情報との関連が容易に識別できるように、引出し線109aによってセル108と接続されている。
例えば、患者スケジュール表107において、セル108aの患者イベント情報が選択された場合、画面作成部51は、通信メッセージ格納部101から、選択された患者イベント情報に関連する通信メッセージを読み出す。例えば、セル108aの患者イベント情報の患者イベントIDが「PEV10009」である場合、図20に示す通信メッセージ格納部101からは、イベントIDに「PEV10009」が登録されている「MS0005」〜「MS0008」が読み出される。画面作成部51は、患者メッセージ一覧表109の各メッセージ表示欄110に、通信メッセージ「MS0005」〜「MS0008」の送信日時、送信元、送信先、本文が表示された第1医療支援画面103を再作成する。
配信部52は、再作成された第1医療支援画面103をクライアント端末13a〜13cに再配信する。第1医療支援画面103は、クライアント端末13a〜13cのディスプレイに表示されるので、医療スタッフは、患者の診療行為に関連する通信メッセージをまとめて確認することができる。
チーム医療支援装置102の画面作成部51は、第2医療支援画面104の配信要求を受け付けた場合には、図23に示すように、スタッフスケジュール表示領域104aのみが設けられた第2医療支援画面104を作成する。スタッフスケジュール表示領域104aには、スタッフスケジュール情報を表型式で表したスタッフスケジュール表117が配置されている。スタッフスケジュール表117は、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられ、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル118を備えている。各セル118には、スタッフスケジュール情報のスタッフイベント情報がそれぞれ表示されている。配信部52は、配信要求に応じて作成された第2医療支援画面104を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する。
スタッフイベント情報に関連する通信メッセージをまとめて確認する場合には、第1医療支援画面103の場合と同様に、クライアント端末13a〜13cにおいて、スタッフスケジュール表117に表示されているセル118が選択される。セル118の選択によりスタッフイベント情報が選択されると、クライアント端末13a〜13cからチーム医療支援装置102に、スタッフイベント選択情報が送信される。スタッフイベント選択情報には、選択されたスタッフイベント情報のイベントIDが含まれている。画面作成部51は、通信メッセージ格納部101から、スタッフイベント選択情報のスタッフイベントIDと同じスタッフイベントIDがレコード内に登録されている通信メッセージを読み出し、スタッフ関連メッセージ表示領域104bを有する第2医療支援画面104を再作成する。
図24に示すように、スタッフイベント情報の選択に応じて再作成された第2医療支援画面104には、スタッフスケジュール表示領域104aの上に重ねられるように、スタッフ関連メッセージ表示領域104bが設けられる。スタッフ関連メッセージ表示領域104bには、選択されたスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表型式に集約して表示するスタッフメッセージ一覧表119が表示される。これにより、第2医療支援画面104において、スタッフスケジュール情報とスタッフ関連メッセージとが並列的に表示される。スタッフメッセージ一覧表119は、患者メッセージ一覧表109と同様に、各メッセージ表示欄120に、例えば送信日時順に、通信メッセージの送信日時、送信元、送信先及び本文が表示されている。スタッフメッセージ一覧表119は、選択されたスタッフイベント情報との関連が容易に識別できるように、引出し線119aによってセル118と接続されている。
例えば、スタッフスケジュール表117において、セル118aのスタッフイベント情報が選択された場合、画面作成部51は、通信メッセージ格納部101から、選択されたスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを読み出す。例えば、セル118aのスタッフイベント情報のスタッフイベントIDが「SEV20001」である場合、図20に示す通信メッセージ格納部101からは、イベントIDに「SEV20001」が登録されている「MS0001」〜「MS0004」が読み出される。画面作成部51は、スタッフメッセージ一覧表119の各メッセージ表示欄120に、通信メッセージ「MS0001」〜「MS0004」の送信日時、送信元、送信先、本文が表示された第2医療支援画面104を再作成する。
配信部52は、再作成された第2医療支援画面104をクライアント端末13a〜13cに再配信する。第2医療支援画面104は、クライアント端末13a〜13cのディスプレイに表示されるので、医療スタッフは、医療スタッフの作業に関連する通信メッセージをまとめて確認することができる。
患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119には、新規ボタン123及び返信ボタン124がそれぞれ設けられている。新規ボタン123は、患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119の名称が表示された標題部に配置されており、選択された患者イベント情報及びスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを新たに送信する場合に操作される。返信ボタン124は、患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119のメッセージ表示欄110、120にそれぞれ配置されており、メッセージ表示欄110、120に表示されている通信メッセージに対して返信をする場合に操作される。
図8において、受け付け部47は、新規ボタン123あるいは返信ボタン124の操作を表す操作情報を受け付けた場合に、操作情報を送信してきたクライアント端末13a〜13cに対してメッセージ送信画面を配信する。新規ボタン123が操作された場合に配信されるメッセージ送信画面(図示せず)は、図10に示すメッセージ送信画面64から、患者指定欄66が省略されて、送信先指定欄65、タイトル入力欄67及び本文入力欄68を備えた画面である。患者イベント情報及びスタッフイベント情報を基点として通信メッセージを送信する場合、対象とする患者は予め分かっているため、患者指定欄66は省略できる。
メッセージ送信画面に各情報を入力して送信ボタンを操作すると、メッセージ送信画面で入力された各情報の他、送信元ID、送信日時、対象とする患者ID、及び患者イベントIDまたはスタッフイベントIDが含まれた通信メッセージが、クライアント端末13a〜13cからチーム医療支援装置102に送信される。送信元ID、患者ID、及び患者イベントIDまたはスタッフイベントIDは、チーム医療支援装置102へのログイン時に使用されたログインID、配信要求において指定された患者ID、選択された患者イベント情報またはスタッフイベント情報のイベントIDに基づいて特定される。チーム医療支援装置102は、受信した通信メッセージを通信メッセージ格納部101に格納する。
また、患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119で返信ボタン124が操作された場合には、クライアント端末13a〜13cには、返信用のメッセージ送信画面(図示せず)が配信される。返信用のメッセージ送信画面は、図10に示すメッセージ送信画面64から、送信先指定欄65及び患者指定欄66が省略され、タイトル入力欄67及び本文入力欄68を備えた画面である。患者イベント情報及びスタッフイベント情報を基点として通信メッセージを送信する場合、対象とする患者は予め分かっており、また、返信される通信メッセージは、送信先が予め決まっているので、返信用のメッセージ送信画面では、送信先指定欄65及び患者指定欄66が省略されている。
返信用のメッセージ送信画面でタイトル及び本文を入力して送信ボタンを操作すると、上述した新規ボタン123でのメッセージ送信時と同様に、メッセージ送信画面で入力された情報の他、送信先ID、送信元ID、送信日時、対象とする患者ID、及び患者イベントIDまたはスタッフイベントIDが含まれた通信メッセージが、クライアント端末13a〜13cからチーム医療支援装置102に送信される。チーム医療支援装置102は、受信した通信メッセージを通信メッセージ格納部101に格納する。
なお、選択された患者イベント情報及びスタッフイベント情報に関連する通信メッセージが存在しない場合には、患者関連メッセージ表示領域103b及びスタッフ関連メッセージ表示領域104bには、患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119は表示されない。そのため、患者関連メッセージ表示領域103b及びスタッフ関連メッセージ表示領域104bには、通信メッセージを新規に送信するための新規ボタン123が設けられた小画面(図示せず)が表示される。
以下、上記構成による作用について、図25に示すフローチャートを参照しながら説明する。チーム医療支援装置102は、クライアント端末13a〜13cからの医療支援画面の配信要求を待機する(S110)。クライアント端末13a〜13cからの配信要求を受信すると(S110でYES)、画面作成部51は、配信要求されている医療支援画面の種類を特定する(S111)。
配信要求において、第1医療支援画面103の配信を要求された場合には(S111でYES)、画面作成部51は、患者スケジュール情報格納部16から、配信要求において指定された患者の患者スケジュール情報を読み出す(S112)。画面作成部51は、読み出した患者スケジュール情報に基づいて、患者スケジュール表示領域103aのみを備える第1医療支援画面103を作成する(S113)。第1医療支援画面103の作成が完了すると、配信部52は、第1医療支援画面103を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する(S114)。
第1医療支援画面103の配信を受けたクライアント端末13a〜13cは、第1医療支援画面103をディスプレイに表示する。第1医療支援画面103は、患者スケジュール表示領域103a内に、患者スケジュール情報格納部16から読み出された患者スケジュール情報を表型式にした患者スケジュール表107が表示される。患者スケジュール表107には、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられており、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル108には、患者イベント情報がそれぞれ表示されている。
チーム医療支援装置102は、クライアント端末13a〜13cにおいて、患者スケジュール表107の患者イベント情報が選択されるのを待機する(S115)。クライアント端末13a〜13cからの患者イベント選択情報を受信すると(S115でYES)、画面作成部51は、通信メッセージ格納部101から、患者イベント選択情報で指定された患者イベントIDに関連する通信メッセージを読み出し(S116)、読み出した通信メッセージに基づいて、患者関連メッセージ表示領域103bを備える第1医療支援画面103を再作成する(S117)。配信部52は、再作成された第1医療支援画面103をクライアント端末13a〜13cに再配信する(S118)。
第1医療支援画面103の患者関連メッセージ表示領域103bには、選択された患者イベント情報に関連する通信メッセージを集約した患者メッセージ一覧表109が表示される。これにより、第1医療支援画面103において、患者スケジュール情報と患者関連メッセージとが並列的に表示される。
また、配信要求において、第2医療支援画面104の配信を要求された場合には(S111でNO)、画面作成部51は、スタッフスケジュール情報格納部17から、配信要求において指定された医療スタッフのスタッフスケジュール情報を読み出す(S119)。画面作成部51は、読み出したスタッフスケジュール情報に基づいて、スタッフスケジュール表示領域104aのみを備える第2医療支援画面104を作成する(S120)。第2医療支援画面104の作成が完了すると、配信部52は、第2医療支援画面104を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する(S121)。
第2医療支援画面104の配信を受けたクライアント端末13a〜13cは、第2医療支援画面104をディスプレイに表示する。第2医療支援画面104は、スタッフスケジュール表示領域104a内に、スタッフスケジュール情報格納部17から読み出されたスタッフスケジュール情報を表型式にしたスタッフスケジュール表117が表示される。スタッフスケジュール表117には、横軸及び縦軸に沿って時系列に日付及び時刻が割り当てられており、日付及び時刻に対応してマトリクス状に配列された複数のセル118には、スタッフイベント情報がそれぞれ表示されている。
チーム医療支援装置102は、クライアント端末13a〜13cにおいて、スタッフスケジュール表117のスタッフイベント情報が選択されるのを待機する(S122)。クライアント端末13a〜13cからのスタッフイベント選択情報を受信すると(S122でYES)、画面作成部51は、通信メッセージ格納部101から、スタッフイベント選択情報で指定されたスタッフイベントIDに関連する通信メッセージを読み出し(S123)、読み出した通信メッセージに基づいて、スタッフ関連メッセージ表示領域104bを備える第2医療支援画面104を再作成する(S124)。配信部52は、再作成された第2医療支援画面104をクライアント端末13a〜13cに再配信する(S125)。
第2医療支援画面104のスタッフ関連メッセージ表示領域104bには、選択されたスタッフイベント情報に関連する通信メッセージを集約したスタッフメッセージ一覧表119が表示される。これにより、第2医療支援画面104において、スタッフスケジュール情報とスタッフ関連メッセージとが並列的に表示される。
以上説明したように、本実施形態のチーム医療支援装置102は、患者イベント情報及びスタッフイベント情報に関連する通信メッセージが集約して表示された、患者関連メッセージ表示領域103b及びスタッフ関連メッセージ表示領域104bを備える第1医療支援画面103及び第2医療支援画面104を作成し、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する。第1医療支援画面103及び第2医療支援画面104では、患者イベント情報によって表される患者の診療行為、及びスタッフイベント情報によって表される医療スタッフの作業に関連する通信メッセージをまとめて確認することができるので、通信メッセージの内容把握が正確、迅速に行えるようになり、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
上記第2実施形態では、患者スケジュール表107及びスタッフスケジュール表117から1つの患者イベント情報及びスタッフイベント情報が選択された場合について説明したが、複数のイベント情報が選択された場合には、選択された各イベント情報に関連する通信メッセージが集約された複数のメッセージ一覧表を表示してもよい。また、メッセージ一覧表のメッセージ表示欄には、通信メッセージの本文を表示したが、一緒にタイトルを表示してもよい。さらに、通信メッセージを送信日時順に表示しているが、例えば通信メッセージの送信時に指定された重要度や緊急度、医療スタッフ毎、未確認メッセージ順など、表示順序は適宜変更可能である。また、患者メッセージ一覧表109及びスタッフメッセージ一覧表119を、患者スケジュール表107及びスタッフスケジュール表117の上に重ねるようにして表示しているが、患者スケジュール表107及びスタッフスケジュール表117と水平方向で並べて表示してもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態では、第1医療支援画面20の患者関連メッセージ表示領域20bに、患者に関連する通信メッセージが全て表示されている。しかし、チーム医療に参加する医療スタッフの職種は、医師や看護師、撮影技師、薬剤師以外にも多岐に渡るため、医療スタッフの職種によっては、個人情報保護や医療倫理上の観点から、診療に関する詳細な情報を保護する必要がある。本実施形態は、第1医療支援画面20の患者関連メッセージ表示領域20bに表示される通信メッセージを、医療スタッフの医療スタッフのアクセス権限に応じて保護することより、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑にするものである。
図26に示すチーム医療支援システム130のチーム医療支援装置131は、第1実施形態のチーム医療支援装置11に、患者関連メッセージ表示領域20bに対する医療スタッフのアクセス権情報を格納したアクセス権情報格納部132を設けたものである。アクセス権情報格納部132には、例えば、医療スタッフ毎、医療スタッフの職種毎に、アクセスできない通信メッセージの種類が登録されている。アクセス権情報が設定されている通信メッセージの種類は、例えば、医師から他の医師に送信された通信メッセージのように、特定の職種の医療スタッフ間で送信された通信メッセージや、医師D1から看護N1に送信された通信メッセージのように、特定の医療スタッフ間で送信された通信メッセージなどである。また、通信メッセージの緊急度に応じてアクセス権を設定してもよい。
チーム医療支援装置131の画面作成部51は、図27に示すように、クライアント端末13a〜13cから配信要求を受け付ける(S100でYES)。第1医療支援画面20の配信を要求された場合には(S101でYES)、画面作成部51は、配信要求において指定された患者の患者スケジュール情報及び通信メッセージを読み出し(S102)、読み出した患者スケジュール情報及び通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面20を作成する(S103)。
画面作成部51は、アクセス権情報格納部132から、配信要求を送信してきた医療スタッフのアクセス権情報を読み出す(S130)。患者関連メッセージ表示領域20bに表示される通信メッセージのなかに、アクセス権情報によってアクセスが禁止されている通信メッセージが存在する場合には、画面作成部51は、患者関連メッセージ表示領域20bから、アクセスが禁止されている通信メッセージを隠す隠蔽処理を行う(S131)。通信メッセージの隠蔽処理完了後、配信部52は、第1医療支援画面20を、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに配信する(S104)。
図28は、X線撮影技師である技師E1により配信要求された、患者P1の第1医療支援画面103である。患者関連メッセージ表示領域20bの患者関連メッセージ一覧表84では、技師E1によるアクセスが禁止されている通信メッセージの表示欄84aに対し、通信メッセージが表示されないようにして隠す隠蔽処理が行われている。また、この隠蔽処理では、隠蔽処理されている通信メッセージの表示欄84a内に、「アクセスできない通信メッセージが存在します」というメッセージが表示されている。
以上説明したように、本実施形態のチーム医療支援装置131は、患者関連メッセージ表示領域に表示される通信メッセージに、第1医療支援画面が配信される医療スタッフによってアクセスできない通信メッセージが含まれている場合には、このアクセスできない通信メッセージを隠す隠蔽処理を行う。これにより、アクセス権を有しない医療スタッフに対し、患者の個人情報や、医療倫理上秘匿すべき情報を保護することができる。また、隠蔽処理された通信メッセージの表示欄には、アクセスできない通信メッセージが存在することが表示されるので、医療スタッフは、アクセスできない通信メッセージの存在を認識してチーム医療に従事することができ、他の医療スタッフとの連携もスムーズになるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
[第4実施形態]
第1実施形態では、クライアント端末13a〜13cから送信された通信メッセージをチーム医療支援装置11で受信して、通信メッセージ格納部18に格納し、クライアント端末13a〜13cから医療支援画面の配信要求を受けた場合に、第1医療支援画面20及び第2医療支援画面21に通信メッセージを表示して、クライアント端末13a〜13cに配信している。したがって、医療スタッフは、医療支援画面の配信を受けなければ、他の医療スタッフから新しい通信メッセージが送信されていることを確認できないため、医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑に行えなくなる。本実施形態は、医療スタッフが新しい通信メッセージの存在を迅速に知ることができるようにして、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑にするものである。
図29に示すチーム医療支援システム140のチーム医療支援装置141は、第1実施形態のチーム医療支援装置11に、受信通知部142を設けたものである。受信通知部142は、メッセージ中継部50などと同様に、CPU36がメモリ37などと協働することによって機能を生じている。
図30に示すように、チーム医療支援装置141のメッセージ中継部50は、クライアント端末13a〜13cからの通信メッセージの送信を待機する(S140)。例えば、クライアント端末13aから通信メッセージをメッセージ中継部50で受信すると(S130でYES)、受信通知部142は、受信した通信メッセージの送信先となるクライアント端末を特定する(S141)。送信先クライアント端末の特定は、受信した通信メッセージの送信先IDと同じスタッフIDを有する医療スタッフをスタッフ情報格納部25から検索し、検索された医療スタッフが使用するクライアント端末の端末IDをスタッフ情報格納部25から取得する。例えば、送信先クライアント端末がクライアント端末13cであった場合、受信通知部142は、クライアント端末13cに対し、通信メッセージの受信通知を送信する(S142)。
クライアント端末13cは、音や光、バイブレーション、画面表示などを利用して、医療スタッフに通信メッセージの受信を報知する。通信メッセージの受信報知を受けた医療スタッフは、チーム医療支援装置141に医療支援画面の配信を要求し、医療支援画面を確認することにより、通信メッセージの内容を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態のチーム医療支援装置141は、クライアント端末から通信メッセージを受信した場合に、この受信した通信メッセージの送信先であるクライアント端末に対し受信通知を送信する。これにより、通信メッセージが送信された医療スタッフは、医療支援画面を確認しなくても、通信メッセージの存在を迅速に知ることができるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
なお、医療スタッフに通信メッセージの受信を報知する際に、通信メッセージの緊急度も一緒に報知すれば、医療スタッフは緊急度に応じた対処が可能になるため、医療スタッフ間の情報交換、情報共有がより円滑になる。通信メッセージの緊急度を報知する手法としては、図31に示すように、チーム医療支援装置141からクライアント端末13a〜13cに、緊急度に関する情報を付加した受信通知を送信する。受信通知を受信したクライアント端末では、受信通知に付加されている緊急度に応じて、医療スタッフに対する報知態様を変更する。
例えば、通信メッセージの緊急度が最も高い「通知」である場合には、医療スタッフの注意を引きやすい報知態様Aを使用し、緊急度が低い「問い合わせ」では、報知態様Aよりも医療スタッフの注意を引く効果の低い報知態様Cを使用する。また、緊急度が中程度の「指示」では、報知態様Aと報知態様Cの中間程度の注意惹起機能を有する報知態様Bを使用すればよい。報知に音を用いる場合には、報知態様A、B、Cの音量、音の種類などを異ならせればよい。また、報知に光を用いる場合には、報知態様A、B、Cの光量や発光パターンなどを異ならせればよい。さらに、報知にバイブレーションを用いる場合には、報知態様A、B、Cのバイブレーション強度や、バイブレーションパターンを異ならせればよい。
[第5実施形態]
第1実施形態では、図10に示すメッセージ送信画面64を利用して、クライアント端末13a〜13cからチーム医療支援装置11に、テキストデータの通信メッセージを送信している。しかし、忙しい医療現場では、メッセージ送信画面64に通信メッセージを入力して送信する時間がとれない場合がある。このような医療現場では、通信メッセージの送信数が減少するため、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が停滞してしまう。通信メッセージを短時間で簡単に送信する手法として、クライアント端末13a〜13cが標準的に備える音声入力機能を利用し、通信メッセージを音声データとして入力することが考えられる。しかし、音声データの通信メッセージは、通信メッセージを最後まで聞かなければ内容が把握できない場合があり、通信メッセージの確認に時間がかかることがある。本実施形態は、音声データで入力された通信メッセージの内容を迅速に把握できるようにして、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有を円滑にするものである。
図32に示すチーム医療支援システム150のチーム医療支援装置151は、第1実施形態のチーム医療支援装置11に、音声認識部152、医療用語辞書153を設けたものである。音声認識部152は、音声データを解析してテキストデータを作成する。医療用語辞書153は、医療用語が登録された辞書データである。音声認識部152は、音声データを解析してテキストデータ化する際に、医療用語辞書153を参照し、医療用語が適切に使用されたテキストデータを作成する。
図33に示すように、チーム医療支援装置151のメッセージ中継部50は、クライアント端末13a〜13cからの通信メッセージの送信を待機する(S150)。クライアント端末13a〜13cは、標準的に備える音声入力機能を利用して音声データの通信メッセージを入力し、チーム医療支援装置151に送信する。メッセージ中継部50で音声データの通信メッセージを受信すると(S150でYES)、音声認識部152は、医療用語辞書153を参照しながら、音声データをテキストデータに変換する(S151)。音声認識部152は、テキストデータに変換した通信メッセージを、通信メッセージ格納部18に格納する(S152)。チーム医療支援装置151は、クライアント端末13a〜13cから医療支援画面の配信要求を受けた場合には、通信メッセージ格納部18から、テキストデータに変換された通信メッセージを読み出して医療支援画面を作成し、配信要求を送信してきたクライアント端末13a〜13cに作成した医療支援画面を配信する。
以上説明したように、本実施形態のチーム医療支援装置151は、音声データとして入力された通信メッセージをテキストデータに変換し、変換したテキストデータを用いて医療支援画面を作成・配信する。これにより、音声データを最後まで聞かなくても、通信メッセージの内容を迅速に把握することができるようになるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有が円滑になる。
なお、本実施形態では、音声認識部152で音声データを音声認識する際に、医療用語辞書153を参照して音声データ内の医療用語を特定している。この医療用語の特定結果を利用し、医療支援画面の作成時に、通信メッセージ内の医療用語を強調表示してもよい。強調表示の例としては、色やフォントを医療用語以外と異ならせてもよいし、下線などを付してもよい。これによれば、通信メッセージ内で医療用語が使用されている場所が分かりやすくなり、通信メッセージの内容把握を迅速に行えるようになるので、チーム医療における医療スタッフ間の情報交換、情報共有がより円滑になる。
[第6実施形態]
通信メッセージには、患者に対する処置や検査の指示を目的とするものが存在する。このような、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージを、情報交換や情報共有のみに利用するのは、チーム医療を円滑に行う上で無駄である。本実施形態は、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージを有効に利用する。
図34に示すチーム医療支援システム160のチーム医療支援装置161は、第1実施形態のチーム医療支援装置11に、メッセージ解析部162、オーダー処理部163を設けたものである。チーム医療支援装置161には、ネットワーク12を通じて、処置や検査の予約を行う予約サーバ164が接続されている。メッセージ解析部162は、通信メッセージのタイトルや本文を解析して、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージを特定する。オーダー処理部163は、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージの内容に基づいて、予約サーバ164に処置や検査の予約を行う。
図35に示すように、チーム医療支援装置161のメッセージ中継部50は、クライアント端末13a〜13cからの通信メッセージの送信を待機する(S160)。クライアント端末13a〜13cからは、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージや、情報交換や情報共有の円滑化を目的とする通信メッセージがチーム医療支援装置161に送信される。メッセージ中継部50で通信メッセージを受信すると(S160でYES)、メッセージ解析部162は、受信した通信メッセージを解析して、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージを特定する(S161)。オーダー処理部163は、メッセージ解析部162で患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージが特定された場合(S161でYES)、特定された通信メッセージの内容に基づいて、予約サーバ164に処置や検査の予約を行う(S162)。
以上説明したように、本実施形態のチーム医療支援装置161は、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージに基づいて、処置や検査の予約を行う。これにより、患者の処置や検査の指示を目的とする通信メッセージを、情報交換や情報共有の円滑化以外に有効利用することができる。
上記各実施形態では、通信メッセージを送信する際に、送信先の医療スタッフのスタッフIDを指定しているが、例えば患者の患者IDを指定することにより、この患者の診療に関与する医療スタッフ全員に通信メッセージが送信されるようにしてもよい。また、第2医療支援画面21の配信要求を行う際に医療スタッフを指定しているが、チーム医療支援装置11にログインしている医療スタッフのスタッフIDを利用して配信要求を行うようにしてもよい。この場合には、医療スタッフの指定を省略することができる。
第1医療支援画面20と第2医療支援画面21との切り替えは、切替ボタン89の操作によって行うようにしたが、クライアント端末13a〜13cにスマートフォンやタブレット型端末などの携帯端末を利用する場合には、画面の向きを変更する際の携帯端末の回転動作に連動して、第1医療支援画面20と第2医療支援画面21とを切り替えてもよい。この場合、携帯端末の回転動作は、携帯端末が標準的に備えているセンサの検出結果を利用することができる。
上記各実施形態では、チーム医療支援装置を医療機関内に設置したが、データセンターや地域の医療センターなどに設置してもよい。この場合、チーム医療支援装置と、医療機関内のクライアント端末13a〜13cとは、インターネットや専用通信線、VPN(Virtual Private Network)などで接続する。また、上記各実施形態では、患者スケジュール情報格納部16、スタッフスケジュール情報格納部17、通信メッセージ格納部18、患者情報格納部24、スタッフ情報格納部25などをテーブル型式のデータベースとしたが、患者、医療スタッフ、通信メッセージ毎にファイル化して管理するデータベースを用いてもよい。
10、100、130、140、150、160 チーム医療支援システム
11、102、131、141、151、161 チーム医療支援装置
12 ネットワーク
13a〜13c クライアント端末
16 患者スケジュール情報格納部
17 スタッフスケジュール情報格納部
18、101 通信メッセージ格納部
20、103 第1医療支援画面
20a、103a 患者スケジュール表示領域
20b、103b 患者関連メッセージ表示領域
21、104 第2医療支援画面
21a、104a スタッフスケジュール表示領域
20b、104b スタッフ関連メッセージ表示領域
29 チーム医療支援プログラム
47 受け付け部
50 メッセージ中継部
51 画面作成部
52 配信部
132 アクセス権情報格納部
142 受信通知部
152 音声認識部
153 医療用語辞書
162 メッセージ解析部
163 オーダー処理部

Claims (14)

  1. 患者に実施予定の診療行為を表す患者イベント情報が登録された複数人分の患者スケジュール情報を格納する患者スケジュール情報格納部と、
    医療スタッフが実施予定の作業を表すスタッフイベント情報が登録された複数人分のスタッフスケジュール情報を格納するスタッフスケジュール情報格納部と、
    複数人の前記医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末間で遣り取りされた複数の通信メッセージを格納する通信メッセージ格納部と、
    複数人の前記患者または前記医療スタッフの中から1人の前記患者または前記医療スタッフを指定する指定情報を含む、医療支援画面の配信要求を受け付ける受け付け部と、
    前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報及び前記通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の前記医療支援画面を作成する画面作成部であり、前記第1医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記患者の前記患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記患者または前記患者の前記患者イベント情報に関連する通信メッセージを表示する患者関連メッセージ表示領域とが並列的に表示され、前記第2医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記医療スタッフの前記スタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記医療スタッフまたは前記医療スタッフの前記スタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表示するスタッフ関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される、画面作成部と、
    前記配信要求に基づいて作成された前記第1医療支援画面または前記第2医療支援画面を前記クライアント端末に配信する配信部と、
    を備えるチーム医療支援装置。
  2. 前記患者関連メッセージ表示領域及び前記スタッフ関連メッセージ表示領域には、前記通信メッセージの送信日時が表示される請求項1に記載のチーム医療支援装置。
  3. 前記患者関連メッセージ表示領域及び前記スタッフ関連メッセージ表示領域のうち、少なくとも一方には、前記通信メッセージの送信元と送信先が表示される請求項1または2に記載のチーム医療支援装置。
  4. 前記患者関連メッセージ表示領域及び前記スタッフ関連メッセージ表示領域のうち、少なくとも一方には、前記通信メッセージのタイトルまたは本文の少なくとも一部が表示される請求項1から3のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  5. 前記画面作成部は、前記患者関連メッセージ表示領域には、送信日時順に前記通信メッセージを表示し、前記スタッフ関連メッセージ表示領域には、前記通信メッセージの緊急度に応じて前記通信メッセージの表示順序を並び替える請求項1から4のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  6. 前記患者関連メッセージ表示領域に対する前記医療スタッフのアクセス権情報を格納したアクセス権情報格納部を備えており、
    前記画面作成部は、前記第1医療支援画面を作成する際に、前記第1医療支援画面の配信を要求した要求元の前記医療スタッフの前記アクセス権情報を確認し、前記患者関連メッセージ表示領域に表示される前記通信メッセージに、前記医療スタッフがアクセスできない前記通信メッセージが含まれている場合には、前記アクセスできない通信メッセージを隠す隠蔽処理を行う請求項1から5のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  7. 前記隠蔽処理では、前記医療スタッフがアクセスできない前記通信メッセージが存在することを表示する請求項6に記載のチーム医療支援装置。
  8. 前記クライアント端末から送信された前記通信メッセージを受信して中継するメッセージ中継部と、前記受信した通信メッセージの送信先の前記医療スタッフが使用する前記クライアント端末に対し、前記通信メッセージの受信通知を送信する受信通知部とを備える請求項1から7のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  9. 前記クライアント端末から、前記通信メッセージとして音声データを受信した場合に、前記音声データをテキストデータに変換して前記通信メッセージ格納部に格納する音声認識部を備える請求項1から8のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  10. 前記音声認識部は、医療用語が格納された医療用語辞書に基づいて、前記音声データ内の医療用語をテキストデータに変換する請求項9に記載のチーム医療支援装置。
  11. 前記クライアント端末から受信した前記通信メッセージの内容を解析するメッセージ解析部と、前記通信メッセージの内容が患者の処置または検査の指示を目的とする場合に、前記通信メッセージの内容に基づいて前記処置または検査をオーダーするオーダー処理部とを備える請求項1から10のいずれか1項に記載のチーム医療支援装置。
  12. 複数人の患者または医療スタッフの中から1人の前記患者または前記医療スタッフを指定する指定情報を含む、医療支援画面の配信要求を受け付ける受け付けステップと、
    前記患者に実施予定の診療行為を表す患者イベント情報が登録された複数人分の患者スケジュール情報を格納する患者スケジュール情報格納部と、前記医療スタッフが実施予定の作業を表すスタッフイベント情報が登録された複数人分のスタッフスケジュール情報を格納するスタッフスケジュール情報格納部と、複数人の前記医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末間で遣り取りされた複数の通信メッセージを格納する通信メッセージ格納部とにアクセスして、前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報、及び前記通信メッセージを読み出す情報読み出しステップと、
    前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報及び前記通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の前記医療支援画面を作成する画面作成ステップであり、前記第1医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記患者の前記患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記患者または前記患者の前記患者イベント情報に関連する通信メッセージを表示する患者関連メッセージ表示領域とが並列的に表示され、前記第2医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記医療スタッフの前記スタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記医療スタッフまたは前記医療スタッフの前記スタッフ関連情報に関連する通信メッセージを表示するスタッフ関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される、画面作成ステップと、
    前記配信要求に基づいて作成された前記第1医療支援画面または前記第2医療支援画面を前記クライアント端末に配信する配信ステップと、
    を備えるチーム医療支援装置の制御方法。
  13. 複数人の患者または医療スタッフの中から1人の前記患者または前記医療スタッフを指定する指定情報を含む、医療支援画面の配信要求を受け付ける受け付けステップと、
    前記患者に実施予定の診療行為を表す患者イベント情報が登録された複数人分の患者スケジュール情報を格納する患者スケジュール情報格納部と、前記医療スタッフが実施予定の作業を表すスタッフイベント情報が登録された複数人分のスタッフスケジュール情報を納するスタッフスケジュール情報格納部と、複数人の前記医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末間で遣り取りされた複数の通信メッセージを格納する通信メッセージ格納部とにアクセスして、前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報及び前記通信メッセージを読み出す情報読み出しステップと、
    前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報及び前記通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の前記医療支援画面を作成する画面作成ステップであり、前記第1医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記患者の前記患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記患者または前記患者の前記患者イベント情報に関連する通信メッセージを表示する患者関連メッセージ表示領域とが並列的に表示され、前記第2医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記医療スタッフの前記スタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記医療スタッフまたは前記医療スタッフの前記スタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表示するスタッフ関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される、画面作成ステップと、
    前記配信要求に基づいて作成された前記第1医療支援画面または前記第2医療支援画面を前記クライアント端末に配信する配信ステップと、
    をコンピュータに実行させるチーム医療支援プログラム。
  14. 複数人の医療スタッフがそれぞれ使用するクライアント端末と、前記クライアント端末からの配信要求に基づいて医療支援画面を作成し、前記クライアント端末に配信するチーム医療支援装置とを備えるチーム医療支援システムにおいて、
    前記チーム医療支援装置は、
    患者に実施予定の診療行為を表す患者イベント情報が登録された複数人分の患者スケジュール情報を格納する患者スケジュール情報格納部と、
    前記医療スタッフが実施予定の作業を表すスタッフイベント情報が登録された複数人分のスタッフスケジュール情報を格納するスタッフスケジュール情報格納部と、
    複数人の前記医療スタッフが前記クライアント端末間で遣り取りした複数の通信メッセージを格納する通信メッセージ格納部と、
    複数人の前記患者または前記医療スタッフの中から1人の前記患者または前記医療スタッフを指定する指定情報を含む、前記医療支援画面の配信要求を受け付ける受け付け部と、
    前記患者スケジュール情報、前記スタッフスケジュール情報及び前記通信メッセージに基づいて、第1医療支援画面及び第2医療支援画面の2種類の前記医療支援画面を作成する画面作成部であり、前記第1医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記患者の前記患者スケジュール情報を表示する患者スケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記患者または前記患者の前記患者イベント情報に関連する通信メッセージを表示する患者関連メッセージ表示領域とが並列的に表示され、前記第2医療支援画面には、前記指定情報で指定された前記医療スタッフの前記スタッフスケジュール情報を表示するスタッフスケジュール表示領域と、前記指定情報で指定された前記医療スタッフまたは前記医療スタッフの前記スタッフイベント情報に関連する通信メッセージを表示するスタッフ関連メッセージ表示領域とが並列的に表示される、画面作成部と、
    前記配信要求に基づいて作成された前記第1医療支援画面または前記第2医療支援画面を前記クライアント端末に配信する配信部と、を備えるチーム医療支援システム。
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