JP6129088B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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本発明は貯湯タンクと水熱交換器とを備えた貯湯式給湯装置に関するものである。
従来より、この種の貯湯式給湯装置においては、貯湯タンクの上部あるいは下部に貯湯タンク内の湯水と熱交換する水熱交換器が備えられ、この水熱交換器の外側に配置された発泡成形材よりなる保温材と固定金具にて水熱交換器が保持されているものであった(特許文献1参照)。
また、このような貯湯式給湯装置に用いられる水熱交換器としては、二重管等の熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器が知られている(特許文献2参照)。
特開2013−36739号公報 特開2011−127823号公報
ところが、この従来の貯湯式給湯装置は、全高が高いために横倒し輸送を行う場合があるため、重量物である水熱交換器を保持する保温材にも、横倒し輸送を考慮した強度が必要となる。しかし、特許文献2のような熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器では、外形寸法に精度が出せないため、水熱交換器を収容する保温材を水熱交換器の外形寸法バラツキを考慮して大きい内寸とする必要があったが、そのために、水熱交換器と保温材との間に大きな隙間が生じ、輸送に伴う水熱交換器の振動によって保温材が破損することが想定される。
一方で、水熱交換器が振動しないように水熱交換器を保持する保温材の内寸を水熱交換器の外径寸法と略同一とすることが考えられるが、上記したように熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器では、外径寸法に精度がでないため、そのバラツキによって水熱交換器が保温材内に収容できない恐れがある。
そのため、輸送に伴う水熱交換器の振動による保温材の破損を防止するためには、保温材を十分な強度を有した材料とするか、材厚を十分に厚くする必要があり、さらに固定金具も併用するため、コストが掛かるという問題があった。
本発明は上記課題を解決するため、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材は、前記水熱交換器収容時の螺旋状の前記水熱交換器の中央の中空部に対応した位置に突起部が設けられていると共に、この突起部の外寸は、前記水熱交換器の螺旋の内寸より僅かに小さい大きさとした。
また、前記突起部の外寸と前記水熱交換器の内寸の寸法差よりも、前記熱交保温材の内寸と前記水熱交換器の外寸の寸法差を大きくした。
また、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材には、前記水熱交換器収容時の螺旋状の前記水熱交換器の中央の中空部に対応した位置に突起部を設け、前記突起部は、予め定められた方向に横倒しした際の垂直方向を所定方向として、前記突起部の前記所定方向の外寸の中心が、前記熱交保温材の前記所定方向の内寸の中心よりも前記所定方向の下側に位置するように設けた。
また、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材は、予め定められた方向に横倒しした際の垂直方向下となる面の強度を他の面の強度よりも高くした。
本発明によれば、寸法精度が比較的高い螺旋状の熱交換器の内寸に合わせて水熱交換器の移動を阻止する突起部を設けているため、水熱交換器の振動を簡易かつ安価に抑制することができる。
また、水熱交換器の外周と熱交保温材の内周との間の隙間が、水熱交換器の内周と突起部の外周との隙間よりも大きくなるために、水熱交換器を熱交保温材内に確実に収容することができると共に、水熱交換器が振動しても熱交保温材の内壁に水熱交換器が衝突することがなく、熱交保温材の強度を過剰に高くする必要がなくなり、熱交保温材の材厚を保温性能に応じた適切な材厚とすることができる。
また、突起部を所定方向に偏芯して配置しているため、予め定められた方向に横倒しした際に、突起部の上になる面と、熱交保温材の下になる内面とで分散して水熱交換器の荷重を支えることができるようになり、輸送によって水熱交換器が振動した時の衝撃を緩和することができると共に、水熱交換器の振幅を規制できるため衝撃を低減することができる。
また、熱交保温材の横倒しした際に水熱交換器の荷重が掛かる面の強度を他の面の強度より高くしたので、水熱交換器の振動による熱交保温材の破損を抑制できると共に、他の面では熱交保温材の材厚を保温性能に応じた適切な材厚とすることができ、安価かつ必要十分な強度を持った熱交保温材とすることができる。
本発明の一実施形態の貯湯式給湯装置の概略構成図 同一実施形態の分解斜視図 同一実施形態の熱交保温材の上面図(a)とA−A断面図(b) 別の一実施形態の横倒し状態での熱交保温材の上面図 さらに別の一実施形態の横倒し状態での熱交保温材の上面図
次に、本発明の一実施形態の貯湯式給湯装置1を図1に基づいて説明する。
2は湯水を貯湯するステンレス製の貯湯タンク3を有した貯湯タンクユニット、4は貯湯タンク3内の湯水を主に深夜時間帯等に沸き上げる加熱手段を構成するヒートポンプユニット、5は給湯設定温度を変更する等の操作を行うためのリモコンである。
貯湯タンクユニット2には、貯湯タンク3底部に市水を給水する給水管6と、貯湯タンク3上部から出湯する出湯管7と、給水管6から分岐された給水バイパス管8と、出湯管7からの湯と給水バイパス管8からの水とを給湯設定温度になるように混合する給湯混合弁9と、給湯混合弁9で混合された湯を蛇口10へ給湯するための給湯管11と、給湯管11途中に設けられ給湯温度を検出する給湯温度センサ12と、給湯管11途中に設けられ給湯流量を検出する給湯流量センサ13と、貯湯タンク2の側面上下に複数設けられてそれぞれ貯湯温度を検出する貯湯温度センサ14と、給水管6に設けられ市水の給水圧を一定の圧力に減圧する減圧弁15と、貯湯タンク2内の過圧を逃がす過圧逃がし弁16とが設けられている。
また、貯湯タンクユニット2には、貯湯タンク3の下部と上部とを接続する加熱循環回路17と、加熱循環回路17の貯湯タンク3下部寄りに設けられ、貯湯タンク3の下部から取り出した湯水を貯湯タンク3の上部に循環させる循環ポンプ18と、加熱循環回路17の循環ポンプ18の下流側に設けられ、貯湯タンク3内の湯水を沸き上げる加熱手段を構成する水熱交換器19と、加熱循環回路17の水熱交換器19よりも下流側に設けられ、水熱交換器19から流出する湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサ20と、ヒートポンプユニット4からの冷媒を水熱交換器19の一次側に循環させるための機内冷媒回路21と、機内冷媒回路21と外部冷媒配管22とを接続するための冷媒管接続口23a、23bとが設けられている。
ヒートポンプユニット4には、冷媒を圧縮する圧縮機24と、水熱交換器19で放熱された冷媒を減圧する膨張弁25と、低温低圧の冷媒を蒸発する蒸発器26と、圧縮機24、膨張弁25、蒸発器26を環状に接続するための冷媒配管27と、冷媒配管27と貯湯タンクユニット2内の機内冷媒配管21とを外部冷媒配管22で接続するための冷媒管接続口28a、28bと、蒸発器26に熱源となる外気を送風する送風機29とが設けられている。
30は貯湯タンクユニット2内に設けられ、給湯温度センサ12、給湯流量センサ13、貯湯温度センサ14、沸き上げ温度センサ20の検出値が入力され、給湯混合弁9、循環ポンプ18の作動を制御すると共に、ヒートポンプユニット4およびリモコン5と必要な情報を送受信可能に接続された貯湯制御手段である。ここで、貯湯制御手段30は、MPU等の論理回路を有してメモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って作動を制御するものである。
31はヒートポンプユニット4内に設けられ、図示しない各種センサの検出値が入力され、圧縮機24、膨張弁25、送風機29の作動を制御すると共に、貯湯制御手段30と必要な情報を送受信可能に接続された加熱制御手段である。ここで、加熱制御手段31は、MPU等の論理回路を有してメモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って作動を制御するものである。
リモコン5には、給湯機に関する各種の情報(給湯設定温度、残湯量、給湯機の作動状態等)を表示する表示部32と、給湯設定温度を設定操作するための設定スイッチ等の操作スイッチ33と、操作スイッチ33の操作信号や貯湯制御手段30からの信号を受け、表示部32に予め定められた必要な表示を行わせると共に、貯湯制御手段30に操作信号に基づく信号を送信するリモコン制御手段34とが設けられているものである。ここで、リモコン制御手段34は、MPU等の論理回路を有してメモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って作動を制御するものである。
ここで、貯湯制御手段30と加熱制御手段31とリモコン制御手段34は互いに必要な情報を授受して、互いに連携して貯湯式給湯機1の作動を制御する制御手段として振る舞うものである。
次に、沸き上げ動作について説明すると、深夜時間帯となると、貯湯制御手段30は、加熱制御手段31に沸き上げ開始の指令を出力した後に、循環ポンプ18を駆動し、沸き上げ開始指令を受けた加熱制御手段31は圧縮機24と膨張弁25と送風機29を駆動して、沸き上げ温度センサ20が検出する温度が沸き上げ目標温度となるように、貯湯制御手段30と加熱制御手段31が協調して沸き上げ動作を行う。
この沸き上げ動作では、圧縮機24で高温高圧にされた冷媒が、水熱交換器19の一次側を流通し、二次側の水と熱交換を行い、次いで膨張弁25で減圧されて低温低圧の気液二相状態となり、低温低圧の冷媒が蒸発器26で送風機29によって供給される外気の熱を受けて蒸発し、圧縮機24に吸入される冷凍サイクルによって貯湯タンク3内の水が加熱される。
そして、貯湯温度センサ14で検出する貯湯量が所定の目標貯湯量に達したことを検出すると、貯湯制御手段30は加熱制御手段31に沸き上げ停止の指令を出力した後に、循環ポンプ18を停止し、沸き上げ停止指令を受けた加熱制御手段31は圧縮機24と膨張弁25と送風機29を停止して、沸き上げ動作を停止する。
次に、図2を参照して貯湯タンクユニット2の構造について説明する。図2は貯湯タンクユニット2の分解斜視図である。
51は貯湯タンク3の略全面を覆って貯湯の保温を行う発泡成形材よりなるタンク保温材で、貯湯タンク3の前面を覆う前面保温材51a、貯湯タンク3の背面を覆う背面保温材51b、貯湯タンク3の底面を覆う底部保温材51c、貯湯タンク3の上面を覆う上部保温材51d、貯湯タンク3の出湯管7の引き出し開口部を覆う天部保温材51eに分割して構成されている。
52は貯湯タンクユニット2の筐体で、前面パネル(図示せず)と、右側面板52a、左側面板52b、背面板52c、底板52d、天板52eにより構成され、底板52cの下部に貯湯タンク3を支える支持脚52fが設けられている。
53は貯湯タンク3の上部に配置され水熱交換器19を保温する発泡成形材よりる熱交保温材で、天面側が開口されて水熱交換器19を収容する箱状の熱交保温材本体53a、熱交保温材本体53aの上面開口を塞ぐ熱交保温材蓋53b、熱交保温材蓋53bを上から押さえつけるための蓋押さえ部材53cから構成されている。
ここで水熱交換器19は、水が流通する外管の内部に冷媒が流通する内管を備えた二重管等の熱交換管19aを角筒螺旋状に巻回したもので、角柱形状の芯状冶具に熱交換管19aを巻きつけた後、芯状冶具から離脱させて形成されるものである。
図3は水熱交換器19を収容した熱交保温材本体53aを簡略化した上面図(a)とA−A断面図(b)で、A−A断面図(b)には上面図(a)で表れない熱交保温材蓋53bを追加して記載している。
ここで、熱交保温材本体53aの内寸(熱交保温材本体53aの図3(a)における上下方向の幅および左右方向の幅)は、水熱交換器19の外寸(水熱交換器19の図3(a)における上下方向の外径および左右方向の外径)よりも大きい余裕を持った大きさとして、外径寸法の精度が出せない水熱交換器19を熱交保温材本体53a内に確実に収容可能としている。ここで上記余裕の程度は、水熱交換器19の外寸のバラツキに応じて設定されるものである。
そして、熱交保温材本体53aの内底面には、水熱交換器19収容時の螺旋状の水熱交換器19の中央の中空部に対応した位置に底面から突出する突起部53dが一体に設けられて、水熱交換器19の移動を阻止するようにしている。
この突起部53dの外寸(突起部53dの図3(a)における上下方向の幅および左右方向の幅)は、水熱交換器19の螺旋の内寸(水熱交換器19の図3(a)における上下方向の内径および左右方向の内径)よりも僅かに小さい大きさとしている。ここで上記僅かの程度は、水熱交換器19の内寸のバラツキに応じ、内寸がばらついても確実に水熱交換器19を熱交保温材本体53aに収容できる大きさとして設定されるものであり、水熱交換器19の内寸のバラツキは水熱交換器19の外寸のバラツキに比べて小さいため、上記余裕の程度の大きさに比べて僅かの程度の大きさは小さいものとなる。突起部53bの突出高さは、熱交保温材本体53aの深さの半分程度としている。
また、熱交保温材蓋53bの底面からも突起部53dに対応する位置に突起部53dと同等の蓋側突起部53eが一体に設けられており、この蓋側突起部53eの突出高さは、熱交保温材本体53aに熱交保温材蓋53bを取り付けた際に、蓋側突起部53eが突起部53dの上面に接触する程度としている。
ここで、突起部53dおよび蓋側突起部53eの外寸は、熱交保温材本体53aの内寸の大きさに比べて小さいため、原理的に突起部53dおよび蓋突起部53eは熱交保温材本体53aの周壁よりも強度が高いものである。
このように寸法精度が比較的高い螺旋状の水熱交換器19の内寸に合わせて水熱交換器19の移動を阻止する突起部53dを設けているため、水熱交換器19の内周と突起部53dの外周と間に適切な隙間距離Xを確保することができ、水熱交換器19の移動を隙間距離Xに抑えることで、縦置きや横倒しでの輸送等による水熱交換器19の振動を簡易かつ安価に抑制することができる。
また、突起部53dの外寸を寸法精度の比較的高い水熱交換器19の内寸の寸法精度に応じて水熱交換器19の内寸より僅かに小さい大きさとすると共に、熱交保温材本体53aの内寸を寸法精度の比較的低い水熱交換器19の外寸の寸法精度に応じた余裕を持った大きさとしているので、水熱交換器19の内寸の寸法精度よりも外寸の寸法精度が低いことに起因して水熱交換器19の外周と熱交保温材本体53aとの間の隙間距離Yが、水熱交換器19の内周と突起部53dの外周との間の隙間距離Xよりも大きくなる、すなわち、突起部53dの外寸と水熱交換器19の内寸の寸法差よりも、熱交保温材本体53aの内寸と水熱交換器19の外寸の寸法差が大きくなる。
そのため、水熱交換器19が振動しても水熱交換器19の内径側が先に突起部53dおよび蓋側突起部53eに接触するため、熱交保温材本体53aの内壁に水熱交換器19が衝突することがなく、熱交保温材本体53aの強度を過剰に高くする必要がなくなり、熱交保温材本体53aの材厚を保温性能に応じた適切な材厚とすることができる。
なお、ここでは突起部53dと蓋側突起部53eとで水熱交換器19の移動を規制する構成としたことで、それぞれの突出高さを低く抑えて強度を容易に確保できるため、突起部53dおよび蓋突起部53eを肉抜きしてコストダウンを行うことも可能であって好ましいが、突起部53dあるいは蓋側突起部53eのどちらか一方を、熱交保温材本体53aの深さ寸法と同じ程度まで突出させる構成としてもよいものである。
次に、本発明の別の一実施形態を図4に基づいて説明する。この図4は貯湯式給湯装置1を横倒し姿勢とした状態における図3(a)に対応する上面図である。なお、先の一実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
この実施形態では、突起部53dを、突起部53dの所定方向(図4の上下方向)の外寸の中心が、熱交保温材本体53aの所定方向の内寸の中心よりも所定方向の下側に位置するように設けられているものである。ここで、所定方向は貯湯式給湯装置1の背面を横倒し時の接地面とした時の垂直方向としている。
このように、横倒し時に突起部53dを熱交保温材本体53aの熱交収容空間に対して重力方向下側になるように偏芯して配置しているため、予め定められた方向に横倒しした際に、突起部53dの上になる面と、熱交保温材本体53aの下になる内面とで分散して水熱交換器19の荷重を支えることができるようになり、輸送によって水熱交換器19が振動した時の衝撃を緩和することができると共に、水熱交換器19の振幅を規制できるため衝撃を低減することができる。
次に、本発明のさらに別の一実施形態を図5に基づいて説明する。この図5は貯湯式給湯装置1を横倒し姿勢とした状態における図3(a)に対応する上面図である。なお、先の一実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
この実施形態では、熱交保温材本体53aの予め定められた方向に横倒しした際の垂直方向下となる面53fの材厚を他の面の材厚よりも厚くして強度を高くしたもので、垂直方向下となる面53fには強度を確保した状態でコストダウンするために肉抜き部53gが設けられている。
このように、熱交保温材53の横倒しした際に水熱交換器19の荷重が掛かる面53fの強度を他の面の強度より高くしたので、水熱交換器19の振動による熱交保温材53の破損を抑制できると共に、他の面では熱交保温材53の材厚を保温性能に応じた適切な材厚とすることができ、安価かつ必要十分な強度を持った熱交保温材53とすることができる。
なお、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で改変可能なものであり、例えば、ヒートポンプユニット4を貯湯タンクユニット2とは別体で構成しているが、これを一体としてもよく、また、貯湯タンク3内の湯水を熱源として外部流体を加熱する水熱交換器を収容する熱交保温材に適用してもよいものである。
1 貯湯式給湯装置
3 貯湯タンク
19 水熱交換器
19a 熱交換管
53 熱交保温材
53a 熱交保温材本体
53d 突起部

Claims (4)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材は、前記水熱交換器収容時の螺旋状の前記水熱交換器の中央の中空部に対応した位置に突起部が設けられていると共に、この突起部の外寸は、前記水熱交換器の螺旋の内寸より僅かに小さい大きさとしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記突起部の外寸と前記水熱交換器の内寸の寸法差よりも、前記熱交保温材の内寸と前記水熱交換器の外寸の寸法差を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材には、前記水熱交換器収容時の螺旋状の前記水熱交換器の中央の中空部に対応した位置に突起部を設け、前記突起部は、予め定められた方向に横倒しした際の垂直方向を所定方向として、前記突起部の前記所定方向の外寸の中心が、前記熱交保温材の前記所定方向の内寸の中心よりも前記所定方向の下側に位置するように設けたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  4. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と外部流体とを熱交換する熱交換管を螺旋状に巻回した水熱交換器と、前記水熱交換器を収容する熱交保温材とを備え、前記熱交保温材は、予め定められた方向に横倒しした際の垂直方向下となる面の強度を他の面の強度よりも高くしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
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