JP6129013B2 - スレーブ閃光装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、スレーブ閃光装置及び撮像システムに関し、特に、光源として白色LEDが用いられている主閃光装置と組み合わせて用いられるスレーブ閃光装置の発光制御に関する。
近年、小型で消費電力が小さい照明として白色LEDが普及しており、デジタルカメラ等の撮像装置においても、小型化や低消費電力化のために、閃光装置(ストロボ)の光源として白色LEDを用いることが検討されている。
一方、撮像装置から離れた位置に配置され、撮像装置本体に設けられた主閃光装置からの光信号を受光部で受信し、これに応答して発光するスレーブ閃光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなスレーブ閃光装置を用い、被写体に対して撮像装置本体から見て正面からだけではなく、別の角度から被写体へ光を当てることにより、例えば、被写体表現のバリエーションを広げ、創作性を高めることができる。
スレーブ閃光装置としては、受光部に可視光カットフィルタを設け、可視光による閃光発光を検知しない構成としたものが知られている。これは、主閃光装置の光源としてキセノン管が用いられており、キセノン管が赤外光を発光することによる。つまり、スレーブ閃光装置は、キセノン管の発光による赤外光を検知して発光する。これにより、予期しない誤発光を防止すると共に、主閃光装置の閃光発光に確実に反応することができる。
特許第4630679号公報
しかしながら、一般的に白色LEDの発光波長は可視光域に分布するため、主閃光装置の光源が白色LEDである場合に受光部に可視光カットフィルタを設けた構成としてしまうと、受光部は白色LEDの閃光発光を検知することができない。
本発明は、光源として白色LEDを備える主閃光装置と組み合わせて用いた場合に、主閃光装置の白色LEDの閃光発光を正確に検知することができるスレーブ閃光装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスレーブ閃光装置は、発光手段と、主閃光装置の発光部からの光信号を受信する受光手段と、前記発光手段の発光を制御する制御手段とを備えるスレーブ閃光装置であって、前記受光手段は、第1の波長の光と、前記第1の波長より長い第2の波長の光と、前記第1の波長より長く前記第2の波長より短い第3の波長の光を検出する検出手段を有し、前記制御手段は、前記受光手段が、第1の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第2の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第3の波長の光を所定の強さ未満で受光したときに、前記受光手段は前記主閃光装置の発光部からの光信号を受信したと判定し、前記発光手段を発光させることを特徴とする。
本発明によれば、スレーブ閃光装置は、主閃光装置が備える白色LEDの波長分布を考慮して、受光した光が主閃光装置の白色LEDの閃光発光によるものか否かを判定する。これにより、スレーブ閃光装置は、光源として白色LEDが用いられている主閃光装置との組み合わせで用いた場合でも、主閃光装置の白色LEDの閃光発光を正確に検知して発光することができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像システムの構成を示す斜視図である。 図1に示すデジタルカメラとスレーブ閃光装置のそれぞれの構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラが備える主発光部である白色LEDの分光特性(発光波長分布)示す図である。 図1に示すスレーブ閃光装置における発光制御処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像システムが備えるスレーブ閃光装置の構成を示すブロック図である。 図5に示すスレーブ閃光装置における発光制御処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態での、デジタルカメラの主発光部が備える白色LEDの分光特性に対する閾値の設定方法を模式的示す図である。 本発明の第3実施形態に係るスレーブ閃光装置における発光制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、撮像装置の例として、所謂、コンパクトタイプのデジタルカメラを取り上げ、このデジタルカメラとスレーブ閃光装置とからなる撮像システム(カメラシステム)を取り上げることとする。この場合、デジタルカメラが備えるストロボ(主発光部)が主閃光装置である。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、デジタルカメラは、一眼レフカメラであってもよく、この場合の主閃光装置は、内蔵ストロボであってもよいし、外部ストロボ装置であってもよい。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像システム10の構成を示す斜視図である。撮像システム10は、デジタルカメラ100と、スレーブ閃光装置200とにより構成される。撮像システム10において、デジタルカメラ100とスレーブ閃光装置200とは、有線による接続は行われず、互いに離れた位置に配置されるものとする。図2(a)は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図であり、図2(b)は、スレーブ閃光装置200の構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ100は、撮像レンズ101、撮像素子102、主発光部103、第1の電源部104、第1の蓄電部105、第1の充電回路106及び第1の制御部107を備える。
撮像レンズ101は、ズームレンズ群やフォーカースレンズ群を含み、被写体からの反射光(撮影光束)を撮像素子102の受光面に結像させる。撮像素子102は、CCDセンサ或いはCMOSセンサ等の光電変換素子であり、撮像レンズ101を通過して受光面に結像した光を電気信号に変換する。主発光部103は、被写体への光の照射を行うと共に、主閃光装置としてスレーブ閃光装置200を制御するための光信号を出力するストロボ装置である。第1実施形態では、主発光部103は、光源として白色LEDを有するものとする。図3は、主発光部103の白色LEDの分光特性(発光波長分布)示す図であり、この白色LEDは、可視光域において、450nmの波長の近傍と550nmの波長の近傍でピーク(山)となり、480nmの波長の近傍でボトム(谷)となる分光特性を有する。
第1の電源部104は、例えば、デジタルカメラ100に着脱可能な電池パックとDC−DCコンバータで構成され、デジタルカメラ100の各構成要素に電力を供給する。第1の蓄電部105は、主発光部103を発光させるための電力を蓄積する。第1の充電回路106は、電源部104から供給された電圧を昇圧して、第1の蓄電部105に対する充電を行う。第1の制御部107は、CPUやROM、RAM等を含むマイクロコンピュータであり、デジタルカメラ100の全体的な動作制御を行う。第1の制御部107は、スレーブ閃光装置200を制御するための、例えば発光指示等の光信号を出力するように、主発光部103の発光を制御する。
スレーブ閃光装置200は、スレーブ発光部201、第2の電源部202、第2の蓄電部203、第2の充電回路204、受光部205及び第2の制御部206を備える。スレーブ発光部201は、被写体への光の照射を行う。第2の電源部202は、例えば、スレーブ閃光装置200に着脱可能な電池パックとDC−DCコンバータで構成され、スレーブ閃光装置200の各構成要素に電力を供給する。第2の蓄電部203は、スレーブ発光部201を発光させるための電力を蓄積する。第2の充電回路204は、第2の電源部202から供給された電圧を昇圧して、第2の蓄電部203に対する充電を行う。第2の制御部206は、CPUやROM、RAM等を含むマイクロコンピュータであり、スレーブ閃光装置200の全体的な動作制御を行う。
受光部205は、フォトダイオードと光学フィルタとを組み合わせた第1のセンサ205a、第2のセンサ205b及び第3のセンサ205cを有し、受光光量に応じた信号を第2の制御部206へ出力する。第1実施形態では、第1のセンサ205aは、フォトダイオードと、450nm(第1の波長)近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。第2のセンサ205bは、フォトダイオードと、550nm(第2の波長)近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。第3のセンサ205cは、フォトダイオードと480nm(第3の波長)近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。これらの波長はそれぞれ、デジタルカメラ100の主発光部103を構成する白色LEDが発光する光の波長分布(図3参照)の、先述のピークとボトムの波長に対応する。
撮像システム10では、デジタルカメラ100の主発光部103を閃光発光させたときの光を受光部205が受信し、受光部205の第1のセンサ205a〜205cからの出力に応じて、第2の制御部206が、スレーブ閃光装置200のスレーブ発光部201の発光を制御する。
次に、スレーブ閃光装置200のスレーブ発光部201を発光させるか否かの判定処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、スレーブ閃光装置200における発光制御処理のフローチャートであり、図4に示される判定処理は、第2の制御部206により実行される。
スレーブ閃光装置200の主電源スイッチ(図1及び図2に不図示)がオンされると、ステップS401において、第2の制御部206は、スレーブ閃光装置200を受光待機状態とする。なお、ステップS401では、第2の制御部206は、スレーブ発光部201を発光準備状態、つまり、発光指示があった場合に即座に発光を行うことができる状態で待機させる。ステップS402において、受光部205による受光により第1のセンサ205a〜第3のセンサ205cのそれぞれから信号が出力されると、第2の制御部206は、ステップS403〜S405の判定を行う。なお、ステップS403〜S405の処理は、以下の順序に限定されず、順序が入れ替わってもよい。
ステップS403において、第2の制御部206は、第1のセンサ205aの出力が所定の閾値以上であるか否かを判定する。つまり、第1のセンサ205aが、所定の強さ以上の450nm(第1の波長)近傍波長の光を受光したか否かを判定する。第1のセンサ205aの出力が所定の閾値未満である場合(S403でNO)、第2の制御部206は、受光部205が受光した光は主発光部103の発光によるものではないと判定し、処理をステップS401へ戻す。第1のセンサ205aの出力が所定の閾値以上である場合(S403でYES)、第2の制御部206は、処理をステップS404へ進める。
ステップS404において、第2の制御部206は、第2のセンサ205bの出力が所定の閾値(ステップS403の判定で用いた所定の閾値と同じ)以上であるか否かを判定する。つまり、第2のセンサ205bが、所定の強さ以上の550nm(第2の波長)近傍波長の光を受光したか否かを判定する。第2のセンサ205bの出力が所定の閾値未満である場合(S404でNO)、第2の制御部206は、受光部205が受光した光は主発光部103の発光によるものではないと判定して、処理をステップS401へ戻す。第2のセンサ205bの出力が所定の閾値以上である場合(S404でYES)、第2の制御部206は、処理をステップS405へ進める。
ステップS405において、第2の制御部206は、第3のセンサ205cの出力が所定の閾値(ステップS403の判定で用いた所定の閾値と同じ)以上であるか否かを判定する。つまり、第3のセンサ205cが、所定の強さ以上の480nm(第3の波長)近傍波長の光を受光したか否かを判定する。第3のセンサ205cの出力が所定の閾値以上である場合(S405でYES)、第2の制御部206は、受光部205が受光した光は主発光部103の発光によるものではないと判定して、処理をステップS401へ戻す。第3のセンサ205cの出力が所定の閾値未満である場合(S405でNO)、第2の制御部206は、処理をステップS406へ進める。
ステップS406において、第2の制御部206は、ステップS402での受光部205の受光は、デジタルカメラ100の主発光部103の発光による起因すると判断し、本処理を終了する。なお、ステップS406の判断がなされると、第2の制御部206は、スレーブ発光部201の発光動作を行う。また、ステップS403〜S405で用いられる所定の閾値は、主発光部103が発した光を受光部205が受光したときに、450nm近傍波長と550nm近傍波長の光を検出するが、480nm近傍波長の光を検出しないレベルに設定される。
以上の説明の通り、第1の実施形態では、スレーブ閃光装置200の第2の制御部206は、デジタルカメラ100の主発光部103の白色LEDの分光特性を考慮して、受光部205が受光した光が主発光部103の発光によるものか否かを判定する。これにより、主発光部103の発光を正確に検知して、スレーブ発光部201を発光させることができ、スレーブ発光部201の誤動作を防止することができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態に係る撮像システムが備えるスレーブ閃光装置500の構成を示すブロック図である。なお、第2実施形態に係る撮像システムは、図1に示すデジタルカメラ100と、スレーブ閃光装置500とにより構成される。但し、第2実施形態では、デジタルカメラ100の主発光部103は、光源としてキセノン管又は図3に示した分光特性を有する白色LEDを有しており、この点で第1実施形態と相違するものとし、その他の構成要素は同じであるとして、その説明を省略する。
スレーブ閃光装置500は、スレーブ発光部501、第2の電源部502、第2の蓄電部503、第2の充電回路504、受光部505及び第2の制御部506を備える。スレーブ発光部501、第2の電源部502、第2の蓄電部503、第2の充電回路504及び第2の制御部506はそれぞれ、第1実施形態で説明したスレーブ発光部201、第2の電源部202、第2の蓄電部203、第2の充電回路204及び第2の制御部206と同等である。よって、これらについての説明は省略する。
受光部505は、受光光量に応じた信号を第2の制御部506へ出力する第1のセンサ505a、第2のセンサ505b、第3のセンサ505c、第4のセンサ505dを有する。第1のセンサ505aは、フォトダイオードと、450nm近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。第2のセンサ505bは、フォトダイオードと、550nm近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。第3のセンサ505cは、フォトダイオードと480nm近傍波長の光を透過するバンドパスフィルタとを組み合わせて構成される。第4のセンサ505dは、フォトダイオードと赤外域の光(第4の波長の光)を透過する可視光カットフィルタを組み合わせて構成される。
次に、スレーブ閃光装置500のスレーブ発光部501を発光させるか否かの判定処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、スレーブ閃光装置500における発光制御処理のフローチャートであり、図6に示される判定処理は、第2の制御部506により実行される。
スレーブ閃光装置200の主電源スイッチ(図1及び図5に不図示)がオンされると、ステップS601において、第2の制御部506は、スレーブ閃光装置500を受光待機状態とする。なお、ステップS601では、第2の制御部506は、スレーブ発光部501を発光準備状態とする。ステップS602において、受光部505による受光により第1のセンサ505a〜第4のセンサ505dのそれぞれから信号が出力されると、第2の制御部506は、ステップS603〜S606の判定を行う。なお、ステップS604〜S606の処理は、以下の順序に限定されず、順序は入れ替わってもよい。
ステップS603において、第2の制御部506は、第4のセンサ505dの出力が所定の閾値以上であるか否かを判定する。つまり、第4のセンサ505aが、所定の強さ以上の赤外光を受光したか否かを判定する。なお、所定の閾値は、第1実施形態で設定した所定の閾値と同じであるが、ここでは、キセノン管の発光による赤外光を検知することができるレベルであることも要求される。
第4のセンサ505dの出力が所定の閾値以上である場合(S603でYES)、第2の制御部506は、処理をステップS608へ進める。ステップS608において、第2の制御部506は、ステップS602での受光部205の受光は、デジタルカメラ100の主発光部103が光源として有しているキセノン管の発光に起因すると判断し、本処理を終了させる。第4のセンサ205dの出力が所定の閾値未満である場合(S603でNO)、第2の制御部506は、処理をステップS604へ進める。
ステップS604〜607の処理の内容は、第1実施形態において図4を参照して説明したステップS403〜406の処理の内容と同じであるので、ここでの説明を省略する。なお、ステップS607又はステップS608の判断がなされると、第2の制御部506は、スレーブ発光部501の発光動作を行う。
以上の説明の通り、第2実施形態では、スレーブ閃光装置500の第2の制御部506は、デジタルカメラ100の主発光部103が光源としてキセノン管を有する場合と白色LEDを有する場合の両方において、主発光部103の発光を検知することができる。また、主発光部103の光源が白色LEDである場合に、その白色LEDの分光特性を考慮して、白色LEDの発光を正確に検知することができる。よって、主発光部103がキセノン管であるか白色LEDであるかに関わらず、その発光を正確に検知して、スレーブ発光部501を発光させ、また、スレーブ発光部501の誤動作を防止することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る撮像システムの構成は、第2実施形態に係る撮像システムの構成と同じである。第3実施形態では、第2実施形態と比較して、スレーブ閃光装置500の受光部505が光を受光したときの第1のセンサ505a〜第3のセンサ505cからの出力に対する第2の制御部506の判定方法が異なる。この点について、以下に説明する。
図7は、デジタルカメラ100の主発光部103が光源として備える白色LEDの分光特性に対する、第3実施形態での閾値の設定方法を模式的示す図である。なお、図7に示す分光特性は、図3に示した分光特性と同じである。第3実施形態では、波長450nmと波長550nmのピーク(山)に対して第1の閾値を設定する。第1の閾値は、主発光部103が白色LEDであり、この白色LEDが発光したときに、450nm近傍波長の光を検出するが550nm近傍波長の光を検出しないレベルに設定される。また、波長550nmのピーク(山)と波長480nmのボトム(谷)に対して第2の閾値を設定する。第2の閾値は、主発光部103が白色LEDであり、この白色LEDが発光したときに、550nm近傍波長の光を検出するが、480nm近傍波長の光を検出しないレベルに設定される。
次に、スレーブ閃光装置500のスレーブ発光部501を発光させるか否かの判定処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8は、スレーブ閃光装置500における発光制御処理のフローチャートであり、図8に示される判定処理は、第2の制御部506により実行される。
ステップS801,S802,S803,S808の処理の内容は、上述の第2実施形態において図6を参照して説明したステップS601,S602,S603,S608と同じであるので、これらについては説明を省略する。
ステップS804において、第2の制御部506は、第1のセンサ505aの出力が第1の閾値以上であるか否かを判定する。第1のセンサ505aの出力が第1の閾値未満である場合(S804でNO)、第2の制御部506は、ステップS802で受光部505が受光した光は主発光部103(白色LED)の発光によるものではないと判定して、処理をステップS801へ戻す。第1のセンサ505aの出力が第1の閾値以上である場合(S804でYES)、第2の制御部506は、処理をステップS805へ進める。
ステップS805において、第2の制御部506は、第2のセンサ505bの出力が第1の閾値未満、且つ、第2の閾値以上であるか否かを判定する。第2のセンサ505bの出力が第1の閾値未満、且つ、第2の閾値以上ではない場合(S805でNO)、第2の制御部506は、ステップS802で受光部505が受光した光は主発光部103(白色LED)の発光によるものではないと判定して、処理をステップS801へ戻す。第2のセンサ505bの出力が第1の閾値未満、且つ、第2の閾値以上である場合(S805でYES)、第2の制御部506は、処理をステップS806へ進める。
ステップS806において、第2の制御部506は、第3のセンサ505cの出力が第2の閾値以上であるか否かを判定する。第3のセンサ505cの出力が第2の閾値以上である場合(S806でYES)、第2の制御部506は、ステップS802で受光部505が受光した光は主発光部103(白色LED)の発光によるものではないと判定して、処理をステップS801へ戻す。第3のセンサ505cの出力が第2の閾値未満である場合(S806でNO)、第2の制御部506は、処理をステップS807へ進める。ステップS807の処理は、上述の第2実施形態において図6を参照して説明したステップS607の処理と同じであるので、その説明を省略する。なお、ステップS604〜S606の処理は、上記の順序に限定されず、処理の順序は入れ替わってもよい。
以上の説明の通り、第3実施形態では、スレーブ閃光装置500の第2の制御部506は、デジタルカメラ100の主発光部103が有する白色LEDの分光特性を考慮して、受光部505が受光した光の性質を判定する。これにより、主発光部103の発光を正確に検知して、スレーブ発光部501を発光させることができ、スレーブ発光部501の誤動作を防止することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記の実施形態では、撮像装置としてコンパクトタイプのデジタルカメラを取り上げたが、これに限定されるものではなく、一眼レフデジタルカメラやフィルムカメラ等の他の撮像装置であってもよい。また、撮像システムは、撮像装置に限定されずに、撮像機能と主閃光装置を備える電子機器(例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、携帯ゲーム機等)と、スレーブ閃光装置との組み合わせにより構成されていてもよい。
100 撮像装置
103 発光部(ストロボ)
107 第1の制御部
200,500 スレーブ閃光装置
205,505 受光部
205a〜205c 第1のセンサ〜第3のセンサ
206 第2の制御部
505a〜505d 第1のセンサ〜第4のセンサ

Claims (8)

  1. 発光手段と、
    主閃光装置の発光部からの光信号を受信する受光手段と、
    前記発光手段の発光を制御する制御手段とを備えるスレーブ閃光装置であって、
    前記受光手段は、第1の波長の光と、前記第1の波長より長い第2の波長の光と、前記第1の波長より長く前記第2の波長より短い第3の波長の光を検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記受光手段が、第1の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第2の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第3の波長の光を所定の強さ未満で受光したときに、前記主閃光装置の発光部からの光信号を前記受光手段が受信したと判定し、前記発光手段を発光させることを特徴とするスレーブ閃光装置。
  2. 前記受光手段は、
    前記第1の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第1のセンサと、
    前記第2の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第2のセンサと、
    前記第3の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第3のセンサとを有し、
    前記制御手段は、前記第1のセンサからの出力が所定の閾値以上、且つ、前記第2のセンサからの出力が前記所定の閾値以上、且つ、前記第3のセンサからの出力が前記所定の閾値未満であるときに、前記受光手段は前記主閃光装置の発光部からの光信号を受信したと判定することを特徴とする請求項1記載のスレーブ閃光装置。
  3. 発光手段と、
    主閃光装置の発光部からの光信号を受信する受光手段と、
    前記発光手段の発光を制御する制御手段とを備えるスレーブ閃光装置であって、
    前記受光手段は、第1の波長の光と、前記第1の波長より長い第2の波長の光と、前記第1の波長より長く前記第2の波長より短い第3の波長の光と、前記第2の波長より長い第4の波長の光を検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記受光手段が、前記第4の波長の光を所定の強さ以上で受光したときに、又は、前記第1の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第2の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第3の波長の光を所定の強さ未満、且つ、前記第4の波長の光を所定の強さ未満で受光したときに、前記主閃光装置の発光部からの光信号を前記受光手段が受信したと判定し、前記発光手段を発光させることを特徴とするスレーブ閃光装置。
  4. 前記受光手段は、
    前記第1の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第1のセンサと、
    前記第2の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第2のセンサと、
    前記第3の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第3のセンサと、
    前記第4の波長の光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する第4のセンサとを有し、
    前記制御手段は、前記第4のセンサからの出力が所定の閾値以上の場合に、又は、前記第1のセンサからの出力が前記所定の閾値以上、且つ、前記第2のセンサからの出力が前記所定の閾値以上、且つ、前記第3のセンサからの出力が前記所定の閾値未満、且つ、前記第4のセンサからの出力が前記所定の閾値以上の場合に、前記主閃光装置の発光部からの光信号を前記受光手段が受信したと判定することを特徴とする請求項3記載のスレーブ閃光装置。
  5. 前記第4の波長は赤外域にあることを特徴とする請求項3又は4に記載のスレーブ閃光装置。
  6. 前記第1の波長、前記第2の波長及び前記第3の波長はそれぞれ可視光域にあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスレーブ閃光装置。
  7. 撮像装置とスレーブ閃光装置とからなる撮像システムであって、
    前記撮像装置は、白色LEDを光源とする主発光部を有し、
    前記スレーブ閃光装置は、スレーブ発光部と、前記主発光部からの光信号を受信する受光手段と、前記スレーブ発光部の発光を制御する制御手段とを備え、
    前記受光手段は、第1の波長の光と、前記第1の波長より長い第2の波長の光と、前記第1の波長より長く前記第2の波長より短い第3の波長の光を検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記受光手段が、第1の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第2の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第3の波長の光を所定の強さ未満で受光したときに、前記主発光部からの光信号を前記受光手段が受信したと判定し、前記スレーブ発光部を発光させることを特徴とするスレーブ閃光装置。
  8. 撮像装置とスレーブ閃光装置とからなる撮像システムであって、
    前記撮像装置は、白色LED又はキセノン管を光源とする主発光部を有し、
    前記スレーブ閃光装置は、スレーブ発光部と、前記主発光部からの光信号を受信する受光手段と、前記スレーブ発光部の発光を制御する制御手段とを備え、
    前記受光手段は、第1の波長の光と、前記第1の波長より長い第2の波長の光と、前記第1の波長より長く前記第2の波長より短い第3の波長の光と、前記第2の波長より長い第4の波長の光を検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記受光手段が、前記第4の波長の光を所定の強さ以上で受光したときに、前記主発光部がキセノン管を光源としており、該キセノン管の発光による光信号を前記受光手段が受信したと判定し、前記第1の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第2の波長の光を所定の強さ以上、且つ、前記第3の波長の光を所定の強さ未満、且つ、前記第4の波長の光を所定の強さ未満で受光したときに、前記主発光部が白色LEDを光源としており、該白色LEDの発光による光信号を前記受光手段が受信したと判定し、前記スレーブ発光部を発光させることを特徴とするスレーブ閃光装置。
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