JP6128757B2 - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置及び、このベルト搬送装置を備える電子写真方式を利用したプリンタ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を利用したプリンタや複写機などの画像形成装置の中には、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転移動させるベルト搬送装置を用いたものがある。このようなベルト搬送装置においては、ベルトを回転移動させる際にベルトが幅方向(ベルトの回転方向と略直交する方向)の一端側に寄ってしまう問題がある。
このベルトの寄りを規制する為に、特許文献1には、ベルトを張架する駆動ローラと、従動ローラを備え、駆動ローラに対して従動ローラを幅方向中央の軸を中心に傾ける構成によってベルトの幅方向の移動を規制する方法が提案されている。具体的には、ベルトの外周面側に設けられた回転支軸を中心に、従動ローラの回転軸の両端部を支持するフレームを回動可能な構成である。
ベルトが一端側へ移動した場合、ベルトから張架ローラに与えられる張力は、一端側の方が他端側よりも大きくなる。このように張力のバランスが崩れることによって、張架ローラの一端側がベルトに押されてベルト内周面から離れる方向に移動しようとする。それによって、フレームが回動支軸を中心に一端側を下げ他端側を上げるように回動し、その結果、従動ローラが駆動ローラに対してベルトを他端側に移動させる向きに傾くことになる。
特開平11−079459号公報
しかしながら、特許文献1では、ベルトの寄りを規制するために従動ローラを駆動ローラに対して傾ける為に、従動ローラの回転軸を支持するフレームをベルト外周面側の回動支軸を中心に回動させる構成が必要になり、構成が複雑になってしまう問題がある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、ベルトの寄りを規制するベルト搬送装置及び、ベルト搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明は、回転移動する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する張架部材と、を備えるベルト搬送装置において、前記張架部材は、軸受によって回転止めされた軸と、前記軸を中心に回転自在であり前記ベルトの内周面を支持するベルト支持部材と、前記ベルトの回転方向と直交する方向である幅方向に関して、前記ベルト支持部材と前記軸受との間に設けられ、前記軸に対して回転軸線が傾くように固定された固定軸に対して回転可能な回転部材であって、前記ベルト支持部材から最も離れた位置における外径が前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径以上の大きさであり、少なくとも一部が前記ベルトの一端側のベルト端部よりも外側に位置し、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部を前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる前記回転部材と、を有し、前記回転軸線は、前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部に対して前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる力を前記回転部材が与えるように、前記軸に対して傾いていることを特徴とする。
また、本発明の他の構成は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体のトナー像を転写材に転写するための転写ユニットと、を備え、前記転写ユニットは回転移動する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する張架部材と、を備える画像形成装置において、前記張架部材は、軸受によって回転止めされた軸と、前記軸を中心に回転自在であり前記ベルトの内周面を支持するベルト支持部材と、前記ベルトの回転方向と直交する方向である幅方向に関して、前記ベルト支持部材と前記軸受との間に設けられ、前記軸に対して回転軸線が傾くように固定された固定軸に対して回転可能な回転部材であって、前記ベルト支持部材から最も離れた位置における外径が前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径以上の大きさであり、少なくとも一部が前記ベルトの一端側のベルト端部よりも外側に位置し、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部を前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる回転部材と、を有し、
前記回転軸線は、前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部に対して前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる力を前記回転部材が与えるように、前記軸に対して傾いていることを特徴とする。
本発明によれば、高い位置精度で配置され、張架部材の軸に対して傾いた回転軸で回転する回転部材によって、無端状のベルトがベルト支持部材から回転部材に向かう方向に寄った場合に簡単な構成でベルトの寄りを規制する効果がある。
本発明の画像形成装置を説明する概略図 中間転写ユニット120の外観を示す斜視図 (a)図2の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図、(b)図3(a)の右側(10a側)部の拡大図 実施形態1のテンションローラ4の斜視図 実施形態1のベルト1端部の移動軌跡を説明する説明図 実施形態1のベルト1に対する回転部材への巻きつき量と、その際の戻し力と寄り力の関係を簡易的に説明する説明図 実施形態1の他の構成を説明する説明図 実施形態1の転写ユニットを説明する斜視図 実施形態2のテンションローラ4の斜視図 (a)図9の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図、(b)図9(a)の右側(10a側)部の拡大図 実施形態2のベルト1端部の移動軌跡を説明する説明図 (a)本実施形態3の回転部材を説明するためのテンションローラ4の斜視図、(b)図12(a)の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図 (a)実施形態4の構成を説明する為のテンションローラ4の断面図、(b)図13(a)のテンションローラ4の右側部を拡大した拡大図 (a)実施形態5のテンションローラ4の斜視図、(b)図14(a)の矢印50方向にテンションローラ4を切断した時の断面図 ベルト1に対する片寄せ力Fdと、傾斜コロ16aによる戻し力Faの関係を示した図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
(画像形成装置全体構成)
図1は、カラー画像形成装置の一例を示す概略図であり、図1を用いて本実施形態の画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置100は、画像形成装置100に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、記録用紙、OHPシートなどの転写材Pに画像を形成することができる。
画像形成装置100内には、複数の像形成手段としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kが、ここでは略水平方向に直線状に配置されている。また、各画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kに対向するようにベルト搬送装置である転写ユニットが配置されている。
本実施形態の転写ユニットは、中間転写体としての無端状のベルト(中間転写ベルト)1を各画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kと対向して回転移動させる中間転写ユニット120である。各画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kは、それぞれ形成するトナー像の色が異なることを除けば、同一の構成、作用を成す。以下、特に区別を要しない場合は、各画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kのいずれかに属する要素であることを示すために図中符号に与えたY、M、C、Kの添え字は省略して総括的に説明する。
画像形成ユニット110では、周知の電子写真画像形成プロセスによってトナー像を形成する。つまり、画像形成ユニット110には、像担持体として円筒型の電子写真感光体、即ち感光ドラム111が図中矢印方向に回転可能に設けられている。画像形成動作においては、まず回転する感光ドラム111の表面を不図示の帯電手段が帯電する。次に、コンピュータから送られてきた信号に従って、露光手段としてのレーザスキャナ130が発光し、帯電した感光ドラム111上を走査露光することによって感光ドラム111上に静電像を形成する。感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像手段である現像装置113が現像剤としてトナーを供給し、トナー像として可視化する。こうして感光ドラム111上に形成されたトナー像は、1次転写部T1においてベルト1を介して感光ドラム111と対向配置された1次転写手段である1次転写ローラ121の作用によってベルト1上に静電的に転写される。
上記のようなプロセスによって、ベルト1の移動とタイミングをとって各画像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kの感光ドラム111上に形成されたトナー像は順次ベルト1上に重ね合わせて転写され、カラートナー像が形成される。
一方、転写材収容部140からピックアップローラ141などによって送り出された転写材Pが、レジストローラ142においてタイミングをとって、2次転写手段たる2次転写ローラ143とベルト1との当接部(2次転写部)T2へと搬送されてくる。こうして、ベルト1上のトナー像は2次転写部T2において2次転写ローラ143の作用によって転写材Pに静電的に転写される。次いで、転写材Pはベルト1から分離されて定着ユニット150へと搬送され、ここで、転写材P上のトナー像は加圧、加熱され、転写材P上に強固に定着される。その後、転写材Pは排出ローラ160によって搬送され、排出トレイ170上に排出される。
本実施形態の画像形成装置100では、転写ユニットである中間転写ユニット120も画像形成装置100に対して着脱自在とされている。即ち、ベルト搬送装置が画像形成装置に対して着脱自在な構成とされている。また、各画像形成ユニット110の感光ドラム111、現像装置113は、枠体によって一体的にカートリッジ化されて画像形成装置100に対して着脱可能なプロセスカートリッジとしてもよい。
(中間転写ユニット)
次に、図2を参照して中間転写ユニット120の全体構成について説明する。図2は本実施形態における中間転写ユニット120の外観を示す斜視図である。
中間転写ユニット120には、無端状のベルト1と、ベルト1を張架するための複数の張架部材として、ベルト1を駆動する駆動ローラ2、従動回転する従動ローラ3及びテンションローラ4の3つのローラが設けられている。
駆動ローラ2、従動ローラ3は、それぞれ幅方向両端部を軸受5(5a、5b)、6(6a、6b)によって回転可能に支持されている。ここで、幅方向とはベルトの回転方向と略直交する方向である。そして、第1、第2の側板7a、7bが、2つのローラを支持する軸受5(5a、5b)、6(6a、6b)を保持する。駆動ローラ2は、画像形成装置100に設けられた駆動源(不図示)から駆動が伝達されて回転する。駆動ローラ2が回転することで、駆動ローラ2によって張架されているベルト1は図中矢印Bfにて示す方向に回転移動する。従動ローラ3は、駆動ローラ2によってベルト1を回転させることで、ベルト1に対して従動回転する。また、従動ローラ3は駆動ローラ2と略平行に維持される。
テンションローラ4は、矢印T方向(ベルト内周面側からベルト外周面側に向う方向)に移動可能に保持されている。即ち、テンションローラ4の両端部には、テンションローラ軸8を軸支する軸受17(17a、17b)が設けられている。軸受17(17a、17b)は、第1、第2の側板7a、7bにそれぞれ設けられた細長形状の軸受保持穴10(10a、10b)に滑動可能に保持されている。この軸受17(17a、17b)は、弾性部材である付勢バネ11(11a、11b)によって付勢されており、ベルトを内周面側から外周面側に付勢する。これによってベルト1に張力を与えている。テンションローラ4は駆動ローラ2によってベルト1を回転させることで従動回転する。
ベルト1は、外周面において回転方向Bfに対し略直交方向(幅方向)の両端近傍に、補強部材である補強テープ12(12a、12b)が取り付けられている。補強テープ12(12a、12b)は、ベルト1の略全周方向に亘り延在する。
(寄り規制手段)
次に、本実施形態の中で最も特徴的な寄り規制手段の構成について、図2、3、4を用いて説明する。本実施形態の寄り規制手段は、複数の張架部材の内の少なくとも一つの張架部材が備える、幅方向の少なくとも一端側に設けられた回転部材である。
図3(a)は、図2の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図であり、図3(b)はその右側(10a側)部の拡大図であり、図4はテンションローラ4の斜視図である。図3に示すように、テンションローラ4は、ベルト内周面を支持するベルト支持部材であるスリーブ13と、スリーブ13に通された軸を備える。スリーブ13は、軸であるテンションローラ軸8を中心に回転自在である。
ベルト1は、テンションローラ4と接触する領域においては、スリーブ13の外周面に巻き付けられている。ここで、スリーブ13は中空の筒状の部材であり、スリーブ13の外周面が、ベルト1の内周面に接触するベルト接触面である。スリーブ13の外周面の両端側には、スリーブ13を保持する保持部材であるフランジ14a、14bと、支持部軸受9a、9bが設けられている。スリーブ13は、フランジ14a、14bと、支持部軸受9a、9b介して、テンションローラ軸8に軸支されている。
フランジ14と支持部軸受は嵌合し、一体的に回転する。このような構成によってスリーブ13は、回転軸Qを軸として図中矢印Bfにて示す方向に従動回転する。この時、テンションローラ軸8は、回転止めされた状態で軸受17a、17bによって軸支されている。
さらに、スリーブ13の幅方向における両端と軸受17a、17bには、テンションローラ軸8である回転軸Qに対して、矢印方向へα°(α°=0.6°)傾けられた回転部材の回転軸がテンションローラ軸8に回転止めされて設けられている。回転部材の回転軸である傾斜コロ軸15a、15bに嵌合されて回転自在な回転部材として、外径が一定の円筒形状の傾斜コロ16a、16bが設けられている。以下、回転部材の回転軸(固定軸)を傾斜コロ軸15a、15bとし、回転部材を傾斜コロ16a、16bとして説明する。
そのため、傾斜コロ16a、16bはスリーブ13の回転軸Qとは異なる回転軸R(回転軸線Ra、回転軸線Rb)を軸として回転可能である。傾斜コロ16a、16bの幅方向における最も内側の外径は、スリーブ13の幅方向における端部の外径以上であることが望ましい。傾斜コロ16a、16bの最も内側の外径がスリーブ13の端部よりも小さいと、傾斜16a、16bとスリーブ13の境目において、ベルト1に屈曲が生じ易くなるためである。
傾斜コロ軸15はテンションローラ軸8に嵌合し位置決めされるので、テンションローラ軸8と傾斜コロ軸15を別々に構成し位置決めしたものより高い位置精度を出すことができる。なお、テンションローラ軸8と傾斜コロ軸15a、15bを一体で形成し、テンションローラ軸8に直接傾斜部を設けることで、傾斜コロ16a、16bが回転軸Ra、Rbを軸として回転できるようにしても良い。
本実施形態では、ベルト1が幅方向において一端側に寄った場合に、この傾斜コロ16a、16bによってベルト1に対して、寄り方向と逆方向の力を発生させることで、ベルト1の寄りを規制する。この傾斜コロ16a、16bが、一端側に寄ったベルト1を他端側へ戻す機能について説明する。
図5は、説明が分かり易いように、図3の右側を拡大し傾斜コロ16a部にベルト1が掛った部分のみに注目し、補強テープ12a、傾斜コロ軸15a、テンションローラ軸8等は省略し、簡易的に示したものである。
図2に示すように、ベルト1は、駆動ローラ2とテンションローラ4と従動ローラ3によって張架され、駆動源(不図示)によって駆動ローラ2が回転され、駆動ローラ2がベルト1を矢印Bf方向へ移動させ、従動ローラ3とテンションローラ4は従動回転している。この時、ベルト1の回転方向において、ベルト1のD側はテンションローラ4に対して回転方向上流側となり、E側はテンションローラ4に対して回転方向下流側となる。
駆動ローラ2を駆動させベルト1を回転移動させると、D側のベルト1は、回転方向Bfと略平行な進入方向でテンションローラ4に向って移動する。そして、回転軸Raを中心に傾斜コロ16aが矢印54の方向に回転することで、ベルト1の端部1aは、傾斜コロ16aから力を受けつつ回転移動し、ベルト1の端部1aは傾斜コロ16aへ巻きつく。
その後、ベルト1は、約2α°の巻きつき角を持って幅方向の外側(図5では、矢印52の方向)へ向かう方向に移動する。即ち、図5で示すように、回転軸Raによって回転する傾斜コロ16aによって、ベルト1の端部がベルト1の幅方向において傾斜コロ16aに対して進入する進入位置よりも外側へ巻きつく。
図5を用いて、ベルト1の端部であるエッジ1aの軌跡を具体的に説明する。傾斜コロ16aは矢印54の方向に回転しており、ある微小時間に、D側のベルト1のエッジ1a上の点p1は、傾斜コロ16aの回転に合わせて点p2へ移動し、同様に、点p3は点p4といったように傾斜コロ16aの回転方向である54方向へ移動する。また、E側のエッジ1a上の点も同様に傾斜コロ16aの回転方向に合わせて移動する。ベルト1のエッジ1aは、移動後1a’の位置となる。その結果、相対的には、ベルト1が位置Hから位置H’へと矢印53方向へ移動したことになる。このことより、傾斜コロ16aによって、ベルト1の傾斜コロ16aに巻きついている部分では、常にベルト1を矢印53方向へ移動させる戻し力Faが発生している。
また、上記は傾斜コロ16aについて述べたが、反対側の傾斜コロ16bについても同様の事が言えて、ベルト1の傾斜コロ16bに巻きついている部分では、上記と同様の原理で、矢印52方向(幅方向における中央方向)へ移動することになる。
さらに、この傾斜コロ16a、16bによる戻し力Fa、Fbは、ベルト1の傾斜コロ16への巻きつき量W(W0、Wa)によって変化し、所定の範囲においてはその掛かり量が多い程大きいことが言える。また、本実施形態では、傾斜コロ16a、16bの傾斜角度をα°=0.6°としたが、ベルト1の材質、傾斜コロ16a、16bの外径等の影響によって、最適なαの値は異なってくるので、中間転写ユニット120の構成に合わせて適宜、値を変更可能である。
次に、中間転写ユニット120の取付け平面度のミスアライメントや、ベルト1の左右周長差、バネ圧左右差等によって、ベルト1に寄り力が発生した場合に、傾斜コロ16a、16bによってベルトの寄りが規制される原理について図6を用いて説明する。図6は、ベルト1がテンションローラ4の両端に設けられた傾斜コロ16a、16bへの巻きつき量と、その際の戻し力と寄り力の関係を簡易的に示したものであり、補強テープ12a、12b、傾斜コロ軸15a、15b、テンションローラ軸8等は省略してある。
まず、図6(a)に示すように、ベルト1はテンションローラ4の幅方向における両端にある傾斜コロ16a、16bに所定の量だけ左右同じ幅だけ巻きついている状態を初期状態とし、この時の巻きつき量をW0とする。この際、前述したように、ベルト1が傾斜コロ16a、16bに巻きついている個所では、幅方向における中央への戻し力が発生している。そのため、ベルト1には力Faと力Fbの二つの力が作用しており、両者が釣り合って、幅方向の移動は止まっている(ベルト1が寄っていない)。この時のベルト1に作用する幅方向の力の釣り合いは、
戻し力Fa=戻し力Fb ・・・(1)
となっている。
ここで、図6(b)に示すように、上記平面度のミスアライメントやベルトの左右周長差等の理由により、ベルト1に対して矢印52方向の寄り力Fcが発生したとする。すると、ベルト1は寄り力Fcによって矢印52方向へ移動し、傾斜コロ16aへのベルト1右側端部の巻きつき量が増え、それに伴って戻し力Faは大きくなり、この時の戻し力をFa’とする。
図6(a)、(b)に示すように、巻きつき量は、W0からWaに増加する。傾斜コロ16aへのベルト1右側端部の巻きつき量が増えた図6(b)の方が、逆に、ベルト1左側端部の傾斜コロ16bへの掛かり量は減り、それに伴って戻し力Fbは小さくなり、この時の戻し力をFb’とする。前述した寄り力Fcと、両側の傾斜コロ16a、16bによる戻し力とが釣り合う位置で、ベルト幅方向の移動が規制される。この時のベルト1に作用する幅方向の力の釣り合いは、
寄り力Fc+戻し力Fb’=戻し力Fa’ ・・・(2)
となっている。
以上のような原理で、ベルト1に寄り力Fcが発生したとしても、傾斜コロ16a、16bの機能で、ベルトの寄りを規制することが可能である。
さらに、先ほどベルト1が両端の傾斜コロ16a、16bに同量W0だけ巻きついている状態を初期状態として説明したが、図7(a)のように、両端の傾斜コロ16a、16bの距離をベルト1の幅よりも大きくし、ベルト1があらかじめ傾斜コロ16a、16bに巻きついていない状態を初期状態としても良い。この場合は、ベルト1に戻し力が発生していないので、
戻し力Fa=戻し力Fb=0 ・・・(3)
となっており、ベルト1は幅方向の移動が発生していない状態である。
ここで、ベルト1に矢印52方向の寄り力Fcが発生すると、ベルト1が矢印52方向へ移動し、傾斜コロ16aの上に乗り出す。図7(b)に示すように、傾斜コロ16aへの巻きつき量が増えるにつれて徐々に戻し力Faが大きくなり、寄り力Fcと傾斜コロ16aによる戻し力が釣り合った所で幅方向の移動が止まり、この時の戻し力をFa’とする。この時のベルト1に作用する幅方向の力の釣り合いは、
寄り力Fc=戻し力Fa’ ・・・(4)
となっている。
このように、両端の傾斜コロ16a、16bの間隔をベルト1の幅よりも大きくし、ベルト1があらかじめ傾斜コロ16a、16bに乗っていない状態を初期状態としても同様の効果がある。このような構成により、初期状態はベルト端部が傾斜コロ16a、16bに巻きついていないので、ベルト端部の負荷を軽減する効果がある。
なお、本実施形態では傾斜コロ16a、16bの回転軸をテンションローラ8の回転軸に対して傾ける方向を、テンション方向であるT方向で説明したが、他の方向に傾けてもよい。例えば、図8に示すように、鉛直下向きであるU方向に傾けた構成をとっても、前述のようにベルト1が傾斜コロ16a、16bに巻きつき、ベルトを中央へ戻す戻し力を得る事が可能である。
なお、補強テープ12a、12bはベルト1端部の剛性を上げる目的で貼ってある。もしベルト1の剛性が弱いと、付勢バネ11によってテンションをかけられたベルト1の端部が伸びてしまう。その結果、傾斜コロ16a、16bとベルト1の接触圧が小さくなり、傾斜コロ16a、16bとベルト1の間での滑り量が大きくなってしまい、戻し力Fa、Fbが小さくなってしまう。そのため、補強テープ12を貼る事で、ベルト1端部の剛性を上げ、傾斜コロ16a、16bの戻し力戻し力Fa、Fbの低下を防ぐ事が可能である。
また、本実施形態のように、ベルト1の端部の内周面が直接傾斜コロ16a、16bに巻きつく構成にすることで、ベルト1の端部に、ベルトの寄りを規制するための突起部(リブ)を設けなくてよい。リブを設けないことで、中間転写ユニットの部品点数を減らし、さらにベルト1に突起部を貼る工数も必要ないため、コストダウンすることが可能である。
以上、本実施形態によれば、少なくとも一つの張架部材の端部に設けた回転部材である傾斜コロ16a、16bによってベルトの寄り方向と逆方向の力を発生させることが可能である。よって、傾斜コロ16a、16bにベルト1端部が巻きつくだけでベルトを中央へ戻すことが可能であり、ベルト1の外周面側の回動支軸を中心に回動するフレームのような複雑な構成が必要なく、簡単な構成でベルトの寄りを規制することが可能である。
(実施形態2)
実施形態1では、回転部材として円筒形状の傾斜コロ16a、16bによってベルトの寄りを規制することについて説明した。これに対して、本実施形態では、回転部材としてテーパ形状の回転部材を使用することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図9は、本実施形態のテーパ形状の回転部材を説明するためのテンションローラ4の斜視図である。図10(a)は、図9の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図であり、図10(b)はその右側(10a側)部の拡大図である。スリーブ13の幅方向における両端側には、テーパ形状の回転部材として傾斜テーパコロ18a、18bが設けられる。
スリーブ13の回転軸Qに対して、矢印方向へα°(α°=0.6°)傾けられた傾斜コロ軸15a、15bが、テンションローラ軸8に回転止めされて設けられており、その傾斜コロ軸15a、15bに嵌合されて傾斜テーパコロ18が回転自在な構成となっている。よって、傾斜テーパコロ18a、18bはスリーブ13の回転軸Qとは異なる回転軸Rを軸として回転可能である。この傾斜テーパコロ18a、18bは、軸方向外側へいくにつれて外径が大きくなるテーパ面を有しており、そのテーパ角度をβ°(β°=0.6°)とする。
ここで、ベルト1が傾斜テーパコロ18a、18bに巻きついている状態において、傾斜テーパコロ18a、18bがベルト1を中央へ戻す機能について説明する。
図11は、説明が分かり易いように、傾斜テーパコロ18a部にベルト1が掛った部分のみに注目し、補強テープ12a、12b、傾斜コロ軸15a、15b、テンションローラ軸8等は省略し、簡易的に示したものである。図11を用いて、ベルト1の動作について説明する。
回転軸Raを中心に傾斜テーパコロ18aが矢印54の方向に回転することで、ベルト1の端部1aは、傾斜テーパコロ18aから力を受けつつ回転移動し、ベルト1の端部1aは傾斜テーパコロ18aへ巻きつく。その後、ベルト1は、約2×(α+β)°の巻きつき角を持って幅方向の外側(図11では、矢印52の方向)へ向かう方向に移動する。即ち、図11で示すように、ベルト1の端部は、傾斜テーパコロ18aによって、ベルト1の幅方向において傾斜テーパコロ18aに対して進入する進入位置よりも外側へ巻きつくことが可能になる。
図11を用いて、ベルト1端部のエッジ1aの軌跡を具体的に説明する。傾斜テーパコロ18aは矢印54’の方向に回転しており、ある微小時間に、D側のベルト1のエッジ1a上の点p1は、傾斜テーパコロ18aの回転に合わせて点p2’へ移動し、同様に、p3点はp4’点といったように傾斜テーパコロ18aの回転方向である54’方向へ移動する。
また、E側のベルト1のエッジ上の点も同様に傾斜テーパコロ18aの回転方向に合わせて移動する。ベルト1のエッジ1aは、移動後1a’の位置となる。その結果、相対的には、ベルト1が位置Iから位置I’へと矢印53方向へ移動したことになる。このことより、傾斜テーパコロ18aの機能によって、ベルト1の傾斜テーパコロ18aに乗っている部分では、常に傾斜テーパコロ18aによってベルト1を中央へ戻すような力Faが発生している。
このように、本実施形態では、ベルト1はテンションローラ4に巻き付く際、傾斜コロ軸15の傾斜角度(α°)+テーパ角度(β°)の分だけ巻きつき角を発生して巻きつく事が可能である。その結果、ベルト1のE側において、エッジ1aからエッジ1a’への矢印53方向の移動量が大きくなる。つまり、この巻きつき角が大きい程中央への移動量は大きく、傾斜コロ15の回転軸の傾斜角度が同じであっても実施形態1の構成より、大きな戻し力Fa、Fbを得ることが可能である。
寄り戻し力Fa、Fbが大きくできるので、例えば、少ない傾斜コロ18a、18bに対する巻きつけ量で寄りを規制することが可能である。また、中間転写ユニット120に大きな寄り力が発生した場合でも、寄りを規制することが可能になるため、中間転写ユニット1の前記ミスアライメント、ベルトの左右周長差、バネ圧左右差の許容値を緩和する事が可能である。
(実施形態3)
実施形態1では、円筒形状の回転部材によってベルトの寄りを規制することについて説明した。これに対して、本実施形態では、回転部材の表面に摩擦層19(19a、19b)を形成することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図12(a)は、本実施形態の摩擦層19a、19bを説明するためのテンションローラ4の斜視図である。図12(b)は、図12(a)の矢印50方向からテンションローラ4とその周辺部を切断した際の断面図である。
図12に示すように、傾斜コロ16aの表層には、摩擦層19aが形成されている。(同様に、傾斜コロ16bの表層には、摩擦層19bが形成されている。)具体的には、この摩擦層19a、19bは、スリーブ13の外周面の摩擦係数よりも高い摩擦係数を有する。
摩擦層19a、19bとしては、シリコーンゴムや、ウレタンゴム等が考えられる。シリコーンゴムやウレタンゴムを、テープ状にして傾斜コロ16a、16bの表面に張ったり、傾斜コロ16a、16bをシリコーンゴムやウレタンゴムで構成したりしてもよい。
この摩擦層19a、19bによって、ベルト1の傾斜コロ16a、16bに巻きついている部分において、ベルト1と傾斜コロ16a、16bとの間のスリップが軽減する。そのため、ベルト1が傾斜コロ16a、16bに巻きつき角を持って搬送される場合、スリップする量が少ないので、摩擦層19a、19bがない傾斜コロよりも同じ巻きつき量でベルト1に対してより大きな戻し力が発生し、中央へ戻す力Fa、Fbが大きくなる。
寄り戻し力Fが大きくできるので、例えば、少ない傾斜コロ16に対する巻きつけ量で寄りを規制することが可能である。また、中間転写ユニット120に大きな寄り力が発生した場合でも、寄りを規制することが可能になるため、中間転写ユニット1の前記ミスアライメント、ベルトの左右周長差、バネ圧左右差の許容値を緩和する事が可能である。
尚、本実施形態の摩擦層19は、実施形態2の回転部材である傾斜テーパコロ18に形成してもよい。
(実施形態4)
実施形態1では、回転部材とベルト支持部材が、ベルト1の内周面に接触してそれぞれ独立して回転する構成を説明した。これに対して、本実施形態では、回転部材とベルト支持部材を、嵌合し同角速度で回転可能にすることを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図13(a)は、本実施形態の構成を説明する為のテンションローラ4の断面図であり、図13(b)は、図13(a)のテンションローラ4の右側部を拡大したものである。ベルト支持部材であるスリーブ13の回転軸Qに対して、矢印へα°傾けられた傾斜コロ軸15aが、テンションローラ軸8に回転止めされて設けられている。その傾斜コロ軸15aに嵌合されて、スリーブ13の外径r13よりも大きな外径の傾斜コロ20aが設けられており、その外径をr20とする。
さらに、スリーブ13と嵌合したフランジ22aにボス23aを設け、傾斜コロ20aにボス穴21を設け、お互いを嵌め合わせることで、スリーブ13は傾斜コロ20aと連動して回転可能となる。この時、スリーブ13は、回転軸Qを回転軸として、傾斜コロ20aは回転軸Raを回転軸として、軸の回転を互いに角度を付けて伝えるための自在継手となっており、お互い異なる回転軸をもって回転する。
この時、傾斜コロ20a外径はスリーブ13外径より大きく、テンション方向であるT方向にスリーブ13より出っ張っているため、傾斜コロ20aはベルト1(不図示)から駆動力をもらって従動回転する。スリーブ13は傾斜コロ20aから駆動力をもらって同角速度で回転している。傾斜コロ20aの外径よりも小さい外径のスリーブ13が傾斜コロ20aと同一角速度で回転しているため、スリーブ13の外周の周速は、傾斜コロ20aの外周の周速よりも遅くなっている。即ち、スリーブ13の外周の周速はベルト1の速度よりも遅くなっていることになる。つまり、スリーブ1の外周とベルト1間では、回転方向のスリップが発生している。その結果、スリーブ13−ベルト1間のグリップ力は、傾斜コロ20a−ベルト1間のグリップ力より小さくなる。スリーブ13部と傾斜コロ20a部では相対的なグリップ力の差がある分、傾斜コロ20aが発生する中央への戻し力Faからより大きな効果を得ることが可能である。
寄り戻し力が大きくできるので、例えば、少ない傾斜コロに対する巻きつけ量で寄りを規制することが可能である。また、中間転写ユニット120に大きな寄り力が発生した場合でも、寄りを規制することが可能になるため、中間転写ユニット1の前記ミスアライメント、ベルトの左右周長差、バネ圧左右差の許容値を緩和する事が可能である。
(実施形態5)
実施形態1では、テンションローラ4の幅方向両端側にそれぞれ回転部材を設け、ベルトの寄りを規制する構成を説明した。これに対して、本実施形態では、意図的にベルト1を幅方向一端側に移動させる片寄せ構成とし、一端側のみに回転部材を設けることを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
本実施形態について、図14、図15を参照して説明する。図14(a)は、本実施形態のテンションローラ4の斜視図であり、図14(b)は、矢印50方向にテンションローラ4を切断した時の断面図である。図15(a)、(b)は、ベルト1に対する、バネ圧左右差における寄り力Fdと、傾斜コロ16aによる戻し力Faの関係を示した図である。
本実施形態は、テンションローラ4に対する左右のバネ圧を変更している。左右のバネ圧は、図2の中間転写ユニット120において、ベルト1にテンションを与える左右のバネ11の内、バネ11aの圧を小さく、バネ11bの圧を大きく設定する。その状態で、ベルト1に駆動力を与え搬送すると、ベルト1は常に矢印52の方向に寄ることになる。つまり、中間転写ユニット120は、常にベルト1を矢印52方向へ(幅方向一端側へ)片寄せする構成にしてある。
そして、テンションローラ4の一端側のみに、スリーブ13の回転軸に対して、矢印方向へα°傾けられた傾斜コロ軸15aが、テンションローラ軸8に回転止めされて設けられている。その傾斜コロ軸15aに嵌合されて、回転部材である傾斜コロ16aが設けられている。そのため、傾斜コロ16aは、回転軸Raを軸として回転可能である。他端側には、テンションローラ軸に嵌合してコロ24が、回転軸Qを軸として回転可能に設けられている。ベルト1が傾斜コロ16aに掛かっている部分においては、実施形態1と同様に、ベルト1の傾斜コロ16aへの巻きつきによって、ベルト1は矢印53の方向に寄せられる。
図15(a)に示すように、ミスアライメント等による寄り力Fcがない状態では、バネ圧の左右差による寄り力Fd(片寄せ力)と、傾斜コロ16aによる戻し力Faが釣り合っており、
寄り力Fd=戻し力Fa ・・・(5)
となっている。この際のベルト1の傾斜コロ16aへの係り量をW0とする。
ここで、ミスアライメント等により、矢印52方向へ寄り力Fcが発生した場合には、ベルト1は矢印52方向へ移動する。その結果、ベルト1の傾斜コロ16aへの掛かり量はWaに増加し、傾斜コロ16aによる戻し力はFa’に増加する。この際の関係は、
寄り力Fd+寄り力Fc=戻し力Fa’ ・・・(6)
となり、釣り合っている。
このように、あらかじめベルト1を片側に寄せる構成にし、テンションローラ4のベルト1が寄せられる側のみに傾斜コロ16aを設けることで、ベルトの寄りを規制することが可能である。そのため、構成の更なる簡略化、コストの削減が可能である。
上記実施形態では、テンションローラ8が寄り規制手段である回転部材を備える構成を説明したが、回転部材は、他の張架部材である駆動ローラ2、従動ローラ3が備える構成であってもよい。また、複数の張架部材が、回転部材を備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では中間転写ユニット120は、複数の張架部材として3本のローラを使用したものであるとして説明したが、少なくとも駆動ローラ2およびテンションローラ4の2本のローラがあれば良い。
なお、上記実施形態では、ベルト搬送装置として中間転写ユニットを用いて説明したが、これに限定されるものではない。ベルト搬送装置のベルトとしては、静電潜像が形成される感光体ベルト、転写材を搬送する転写材搬送ベルト、トナー像を転写材に定着する定着ベルトであってもよい。また、本発明のベルト搬送装置をベルトコンベア等の画像形成装置以外に用いてもよい。
1 ベルト
4 テンションローラ
8 テンションローラ軸
13 スリーブ
14 フランジ
15 傾斜コロ軸
16 傾斜コロ
18 傾斜テーパコロ
19 摩擦層
100 画像形成装置
120 中間転写ユニット

Claims (22)

  1. 回転移動する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する張架部材と、を備えるベルト搬送装置において、
    前記張架部材は、軸受によって回転止めされた軸と、前記軸を中心に回転自在であり前記ベルトの内周面を支持するベルト支持部材と、
    前記ベルトの回転方向と直交する方向である幅方向に関して、前記ベルト支持部材と前記軸受との間に設けられ、前記軸に対して回転軸線が傾くように固定された固定軸に対して回転可能な回転部材であって、前記ベルト支持部材から最も離れた位置における外径が前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径以上の大きさであり、少なくとも一部が前記ベルトの一端側のベルト端部よりも外側に位置し、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部を前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる前記回転部材と、を有し、
    前記回転軸線は、前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部に対して前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる力を前記回転部材が与えるように、前記軸に対して傾いていることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記回転部材は、外径が一定の円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 前記回転部材は、前記幅方向に関して前記ベルト支持部材から離れる方へ向かうにつれて外径が大きくなるテーパ形状であることを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  4. 前記ベルト支持部材は、中空のスリーブと、前記スリーブを保持する保持部材と、を有し、前記ベルトを搬送する際に前記スリーブの外周面が前記ベルトの内周面と接触することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
  5. 前記幅方向に関して、前記回転部材の前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径は、前記スリーブの端部の外径よりも大きく、前記保持部材は前記回転部材と嵌合し、前記回転部材と前記スリーブは連動して回転することを特徴とする請求項4に記載のベルト搬送装置。
  6. 前記回転部材は、前記回転部材の表層に前記スリーブの外周面よりも摩擦係数の高い摩擦層を有することを特徴とする請求項4又は5に記載のベルト搬送装置。
  7. 前記幅方向に関して、前記回転部材は、前記ベルト支持部材の両端側に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
  8. 前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材の両端側に設けられた前記回転部材の間の距離が前記ベルトの幅よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のベルト搬送装置。
  9. 前記幅方向に関して、前記回転部材は、前記ベルト支持部材の一端側にのみ設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
  10. 前記幅方向に関して、前記ベルトの両端側に補強部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
  11. 前記ベルトは、前記幅方向に関して前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った場合に、前記ベルト端部が前記回転部材に対して進入する進入位置よりも前記幅方向の外側へ巻きつくように前記回転部材によって案内されることによって、前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動することを特徴とする請求項1乃至10に記載のベルト搬送装置。
  12. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体のトナー像を転写材に転写するための転写ユニットと、を備え、前記転写ユニットは回転移動する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する張架部材と、を備える画像形成装置において、
    前記張架部材は、軸受によって回転止めされた軸と、前記軸を中心に回転自在であり前記ベルトの内周面を支持するベルト支持部材と、
    前記ベルトの回転方向と直交する方向である幅方向に関して、前記ベルト支持部材と前記軸受との間に設けられ、前記軸に対して回転軸線が傾くように固定された固定軸に対して回転可能な回転部材であって、前記ベルト支持部材から最も離れた位置における外径が前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径以上の大きさであり、少なくとも一部が前記ベルトの一端側のベルト端部よりも外側に位置し、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部を前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる回転部材と、を有し、
    前記回転軸線は、前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った前記ベルト端部に対して前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動させる力を前記回転部材が与えるように、前記軸に対して傾いていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記回転部材は、外径が一定の円筒形状であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記回転部材は、前記幅方向に関して前記ベルト支持部材から離れる方へ向かうにつれて外径が大きくなるテーパ形状であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記ベルト支持部材は、中空のスリーブと、前記スリーブを保持する保持部材と、を有し、前記ベルトを搬送する際に前記スリーブの外周面が前記ベルトの内周面と接触することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記幅方向に関して、前記回転部材の前記ベルト支持部材から最も近い位置における外径は、前記スリーブの端部の外径よりも大きく、前記保持部材は前記回転部材と嵌合し、前記回転部材と前記スリーブは連動して回転することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記回転部材は、前記回転部材の表層に前記スリーブの外周面よりも摩擦係数の高い摩擦層を有することを特徴とする請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  18. 前記幅方向に関して、前記回転部材は、前記ベルト支持部材の両端側に設けられることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記幅方向に関して、前記ベルト支持部材の両端側に設けられた前記回転部材の間の距離が前記ベルトの幅よりも大きいことを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記幅方向に関して、前記回転部材は、前記ベルト支持部材の一端側にのみ設けられていることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記幅方向に関して、前記ベルトの両端側に補強部材が取り付けられていることを特徴とする請求項12乃至20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記ベルトは、前記幅方向に関して前記ベルト支持部材から前記回転部材に向かう方向に寄った場合に、前記ベルト端部が前記回転部材に対して進入する進入位置よりも前記幅方向の外側へ巻きつくように前記回転部材によって案内されることによって、前記回転部材から前記ベルト支持部材に向かう方向に移動することを特徴とする請求項12乃至21に記載の画像形成装置。
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