JP6128310B2 - 画像形成装置、ヘッド駆動制御方法、プログラム - Google Patents

画像形成装置、ヘッド駆動制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は画像形成装置、ヘッド駆動制御方法、プログラムに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
ところで、液体吐出ヘッドは、ノズルから液滴を吐出しない状態が継続すると、ノズル近傍のインクは、水分蒸発により徐々に粘度が上昇し、滴吐出不良が生じる。そこで、増粘現象が発生する場合には、増粘したインクを排出させ、正常な吐出が可能な状態に戻す回復動作を行う。
一般的に、回復動作は、放置時間が数週間程度の長期にわたる場合には、増粘したインクをノズル側から吸引し、排出する吸引回復動作が用いられる。一方、放置時間が数時間〜数日程度の場合には、画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作により増粘インクを排出する方法が用いられる。
従来、空吐出動作において、同形状の複数パルスで構成される空吐出波形を用いて、空吐出動作初期にはパルス間隔が共振周期となっている駆動波形を用い、その後に続く空吐出動作ではパルス間隔が反共振周期となっている駆動波形を用いて、2段階の空吐出を行うことが知られている(特許文献1)。
特開2011−189517号公報
ところで、空吐出動作においては、空吐出初期ではノズル近傍の固く増粘したインクを排出するために、個別液室に強い振動を与える必要がある。しかし、ノズル近傍の固いインクが排出された後は、液室内に残った増粘インクと供給されてきたフレッシュなインクが混じり合い、ノズル近傍のインク粘度は低下していくため、空吐出初期の駆動信号を与え続けるとメニスカスが破壊される。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドと、
前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御手段と、を備え、
前記ヘッド駆動制御手段は、
前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
前記保持波形要素による保持期間は、
前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
前記第1の空吐出パルスとは異なる波形であって、前記空吐出滴を吐出させる第2の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
前記第1の空吐出パルスは、前記第2の空吐出パルスに続いて与える
構成とした。
つまり、メニスカスの振動がノズル内部方向(個別液室方向)に大きすぎると、気泡の巻き込みが発生し、個別液室内に浸入した気泡が圧力を吸収してしまうため、ノズルダウン(吐出不能)が発生する。一方、メニスカスの振動がノズル外部方向に大きすぎると、インクがノズル周囲に溢れ、その状態で滴を吐出させると吐出曲がりが発生し、あるいは、溢れ量が多い場合には滴が吐出されないことも生じる(ノズル外部に溢れたインクが圧力を吸収してしまうため)。
そこで、上述したように、ノズル近傍の固く増粘したインクを排出した後、空吐出パルスの駆動電圧を下げ、あるいは、特許文献1に開示されているようにパルス間隔を共振周期からずらすなどして、空吐出滴速度を落とすようにしている。
しかしながら、空吐出パルスの駆動電圧を下げると、滴速度とともに、1パルス当りの滴量が少なくなってしまうため、滴数を増加して空吐出滴量を増やす必要があり、回復までに時間がかかるという課題がある。
また、パルス間隔を共振周期からずらした場合も、同様に、1パルス当りの滴量が減ってしまい、空吐出滴の滴数を増やす必要があるという課題がある。加えて、常に前のパルスによる残留振動を打ち消すタイミングで次の滴を吐出させ続ける必要があるため、滴吐出量に対して供給量が間に合わず、結果的にノズル抜けが起こるという課題もある。
この場合、供給不足を防ぐためには、空吐出期間中に休止期間を設ける必要があるが、休止明けの1パルス目は前のパルスによる残留振動がないため、滴速度を抑えることができず、メニスカスを破壊してしまうことになるという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、メニスカスを破壊することなく、滴量を増加できるようにして、回復時間の短縮化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドと、
前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御手段と、を備え、
前記ヘッド駆動制御手段は、
前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
前記保持波形要素による保持期間は、
前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間である
構成とした。
本発明によれば、メニスカスを破壊することなく、滴量を増加できるようにして、回復時間の短縮化を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの一例を示す液室長手方向の断面説明図である。 同じく滴吐出動作の説明に供する断面説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 印刷制御部及びヘッドドライバの一例を示すブロック説明図である。 本発明の第1実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 個別液室を膨張させたときのメニスカス変位の説明に供する説明図である。 空吐出パルスのパルス幅(保持期間)と滴速度及び滴量の関係の説明に供する説明図である。 比較例1の空吐出駆動波形の説明図である。 比較例2の空吐出駆動波形の説明図である。 本発明の第2実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 本発明の第3実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 環境温度とインクの増粘速度及びインク正常時粘度との関係の説明に供する説明図である。 本発明の第4実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 本発明の第5実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 本発明の第6実施形態における空吐出駆動波形の説明図である。 第2空吐出駆動波形(第2の空吐出パルス)から第1空吐出駆動波形(第1の空吐出パルス)への切替えタイミングの説明に供するインク粘度の変化と滴速度の関係の説明に供する説明図である。 同じく切替えに使用する閾値テーブルの一例を示す説明図である。 同じく温度と駆動電圧補正係数の関係の一例を示す説明図である。 第2空吐出駆動波形から第1空吐出駆動波形への切替え時の休止時間の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置である。装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持している。そして、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。他の部材も同様)が搭載されている。各記録ヘッド34は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有している。そして、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、それぞれ吐出する。また、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、記録ヘッド34としては、1つのノズル面に複数のノズルを並べた各色のノズル列を備えるものなどを用いることもできる。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するための第2インク供給部としてのヘッドタンク35a、35bを搭載している。一方、カートリッジ装填部4には各色のインクカートリッジ(メインタンク)10y、10m、10c、10kが着脱自在に装着される。そして、インクカートリッジ10から供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して各ヘッドタンク35に各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向する分離パッド44を備えている。この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備える。そして、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)を備えている。また、維持回復機構81は、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84を備えている。また、維持回復機構81は、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87を備えている。また、このヘッドの維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための廃液タンク100が装置本体に対して交換可能に装着される。
また、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置している。この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送される。更に、用紙42の先端は搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56によって搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターンで帯電されている。この帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
次に、記録ヘッド34を構成している液体吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。図3は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図4は同ヘッドの液室短手方向(ノズルの並び方向)の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、流路板101と、この流路板101の下面に接合した振動板102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを接合して積層している。これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル104が連通する流路である通路105及び圧力発生室である個別液室106、個別液室106に流体抵抗部(供給路)107、供給口109などを形成している。そして、供給口109を通じて共通液室108からインクが供給される。
また、振動板102を変形させて個別液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2個(図3では1列のみ図示)の積層型圧電部材121を備えている。この圧電部材121はベース部材122に接合固定されている。圧電部材121には、分割しないスリット加工で溝を形成することで複数の圧電柱121A、121Bを形成している。この例では、圧電柱121Aは駆動波形を印加する駆動圧電柱(駆動柱)とし、圧電柱121Bは駆動波形を印加しない非駆動圧電柱(非駆動柱)としている。また、圧電部材121の駆動柱121Aには図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル126を接続している。
そして、振動板102の周縁部をフレーム部材130に接合している。このフレーム部材130には、圧電部材121及びベース部材122などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部及び共通液室108となる凹部が形成されている。また、フレーム部材130には、共通液室108に外部からインクを供給するための液体供給口であるインク供給穴132を形成している。
ここで、流路板101は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、通路105、個別液室106となる凹部や穴部を形成している。ただし、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他、金属板や金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。この振動板102に圧電部材121の圧電柱121A、121Bを接着剤接合し、更にフレーム部材130を接着剤接合している。
ノズル板103は各個別液室106に対応して直径10〜30μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥液膜を形成したものである。
圧電部材121は、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子(ここではPZT)である。この圧電部材121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には個別電極153及び共通電極154が接続されている。なお、この実施形態では、圧電部材121の圧電方向としてd33方向の変位を用いて個別液室106内インクを加圧する構成としている。ただし、圧電部材121の圧電方向としてd31方向の変位を用いて個別液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば駆動柱121Aに印加する電圧を基準電位Veから下げることによって駆動柱121Aが収縮し、振動板102が下降して個別液室106の体積が膨張する。これにより、個別液室106内にインクが流入する。その後、駆動柱121Aに与える電圧を上げて駆動柱121Aを積層方向に伸長させ、振動板102をノズル104方向に変形させて個別液室106の体積を収縮させる。これにより、個別液室106内のインクが加圧され、ノズル104からインク滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動柱121Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から液室106内にインクが充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図5を参照して説明する。なお、図5は同制御部のブロック説明図である。
この制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501が実行するプログラムを含む各種プログラムなどの固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503とを備えている。また、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505とを備えている。
また、記録ヘッド34を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部508と、キャリッジ33側に設けた記録ヘッド34を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)509とを備えている。また、キャリッジ33を移動走査する主走査モータ554、搬送ベルト51を周回移動させる副走査モータ555を備えている。また、維持回復機構81のキャップ82やワイパ部材83の移動、吸引ポンプ812などを行なう維持回復モータ556を駆動するためのモータ駆動部510を備えている。また、帯電ローラ56にACバイアスを供給するACバイアス供給部511と、送液ポンプ241を駆動する供給系駆動部512などを備えている。
また、この制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル514が接続されている。
この制御部500は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F506を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、画像読み取り装置、撮像装置などのホスト600側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F506で受信する。
そして、制御部500のCPU501は、I/F506に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC505にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部508からヘッドドライバ509に転送する。なお、画像を出力するためドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行なうことも、制御部500で行なうこともできる。
印刷制御部508は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ509に出力する。また、ROM502に格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部を含み、駆動波形を生成してヘッドドライバ509に対して出力する。
ヘッドドライバ509は、シリアルに入力される記録ヘッド34の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部508から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを記録ヘッド34の圧力発生手段としての駆動柱121Aに対して与える。これにより、記録ヘッド34を駆動する。
これらの印刷制御部508及びヘッドドライバ509と駆動波形データを格納する手段(例えばROM502)によってヘッド駆動制御手段を構成している。
I/O部513は、装置に装着されている各種のセンサ群515からの情報を取得し、プリンタの制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部508やモータ駆動部510、ACバイアス供給部511の制御に使用する。センサ群515は、用紙の位置を検出するための光学センサや、機内の温度を監視するためのサーミスタ、帯電ベルトの電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検出するためのインターロックスイッチなどがある。I/O部513は様々のセンサ情報を処理することができる。
次に、印刷制御部508及びヘッドドライバ509の一例について図6のブロック説明図を参照して説明する。
印刷制御部508は、駆動波形生成部701と、データ転送部702とを備えている。駆動波形生成部701は、画像形成時に1印刷周期(1駆動周期)内に複数のパルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する。データ転送部702は、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力する。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ509の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ715の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号である。そして、滴制御信号は、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべきパルス又は波形要素でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ509は、データ転送部702からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/1チャンネル(1ノズル)を入力するシフトレジスタ711と、シフトレジスタ711の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路712と、階調データと滴制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ713と、デコーダ713のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ715が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ714と、レベルシフタ714を介して与えられるデコーダ713の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ715を備えている。
このアナログスイッチ715は、各圧電部材121(駆動柱121A)の選択電極(個別電極)に接続され、駆動波形生成部701からの共通駆動波形Pvが入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と滴制御信号M0〜M3をデコーダ713でデコードした結果に応じてアナログスイッチ715がオンにすることにより、共通駆動波形Pvを構成する所要のパルス(あるいは波形要素)が通過して(選択されて)圧電部材121に印加される。
ここで、記録ヘッド34のノズル104から画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を吐出させる空吐出動作を行うときには、駆動波形生成部701によって、ROM502などに格納されている空吐出駆動波形のデータを読み出して、空吐出駆動波形を生成し、ヘッドドライバ509に与えることによって、空吐出動作を制御する。
次に、本発明の第1実施形態における空吐出駆動波形について図7を参照して説明する。図7(a)は第2の空吐出パルスを含む第2空吐出駆動波形の説明図、(b)は第1の空吐出パルスを含む第1空吐出駆動波形の説明図である。
図7(a)に示す第2空吐出駆動波形Pvbは、空吐出滴を吐出させる空吐出パルス(駆動パルス)である第2の空吐出パルスPbを含む空吐出駆動波形である。この第2空吐出駆動波形Pvbは、例えば、装置が長時間放置された後の固い増粘インクを排出させる空吐出動作(これを「一段目空吐出動作」という。)で使用する。
図7(b)に示す第1空吐出駆動波形Pvaは、空吐出滴を吐出させる空吐出パルスである第1の空吐出パルスPaを含む空吐出駆動波形である。ここで、第1空吐出駆動波形Pvaは、第2の空吐出パルスPbを含む第2空吐出駆動波形Pvbによる一段目空吐出動作に続いて、ノズル内に残った増粘インクをメニスカスを破壊することなく排出させる空吐出動作(これを「二段目空吐出動作」という。)で使用する。
これらの第1空吐出駆動波形Pvaを構成する第1の空吐出パルスPa、第2空吐出駆動波形Pvbを構成する第2の空吐出パルスPbは、いずれも、膨張波形要素(引き込み波形要素)a、保持波形要素b、収縮波形要素(押し込み波形要素)cを含む波形である。
膨張波形要素aは、中間電位(基準電位Ve)から所定のホールド電位まで立ち下がって、個別液室106を膨張させる。保持波形要素bは、膨張波形要素aで膨張された状態、即ちホールド電位を所定時間保持する。収縮波形要素cは、保持波形要素bで保持されたホールド電位から立ち上がって、保持波形要素cで保持された膨張状態から個別液室106を収縮させ、液滴を吐出させる。
なお、第1の空吐出パルスPa、第2の空吐出パルスPbのホールド電位はいずれの電圧V1にして、同じ電圧(波高値)としている。
ここで、第1の空吐出パルスPaの保持波形要素bによる保持期間(これを「パルス幅」ともいう。)はPwaとし、第2の空吐出パルスPbの保持波形要素bによる保持期間(パルス幅)はPwbとする。
そして、第1の空吐出パルスPaの保持波形要素cによる保持期間Pwaは、個別液室106のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、収縮波形要素cによる個別液室106の収縮開始タイミングが、個別液室106に対するリフィルによってメニスカスがノズル外側にせり出すタイミングになる期間としている。
この点について図8及び図9を参照して具体的に説明する。図8は個別液室を膨張させたときのメニスカス変位の説明に供する説明図、図9はパルス幅(保持期間)と滴速度及び滴量の関係の説明に供する説明図である。
まず、図8に示すように、時刻0で個別液室106を膨張させると、メニスカスはノズル内部へと引き込まれ、その後は、ヘルムホルツ共振周期(個別液室106の固有振動周期Tc)で振動しながら減衰する。これに加えて、個別液室106の膨張により、共通液室108からインク流路を通ってインクが個別液室106、ノズル104内に流入してくるため、ヘルムホルツ共振周期よりも長い周期(リフィル周期)のゆっくりとした減衰振動が、ヘルムホルツ共振周期の減衰振動に加わる。
次に、図9(a)、(b)に示すパルス幅Pwの第1ピークP1は、図8の時刻A、即ちメニスカスがノズル内部に最も引き込まれた直後に、個別液室106を収縮させて液滴を吐出させたときの滴速度と滴量を示している。
このとき、メニスカスの振動と合わせて、個別液室106を収縮させることで、吐出滴速度Vjを最大にすることができる。
一方、図9(a)、(b)に示すパルス幅Pwの第2ピークP2は、図8の時刻B、即ちメニスカスがノズル内部に引き込まれた時刻から、ヘルムホルツ共振周期一周期分が経過した後、メニスカスの振動に合わせて個別液室106を収縮させて液滴を吐出させたときの滴速度と滴量を示している。
このとき、時刻Bからヘルムホルツ共振周期一周期待った分だけメニスカスの振動が減衰しているので、第2ピークP2では第1ピークP1よりも、吐出滴速度Vjは遅くなる。しかし、このとき、リフィル振動、すなわち共通液室108からのインクの流入により、メニスカスの位置は外部側へせり出すため、第2ピークP2では第1ピークP1よりも吐出滴量Mjを大きくすることができる。
なお、図9(a)、(b)において、保持期間(パルス幅)Pwを、第1ピークP1から第2ピークP2に少しずつ変化させていくと、吐出速度及び滴量はP1からP2の区間の挙動を示す。
そこで、本実施形態では、一段目空吐出動作では、第1ピークP1となるタイミングで、すなわち、第1ピークP1を保持期間(パルス幅)Pwb(Pwb=P1)として、第2の空吐出パルスPbによって空吐出滴を吐出させることにより、勢いよく増粘インクを排出させる。これにより、長期間放置などで固まった増粘インクも排出することができる。
そして、二段目空吐出動作では、第2ピークP2となるタイミングで、すなわち、第2ピークP2を保持期間(パルス幅)Pwa(Pwa=P2)として、第1の空吐出パルスPaによって空吐出滴を吐出させることにより、滴速度を抑えながら、1パルス当たりの滴量は大きくする(増加する)。これにより、メニスカスを破壊することなく、最小限の時間で空吐出動作を完了することができる。
このように、ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを圧力発生手段に与え、第1の空吐出パルスは、個別液室を膨張させる膨張波形要素と、膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、保持波形要素で保持された膨張状態から個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、保持波形要素による保持期間は、個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、収縮波形要素による個別液室の収縮開始タイミングが、個別液室に対するリフィルによってメニスカスがノズル外側にせり出すタイミングになる期間である構成とすることで、メニスカスを破壊することなく、滴量を増加でき、回復時間の短縮化を図ることができる。
ここで、比較例について図10及び図11を参照して説明する。図10は比較例1の空吐出駆動波形の説明図、図11は比較例2の空吐出駆動波形の説明図である。
まず、比較例1の空吐出駆動波形Pvcは、図10(a)に示すように、4個の空吐出パルスPcを、パルス間隔Twで生成したものである。1つの空吐出パルスPcは、図10(b)に示すように、上記実施形態と同様、膨張波形要素a、保持波形要素b、収縮波形要素cで構成され、保持期間は期間Pwcである。
この比較例1の空吐出パルスPcの電圧(波高値)Vhは、印字用駆動波形の波高値よりも大きく、固い増粘インクを強制排出するのに充分な値に設定している。また、パルス間隔Twは、メニスカスの固有振動周期(共振周期)Tcの整数倍に設定し、前の空吐出パルスによって生じたメニスカスの振動を利用して次の空吐出滴を吐出させる。
これによって、長時間放置により、ノズル近傍のインクの乾燥が進み、固い状態となっている場合でも、個別液室内に強い圧力変動を与えて、強制的に固い増粘インクを排出することができる。しかも、複数の空吐出パルス構成とすることで、単パルスのみでは強制吐出できなかったとしても、後に続く空吐出パルスでノズル近傍に固着したインクを強制的に排出することができる。
ところが、ノズル近傍の固い増粘インクが排出された後は、ノズル内の増粘インクと共通液室からインク流路を通じて供給されてきたフレッシュなインクが混じり合い、ノズル近傍のインク粘度は徐々に低下していく。そのため、比較例1の空吐出パルスPcをそのまま使用した空吐出動作を続け、圧力発生手段に強い振動を与える駆動信号を与え続けると、メニスカスが壊れてしまうことになる。
そこで、比較例2では、ノズル近傍の固い増粘インク排出後は、メニスカスを壊さずにノズル内に残った増粘インクを排出させる空吐出動作に切り替えるようにしている。
つまり、空吐出動作初期の固い増粘インクを排出する段階では、図11(a)に示すように、比較例1と同様な空吐出パルスPcを含む空吐出駆動波形Pvcを使用する。この場合の空吐出パルスPcの電圧(波高値)V1は、前述したように印字用駆動波形の波高値よりも大きく、固い増粘インクを強制排出するのに充分な値に設定している。同様に、パルス間隔Twは固有振動周期Tcの整数倍にしている。
そして、固い増粘インクを排出した後には、図11(b)、(c)に示すような空吐出駆動波形Pvd1、Pvd2を使用した空吐出動作を行う。
空吐出駆動波形Pvd1は、パルス間隔Twを固有振動周期Tcの整数倍とし、波高値を電圧V2に低下させた(V1>V2)空吐出パルスPd1を含む波形である。また、空吐出駆動波形Pvd2は、電圧V1の複数の空吐出パルスPcのパルス間隔Twを反共振周期とした波形である。
ここで、図11(b)に示すように、波高値を小さくすることで、空吐出の滴速度が下がり、メニスカスを壊すことなく空吐出動作を行うことができる。しかしながら、波高値を小さくすると、滴速度とともに、1パルス当たりの滴量も落ちてしまうため、吐出滴数を増やす必要があり、回復までに時間を要することになる。
また、図11(c)に示すように、パルス間隔Twを反共振周期とする。つまり、滴吐出後の残留振動を抑えるタイミングで次の滴を吐出させることで、滴速度を下げることができ、メニスカスを壊すことなく空吐出動作を行うことができる。しかしながら、やはり滴速度とともに、1パルス当たりの滴量が落ちてしまうことになる。また、前の滴吐出後の残留振動を利用して次の滴を吐出させるため、短い周期で継続的に滴を吐出させることになり、排出量に対して供給不足となり、不吐出を引き起こすことになる。また、1パルス目は残留振動を利用することができないため、強い振動が伝わり、メニスカスの破壊が起こる。
このように、比較例2では、二段目空吐出動作で使用する空吐出駆動波形によって、いずれも、メニスカス破壊を防止できるものの、滴量が少なくなることによって、滴数を増やす必要があり、回復時間がかかるという問題がある。
これに対し、上記実施形態では、1空吐出パルス当たりの滴量を増加することができ、少ない滴数でも十分な回復を行うことができ、回復時間の短縮化を図れる。
次に、本発明の第2実施形態における空吐出駆動波形について図12を参照して説明する。
本実施形態の空吐出駆動波形Pvaは、1駆動周期内に、複数(この例では4個であるが、これに限らない。)の第1の空吐出パルスPbを含む波形である。
このように構成することで、1駆動周期当たりの吐出滴量を更に多くすることができ、短時間で空吐出動作を完了させることができる。
次に、本発明の第3実施形態における空吐出駆動波形について図13を参照して説明する。
ここでは、第2の空吐出パルスPbの波高値(電圧)V1と第1の空吐出パルスPaの波高値(電圧)V2とを異ならせて、V1>V2の関係にしている。
つまり、装置の環境温度とインクの増粘速度及びインク正常時粘度との関係は、図14になる。
この図14から分かるように、放置環境が高温環境の場合、飽和水蒸気量が多いため、ノズル近傍のインク増粘速度が速い。したがって、放置環境温度が高いほど、ノズル近傍のインクはより固く増粘する。一方、インク正常時粘度は高温ほど低い。
したがって、高温環境放置では、一段目空吐出動作で使用する第2の空吐出パルスPbの電圧値を大きくし、強い力で増粘インクを強制吐出する必要がある。しかし、ノズル近傍の固い増粘インク排出後、共通液室からインク流路を通じて流入してくるインクの粘度は低いため、二段目空吐出動作ではメニスカスの破壊が起こりやすく、他の温度環境よりもメニスカスの振動を抑える必要がある。
そこで、高温放置の場合には、V1>V2となるように設定し、メニスカスの破壊を防止する。なお、高温環境では、リフィルの振動も大きいため、電圧V2を多少下げても吐出滴量は充分確保することができる。
次に、本発明の第4実施形態における空吐出駆動波形について図15を参照して説明する。
本実施形態では、第1空吐出駆動波形Paは、複数の第1の空吐出パルスPaを含み、各第1の空吐出パルスPaの間隔(パルス間隔)T1は、ヘルムホルツ共振周期の整数倍としている。
つまり、図9(a)に示したように、第2ピークP2では第1ピークP1と比較すると、滴速度を半分程度にまで抑えることができる。二段目空吐出動作の開始時は、個別液室内の増粘インクの割合が、共通液室から供給されてくるフレッシュなインクよりも多い。そして、二段目空吐出動作によって増粘したインクの排出が進むと、個別液室内はフレッシュなインクの割合が増加していき、粘度が下がっていく。
したがって、二段目空吐出動作開始時は粘度が比較的高く、図9(a)に示す第2ピークP2を使用した1つの空吐出パルスPa(単パルス構成)では、メニスカスを振動させる力が弱く、滴を強制吐出できない場合がある。
そこで、本実施形態のように複数の第1の空吐出パルスPaで構成される空吐出駆動波形を使用する。そして、このとき、パルス間隔T1をヘルムホルツ共振周期の整数倍、すなわち前半の空吐出パルスで誘起されたメニスカス振動を共振させるタイミングで次の空吐出パルスを与えることで、滴を吐出させることが可能となる。
また、残留振動を利用することで、単パルスのときよりも吐出滴量を稼ぐことができ、個別液室内に残った増粘インクを効率よく排出することができる。
次に、本発明の第5実施形態における空吐出駆動波形について図16を参照して説明する。
本実施形態では、第1空吐出駆動波形Paは、複数の第1の空吐出パルスPaを含み、各第1の空吐出パルスPaの間隔(パルス間隔)T2は、ヘルムホルツ共振周期の(2n−1)/2倍(nは自然数)としている。
例えば、二段目空吐出動作の終盤などでは、増粘インクよりもフレッシュなインクの割合が多くなり、メニスカスは動きやすい状態となっている。また、高温環境においては、他の温度環境と比較するとフレッシュなインクの粘度が低いため、空吐出動作とともに急速に個別液室内のインク粘度は低下していく。
このような場合には、前記第4実施形態で説明したように、前の空吐出パルスによる残留振動を利用して空吐出滴を吐出させると、メニスカスを破壊してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態のような空吐出駆動波形を用いる。この空吐出駆動波形では、前の空吐出滴の吐出によって生じたメニスカスの振動を制振させるタイミングで次の空吐出パルスが与えられる。
これにより、メニスカスの振動を最小限に保ちながら滴を吐出させることができる。この場合、個々の空吐出パルスPbは、図9(b)に示すように、第2ピークP2を利用したパルスとなっているため、1空吐出パルス当たりの滴量は充分確保することができる。
次に、本発明の第6実施形態における空吐出駆動波形について図17を参照して説明する。
本実施形態では、複数(ここでは、8個であるが、これに限らない)の第1の吐出パルスPbを1つの空吐出パルス群PBとし、空吐出パルス群PB1、PB2のように、パルス群単位で与えている。
このとき、空吐出パルス群PBの間(例えばPB1とPB2の間)には、一定時間Tdの休止期間を設けている。この一定時間Tdの長さは、リフィル周期以上とする。
つまり、1つの空吐出パルス当たりの吐出滴量が大きいと、休止期間を設けずに、高周波で、連続的に吐出し続けた場合、共通液室側からのインクの供給が間に合わず、ノズル抜けを引き起こしてしまうことがある。
そこで、このような場合は、空吐出パルス群PBの間に、リフィル周期以上の休止期間(Td)を設けることで、この休止期間中に共通液室からインクが供給され、ノズル抜けを起こすことなく空吐出動作を行うことができる。
次に、上記実施形態における、第2空吐出駆動波形Pvb(第2の空吐出パルスPb)から第1空吐出駆動波形Pva(第1の空吐出パルスPa)への切替えタイミングについて図18も参照して説明する。
図18において、横軸はインクの粘度、縦軸は滴速度を示している。放置後のインク粘度が、粘度ρ1にまで増粘している場合、一段目空吐出動作(第2空吐出駆動波形Pvb:第2の空吐出パルスPb)によって、インク粘度はρ1→ρα→ρβと回復し、粘度の回復と共に滴速度が速くなる。
しかし、インク粘度が粘度ρβ以下になると、吐出滴速度が速すぎて(メニスカスの振動が大きすぎて)、インク溢れや気泡巻き込みといった不具合が生じることになる。
一方、第1空吐出駆動波形Pva(第1の空吐出パルスPa)を与える二段目空吐出動作では、第2空吐出駆動波形Pvbよりも滴速度が遅いので、粘度ρ1であるときには、第1空吐出駆動波形Pvaを与えても空吐出滴を吐出させることができない。
第1空吐出駆動波形Pva(第1の空吐出パルスPa)による空吐出は、インク粘度が粘度ρα以下であるときに可能となり、ρα→ρβ→ρ0と不具合を起こすことなく、インク粘度が完全に回復した状態まで戻すことができる。
以上より、第2空吐出駆動波形Pvb(第2の空吐出パルスPb)から第1空吐出駆動波形Pva(第1の空吐出パルスPa)への切替えタイミングは、インク粘度が粘度ραから粘度ρβになる間で行うのが好ましい。
ここで、上記のようにインク粘度が所定の粘度まで下がったか否かは、例えば次のようにして判別して、使用する空吐出駆動波形を切り替えることができる。
(1)閾値テーブルを使用する。
この場合には、一段目空吐出動作において、第2空吐出駆動波形Pvbによって所定の粘度低下を満たすだけ滴数の空吐出パルスを与えた後、二段目空吐出動作に移行して第1空吐出駆動波形Pvaに切り替える。
このとき、当該粘度低下を満たす滴数は予め測定しておき、例えば、放置時間、温度毎、湿度ごとに閾値テーブルとして備える。
この閾値テーブルの一例を図19に示している。この図18に示す閾値テーブルは、放置時間に応じて、空吐出滴の滴数を変化させるとともに、温度、湿度によって予め定めた駆動電圧の補正係数も保持しておき、駆動電圧も変化させるようにしている。なお、温度と駆動電圧補正係数の関係の一例を図20に示している。
(2)粘度検知手段を使用する。
ノズル内の粘度を検知する粘度検知手段を設けて、インク粘度を検知しながら、所定の検知粘度(前述した図18の粘度ρα)以下になったときに、二段目空吐出動作に移行して第1空吐出駆動波形Pvaに切り替える。
次に、第2空吐出駆動波形から第1空吐出駆動波形への切替え時の休止時間について図20を参照して説明する。
第2空吐出駆動波形Pvbの第2の空吐出パルスPbの終了時点から第1空吐出駆動波形Pvaの第1の空吐出パルスPaの開始時点までの間には、図21に示すように、所定の休止期間Thを設けている。
これは、一段目空吐出動作の最終の第2の空吐出パルスPbによるメニスカスの残留振動が二段目空吐出動作の開始時に残っていると、空吐出に悪影響、例えば、ノズルダウンやインク溢れなどを起こすおそれがある。そこで、残留振動がおさまる程度の時間Th(例えば約500μs以上)のインターバルを空けている。
ただし、一段目空吐出動作の最終の第2の空吐出パルスPbに続いて、時間Thを設けないで、第1の空吐出パルスPaの出力を開始することもできる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味である。被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
33 キャリッジ
34、34a、34b 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
103 ノズル板
104 ノズル
500 制御部
508 印刷制御部
509 ヘッドドライバ

Claims (9)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御手段と、を備え、
    前記ヘッド駆動制御手段は、
    前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
    前記保持波形要素による保持期間は、
    前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
    前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
    前記第1の空吐出パルスとは異なる波形であって、前記空吐出滴を吐出させる第2の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記第2の空吐出パルスに続いて与える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ヘッド駆動制御手段は、複数の前記第1の吐出パルスを与える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御手段と、を備え、
    前記ヘッド駆動制御手段は、
    前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
    前記保持波形要素による保持期間は、
    前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
    前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
    複数の前記第1の吐出パルスを空吐出パルス群として複数回与え、
    前記空吐出パルス群間の間隔は、液体供給周期に対応する時間以上の時間である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数の前記第1の空吐出パルスの間隔は、前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の整数倍である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 複数の前記第1の空吐出パルスの間隔は、前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の(2n−1)/2倍(nは自然数)である
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の空吐出パルスと前記第2の空吐出パルスとは、駆動電圧が同じ又は異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドと、
    前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御手段と、を備え、
    前記ヘッド駆動制御手段は、
    前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる複数の第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
    前記保持波形要素による保持期間は、
    前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
    前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
    複数の前記第1の空吐出パルスの間隔は、前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の整数倍、又は、前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の(2n−1)/2倍(nは自然数)である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドの前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御方法であって、
    前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
    前記保持波形要素による保持期間は、
    前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
    前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
    前記第1の空吐出パルスとは異なる波形であって、前記空吐出滴を吐出させる第2の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記第2の空吐出パルスに続いて与える
    ことを特徴とするヘッド駆動制御方法。
  9. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する液体吐出ヘッドの前記圧力発生手段に対して液滴を吐出させる駆動パルスを与えるヘッド駆動制御をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記ノズルから画像形成に寄与しない空吐出滴を吐出させる空吐出動作を行うとき、前記空吐出滴を吐出させる第1の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記個別液室を膨張させる膨張波形要素と、前記膨張波形要素で膨張された状態を保持する保持波形要素と、前記保持波形要素で保持された膨張状態から前記個別液室を収縮させる収縮波形要素と、を含み、
    前記保持波形要素による保持期間は、
    前記個別液室のヘルムホルツ共振周期の1周期分よりも長く、
    前記収縮波形要素による前記個別液室の収縮開始タイミングが、前記個別液室に対するリフィルによってメニスカスが前記ノズル外側にせり出すタイミングになる期間であり、
    前記第1の空吐出パルスとは異なる波形であって、前記空吐出滴を吐出させる第2の空吐出パルスを前記圧力発生手段に与え、
    前記第1の空吐出パルスは、前記第2の空吐出パルスに続いて与える
    ヘッド駆動制御をコンピュータに行わせる
    ことを特徴とするプログラム。
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