JP6127725B2 - テープ印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印字媒体となるテープに印字を行う機能を備えたテープ印字装置に関する。
従来、印字媒体となるテープに印字を行うテープ印字装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のプリンタは、オートカッター、紙ガイド面、及び突起部を有する。オートカッターは、情報が印刷された記録用紙を、所望の長さに切断して単票とする。紙ガイド面は、オートカッターの用紙搬送経路の下流側に位置し、単票の下面を規定する。突起部は、記録用紙の平面方向の通過領域より一段さがった段差を有するとともに、単票の紙幅方向中心部以外の領域に単票方向に突出する。単票は、上流側の切断面が紙ガイド面及び突起部よって、搬送される記録用紙の通過領域の一部を塞ぐように保持される。
特開2012−236378号公報
上記プリンタでは、紙ガイド面の搬送経路の延伸方向の長さが比較的短く設定されていた。このため、紙ガイド面の搬送経路の延伸方向の長さが比較的長い場合には上記条件を満たす突起部を設けても、単票がスムーズに排出されない場合が生じる。
本発明の目的は、複数のテープ幅のテープに印字を行う機能を備えたテープ印字装置において、テープを切断する位置から、排出口までの長さが比較的長い場合であっても、切断されたテープをより確実に排出可能にすることである。
本発明の一態様に係るテープ印字装置は、印字媒体となる巻回されたテープを収納したテープカセットを装着可能なカセット装着部と、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから排出され、所定の搬送経路に沿って案内された前記テープを切断可能な、前記テープの幅方向の一端側にヒンジ部を有するヒンジ式の切断手段と、前記搬送経路の延伸方向下流側に設けられ、前記切断手段によって切断された前記テープであるラベルを排出する排出口と、前記切断手段と、前記排出口との間に設けられた前記排出口側ほど下方に傾斜した面であって載置された前記ラベルを前記排出口に向けて案内する案内面と、前記案内面に設けられた凸部であって、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから延びるテープ幅が最小の前記テープである最小幅テープを、前記延伸方向に前記切断手段から最小長さ分だけ搬送した場合の当該最小幅テープを、前記搬送経路に対して垂直な方向から前記案内面に対して投影した場合の第一投影図形内となる位置に設けられた凸部である第一凸部と、前記案内面のうちの前記第一投影図形の外側となる部分であって、前記第一投影図形に対して前記ヒンジ部とは反対側となる部分に設けられた凸部である第二凸部とを備える。
本態様のテープ印字装置では、テープが切断されることによってできるラベルは、少なくとも第一凸部と案内面とによって支持される。本態様のテープ印字装置の案内面とラベルとの間の摩擦は、ラベルが案内面のみによって支持される場合に比べ小さい。したがって、本態様のテープ印字装置は、ラベルが案内面のみによって支持される場合にラベルが排出されやすい。一方、ヒンジ式の切断手段を備えるタイプのテープ印字装置では、切断手段から、テープの幅方向の一端側とは反対側の端点を基点として排出口側に向けて回転する力を受ける。つまり、テープが切断されることによってできるラベルは、テープの幅方向の一端側とは反対側の端点を基点として回転しつつ、案内面によって排出口まで案内されるので、直接排出口に向けて排出されない。切断手段から受ける力の影響は、テープ幅が狭い方が、テープ幅が太い場合に比べ大きく、またテープ長さが短い方が、テープ長さが長い場合に比べ大きい。切断手段から受ける力の影響が最も大きいラベルの条件は、テープ幅が最小で、且つ、テープ長さが最短のラベルである最小幅最短ラベルである。
本態様のテープ印字装置では、最小幅最短ラベルは、第一凸部と案内面とによって支持され、第二凸部に向けてスムーズに移動し、第二凸部に衝突する。衝突によって、最小幅最短ラベルの移動方向が是正され、最小幅最短ラベルは排出口に向けてスムーズに移動する。テープを切断する位置から、排出口までの長さが比較的長い場合に、切断手段から受ける力の影響が最大となる条件であっても、ラベルは排出口からスムーズに排出される。
本態様のテープ印字装置において、前記第二凸部は、前記案内面のうちの前記第一投影図形の外側となる部分であって、前記第一投影図形に対して前記ヒンジ部とは反対側となる部分、且つ、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから延びる前記テープ幅が最大の前記テープである最大幅テープを前記切断手段から最小長さ分だけ前記排出口に向けて搬送した場合の当該最大幅テープを、前記搬送経路に対して垂直な方向から前記案内面に対して投影した場合の第二投影図形内となる位置に設けられており、前記第二凸部の前記案内面に対する突出高さが最も大きい頂点は、前記第一凸部の前記案内面に対する突出高さが最も大きい頂点よりも前記搬送経路の前記延伸方向下流側にある
本態様のテープ印字装置では、最大幅テープをテープの長さが最短となるように切断した最大幅最短ラベルは、最小幅最短ラベルに比べ切断手段から受ける力の影響が小さい。つまり、最大幅最短ラベルは第一凸部と、第二凸部と、案内面とによって支持された状態で排出口に向けて移動する。第二凸部の位置は、最小幅テープを切断することによってできた最小幅最短ラベルを考慮して設定することができる。
本態様のテープ印字装置において、前記第一凸部の前記搬送経路の前記延伸方向の長さは、前記第二凸部の前記延伸方向の長さに比べ短く、前記第一凸部の前記案内面に対する突出高さは、前記第二凸部の前記案内面に対する突出高さに比べ低くてもよい。この場合のテープ印字装置は、最小幅最短ラベルを、より確実に第二凸部に衝突させることができる。最大幅最短ラベルが、第一凸部、第二凸部、及び案内面によって支持された場合、最大幅最短ラベルは幅方向の一端側ほど案内面に対する高さが低くなるように傾く。このため、テープ印字装置は、最大幅最短ラベルについても、切断手段から受ける力の影響を低減し、よりスムーズにラベルを排出口から排出させることができる。
本態様のテープ印字装置において、前記第一凸部と前記第二凸部とは各々、上に凸となる部位を1つ含み、前記第一凸部の前記延伸方向における前記排出口に最も近い面の、前記搬送経路の延設面に対する傾斜角度は、前記第二凸部の前記延伸方向における前記排出口に最も近い面の、前記延設面に対する傾斜角度よりも小さくてもよい。この場合のテープ印字装置では、最大幅最短ラベルが、第一凸部、第二凸部、及び案内面によって支持された場合、切断手段から受ける力の影響が低減されるので、よりスムーズにラベルを排出口から排出させることができる。
本態様のテープ印字装置において、前記第二凸部は前記幅方向の前記一端側に向けて前記案内面に対する突出高さが低くなる傾斜面を有することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のテープ印字装置。この場合のテープ印字装置では、最大幅最短ラベルが、第一凸部、第二凸部、及び案内面によって支持された場合、切断手段から受ける力の影響が低減されるので、よりスムーズにラベルを排出口から排出させることができる。
テープ印字装置1の斜視図である。 左カバー12を開いた状態のテープ印字装置1及びカセット装着部8に装着前のテープカセット30の斜視図である。 左カバー12を開いた状態のテープ印字装置1及びカセット装着部8に装着されたテープカセット30の左側面図である。 切断機構80の正面図である。 左カバー12を開いた状態の排出部99の周囲を拡大した部分拡大斜視図である。 排出部99の周囲を拡大した部分拡大正面図である。 図3の排出部99の周囲を拡大した部分拡大図である。 第一凸部130と、第二凸部140との拡大正面図である。 第一凸部130と、第二凸部140との拡大左側面図である。 第一凸部130の左側面図である。 最小幅最短ラベル98の排出経路を平面視で模式的に示す説明図である。 変形例の排出部199の周囲を拡大した部分拡大正面図である。
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の説明では、図1の右下側、左上側、左下側、右上側、上側、及び下側を、各々テープ印字装置1の右側、左側、前側、後ろ側、上側、及び下側とする。図2の右下側、左上側、左下側、右上側、上側、及び下側を、各々テープ印字装置1及びテープカセット30の上側、下側、前側、後ろ側、左側、及び右側とする。テープカセット30から供給される搬送経路C及び排出経路のテープカセット30側を上流といい、排出口20側を下流という。
図1から図11を参照して、テープ印字装置1について説明する。テープ印字装置1は、コンピュータ装置(例えば、パーソナルコンピュータ)と電気的に接続可能な、汎用のテープ印字装置である。テープ印字装置1は、コンピュータ装置から送信されるキャラクタ(文字、数字、及び図形等)のデータに基づいて、テープカセットから供給され、印字媒体となるテープにキャラクタの印字を行う。テープ印字装置1は、1台でサーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等、各種タイプのテープカセット30を使用可能である。テープカセット30はタイプに応じて内部に収容するテープの種類が異なる。テープの種類には、例えば、感熱紙テープ、印字テープ、両面粘着テープ、チューブテープ、フィルムテープがある。サーマルタイプのテープカセットは、感熱紙テープを備える。レセプタタイプのテープカセットは、印字テープとインクリボンとを備える。ラミネートタイプのテープカセットは、両面粘着テープとフィルムテープとインクリボンとを備える。チューブタイプのテープカセットは、熱収縮可能なチューブテープとインクリボンとを備える。以下の説明では、テープカセット30に収容されるテープの種類を総称する場合、又は何れかを特定しない場合には、単にテープという。テープカセット30に収納されるテープの属性(例えば、テープ幅、印字態様、テープの色、及び印字色等)を、総称してテープ属性という。
図1及び図2に示すように、テープ印字装置1は、略直方体形状の本体カバー2を備える。本体カバー2は、本体部11、左カバー12、右カバー13及び上カバー14を有する。図1では、本体部11は、左面側、右面側、及び上面側を、各々、左カバー12、右カバー13及び上カバー14によって覆われている。本体部11には、カセット装着部8、印字機構70、切断機構80、排出部99、及び電池収容部(図示外)が設けられている。カセット装着部8は、テープカセット30を着脱可能な部位である。印字機構70は、テープカセット30から供給されるテープ57に印字するよう構成された機構である。切断機構80は、印字機構70の下流側に設けられ、印字済みのテープ57を所定の長さで切断するよう構成された機構である。排出部99は、切断機構80によって切断されたテープであるラベルをテープ印字装置1の外部に排出するよう構成された部位である。カセット装着部8、印字機構70、切断機構80、及び排出部99は各々、本体部11の左側面側に設けられている。電池収容部は、テープ印字装置1に電力を供給する電池を収容可能な部位であり、本体部11の右側面側に設けられている。カセット装着部8、印字機構70、切断機構80、及び排出部99については後述する。
左カバー12は、左側面視矩形状のカバーである。左カバー12は、本体部11の左下部において前後方向に軸支され、図1に示す閉鎖位置と、図2及び図3に示す開放位置との間で回動可能である。左カバー12が図1に示す閉鎖位置にある場合、左カバー12は本体部11の左面側を覆う。左カバー12は、例えば、テープカセット30を着脱する場合に開放位置に移動される。右カバー13は、本体部11に着脱可能な右側面視矩形状である。右カバー13が本体部11に装着されている場合、右カバー13は、本体部11の右面側を覆う。右カバー13は、例えば、電池収容部(図示外)に電池を着脱する場合に操作される。上カバー14は、本体部11に着脱可能なカバーである。上カバー14の上面には、操作部3が設けられている。操作部3は、電源のオン及びオフを切り替える等の各種指示を入力する場合に操作される。
図2及び図3を参照して、カセット装着部8に装着可能なテープカセット30について説明する。図2に示すように、テープカセット30は、全体としては丸みを帯びた角部を有する略長方体状(箱型)のカセットケース31を備える。カセットケース31の形状は、後述する第一指標部800及び第二指標部(図示外)を除き、テープカセット30のタイプ及びテープ属性に関わらず、同一である。
カセットケース31は、左右方向に貫通した3つの支持孔64、65、及び68を備える。図3に示すように、支持孔64は、ローラ46を回転可能に支持する。ローラ46は、後述の可動搬送ローラ79とともに、カセットケース31から供給されるテープを所定の搬送経路C(図5参照)に沿って搬送する。支持孔65及び68の各々は、カセットケース31の内部に装着されるスプール類を回転可能に支持する。支持孔65は、テープが巻回されたスプール40を回転可能に支持する。支持孔68は、スプール42から供給されたテープを巻き取るためのスプール44を回転可能に支持する。カセットケース31は更に、左右方向に延設された支持孔66及び67を備える。支持孔66は、テープが巻回されたスプール41を回転可能に支持する。支持孔67は、テープが巻回されたスプール42を回転可能に支持する。カセットケース31は更に、後ろ下部に、左右方向に貫通した孔63を備える。スプール40から42の各々に巻回されるテープのテープ種類は、テープカセット30のタイプに応じて設定される。
図2に示すように、カセットケース31は、上面にテープカセット30のテープ属性の一部を示す第一指標部800を備える。第一指標部800は、テープカセット30のテープ属性の一部に応じて規定のパターンで設けられた少なくとも1つの孔部801を含む。各孔部801は、テープ印字装置1に設けられた第一検出部850(図3参照)が備える5つの検出スイッチ(図示略)のうち何れかに対応する位置に設けられる。よって、テープ印字装置1にテープカセット30が装着されると、検出スイッチは、第一指標部800によって選択的に押圧される。テープ印字装置1では、第一検出部850の検出スイッチのオン又はオフの組合せに基づいて、テープカセット30のテープ属性の一部が検出される。第一指標部800が示すテープ属性は、例えば、テープ幅である。テープ幅は、テープの長手方向に直交する、図2の幅方向Wの長さである。本実施形態のテープ印字装置1に装着可能なテープカセット30の最小テープ幅Wminは6mmであり、最大テープ幅Wmaxは24mmであるとする。
同様にカセットケース31の右壁の下部には、第二指標部(図示外)が設けられている。第二指標部は、第一指標部800で示されるテープ属性とは別のテープ属性(例えば、テープの色)に応じて規定のパターンで設けられた少なくとも1つの孔部を含む。第二指標部が備える各孔部は、図2に示すテープ印字装置1に設けられた第二検出部700が備える5つの検出スイッチ701のうち何れかに対応する位置に設けられる。よって、テープ印字装置1にテープカセット30が装着されると、検出スイッチ701は、第二指標部によって選択的に押圧される。テープ印字装置1では、このときの検出スイッチのオン又はオフの組合せに基づいて、テープカセット30のテープ属性が検出される。カセットケース31の前上部には、テープ57を切断機構80に向けて案内する排出案内部49が設けられている。
図2及び図3を参照して、カセット装着部8について説明する。図2に示すように、カセット装着部8は、テープカセット30を左右方向に着脱可能な領域である。カセット装着部8は、カセットケース31の右側面の形状と略対応するように凹設されている。カセット装着部8は、右下部に第二検出部700を備える。第二検出部700は、5つの検出スイッチ701が左方に突出している。前述のように、テープカセット30がカセット装着部8に装着されると、検出スイッチ701はテープカセット30の右面側に設けられた第二指標部(図示外)と対向する。
カセット装着部8は、右方から左方に伸びる軸95、100、110、及び120を備える。軸95は、カセット装着部8の上側の前後方向中央部に立設されている。図3に示すように、軸95は、テープカセット30のスプール44に挿入可能な軸体である。軸100は、軸95の前方に立設されている。軸100は、テープカセット30のローラ46に挿入可能な軸体である。軸110は、軸100の下後方に立設されている。軸110は、テープカセット30の支持孔65に挿入可能な軸体である。軸120は、カセット装着部8の後ろ下部に立設されている。軸120は、テープカセット30の孔63に挿入可能な軸体である。
図3を参照して、印字機構70について説明する。印字機構70は、カセット装着部8から供給されるテープに、コンピュータ装置(図示外)から送信されるデータに基づいて印字を行うよう構成された機構である。印字機構70は、ヘッドホルダ74を備える。ヘッドホルダ74は、カセット装着部8の上部に立設されている。ヘッドホルダ74は、前後方向に延びる1枚の板状部材によって形成されている。ヘッドホルダ74の上面には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド10が設けられている。
印字機構70は、ヘッドホルダ74の上側に、前後方向に延びるアーム状のプラテンホルダ122を備える。プラテンホルダ122は、本体部11によって軸支部121を中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダ122の前部には、プラテンローラ78及び可動搬送ローラ79が回転可能に軸支されている。プラテンローラ78は、サーマルヘッド10に相対して、サーマルヘッド10と接離可能である。可動搬送ローラ79は、テープカセット30のローラ46に相対して、ローラ46と接離可能である。カセット装着部8の裏側(右側)には、ステッピングモータであるテープ駆動モータ(図示外)が配置されている。軸95及びローラ46は、各々複数のギア(図示外)を介してテープ駆動モータに接続されており、テープ駆動モータの駆動に伴って回転するよう構成されている。
左カバー12が閉鎖位置にある場合、プラテンホルダ122は印字位置に向けて移動する。印字位置では、プラテンホルダ122がカセット装着部8に近接する。具体的には、レセプタタイプのテープカセット30がカセット装着部8に装着されている場合、プラテンローラ78が印字テープとインクリボン(図示外)とを介してサーマルヘッド10を押圧する。同時に、可動搬送ローラ79がテープ57を介してローラ46を押圧する。軸95、ローラ46、プラテンローラ78、及び可動搬送ローラ79の回転に伴って、テープカセット30内の印字テープ及びインクリボンが搬送経路Cに沿って搬送する。サーマルヘッド10によってインクリボンを使用してテープへの印字が行われる。
図3及び図4を参照して切断機構80について説明する。切断機構80は、印字済みのテープ57を所定の長さで切断し、ラベルを生成するよう構成された公知のヒンジ式の切断機構である。所定の長さは、例えば、コンピュータ装置から送信されるデータによって規定される。切断機構80は、前後方向において、カセット装着部8と、排出部99との間に設けられている。図4に示すように、切断機構80は、固定刃81、可動刃82、ヒンジ部83、支持板84、及びモータ90を備える。固定刃81は、左右方向に伸び、上側に刃部85を有する。可動刃82は、正面視略V字状をなし、刃部86、柄部87、屈曲部88、及び伝達部89を備える。刃部86は、柄部87の下側に形成され、固定刃81の刃部85に相対している。屈曲部88は、柄部87と、伝達部89とを連結する屈曲した部位である。屈曲部88には、ヒンジ部83が設けられている。可動刃82は、ヒンジ部83を支点として回動可能なように支持板84に支持されている。モータ90は、支持板84の前面に固定され、可動刃82を回動させるよう駆動する。モータ90の駆動力は、支持板84の背面に設けられたギヤ部(図示外)を介して可動刃82の伝達部89に伝達され、可動刃82を回転駆動させる。可動刃82を回転駆動によって、刃部85と、刃部86との間で挟まれたテープ57が切断される。
図3及び図5から図7を参照して排出部99について説明する。排出部99は、排出口20を備え、切断機構80と排出口20との間に設けられた部位である。排出部99は、切断機構80によって生成されたラベルを、排出口20からテープ印字装置1の外部に排出する。図3及び図5に示すように、排出口20は、テープ57の搬送経路Cの延伸方向D上に正面視左右方向に長い矩形状に設けられている。図6に示すように、排出部99は、面21から26を備える。面21から26は各々、排出部99の下側、左側、右側、上側、右下側、右上側に設けられた面である。図7に示すように、少なくとも、面21及び面24は、前後方向の位置に応じて水平面に対する傾斜角度が異なる。前後方向において最も切断機構80に近い部位である範囲R1では、面21は前斜め上側に傾斜している。前後方向において範囲R1と連続する範囲R2では、面21は水平面と略平行である。前後方向において範囲R2と連続する範囲R3では、面21は前斜め下に傾斜している。同様に、前後方向において範囲R1及び範囲R2では、面24は前斜め下に傾斜している。前後方向において範囲R3では、面24は前斜め上に傾斜している。面21のうち、範囲R3の前斜め下に傾斜した面を案内面27といい、範囲R2の略水平な面を水平面28という。案内面27には、第一凸部130及び第二凸部140が設けられ、水平面28には、上面151から153を備える第三凸部150が設けられている。第三凸部150は、テープ搬送時のテープと面21との間の摩擦を軽減できる。案内面27は、切断機構80と、排出口20との間に水平面28に対して傾斜して設けられ、重力を利用してラベルを排出口20に案内する。案内面27の排出口20に向かう長手方向の長さLFは、テープ57の最小長さLminよりも長い。第一凸部130、第二凸部140及び第三凸部150は、各々上に凸なる部位を1つずつ含む。
図5から図11を参照して、案内面27に設けられた第一凸部130及び第二凸部140について説明する。図5及び図6に示すように、第一凸部130は、第一投影図形171内となる位置に設けられた案内面27から上方に突出した凸部である。第一投影図形171は、第一基準テープを搬送経路Cに対して垂直な方向から案内面27に対して投影した図形である。第一基準テープは、カセット装着部8に装着されたテープカセット30から延びるテープ幅が最小のテープである最小幅テープを、搬送経路Cの延伸方向に図7に示す最小長さLmin分だけ搬送した場合のテープである。本実施形態の最小テープ幅Wminは6mmであり、最小長さLminは24.5mmである。最小長さLminの値は、サーマルヘッド10と、切断機構80との間の距離である、ヘッド・カッタ間距離Lhc(図示略)で決まり、通常は距離Lhcより後余白長さ分大きくなる。後余白長さは、テープの後ろ側に設定される余白の、延伸方向Dの長さである。本実施形態では、テープカセット30から伸びるテープは、テープの幅方向の中心がテープ幅によらず同じになるように搬送される。本実施形態の第一投影図形171は、案内面27の左右方向中央部に投影される。第一投影図形171によって囲まれる領域は、図6において斜線の網掛けで示す領域である。本実施形態の第一凸部130は、第一投影図形171内の領域のうち、案内面27と、水平面28との境界付近であって、幅方向Wにおいて第一投影図形の中央線M(図11参照)上に設けられている。
第二凸部140は、案内面27のうち、第一投影図形171の外側となる部分であって、第一投影図形171に対して切断機構80のヒンジ部83とは反対側となる部分に設けられている。図6に示すように、本実施形態のテープ印字装置1では、切断機構80のヒンジ部83は案内面27の右部に設けられている。したがって、第二凸部140は、案内面27のうち、第一投影図形171の外側となる部分であって、第一投影図形171に対して左側となる領域に設けられている。
本実施形態では特に、第二凸部140は、上記条件に加え、第二投影図形172内となる条件を満たす位置に設けられている。第二投影図形172は、第二基準テープを搬送経路Cに対して垂直な方向から案内面27に対して投影した図形である。第二基準テープは、カセット装着部8に装着されたテープカセット30から延びるテープ幅が最大のテープを、搬送経路Cの延伸方向Dに図7に示す最小長さLmin分だけ搬送した場合のテープである。本実施形態の最大テープ幅Wmaxは24mmである。上記条件を満たす第二凸部140が設けられる領域は、図6において斜めの格子状の網掛けで示す領域である。
このように第二凸部140の設置位置を決定するのは、次の2つの事項を考慮したものである。1つ目は、テープ印字装置1では、最大幅テープを切断することによってできたラベルは、テープの長さが最短の場合であっても、切断機構80から受ける力の影響が比較的小さいことである。以下では最大幅テープを切断することによってできるテープの最小長さLminのラベルを最大幅最短ラベルという。最小幅テープを切断することによってできるテープの長さLminのラベルを最小幅最短ラベルという。図6において斜めの格子状の網掛けで示す領域に第二凸部140を設けたテープ印字装置1では、最大幅最短ラベルは、第一凸部130と、第二凸部140と、案内面27とによって支持された状態で排出口20に向けて移動する。テープ印字装置1では、案内面27と最大幅最短ラベルとの間の摩擦は、ラベルが案内面27のみによって支持される場合に比べ小さい。したがって、テープ印字装置1は、ラベルが案内面27のみによって支持される場合に比べ最大幅最短ラベルが排出されやすい。
2つ目は、第一凸部130と、第二凸部140との間隔が広くなりすぎることを抑制して、より最小幅最短ラベルをスムーズに排出させるためである。つまり、上記のように図6において斜めの格子状の網掛けで示す領域に第二凸部140の位置を設定することによって、最小幅最短ラベルの移動方向を是正するのに適した位置に第二凸部140を配置することができる。
本実施形態のテープ印字装置1の、案内面27の延伸方向Dの長さは、最小長さLminよりも長い。ラベルと案内面27との間の摩擦力を考慮して、本実施形態では、ラベルを排出口20から排出しやすくするために、第一凸部130及び第二凸部140の各々は、次のように形成されている。
図9に示すように、第一凸部130の搬送経路Cの延伸方向Dの長さL1は、第二凸部140の延伸方向Dの長さL2に比べ短く、第一凸部130の案内面27に対する突出高さH1は、第二凸部140の案内面27に対する突出高さH2に比べ低い。第一凸部130の最も上方に位置する部位及び第二凸部140の最も上方に位置する部位は、テープ57の搬送経路Cの上下方向の位置を超えない。テープ印字装置1は、最小幅最短ラベルを、より確実に第二凸部140に衝突させることができる。最大幅最短ラベルが、第一凸部130、第二凸部140、及び案内面27によって支持された場合、最大幅最短ラベルは幅方向のヒンジ部83側(本実施形態では右側)ほど案内面27に対する高さが低くなるように傾く。この場合、最大幅最短ラベルには、右側に向かう力が作用する。このため、テープ印字装置1は、最大幅最短ラベルについても、切断機構80から受ける力の影響を低減させることができ、長さL1が長さL2に比べ長い場合、又は突出高さH1が突出高さH2に比べ高い場合に比べ、スムーズにラベルを排出口20から排出させることができる。
第一凸部130は左側面視、逆V字状の形状である。第一凸部130の後ろ側の上面132は、略水平である。第一凸部130の前側の上面131は、搬送経路Cの延設面Fに対して傾斜している。本実施形態では、搬送経路Cの延設面Fは、水平面と略平行である。同様に第二凸部140は左側面視、逆V字状の形状である。第二凸部140の後ろ側の上面142は、略水平である。第二凸部140の前側の上面141は、搬送経路Cの延設面Fに対して傾斜している。第一凸部130の延伸方向Dにおける搬送経路Cの延設面Fに対する傾斜角度A1は、第二凸部140の延伸方向Dにおける延設面Fに対する傾斜角度A2よりも小さい。
ここで傾斜角度A1は、上面131の延設面Fに対する角度であり、傾斜角度A2は、上面141の延設面Fに対する角度である。このように第一凸部130及び第二凸部140の形状を定めるのは、次の理由による。即ち、ラベルが排出口20に案内される過程において、第一凸部130及び第二凸部140の上面のうち、排出口20に最も近い上面が、第一凸部130及び第二凸部140と当接するラベルの延設面Fに対する傾斜角度に最も大きく影響するからである。このように傾斜角度A1及びA2を設定することで、テープ印字装置1では、最大幅最短ラベルが、第一凸部130、第二凸部140、及び案内面27によって支持された場合、テープがカット時に受ける回転力を是正することができる。このため、テープ印字装置1は、傾斜角度A1が傾斜角度A2以上である場合に比べ、スムーズにラベルを排出口20から排出させることができる。
図8に示すように、第二凸部140は幅方向Wにおけるヒンジ部83がある側に向けて案内面27に対する突出高さが低くなる傾斜面143を有する。これにより、最大幅最短ラベルが、第一凸部130、第二凸部140、及び案内面27によって支持された場合、最大幅最短ラベルは幅方向のヒンジ部83側(本実施形態では右側)ほど案内面27に対する高さが低くなるように傾く。このようにすることで、テープ印字装置1では、最大幅最短ラベルが、第一凸部130、第二凸部140、及び案内面27によって支持された場合、最大幅最短ラベルが切断機構80から受ける力の影響が低減される。したがって、テープ印字装置1は、傾斜面がない場合に比べ、スムーズにラベルを排出口20から排出させることができる。
図3、図10及び図11を参照して、ラミネートタイプのテープカセット30がカセット装着部8に装着され、最小幅最短ラベルを生成する場合を例にテープ印字装置1における印字実行時の動作について簡単に説明する。軸100を介して回転駆動されるローラ46が、可動搬送ローラ79との協働によって、スプール41に巻き付けられたフィルムテープ(図示外)を引き出す。また、軸95を介して回転駆動されるスプール44が、印字スピードと同期してスプール42から未使用のインクリボン(図示外)を引き出す。スプール41から引き出されたフィルムテープは、スプール42の外側を通過しながら搬送経路Cに沿って搬送される。更に、フィルムテープはその表面にインクリボンが重合された状態で、サーマルヘッド10とプラテンローラ78との間に搬送される。このとき、サーマルヘッド10は、インクリボンを使用して、フィルムテープの印字面に対してキャラクタを印字する。
その後、使用済みのインクリボンは印字済みのフィルムテープから剥がされ、スプール44に巻き取られる。一方、ローラ46と可動搬送ローラ79との協働によって、スプール40から両面粘着テープ(図示外)が引き出される。両面粘着テープは、ローラ46と可動搬送ローラ79との間に案内されて巻き込まれながら、印字済みのフィルムテープの印字面に重ねられて貼着される。両面粘着テープが貼着されたフィルムテープ(つまり、テープ57)は、更に排出口20に向かって所定長さ搬送され、切断機構80によって切断される。
図11に模式的に示すように、切断機構80によって切断されてできた最小幅最短ラベル98には、矢印97方向の力が加わる。これによって、最小幅最短ラベル98は、平面視時計回りに回転する。第一凸部130は、第一投影図形171のうち、水平面28と案内面27の境界に比較的近い部分を含む領域の左右方向の中心線M上に形成されている。これにより図11に示すように、最小幅最短ラベル98は、切断機構80から矢印97方向の力を受けて幅方向Wのヒンジ部83とは逆側の端点Pを中心に矢印97方向に回転した状態であっても、確実に第一凸部130に当接する。つまり、第一凸部130は、第一投影図形171内の領域のうち、端点Pを中心に第一基準テープが第二凸部140と干渉するまで矢印97方向に回転した第一基準テープを、搬送経路Cに対して垂直な方向から案内面27に対して投影した図形と重なる領域内にある。
図10に示すように、第一凸部130の上面と当接したラベルの搬送経路Cの延設面Fに対する傾斜角度A4は、案内面27の搬送経路Cの延設面Fに対する傾斜角度A3よりも大きくなる。これによって、最小幅最短ラベル98に加わる排出口20に向かう力が大きくなり、最小幅最短ラベル98が排出口20の外に移動されやすくなる。第二凸部140と衝突した最小幅最短ラベル98は移動方向が是正され、矢印96で示す方向に移動する。これによって、案内面27の長さLFが、長さLminよりも長い場合であっても、最小幅最短ラベル98は、案内面27に貼り付いてしまうことなく、排出口20がテープ印字装置1から排出される。
上記テープ印字装置1において、カセット装着部8、ヒンジ部83、切断機構80、排出口20、案内面27、第一凸部130、第二凸部140及び傾斜面143は各々、本発明のカセット装着部、ヒンジ部、切断手段、排出口、案内面、第一凸部、第二凸部及び傾斜面に相当する。
テープ印字装置1では、テープが切断されることによってできるラベルは、少なくとも第一凸部130と案内面27とによって支持される。テープ印字装置1の案内面27とラベルとの間の摩擦は、ラベルが案内面27のみによって支持される場合に比べ小さい。したがって、テープ印字装置1は、ラベルが案内面27のみによって支持される場合にラベルが排出されやすい。
一方、ヒンジ式の切断機構80を備えるタイプのテープ印字装置1では、切断機構80から、テープの幅方向Wにおいてヒンジ部83がある側とは反対側の端点を基点として排出口20側に向けて回転する力を受ける。つまり、テープ57が切断されることによってできるラベルは、直接排出口20に向けて排出されない。切断機構80から受ける力の影響は、テープ幅が狭い方が、テープ幅が太い場合に比べ大きく、またテープ長さが短い方が、テープ長さが長い場合に比べ大きい。切断機構80から受ける力の影響が最も大きいラベルの条件は、最小幅最短ラベルである。テープ印字装置1では、最小幅最短ラベルは第一凸部130と案内面27とによって支持された状態で、第二凸部140に向けてスムーズに移動し、第二凸部140に衝突する。衝突によって、最小幅最短ラベルの移動方向は是正され、最小幅最短ラベルは排出口20に向けてスムーズに移動する。テープ57を切断する位置、即ち、切断機構80の刃の位置から、排出口20までの長さが比較的長い場合に、切断機構80から受ける力の影響が最大となる条件であっても、ラベルは排出口20からスムーズに排出される。
本発明のテープ印字装置は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の(A)から(D)までの何れかの変形が適宜加えられてもよい。
(A)テープ印字装置に装着可能なテープカセットのタイプ、収容可能なテープの種類及び構成は適宜変更されてよい。例えば、テープ幅の最小値と最大値との各々は適宜変更されてよい。テープ印字装置のテープ装着部の構成は、テープカセットの構成に応じて適宜変更されてよい。テープの最小長さLminは適宜変更されてよい。
(B)テープ印字装置の切断機構のヒンジ部の配置はテープの幅方向の一方端側にあればよく、第一凸部及び第二凸部の右側でも左側でもよい。第二凸部の配置は、ヒンジ部の配置に応じて適宜変更されてよい。
(C)第一凸部の配置は、第一投影図形内であればよい。最小幅最短ラベルが切断機構から受ける力を考慮して、ラベルが生成された場合に最小幅最短ラベルと当接する可能性が高い領域を、実験又はシミュレーション結果に基づき求め、その領域に第一凸部が設けられてもよい。第一凸部130の案内面27に対する突出高さH1、延伸方向Dの長さL1、及び延設面Fに対する傾斜角度A1の条件を含む第一凸部130の形状は、適宜変更されてよい。上記実施形態では、第一凸部130と、第三凸部150とは、独立して設置されてもよい。
(D)第二凸部の配置は、第一投影図形の外側であって、第一投影図形に対して切断機構のヒンジ部とは反対側となる部分に設けられればよい。この条件を満たせば、第二投影図形の外側となる部分に設けられてもよい。図12に示す変形例の排出部199のように、第一投影図形の外側であって、第一投影図形171に対して切断機構のヒンジ部とは反対側となる部分に複数の第二凸部140及び160が設けられてもよい。図12では、図6に示す上記実施形態のテープ印字装置1と同様な部材には同じ符号を付与し、同様な部材の説明は省略する。この場合の第二凸部160の形状は第一凸部130及び第二凸部140の形状、及びラベルの大きさ等を考慮して適宜設定されればよい。第二凸部140の案内面27に対する突出高さH2、延伸方向Dの長さL2、延設面Fに対する傾斜角度A2、及び傾斜面143の形状の条件を含む第二凸部140の形状は、適宜変更されてよい。このため、例えば、第一凸部130の搬送経路Cの延伸方向Dの長さL1は、第二凸部140の延伸方向Dの長さL2に比べ短くてもよいし、短くなくてもよい。同様に、第一凸部130の案内面27に対する突出高さH1は、第二凸部140の案内面27に対する突出高さH2に比べ低くてもよいし、低くなくてもよい。
1 テープ印字装置
2 本体カバー
8 カセット装着部
20 排出口
21 面
27 案内面
28 水平面
80 切断機構
83 ヒンジ部
99 排出部
130 第一凸部
140 第二凸部
143 傾斜面
171 第一投影図形
172 第二投影図形

Claims (4)

  1. 印字媒体となる巻回されたテープを収納したテープカセットを装着可能なカセット装着部と、
    前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから排出され、所定の搬送経路に沿って案内された前記テープを切断可能な、前記テープの幅方向の一端側にヒンジ部を有するヒンジ式の切断手段と、
    前記搬送経路の延伸方向下流側に設けられ、前記切断手段によって切断された前記テープであるラベルを排出する排出口と、
    前記切断手段と、前記排出口との間に設けられた前記排出口側ほど下方に傾斜した面であって載置された前記ラベルを前記排出口に向けて案内する案内面と、
    前記案内面に設けられた凸部であって、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから延びるテープ幅が最小の前記テープである最小幅テープを、前記延伸方向に前記切断手段から最小長さ分だけ搬送した場合の当該最小幅テープを、前記搬送経路に対して垂直な方向から前記案内面に対して投影した場合の第一投影図形内となる位置に設けられた凸部である第一凸部と、
    前記案内面のうちの前記第一投影図形の外側となる部分であって、前記第一投影図形に対して前記ヒンジ部とは反対側となる部分、且つ、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットから延びる前記テープ幅が最大の前記テープである最大幅テープを前記切断手段から最小長さ分だけ前記排出口に向けて搬送した場合の当該最大幅テープを、前記搬送経路に対して垂直な方向から前記案内面に対して投影した場合の第二投影図形内となる位置に設けられた凸部である第二凸部と
    を備え
    前記第二凸部の前記案内面に対する突出高さが最も大きい頂点は、前記第一凸部の前記案内面に対する突出高さが最も大きい頂点よりも前記搬送経路の前記延伸方向下流側にあることを特徴とするテープ印字装置。
  2. 前記第一凸部の前記搬送経路の前記延伸方向の長さは、前記第二凸部の前記延伸方向の長さに比べ短く、前記第一凸部の前記案内面に対する突出高さは、前記第二凸部の前記案内面に対する突出高さに比べ低いことを特徴とする請求項に記載のテープ印字装置。
  3. 前記第一凸部と前記第二凸部とは各々、上に凸となる部位を1つ含み、
    前記第一凸部の前記延伸方向における前記排出口に最も近い面の、前記搬送経路の延設面に対する傾斜角度は、前記第二凸部の前記延伸方向における前記排出口に最も近い面の、前記延設面に対する傾斜角度よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のテープ印字装置。
  4. 前記第二凸部は前記幅方向の前記一端側に向けて前記案内面に対する突出高さが低くなる傾斜面を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のテープ印字装置。
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