JP6124645B2 - リチウム二次電池の電極用結着剤、該結着剤を用いて製造された電極を使用したリチウム二次電池 - Google Patents
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Description
(B成分)がトリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、それらのオキシアルキレン誘導体又はそれらの多価アルコール及びオキシアルキレン誘導体と多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、若しくは多価カルボン酸エステルからのエステル化合物を含有することを特徴とする、リチウム二次電池の電極用結着剤を第1の要旨とする。
前記(B成分)がカーボネートポリオール、芳香環を有するポリエステルポリオール、及び/または芳香環を有するポリエーテルポリオールを含有する事が好ましい。
前記(A成分)が脂環族系及び/または芳香族系イソシアネートを含有することが好ましい。
本発明の第2の要旨は前記リチウム二次電池の電極用結着剤を用いた電極を使用するリチウム二次電池である。
すなわち、本発明者らは、集電体に対する密着性が高くてプレス加工時に剥離が生じることがなく、高い柔軟性を有し、結着性及び耐電解液性に優れた結着剤を得るために鋭意研究を重ねた。その研究の過程で(A成分)ポリイソシアネート、(B成分)2個以上の活性水素基を有する化合物、(C成分)1個以上の活性水素基と親水性基を有する化合物、及び(D成分)鎖伸長剤、からなるポリウレタン水分散体を含有するリチウム二次電池の電極用結着剤であって、前記(D成分)がアルコキシシラン誘導体を含有するポリウレタン水分散体を使用した電極用結着剤により所期の目的を達成することを見出し、本発明に到達した。
本発明のリチウム二次電池の電極用結着剤は、(A成分)ポリイソシアネート、(B成分)2個以上の活性水素基を有する化合物、(C成分)1個以上の活性水素基と親水性基を有する化合物、及び(D成分)鎖伸長剤、からなるポリウレタン水分散体であって、前記(D成分)がアルコキシシラン誘導体を含有するポリウレタン水分散体を含有するものである。
親水性基としては、アニオン性親水基、カチオン性親水基、ノニオン性親水基が挙げられ、具体的にはアニオン性親水基としては、カルボキシル基及びその塩、スルホン酸基及びその塩が、カチオン性親水基としては、第三級アンモニウム塩、第四級アンモニウム塩が、ノニオン性親水基としては、エチレンオキシドの繰り返し単位からなる基、エチレンオキシドの繰り返し単位とその他のアルキレンオキシドの繰り返し単位からなる基等が挙げられる。
[ポリウレタン水分散体の合成]
(合成例1)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにニューポールBPE−20NK(三洋化成社製、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、平均水酸基価360mgKOH/g、活性水素基数2)100質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート174.2質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量4.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、エチレンジアミン(活性水素基数2)6.1質量部,及びN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Aを得た。
(合成例2)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにニューポールBPE−20NK(三洋化成社製、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、平均水酸基価360mgKOH/g、活性水素基数2)100質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート174.2質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量4.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)7.0質量部,及び3-アミノプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−903)14.7質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Bを得た。
(合成例3)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにニューポールBPE−20NK(三洋化成社製、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、平均水酸基価360mgKOH/g、活性水素基数2)100質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート144.2質量部、ジフェニルメタンジイソシアネート30.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量4.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)7.0質量部,及び3-アミノプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−903)14.7質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Cを得た。
(合成例4)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにクラレポリオールP−1020(クラレ社製、3−メチル−1,5−ペンタンジオールとテレフタル酸からなるポリエステルポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、エチレンジアミン(活性水素基数2)4.2質量部,及びN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Dを得た。
(合成例5)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにPCDL T−4671(旭化成ケミカルズ社製、1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、エチレンジアミン(活性水素基数2)4.2質量部,及びN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Eを得た。
(合成例6)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにPCDL T−4671(旭化成ケミカルズ社製、1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)4.8質量部,及びN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Fを得た。
(合成例7)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにPCDL T−4671(旭化成ケミカルズ社製、1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)4.8質量部,及び3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−803)13.0質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Gを得た。
(合成例8)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにPCDL T−4671(旭化成ケミカルズ社製、1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)161.7質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、イソホロンジイソシアネート112.5質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、4,4’―ジアミノ―ジフェニルメタン(活性水素基数2)13.7質量部,及びN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.40質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Hを得た。
(合成例9)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにETERNACOLL UM−90 (1/3)(宇部興産社製、1,6−ヘキサンジオールと1,4−シクロヘキサンジメタノールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価125mgKOH/g、活性水素基数2)141.9質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート132.3質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、エチレンジアミン(活性水素基数2)4.2質量部,及びN―2―(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Iを得た。
(合成例10)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにクラレポリオールC−1065N(クラレ社製、1,9−ノナンジオールと2−メチル−1,8−オクタンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、エチレンジアミン(活性水素基数2)4.2質量部,及びN―2―(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈したアミン水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Jを得た。
(合成例11)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにクラレポリオールC−1065N(クラレ社製、1,9−ノナンジオールと2−メチル−1,8−オクタンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)145.2質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート129.0質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.3%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3質量部加え中和後、水900質量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)9.5質量部,及び3-イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBE−9007)15.0質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Kを得た。
(合成例12)
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、クラレポリオールP−1020(クラレ社製、3−メチル−1,5−ペンタンジオールとテレフタル酸からなるポリエステルポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)147.0重量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5重量部、N−メチルジエタノールアミン(活性水素基数2)14.5重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート 129.0重量部、およびメチルエチルケトン200重量部を加え、75℃で4時間反応させて不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。次に、この溶液を45℃まで冷却し、ジメチル硫酸15.3重量部を加えて四級化した後、水900重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散させ、N―2―(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え鎖伸長反応を1時間行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Lを得た。
(合成例13)
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、PCDL T−4671(旭化成ケミカルズ社製、1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを構成成分とするポリカーボネートポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)147.0重量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5重量部、N−メチルジエタノールアミン(活性水素基数2)14.5重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート 129.0重量部、およびメチルエチルケトン200重量部を加え、75℃で4時間反応させて不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。次に、この溶液を45℃まで冷却し、ジメチル硫酸15.3重量部を加えて四級化した後、水900重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散させ、エチレンジアミン(活性水素基数2)4.2質量部、及びN―2―(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン株式会社製、製品名:KBM−603)7.4質量部を水100重量部で希釈した水溶液を加え鎖伸長反応を1時間行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Mを得た。
(合成例14)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにPolyTHF1000(BASF社製、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)181.7質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート92.5質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.8%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3重量部加え中和後、水900重量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、水(活性水素基数2)により、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Nを得た。
(合成例15)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにクラレポリオールP―1010(商品名、クラレ社製、3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸からなるポリエステルポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)181.7質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)9.5質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート92.5質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量3.8%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3重量部加え中和後、水900重量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。続いて、ジエチレントリアミン(活性水素基数3)7.8質量部を水100重量部で希釈したアミン水溶液を加え、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Oを得た。
(合成例16)
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにクラレポリオールP―1010(商品名、クラレ社製、3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸からなるポリエステルポリオール、平均水酸基価110mgKOH/g、活性水素基数2)212.9質量部、トリメチロールプロパン(活性水素基数3)0.3質量部、ジメチロールプロピオン酸(活性水素基数2)16.3質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート70.5質量部、メチルエチルケトン200質量部を加え、75℃で4時間反応させ、不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量2.2%であるウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミンを12.3重量部加え中和後、水900重量部を徐々に加えてホモジナイザーを使用し乳化分散させた。水(活性水素基数2)により、1時間鎖伸長反応を行った。これを減圧、50℃下、脱溶剤を行い、不揮発分約30%のポリウレタン水分散体Pを得た。
[ポリウレタン水分散体の評価]
得られたポリウレタン水分散体に関する各測定に際しては、下記方法を用いた。また、その結果を表1に示す。
(ポリウレタン水分散体の不揮発分の重量)
JIS K 6828に準じて測定した。
(ポリウレタン樹脂の酸価、ウレタン結合量、ウレア結合量)
ウレタン樹脂の合成時の仕込量および反応後の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量から算出した。
[負極の作製]
(負極1)
負極活物質として、天然黒鉛100g、導電剤としてカーボンブラック0.5g(Timcal社製、Super−P)と増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤としてポリウレタン水分散体Aの30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように負極スラリーを調製した。この負極スラリーを塗工機で厚み10μmの電解銅箔上にコーティングを行い、120℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、負極活物質7mg/cm2の負極1を得た。
(負極2〜11、負極14〜17)
前記ポリウレタン水分散体Aを下記表2に記載のポリウレタン水分散体、SBRに変更した以外は負極1と同様の方法で作成した。
(負極12〜13)
負極活物質として、天然黒鉛100g、導電剤としてカーボンブラック0.5g(Timcal社製、Super−P)と増粘剤としてヒドロキシエチルセルロース(HEC)(ダイセル化学、品名:HECダイセル SP900)1重量%水溶液100g、結着剤として表2に記載のポリウレタン水分散体の30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように負極スラリーを調製した。この負極スラリーを塗工機で厚み10μmの電解銅箔上にコーティングを行い、120℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、負極活物質7mg/cm2の負極を得た。
(負極18)
負極活物質として、SiO(平均粒径4.5μm、比表面積5.5m2/g)100g、導電剤としてカーボンブラック5g(Timcal社製、Super−P)と増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤としてポリウレタン水分散体Aの30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように負極スラリーを調製した。この負極スラリーを塗工機で厚み10μmの電解銅箔上にコーティングを行い、120℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、負極活物質2.5mg/cm2の負極を得た。
(負極19)
前記ポリウレタン水分散体AをSBRに変更した以外は負極18と同様の方法で作成した。
(負極20)
負極活物質として、Li4Ti5O12100g、導電剤としてカーボンブラック5g(Timcal社製、Super−P)と増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤としてポリウレタン水分散体Eの30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように負極スラリーを調製した。この負極スラリーを塗工機で厚み10μmの電解銅箔上にコーティングを行い、120℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、負極活物質9.7mg/cm2の負極を得た。
(負極21)
前記ポリウレタン水分散体AをSBRに変更した以外は負極20と同様の方法で作成した。
[正極の作製]
(正極1)
正極活物質であるLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を7.8g、結着剤としてポリフッ化ビニリデン6g、分散媒としてN−メチル−2−ピロリドン61.3gを遊星型ミキサーで混合し、固形分65%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質13.8mg/cm2の正極を得た。
(正極2〜3)
正極活物質であるLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を7.8g、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤として表2に記載のポリウレタン水分散体の30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質13.8mg/cm2の正極を得た。
(正極4)
正極活物質であるLiMn2O4100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を5g、結着剤としてポリフッ化ビニリデン6g、分散媒としてN−メチル−2−ピロリドン59.8gを遊星型ミキサーで混合し、固形分65%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質22mg/cm2の正極を得た。
(正極5)
正極活物質であるLiMn2O4100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を5g、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤としてポリウレタンン水分散体Jの30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質22mg/cm2の正極を得た。
(正極6)
正極活物質であるLiFePO4100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を5g、結着剤としてポリフッ化ビニリデン6g、分散媒としてN−メチル−2−ピロリドン135.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分45%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質14.5mg/cm2の正極を得た。
(正極7)
正極活物質であるLiFePO4100g、導電剤としてカーボンブラック(Timcal社製、Super−P)を5g、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(第一工業製薬製、品名:セロゲンWS―C)2重量%水溶液100g、結着剤としてポリウレタン水分散体Cの30重量%溶液6.7gを遊星型ミキサーで混合し、固形分50%になるように正極スラリーを調製した。この正極スラリーを塗工機で厚み20μmのアルミニウム箔上にコーティングを行い、130℃で乾燥後、ロールプレス処理を行い、正極活物質14.5mg/cm2の正極を得た。
得られた電極について以下の項目について評価を実施した。評価結果を下記表3に示す。
(結着性評価)
上記で得られた電極の塗工面を外側に180度折り曲げて戻した後に、塗工面の活物質の脱落程度(脱落部分の面積が全体に占める割合)を目視で判断した。
評価基準:
5点:0%脱落
4点:25%脱落
3点:50%脱落
2点:75%脱落
1点:100%脱落
(耐電解液性評価)
上記で得られた電極をEC(エチレンカーボネート)/PC(プロピレンカーボネート)/DMC(ジメチルカーボネート)/EMC(エチルメチルカーボネート)/DEC(ジエチルカーボネート)=1/1/1/1/1(vol)の混合溶剤に60℃、7日後浸漬後の塗膜外観を目視で判断した。
評価基準
○ :塗膜に変化無し
△ :塗膜に膨れ数点発生
× :塗膜が剥がれる。
上記で得られた正極、負極を下記表4のように組み合わせて、電極間にセパレータとしてポリオレフィン系(PE/PP)セパレータを挟んで積層し、各正負極に正極端子と負極端子を超音波溶接した。この積層体をアルミラミネート包材に入れ、注液用の開口部を残しヒートシールした。正極面積18cm2、負極面積19.8cm2とした注液前電池を作製した。次にエチレンカーボネートとジエチルカーボネート(30/70vol比)とを混合した溶媒にLiPF6(1.0mol/L)を溶解させた電解液を注液し、開口部をヒートシールし、評価用電池を得た。
作製したリチウム二次電池について、20℃における性能試験を行った。試験方法は下記の通りである。試験結果を表5に示す。
(セルインピーダンス)
セルインピーダンスは、インピーダンスアナライザー(ZAHNER社製)を用いて、周波数1kHzでの抵抗値を測定した。
(充放電サイクル特性)
充放電サイクル特性は、以下の条件で測定した。
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2或いはLiMn2O4、負極活物質として天然黒鉛を使用した場合は、1C相当の電流密度で4.2VまでCC(定電流)充電を行い、続いて4.2VでCV(定電圧)充電に切り替え、1.5時間充電したのち、1C相当の電流密度で2.7VまでCC放電するサイクルを20℃で300サイクル行い、このときの初回1C放電容量に対する300サイクル後1C放電容量比を1C充放電サイクル保持率とした。
正極活物質としてLiFePO4、負極活物質として天然黒鉛を使用した場合は、1C相当の電流密度で4.0VまでCC(定電流)充電を行い、続いて4.0VでCV(定電圧)充電に切り替え、1.5時間充電したのち、1C相当の電流密度で2.0VまでCC放電するサイクルを20℃で300サイクル行い、このときの初回1C放電容量に対する300サイクル後1C放電容量比を1C充放電サイクル保持率とした。
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、負極活物質としてLi4Ti5O12を使用した場合は、1C相当の電流密度で2.9VまでCC(定電流)充電を行い、続いて2.9VでCV(定電圧)充電に切り替え、1.5時間充電したのち、1C相当の電流密度で1.0VまでCC放電するサイクルを20℃で300サイクル行い、このときの初回1C放電容量に対する300サイクル後1C放電容量比を1C充放電サイクル保持率とした。
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、負極活物質としてSiOを使用した場合は、1C相当の電流密度で4.2VまでCC(定電流)充電を行い、続いて4.2VでCV(定電圧)充電に切り替え、1.5時間充電したのち、1C相当の電流密度で2.7VまでCC放電するサイクルを20℃で50サイクル行い、このときの初回1C放電容量に対する50サイクル後1C放電容量比を1C充放電サイクル保持率とした。
Claims (4)
- (A成分)ポリイソシアネート、(B成分)2個以上の活性水素基を有する化合物、(C成分)1個以上の活性水素基と親水性基を有する化合物、及び(D成分)鎖伸長剤、からなるポリウレタン水分散体を含有するリチウム二次電池の電極用結着剤であって、前記(D成分)がアルコキシシラン誘導体を含有し、
(B成分)がトリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、それらのオキシアルキレン誘導体又はそれらの多価アルコール及びオキシアルキレン誘導体と多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、若しくは多価カルボン酸エステルからのエステル化合物を含有することを特徴とする、
リチウム二次電池の電極用結着剤。 - 前記(B成分)がカーボネートポリオール、芳香環を有するポリエステルポリオール、及び/または芳香環を有するポリエーテルポリオールを含有する事を特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池の電極用結着剤。
- 前記(A成分)が脂環族系及び/または芳香族系イソシアネートを含有することを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載のリチウム二次電池の電極用結着剤。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載されたリチウム二次電池の電極用結着剤を用いた電極を使用することを特徴とするリチウム二次電池。
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