JP6123981B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両の側面衝突時等にドアパネルが車室側に侵入した際に乗員の保護をより的確に行うことができる車両のドア構造に関する。
車両に対して側面からの衝突が生じた場合、ドアの外側から外力が加えられ、ドアパネルが変形してドアトリムが車室側に変位し、ドアトリムが乗員に当接して荷重が作用することになる。ドアトリムが乗員に当接した際には、乗員に過剰な荷重が作用することなく、最小限の荷重を受ける状態にすることが重要である。
ドアトリムが乗員に激しく当接する場合、腹部や胸部は傷害に至る可能性があるため、比較的耐性が高い腰部の周りに当接させて乗員を拘束する、即ち、ドアトリムの変形に応じて乗員を移動させることが望ましい。このため、ドアトリム(ポケット部)を乗員の腰部横、特に、骨盤骨格において寛骨臼後方の腸骨中心付近に突出させ、腰部を拘束して乗員を保護する技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
乗員の腰部を的確に保護するためには、骨盤に対する荷重の負担は、寛骨臼及び腸骨の両方の衝撃を低減する必要があり、腸骨にドアトリムの衝撃が入力することは好ましいこととはいえない。従って、特に、骨盤の耐性が低い乗員に対して、骨盤に対する荷重の負担を十分に軽減することができず、乗員の腰部を的確に保護できていないのが現状であった。
このため、比較的耐性が高い腰部の周りにドアトリムを当接させる場合であっても、更に、耐性が高い部位にドアトリムを当接させて乗員を拘束する構造が望まれている。このためには、ドアトリムの変位に対し、限られたスペースでの構造で、所望の部位を乗員側に変位させる構造が有効となる。
特開2007−30563号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、外部からの入力に対しドアパネルの車室側の所望の部位を相対的に突出した状態にすることで、限られたスペースであっても、乗員に対する荷重をより的確に低減した状態で乗員を押すことができる(拘束することができる)車両のドア構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車両のドア構造は、ドアトリムに設けられ車室の反対側に退避動自在な退避蓋部と、前記車室の反対側から前記車室側への入力に応じて、前記退避蓋部を退避動作させる退避動作手段とを備え、前記退避蓋部は、乗員が着座した際の腰部に対応する部位のドアトリムに設けられ、一端縁部が回動自在に前記ドアトリムに支持され、前記退避動作手段は回転板であり、前記退避動作手段は、ドアアウタパネルからドアインナパネルを貫通して前記ドアトリムとの間に設けられ、前記ドアアウタパネルに一端縁が支持されると共に、前記退避蓋部の他端縁部に他端縁が保持される一方、前記退避蓋部の前記一端縁部の回動中心軸と平行な回転中心軸周りで中央部が前記ドアインナパネルに支持され、前記ドアアウタパネルが車室側に変位した際に、変位に応じて前記退避蓋部を退避動作させることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、車室の外側から内側に向けて入力があった際に、退避動作手段により退避蓋部が車室の反対側に退避動作され、退避蓋部以外の部位が相対的に押し出された状態にされ、乗員の所望の位置に当接して乗員が押されて拘束される。
つまり、車室の外側から内側に向けて入力があった際に、乗員の腰部に対応する部位の退避蓋部が車室の反対側に退避動作され、相対的に押し出された状態の退避蓋部以外の部位(腰部に対応しない部位)が乗員の所望の位置に当接して乗員が押されて拘束される。
そして、外部からドアアウタパネルに入力があった場合、例えば、側突時の場合、ドアアウタパネルからドアインナパネルを貫通してドアトリムとの間に設けられた退避動作手段により、ドアアウタパネルの変位に応じて退避蓋部が退避動作する。
また、外部からドアアウタパネルに入力があった場合、回転板がドアインナパネルの部位を中心に回転し、退避蓋部の他端縁部が回転板の他端縁を介して回動し、退避蓋部の他端縁部が車室と反対側に移動して退避動作する。
このため、限られたスペースであっても、ドアパネルの車室内側の所望の部位が押し出された状態にされ、乗員に対する荷重をより的確に低減した状態で乗員を押すことが可能になる(拘束することが可能になる)。従って、乗員の骨盤に対する荷重の負担を軽減し、腰部を的確に保護することが可能になる。
退避蓋部の他端縁部と回転板の他端縁との関係は、物理的に接続した状態で支持することができる。これにより、退避蓋部の他端縁部が回転板の他端縁により直接退避動作される。
また、ドアトリムに対して退避蓋部を退避方向に付勢支持し、ドアトリムの裏側から退避蓋部の他端縁部に回転板の他端縁を支える構造にすることができる。これにより、回転板がドアインナパネルの部位を中心に回転して回転板の他端縁が退避方向に移動した際に、退避蓋部が付勢力により回動して他端縁部が回転板の他端縁に追従して退避動作される。
また、請求項2に係る本発明の車両のドア構造は、請求項1に記載の車両のドア構造において、前記乗員の大腿部に対応する部位の前記ドアトリムの前記車室と反対側には、衝撃吸収部材が備えられていることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、大腿部に対応する部位が相対的に押し出された状態になり、衝撃吸収部材により乗員の大腿部に当接し、乗員が押されて拘束される。
衝撃吸収部材としては、衝撃を緩衝する機能を有する発泡樹脂を用いることが可能である。また、ドアポケット等のように、衝撃の反力を受けることができる構造体を用いることが可能である。
また、請求項3に係る本発明の車両のドア構造は、請求項2に記載の車両のドア構造において、前記退避動作手段は、前記退避蓋部を退避動作させる際に、前記衝撃吸収部材を連動して前記車室側に突出させることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、退避蓋部が退避動作した際に、衝撃吸収部材が連動して車室側に突出し、衝撃吸収部材を確実に乗員の大腿部に当接させることができる。
本発明の車両のドア構造は、外部からの入力に対しドアパネルの車室側の所望の部位を相対的に突出した状態にすることで、限られたスペースであっても、乗員に対する荷重をより的確に低減した状態で乗員を押すことが可能になる(拘束することが可能になる)。
本発明の第1実施例に係る車両のドア構造を適用した後部ドアの車室内側からの側面図である。 乗員と後部ドアの関係を説明する概略平面図である。 回転板の概略構成図である。 車室の外側(側面)から入力があった際の概略平面図である。 本発明の第2実施例の概略平面図である。 本発明の第3実施例の概略平面図である。 本発明の第4実施例の概略平面図である。
図1から図4に基づいて本発明の車両のドア構造の第1実施例を説明する。
図1には本発明の第1実施例に係る車両のドア構造を適用した後部ドアの車室内側からの側面視、図2には乗員と後部ドアの関係を説明する概略平面視状況、図3には回転板の概略構成、図4には車室の外側(側面)から入力があった際の概略平面視状況を示してある。
図1、図2に基づいてドアの構造を説明する。
図1、図2に示すように、後部ドア(ドア)1はドアインナパネル2及びドアアウタパネル3により構成され、ドア1の車室4側には、即ち、ドアインナパネル2の内側には、ドアトリム5が取り付けられている。リヤシート(シート)7に乗員8が着座した際の腰部9の前方側の大腿部10の位置に対応して、ドアトリム5とドアインナパネル2との間には(ドアトリム5の裏側には)、発泡樹脂等で形成された衝撃吸収部材11が備えられている。
シート7に乗員8が着座した際の腰部9の位置に対応してドアトリム5には開口部12が形成され、開口部12は退避蓋部としての退避蓋13で覆われている。退避蓋13はドアインナパネル2側に退避自在に備えられ、退避蓋13は退避動作手段14により退避動作される。
退避蓋13は、車両前方側の上下方向に延びる回動中心軸S1を中心に回動自在にドアトリム5に支持されている。即ち、退避蓋13は、前側の一端縁部13aが回動中心軸S1を中心に回動自在にドアトリム5に支持され、回動中心軸S1を中心に車両後方側の縁(他端縁部13b)が車幅方向の外側(ドアインナパネル2側)に向けて回動自在(退避動作自在)とされている。退避蓋13は、例えば、ばね部材により退避動作方向に回動付勢されている。
図2、図3に示すように、退避蓋13の裏側のドアインナパネル2には窓部15が形成され、ドアインナパネル2には窓部15を貫通してドアアウタパネル3からドアトリム5に亘り退避動作手段14としての回転板16が備えられている。ドアアウタパネル3に回転板16の前側の一端縁16aが支持され、退避蓋13の他端縁部13bの裏側に回転板16の後側の他端縁16bが保持される。
そして、回転板16は中央部がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。即ち、回転板16は、回動中心軸S1と平行な回転中心軸P1を中心に中央部がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。
通常時、回転板16は、例えば、規制部材や回転付勢部材により、時計回り方向の回転が規制され、退避蓋13を退避動作方向に抗した状態に保持している。図4に示すように、外部からの入力Wにより(例えば、側突により)、ドアアウタパネル3が車室4側に変位した場合、回転板16の時計回り方向の回転規制が解除され、回転板16が回転中心軸P1を中心に時計回り方向に回転し、退避蓋13が退避動作方向に付勢回動される。
尚、退避蓋13を退避動作方向に回動付勢するように構成し、退避蓋13の他端縁部13bの裏側に回転板16の他端縁16bを当接させて保持しているが、退避蓋13の他端縁部13bの裏側に回転板16の他端縁16bを物理的に支持し(例えば、回動自在且つ摺動自在に支持し)、回転板16の回転力により退避蓋13を回動させることも可能である。
例えば、側突により、車室4の外側から内側に向けて入力Wがあった際に、退避蓋13が回動中心軸S1を中心に回動し、車室4の反対側に退避動作される。退避蓋13が退避動作されたことにより、退避蓋13以外の部位(腰部9に対応する部位以外の部位)である大腿部10に対応する部位(衝撃吸収部材11の部位:所望の部位)が相対的に押し出された状態にされる。
このため、側突等により、車室4の外側から内側に向けて入力Wがあった際に、ドアインナパネル2とドアトリム5の間が限られた狭いスペースであっても、ドアトリム5(ドアパネルの車室内側)の大腿部10に対応する部位が押し出された状態になる。このため、側突等の際に、ドアトリム5を乗員8の大腿部10に積極的に当接させて乗員8を拘束することができる。従って、乗員8の骨盤に対する荷重の負担を軽減し、腰部9を的確に保護することが可能になる。
図5から図7に基づいて本発明の車両のドア構造の他の実施例を説明する。
図5から図7には本発明の車両のドア構造の他の実施例(第2実施例から第4実施例)において乗員と後部ドアの関係を説明する概略平面視状況を示してあり、各図の(a)は車室の外側(側面)からの入力がない場合、(b)は車室の外側(側面)から入力があった場合である。尚、図1から図4に示した部材と同一部材には同一符号を付してある。
図5に基づいて第2実施例を説明する。
図5(a)に示すように、ドアトリム5には開口部12が形成され、開口部12は退避蓋部としての退避蓋21で覆われている。退避蓋21は、車両後方側の上下方向に延びる回動中心軸S2を中心に回動自在にドアトリム5に支持されている。
即ち、退避蓋21は、後側の一端縁部21aが回動中心軸S2を中心に回動自在にドアトリム5に支持され、回動中心軸S2を中心に車両前方側の縁(他端縁部21b)が車幅方向の外側(ドアインナパネル2側)に向けて回動自在(退避動作自在)とされている。退避蓋21は、例えば、ばね部材により退避動作方向に回動付勢されている。
退避蓋21の裏側のドアインナパネル2には窓部15が形成され、ドアインナパネル2には窓部15を貫通してドアアウタパネル3からドアトリム5に亘り回転板22(退避動作手段)が備えられている。ドアアウタパネル3に回転板22の後側の一端縁22aが支持され、退避蓋21の他端縁部21bの裏側に回転板22の前側の他端縁22bが保持される。
そして、回転板22は中央部がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。即ち、回転板22は、回動中心軸S2と平行な回転中心軸P2を中心に中央部がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。通常時、回転板22は、例えば、規制部材や回転付勢部材により、反時計回り方向の回転が規制され、退避蓋21を退避動作方向に抗した状態に保持している。
図5(b)に示すように、外部からの入力Wにより(例えば、側突により)、ドアアウタパネル3が車室4側に変位した場合、回転板22の反時計回り方向の回転規制が解除され、回転板22が回転中心軸P2を中心に反時計回り方向に回転し、退避蓋21が退避動作方向に付勢回動される。
このため、側突等により、車室4の外側から内側に向けて入力Wがあった際に、ドアトリム5(ドアパネルの車室内側)の大腿部10に対応する部位を押し出した状態にすることができ、側突等の際に、乗員8の骨盤に対する荷重の負担を軽減し、腰部9を的確に保護することが可能になる。
図6に基づいて第3実施例を説明する。
図6(a)に示すように、ドアトリム5には、乗員8の腰部9から大腿部10に対応して開口部25が形成されている。大腿部10に対応する部位の開口部25のドアインナパネル2との間には、断面四角形状のドアポケット26が車室側に突出動自在に配されている。腰部9に対応する部位の開口部25は退避蓋部としての退避蓋27で覆われている。
退避蓋27は、ドアポケット26のドアトリム面の後側に備えられた上下方向に延びる回動中心軸S3を中心に回動自在に支持されている。即ち、退避蓋27は、回動中心軸S3を中心に車両後方側の縁(他端縁部27b)が車幅方向の外側(ドアインナパネル2側)に向けて回動自在(退避動作自在)とされている。退避蓋27は、例えば、ばね部材により退避動作方向に回動付勢されている。
退避蓋27の裏側のドアインナパネル2には窓部28が形成され、ドアインナパネル2には窓部28を貫通してドアアウタパネル3からドアトリム5に亘り回転板29(退避動作手段)が備えられている。回転板29は断面L字型に形成され、ドアアウタパネル3に回転板29のL字角部29cが当接している。また、ドアポケット26の裏側に回転板29の前側の一端縁29aが支持され、退避蓋27の他端縁部27bの裏側に回転板29の後側の他端縁29bが保持される。
そして、回転板29は他端縁29bとL字角部29cの間がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。即ち、回転板29は、回動中心軸S3と平行な回転中心軸P3を中心に他端縁29bとL字角部29cの間がドアインナパネル2に回動自在に支持されている。通常時、回転板29は、例えば、規制部材や回転付勢部材により、時計回り方向の回転が規制され、退避蓋27を退避動作方向に抗した状態に保持している。
図6(b)に示すように、外部からの入力Wにより(例えば、側突により)、ドアアウタパネル3が車室4側に変位した場合、ドアアウタパネル3を介して、回転中心軸P3を中心に回転板29が時計回り方向に回転する。回転板29の回転によりドアポケット26が車室側に突出すると同時に、回転板29の他端縁29bによる退避蓋27の裏側の保持が解放され(裏側から外される)、退避蓋27が退避動作方向に付勢回動される。
このため、側突等により、車室4の外側から内側に向けて入力Wがあった際に、ドアトリム5(ドアパネルの車室内側)の大腿部10に対応する部位のドアポケット26が押し出されると同時に、退避蓋27が退避動作される。従って、乗員8の大腿部10に対応する部位をドアポケット26で確実に拘束すると同時に、退避蓋27の退避で骨盤に対する荷重の負担を軽減し、腰部9をより的確に保護することが可能になる。
図7に基づいて第4実施例を説明する。
図7に示した第4実施例は、図6に示した第3実施例の構成に対し、ドアポケット26の形状が相違する。このため、ドアポケット26以外の部材には同一符号を付してある。
即ち、図7(a)に示すように、ドアポケット31は六角筒状とされ、車室側のトリム面を形成する車室面部32と、回転板29の前側の一端縁29aが支持される裏面部33とを有している。そして、車室面部32と裏面部33との間の前後に、前後分割面部34a、34bが互いに折り曲げられた状態で設けられている。
図7(b)に示すように、外部からの入力Wにより(例えば、側突により)、ドアアウタパネル3が車室4側に変位した場合、ドアアウタパネル3を介して、回転中心軸P3を中心に回転板29が時計回り方向に回転する。回転板29の回転によりドアポケット31が車室側に突出すると同時に、回転板29の他端縁29bによる退避蓋27の裏側の保持が解放され(裏側から外される)、退避蓋27が退避動作方向に付勢回動される。
ドアポケット31は、車室側に突出する過程で、前後分割面部34a、34bがそれぞれ平面状態になるように回動し、断面四角状態に変形して大きく押し出されて乗員8の大腿部10に当接し、乗員8が押されて拘束される。
このため、限られたスペースのドアポケット31の構造体を最大限に用いて、ドアパネルの車室側の所望の部位(大腿部10に対応する部位)を大きく変位させ、乗員8に対する荷重をより的確に低減した状態で乗員8を押すことが可能になる(拘束することが可能になる)。従って、乗員の骨盤に対する荷重の負担を軽減し、腰部9をより的確に保護することが可能になる。
上述した実施例では、側突時にドアパネルの退避蓋を退避させて相対的に所望の部位を突出した状態にすることができる。このため、乗員に対する荷重を的確に低減した状態で乗員を拘束することが可能になる。退避蓋を退避させる部位を腰部に対応する部位とすることで、特に、骨盤の耐性が低い乗員に対して、骨盤に対する荷重の負担を十分に軽減した状態で腰部を的確に保護することが可能になる。
上述した実施例は後部のドア構造を例に挙げて説明したが、乗員保護構造を備える車両用ドアであれば、車両前部、後部に限らず本願発明のドア構造を適用することが可能である。
本発明は、車室の外側から内側に入力があった際に、乗員の保護をより的確に行うことができる車両のドア構造の産業分野で利用することができる。
1 後部ドア(ドア)
2 ドアインナパネル
3 ドアアウタパネル
4 車室
5 ドアトリム
7 リヤシート
8 乗員
9 腰部
10 大腿部
11 衝撃吸収部材
12、25 開口部
13、21、27 退避蓋
14 退避動作手段
15、28 窓部
16、22 回転板
26、31 ドアポケット
32 車室面部
33 裏面部
34 前後分割面部

Claims (3)

  1. ドアトリムに設けられ車室の反対側に退避動自在な退避蓋部と、
    前記車室の反対側から前記車室側への入力に応じて、前記退避蓋部を退避動作させる退避動作手段とを備え、
    前記退避蓋部は、
    乗員が着座した際の腰部に対応する部位のドアトリムに設けられ、
    一端縁部が回動自在に前記ドアトリムに支持され、
    前記退避動作手段は回転板であり、
    前記退避動作手段は、ドアアウタパネルからドアインナパネルを貫通して前記ドアトリムとの間に設けられ、前記ドアアウタパネルに一端縁が支持されると共に、前記退避蓋部の他端縁部に他端縁が保持される一方、前記退避蓋部の前記一端縁部の回動中心軸と平行な回転中心軸周りで中央部が前記ドアインナパネルに支持され、前記ドアアウタパネルが車室側に変位した際に、変位に応じて前記退避蓋部を退避動作させる
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 請求項1に記載の車両のドア構造において、
    前記乗員の大腿部に対応する部位の前記ドアトリムの前記車室と反対側には、衝撃吸収部材が備えられている
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  3. 請求項2に記載の車両のドア構造において、
    前記退避動作手段は、
    前記退避蓋部を退避動作させる際に、前記衝撃吸収部材を連動して前記車室側に突出さ
    せる
    ことを特徴とする車両のドア構造。
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