JP6123702B2 - 光書込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光書込み装置及び画像形成装置に関し、特に、装置の大型化を招くことなく高解像度化を図る技術に関する。
近年、画像形成装置の小型化と低コスト化を目的として、有機LED(OLED: Organic Light Emitting Diode。有機ELとも云う。)を用いた光書込み装置(PH: Print Head)が提案されている。OLEDは、OLEDに駆動電流を供給する薄膜トランジスター(TFT: Thin Film Transistor)と同一基板上に形成することができるので、光書込み装置の低コスト化を図ることができる。
しかしながら、OLEDは、累積発光時間やその間の発光強度に応じて発光光量が低下する。このため、OLEDを光書込み装置に適用すると、書き込む画像によってOLED毎の累積発光時間やその間の発光強度が異なるため、画素毎に光量の低下の程度に差が生じて、画質を劣化させるおそれがある。
このような問題に対して、OLEDに駆動電流を供給するTFTのゲート電圧を調整することによって、OLEDの光量を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)このようにすれば、OLED間の光量のバラツキや経時変化を補正することができる。
同様に、環境温度に起因する光量の低下についても、ゲート電圧を調整することによって、OLEDを同一光量で発光させることができる。
特開2006−056010号公報
OLEDを同一光量で発光させるためには、累積発光時間や環境温度による光量低下の度合いに応じて、駆動電流量と印加電圧とを調整する必要がある。このため、上記従来技術においては、OLEDの経時劣化や環境温度の変動、初期特性のバラツキ等による光量低下を補償すること考慮して電源電圧を高めに設定した電源を用いる。光量低下が無い場合や少ない場合には、余剰の電圧はTFTを用いて吸収する。
従来技術に係る電源電圧の設定値が16Vである場合を例に挙げて説明する。OLEDが発光するために必要な発光最小電圧の設計値が6Vである場合、図15に示されるように、環境温度に起因する光量の変動を補償するために2V、OLEDの初期の特性バラツキを補償するために2V、及びOLEDの寿命までに発生する経時劣化を補償するために3Vを、OLEDの印加電圧の変動幅として見積もる必要がある。
これらの変動幅を積算した13VがOLEDの最大印加電圧であり、更に、TFTを動作させるために印加するソース−ドレイン間電圧VDSとして3Vを加えると、OLEDを駆動するために必要な電源電圧は16Vとなる。
この16Vを固定電圧源から常時供給すると、OLEDに最小印加電圧は6Vであるので、TFTのソース−ドレイン間電圧VDSは最大10Vに達する(図16を参照)。このため、ソースドレイン間電圧VDSとして10Vを印加しても破壊されない耐圧を有するTFTを選択しなければならない。
図12は、TFTのソース−ドレイン間耐圧と実効チャネル長の最小値との関係を示すグラフである。チャネル長とはTFTを構成するチャネル層の長さであり、チャネル長が長いほどソース−ドレイン間耐圧が高くなる。図12において、グラフ1200よりも実効チャネル長が長い領域は十分な耐圧を有する適合領域1201であり、不適合領域1202おいては耐圧が不十分となる。図12に示されるように、ソース−ドレイン間耐圧が10Vである場合には、実効チャネル長が15μm以上必要となる。
TFTのチャネル長とサイズには図13で示されるような関係がある。なお、図13において、横軸はチャネル長を表し、縦軸はTFTのサイズを表す。また、グラフ1301はTFTの長手方向のサイズを表し、グラフ1302はTFTの幅方向のサイズを表している。図13の関係から、従来技術に係るTFTのサイズを推測すると、実効チャネル長15μmに幾何学的マージンを加算して、チャネル長を20μmと見積もった場合には、長手方向が80μmで、幅方向が25μmとなる。
長手方向が80μmで幅方向が25μmのTFTの配置を検討すると、図17のようになる。図17は、従来技術に係るOLEDとTFTについて推測される配置を示した図である。解像度が1200dpiの光書込み装置では、主走査方向における画素(OLED1701)のピッチが21.2μmとなって、TFT1702を主走査方向に1列に並べることができないので、副走査方向に2列以上に分けてそれぞれを主走査方向に並べなければならない。
このため、TFT基板を副走査方向に大きくせざるを得ないので、コストアップを招く要因になっている。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、解像度を低下させることなく駆動TFTを主走査方向に1列に配列することによって基板サイズを削減した光書込み装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る光書込み装置は、回路基板上で、所定の方向に列設された複数個の電流駆動型の発光素子と、前記発光素子にそれぞれ電気的に直列に接続され、駆動電流を前記発光素子に供給する複数個の駆動トランジスターと、前記発光素子の電流発光特性の変化に応じて駆動電流量を制御する電流制御手段と、を有し、対象物に光書き込みを行う光書き込み装置であって、外部電源から電力の供給を受けて、前記発光素子と前記駆動トランジスターとを直列接続した回路それぞれに電圧を印加する印加手段と、前記発光素子に供給される駆動電流量が多いほど、印加電圧が大きくなるように、前記印加手段を制御することによって、前記駆動トランジスターに印加される分圧の変動を抑制する電圧制御手段と、所定のインピーダンスを有する疑似負荷と、前記疑似負荷に電気的に直列に接続され、前記疑似負荷に電流を供給する疑似負荷駆動トランジスターと、前記発光素子と当該発光素子に駆動電流を供給する前記駆動トランジスターとを接続した直列回路への通電量と、前記疑似負荷と当該疑似負荷に電流を供給する前記疑似負荷駆動トランジスターとを接続した直列回路への通電量との合計が、前記発光素子への駆動電流量に関わらず一定になるように制御する通電制御手段と、を備え、前記回路基板上で、前記複数個の駆動トランジスターすべてが前記所定の方向に1列に配列されていることを特徴とする。
このようにすれば、駆動トランジスターの耐圧を抑えて小型化することができるので、駆動トランジスターを1列に配設して光書き込み装置の小型化を図ることができる。
この場合において、前記発光素子の電流発光特性を変化させるパラメーターである累積発光時間を計数する計数手段を備え、前記電流制御手段は、前記累積発光時間が長いほど、駆動電流量を多くしても良い。
また、前記発光素子の電流発光特性を変化させるパラメーターである環境温度を検出する検出手段を備え、前記電流制御手段は、前記環境温度が低いほど、駆動電流量を多くしても良い。
更に、前記電圧制御手段は、前記複数の発光素子の間のうち、同一光量を発光するために要する駆動電流量が最も多い発光素子に合わせて前記印加電圧を決定とすれば、なお好適である。
また、定電流源と可変抵抗素子とからなり、当該可変抵抗に応じた電流量を検出する電流計を備え、前記電流制御手段は、検出された前記電流量に応じて駆動電流量を制御しても良い。
また、前記電流発光特性を変化させるパラメーターと前記駆動電流量とを対応付けるLUTを記憶するLUT記憶手段を備え、前記電流制御手段は、当該LUTを参照して駆動電流量を制御しても良い。
また、前記電流発光特性を変化させるパラメーターから前記駆動電流量を算出する関数を記憶する関数記憶手段を備え、前記電流制御手段は、当該関数を用いて駆動電流量を算出しても良い。
また、前記駆動トランジスターは、薄膜トランジスターとするのが望ましく、 更に、前記発光素子はOLEDとすれば好適である。この場合において、前記発光素子と、前記駆動トランジスターとが同一基板上に形成されているのが望ましい。
この場合において、更に前記回路基板上で、前記疑似負荷駆動トランジスターすべてが前記所定の方向に1列に配列されているのが望ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る光書込み装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、上述のような本発明の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 光書込み装置123による光書込み動作を説明する断面図である。 OLEDパネル200の概略平面図であり、併せてA−A´線における断面図とC−C´線における断面図も示されている。 発光ブロックの構成を示す図である。 電源配線421、接地配線441及び各発光ブロック400の接続状態を説明する模式図である。 OLED201のローリング駆動を説明するタイミングチャートである。 制御部112の主要な構成を示すブロック図である。 カウント値Cと駆動電流量Iとの関係を例示するグラフである。 カウント値Cと印加電圧Vとの関係を例示するグラフである。 OLED201の点灯時に発光ブロック400に印加される電源電圧のOLED駆動TFT431とOLED201との分圧の大きさを示す図である。 OLED駆動TFT431の使用可能領域(飽和領域)におけるソース−ドレイン間電圧VDSとソース−ドレイン間電流(駆動電流)量Iとの関係を示すグラフである。 TFTのソース−ドレイン間耐圧と実効チャネル長の最小値との関係を示すグラフである。 TFTのチャネル長とサイズの関係を示すグラフである。 本実施の形態に係るOLED駆動TFT431の配列を示す図である。 従来技術に係る電源電圧の設定値の内訳を示す表である。 TFTのソース−ドレイン間電圧の最大値の内訳を説明するグラフである。 従来技術に係るOLEDとTFTについて推測される配置を示した図である。
以下、本発明に係る光書込み装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラー複合機であって、原稿読取部100、画像形成部110及び給紙部130を備えている。原稿読取部100は、原稿台トレイ101に載置された原稿を自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)102にて搬送しながら、光学的に読み取って画像データを生成する。画像データは後述の制御部112に記憶される。
画像形成部110は作像部111Y〜111K、制御部112、中間転写ベルト113、2次転写ローラー対114、定着装置115、排紙ローラー対116、排紙トレイ117、クリーニングブレード118及びタイミングローラー対119を備えている。また、画像形成部110にはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナーを供給するトナーカートリッジ120Y〜120Kが装着されている。
作像部111Y〜111Kは、それぞれトナーカートリッジ120Y〜120Kからトナーの供給を受けて、制御部112の制御の下、YMCK各色のトナー像を形成する。例えば、作像部111Yは、感光体ドラム121、帯電装置122、光書込み装置123、現像装置124及び清掃装置125を備えている。制御部112の制御の下、帯電装置122は感光体ドラム121の外周面を一様に帯電させる。
制御部112は、受け付けたジョブに含まれるプリント用の画像データに基づいて、内蔵するASIC(Application Specific Integrated Circuit。以下、「輝度信号出力部」という。)により、光書込み装置123を発光させるためのデジタル輝度信号を生成する。光書込み装置123は、後述のように、主走査方向にライン状に配列された発光素子(OLED)を備えており、制御部112が生成したデジタル輝度信号に従って各OLEDを発光させることにより、感光体ドラム121の外周面に光書込みを行い、静電潜像を形成する。
現像装置124は、感光体ドラム121の外周面にトナーを供給して、静電潜像を現像(顕像化)する。1次転写ローラー126には、1次転写電圧が印加されており、静電吸着により、感光体ドラム121の外周面上に担持されたトナー像を中間転写ベルト113に静電転写(1次転写)する。その後、清掃装置125は、クリーニングブレードにて感光体ドラム121の外周面上に残留するトナーを掻き取り、更に、除電ランプにより感光体ドラム121の外周面を照明することによって電荷を除去する。
同様にして、作像部111M〜111KもまたMCK各色のトナー像を形成する。これらのトナー像は互いに重なり合うように中間転写ベルト113上に順次、1次転写され、カラートナー像が形成される。中間転写ベルト113は無端ベルト状の回転体であって、矢印A方向に回転走行し、1次転写されたトナー像を2次転写ローラー対114まで搬送する。
給紙部130は、何れも記録シートSをシートサイズ毎に格納する給紙カセット131を備え、画像形成部110に記録シートSを1枚ずつ供給する。供給された記録シートSは、中間転写ベルト113がトナー像を搬送するのに並行して搬出され、タイミングローラー対119を経由して、2次転写ローラー対114まで搬送される。タイミングローラー対119は、トナー像が2次転写ローラー対114に到達するタイミングに合わせて記録シートSを搬送する。
2次転写ローラー対114は、2次転写電圧を印加された1対のローラーからなっており、このローラー対は互いに圧接して2次転写ニップ部を形成している。この転写ニップ部において中間転写ベルト113上のトナー像が記録シートS上に静電転写(2次転写)される。トナー像を転写された記録シートSは定着装置115へ搬送される。また、2次転写後、中間転写ベルト113上に残った残留トナーは、更に矢印A方向に搬送された後、クリーニングブレード118によって掻き取られ、廃棄される。
定着装置115はトナー像を加熱、溶融して、記録シートSに圧着する。トナー像を融着された記録シートSは排紙ローラー対116によって排紙トレイ117上に排出される。
なお、制御部112は、上記並びに不図示の操作パネルを含む画像形成装置1の動作を制御する。また、制御部112は、パソコン(PC: Personal Computer)など、他の装置との間で画像データを送受信したり、印刷ジョブを受け付けたりもする。また、制御部112は、ファクシミリモデムを備えており、ファクシミリ回線を介して他のファクシミリ装置と画像データを送受信する。
上記の他、トナー像を転写するに当たっては、転写ローラーに代えて転写チャージャーや転写ベルトを用いても良い。また、中間転写ベルト113上の残留トナーを除去する際に、クリーニングブレード118に代えて、クリーニングブラシやクリーニングローラー等を用いても良い。
[2]光書込み装置123の構成
次に、光書込み装置123の構成について説明する。
図2は、光書込み装置123による光書込み動作を説明する断面図である。図2に示されるように、光書込み装置123は、OLEDパネル200とロッドレンズアレイ202を筐体203内に収容したものであって、OLEDパネル200上には多数のOLED201が主走査方向に沿ってライン状に実装されている。OLED201はそれぞれ光ビームLを出射する。なお、OLED201は、ライン状に代えて千鳥状に配置しても良い。
図3は、OLEDパネル200の概略平面図であり、併せてA−A´線における断面図とC−C´線における断面図も示されている。また、概略平面図部分は後述する封止板を取り外した状態を示している。図3に示されるように、OLEDパネル200は、TFT基板300、封止板301及びソースIC302等を備えている。
TFT基板300には15,000個のOLED201が主走査方向に沿って21.2μmピッチでライン状に配列されている。15,000個のOLED201は100個ずつ150の発光ブロックに分割されている。
TFT基板300のOLED201が配設された基板面は封止領域となっており、スペーサー枠体303を挟んで封止板301を取着する。これによって、封止領域が外気に触れないように乾燥窒素等を封入した状態で封止される。なお、吸湿のため、封止領域内に吸湿剤を併せて封入しても良い。また、封止板301は、例えば、封止ガラスであっても良いし、ガラス以外の材料からなっていても良い。
TFT基板300の封止領域外にはソースIC302が実装されている。制御部112の輝度信号出力部310はフレキシブルワイヤー311を介してソースIC302にデジタル輝度信号を入力する。ソースIC302はデジタル輝度信号をアナログ輝度信号に変換してOLED201毎の駆動回路に入力する。駆動回路はアナログ輝度信号に応じてOLED201の駆動電流を生成する。
図4は、発光ブロックの構成を示す図である。図4に示されるように、発光ブロック400は、サンプルホールド回路(以下、「S/H回路」という。)410、駆動回路430及びOLED201を備えており、ソースIC302に接続されている。
ソースIC302は、複数のDAC(Digital to Analogue Converter)回路461を備えている。DAC回路461はそれぞれ発光ブロック400に1対1に対応しており、対応する発光ブロック400のS/H回路410へアナログ輝度信号を出力することによって、配下のOLED201を発光させる。本実施の形態において、アナログ輝度信号は、「H」と「L」との2種類の信号電位をとり、Hの場合にはOLED201が点灯され、Lの場合にはOLED201が消灯される。
DAC回路461は、制御部112の輝度信号出力部310から受け付けたデジタル輝度信号をアナログ輝度信号に変換してS/H回路410へ出力する。S/H回路410は、OLED201毎にアナログ輝度信号を保持するキャパシター414をセレクター411によって切り替える回路である。
セレクター411はシフトレジスター412とキャパシター414毎のスイッチ413とを備えており、シフトレジスター412はソースIC302の同期信号生成回路460が出力するパルス信号に同期してスイッチ413を1つずつ順番にオンさせる。DAC回路461が出力したアナログ輝度信号はオンされたスイッチ413を経由してキャパシター414に保持される。
駆動回路430は、薄膜トランジスター431、432を備えている。薄膜トランジスター(以下、「OLED駆動TFT」という。)431は、電源配線421にソース端子Sが接続されており、DC/DCコンバーター420から電流供給を受ける。また、ゲート端子は対応するキャパシター414の一方の端子に接続されている。キャパシター414の他方の端子は電源配線421に接続されている。
OLED駆動TFT431は、ドレイン端子がOLED201のアノード端子に接続されており、ゲート端子に入力されるアナログ輝度信号が「H」である場合にはOLED201を点灯させ、「L」である場合には消灯させる。以下、薄膜トランジスターのゲート端子とソース端子との間の電位差を「ゲート電圧Vg」という。
OLED201のカソード端子は接地配線441に接続されており、接地配線441は接地端子440に接続されている。図5は、電源配線421、接地配線441及び各発光ブロック400の接続状態を説明する模式図である。図5に示されるように、電源配線421は分岐点500において、各発光ブロック400へ向かう150本の支線501〜506に分岐する。
支線501〜506はその配線長に応じて配線幅が異なっている。具体的には、支線501〜506は、分岐点500から各発光ブロック400までの配線長が長いほど配線幅を太くなるように形成されている。これによって、支線501〜506の配線インピーダンスは互いに等しくなっている。
同様に、接地配線もまた分岐点510において、各発光ブロック400へ向かう150本の支線511〜516に分岐する。支線511〜516もまた、各発光ブロック400から分岐点510までの配線長が長いほど配線幅を太くなるように形成されており、互いに配線インピーダンスが等しくなっている。
薄膜トランジスター432(以下、「疑似負荷駆動TFT」という。)は、ゲート端子がインバーター415を介してキャパシター414の一方の端子に接続されている。キャパシター414の当該端子は電源配線421に接続されていない方の端子である。また、ドレイン端子は疑似負荷202が接続されている。本実施の形態において、疑似負荷202は電気抵抗素子である。
インバーター415は、アナログ輝度信号を反転して出力する。すなわち、アナログ輝度信号が「H」である場合には「L」を出力し、「L」である場合には「H」を出力する。このため、OLED201の消灯時にのみ疑似負荷駆動TFT431は疑似負荷202に電流を流す。疑似負荷202は更に接地配線441に接続されており、疑似負荷202に流された電流は接地端子440へ流れる。
このようにすれば、OLED201の消灯時に疑似負荷202に電流が流されるので、OLED201の点消灯の如何に関わらず画素毎の消費電力の変動を抑えることができる。したがって、画像データに依らず、発光ブロック400毎の電力消費量が一定になる。
また、電源配線421の支線は互いに同一のインピーダンスを有しているので、何れの支線でも通電時の電圧降下は同一である。DAC461からのアナログ輝度信号についても信号電圧は、配線抵抗による電圧降下が生じないので、発光ブロック400間で常時同一で安定している。
さらに、制御部112は、OLED201毎の発光履歴を後述のドットカウンターによって管理しており、各画素のカウント値を最も多いカウント値に揃えるために、他のカウント値が少ないOLED201を非印刷時に点灯させてカウント値を増加させる。このようにすれば、各OLED201の光量劣化度を揃えることができるので、各OLED201を発光させるために必要な電流量を揃えることができる。
以上のようにして、OLED201はローリング駆動される。すなわち、OLED201は、それぞれ対応するキャパシター414がアナログ輝度信号によって充電されるチャージ期間に光量を変更し、キャパシター414がアナログ輝度信号を保持するホールド期間にアナログ輝度信号に応じた光量で点灯する(図6)。
[3]DC/DCコンバーター420の制御動作
次に、制御部112によるDC/DCコンバーター420の制御動作について説明する。
図7は、制御部112の主要な構成を示すブロック図である。図7に示されるように、制御部112は、上述した輝度信号出力部310に加えて電源制御部710とドットカウンター720を備えている。ドットカウンター720は、OLED201毎に点灯回数を計数するカウンターであり、そのカウント値CはOLED201毎の累積発光時間を指標する。
制御部112には環境温度センサー731が接続されている。環境温度センサー731はOLED201の環境温度Tとして、その雰囲気温度を検出する。
(3−1)輝度信号出力部310
輝度信号出力部310は、駆動電流算出部701及びゲート電圧算出部702を備えている。
駆動電流算出部701は、OLED201毎に点灯に必要な駆動電流量Iを算出する。本実施の形態において、駆動電流算出部701は、OLED201毎のカウント値Cをパラメーターとする近似関数fを、環境温度Tごと(例えば、2℃刻み)に保有している。また、駆動電流算出部701は、更にOLED201の発光特性の初期バラツキを補償するために、最も大きい初期バラツキを補償することができる電流量Iinitialを記憶している。
駆動電流算出部701は、近似関数fと補償電流Iinitialとを用いてOLED201に流すべき駆動電流量Iを算出する。駆動電流量Iの算出に際して、駆動電流算出部701は、ドットカウンター720から当該OLED201のカウント値Cを読み出すと共に、環境温度センサー731から環境温度Tを読み出して、当該環境温度Tに対応する近似関数fを選択する。
カウント値Cは、環境温度Tに応じて選択された近似関数fに代入され、更に、補償電流Iinitialが加算されることによって、当該OLED201の駆動電流量Iが算出される。
図8は、カウント値Cと一定の基準光量を得るための駆動電流量Iとの関係を例示するグラフである。図8において、グラフの横軸はカウント値Cを表し、縦軸は駆動電流量Iを表す。60℃の環境温度下において、OLED201を点灯させるために必要な駆動電流量Iは、実線のグラフ801で示されるように、OLED201の累積発光時間を指標するカウント値Cに比例して増大する。
環境温度が60℃から0℃まで低下すると、OLED201を点灯させるために必要な駆動電流量Iは、実線のグラフ801から破線のグラフ802までカウント値Cに関わらず環境温度にだけ依存して一定量の駆動電流成分IT=0だけ増大する。
更に、補償電流Iinitialだけ増大させると、OLED201を点灯させるために必要な駆動電流量Iを算出することができる。まとめると、環境温度60℃の下で、OLED201を点灯させるために必要な駆動電流量Iは、当該OLED201のカウント値Cの1次関数fT=60で近似できる(図8のグラフ801)。
Figure 0006123702
ただし、aは実験により特定される比例係数であり、IT=60はカウント値Cが0のとき(出荷時)にOLED201を点灯させるために必要な駆動電流量である。
環境温度0℃での近似関数fT=0は、
Figure 0006123702
である(図8のグラフ802)。(2)式に(1)式を代入すると、
Figure 0006123702
を得る。更に、初期バラツキを補償する補償電流Iinitialを加えると、当該OLED201に流すべき駆動電流量Iが得られる(図8のグラフ803)。
Figure 0006123702
なお、(4)式に(3)式を代入すると、
Figure 0006123702
となる。
なお、駆動電流算出部701は、初期特性値として補償電流Iinitialを記憶しても良い。また、比例係数aや駆動電流量IT=60、IT=0は駆動電流算出部701に、例えば、2℃刻みのデータを記憶させても良い。
このような近似関数fを用いれば、駆動電流量Iを算出することができる。例えば、環境温度0℃の下、カウント値がC1である場合には、
Figure 0006123702
となる。
以上のようにして算出された駆動電流量Iは、ゲート電圧算出部702に入力される。ゲート電圧算出部702は、駆動電流量Iに応じてOLED駆動TFT431に印加するゲート電圧Vg「H」を算出するためのLUT(Look Up Table)を保有している。
当該LUTを参照することによって算出したゲート電圧Vgから、ゲート電圧算出部702はデジタル輝度信号を生成して、ソースIC302へ出力する。ソースIC302は、デジタル輝度信号をアナログ輝度信号に変換し、上述のローリング駆動によってアナログ輝度信号を発光ブロック400へ出力する。
ゲート電圧算出部702は、入力された駆動電流量Iからゲート電圧Vgを算出することによって、デジタル輝度信号を生成する。生成されたデジタル輝度信号はソースIC302に入力される。
(3−2)電源制御部710
電源制御部710は、電源電圧算出部711と制御値算出部712とを備えており、DC/DCコンバーター420の出力電圧Vを制御する。
電源電圧算出部711は、必要な電源電圧を算出するための近似関数gを環境温度Tごと(例えば、2℃刻み)で保有しており、近似関数gはドットカウンター720のカウント値Cをパラメーターとする。また、電源電圧算出部711は、OLED201の発光特性の初期バラツキを補償するために、補償電圧Vinitialを記憶している。
図9は、カウント値Cと印加電圧Vとの関係を例示するグラフである。図9において、横軸はカウント値Cを表し、縦軸は印加電圧Vを表す。本実施の形態においては、環境温度60度のときにOLED201の点灯に必要な印加電圧Vを、カウント値Cの一次関数gT=60を用いて算出する(図9のグラフ901)。
Figure 0006123702
ただし、bは実験により特定される比例係数であり、VT=60はカウント値Cが0のとき(出荷時)にOLED201を点灯させるために必要な印加電圧である。
環境温度0℃での近似関数gT=0は、
Figure 0006123702
である(図9のグラフ902)。(8)式に(7)式を代入すると、
Figure 0006123702
を得る。更に、初期バラツキを補償する補償電圧Vinitialを加え、更に、OLED駆動TFT431を動作させるために必要なソース−ドレイン間電圧Vds1を加えると、当該OLED201に印加すべき印加電圧Vが得られる(図9のグラフ903)。
Figure 0006123702
なお、(10)式に(9)式を代入すると、
Figure 0006123702
となる。
なお、電源電圧算出部711は、初期特性値として補償電圧Vinitialを記憶しても良い。また、比例係数bや印加電圧VT=60、VT=0は電源電圧算出部711に、例えば、2℃刻みのデータを記憶させても良い。
このような近似関数gを用いれば、印加電圧Vを算出することができる。例えば、環境温度0℃で、カウント値がC2の場合には、
Figure 0006123702
のように算出される。
制御値算出部711は、電源電圧算出部711が算出した電源電圧値からLUTを参照して制御値を算出し、デジタルポテンシオメーター732に入力する。デジタルポテンシオメーターはデジタル値を入力することで所定の電気抵抗値を設定することができる可変抵抗デバイスであって、DC/DCコンバーター420のリファレンス端子に接続されている。
DC/DCコンバーター420は、画像形成装置1の電源装置から直流電力の供給を受けて、指定された電圧の直流電力を出力する変圧装置である。画像形成装置1の電源装置は、商用電源から交流電力の供給を受けて、DC/DCコンバーター420を含む機内各装置に電力を供給する。
DC/DCコンバーター420はリファレンス端子に接続されたリファレンス抵抗の抵抗値に応じた電圧を出力する。従って、電源電圧算出部711が算出した電源電圧値が出力される。
(3−3)従来技術との比較
次に、本実施の形態と従来技術とでOLED駆動TFT431に印加される電圧の大きさを比較する。
図10は、OLED201の点灯時に発光ブロック400に印加される電源電圧のOLED駆動TFT431とOLED201との分圧の大きさを示す図である。
図10に示されるように、従来技術においては、累積発光時間の長短や環境温度の高低に関わらず発光ブロック400に印加される電源電圧Vが一定である。一方、累積発光時間が短い場合や環境温度が高い場合には、OLED201を発光させるために要する駆動電流量Iは少なくて済むが、累積発光時間が長い場合や環境温度が低い場合には、より多くの駆動電流量Iが必要になる。
このため、従来技術においては、累積発光時間が長い場合や環境温度が低い場合に必要な駆動電流量Iを供給できるように電源電圧Vを高くしている。その結果、累積発光時間が短い場合や環境温度が高い場合には、OLED201における電圧降下VOLEDが小さくなるので、OLED駆動TFT431にかかる分圧、すなわちソース−ドレイン間電圧VDSが大きくなってしまう(例えば、10V)。
これに対して、本実施の形態においては、累積発光時間が短い場合や環境温度が高い場合には、電源電圧Vを小さくする。これによって、OLED201における電圧降下VOLEDが小さい場合にも、OLED駆動TFT431の分圧VDSを小さくすることができる。すなわち、OLED201における電圧降下VOLEDの変動分を考慮する必要が無く、OLED駆動TFT431を動作させるために必要な電圧のみが印加される。
図11は、OLED駆動TFT431の使用可能領域(飽和領域)におけるソース−ドレイン間電圧VDSとソース−ドレイン間電流(駆動電流)量Iとの関係を示すグラフである。図11において、実線のグラフ1100は本実施の形態を示し、破線のグラフ1110は従来技術を示す。また、点線のグラフ1121〜1123はOLED駆動TFT431のゲート間電圧Vg毎の特性曲線である。
図11に示されるように、従来技術においては、OLED201の累積発光時間が長くなるにつれて、OLED駆動TFT431のソース−ドレイン間電圧VDSがVaからVbまでダイナミックに変化する。このとき、OLED駆動TFT431の動作点は点1111から点1112を経て点1113まで移動する。
一方、本実施の形態においては、電源電圧Vを制御することによって、OLED駆動TFT431のソース−ドレイン間電圧VDSは、OLED201の累積発光時間の長短に関わらず、Vbのままで、動作点は点1100から点1102を経て点1103まで移動する。従って、本実施の形態によれば、従来技術と同様にOLED201に駆動電流Iを流すことができる。
本実施の形態によって、OLED駆動TFT431の動作に必要な電圧3Vのみが印加される場合には(図15)、実効チャネル長が3μm以上あれば十分な耐圧を得ることができる(図12)。この実効チャネル長に幾何学的マージンを加算するとOLED駆動TFT431のチャネル長6μmを得る。チャネル長が6μmのOLED駆動TFT431のサイズは、長手方向が66μmで幅方向が13μmである(図13)。
解像度が1200dpiである場合には、主走査方向における画素のピッチが21.2μmとなる一方、本実施の形態に係るOLED駆動TFT431の幅方向のサイズは13μmであるので、図14に示されるように、全てのOLED駆動TFT431を主走査方向に1列に配列することができる。従って、OLED駆動TFT431を主走査方向に2列に分けて配列する従来技術と比較して、副走査方向におけるTFT基板300の大きさを小さくすることができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、近似関数f、gを用いて駆動電流量Iや印加電圧Vを算出する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、近似関数に代えてLUTを用いて駆動電流量Iや印加電圧Vを算出しても良い。このLUTは、累積発光時間や環境温度と駆動電流量Iや印加電圧Vとを関連付けるテーブルである。
また、近似関数に用いる比例係数a、bは環境温度ごとに異なっていても良く、実験によって適切な値とするのが望ましい。
(2)上記実施の形態においては、DC/DCコンバーター420に接続したデジタルポテンシオメーターの電気抵抗を調整することによって、電源電圧Vを調整する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、他の手段を用いて電源電圧Vを調整しても、本発明の効果を得ることができる。
(3)上記実施の形態においては、支線501〜506を発光ブロック400までの配線長が長いほど配線幅が太くなるように形成する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、支線501〜506の配線長を揃えることによって、配線インピーダンスを揃えても良い。この場合において、支線の両端の間の直線距離が短い場合には、配線パターンを蛇行させたミアンダー配線にすることによって、配線長を長くすることができる。
また、支線毎に、配線幅と配線長との双方を調整することによって、支線501〜506毎の配線インピーダンスを揃えても良い。
(4)上記実施の形態においては、疑似負荷202が電気抵抗素子である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、疑似負荷202として電気抵抗素子以外のインピーダンス素子を用いてもよい。
また、疑似負荷202や疑似負荷駆動TFT432、インバーター415を省いた構成にしても、上述のように電源電圧Vを制御すれば、本発明の効果を得ることができる。
(5)上記実施の形態においては、OLED駆動TFT431のゲート電圧Vgを制御することによって、OLED201の駆動電流を制御する場合について説明した。このゲート電圧Vgの制御は、例えば、定電流源に可変抵抗素子を接続した電流計回路にOLED駆動TFT431のゲート端子を接続し、当該可変抵抗を制御することによって行っても良い。
(6)上記実施の形態においては、OLED駆動TFT431が2列に配設される従来技術と本発明との比較を行ったが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもない。形成すべき画像の解像度が高く、画素のピッチが狭いために、従来技術を用いるとOLED駆動TFT431が3列以上になる場合においても、本発明を適用すれば、OLED駆動TFT431の列数を削減して、TFT基板300の小型化を図ることができる。
(7)上記実施の形態においては、ゲート電圧Vgが「H」と「L」との2値をとる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのはいうまでもなく、3値以上の電圧値をとることによって多階調画像を形成しても良い。かかる場合においても本発明の効果は同様である。
(8)上記実施の形態においては、画像形成装置として、タンデム型のカラー複合機を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、タンデム型以外のカラー複合機であっても良い。また、モノクロ複合機でもよいし、プリンター装置や、スキャナーを備えた複写装置、更に通信機能を備えたファクシミリ装置などの単機能機に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る光書込み装置及び画像形成装置は、大型化を招くことなく高解像度化を実現した装置として有用である。
1………画像形成装置
112…制御部
123…光書込み装置
300…TFT基板
431…OLED駆動TFT
420…DC/DCコンバーター
201…OLED
310…輝度信号出力部
701…駆動電流算出部
702…ゲート電圧算出部
710…電源制御部
711…電源電圧算出部
712…制御値算出部
732…デジタルポテンシオメーター

Claims (12)

  1. 回路基板上で、所定の方向に列設された複数個の電流駆動型の発光素子と、前記発光素子にそれぞれ電気的に直列に接続され、駆動電流を前記発光素子に供給する複数個の駆動トランジスターと、前記発光素子の電流発光特性の変化に応じて駆動電流量を制御する電流制御手段と、を有し、対象物に光書き込みを行う光書き込み装置であって、
    外部電源から電力の供給を受けて、前記発光素子と前記駆動トランジスターとを直列接続した回路それぞれに電圧を印加する印加手段と、
    前記発光素子に供給される駆動電流量が多いほど、印加電圧が大きくなるように、前記印加手段を制御することによって、前記駆動トランジスターに印加される分圧の変動を抑制する電圧制御手段と、
    所定のインピーダンスを有する疑似負荷と、
    前記疑似負荷に電気的に直列に接続され、前記疑似負荷に電流を供給する疑似負荷駆動トランジスターと、
    前記発光素子と当該発光素子に駆動電流を供給する前記駆動トランジスターとを接続した直列回路への通電量と、前記疑似負荷と当該疑似負荷に電流を供給する前記疑似負荷駆動トランジスターとを接続した直列回路への通電量との合計が、前記発光素子への駆動電流量に関わらず一定になるように制御する通電制御手段と、を備え、
    前記回路基板上で、前記複数個の駆動トランジスターすべてが前記所定の方向に1列に配列されている
    ことを特徴とする光書込み装置。
  2. 前記発光素子の電流発光特性を変化させるパラメーターである累積発光時間を計数する計数手段を備え、
    前記電流制御手段は、前記累積発光時間が長いほど、駆動電流量を多くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の光書込み装置。
  3. 前記発光素子の電流発光特性を変化させるパラメーターである環境温度を検出する検出手段を備え、
    前記電流制御手段は、前記環境温度が低いほど、駆動電流量を多くする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光書込み装置。
  4. 前記電圧制御手段は、
    前記複数の発光素子のうち、同一光量を発光するために要する駆動電流量が最も多い発光素子に合わせて前記印加電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光書込み装置。
  5. 定電流源と可変抵抗素子とからなり、当該可変抵抗に応じた電流量を検出する電流計を備え、
    前記電流制御手段は、検出された前記電流量に応じて駆動電流量を制御する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の光書き込み装置。
  6. 前記電流発光特性を変化させるパラメーターと前記駆動電流量とを対応付けるLUTを記憶するLUT記憶手段を備え、
    前記電流制御手段は、当該LUTを参照して駆動電流量を制御する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の光書き込み装置。
  7. 前記電流発光特性を変化させるパラメーターから前記駆動電流量を算出する関数を記憶する関数記憶手段を備え、
    前記電流制御手段は、当該関数を用いて駆動電流量を算出する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の光書き込み装置。
  8. 前記駆動トランジスターは、薄膜トランジスターである
    ことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の光書き込み装置。
  9. 前記発光素子はOLEDである
    ことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の光書き込み装置。
  10. 前記発光素子と、前記駆動トランジスターとが同一基板上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の光書き込み装置。
  11. 前記回路基板上で、前記疑似負荷駆動トランジスターすべてが前記所定の方向に1列に配列されている
    ことを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の光書込み装置。
  12. 請求項1から11の何れかに記載の光書き込み装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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