JP6122231B1 - 液化ガス供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを招くことなく、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱することができ、大流量で液化ガスを供給することが可能な液化ガス供給方法を提供する。【解決手段】液化ガス容器1の表面を加熱することで、液化ガス容器1内に収容された液相部を気化して気相部に相転移させるとともに、気相部を昇圧してガス状の液化ガスを外部に向けて供給する方法であり、液化ガス容器1の表面が複数の加熱領域S1,S2に区分されており、これら複数の加熱領域S1,S2は、液化ガス容器1内において、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置の温度に基づいて、同時に加熱又は加熱停止することで温度制御され、且つ、液化ガス容器1内における液相部の液面の位置が第2加熱領域S2に達したときに、気相部を含む位置に対応した第2加熱領域S2の加熱を停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、液化ガス供給方法に関するものである。
従来から、半導体、液晶パネル及び太陽光発電パネル等の原料として、アンモニアや塩化水素等の液化ガスが用いられている。一般的に、これらの液化ガスは、液体の状態(液相)で金属製の容器に充填され、気液混合(気相及び液相)の状態で保管・流通されている。通常、これらの液化ガスを外部に向けて供給する際は、容器内の気相部から気体状態で抜き出すことで、液化ガスを使用する製造装置、例えば、上記のような半導体、液晶パネル及び太陽光発電パネル等の薄膜を製造するデバイス製造装置等に供給する。また、容器内のガス圧が低下した場合、即ち、気相部のガスが減少した場合には、外部から容器を加熱することで液相部から気化ガスを生成させて補充する。
また、一般的に、容器内の液化ガスは、液相部を数割ほど残した状態で供給を終了させる。これは、供給し続けることで容器内の液化ガスが減少すると、容器内の不純物が残存した液化ガスに凝縮され、徐々に不純物濃度の高い液化ガスが生成されてしまうためである。また、液相部を残した状態で供給を終了させる理由としては、残存した液相部の気化が間に合わず、容器内の圧力の維持が困難となるおそれがあることも挙げられる。
ところで、近年、製造装置などの生産能力の向上に伴い、原料ガスの大量供給が求められるようになった。
特許文献1に開示されたガス供給方法及びガス供給装置においては、容器の表面温度が過剰に上昇するのを抑制でき、大流量で液化ガスを供給できる技術が提案されている。特許文献1には、容器の表面を、供給開始時から供給終了時まで液相と接触する第1小領域と、少なくとも供給終了時までに気相と接触する第2の領域とに区分し、各領域の表面温度を基に、独立して温度制御しながら各領域の表面を加熱し、容器内の液化ガスを気化及び昇圧することで、液化ガスを大量供給できることが開示されている。
特許第6013540号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法及び装置では、液相部と気相部とでの熱の伝わり方の差に起因する、容器の表面温度の過度な上昇を抑制するためには、各小領域に対応して形状や加熱特性等が最適化された加熱装置が必要であった。さらに、特許文献1の方法及び装置では、温度測定装置及び制御部等も加熱装置の台数に合わせて複数台が必要となることから、コストアップを招くという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、コストアップを招くことなく、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱することができ、大流量で液化ガスを供給することが可能な液化ガス供給方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、液化ガス容器の表面を加熱することで、前記液化ガス容器内に収容された液相部を気化して気相部に相転移させるとともに、前記気相部を昇圧してガス状の液化ガスを外部に向けて供給する液化ガス供給方法であって、前記液化ガス容器は、その表面が複数の加熱領域に区分されており、前記複数の加熱領域は、前記液化ガス容器内において、前記液化ガスの供給中は常に前記液相部となる位置の温度に基づいて、同時に加熱又は加熱停止することで温度制御され、且つ、前記液化ガス容器内における前記液相部の液面が、前記複数の加熱領域の何れかに対応する位置に達したときに、前記気相部を含む位置に対応する加熱領域の加熱を停止することを特徴とする液化ガス供給方法である。
また、請求項2に係る発明は、前記液相部の液面の位置は、前記液相部の重量を測定し、該重量に基づいて算出されることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス供給方法である。
本発明に係る液化ガス供給方法によれば、液化ガス容器の表面が複数の加熱領域に区分され、複数の加熱領域が、液化ガス容器内において、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置の温度に基づいて、同時に加熱又は加熱停止することで温度制御され、且つ、液化ガス容器内における液相部の液面が、複数の加熱領域の何れかに対応する位置に達したときに、気相部を含む位置に対応する加熱領域の加熱を停止する方法を採用している。
これにより、複数の温度検出手段を必要とせず、また、各加熱領域に対応して形状や加熱特性等が異なる加熱手段を用いる必要も無いので、製造コストが増大するのを防止できる。また、液相部の液面が降下したときには、液面又は気相部に対応する位置の加熱領域のみ、安全に加熱を停止することができるので、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱でき、大流量で液化ガスを供給することが可能になる。
本発明を適用した第1の実施形態である液化ガス供給方法を模式的に説明する図であり、第1の実施形態で用いられる液化ガス供給装置の全体構成を示す概略図である。 本発明を適用した第1の実施形態である液化ガス供給方法について説明する図であり、第1の実施形態で用いられる液化ガス供給装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態である液化ガス供給方法を模式的に説明する図であり、第2の実施形態で用いられる液化ガス供給装置の全体構成を示す概略図である。 本発明を適用した第2の実施形態である液化ガス供給方法について説明する図であり、第2の実施形態で用いられる液化ガス供給装置の動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明を適用した一実施形態である液化ガス供給方法について、図面を適宜参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を適用した第1の実施形態である液化ガス供給方法について、図1及び図2を参照しながら詳述する。
図1は、本実施形態で用いられる液化ガス供給装置10の全体構成を示す概略図であり、図2は、図1に示した液化ガス供給装置10を用いた液化ガス供給方法における、液化ガス供給装置10の動作を示すタイミングチャートである。
[液化ガス供給装置]
図1に示すように、本実施形態で用いられる液化ガス供給装置10は、液化ガス容器1と、容器弁2と、温度計3と、制御部4と、重量計5と、第1加熱部6と、第2加熱部7と、を備えて概略構成される。
液化ガス供給装置10は、液化ガス容器1の表面を加熱することで、液化ガス容器1内に収容された液相部を気化して気相部に相転移させるとともに、気相部を昇圧してガス状の液化ガスを外部に向けて供給するための装置である。
具体的には、液化ガス供給装置10は、液化ガス容器1の表面が複数の加熱領域に区分されており、本実施形態で説明する例においては、その縦軸方向に沿った方向で、第1加熱領域S1と第2加熱領域S2とに区分されている。また、液化ガス供給装置10には、上記の第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2に対応して設けられる複数の加熱手段として、第1加熱部6及び第2加熱部7が備えられている。さらに、液化ガス供給装置10には、液化ガス容器1内において、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置に対応した一つの加熱領域、本実施形態では、液化ガス容器1の最下部に配置された第1加熱領域S1の温度を検出するための温度計3と、液化ガス容器1内における液相部の液面の位置を検出するのに用いられる重量計5とが備えられている。そして、液化ガス供給装置10には、第1加熱部6及び第2加熱部7を、温度計3で検出された第1加熱領域S1の温度に基づいて同時に加熱又は加熱停止することで温度制御し、且つ、重量計5で検出した液相部の液面の位置が複数の加熱手段の何れか、本実施形態では第2加熱領域S2に対応する位置に達したときに、気相部を含む位置に対応する第2加熱部6を停止させる制御部4を備える。
図1に示す液化ガス供給装置10においては、液化ガス容器1内が、液化ガスの供給開始時から供給停止時まで常に液相(液相部)が存在する常時液相の範囲(図1中に示す液面L2以下の高さの範囲)と、液化ガスの供給開始時から供給停止時まで常に気相部を含んだ領域である範囲S4と、液化ガスの供給が進むにつれて、少なくとも一部が液相から気相に相転移する範囲(図1中に示す液面L2よりも上の高さで、且つ、液面L1以下の範囲)とに区分されている。
ここで、上記の特許文献1(特許第6013540号公報)に記載されているように、液化ガス容器の内面側が液相部に接触した位置に対応する表面と、気相部に接触した位置に対応する表面とでは、熱の伝わり方が異なる。一般的に、気相部に対応した位置の表面の方が、液相部に対応した位置の表面よりも、内面側における流体への熱の伝わり方が効率的でないため、気相部に対応した表面の方が温度は上昇する。
そこで、液化ガス供給装置10では、液化ガス容器1の表面における過剰な温度上昇を防止するため、液化ガス容器1内における、液相部の少なくとも一部が気相部に相転移した領域では、当該領域の加熱手段(図示例では第2加熱部7)を停止させる。これにより、液化ガス容器1の過剰な温度上昇を防ぐことができる。
液化ガス容器1は、液化ガスを充填するための容器である。液化ガス容器1の材質としては、特に限定されないが、具体的には、例えば、ステンレス鋼(SUS)、マンガン鋼等が挙げられる。
液化ガス容器1に充填される液化ガスとしても、特に限定されないが、具体的には、例えば、アンモニア、塩化水素、塩素、亜酸化窒素などが挙げられる。
上述したように、液化ガス容器1の表面は、表面温度の上がり方で大きく2つの領域に分けられる。一つは、液相部に接触する領域で、液状の液化ガスに熱が伝わりやすいため、表面温度は比較的上がりにくいという特徴がある。もう一つは、気相部に接触する領域で、気化された液化ガスに熱が伝わりにくいため、表面温度は比較的上がりやすいという特徴がある。
容器弁2は、液化ガス容器1の先端部に設けられた弁であり、弁の開閉により、外部への液化ガスの供給を制御することができる。
容器弁2としては、特に限定されないが、一般的に玉形弁が用いられる。
なお、図示例における容器弁2は、液化ガス容器1における、常に気相部を含んだ範囲S4に連通するように設けられているが、この範囲S4に対応する部分の温度は、40℃以下となるように法律で定められている。
温度計3は、液化ガス容器1の表面において、液化ガスの供給中、液相部が常に内面側に接触する領域に設置され、本実施形態では、最下部となる第1加熱領域S1の位置に設置される。第1加熱部6及び第2加熱部7の2台の加熱手段は、液化ガスの供給時において、温度計3で測定される温度を基に、制御部4によって加熱又は停止の制御がなされる。
本実施形態においては、温度計3は、上記のように、液化ガス容器1の表面の第1加熱領域S1に設けられ、第1加熱領域S1の表面温度を測定し、制御部4に測定値を送信する。また、温度計3は、液化ガス容器1の表面の第1加熱領域S1における、表面温度が上がりやすい位置に取り付けることが好ましい。本実施形態においては、図1中では詳細な図示を省略しているが、温度計3を、第1加熱部6の熱を受ける容器表面の1箇所に取り付けている。しかしながら、温度計3の取り付け位置は、これに限定されるものではなく、例えば、第1加熱領域S1における2箇所以上の位置に複数の温度計3を取り付け、それらの平均値を測定値として制御部4に送信してもよい。
なお、上記の温度計3としては、例えば、T型熱電対等を用いることができる。
また、温度計3の取り付け位置は、加熱領域以外の位置とすることも可能である。
制御部4は、温度計3が測定した第1加熱領域S1の表面温度、及び、後述の重量計5で測定された液相部の重量に基づく液面の高さの値が入力され、第1加熱部6又は第2加熱部7を制御するために設けられる。制御部4は、信号線C1を介して第1加熱部6と接続され、信号線C2を介して第2加熱部7と接続されている。また、制御部4は、信号線C3を介して温度計3と接続され、信号線4を介して重量計5と接続されている。
本実施形態においては、制御部4を用いて、第1加熱領域S1の表面温度を基に、第1加熱部6及び第2加熱部7を同時に加熱又は停止させる制御を行う。これにより、例えば、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2の表面を、予め定められた目標温度まで加熱し、目標温度に達したら加熱を停止する。その後、目標温度を下回ったら再び第1加熱部6及び第2加熱部7を制御して加熱動作を行うことにより、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2の表面温度を制御することができる。
さらに、制御部4は、重量計5で測定された液化ガス容器1に存在する液相部の重量に基づく液面の高さの値が入力されることにより、液化ガスの供給中において、液相部の液面高さが第2加熱領域S2と達したときに、第2加熱部7の加熱動作を停止させる。
なお、温度計3が測定した第1加熱領域S1の表面温度に基づく温度制御方法は、上記方法に限定されるものではなく、例えば、表面温度の上限値と下限値を設け、下限値を下回ったら加熱を開始し、上限値を上回ったら加熱を停止するような制御方法としてもよく、あるいは、目標温度に対するPID制御を行なってもよい。
制御部4としては、特に限定されるものではないが、具体的には、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などが挙げられる。
重量計(液面検出手段)5は、常時、液化ガス容器1全体の重量を測定し、内部の液化ガスの液相部の重量を測定し、演算処理することで、液相部の液面の位置を検出するものである。
本実施形態においては、液化ガス容器1における液化ガスの液相部の液面高さは、以下のように算出される。
まず、重量計5によって、常時、液化ガス容器1全体の重量を測定し、重量計5内に設けられる演算処理手段において、液化ガス容器1の空体重量及び直径等のサイズを基に、液化ガス容器1内の液化ガス量及び液面高さを算出し、この値を制御部4に送信する。あるいは、重量計5で測定された重量のデータを制御部4に送信し、制御部4において演算処理を行うことで、液相部の液面の位置を検出することができる。
重量計5としては、例えば、ロードセル等を用いることができる。
第1加熱部6は、制御部4による温度制御により、第1加熱領域S1の表面温度を制御しつつ、第1加熱領域S1を加熱する。第1加熱部6は、液化ガス容器1の表面のうち、第1加熱領域S1、本実施形態では、液化ガス容器1内の常に液相に接触する領域の一部に対応する、当該液化ガス容器1の表面を覆うように設けられている。
第1加熱部6としては、液化ガス容器1の表面を加熱することができるものであれば、特に限定されない。具体的には、例えば、液化ガス容器1の表面に巻かれた熱交換媒体を流通するための配管であってもよい。熱交換媒体としては、具体的には、例えば、温風、熱風などの気体媒体、または、温水、熱水、熱油などの液体媒体等が挙げられる。
また、第1加熱部6としては、ハロゲンヒーター等によって赤外線で熱を伝える方法や、電気ヒーター等などによって、熱を直接、容器表面に伝える構成であってもよい。
第2加熱部7は、液化ガス容器1の表面のうち、第2加熱領域S2、本実施形態では、加熱領域の一部が供給終了時までに液相から気相へと変化する表面に対応した領域を覆うように設けられており、この第2加熱部7によって第2加熱領域S2を加熱する。このような第2加熱部7としては、上述した第1加熱部6と同様の加熱手段を用いることができる。
上記のように、液化ガス供給装置10は、第1加熱部6及び第2加熱部7の2台の加熱手段を備えることにより、液化ガス容器1の表面において加熱する範囲を区分けしている。具体的には、液化ガス容器1の下部、即ち、第1加熱領域S1を第1加熱部6で加熱し、液化ガス容器1の縦軸方向で概ね中部、即ち、第2加熱領域S2を第2加熱部7で加熱できるように構成されている。
液化ガスの供給開始時、第1加熱部6及び第2加熱部7によって加熱される第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2における液化ガス容器1の内部は、液体状態の液化ガス(液相部)で満たされた状態である。図1に示す例においては、供給開始時の液面L1が、第2加熱領域S2に対応する位置よりも上方に位置している。このとき、第1加熱部6及び第2加熱部7の両方が加熱動作で同時に制御される。
その後、液化ガス容器1内の液化ガスが外部に向けて供給されるのに伴い、液化ガス容器1内の液相部(液化ガス)の液面が低下する。そして、液相部の液面が第2加熱部7、即ち、第2加熱領域S2に対応する位置に達したとき、第2加熱領域S2に対応する位置は気相部を含むものとなるため、液化ガス容器1の表面温度が過度に上昇するのを防止することを目的として、第2加熱部7のみ加熱動作を停止させ、第1加熱部6によって第1加熱領域S1のみが加熱される。
そして、液化ガス供給装置10は、液化ガス容器1の外部に向けてさらに液化ガスを供給し、重量計5において、液相部の液面の位置が予め決められた高さまで下降したことを検出した場合には、液化ガスの外部への供給を停止する。図1に示す例においては、液相部の液面の高さが液面L2(液化ガスの供給終了時の液面)の位置、即ち、第1加熱領域S1と第2加熱領域S2との境界を少し上回る高さの位置まで下降したことを検出した際に、液化ガスの供給を停止する。
[ガス供給方法]
次に、上述したような液化ガス供給装置10を用いた、本実施形態の液化ガス供給方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態の液化ガス供給方法は、液化ガス容器1の表面を加熱することで、液化ガス容器1内に収容された液相部を気化して気相部に相転移させるとともに、気相部を昇圧してガス状の液化ガスを外部に向けて供給する方法である。
より具体的には、本実施形態の液化ガス供給方法においては、液化ガス容器1の表面が複数の加熱領域、図示例においては縦軸方向に沿った方向で第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2に区分されている。また、これら第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2は、液化ガス容器1内において、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置の1箇所、本実施形態では、液化ガス容器1の最下部に配置された第1加熱領域S1で温度計3によって測定された温度に基づいて同時に加熱又は加熱停止することで温度制御される。そして、本実施形態の液化ガス供給方法では、液化ガス容器1内における液相部の液面が、複数の加熱領域の何れかに対応する位置、本実施形態では第2加熱領域S2の位置に達したときに、気相部を含む位置に対応した第2加熱領域S2のみ加熱を停止する。
なお、本実施形態の液化ガス供給方法においては、液相部の液面を、重量計5によって液相部の重量を測定し、この液相部の重量に基づき、上述した演算処理手段によって液面高さを算出することができる。
本実施形態の液化ガス供給方法を、図2に示すタイムチャートを参照しながら説明する(図1も参照)。
ここで、図2中の横軸は、時間を示している。
また、図2中の縦軸は、上から1段目及び2段目には、それぞれ第1加熱部6及び第2加熱部7による温度制御の状態を示しており、「ON」は加熱していることを示し、「OFF」は加熱を停止していることを示している。これらの温度制御は、温度計3で測定される温度が規定の目標値になるように制御される。
図2中における上から3段目には、温度計3によって測定された第1加熱領域S1の表面温度を示している。
図2中における上から4段目には、液化ガス容器1内の液面の高さを示している。これとともに、図2中における上から4段目には、上記の液面高さに対する、第1加熱部6及び第2加熱部7による加熱範囲を示している。
また、図2中における上から5段目には、ガス供給装置10から外部への液化ガスの供給量を示している。本実施形態においては、ガス供給装置10から外部への液化ガスの供給量は一定である。
図2に示すように、先ず、時刻t1になる前まで、即ち、液化ガスの供給の開始前までは、第1加熱部6及び第2加熱部7は停止した状態である。この状態では、液化ガス容器1の表面温度及び液面高さに変化はない。また、この際の液化ガス容器1内における液相部の液面の高さは、図1中に示す液面L1の位置となっている。
次に、図2中に示す時刻t1において、液化ガスの供給を開始するために容器弁2を開く。また、第1加熱部6によって第1加熱領域S1の加熱を開始し、これと同時に、第2加熱部7によって第2加熱領域S2の加熱を開始する。これにより、液化ガスが気化し、液化ガス容器1の内圧を高めることで、液化ガスの供給による圧力低下を防止する。また、この際、液化ガスの供給に伴い、液化ガス容器1内における液相部の液面が降下する。
図2中に示すように、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2が加熱されることにより、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2の表面温度が上昇する。本実施形態においては、第1加熱領域S1の温度のみを温度計3で測定することから、図2中においては、この温度の値のみを示している。
図2中においては、液化ガス容器1の表面温度は、液化ガスの供給と同時に加熱が開始されることで、室温状態から温度が上昇する。その後、温度計3で測定される第1加熱領域S1の温度に基づき、時刻t2,t3のタイミングで、第1加熱部6及び第2加熱部7の両方のON−OFF制御が同時に行われる。この際、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2は、第1加熱部6及び第2加熱部7により、ほぼ目標温度に近い値で制御される。本実施形態の液化ガス供給方法では、目標温度は、例えば35℃程度とすることができるが、この目標温度は特に限定されず、液化ガスの供給量等に合わせて変更することができる。
次に、図2中に示す時刻t4において、液相部の液面の位置が第2加熱領域S2に達したことを検出したら、第2加熱部7による加熱を停止する。これにより、液化ガス容器1内における液相部の減少によって、少なくとも気相を含む状態となった第2加熱領域S2の表面温度の過度な上昇が抑えられる。
この後、第2加熱部7は、液化ガス容器1から外部への液化ガスの供給が終了するまでOFFとされる一方、第1加熱領域S1は、第1加熱部6により、第1加熱領域S1の温度に基づき、時刻t5,t6,t7,t8,t9のタイミングでON−OFF制御が行われる。
次に、本実施形態においては、図2中に示す時刻t10において、液化ガス容器1内における液相部の液面の位置が、予め設定された高さ、即ち、図1中に示す液面L2(液化ガスの供給終了時の液面)の位置まで下降したのを確認したら(図1参照)、液相部の残量が、例えば10%になったと判断し、液化ガスの供給を停止すると同時に、第1加熱部6による加熱を停止する。これにより、第2加熱領域S2の表面温度の過度な上昇を防止することに加え、さらに、第1加熱領域S1の表面温度の過度な上昇を未然防止することができる。
そして、液相部の残量が10%を切った液化ガス容器1は交換時期に到達したと判断され、液状の液相部で満たされた他の液化ガス容器1と交換される。この際、容器弁2を閉めることで液化ガスの外部への供給を完全に停止したうえで、液化ガス容器1を交換する。一方、液化ガス容器1の交換時期を判断するための液相部の残量の閾値は、上記のような10%という量には限定されない。例えば、液化ガスが製品として許容される範囲内での不純物の量や、供給圧力等に合わせて、液化ガス容器1を交換する目安となる液相部の残量を変更することができる。
本実施形態の液化ガス供給方法によれば、液化ガス容器1の表面における、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置(本実施形態では第1加熱領域S1)に設置した温度計3で測定した1箇所の温度に基づき、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2の温度制御を同時に行うことで、複数の温度計や制御部等を用いることが無いので、製造コストが増大するのを防止できる。また、液相部の液面が降下したときには、液面又は気相部に対応する第2加熱領域S2のみ、安全に加熱を停止することができるので、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱でき、大流量で液化ガスを供給することが可能になる。
<第2の実施形態>
次に、本発明を適用した第2の実施形態である液化ガス供給方法について、図3及び図4を参照しながら詳述する。
図3は、本実施形態で用いられる液化ガス供給装置20の全体構成を示す概略図であり、図4は、図1に示した液化ガス供給装置20を用いた液化ガス供給方法における、液化ガス供給装置20の動作を示すタイミングチャートである。
なお、以下の説明においては、上述した第1の実施形態と共通する構成については、同じ符号を付与するとともに、その詳細な説明を省略する場合がある。
[液化ガス供給装置]
図3に示すように、本実施形態で用いられる液化ガス供給装置20は、液化ガス容器1と、容器弁2と、温度計3と、制御部4と、重量計5と、第1加熱部6と、第2加熱部7と、第3加熱部8と、を備えて概略構成される。
即ち、液化ガス供給装置20は、液化ガス容器1の縦軸方向で、第1加熱領域S1及び第2加熱領域S2に加え、さらに、第2加熱領域S2の上方の位置が第3加熱領域S3として区分けされている点で、第1の実施形態の液化ガス供給装置20とは異なる。即ち、液化ガス供給装置20は、第2加熱部7の上方に、第3加熱領域S3を加熱するための第3加熱部8を備えている点で、第1の実施形態の液化ガス供給装置20とは異なる。
第3加熱領域S3を加熱する第3加熱部8としても、上述した第1加熱部6及び第2加熱部7と同様のものを用いることができる。また、第3加熱部8も、第1加熱部6及び第2加熱部7と同様、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置(本実施形態では第1加熱領域S1)に設置された温度計3による温度測定値、及び、重量計5によって測定・算出された液相部の液面の位置に基づき、制御部4によって温度制御される。また、液化ガス供給装置20においては、制御部4が、信号線C5を介して第3加熱部8と接続されている。
[ガス供給方法]
次に、本実施形態の液化ガス供給装置20を用いた、本実施形態の液化ガス供給方法について、図3及び図4を参照しながら説明する。
本実施形態の液化ガス供給方法においては、第1の実施形態と同様、第1加熱領域S1の温度に基づき、第1加熱領域S1、第2加熱領域S2及び第3加熱領域S3の加熱及び加熱停止を同時に行って温度制御する。
そして、本実施形態では、液化ガス容器1内における液相部の液面が、複数の加熱領域の何れかに対応する位置、本実施形態では第3加熱領域S3、又は第2加熱領域S2にそれぞれ達したときに、気相部を含む位置に対応した第3加熱領域S3、又は第2加熱領域S2の加熱を停止する。
図3に示すように、本実施形態の液化ガス供給装置20は、液化ガスの供給開始時においては、第1加熱部6、第2加熱部7及び第3加熱部8によって加熱される範囲、即ち、第1加熱領域S1、第2加熱領域S2及び第3加熱領域S3における液化ガス容器1の内部は、液体状態の液化ガスで満たされた状態である。図3に示す例においては、供給開始時の液面L1が、第3加熱領域S3に対応する位置よりも上方に位置している。このとき、第1加熱部6、第2加熱部7及び第3加熱部8は、加熱又は加熱停止による制御を同時に行う。
その後、液化ガス容器1内の液化ガスが外部に供給されるのに伴い、液相部の液面が降下し、液面の位置が第3加熱領域S3と達したとき、制御部4によって第3加熱部8による加熱のみを停止する。そして、さらに液相部の液面が降下し、液面の位置が第2加熱領域S2と達したときには、制御部4によって第2加熱部7による加熱のみを停止する。即ち、このとき、第3加熱領域S3に加えて、第2加熱領域S2が加熱されていない状態となる。
本実施形態の液化ガス供給方法を、図4に示すタイムチャートを参照しながら説明する(図3も参照)。
図4中の横軸は、時間を示している。
また、図4中の縦軸は、上から1段目、2段目及び3段目には、それぞれ第1加熱部6、第2加熱部7及び第3加熱部8による温度制御の状態を示しており、図2の場合と同様、「ON」は加熱していることを示し、「OFF」は加熱を停止していることを示す。
図4中における上から4段目には、温度計3によって測定された第1加熱領域S1の表面温度を示している。
図4中における上から5段目には、液化ガス容器1内の液面の高さを示している。これとともに、図4中における上から5段目には、上記の液面高さに対する、第1加熱部6、第2加熱部7及び第3加熱部8による加熱範囲を示している。
また、図4中における上から6段目には、ガス供給装置10から外部への液化ガスの供給量を示している。本実施形態においても、ガス供給装置10から外部への液化ガスの供給量は一定である。
図4に示すように、時刻t1になる前(液化ガスの供給の開始前)までは、第1加熱部6、第2加熱部7及び第3加熱部8は停止した状態である。
次に、図4中に示す時刻t1において、液化ガスの供給を開始するために容器弁2を開く。また、第1加熱部6によって第1加熱領域S1の加熱を開始し、これと同時に、第2加熱部7によって第2加熱領域S2の加熱を開始するとともに、第3加熱部8によって第3加熱領域S3の加熱を開始する。これにより、液化ガスが気化し、液化ガス容器1から外部に向けて液化ガスを供給することで、液化ガス容器1内における液相部の液面が降下する。
図4中に示すように、第1加熱領域S1、第2加熱領域S2及び第3加熱領域S3が加熱されることで、第1加熱領域S1の領域の表面温度が上昇する。
その後、図4中に示す時刻t2において、液相部の液面の位置が第3加熱領域S3に達したことを検出したら、第3加熱部8による加熱を停止する。これにより、液化ガス容器1内における液相部の減少によって、少なくとも気相を含む状態となった第3加熱領域S3の表面温度の過度な上昇が抑えられる。
この後、第3加熱部8は、液化ガス容器1から外部への液化ガスの供給が終了するまでOFFとされる。また、温度計3で測定される第1加熱領域S1の温度に基づき、時刻t3,t4,t5,t6のタイミングで、第1加熱部6及び第2加熱部7の両方のON−OFF制御が同時に行われる。
さらに、図4中に示す時刻t7において、液相部の液面の位置が第2加熱領域S2に達したことを検出したら、第2加熱部7による加熱を停止する。これにより、少なくとも気相を含む状態となった第2加熱領域S2の表面温度の過度な上昇が抑えられる。また、この後、第2加熱部7は、液化ガス容器1から外部への液化ガスの供給が終了するまでOFFとされる。
この後、第1加熱領域S1は、温度計3で測定される第1加熱領域S1の温度に基づき、第1加熱部6により、時刻t8,t9,t10のタイミングでON−OFF制御が行われる。
次に、図4中に示す時刻t11において、液化ガス容器1内における液相部の液面の位置が、予め設定された高さ、即ち、図3中に示す液面L2(液化ガスの供給終了時の液面)の位置まで下降したのを確認したら(図3参照)、液相部の残量が液化ガスの供給を停止する量になったと判断し、液化ガスの供給を停止すると同時に、第1加熱部6による加熱を停止する。これにより、第3加熱領域S3及び第2加熱領域S2の表面温度の過度な上昇を防止することに加え、さらに、第1加熱領域S1の表面温度の過度な上昇を未然防止することができる。
そして、交換時期に到達したと判断された液化ガス容器1は、液状の液相部で満たされた他の液化ガス容器1と交換される。
本実施形態においても、上記のような温度制御を行うことで、第1の実施形態の場合と同様、複数の温度計や制御部等を用いることが無く、製造コストが増大するのを防止できる。また、液相部の液面が降下したときには、液面又は気相部に対応する加熱領域のみ、安全に加熱停止することができるので、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱でき、大流量で液化ガスを供給することが可能になる。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の液化ガス供給方法によれば、上述したような液化ガス供給装置10(20)を用い、液化ガス容器1が複数の加熱領域S1,S2,(S3)に区分され、これら複数の加熱領域S1,S2,(S3)が、液化ガス容器内において、液化ガスの供給中は常に液相部となる位置(本実施形態では第1加熱領域S1)の1箇所の温度に基づいて、同時に加熱又は加熱停止することで温度制御され、且つ、液化ガス容器1内における液相部の液面が加熱領域S2,(S3)に対応する位置に達したときに、気相部を含む位置に対応する加熱領域S2,(S3)の加熱を停止する方法を採用している。これにより、複数の温度検出手段を必要とせず、また、各加熱領域に対応して形状や加熱特性等が異なる加熱手段を用いる必要も無いので、製造コストが増大するのを防止できる。また、液相部の液面が降下したときには、液面又は気相部に対応する位置の加熱領域のみ、安全に加熱を停止することができるので、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱でき、大流量で液化ガスを供給することが可能になる。
<本発明の変形例>
本発明の実施の形態について、図面を参照して上記のように説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を施すことが可能である。
例えば、本実施形態においては、液化ガス容器の表面を、縦軸方向で2つまたは3つの加熱領域に区分して温度制御してもよい。さらに、4つ以上の加熱領域に区分して温度制御してもよい。あるいは、液化ガス容器の表面を、縦軸と直交する方向で複数の加熱領域に区分して温度制御してもよい。
本発明の液化ガス供給方法は、コストアップを招くことなく、容器の表面温度の過度な上昇を抑制しつつ、効率よく容器内の液化ガスを加熱することができ、大流量で液化ガスを供給することが可能なものなので、例えば、半導体、液晶パネル、又は太陽光発電パネル等の製造に用いられる液化ガスを大量に供給する用途において非常に好適である。
1…液化ガス容器、
2…容器弁、
3…温度計、
4…制御部、
5…重量計、
6…第1加熱部、
7…第2加熱部、
8…第3加熱部、
S1…第1加熱領域(複数の加熱領域)、
S2…第2加熱領域(複数の加熱領域)、
S3…第3加熱領域(複数の加熱領域)、
S4…常に気相部を含んだ範囲、
L1…液化ガスの供給開始時の液面、
L2…液化ガスの供給終了時の液面

Claims (2)

  1. 液化ガス容器の表面を加熱することで、前記液化ガス容器内に収容された液相部を気化して気相部に相転移させるとともに、前記気相部を昇圧してガス状の液化ガスを外部に向けて供給する液化ガス供給方法であって、
    前記液化ガス容器は、その表面が複数の加熱領域に区分されており、
    前記複数の加熱領域は、前記液化ガス容器内において、前記液化ガスの供給中は常に前記液相部となる位置の温度に基づいて、同時に加熱又は加熱停止することで温度制御され、且つ、
    前記液化ガス容器内における前記液相部の液面が、前記複数の加熱領域の何れかに対応する位置に達したときに、前記気相部を含む位置に対応する加熱領域の加熱を停止することを特徴とする液化ガス供給方法。
  2. 前記液相部の液面の位置は、前記液相部の重量を測定し、該重量に基づいて算出されることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス供給方法。
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