JP6122113B2 - 多孔性炭素及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は多孔性炭素及びその製造方法に関するものである。より詳しくは、本発明は高気孔率及び高比表面積を有する多孔性炭素及びその製造方法に関するものである。本出願は2012年7月27日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2012−0082714号の出願日の利益を主張し、その内容全部は本明細書に含まれる。
炭素材料は、触媒、燃料電池、2次電池電極材料、スーパーキャパシタ、複合材料、ガスセンサー、太陽電池、各種電子素子などの多方面の産業に適用される利用価値の大きい材料である。炭素は非常に多様な形態で応用されている。
特に、炭素繊維、炭素ナノチューブなどは高い伝導度を有しながらも機械的物性が非常に高く、比表面積が非常に高い活性炭または非晶質炭素の場合、高い気孔度及び安定な炭素の特性で燃料電池及び2次電池の電極材料分野で多く研究が行なわれている。また、炭化水素及び水素などの燃料用気体貯蔵物質または汚染された地域や二酸化炭素などの人体に有害な気体を精製できる分離母体としても注目を集めている。
最近、多孔性炭素材料としてカーバイド由来炭素(Carbide derived carbon、以下、CDC)物質が研究され、大きい関心を集めている(Gogotsiet al. 1997 J. Mater. Chem. 7:1841−1848;Boehm et al. Proc. 12th Biennial Conf. on Carbon149−150(Pergamon, Oxford, 1975)。非晶質相のCDCは大部分が2nm以下のマイクロ気孔を有しており、したがって、水素貯蔵に使用できる理想的な気孔の大きさの0.6〜0.9nmの気孔のみを選択的に生成することができることが報告された。
しかし、2nm以上のメソ気孔についても、半導体または大きさの大きい気体の貯蔵、医学用治療剤の吸着母体または潤滑油の吸着剤など非常に多様な産業で相対的に大きい気孔の需要が非常に大きい。
最近は単純に比表面積、気孔の大きさの調節だけでなく、気孔体積の調節がさらに重要な特性として注目を集めている。したがって、気孔調節のために多様な原料を用いてCDC合成を試みた。CDCの原料物質としては、TiC、ZrC、WC、SiC、TaC、BC、HfC、Alなど大部分の炭化物が使用されたが、若干の差以外には、炭化物の金属原子種類によって注目を集めるほどの結果を示していないため、まだ2nm以上のメソ気孔まで形成可能なCDCについては報告されたことがない。
上記のような従来技術の問題点を解決するために、本発明は、マイクロ気孔及びメソ気孔を有する高比表面積の多孔性炭素を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような多孔性炭素の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、下記式1で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する多孔性炭素を提供する。
[式1]
M(C
上記式1において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
xは、0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
また、本発明は、下記式2で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する多孔性炭素を提供する。
[式2]
M(C
上記式2において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
Aはボロン(B)または水素(H)であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4であり、zは0.01から0.4である。
また、本発明は、
Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素ソースとを混合する段階;
前記混合された混合物を加熱してカーバイド化合物を形成する段階;
前記カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させる段階;及び
水素雰囲気下で加熱する段階を含む、多孔性炭素の製造方法を提供する。
本発明の多孔性炭素によれば、2nm未満大きさのマイクロ気孔と共に2nm以上のメソ気孔を含むことにより、小さい気孔を必要とする分野だけでなく相対的に大きい気孔が要求される多様な応用分野で有用に使用できる。
また、本発明の多孔性炭素の製造方法によれば、カーバイド化合物の各成分の組成比を調節することにより、簡単な方法で用途に応じて多様な大きさの気孔と比表面積を有する多孔性炭素を容易に製造することができる。
実施例1から4によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。 実施例1から4によって製造されたカーバイド化合物のXRDで(111)ピークシフトを示すグラフである。 実施例1から4及び比較例1によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。 実施例1から4及び比較例1によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。 実施例5から8によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。 実施例5から8によって製造されたカーバイド化合物における、XRDで格子定数変化による(111)ピークシフトを示すグラフである。 実施例5から8によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。 実施例5から8によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。 実施例9から14によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。 実施例9から14によって製造されたカーバイド化合物のXRDで(111)ピークシフトを示すグラフである。 実施例9から14によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。 実施例9から14によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。
本発明の一実施形態による多孔性炭素は、下記式1で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する。
[式1]
M(C
上記式1において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
本発明の他の一実施形態による多孔性炭素は、下記式2で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する。
[式2]
M(C
ここで、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
Aはボロン(B)または水素(H)であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4であり、zは0.01から0.4である。
また、本発明の一実施形態による多孔性炭素の製造方法は、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素ソースとを混合する段階;前記混合された混合物を加熱してカーバイド化合物を形成する段階;前記カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させる段階;及び水素雰囲気下で加熱する段階を含む。
以下、図面を参照して本発明の多孔性炭素及びその製造方法を詳細に説明する。
(多孔性炭素)
本発明の一側面によれば、本発明は下記式1で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する多孔性炭素を提供する。
[式1]
M(C
上記式1において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
上記式1の組成において、金属(M)はTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf及びTaからなる群より選択される一つ以上であり得る。
本発明の一実施形態によれば、金属(M)はTiであり得る。
上記式1において、xは炭素のモル比であって炭素位置の空孔(vacancy)は安定で広い組成範囲を有し得る。また、yは酸素のモル比であって炭素位置に比べて相対的に狭い組成範囲を有し、yが0.4より高い場合、反応せず残って金属と結合したTiなどの酸化物が生成される。
下記式1で示される組成を有するカーバイド化合物は、結晶内で金属と炭素の大きさまたは結合力の程度によって空孔(vacancy)を許容するので、M:(C)は非化学量論的組成を有し得る。
本発明の一実施形態によれば、xは0.6から0.99、好ましくは0.6から0.9、より好ましくは0.6から0.8であり得る。また、yは0.01から0.4、好ましくは0.1から0.4、より好ましくは0.2から0.4であり得る。
本発明の他の一実施形態によれば、金属(M)はTi及び他の金属(M’)元素、即ち、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される一つ以上を含む複合金属であり得る。ここで、上記式1のカーバイド化合物は下記式1aで示される。
[式1a]
(Ti1−aM’)(C
上記式1aにおいて、M’はV、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
aは0.01から0.3であり、xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
上記式1aの組成において、aはM’のモル比を示し、xは炭素のモル比を示し、yは酸素のモル比を示す。
本発明の一実施形態によれば、aは0.01から0.3、好ましくは0.01から0.2であり得る。また、xは0.6から0.99、好ましくは0.6から0.7であり得る。また、yは0.01から0.4、好ましくは0.1から0.4、より好ましくは0.2から0.4であり得る。
上記式1aで示されるカーバイド化合物は、化合物中に金属(M)のTiを含みながらTi原子が部分的にV、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群のうちのいずれか一つ以上で置換(substitutional)形態に挿入された置換型固溶体であり得る。
本発明の一実施形態によれば、上記式1または式1aのカーバイド化合物は、金属、酸素及び炭素のみからなる固溶体(solid solution)化合物であり得る。
また、本発明の他の一実施形態によれば、カーバイド化合物は、上記式1で、酸素原子が部分的に水素(H)またはボロン(B)のうちのいずれか一つ以上で置換(substitutional)された形態、または水素(H)またはボロン(B)のうちのいずれか一つ以上が挿入された形態の置換型固溶体または侵入型固溶体であり得る。
酸素原子が部分的に水素(H)またはボロン(B)のうちのいずれか一つ以上で置換され、または水素(H)またはボロン(B)のうちのいずれか一つ以上が挿入される場合、カーバイド化合物は下記式2で示される組成を有し得る。これにより、本発明の一実施形態による多孔性炭素は、下記式2で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する多孔性炭素であり得る。
[式2]
M(C
上記式2において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
Aはボロン(B)または水素(H)であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4であり、zは0.01から0.4である。
上記式2の組成において、xは炭素のモル比を示し、yは酸素のモル比を示し、zはボロンまたは水素のモル比を示す。
本発明の一実施形態によれば、xは0.6から0.99、好ましくは0.6から0.7であり得る。また、yは0.01から0.4、好ましくは0.1から0.4、より好ましくは0.2から0.4であり得る。また、zは0.01から0.4、好ましくは0.01から0.3であり得る。
本発明の多孔性炭素は、カーバイド由来炭素(Carbide derived carbon、CDC)である。カーバイド由来炭素は、カーバイド化合物をハロゲン元素含有気体と熱化学反応させてカーバイド化合物内の炭素を除いた残りの元素を抽出することによって製造される炭素であって、水素貯蔵物質及び電極材料として既存の活性炭素(activated carbon)に比べて良好な物性を示すので、関心を引いている。
カーバイド由来炭素において、2nm以下のマイクロ気孔を有する多孔性のカーバイド由来炭素は知られているが、2nm以上の大きさを有するメソ気孔まで多様な大きさの気孔を形成することは容易でない。
本発明において、マイクロ気孔(micropores)は直径が約2nm未満である気孔を意味し、メソ気孔(mesopores)は直径が約2nm以上、例えば約2乃至約50nmである気孔を意味する。
本発明の多孔性炭素は、表面に多数の気孔が形成されており、マイクロ気孔及びメソ気孔を全て含む。
上記のように、本発明の多孔性炭素は、2nm未満のマイクロ気孔と2nm以上のメソ気孔を共に有することによって、水素のような大きさの小さい気体の貯蔵や吸着だけでなく相対的に大きい気孔が要求される領域、例えば、水素より大きさの大きい気体の貯蔵、医学用治療剤の吸着母体または潤滑油の吸着剤、触媒、スーパーキャパシタ(super capacitor)の電極、フィルターなど多様な応用分野で有用に使用できる。
また、マイクロ気孔及びメソ気孔を含む気孔の体積比率は、多孔性炭素の総体積に対して約60%以上、例えば約60から約85%、好ましくは約70から約85%であり得る。気孔の体積は特定温度を維持した状態で、例えば液体窒素を用いて77Kを維持しながら、窒素気体を0気圧から1気圧まで入れながら吸着した窒素の量を体積に換算して測定する。この時、気孔に気体が満ちた状態を基準に気孔の体積を全体体積で割れば、気孔の体積比率が分かる。
本発明の一実施形態によれば、本発明の多孔性炭素において、直径が2nm未満であるマイクロ気孔は約0.001から約1.5cm/g、好ましくは約0.01から約1.2cm/gであり、直径が2nm以上であるメソ気孔は約0.01から約2.5cm/g、好ましくは約0.1から約2.3cm/gであり得る。
本発明の一実施形態によれば、本発明の多孔性炭素の比表面積は約400m/g以上であり、例えば、約400から約4,000m/g、好ましくは約500から約3,500m/gであり得る。比表面積は、特定温度を維持した状態で、例えば液体窒素を用いて77Kを維持しながら、窒素気体を0気圧から1気圧まで入れながらそれぞれの圧力条件で吸着した窒素の量を単分子層に窒素が吸着したという仮定の下に下記計算式1を通じて求められる。
[計算式1]
SSA=Vmono/22400*σ*N=4.35Vmono
(SSA=比表面積[m/g]、Vmono=気孔体gram当り窒素の単分子層吸着測定体積[m/g]、22400=窒素1molの体積[m/mol]、σ=窒素の断面積(cross sectional area)[m/atom]、N=アボガドロ数[atom/mol])
本発明の多孔性炭素は、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素を含む炭素ソースとを混合した後に加熱してカーバイド化合物を形成した後、炭素を除いた残りの元素を抽出することによって収得され、後述する多孔性炭素の製造方法でより詳しく説明する。
(多孔性炭素の製造方法)
本発明の他の一側面によれば、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素ソースとを混合する段階、混合された混合物を加熱してカーバイド化合物を形成する段階、カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させる段階及び水素雰囲気下で加熱する段階を含む、多孔性炭素の製造方法を提供する。
本発明の一実施形態によれば、カーバイド化合物は下記式1で示される組成を有し得る。
[式1]
M(C
上記式1において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
上記式1の組成において、金属(M)はTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf及びTaからなる群より選択される一つ以上であり得る。
本発明の一実施形態によれば、金属(M)はチタニウム(Ti)であり得る。
本発明の他の実施形態によれば、金属(M)はTi及び他の金属(M’)元素、即ち、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される一つ以上を含む複合金属であり得る。
このとき、上記式1のカーバイド化合物は下記式1aで示される。
[式1a]
(Ti1−aM’)(C
このとき、M’はV、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
aは0.01から0.3であり、xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4である。
上記式1aの組成において、aはM’のモル比を示し、xは炭素のモル比を示し、yは酸素のモル比を示す。
上記式1または1aのカーバイド化合物で、カーバイド化合物は固溶体粉末であり得る。
本発明の一実施形態によれば、金属またはこれらの酸化物と炭素ソースを混合する段階で水素(H)源またはボロン(B)源をさらに添加して混合することができる。水素源またはボロン源は、水素またはボロンを含むものであれば、気体、液体、または固体状態の元素、分子であり得る。また、水素またはボロンを含む酸化物、水和物、または金属化合物などどれでも制限なく使用することができる。
金属またはこれらの酸化物と炭素ソースを混合する段階で、水素(H)源またはボロン(B)源をさらに添加して混合する場合、カーバイド化合物は下記式2で示される組成を有し得る。これにより、本発明の一実施形態による多孔性炭素は、下記式2で示される組成を有するカーバイド化合物に由来する多孔性炭素であり得る。
[式2]
M(C
上記式2において、MはTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
Aはボロン(B)または水素(H)であり;
xは0.6から0.99であり、yは0.01から0.4であり、zは0.01から0.4である。
上記式2の組成において、xは炭素のモル比を示し、yは酸素のモル比を示し、zはボロンまたは水素のモル比を示す。
上記式1、1a及び2に対するより詳細な説明は、多孔性炭素で説明した通りである。
本発明の一実施形態によれば、金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素ソースとを混合する段階以後に、または混合と同時に粉砕する工程を行なうことができる。粉砕工程は、例えば高エネルギーボールミル(high energy ball mill)を用いて行なうことができる。高エネルギーボールミルを用いることによって、金属ソース及び炭素ソースの混合物をより均一に混合でき、また、一般的ボールミルより混合物に高いエネルギーで粉砕するので欠陥(defect)の量を増加させ、カーバイド固溶体粉末を通常のカーバイド粉末の製造温度の約1,700から約2,200℃より低い温度の約800から約1,600℃で安定的に製造することができる。
高エネルギーボールミル(high energy ball mill)を用いて粉砕する時、例えばアトリターミル(attritor mill)、遊星型ミル(planetery mill)、または水平型ミル(horizontal mill)などの手段を用いることができ、BPR(ball−to−power ratio)が約10:1以上、ミリング速度は約50rpm以上とし、乾式に粉砕することが好ましい。
混合された混合物を加熱してカーバイド化合物を形成する段階は、約800から約1,600℃、好ましくは約1,300から約1,500℃の温度で、加熱時間は約5分間から約5時間、好ましくは約1時間から約2時間行なうことができる。
カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させて多孔性炭素を形成する段階は、約400から約1,200℃、好ましくは約400から約800℃の温度で、加熱時間は約1時間から約5時間、好ましくは約1時間から約3時間加熱して行なうことができる。このとき、使用されるハロゲン気体は塩素気体を使用することが好ましい。
上記のようにカーバイド化合物をハロゲン気体と反応させることによって、カーバイド化合物において炭素を除いた大部分の金属(M)、酸素、ボロン及び水素のような元素は抽出され、これら元素があった位置に気孔が生成され、多孔性炭素を収得することができる。
カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させた後、水素雰囲気下で加熱する段階を行う。水素雰囲気下で加熱する段階は、約400から約1,000℃、好ましくは約400から約800℃の温度で行なうことができ、加熱によって残余のハロゲン気体を除去することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、水素雰囲気下で加熱して残余のハロゲン気体を除去する段階後に、気孔を活性化(activation)する段階をさらに行なうことができる。
気孔を活性化する段階を行うことによって、表面にさらに多くの気孔を発生させたり、気孔の直径を増加させ、単位質量当り表面積をより増加させることができる。しかし、従来の二酸化炭素を用いた気孔活性化工程は活性化工程中に炭素が分解されるので、相当な質量損失が起こることがある。
本発明の一実施形態によれば、気孔を活性化する段階は、多孔性炭素粉末に対してHeまたはArのような非活性気体及びN気体からなる群より選択された一つ以上の気体雰囲気で一定の温度、例えば約25から約1,000℃に到達するまで加熱した後、その到達した目標温度で二酸化炭素気体(CO)を用いて一定時間、例えば約10分間から約2時間加熱することによって遂行できる。上記のように二酸化炭素を投入する以前に非活性気体を用いた気孔活性化を行うことによって、炭素の損失を減らしながら気孔活性化を効果的に達成することができる。
以下、次の実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。しかし、次の実施例に対する説明は本発明の具体的な実施可能性を特定して説明するためのものに過ぎず、本発明の権利範囲をこれらに記載された内容で限定したり、制限解釈しようと意図するものではない。
(実施例1)
TiO18.7848gと炭素粉末6.2152gを準備して混合した。
これらを遊星型ミル(Planetary mill)で250rpm条件でBPR(Ball−to−Powder Ratio)30:1の条件で20時間乾式にてYSZ(Yittrium Stabilized Zirconia)ボールを用いて粉砕した。
ミリングを完了した後、黒鉛真空炉を用いて真空雰囲気で1,500℃、2時間熱処理して還元及び炭化過程を経て、Ti(C0.6480.273)の組成を有するカーバイド化合物粉末を製造した。
製造されたカーバイド化合物粉末3.00gを800℃で3時間塩素気体で処理した後、600℃で2時間水素雰囲気で熱処理することによって残余の塩素気体を除去し、多孔性炭素粉末を収得した。
(実施例2から4)
TiOと炭素粉末の量をそれぞれ異にしたことを除いては、実施例1と同様な方法で多孔性炭素粉末を製造した。
使用された原料の量とこれによるカーバイド化合物の組成は下記表1に示した。
また、各実施例による多孔性炭素の比表面積(SSA)、マイクロ気孔の体積及びメソ気孔の体積を測定して下記表1に共に示した。
(比較例1)
商用TiC粉末3.00g(Aldrich、1−3μm)を用いて実施例1と同様な方法で800℃で3時間塩素気体で処理した後、600℃で2時間水素雰囲気で熱処理することによって残余の塩素気体を除去し、多孔性炭素粉末を製造した。
表1を参照すれば、総比表面積(SSA)はマイクロ気孔の体積と比例的な関係にあることが分かる。
マイクロ気孔、メソ気孔及び比表面積の最大値は、C:Oが0.753:0.231の組成をなすカーバイド化合物に由来した実施例2で得られた。
図1は実施例1から4によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。
図1を参照すれば、Ti(CO)状とグラファイト(graphite)状のみが存在するということが分かる。
図2は実施例から至4によって製造されたカーバイド化合物のXRDで(111)ピークシフトを示すグラフである。
図2を参照すれば、多孔性炭素内の炭素と酸素の分率に比例して結晶の格子定数が変わるが、カーバイド組成内の酸素の含量が約0.1から約0.3まで増加しても結晶構造が変わらず、結晶内の間隔のみ変わることが分かる。
図3aは実施例1から4及び比較例1によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。
図3bは実施例1から4及び比較例1によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。
図3a及び3bを参照すれば、多孔性炭素の組成内で実施例1から4まで酸素の含量が増加することによってマイクロ気孔の量が増加し、酸素のモル分率が約0.231である実施例2が最大の気孔体積及び比表面積を示すことが分かる。
(実施例5から8)
ボロン(B)が置換型に挿入された固溶体であるカーバイド化合物から多孔性炭素を製造するために、TiO18.2108g、B0.158g及び炭素粉末6.6305gを準備して混合した。
以後、残りの工程は実施例1と同様な方法で行なって実施例5の多孔性炭素粉末を製造した。
実施例6から8に対してもBの含量を変化させながらカーバイド化合物を製造した後、実施例1と同様な方法で多孔性炭素粉末を製造した。
使用された原料の量とこれによるカーバイド化合物の組成は下記表2に示した。
また、各実施例による多孔性炭素の比表面積(SSA)、マイクロ気孔の体積及びメソ気孔の体積を測定して下記表2に共に示した。
図4は実施例5から8によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。
図5は実施例5から8によって製造されたカーバイド化合物のXRDで格子定数変化による(111)ピークシフトを示すグラフである。
図4及び5を参照すれば、実施例5から8でボロンの含量が増加しても結晶構造が変わらず、結晶内間隔のみ変わることが分かる。したがって、ボロンが置換型に挿入された固溶体であるのが分かる。
図6aは実施例5から8によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。
図6bは実施例5から8によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。
図6a及び6bを参照すれば、ボロンが置換型に存在するカーバイド化合物固溶体から多孔性炭素を得る場合、実施例7を除いてメソ気孔の体積が顕著に増加することが示される。これは、適切な量のボロンが存在すれば、多孔性炭素を製造する工程で酸素と共に気相に増発することと解釈できる。しかし、蒸発現象の複雑性によって組成比による傾向性を見付けることは難しかった。
(実施例9から14)
水素(H)が侵入型に挿入された固溶体であるカーバイド化合物から多孔性炭素を製造するために、TiO18.3335g、TiH0.0575g及び炭素粉末6.6089gを準備して混合した。
以後、残りの工程は実施例1と同様な方法で行なって実施例9の多孔性炭素粉末を製造した。
実施例10から14についても、TiHの含量を変化させながらカーバイド化合物を製造した後、実施例1と同様な方法で多孔性炭素粉末を製造した。
使用された原料の量とこれによるカーバイド化合物の組成は下記表3に示した。
図7は、実施例9から14によって製造されたカーバイド化合物のXRD結果を示すグラフである。
図8は、実施例9から14によって製造されたカーバイド化合物のXRDで(111)ピークシフトを示すグラフである。
図7及び8を参照すれば、実施例9から14で水素の含量が増加しても含量が増加しても結晶構造が変わらず格子定数のみ変わることが分かる。
図9aは、実施例9から14によって製造された多孔性炭素のマイクロ気孔及びメソ気孔が占める体積を示すグラフである。
図9bは、実施例9から14によって製造された多孔性炭素の比表面積を示すグラフである。
図9a及び9bを参照すれば、実施例9から14によって製造された多孔性炭素粉末はマイクロ気孔及びメソ気孔が両方とも発達した傾向を示すのを確認することができた。特に、Ti(C0.665<0.05>0.285)の組成を有する実施例11でそのような現象が明確であった。
(実施例15)
タングステン(W)がチタニウム(Ti)の位置に置換型に挿入された固溶体であるカーバイド化合物から多孔性炭素を製造するために、TiO12.9607g、WO5.1294g及び炭素粉末6.9104gを準備して混合した。
以後、残りの工程は実施例1と同様な方法で行なって多孔性炭素粉末を製造した。
これによる多孔性炭素の比表面積(SSA)、マイクロ気孔の体積及びメソ気孔の体積を比較例1及び実施例4と比較して下記表4に示した。
この結果によれば、実施例15が比較例1より比表面積、マイクロ気孔及びメソ気孔性面で優れている。また、金属元素としてチタニウム(Ti)のみを用いた実施例14よりタングステン(W)が置換型に挿入されたカーバイド化合物から製造された多孔性炭素が比表面積増加及び多気孔性面にさらに有利であり得ることが明らかになった。
(実施例16)
実施例1のカーバイド化合物製造方法と同様な方法で製造されたTi(C0.8270.167)の組成を有するカーバイド化合物粉末を用いて1,000℃で3時間塩素気体で処理した後、600℃で2時間水素雰囲気で熱処理することによって残余の塩素気体を除去して多孔性炭素粉末を収得した。
(実施例17)
実施例16で得られた多孔性炭素粉末をHe雰囲気で熱処理を始めて970℃に到達した後、30分間30sccmでCOを流すことによって気孔活性化工程を実施した。
実施例16及び17による多孔性炭素の比表面積(SSA)、マイクロ気孔の体積及びメソ気孔の体積を測定して下記表5に示した。
上記のように、本発明の活性化工程によれば、He、N等のような非活性気体を昇温雰囲気で使用することによって炭素の損失を低めることができ、メソ気孔を増加させるのに顕著なCO活性化(CO activation)効果を示した。
従来の方法による気孔活性化工程では、常温からCO気体を流して970℃で2時間の活性化工程の間に約70%程度炭素の損失が起こる反面、本発明による活性化工程は970℃で30分間のCO活性化のみ行ったが、さらに低い炭素損失、例えば約60%程度の炭素損失のみ示されメソ気孔を効果的に増加させることができた。

Claims (7)

  1. Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される金属及びこれらの酸化物からなる群より選択される1種以上の金属ソースと炭素ソースとを混合し、水素(H)源またはボロン(B)源をさらに添加して混合する段階;
    前記混合された混合物を加熱して下記式2のカーバイド化合物を形成する段階;
    前記カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させる段階;
    水素雰囲気下で加熱する段階;及び
    気孔を活性化する段階を含む、多孔性炭素の製造方法であって、
    前記気孔を活性化する段階が、
    前記多孔性炭素に対して不活性気体及びN気体からなる群より選択される一つ以上の気体雰囲気で加熱する段階;及び
    加熱された温度で二酸化炭素気体(CO)を流す段階を含む、多孔性炭素の製造方法
    [式2]
    M(C
    上記式2において、MがTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、W、Hf、及びTaからなる群より選択される1種以上の金属であり;
    Aがボロン(B)または水素(H)であり;
    xが0.6から0.99であり、yが0.01から0.4であり、zが0.01から0.4である。
  2. 前記金属ソースと炭素ソースとを混合し、水素(H)源またはボロン(B)源をさらに添加して混合すると同時に、または前記金属ソースと炭素ソースとを混合する段階後に、前記混合物を粉砕する段階をさらに含む、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
  3. 前記混合物を粉砕する段階が、アトリターミル(attritor mill)、遊星型ミル(planetery mill)、または水平型ミル(horizontal mill)を含む高エネルギーボールミルを用いて行なわれ、
    BPR(ball−to−power ratio)が10:1以上である、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
  4. 前記混合された混合物を加熱してカーバイド化合物を形成する段階が、800から1,600℃の温度で5分間から5時間行う、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
  5. 前記ハロゲン気体が、塩素(Cl)気体である、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
  6. 前記カーバイド化合物をハロゲン気体と反応させる段階が、400から1,200℃の温度で1時間から5時間行う、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
  7. 前記水素雰囲気下で加熱する段階が、400から1,000℃の温度で行う、請求項に記載の多孔性炭素の製造方法。
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