JP6121667B2 - 放電ランプ及び光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電ランプ、及び放電ランプを備える光源装置に関する。
従来、重水素等の放電ガス中で放電発光を起こし、光を出射させる放電ランプが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。例えば、特許文献1には、内部空間に重水素が充填された放電容器と、内部空間を挟んで互いに対向するように放電容器の外面に取り付けられた一対の電極と、内部空間において電子が通過する部分を制限する絞り体と、を備える無電極放電ランプが記載されている。陽極となる電極には、光を通過させるための開口が設けられている。この無電極放電ランプでは、一対の電極の間に高周波電流を供給することにより、内部空間に誘導放電が起こる。放電が絞り体で収束されることにより、点状の光が発生し、この光が陽極の開口から出射する。
特許第3385170号 特表2005−519437号公報 特開平2−273452号公報 特開平6−60852号公報
上述の無電極放電ランプにおいては、誘導放電のみにより放電ガス中に電子流を生じさせているため、供給電力に比して内部空間へ供給される電子量が充分ではなく、充分な電流密度が得られない場合がある。充分な電流密度が得られないと、充分な光量を得られない懼れがある。一方、充分な電流密度を得るために供給電力を増加させた場合には、一対の電極がともに放電容器の外面に取り付けられているため、電極間での沿面放電の発生等といった耐電圧に関する問題が発生する場合があり、安定動作を行うことが困難となる懼れがある。
本発明は、充分な電流密度と高い安定性とを得ることができる放電ランプ及び光源装置を提供することを目的とする。
本発明の放電ランプは、誘電体材料から形成されると共に光を透過させる光透過領域を有する誘電部と、放電ガスが封入された放電ガス封入空間を誘電部と共に形成する本体部と、を有する筐体と、放電ガス封入空間において、光透過領域と対向して配置された電子放出源と、放電ガス封入空間において電子放出源と光透過領域との間を仕切り、電子放出源から放出された電子を通過させる電子通過孔が設けられた放電路制限部材と、筐体の外側において誘電部を挟んで電子放出源と対向するように配置され、光透過領域を透過した光を通過させる開口部が設けられた外部電極と、を備える。
本発明の光源装置は、上述の放電ランプと、電子放出源と外部電極との間に交流電流を供給する交流電源と、を備える。
これらの放電ランプ及び光源装置では、筐体の内側の放電ガス封入空間に電子放出源が配置されているため、電子放出源と、筐体の外側に配置された外部電極との間に、交流電流が供給されると、誘電部に誘電分極が発生し、放電が開始される。放電ガス封入空間に配置された電子放出源から放電ガス中に充分な量の電子が放出されるため、充分な電流密度を得ることができる。また、一対の電極が、それぞれ筐体の内部と外部とに分かれて配置されているため、電極間の耐電圧能が高くなり、異常放電の発生しない、安定した動作を行うことができる。
外部電極は、誘電部に当接していてもよい。この場合、誘電分極が好適に発生するため、安定した放電状態が維持され、より安定した動作行うことができる。
電子放出源は、電流を導通させる基部と、基部の外面に設けられた電子放出部と、を有し、電子放出部は、基部を形成する材料よりも電子を放出し易い易電子放射物質により形成されていてもよい。この場合、易電子放射物質により形成された電子放出部から電子が放出されるため、基部から電子を放出させる場合に比して、確実に電子が放出され、より充分な電流密度を得ることができる。
放電路制限部材は、電子放出源を収容する電子放出源収容空間を画設する、胴体部と蓋部と、を有し、胴体部は、電子放出源と光透過領域とが対向する方向から見た場合に、電子放出源を囲う壁状を呈し、蓋部は、胴体部における光透過領域側の端部に接続され、電子通過孔が設けられていてもよい。この場合、電子放出部から放出された電子が筐体の本体部等に入射することが抑制される。従って、より安定した動作を行うことができる。
放電路制限部材を形成する材料よりも高い融点を有する材料により形成され、貫通孔が設けられた保護部材を備え、保護部材は、貫通孔と電子通過孔とが連通するように、放電路制限部材に取り付けられていてもよい。この場合、放電路制限部材において放電によって劣化しやすい電子通過孔の周縁部及びその近傍を保護部材により保護することが可能となるため、放電路が安定した状態に保たれ、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプは、放電路制限部材に接続され、内部が電子通過孔と連通した筒状部を備え、筒状部は、光透過領域、又は電子放出源に向かって突出していてもよい。この場合、筒状部において、電流密度をより高めることができる。
放電ランプは、誘電部を覆うように筐体に固定されるカバーを備え、外部電極は、カバーと誘電部とにより挟持されてもよい。この場合、外部電極と誘電部とを密着させることが可能となり、安定した放電状態が維持され、より安定した動作を行うことができる。
電子放出源は、熱電子を放出する熱電子放出源であってもよい。この場合、好適に電子を供給することができるので、より安定した動作を行うことができる。
光源装置は、上述の放電ランプと、電子放出源と外部電極との間に交流電流を供給する交流電源と、電子放出源を加熱するための加熱用直流電源と、を備えていてもよい。この場合、加熱された電子放出源から好適に電子を供給することができるので、より安定した動作を行うことができる。
本発明によれば、充分な電流密度と高い安定性とを得ることができる放電ランプ及び光源装置を提供することが可能となる。
第一実施形態の放電ランプを示す斜視図である。 図1の放電ランプを示す一部破断分解斜視図である。 図1の放電ランプを備えた光電装置の一例を示す概略構成図である。 第二実施形態の放電ランプを示す断面図である。 第三実施形態の放電ランプを示す断面図である。 第四実施形態の放電ランプを示す断面図である。 第五実施形態の放電ランプを備えた光源装置の一例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照しつつ実施形態について詳細に説明する。なお、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1は第一実施形態の放電ランプを示す斜視図、図2は図1の放電ランプを示す一部破断分解斜視図である。図1及び図2に示される放電ランプ1Aは、放電ガス中で放電発光を起こして光を出射させる光源である。放電ランプ1Aは、筐体2、内部電極3、電極ボックス4、アパーチャ5A、外部電極6A、及びカバー7を備えている。
筐体2は、放電ガスを収容する容器である。筐体2の内部は、放電ガスが封入される放電ガス封入空間である。筐体2に封入される放電ガスは、例えば重水素又はキセノン等である。筐体2の内部の圧力(ガス圧)は、例えば100〜10000Pa程度である。筐体2は、筒状の胴部24と、胴部24の両端を閉塞する一対の円板状の蓋部と、を有する。一方の蓋部は、誘電部21を構成しており、他方の蓋部は、給電ピン31(後述)、及び固定ピン53(後述)を保持するステム部23を構成している。胴部24及びステム部23は、本体部22を構成している。
誘電部21は、誘電分極を発生させると共に、筐体2の内部で発生した光を外部に透過させる。誘電部21は、例えば各種ガラス、又はセラミック等の、筐体2の内部で発生した光に対して透光性を有する誘電体材料により形成された板状部材であり、例えば円板状等を呈している。誘電部21における略中心部を含む所定の領域、つまり円板状の誘電部21の場合の円周方向中央領域は、放電ガス封入空間で発生した光を透過させる光出射窓となる光透過領域21aである。
本体部22は、誘電部21と共に放電ガス封入空間を形成する。本体部22は、例えば各種ガラス、又はセラミック等の、誘電部21が取り付け可能である絶縁性材料により形成され、誘電部21と一体となって密閉空間を形成している。
内部電極3は、放電ガス封入空間に熱電子を放出する熱電子放出源であり、放電を起こす際に熱陰極として機能する。内部電極3は、放電ガス封入空間において、ステム部23寄りの位置で光透過領域21aと対向して配置されている。
内部電極3としては、例えばフィラメント等が使用される。内部電極3は、電流を導通させるばね状に延在した基部と、基部の外周面に設けられた電子放出部と、を有している。基部は、例えばタングステン等により形成されている。電子放出部は、基部を形成する材料よりも電子を放出し易い易電子放射物質により形成されている。易電子放射物質としては、例えば酸化バリウム等が使用される。電子放出部は、例えば、基部に対して易電子放射物質を塗布することにより形成される。内部電極3の両端部には、それぞれ給電ピン31,31の一端側が接続されている。導電部材からなる2本の給電ピン31,31は、それぞれ、その一端側で内部電極3を筐体2内の所定の空間位置に保持すると共に、その他端側が電極ボックス4の底蓋42(後述)及びステム部23を貫通して、筐体2の外側に突出した状態でステム部23に立設、及び固定されている。2本の給電ピン31,31は、それぞれ高周波電源H(後述)、及び定電圧電源C1(後述)と電気的に接続される。
電極ボックス4は、内部電極3から放出された電子の放電路を制限する放電路制限部材として機能し、内部電極3を収容する電子放出源収容空間ERを画設している。電極ボックス4は、包囲部41及び底蓋42を有している。包囲部41は、光軸方向(後述)に延在した側壁からなる円筒状の胴体部41cと、光透過領域21aに沿った方向に拡がった円板状の蓋部41bと、を有している。胴体部41cは、光軸方向から見た場合に、内部電極3を囲っている。蓋部41bは、胴体部41cにおける光透過領域21a側の端部に接続されている。本実施形態においては、蓋部41bと胴体部41cとは、一体に形成されている。蓋部41bは、内部電極3と光透過領域21aとの間に配置されている。底蓋42は、円板状を呈しており、包囲部41の胴体部41cの他方の端部に内挿されている。
包囲部41及び底蓋42は、内部電極3を包囲するように筐体2と同軸に配置されており、放電ガス封入空間において内部電極3と光透過領域21aとの間を仕切り、電子放出源収容空間ERを画設している。蓋部41bの略中心部を含む所定の領域、つまり円板状の蓋部41bの場合の円周方向中央部には、内部電極3から放出された電子を通過させる略円形状の電子通過孔41aが設けられている。なお、光透過領域21a、及び電子通過孔41aの略中心部を通る仮想線を光軸Zとし、光軸Zの延びる方向を光軸方向とする。換言すると、光軸方向は、光透過領域21aと電子放出源3とが対向する方向である。光軸Zと交わる方向における電子通過孔41aの大きさ(直径)は、同方向における光透過領域21aの大きさ(直径)よりも小さく、同方向における内部電極3の長手方向(延在方向)の大きさ(長さ)よりも小さい。
底蓋42と本体部22との間には、スペーサ43,43が挟まれている(図3参照)。スペーサ43は、軸線方向に沿った断面が略凸字状を呈した円筒状を呈している、スペーサ43は、給電ピン31に外挿されており、給電ピン31と底蓋42の貫通孔との間に介されている。包囲部41、底蓋42及びスペーサ43は、例えばセラミック等の絶縁材料により形成されている。そのため、電子放出源収容空間ERを、その周囲の筐体2内の空間に対して、電気的、及び温度的に遮断することができ、内部電極3の安定動作に寄与する。また、底蓋42を設けることで、内部電極3から放出された電子が包囲部41におけるステム部23側の端部から回り込んで誘電部21に向かうことを抑制することができ、アパーチャ5Aに電子が集中して向かいやすくさせることができる。
アパーチャ5Aは、電子通過孔41aによって制限した放電経路の狭窄領域をさらに延長する放電路狭窄部材として機能する。また、アパーチャ5Aは、電子通過孔41aの周縁部及びその近傍を保護する保護部材として機能する。アパーチャ5Aは、両端が開口し、その内部に狭窄孔51aが貫通している円筒状の円筒部(筒状部)51と、円筒部51の一方の端部から径方向外側に突出した円環状の鍔部52と、を有している。狭窄孔51aの内径は、電子通過孔41aの内径と同程度とされており、光軸Zと交わる方向における狭窄孔51aの大きさ(直径)は、同方向における光透過領域21aの大きさ(直径)よりも小さく、同方向における内部電極3の長手方向(延在方向)の大きさ(長さ)よりも小さくなっている。円筒部51は、電子通過孔41aと同軸上に並んで連通するように配置されている。つまり、円筒部51は、光軸Z上に配置されている。鍔部52は、蓋部41bの光透過領域21a側の面に当接している。
鍔部52、蓋部41b、底蓋42、及びステム部23には、2本の軸状の固定ピン53,53が貫通している。導電部材からなる固定ピン53は、ステム部23に固定されている。固定ピン53の一端側には、軸線方向に沿った断面が略凸字状を呈した円筒状の留具54が外挿され、固定ピン53の他端側は、筐体2の外側に突出している。アパーチャ5Aは、蓋部41bと留具54とに挟持されている。固定ピン53において、蓋部41bとステム部23との間には、円筒状の絶縁材料からなるスリーブ55が外挿されている。スリーブ55は、固定ピン53と底蓋42との間に介されている。アパーチャ5Aは、電極ボックス4を形成する材料よりも高い融点を有する材料により形成されており、例えばモリブデンやタングステン等の高融点金属やその合金・化合物等により形成されている。固定ピン53は、例えばステム部23の構成材料と熱膨張係数が近い材料、例えばコバール金属等により形成されている。留具54は、例えばニッケル等の金属によって形成されている。スリーブ55は、例えばセラミック等により形成されている。
アパーチャ5Aは、留具54をかしめて固定ピン53の所定の位置に固定し、留具54、及び固定ピン53を介して蓋部41b上の所定の位置に押圧されることにより、蓋部41上に固定される。また、包囲部41は、留具54を固定し、底蓋42に押圧されることにより、電極ボックス4全体としてステム部23に固定される。また、固定ピン53は、スリーブ55に覆われることで電子放出部収容空間ER内に露出されないので、内部電極3との間における放電といった不具合を抑制することができる。なお、固定ピン53に関しては、アパーチャ5A等の固定が十分であれば、1本でも良く、また3本以上でも良い。さらに、固定ピン53は、フローティング電位とされ、電力供給を受けないので、各構成要素を確実に固定することが可能であれば、導電部材に限らず、絶縁部材により形成されていてもよい。
外部電極6Aは、放電を起こす際に陽極として機能する。外部電極6Aは、略円環状を呈した板状の導電部材からなっている。外部電極6Aの略中心部を含む所定の領域、つまり略円環状の外部電極6Aの場合の円周方向中央部には、開口部61が設けられている。外部電極6Aの外周縁の所定の箇所からは、高周波電源H(後述)に電気的に接続される端子62が径方向外側に延在している。外部電極6Aは、例えばニッケルやアルミニウム等の金属により形成されている。
外部電極6Aは、筐体2の外側において、誘電部21を挟んで内部電極3と対向するように配置されている。具体的には、外部電極6Aは、筐体2と同軸に配置されており、開口部61は光軸Z上に配置されて、光透過領域21aを透過した光を通過させる。つまり、内部電極3、電子通過孔41a、狭窄孔51a、光透過領域21aおよび開口部61は、光軸Z上に同軸に配置されている。また、外部電極6Aは、端子62を除き、その誘電部21側の面のほぼ全面が誘電部21に面状に当接している。
カバー7は、外部電極6Aを誘電部21に対して固定するための部材である。カバー7は、絶縁部材からなり、誘電部21と対向するように拡がった円環状の挟持部71と、挟持部71の誘電部21側の面の外周縁付近から胴部24に沿う方向に突出した略円筒状の外挿部72と、を有している。外挿部72は、挟持部71と誘電部21とで外部電極6Aを挟持するように筐体2に外挿され、この状態で接着剤等により筐体2に固定されている。これにより、外部電極6Aと誘電部21とは密着している。外挿部72には、外部電極6Aの端子62を引き出すための切欠きが設けられている。挟持部71の略中心部を含む所定の領域、つまり円環状の挟持部71の場合の円周方向中央部には、開口部73が設けられている。開口部73は光軸Z上に配置されて、外部電極6Aの開口部61を通過した光を放電ランプ1Aの外部に出射させる。つまり、内部電極3、電子通過孔41a、狭窄孔51a、光透過領域21a、開口部61、及び開口部73は、光軸Z上に同軸に配置されている。カバー7は、例えばセラミック等により形成されている。
図3は、図1の放電ランプを備えた光電装置の一例を示す概略構成図である。図3に示されるように、光源装置100は、放電ランプ1Aを備えている。光源装置100は、例えば環境測定等に使用される装置である。光源装置100は、放電ランプ1Aの他に、高周波電源H、及び定電圧電源C1を備えている。
高周波電源Hは、内部電極3と外部電極6Aとの間に交流電流を供給する交流電源であり、双方の給電ピン31,31と外部電極6Aの端子62とに電気的に接続されている。高周波電源Hから供給される交流電流の周波数は、例えば10kHz〜2.45GHz程度である。高周波電源Hから供給される交流電流のピーク電圧は、例えば数V〜数十kV程度である。定電圧電源C1は、内部電極3を加熱するための加熱用直流電源であり、双方の給電ピン31,31に電気的に接続されている。高周波電源H、及び定電圧電源C1は、共通の接地経路を有している。
以上のような放電ランプ1A及び光源装置100では、定電圧電源C1から内部電極3に直流電流が供給され、内部電極3が加熱される。その状態で、筐体2の内側の放電ガス封入空間に配置された内部電極3と、筐体2の外側に配置された外部電極6Aとの間に、高周波電源Hから交流電流が供給される。交流電流が供給されると、誘電部21に誘電分極が発生する。加熱された内部電極3から放出された熱電子は、内部電極3と誘電部21との間に放電を形成する。放電は、電子通過孔41a及びアパーチャ5Aの狭窄孔51aにおいて収束され、点状の放電発光が発生する。放電発光により生じた光は、光透過領域21a、外部電極6Aの開口部61、及びカバー7の開口部73を通過して、放電ランプ1Aの外部に出射される。このように、放電ランプ1A及び光源装置100では、誘電分極を発生させつつ、放電ガス封入空間に配置された内部電極3から放電ガス中に電子を放出させるため、充分な電流密度が得られる。また、高周波電源Hに接続される内部電極3と外部電極6Aとが筐体2の内部と外部とに分かれて配置されているので、放電電極間の耐電圧能が高くなり、沿面放電等の不具合の発生しない、安定した動作を行うことができる。また、放電ランプ1Aは、比較的短期間に点灯することが可能となっている。
放電ランプ1Aでは、外部電極6Aは、誘電部21に当接している。このため、誘電分極が好適に発生し、安定した放電状態が維持され、より安定した動作行うことができる。
放電ランプ1Aでは、内部電極3は、電流を導通させる基部と、基部の外面に設けられた電子放出部と、を有し、電子放出部は、基部を形成するタングステン等よりも電子を放出し易い酸化バリウム等の易電子放射物質により形成されている。従って、易電子放射物質により形成された電子放出部から電子が放出されるため、基部から電子を放出させる場合に比して、確実に電子が放出され、より充分な電流密度を得ることができる。
放電ランプ1Aでは、電極ボックス4は、内部電極3を収容する電子放出源収容空間ERを画設する、胴体部41cと蓋部41bと、を有し、胴体部41cは、内部電極3と光透過領域21aとが対向する方向から見た場合に、内部電極3を囲う壁状を呈し、蓋部41bは、胴体部41cにおける光透過領域21a側の端部に接続され、電子通過孔41aが設けられている。このため、内部電極3から放出された電子が本体部22等に入射することを抑制することができる。従って、より安定した動作を行うことができる。本実施形態では、胴体部41cは、円筒状を呈している。
放電ランプ1Aでは、電極ボックス4を形成するセラミック等よりも高い融点を有する高融点金属やその合金・化合物等により形成され、狭窄孔51aが設けられたアパーチャ5Aを備え、アパーチャ5Aは、狭窄孔51aと電子通過孔41aとが連通するように、電極ボックス4の蓋部41bにおける光透過領域21a側の面に取り付けられている。このため、電極ボックス4において放電によって劣化しやすい電子通過孔41aの周縁部及びその近傍をアパーチャ5Aにより保護することが可能となる。従って、放電路が安定した状態に保たれ、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプ1Aでは、電極ボックス4に取り付けられ、内部が電子通過孔41aと連通した円筒部51を備え、円筒部51は、光透過領域21aに向かって突出している。このため、円筒部51において、電流密度をより高めることができる。
放電ランプ1Aでは、内部電極3から放出された電子が電子通過孔41a、及びアパーチャ5Aの狭窄孔51aで収束され、放電発光が発生する。このように、アパーチャ5Aにより電子の放電路が狭窄されるため、高輝度化を図ることが可能となる。
放電ランプ1Aは、誘電部21を覆うように筐体2に固定されるカバー7を備え、外部電極6Aは、カバー7と誘電部21とにより挟持されている。これにより、外部電極6Aと誘電部21とが密着されており、安定した放電状態が維持され、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプ1Aでは、内部電極3は、熱電子を放出する熱電子放出源である。このため、好適に電子を供給することができるので、より安定した動作を行うことができる。
光源装置100は、放電ランプ1Aと、内部電極3と外部電極6Aとの間に交流電流を供給する高周波電源Hと、内部電極3を加熱するための定電圧電源C1と、を備えている。このため、加熱された内部電極3から好適に熱電子が放出されるため、安定して電子を供給することができ、より安定した動作を行うことができる。
[第二実施形態]
図4は、第二実施形態の放電ランプを示す断面図である。本実施形態の放電ランプ1Bが第一実施形態の放電ランプ1Aと異なる点は、電極ボックス4の内側にアパーチャ5Bが取り付けられている点である。
アパーチャ5Bは、第一実施形態のアパーチャ5Aと同様な構造であり、円筒部(筒状部)53と鍔部54と、を有している。アパーチャ5Bは、放電路狭窄部材として機能する他に、電子通過孔41aの周縁部及びその近傍を保護する保護部材として機能する。円筒部53の狭窄孔53aは、電子通過孔41aと同軸上に並ぶように、つまり光軸Z上に配置されている。アパーチャ5Bの鍔部52は、蓋部41bの内部電極3側の面に当接している。すなわち、アパーチャ5Bは、円筒部53の狭窄孔53aと電子通過孔41aとが連通するように、蓋部41bにおける内部電極3側の面に取り付けられている。アパーチャ5Bの鍔部52の包囲部41に対する取り付けは、例えば、アパーチャ5Aの鍔部52の包囲部41に対する取り付けと同様に、留具54をかしめることで、固定ピン53に外挿されたスリーブ55と蓋部41bの内部電極3側の面とにより挟持することで実施できる。
以上のような放電ランプ1Bでは、内部電極3に直流電流が供給され、内部電極3が加熱される。その状態で、内部電極3と外部電極6Aとの間に交流電流が供給されると、誘電部21に誘電分極が発生し、内部電極3から放電ガス中に電子が放出され、内部電極3と誘電部21との間に放電が形成される。放電は、アパーチャ5Bの狭窄孔53a、電子通過孔41a、及びアパーチャ5Aの狭窄孔51aにおいて収束され、点状の放電発光が発生する。放電発光により生じた光は、光透過領域21a、外部電極6Aの開口部61、及びカバー7の開口部73を通過して、放電ランプ1Bの外部に出射される。
このような放電ランプ1Bは、第一実施形態の放電ランプ1Aと同様な効果を奏する。加えて、放電ランプ1Bは、電極ボックス4を形成するセラミック等よりも高い融点を有する高融点金属やその合金・化合物等により形成され、狭窄孔53aが設けられたアパーチャ5Bを備え、アパーチャ5Bは、狭窄孔53aと電子通過孔41aとが連通するように、電極ボックス4の蓋部41bにおける内部電極3側の面に取り付けられている。このため、電極ボックス4において放電によって劣化しやすい電子通過孔41aの周縁部及びその近傍をアパーチャ5Bによりさらに保護することが可能となり、放電路が安定した状態に保たれ、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプ1Bでは、電極ボックス4に取り付けられ、内部が電子通過孔41aと連通した円筒部53を備え、円筒部53は、内部電極3に向かって突出している。このため、円筒部53において電流密度をより高めることができる。
また、放電ランプ1Bでは、内部電極3から放出された電子がアパーチャ5Bの狭窄孔53a、電子通過孔41a、及びアパーチャ5Aの狭窄孔51aで収束され、放電発光が発生する。このように、アパーチャ5A及びアパーチャ5Bの双方により電子の放電路が狭窄されるため、より高輝度化を図ることが可能となる。
[第三実施形態]
図5は、第三実施形態の放電ランプを示す断面図である。本実施形態の放電ランプ1Cが第一実施形態の放電ランプ1Aと異なる点は、外部電極6Bが誘電部21に対してカバー等を用いることなく固定されている点である。
外部電極6Bは、円環状を呈している。外部電極6Bは、誘電部21の外側の面に対して、例えば、ニッケルやアルミニウム等の金属を蒸着することにより形成され、導電膜からなっている。外部電極6Bは、外部電極6Aと同じく筐体2と同軸に配置されている。
以上のような放電ランプ1Cでは、内部電極3に直流電流が供給され、内部電極3が加熱される。その状態で、内部電極3と外部電極6Bとの間に交流電流が供給されると、誘電部21に誘電分極が発生し、内部電極3から放電ガス中に電子が放出され、内部電極3と誘電部21との間に放電が形成される。放電は、電子通過孔41a、及び狭窄孔51aにおいて収束され、点状の放電発光が発生する。放電発光により生じた光は、光透過領域21a、及び外部電極6Bの開口部61を通過して、放電ランプ1Cの外部に出射される。
このような放電ランプ1Cは、第一実施形態の放電ランプ1Aと同様な効果を奏する。加えて、放電ランプ1Cでは、外部電極6Bが蒸着等によって誘電部21に対してカバー等を用いることなく固定されているため、誘電部21に対する密着性の向上や部品点数の低減、装置の小型化を図ることが可能となる。
[第四実施形態]
図6は、第四実施形態の放電ランプを示す断面図である。本実施形態の放電ランプ1Dは、筐体2、内部電極3、外部電極6A、及びカバー7に加えて、アパーチャ5Cを備えている。
アパーチャ5Cは、内部電極3から放出された電子の放電路を制限する電子通過孔を有する放電路制限部材として機能する。アパーチャ5Cは、円筒部55と、円筒部55の一方の端部から径方向外側に突出した鍔部56と、を有している。円筒部55に形成された貫通孔55aは、上述の電子通過孔41aと同様に、内部電極3から放出された電子を通過させる電子通過孔として機能すると共に、上述の狭窄孔51aと同様に、放電路を狭窄する狭窄孔として機能する。アパーチャ5Cは、放電ガス封入空間において、内部電極3と光透過領域21aとの間に配置されており、内部電極3と光透過領域21aとの間を仕切っている。鍔部56の外径は、胴部24の内径と同程度とされている。鍔部56の外周縁は、胴部24の内周面に対して、例えば融着や接着剤等により固定されている。アパーチャ5Cは、例えばモリブデンやタングステン等の高融点金属やその合金・化合物等により形成されている。
以上のような放電ランプ1Dでは、内部電極3に直流電流が供給され、内部電極3が加熱される。その状態で、内部電極3と外部電極6Aとの間に交流電流が供給されると、誘電部21に誘電分極が発生し、内部電極3から放電ガス中に電子が放出され、内部電極3と誘電部21との間に放電が形成される。放電は、アパーチャ5Cの貫通孔55aにおいて収束され、点状の放電発光が発生する。放電発光により生じた光は、光透過領域21a、外部電極6Aの開口部61、及びカバー7の開口部73を通過して、放電ランプ1Dの外部に出射される。
このような放電ランプ1Dは、第一実施形態の放電ランプ1Aと同様な効果を奏する。加えて、放電ランプ1Dでは、放電路制限部材として機能するアパーチャ5Cが直接筐体2に固定されているため、電極ボックス4等の部品を削減することができる。従って、部品点数の低減や、製造コストの低減を図ることができる。
[第五実施形態]
図7は、第五実施形態の放電ランプを備えた光源装置の一例を示す概略構成図である。本実施形態の放電ランプ1Eは、外形が多角形、又は円形の扁平な形状を有しており、光の出射方向の長さ(厚み)が出射方向と垂直な方向の長さ(幅)よりも小さい板状の構造となっている。放電ランプ1Eは、筐体8、内部電極9、ヒータ10、絶縁体11、アパーチャ12、及び外部電極13を備えている。
筐体8は放電ガスを収容する容器であり、筐体8の内部は放電ガスが封入される放電ガス封入空間である。筐体8は、筒状の胴部81と、胴部81の一方の端部を閉塞する板状の窓材82と、胴部81の他方の端部を閉塞する板状のステム部83と、を有している。
窓材82は、誘電分極を発生させると共に、筐体8の内部で発生した光を外部に透過させる誘電部として機能する。窓材82は、例えば各種ガラス、又はセラミック等の、筐体8内で発生した光に対して透光性を有する誘電体材料により形成された板状部材である。誘電部21における略中心部を含む所定の領域は、放電ガス封入空間で発生した光を透過させる光出射窓となる略円形状の光透過領域82aである。
胴部81及びステム部83は、窓材82と共に放電ガス封入空間を形成する本体部として機能し、金属等の導電材料、又はガラス若しくはセラミック等の絶縁材料等によって形成される。例えば、胴部81をインジウム等の金属により形成し、ステム部83を金属、ガラス、又はセラミック等により形成しても良い。
内部電極9は、放電ガス封入空間に熱電子を放出する熱電子放出源であり、放電を起こす際に熱陰極として機能する。内部電極9は、放電ガス封入空間において、ヒータ10を介してステム部83における放電ガス封入空間側の面上に積層されており、光透過領域82aと対向している。
内部電極9は、光透過領域82aに沿った方向に拡がる平板状を呈している。内部電極9は、導電部材からなる板状部材、又は膜状部材である基部と、基部において光透過領域82aと対向する外面に設けられた電子放出部と、を有している。電子放出部は、例えば、酸化バリウム等の易電子放射物質を基部に塗布することにより形成されている。内部電極9には、導電部材からなる陰極用給電ピン91の一端側が接続されている。陰極用給電ピン91の他端側は、ステム部83を貫通して筐体8の外側に突出している。陰極用給電ピン91は、高周波電源Hと電気的に接続される。なお、ステム部83が絶縁材料からなる場合、ステム部83により陰極用給電ピン91が直接保持され、一方、ステム部83が金属により形成されている場合、陰極用給電ピン91とステム部83との間には、絶縁材により形成されたスペーサS(例えば、ハーメチックシール等)が介される。
ヒータ10は、内部電極9を加熱する加熱源である。ヒータ10は、内部電極9と密着できるような平らな形状を呈しており、内部電極9とステム部83との間に介されている。ヒータ10は、例えばタングステン等の高融点金属からなる線状部材を面状に配置すること等により形成されている。ヒータ10には、導電部材からなる一対のヒータ用給電ピン10a,10aのそれぞれの一端側が接続されている。ヒータ用給電ピン10aの他端側は、ステム部83を貫通して筐体8の外側に突出している。ヒータ用給電ピン10aは、定電圧電源C1に接続されている。なお、陰極用給電ピン91と同様に、ステム部83が金属により形成されている場合、ヒータ用給電ピン31aとステム部83との間には、スペーサSが介される。
絶縁体11は、筐体8と内部電極9との間を電気的に絶縁すると共に、内部電極9から放出された電子の放電路を制限する放電路制限部材として機能する。絶縁体11は、略筒状を呈しており、その外面が胴部81の内面に当接するように、胴部81に内挿されている。絶縁体11は、ステム部83上に積層されている。絶縁体11は、光透過領域82a側の蓋部11aと、ステム部83側の胴体部11bと、を有している。胴体部11bは、光軸方向(後述)から見た場合に、内部電極9を囲っている。蓋部11aは、胴体部11bにおける光透過領域82a側の端部に接続されている。蓋部11aの内面11cは、胴体部11bの内面11dよりも小さくされており、蓋部11aにおけるステム部83側の面とステム部83との間に、内部電極9の辺縁部が挟まれている。このように、蓋部11aと胴体部11bとにより、内部電極9を収容する電子放出源収容空間ERが画設されている。蓋部11aの内面11cは、内部電極9から放出された電子を通過させる電子通過孔として機能する。絶縁体11は、例えばガラス又はセラミック等の絶縁材料により形成されている。
アパーチャ12は、蓋部11aの内面11cにより制限された放電経路をさらに狭窄する放電路狭窄部材として機能すると共に、蓋部11aの内面11c及びその近傍を保護する保護部材として機能する。アパーチャ12は、光透過領域82aに沿った方向に拡がる略平板状(面板状)を呈しており、その外面が胴部81の内面に当接するよう胴部81に内挿されている。アパーチャ12は、絶縁体11における光透過領域82a側の面上に積層されている。アパーチャ12の略中心部を含む所定の領域には、内部電極9から放出された電子を通過させる略円形状の狭窄孔12aが設けられている。アパーチャ12は、蓋部11aの内面11cと狭窄孔12aとが連通するように配置されている。アパーチャ12は、例えばモリブデンやタングステン等の高融点金属やその合金・化合物等により形成されており、放電の際に絶縁体11を保護することが可能となっている。なお、アパーチャ12は、例えば、絶縁体11と同一の材料により絶縁体11と一体に形成されていてもよく、この場合、アパーチャ12における光透過領域82a側の面上に、例えばモリブデン、又はタングステン等の高融点金属やその合金・化合物等により形成された保護部材をさらに配置してもよい。なお、光透過領域82a及び狭窄孔12aの略中心部を通る仮想線を光軸Zとし、光軸Zの延びる方向を光軸方向とする。換言すると、光軸方向は、内部電極9と光透過領域82aとが対向する方向である。光軸Zと交わる方向における狭窄孔12aの大きさ(直径)は、同方向における光透過領域82aの大きさ(直径)、同方向における内面11cの大きさ(直径)、及び同方向における内部電極9の大きさ(長さ)よりも小さい。
外部電極13は、放電を起こす際に陽極として機能する。外部電極13は、窓材82の外側の面に対して、例えば、ニッケルやアルミニウム等の金属を蒸着することにより形成された平板状の導電部材である。外部電極13は、筐体8の外側において、窓材82を挟んで内部電極9と対向するように配置されている。外部電極13の略中心部を含む所定の領域に形成された円形状の開口部13aは、光軸Z上に配置されており、光透過領域82aを透過した光を通過させる。つまり、内部電極9、開口11a、狭窄孔12a、光透過領域82a及び開口部13aは、光軸Z上に同軸に配置されている。
放電ランプ1Eを備える光源装置200は、上述と同様な高周波電源H、及び定電圧電源C1を備える。高周波電源Hは、接地されている。定電圧電源C1は、ヒータ10に電流を供給し、ヒータ10により内部電極9を加熱する。
以上のような放電ランプ1E及び光源装置200では、定電圧電源C1からヒータ10に直流電流が供給され、ヒータ10により内部電極9が加熱される。その状態で、筐体8の内側の放電ガス封入空間に配置された内部電極9と、筐体8の外側に配置された外部電極13との間に、高周波電源Hから交流電流が供給される。交流電流が供給されると、窓材82に誘電分極が発生する。加熱された内部電極9から放出された熱電子は、内部電極9と窓材82との間に放電を形成する。放電は、狭窄孔12aにおいて収束され、点状の放電発光が発生する。放電発光により生じた光は、光透過領域82a、及び外部電極13の開口部13aを通過して、放電ランプ1Eの外部に出射される。このように、放電ランプ1E及び光源装置200では、誘電分極を発生させつつ、放電ガス封入空間に配置された内部電極9から放電ガス中に電子を放出させるため、充分な電流密度が得られる。また、高周波電源Hに接続される内部電極9と外部電極13とが筐体8の内部と外部とに分かれて配置されているので、放電電極間の耐電圧能が高くなり、沿面放電等の不具合の発生しない、安定した動作を行うことができる。また、放電ランプ1Eは、比較的短期間に点灯することが可能となっている。なお、放電ランプ1Eにおいても、第一実施形態の放電ランプ1Aと同様に、内部電極とヒータとを一体化し、易電子放出物質が外面に設けられた導電材料を通電加熱してもよい。
放電ランプ1Eは、ステム部83、胴部81、ヒータ10、内部電極9、絶縁体11、アパーチャ12、窓材82、及び外部電極13といった主要な構成要素が積層されることにより、構成されている。このため、製造が容易であり、小型化も可能となる。特に、放電ランプ1Eでは、窓材82に対応する部分を複数含む基板と、ステム部83に対応する部分を複数含む基板とを用いて、複数の放電ランプ1Eを一体形成し、放電ガスの封入後に、放電ランプ1E毎に切断するといった製造方法を採用することが可能となる。
放電ランプ1Eでは、外部電極13は、窓材82に当接している。このため、誘電分極が好適に発生するため、安定した放電状態が維持され、より安定した動作行うことができる。また、放電ランプ1Eでは、外部電極13が蒸着によって窓材82に対してカバー等を用いることなく固定されているため、窓材82に対する外部電極13の密着性の向上、部品点数の低減、及び装置の小型化を図ることが可能となる。
放電ランプ1Eでは、内部電極9は、交流電流を導通させる基部と、基部の外面に設けられた電子放出部と、を有し、電子放出部は、基部を形成するタングステン等よりも電子を放出し易い酸化バリウム等の易電子放射物質により形成されている。従って、易電子放射物質により形成された電子放出部から電子が放出されるため、基部から電子を放出させる場合に比して、確実に電子が放出され、より充分な電流密度を得ることができる。
放電ランプ1Eでは、絶縁体11は、内部電極9を収容する電子放出源収容空間ERを画設する、胴体部11bと蓋部11aと、を有し、胴体部11bは、内部電極9と光透過領域82aとが対向する方向から見た場合に、内部電極9を囲う壁状を呈し、蓋部11aは、胴体部11bにおける光透過領域82a側の端部に接続され、電子通過孔としての内面11cが設けられている。このため、内部電極9から放出された電子が胴部81等に入射することを抑制することができる。従って、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプ1Eでは、絶縁体11の蓋部11aを形成するセラミック等よりも高い融点を有する高融点金属やその合金・化合物等により形成され、狭窄孔12aが設けられたアパーチャ12を備え、アパーチャ12は、狭窄孔12aと蓋部11aの内面11cとが連通するように、蓋部11aにおける光透過領域82a側の面に取り付けられている。このため、絶縁体11において放電によって劣化しやすい蓋部11aの内面11c及びその近傍をアパーチャ12により保護することが可能となる。従って、放電路が安定した状態に保たれ、より安定した動作を行うことができる。
放電ランプ1Eでは、内部電極9は、熱電子を放出する熱電子放出源である。このため、好適に電子を供給することができるので、より安定した動作を行うことができる。
光源装置200は、放電ランプ1Eと、内部電極9と外部電極13との間に交流電流を供給する高周波電源Hと、ヒータ10を介して内部電極9を加熱するための定電圧電源C1を備えている。また、放電ランプ1Eは、内部電極9を加熱するためのヒータ10を備えている。このため、加熱された内部電極9から好適に熱電子が放出されるため、一層安定して電子が放出され、より安定した動作を行うことができる。
以上、本発明の放電ランプ及び光源装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、放電ランプ1A〜1Dでは、誘電部21及び本体部22は、同一の材料により一体に形成されているが、それぞれ異なる材料により形成されていてもよい。
内部電極3,9は、タングステン等により形成された基部と、酸化バリウム等の易電子放射物質により形成された電子放出部とを有しているが、電子放出部を有さず、基部からの熱電子放出によって電子を放出してもよい。また、内部電極3は、内部電極3自体を定電圧電源C1によって通電加熱する直熱型ではなく、内部電極9と同様に、内部電極3に高周波電源Hを接続すると共に、内部電極3の近傍に配置され、内部電極3を加熱するヒータを設け、ヒータに定電圧電源C1を接続する傍熱型であってもよい。また、内部電極3,9は、熱陰極であるが、冷陰極であってもよい。
外部電極6A,6Bは、筐体2において誘電部21にのみ当接しているが、拡径して胴部24の誘電部21側の外表面を覆うようにし、胴部24と当接させてもよい。この場合、放電量が増加することにより、高輝度化を図ることが可能となる。
1A〜1E…放電ランプ、2…筐体、3…内部電極、4…電極ボックス、5A〜5C…アパーチャ、6A,6B…外部電極、7…カバー、8…筐体、9…内部電極、12…アパーチャ、12a…電子通過孔、13…外部電極、13a…開口部、21…誘電部、21a…光透過領域、22…本体部、41a…電子通過孔、61…開口部、81…胴部、82…窓材、82a…光透過領域、83…ベース、H…高周波電源、C1…定電圧電源。

Claims (13)

  1. 誘電体材料から形成されると共に光を透過させる光透過領域を有する誘電部と、放電ガスが封入された放電ガス封入空間を前記誘電部と共に形成する本体部と、を有する筐体と、
    前記放電ガス封入空間において、前記光透過領域と対向して配置された電子放出源と、
    前記放電ガス封入空間において前記電子放出源と前記光透過領域との間を仕切り、前記電子放出源から放出された電子を通過させる電子通過孔が設けられた放電路制限部材と、
    前記筐体の外側において前記誘電部を挟んで前記電子放出源と対向するように配置され、前記光透過領域を透過した前記光を通過させる開口部が設けられた外部電極と、
    前記電子放出源に接続される一端と前記筐体の外側に位置する他端とを有すると共に前記本体部における前記誘電部に対向する部分に配置されている、前記電子放出源に給電するための導電部材と、を備える、
    放電ランプ。
  2. 誘電体材料から形成されると共に光を透過させる光透過領域を有する誘電部と、放電ガスが封入された放電ガス封入空間を前記誘電部と共に形成する本体部と、を有する筐体と、
    前記放電ガス封入空間において、前記光透過領域と対向して配置された電子放出源と、
    前記放電ガス封入空間において前記電子放出源と前記光透過領域との間を仕切り、前記電子放出源から放出された電子を通過させる電子通過孔が設けられた放電路制限部材と、
    前記筐体の外側において前記誘電部を挟んで前記電子放出源と対向するように配置され、前記光透過領域を透過した前記光を通過させる開口部が設けられた外部電極と、
    前記放電路制限部材を形成する材料よりも高い融点を有する材料により形成され、貫通孔が設けられた保護部材と、を備え
    前記保護部材は、前記貫通孔と前記電子通過孔とが連通するように、前記放電路制限部材に取り付けられている
    放電ランプ。
  3. 前記放電路制限部材に接続され、内部が前記電子通過孔と連通した筒状部を備え、
    前記筒状部は、前記光透過領域、又は前記電子放出源に向かって突出している、
    請求項2に記載の放電ランプ。
  4. 誘電体材料から形成されると共に光を透過させる光透過領域を有する誘電部と、放電ガスが封入された放電ガス封入空間を前記誘電部と共に形成する本体部と、を有する筐体と、
    前記放電ガス封入空間において、前記光透過領域と対向して配置された電子放出源と、
    前記放電ガス封入空間において前記電子放出源と前記光透過領域との間を仕切り、前記電子放出源から放出された電子を通過させる電子通過孔が設けられた放電路制限部材と、
    前記筐体の外側において前記誘電部を挟んで前記電子放出源と対向するように配置され、前記光透過領域を透過した前記光を通過させる開口部が設けられた外部電極と、
    前記放電路制限部材に接続され、内部が前記電子通過孔と連通した筒状部と、を備え、
    前記筒状部は、前記光透過領域、又は前記電子放出源に向かって突出している
    放電ランプ。
  5. 前記放電路制限部材を形成する材料よりも高い融点を有する材料により形成され、貫通孔が設けられた保護部材を備え、
    前記保護部材は、前記貫通孔と前記電子通過孔とが連通するように、前記放電路制限部材に取り付けられている、
    請求項4に記載の放電ランプ。
  6. 前記電子放出源に接続される一端と前記筐体の外側に位置する他端とを有すると共に前記本体部における前記誘電部に対向する部分に配置されている、前記電子放出源に給電するための導電部材を備える、
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  7. 前記外部電極は、前記誘電部に当接している、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  8. 前記電子放出源は、
    電流を導通させる基部と、
    前記基部の外面に設けられた電子放出部と、を有し、
    前記電子放出部は、前記基部を形成する材料よりも電子を放出し易い易電子放射物質により形成されている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  9. 前記放電路制限部材は、前記電子放出源を収容する電子放出源収容空間を画設する、胴体部と蓋部と、を有し、
    前記胴体部は、前記電子放出源と前記光透過領域とが対向する方向から見た場合に、前記電子放出源を囲う壁状を呈し、
    前記蓋部は、前記胴体部における前記光透過領域側の端部に接続され、前記電子通過孔が設けられている、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  10. 前記誘電部を覆うように前記筐体に固定されるカバーを備え、
    前記外部電極は、前記カバーと前記誘電部とにより挟持される、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  11. 前記電子放出源は、熱電子を放出する熱電子放出源である、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の放電ランプ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の放電ランプと、
    前記電子放出源と前記外部電極との間に交流電流を供給する交流電源と、を備える、
    光源装置。
  13. 請求項11に記載の放電ランプと、
    前記電子放出源と前記外部電極との間に交流電流を供給する交流電源と、
    前記電子放出源を加熱するための加熱用直流電源と、を備える、
    光源装置。
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