JP6120170B2 - 戸枠 - Google Patents

戸枠 Download PDF

Info

Publication number
JP6120170B2
JP6120170B2 JP2013178196A JP2013178196A JP6120170B2 JP 6120170 B2 JP6120170 B2 JP 6120170B2 JP 2013178196 A JP2013178196 A JP 2013178196A JP 2013178196 A JP2013178196 A JP 2013178196A JP 6120170 B2 JP6120170 B2 JP 6120170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
lower frame
door
screw
connecting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013178196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015045209A (ja
Inventor
雅 石井
雅 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013178196A priority Critical patent/JP6120170B2/ja
Publication of JP2015045209A publication Critical patent/JP2015045209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120170B2 publication Critical patent/JP6120170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Description

本発明は、戸体の両側に立設される竪枠と、床に設置される下枠とを少なくとも備えた戸枠に関する。
従来、建物等の開口部を開閉するための引戸等の戸体設置用の戸枠として、たとえば特許文献1に記載のものが挙げられる。この戸枠は、引戸用の戸枠であり、引戸の戸車が走行するレール部材が配された引戸溝を有した下枠を有している。その下枠は、竪枠の下端部に形成した下枠連結部にねじ具で固定される。
戸枠の施工においては、下枠はその一部のみが床面よりも上方に突出され、下部が床面よりも下方に配される。その下枠の下部と同様に、竪枠の下枠連結部も床面よりも下方に配される。
この竪枠の下枠連結部は下枠との連結のための部位であるから通例では、戸じゃくり溝の下方など一部分にのみ下枠連結部が突出形成された竪枠が広く用いられている。このような形状の竪枠は、施工後には下枠連結部が床面よりも下方に配され、下枠連結部を除く竪枠下端面が床面に接するように設置される。
特開2007−92340号公報
ところで、上述したように、下枠連結部を含む竪枠、下枠間の連結部を床面よりも下方側に配設するように戸枠を施工する必要があるため、従来では、施工性を考慮して、竪枠と下枠とを組み付けた後に開口部に固定する方法が採られていた。
また、特許文献1のものは、作業性を向上させるために下枠連結部が別体の下枠連結部材を用いた構成としている。そのため、竪枠および下枠を別々に取り付けてから両部材を連結することも可能であるが、ねじ具の固定作業は決して容易ではなく、施工に時間を要することが予想される。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、施工の効率性が向上し得る戸枠を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の戸枠は、戸体の両側に立設される竪枠と、床に設置される下枠とを少なくとも備えた戸枠において、竪枠の下端面には下枠連結部材が取り付けられ、下枠の竪枠側の端面には連結板が取り付けられており、下枠連結部材には、下枠に取り付けた連結板を介して斜め上方より挿通されるねじ具に螺合する雌ねじ部が形成されていることを特徴とする。
本発明においては、雌ねじ部は、板ナットにより構成され、該板ナットは下枠連結部材に内装され、下枠連結部材には、下枠側の端面より板ナットに通じるねじ挿通路が形成された構成としてもよい。
本発明においては、下枠連結部材にはねじ挿通路が形成され、該ねじ挿通路に雌ねじ部が形成された構成としてもよい。
本発明においては、連結板に、ねじ具を下枠連結部材のねじ挿通路に挿通させるためのガイド用挿通孔が形成された構成としてもよい。
本発明の戸枠によれば、上述の構成となっているため、戸枠の施工の効率性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る戸枠の要部分解斜視図である。 竪枠の底面側の部分斜視図である。 下枠連結部材の説明図である。(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は(a)のA−A線概略断面図である。 (a)は竪枠の下端部の拡大部分背面図、(b)は下枠連結部材を取り付けた状態の同拡大部分背面図である (a)は下枠の部分平面図、(b)は下枠の縦断面図、(c)は連結板を取り付けた状態の竪枠側の同側面図である。 連結板の説明図である。(a)は下枠への取付面側の斜視図、(b)は外面側の斜視図、(c)はB−B線断面図である。 図3(a)のA−A線に対応した、戸枠の要部概略断面図である。 戸枠(下枠付き戸枠)の正面図である。 戸枠(下枠なし戸枠)の正面図および要部拡大縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る戸枠の要部概略縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面にもとづいて説明する。
図1〜図9は、本発明の一実施形態に係る戸枠の説明図である。
本実施形態に係る戸枠1(引戸枠)は、図8および図9に示すように、住居等の建物の内壁5に開設された開口部4に取り付けられる。この戸枠1には、開口部4を閉塞または開放するための1枚からなる戸体2(引戸)がスライド自在に配置される。なお、図8は下枠付き戸枠、図9は下枠なし戸枠の各説明図である。
この戸枠1は、戸体2の両側に立設される竪枠10、10と、床に設置される下枠20とを少なくとも備えている。
図1に示すように、竪枠10の下端面12には下枠連結部材30が取り付けられ、下枠20の竪枠10側の端面には連結板40が取り付けられている。下枠連結部材30には、下枠20に取り付けた連結板40を介して斜め上方より挿通されるねじ具50(ボルト)に螺合する雌ねじ部32(図3(c)参照)が形成されている。
下枠連結部材30を竪枠10の床設置面12に取り付け、床面7よりも下方側に配し、この下枠連結部材30を介して、竪枠10、10と、下枠20とをねじ具50などの固定具にて連結して下枠付き戸枠が形成可能とされる。一方、下枠連結部材30を竪枠10の床設置面12に取り付けずに下枠なし戸枠が形成可能とされる。
ここで、下枠付き戸枠は、竪枠10に下枠20が連結される戸枠1とされる。また、下枠なし戸枠は、下枠20を設置しないもの、または下枠20は設置しても床に埋設され、竪枠10との連結を要しないものが含まれる。
竪枠10に取り付けられる下枠連結部材30は、上述したように、竪枠10に取り付けて施工することもでき、取り付けずに施工することもできる。つまり、図8に対応した引戸用の下枠付き戸枠として形成する場合には、下枠連結部材30を付加部材として使用でき、図9に対応した吊り戸用などの下枠なし戸枠として形成する場合には、下枠連結部材30を用いずに使用すればよい。
まず、この戸枠1を引戸用の下枠付き戸枠として施工する場合の、図8のX部における竪枠10と下枠20との連結構造について例示し、説明する。
図8に示した戸枠1は、天井側に設置される上枠3と、床側に設置される下枠20と、これら上枠3および下枠20の左右に設置される一対の竪枠10、10と、竪枠10、10間のほぼ中央の位置に設置される中方立8とを備えている。なお、図8における符号6は控え壁である。
戸枠1はさらに、図1に示すように、竪枠10に取り付ける下枠連結部材30、および下枠20に取り付ける連結板40を備えている。
図1に示すように、竪枠10の内側面(戸体2を配する側の側面(図8参照))には、戸体2の戸先側の端部を収容する戸じゃくり溝11が長手方向の全体にわたって形成されている。なお、図1では不図示であるが、図8に示した他方の竪枠10にも、戸体2の戸尻側の端部を収容する戸じゃくり溝11が長手方向の全体にわたって形成されており、以下に説明する、図8のX部の構造と同様の連結構造となっている。
図1に示すように、戸じゃくり溝11は竪枠10の下端にいたるまで形成されており、下端面(床設置面12)における、戸じゃくり溝11に対応した部位(図2のクロスハッチングを付した部位)に、下枠連結部材30が取り付けられる。また、図2に示すように、竪枠10の下端部の外側面には、後述する下枠連結部材30の結合用突部37と嵌合する嵌合用凹部13が形成されている。
一方、下枠20は竪枠10、10の下端部間に配される。この下枠20の上面には、図1に示すように、戸体2(引戸)に設けられた戸車(不図示)が係合して、引戸の走行をガイドするレール部材22が嵌め込まれた引戸溝21が長手方向の全体にわたって形成されている。さらに、上述したように、下枠20の竪枠10側の端面には竪枠10と連結するための連結板40が取り付けられている。
まず、竪枠10と下枠20との連結に関する竪枠10側の構造について、図1〜図4を参照して説明する。
下枠連結部材30は合成樹脂製である。もちろん、合成樹脂以外の硬質材料を素材としてもよい。下枠連結部材30は、図3(a)〜(c)に示すように、外観が概ね直方体の形状とされる本体部31を有している。
本体部31の内側面(竪枠10の戸じゃくり溝11が形成された側面側の面)には、連結板40に係合する係合部が形成されている。係合部は、上部の両端の2つの係合小突部38、38と、下部中央の上端が湾曲した中央突部39との3つの突出部よりなる。これらが、後述する連結板40に設けた係合部(係合受部45、45、46)(図6(b)参照)に対してそれぞれ係合するようになっている。
本体部31の内側面と上面との角部における中央突部39の上方部には、開口が形成されている。この開口は、本体部31の内部中央に向けて斜め下方に形成されたねじ挿通路33に通じている。ねじ挿通路33は斜め上方より挿通されるねじ具50の軸部51の挿通路であり、ねじ挿通路33の終端側の空間には、金属製の板ナットよりなる雌ねじ材が内装されて雌ねじ部32が形成されている。この雌ねじ材に、連結板40を介して挿通されたねじ具50が螺合することで、下枠連結部材30と連結板40とが結合する。
また、本体部31の上面の開口31aは、雌ねじ材を本体部31の内部に装着するための開口である。このように板ナットを下枠連結部材30に内装する構成であるため、雌ねじ部付きの下枠連結部材30を簡易に成形することができる。この雌ねじ部付きの下枠連結部材30は、2色成形により成形してもよい。特に下枠連結部材30を合成樹脂で形成するようにしているため、このように雌ねじ部32を簡易に形成することができる。
図3(c)に示すように、本体部31には下面から上面に通じる、固定ねじ55(図7参照)のねじ装着孔35が形成されている。また本体部31の下面側には、ねじ装着孔35に通じる、ねじ装着孔35よりも径大としたねじ頭部収容凹所36が形成されている。
本体部31の上面の外側面側には、竪枠10の嵌合用凹部13に嵌合する結合用突部37が形成されている。この結合用突部37は、図3(b)に示すように、円形の下端部を切り取った形状とされ、その外周部には一定間隔で線状の小突起37a、37aが形成されている。
このような下枠連結部材30は、竪枠10の下端面12の所定の部位(図2参照)に取り付けられる。下枠連結部材30は、結合用突部37が竪枠10の嵌合用凹部13に嵌め入れられ、下方より固定ねじ55(図7参照)で竪枠10に取付固定されて、下枠付き戸枠の竪枠材として使用可能とされる。
結合用突部37を嵌め入れる竪枠10の嵌合用凹部13は、図4(a)、(b)に示すように、結合用突部37の小突起37a、37aに圧接される程度に、結合用突部37と径がほぼ同じか、やや大きめの形状の凹部とされる。
このように、下枠連結部材30は竪枠10の下端部に対し、固定ねじ55(図7参照)によるねじ止めと、結合用突部37の嵌合用凹部13への嵌合とで固定されるようになっている。そのため、下枠連結部材30が取り付けられたのちに、ずれたり外れたりすることを防止できる。特に、嵌合用凹部13の下方側開口13aの幅寸法L1が結合用突部37の最大幅寸法L2(円の直径に相当)よりも小とされるため、結合用突部37が下方側開口13aから抜け外れるおそれはない。なお、さらに強固に固定するために結合用突部37の外側面から竪枠10に対し、ねじ止めするようにしてもよい。
嵌合用凹部13および結合用突部37の形状は、図4に示した形状に限られず、両者の寸法関係が上述したような寸法関係とした形状であれば、どのような形状であってもよい。また、結合用突部37を、嵌合用凹部13の下方側開口13aから下方へ抜け出しが可能な形状にして、その代わりに結合用突部37の外側面から竪枠10に対しねじ等の固定具で固定する構成としてもよい。
このように竪枠10の下端面12に取り付けた下枠連結部材30は、戸枠1の施工に際し、床面7よりも下方側に配される(図4(b)参照)。
ついで、竪枠10と下枠20との連結に関する下枠20側の構造について、図1、図5および図6を参照して説明する。
下枠20に取り付けられる連結板40は合成樹脂製である。連結板40は、図5(a)に示すように、竪枠10の戸じゃくり溝11に対応した、平面視で細長台形形状とされる。つまり、連結板40は、下枠20と竪枠10との連結において、下枠20の端面と戸じゃくり溝11の底部との間の、戸じゃくり溝11の隙間空間に配されるスペーサとしても作用する部材である。
この連結板40を取り付ける下枠20は、縦断面および端面が図5(b)に示した形状とされる。下枠20の幅方向(戸枠1の見込み方向)の両端には、両側方に突出した庇部23、23が形成されている。庇部23、23を含む下枠20の上部は、戸枠1の施工に際し、床面7よりも上方側に配される。つまり、戸枠1が施工されると、庇部23、23の下方の凹所24、24のそれぞれに床材(不図示)が嵌合されて、両庇部23、23の下面を結ぶ仮想線(2点鎖線で図示)よりも下方部が床面7よりも下方側に配されることとなる。
下枠20の庇部23、23よりも下方部における幅方向の両側部には、床材の実(不図示)を嵌合する凹溝25、25が形成されている。また下枠20の下面側の3箇所には、肉抜き凹溝26、27、26が形成されている。中央の肉抜き凹溝27は、連結板40を取り付ける際の位置決め用の係合凹部とされる。
連結板40は、下枠連結部材30に直接連結される部材であるが、その上部が竪枠10の戸じゃくり溝11に嵌合する形状となっており、そのために、連結板40の上部には、戸じゃくり溝11の平面視形状に合致した溝嵌合部41が形成されている。この溝嵌合部41は、連結板40の本体部42よりも幅方向に両翼のごとく突出している。
また、溝嵌合部41の両端部には切り込み溝41a、41aが形成されている。この切り込み溝41a、41aのいずれか一方の外側を切り落とした2つの連結板を、切断部同士を突き合わせ見込み方向に連結することで、幅寸法の大きな戸じゃくり溝11にも対応させることができる。
連結板40には、竪枠10側から下枠20側に貫通する、下枠20に対する取付固定用の2つのねじ取付孔47、47が開設されている。それらねじ取付孔47、47の中間位置の、引戸溝21の端部の開口に相当する部位には、下枠20側から竪枠10側に貫通するガイド用挿通孔43が形成されている。
このガイド用挿通孔43は、図6(a)〜(c)に示すように、下枠20側(図6(c)における連結板40の左側)から竪枠10側(同右側)に向けて斜め下方に開設されている。このガイド用挿通孔43は、戸枠1の施工に際し、ねじ具50を竪枠10の下枠連結部材30のねじ挿通路33に挿通させるためのガイド孔である。連結板40の下枠20側の面には、ガイド用挿通孔43に通じる、ガイド用挿通孔43よりも径大としたねじ頭部収容凹所44が形成されている。
また、連結板40の竪枠10側の面には、下枠連結部材30に形成された3つの係合部38、39、38と相互に係合する係合部(係合受部45、46、45)が形成されている(図5(c)および図6(b)参照)。これら係合部のうち、下枠20への取付固定用のねじ収容凹所48、48のそれぞれと連通する角穴よりなる2つの係合受部45、45は、下枠連結部材30に形成された係合小突部38、38に対応した係合部である、また、係合部のうち中央下部に設けた凹部よりなる係合受部46は、下枠連結部材30に形成された中央突部39に対応した係合部である。
連結板40の下枠20側の面には、下枠20の下面に設けられた係合凹部(肉抜き凹溝27)と係合する係合突部49が形成されている(図5(b)および図6(a)、(c)参照)。
以上に説明した下枠連結部材30付きの竪枠10と、連結板40付きの下枠20とは、図7に示すように、ねじ具50にて連結される。
具体的には、竪枠10と下枠20とは、下枠連結部材30と連結板40とが係合部同士の係合により位置決めされた状態で結合することで連結している。結合した状態では、ねじ挿通路33とガイド用挿通路43とにより、ねじ具50の挿通が可能な直線状のねじ挿通空間が形成されている。そのねじ挿通空間に、連結板40側の開口(ねじ頭部収容凹所44)よりねじ具50が挿入され、雌ねじ部32に螺合して、竪枠10と下枠20とが相互に固定される。
このように、ねじ具50を、連結板40を介して下枠連結部材30に対して斜め上方より挿入し雌ねじ部32(雌ねじ材)と螺合する構成であるため、ねじ止め操作がしやすく、戸枠1の施工を効率的に行える。また、斜め方向にねじ止めするので固定性もよい。
また、ねじ挿通路33およびガイド用挿通路43を設けて、斜め方向からのねじ具50の挿通をしやすくした構成であるため、竪枠10および下枠20を別々に開口部4(図8参照)に取り付けてから両枠材を連結する場合に、特に効果的である。
また、下枠20に連結板40を取り付けて竪枠10と連結するようにしているので、両部材の組み付け時における作業性を向上させることができる。連結板40はその一部(溝嵌合部41)が戸じゃくり溝11に嵌合する構造となっているため、組み付け作業時にずれが発生しにくく、ねじ具50による固定作業をしやすくできる。また、連結板40は戸じゃくり溝11に嵌まり込んで下枠20と竪枠10との隙間に配されるので、美観を損なうこともない。
さらに、下枠連結部材30および連結板40のそれぞれには、相互に位置決めできるように係合する係合部を備えているため、組み付け作業時の作業性をさらに向上させることができる。
また、下枠連結部材30の内部には、斜め上方より挿通されるねじ具50に螺合する雌ねじ部32が形成されているため、固定作業をスムースに行える。特に本実施形態の戸枠1では、連結板40に下枠連結部材30のねじ挿通路33に挿通させるためのガイド用挿通孔43が形成されているため、軸部51が引っかかることなくねじ具50を装着することができる。
なお、竪枠10と下枠20との連結はねじ具50を用いず、ビスや釘などの他の固定具で固定するようにしてもよい。つまり、下枠連結部材30は、雌ねじ部32やねじ挿通路33を設けない構成としてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る戸枠1は、竪枠10に下枠連結部材30を取り付けることで、図8に示したような下枠付き戸枠を手間なく迅速に形成することができる。
また、この戸枠1は、竪枠10に対して別体の下枠連結部材30を装着する構成となっているため、下枠連結部材30を取り付けずに竪枠10を使用することもできる。つまり、戸枠1の施工に際し、下枠20の設置の要否に関係なく、同一の竪枠20を使用できる。また、下枠連結部材30の着脱により使い分けする構成であるため、竪枠20を切断する必要もない。
下枠連結部材30を用いない戸枠1によれば、図9に示すように、下枠20を床に設置せず、戸体2(引戸)を上枠3より吊り支持するような下枠なし戸枠を形成することもできる。ようするに、この戸枠1の竪枠10は、図9の要部拡大縦断面図に示すように、戸じゃくり溝11の下方に、図1に示したような下枠連結部材30が突出することはなく、床設置面12の全体が床面7に接するように設置される。
つぎに、本発明の他の実施形態に係る戸枠について、図10を参照しながら説明する。
この戸枠1は、竪枠10の下端面に取り付ける下枠連結部材30が上述した実施形態のものと相異する。具体的には、図10に示すように、下枠連結部材30にはねじ挿通路33が形成され、そのねじ挿通路33に雌ねじ部32が形成されている。つまり、ねじ挿通路33にはねじ溝が形成されている。
このように、ねじ挿通路33に雌ねじ部32が形成されているので、ねじ具50の軸部51はその大部分が雌ねじ部32に螺合する。そのため、竪枠10と下枠20との連結性をさらに強化することができる。なお、筒状の雌ねじ材をねじ挿通路33に配設した構成としてもよい。
本実施形態の戸枠1による効果や他の構成部については、上述した実施形態のものと同様であるため、それらの説明および図示については省略する。
以上に示した2実施形態に係る戸枠1は、引戸用のものとして例示したが、それらのみならず、開き戸や折戸にも適用が可能であることはいうまでもない。
1 戸枠
2 戸体
7 床面
10 竪枠
11 戸じゃくり溝
12 床設置面(下端面)
13 嵌合用凹部
13a 下方側開口
20 下枠
21 引戸溝
30 下枠連結部材
32 雌ねじ部(雌ねじ材、板ナット)
33 ねじ挿通路
37 結合用突部
37a 小突起
38 係合小突部(係合部)
39 中央突部(係合部)
40 連結板
43 ガイド用挿通孔
44 ねじ頭部収容凹所
45、46 係合受部(係合部)
50 ねじ具(固定具)

Claims (4)

  1. 戸体の両側に立設される竪枠と、床に設置される下枠とを少なくとも備えた戸枠において、
    前記竪枠の下端面には下枠連結部材が取り付けられ、前記下枠の前記竪枠側の端面には連結板が取り付けられており、
    前記下枠連結部材には、前記下枠に取り付けた前記連結板を介して斜め上方より挿通されるねじ具に螺合する雌ねじ部が形成されていることを特徴とする戸枠。
  2. 請求項1において、
    前記雌ねじ部は、板ナットにより構成され、該板ナットは前記下枠連結部材に内装されており、
    前記下枠連結部材には、前記下枠側の端面より前記板ナットに通じるねじ挿通路が形成されていることを特徴とする戸枠。
  3. 請求項1において、
    前記下枠連結部材にはねじ挿通路が形成され、該ねじ挿通路に前記雌ねじ部が形成されていることを特徴とする戸枠。
  4. 請求項2または3において、
    前記連結板には、前記ねじ具を前記下枠連結部材の前記ねじ挿通路に挿通させるためのガイド用挿通孔が形成されていることを特徴とする戸枠。
JP2013178196A 2013-08-29 2013-08-29 戸枠 Active JP6120170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178196A JP6120170B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 戸枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178196A JP6120170B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 戸枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045209A JP2015045209A (ja) 2015-03-12
JP6120170B2 true JP6120170B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=52670916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013178196A Active JP6120170B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 戸枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120170B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829734Y2 (ja) * 1978-04-21 1983-06-29 日本橋住建株式会社 金属製建具の連結調整機構
JPS603272Y2 (ja) * 1979-07-14 1985-01-29 松下電工株式会社 引戸枠へのレ−ルの取付構造
JPS60126691U (ja) * 1984-02-02 1985-08-26 トステム株式会社 中空枠の連結装置
JP4167953B2 (ja) * 2003-08-29 2008-10-22 トステム株式会社 接続ユニット内蔵建具と接続ユニット及び接続金具
JP2010071296A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Sus Corp 構造用枠材の連結具
JP2010270548A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 戸枠

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015045209A (ja) 2015-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101289316B1 (ko) 알루미늄 창호프레임 간의 연결구조
JP6120170B2 (ja) 戸枠
JP6202310B2 (ja) 戸枠
KR101674343B1 (ko) 가변성과 장착성을 개선한 리모델링 창호
KR101639803B1 (ko) 컨트롤 센터의 캐비닛 골조용 코너부재
JP5516843B2 (ja) 3ウェイ方式のパネル連結構造及び連結金具
KR101211696B1 (ko) 문틀 결합구조
KR20090005211U (ko) 천정판 클램프
KR20190002196U (ko) 탈착식 프레임 연결구
JP5330078B2 (ja) 外部用ドア枠における縦枠と下枠の連結構造
JP2017155408A (ja) 窓ユニットの連結構造
JP5841927B2 (ja) 建具
KR101143582B1 (ko) 칸막이 조립체
KR101926476B1 (ko) 건축물의 수직 패널
KR200465325Y1 (ko) 방화문 프레임
GB2546561A (en) Device for connecting components of a wall frame assembly and method of using said device
JP6026740B2 (ja) 建具及び建具の取り付け方法
KR20090003227U (ko) 방범창
KR200457715Y1 (ko) 조명기구의 설치구조
JP2013087601A (ja) 浴室構造
CN212106479U (zh) 一种应用于蜂窝板材的定位扣
JP2007092345A (ja)
JP2009299442A (ja) サッシ
JP5495440B2 (ja) 面格子及びそれを備えるサッシ
KR101140266B1 (ko) 천장의 경량틀 조립체

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170316

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6120170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151