JP6120058B2 - 画像形成体及びその作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、光源に対して印刷物を傾けて観察することで画像が動的効果を奏する画像形成体及びその作製方法に関わるものである。
近年のスキャナ、プリンタ、カラーコピー機等のデジタル機器の進展により、貴重印刷物の精巧な複製物を容易に作製することが可能となっている。そのため、前述したような複製や偽造を防止するため、プリンタやコピー機では再現不可能な様々な偽造防止技術が必要とされている。また、その偽造防止技術は特別な道具を必要とすることなく、万人が容易に真偽判別できる技術であることが望まれる。
そのような複製や偽造を防止する偽造防止技術の一つとして、印刷物や観察角度によって画像が動的に変化するホログラムに代表される光学的なセキュリティ要素を貼付したものやレンチキュラレンズを利用した技術が多く存在するようになった。
しかし、ホログラムは、インキを用いた印刷によって形成する従来の偽造防止技術とは異なり、複雑な製造工程と特殊な材料を用いて形成されることから、従来の偽造防止用印刷物と比較すると製造に手間がかかり、かつ、極めて高価である。
このことから、金属インキ、干渉マイカ、酸化フレークマイカ、顔料コートアルミニウムフレーク、光学的変化フレーク等の特殊な光反射性粉体をインキや塗料に配合し、かつ、特殊な材料同士の重ね合わせや複雑な網点構成を用いることによって、ホログラムと同様な画像変化を実現した、一般的な印刷方法で形成可能な偽造防止用印刷物が出現している。
また、レンチキュラレンズに関しても、シートが高価であることに加え、厚みがあるため製品形態に制限があるといった課題があった。それを解決するため、近年、印刷によってレンチキュラレンズを再現し、実際のレンチキュラレンズを利用した場合と同様な観察角度によって画像が動的に変化させる印刷物が出現している。
一例として、透明基材の一方に平行直万線状にパターンを形成し、他方に紫外線硬化型インキを用いてレンチキュラレンズ状にスクリーン印刷が施されており、万線状のパターンが視覚的な動的効果として視認できる印刷物が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような、立体構造を利用して形成する真偽判別可能な技術は、カラーコピーやプリンタを用いた偽造が不可能であることから、高い偽造抵抗力を備える。
特開2005−103908
特許文献1に挙げた印刷によってレンチキュラレンズを再現し、観察角度によって画像が動的に変化させる印刷物の場合、最適な動的効果を発現させるためには、画像を動的に変化させるための合成画像と、印刷によるレンチキュラレンズとの刷合わせ精度が要求されるところであるが、その刷り合わせが難しく、生産性に欠けるといった問題がある。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、高い光沢度を有し、少なくとも二つの画像領域の間の輪郭領域は、断面形状が緩やかな傾斜を有する形状から成る画像形成体であって、光源に対して画像形成体を傾けて観察した際、画像が動いたように観察できる、いわゆる動的効果を有し、高い刷合わせ精度を要求せず、製品形態(デザイン)上の制約を受けず、安価に製造可能な画像形成体及びその作製方法に関する。
本発明における画像形成体は、基材上の少なくとも一部に立体画像領域を備え、立体画像領域は、第1の画像領域、輪郭領域及び第2の画像領域を有した高さの異なる三つの領域が、高低順に接するように配置されており、第1の画像領域は、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さで形成された要素が、万線状に配置して成り、第2の画像領域は、第1のインキ又は第2のインキによって、第1の高さよりも高い第2の高さで形成された高光沢な表面のベタ画像から成り、輪郭領域は、第2の画像領域を形成する第1のインキ又は第2のインキが、第2の画像領域から第1の画像領域及び基材に流れ込むことによって、第2の画像領域から第1の画像領域にかけて、緩やかな傾斜を有する形状から成ることを特徴とする。
本発明における画像形成体は、要素が、画線及び画素のいずれか又はそれらの組合せであることを特徴とする。
本発明における画像形成体は、第1のインキ及び第2のインキが、紫外線硬化性インキであることを特徴とする。
本発明における画像形成体は、第1のインキ及び第2のインキは、インキ粘度が0.3〜3.0Pa・s(30℃)であることを特徴とする。
本発明における画像形成体は、高さの異なる三つの領域が、高低順に接するように配置された立体画像領域を、観察角度を異ならせることで画像が動的に視認可能な画像形成体の作製方法であって、基材の少なくとも一部の立体画像領域に、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さを有する複数の要素を万線状に配置して、第1の画像領域を形成する第一画像形成工程と、第1の画像領域に囲まれるように、高光沢な第2のインキによって、第1の高さよりも高い第2の高さを有するように第2の画像領域を形成する第二画像形成工程と、第1のインキ及び第2のインキによって各画像領域を形成した後に乾燥させる乾燥工程を有し、第1の高さよりも第2の高さを高く形成することによって、第2のインキが第2の画像領域から第1の画像領域及び基材上へ流動し、第2の画像領域から第1の画像領域にかけて、緩やかな傾斜を有する輪郭領域を形成することを特徴とする。
ホログラムやレンチキュラレンズを利用せずに動的効果を奏することができるため、非常に安価であることに加え、刷合わせ精度が要求されず、生産性もよく、製品形態(デザイン)上の制約を受けることもない。
本発明における画像形成体の平面図を示す。 本発明における図1の画像形成体A−A´断面図を示す。 本発明における要素の形態ついて示す。 本発明における第1の画像領域と第2の画像領域の配置の関係を示す。 本発明における図1の画像形成体B−B´断面図を示す。 本発明における図1の画像形成体C−C´断面図を示す。 本発明における画像領域を印刷した後のインキの流動状態の模式図を示す。 本発明におけるインキの違いによる明度(L*)と受光角の関係を示す。 本発明における入射光に対する反射光が広がる角度の模式図を示す。 本発明における画像形成体の視認状態を示す。 本発明における画像形成体の作製方法を示す。 実施例1における画像形成体の平面図を示す。 実施例2における画像形成体の平面図を示す。 実施例3における画像形成体の平面図を示す。 比較例1における画像形成体の平面図を示す。 比較例2における画像形成体の平面図を示す。 画像形成体における立体画像領域の断面形状を測定した結果を示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
第一に、画像形成体の構成について説明を行う。
図1に、本発明における画像形成体の平面図及びその一部拡大図を示す。本発明における画像形成体(1)は、基材(2)の少なくとも一部に、基材(2)とは異なる色を有する高光沢な立体画像領域(3)を備えている。基材(2)は、立体画像領域(3)が形成できれば、紙であってもプラスティックであっても金属等であってもよく、その材質は問わない。
また、立体画像領域(3)は、基材(2)の中に収まる限り大きさに制限はなく、少なくとも第1の画像領域(4)、輪郭領域(6)及び第2の画像領域(5)を有して成る。
さらに、本発明で言う高光沢な立体画像領域とは、明度(L*)が100以上の表面を有している領域ことを言い、この明度(L*)については、後述する。
図2に、図1の画像形成体(1)におけるA−A´断面図及び輪郭領域(6)の拡大図を示す。これは、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の間に、断面形状が緩やかな傾斜を有する形状から成る輪郭領域(6)が形成されている箇所の断面図である。
まず、第1の画像領域(4)について説明する。第1の画像領域(4)は、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さで形成される。
第1の画像領域(4)を第1のインキで形成する場合、第1の高さの調整については、インキの転移量によって調整する。また、第1の画像領域(4)をエンボスで形成する場合、エンボスの加圧量、エンボス版の凹凸の深さ量によって調整する。
スクリーン印刷方式の場合、メッシュ版面が用いられるため単位面積あたりのインキ吐出量によって転移量は異なる。そのため、面積率100%のベタ画線に近く、画線領域が広いほどより多くのインキが転移し高さ(膜厚)は高くなる。また、グラビア印刷方式、凹版印刷方式では、版面画線深度等によってインキの転移量を制御する。
また、第1の画像領域(4)は、要素(7)が万線状に所定の間隔で複数配列されて成る。要素(7)は、幅が20μm〜300μm、要素同士の間隔(非画線部)は20μm〜200μmの範囲で形成されることが望ましい。
これは、幅が20μmに満たない場合や要素同士の間隔が20μmに満たない場合、印刷が困難であり、効果に影響を及ぼすため望ましくない。また、幅が300μmを超える場合や、要素同士の間隔が200μmを超える場合、輪郭領域(6)が十分に形成できず、いずれも画像の動的効果を発現させることができないため望ましくない。
このことから、第1の画像領域(4)を形成する要素(7)の間には、高さの無い領域として、基材(2)面が規則的に露出している領域、つまり、規則的な非画線部となる領域が必要となる。これは、第1の画像領域(4)及び第2の画像領域(5)から基材(2)面にインキを流動しやすくし、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)に囲われた領域に沿って、緩やかな傾斜を有する輪郭領域(6)を形成するためである。
緩やかな傾斜を有する輪郭領域(6)が形成されない例として、第1の画像領域(4)を形成している要素(7)が、要素(7)と要素(7)の間に非画線部を有さない、つまりベタ画像であったり、第1の画像領域(4)が存在しない第2の画像領域(5)のみで形成した画像であったりする場合であるが、これについての詳細は、実施例及び比較例を挙げて後述する。
要素(7)の形態ついては、画線及び画素のいずれか又はそれらの組合せで形成することが可能である。つまり、図3(a)に示すように、要素(7)を画線のみで形成してもよく、図3(b)に示すように、画素のみで形成してもよい。また、図3(c)に示すように、要素(7)同士で画線と画素を組み合わせても良く、図3(d)に示すように、要素の中で画線と画素を組み合わせても良い。
なお、本明細書で言う「画線」とは、印刷画像を形成する最小単位である印刷網点を特定の方向に連続して配置したものであり、点線や破線の分断線、直線、曲線及び波線を言う。一方、本明細書で言う「画素」とは、少なくとも一つの印刷網点又は印刷網点を一塊にしたものであり、円や三角形、四角形を含む多角形、星型等の各種図形、あるいは文字や記号、数字等も含まれる。
次に、第2の画像領域(5)について説明する。第2の画像領域(5)は、第2のインキによって、第1の画像領域(4)を形成した第1の高さよりも高い第2の高さで形成される。これは、第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)へインキを流動しやすくするためであり、第1の高さと第2の高さが同じ場合や、第1の高さより第2の高さが低い場合、輪郭領域(6)においてインキが流動せず、第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)にかけて緩やかな傾斜を形成できないためである。
第2の高さは、5μm以上30μmであることが望ましい。これは、5μmより低い場合、輪郭領域(6)が十分に形成できず、本発明の効果である画像の動的効果を発現させることができないためであり、逆に30μmより高い場合、高精細な印刷を維持することが困難となるため望ましくない。
また、第2の画像領域(5)は、面積率100%のベタ画像で構成される。画像を構成する幅は、320μm以上であることが望ましく、これは、320μmより小さい場合、光源に対して画像形成体を傾けて観察する際、正反射光の移動が観察しづらくなり、画像の動的効果の視認性が劣るためである。
実施の形態においては、第2の画像領域(5)をドーナツ状の図柄で図示しているが、図柄については特に制限はなく、前述したとおり320μm以上の幅を有した面積率100%の図柄であればよい。
図4に、画像形成体が有する第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の配置の関係を示す。図4(a)に示すように、第1の画像領域(4)の上に、第2の画像領域(5)が重畳される形態で構成されてもよい。この場合、第1の画像領域(4)を形成した後に第2の画像領域(5)を形成する。
また、図4(b)に示すように、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)が重畳する領域を持たない、つまり、毛抜き合わせの形態で構成されてもよい。この場合、第1の画像領域(4)を形成した後に第2の画像領域(5)を形成、もしくは、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)を同時に形成する。なお、毛抜き合わせで形成する際、多少、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)が重畳したとしても、本発明の意図する効果に影響を及ぼすことはないため、本発明の構成の範疇とする。
この形態において、両方の領域をインキで形成する場合、第2の画像領域(5)を形成した後に第1の画像領域(4)を形成することはできない。これは、本発明は、第2の画像領域(5)が5μm以上の高さを有しているため、インキによる形成後は乾燥を行う必要があり、第2の画像領域(5)を形成した後に乾燥し、その後に第1の画像領域(4)を形成した場合、第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)にインキの流れ込みが起きず、輪郭領域(6)が形成できないためである。
印刷方式については、スクリーン印刷方式、グラビア印刷方式、凹版印刷方式等、5μm以上の高さを得られる印刷方式であれば、特に限定はない。
図2及び図5の拡大図に示すとおり、輪郭領域(6)は、第2の画像領域(4)の最高高さ部を傾斜の始点とし、図2に示す第1の画像領域(5)の最低高さ部又は図5に示す基材(2)面を傾斜の終点とした場合、傾斜の始点から傾斜の終点までの領域のことである。
輪郭領域(6)を形成するためには、第2の画像領域(5)は第1の画像領域(4)に囲まれている必要があり、さらに、作製段階において、第1の画像領域(4)と第2の画像領域は、一部が接触している必要がある。これは、後述するとおり、輪郭領域(6)とは第2の画像領域(5)のインキが第1の画像領域(4)及び基材(2)上に流動することによって形成される領域であり、接触する部分がない場合、インキが十分に流動せず輪郭領域(6)が形成されないためである。
輪郭領域(6)の幅、つまり、傾斜の始点から傾斜の終点までは、250μm以上が望ましい。これは、輪郭領域(6)の幅が250μmに満たない場合、光源に対して画像形成体(1)を傾けて観察する際、正反射光の移動が観察しづらくなり、画像の動的効果が視認しづらいためである。
図5に、図1の画像形成体(1)におけるB−B´断面図及び輪郭領域の拡大図を示す。これは、第1の画像領域(4)と基材(2)の間に、断面形状が緩やかな傾斜を有する形状から成る輪郭領域(6)が形成されている箇所の断面図である。
図2における第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の間に輪郭領域(6)が形成されている場合に比べ、輪郭領域(6)の幅が広い。これは、基材(2)面に第2の画像領域(5)からのインキの流動だけでなく、第1の画像領域(4)からのインキの流動により、溝方向に緩やかな傾斜が広がるからである。
図2及び図5の拡大図に示すとおり、輪郭領域(6)とは、第2の画像領域(4)の最高高さ部を傾斜の始点とし、図2に示す第1の画像領域(5)の最低高さ部又は図5に示す基材(2)面を傾斜の終点とした場合、傾斜の始点から傾斜の終点までの領域のことである。
図6に、図1の画像形成体(1)におけるC−C´断面図を示す。第1の画像領域(4)、第2の画像領域(5)、輪郭領域(6)における傾斜の始点及び輪郭領域(6)における傾斜の終点の高さの関係は、第2の画像領域(5)≧傾斜の始点>第1の画像領域(4)≧傾斜の終点、又は、第2の画像領域(5)>傾斜の始点>第1の画像領域(4)>傾斜の終点となる。
第二に、画像形成体を形成するために使用するインキについて説明を行う。
インキは、粘度0.3〜10.0Pa・s(30℃)のものを使用する。これは、十分な流動性と画線形状維持のために望ましい粘度の範囲である。粘度が0.3Pa・s(30℃)に満たないと、流動性が良すぎて印刷後の画線形状が維持できない。逆に、粘度が10.0Pa・s(30℃)を超えると、流動性が不十分であり画像形成体(1)を構成する輪郭領域(6)が形成されなくなるためである。また、特に好ましい範囲は、粘度0.3〜3.0Pa・s(30℃)である。
図7に、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)を印刷した後のインキの流動状態を表した模式図を示す。第1の画像領域(4)の方が、第2の画像領域(5)に比べてインキの高さが低い、つまり、インキ転移量が少ないため、インキ転移量の差によって、図7(a)に示すように、第2の画像領域(5)のインキが、第1の画像領域(4)及び基材(2)に流動する。
その結果、図7(b)に示すように、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の間には、第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)にかけて緩やかな傾斜を有する輪郭領域(6)が形成される。
また、立体形状を形成するため、紫外線を照射することで硬化する紫外線硬化性のインキ、酸化重合によって硬化する酸化重合型インキ、電子線を照射することで硬化する電子線硬化性インキ、また、複数組み合わせた紫外線硬化酸化重合併用型インキを用いる。ただし、本発明における輪郭領域(6)の第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)にかけての断面形状が緩やかな傾斜を有するためには、紫外線硬化性のインキを用いることが望ましい。この際、粘度調整のため、水/有機溶剤を含んだ水性/溶剤型紫外線硬化型インキを用いてもよい。
本発明は、画像形成体(1)を形成している画線の明度(L*)が100以上であれば効果を発現するため、印刷後の画線の明度(L*)が100以上であれば、透明インキ、着色インキ、光輝性インキ等を用いることが可能である。なお、本発明でいう明度とは、入射光を45度とした場合の正反射時(受光角45度)の明度のことである。明度測定は、変角分光側色システム(GCMS−3型、村上色彩技術研究所)を用いて行った。
さらに、より動的効果を向上させ立体感を発現させるためには、入射光を45度とした場合の30度及び/又は60度における明度(L*ab)が100以上のインキを使用することが望ましい。これは、幅広い観察角度で、高い明度(光沢)を観察できるため、より動的効果及び立体感を視認できるものであり、例えば、パール顔料を含有したパールインキが挙げられる。
パール顔料としては、例えば、Iriodin123、Iriodin201、Iriodin211、Iriodin7205、Iriodin7215、ColorstreamT10−02、ColorstreamT10−04(メルク(株)製)、MC1020RY 、MC1020RR、MC1040RY、MC1020RR(日本板硝子(株)製)等が挙げられる。
図8に、透明インキを用いた印刷物と、パールインキを用いた印刷物の明度(L*)と受光角(°)の関係を示す。パールインキを用いた印刷物は、受光角30°乃至60°において明度(L*)が100以上であるのに対し、透明インキを用いた印刷物は、受光角35°乃至55°において明度(L*)が100以上である。
図9に、図8で示したグラフを基に、光源(8)からの入射光(9)に対する反射光(10)が広がる角度の模式図を示す。なお、印刷画線の表面は、いずれも平らであると想定する。
図9(a)に示した透明インキによって印刷画線(11)を形成した場合の反射光の広がりに比べ、図9(b)に示したパールインキによって印刷画線(12)を形成した場合の反射光の広がりは、幅が広いことがわかる。これは、パール顔料(13)に光が当たることで反射光が広がり、幅広い観察角度で光沢を観察することが可能であることを意味している。これによって、動的効果及び立体感を視認できる。
また、インキの表面張力を下げるために、調整剤等を適宜配合してもよい。これは、インキの表面張力が上がると、流動性が悪くなるためである。本発明においては、インキの流動によって輪郭領域(6)を形成することから、インキの流動性を良くするためインキの表面張力を下げる必要がある。
例えば、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等を主成分とするシリコン系表面調整剤としては、BYK−307、BYK−330、BYK−333、BYK−349、BYK−3455、BYK−UV3500等が挙げられる。また、アクリル系共重合物を主成分とするアクリル系表面調整剤としては、BYK−350、BYK−352、BYK−381、BYK−3441等が挙げられる。
第三に、画像形成体の効果及びその原理について説明を行う。
図10に、図1の画像形成体(1)における立体画像領域(3)の視認状態を示す。画像形成体(1)を正対した状態から傾けて観察すると、第1の画像領域(4)が反射光の移動分だけ動いたように視認できる動的効果及び立体的効果が発現される。
これは、立体画像領域(3)が明度(L*)100以上で形成されており、光源に対して明度の高い反射光が観察できるため、立体画像形成体(3)を構成している緩やかな傾斜をもつ輪郭領域(6)において、反射光の移動を広い視野角で明確に観察できる。このことによって、第2の画像領域(5)が反射光の移動分だけ動いたように視認できる動的効果及び立体的効果が発現することになる。
第四に、画像形成体の作製方法について説明を行う。
前述してきたとおり、本発明の画像形成体(1)は、高さの異なる三つの領域によって形成され、観察角度を異ならせることによって、画像が動的に視認可能な効果を奏する形成体である。
図11を用いて、画像形成体の作製方法について説明する。
まず、第一画像形成工程において、基材(2)の少なくとも一部の立体画像領域に、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さを有する要素を万線状に複数配置して、第1の画像領域(4)を形成する(STEP1)。
この際、第1の高さは、第1のインキによって形成する場合、第1のインキ転移量によって調整し、エンボスによって形成する場合、加圧量、エンボス版の凹凸の深さ量によって調整する。
また、第1のインキによって形成した場合、形成後、第一の乾燥工程において、第1の画像領域(4)を乾燥する(STEP2)。
乾燥手段については、用いたインキによって決定されるものであり、例えば、紫外線硬化性インキの場合は所定の照射量による紫外線照射での乾燥、電子線硬化性インキの場合は所定の照射量による電子線照射での乾燥となる。
ここで言う所定の照射量とは、第2の画像領域(5)を形成する第2のインキが、第1の画像領域(4)に流れ込むことで形成される輪郭領域(6)が、幅250μm以上となるよう適宜設定するものである。
次に、第二画像形成工程において、第2の画像領域(5)が第1の画像領域(4)に囲まれるように、かつ、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の一部が接触するように、第2のインキによって、第2の高さを有する第2の画像領域(5)を形成する(STEP3)。
この際、第2の高さは、第1の画像領域(4)を第1のインキで形成した場合、第1のインキ転移量より多い第2のインキ転移量によって調整し、第1の画像領域(4)をエンボスで形成した場合、第1の高さより高くなるように、第2のインキ転移量によって調整する。
第2の画像領域(5)が第1の画像領域(4)に囲まれるように、かつ、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)の一部が接触するように形成し、さらに、第1の画像領域(4)が有する第1の高さが、第2の画像領域(5)が有する第2の高さより低いことによって、第2の画像領域(5)に転移したインキが、第1の画像領域(4)及び基材(2)上に流動し、そのことによって、第2の画像領域(5)から第1の画像領域(4)にかけての断面形状が緩やかな傾斜を有する輪郭領域(6)が形成される。
第1の画像領域(4)を形成するSTEP1と、第2の画像領域(5)を形成するSTEP3は、一度の工程で行っても二度の工程で行ってもよい。一度の工程で行う場合、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5)は、同じインキによって形成され、第2の画像領域(5)に転移したインキが、第1の画像領域(4)及び基材(2)上に流動し、輪郭領域(6)が形成される。
次に、第二の乾燥工程において、第2の画像領域(5)及び輪郭領域(6)を乾燥する(STEP4)。
紫外線による印刷後から照射開始までの時間及び照射量は、第2の画像領域(5)を形成する第2のインキが、第1の画像領域(4)に流れ込むことで形成される輪郭領域(6)が、幅250μm以上となるよう適宜設定する。
また、第1のインキと第2のインキは、同じでも異なっていてもよい。
本発明の実施例1について説明する。図12は、本発明における画像形成体(1−1)の平面図を示す。基材(2−1)としては、コート紙(オーロラコート、日本製紙(株)製)を用いた。
画像形成体(1−1)は、基材(2−1)の少なくとも一部に立体画像領域(3−1)を有し、立体画像領域は、第1の画像領域(4−1)と第2の画像領域(5−1)を有して成る。
第1の画像領域(4−1)は、画線幅0.1mmの画線をピッチ0.15mmで規則的に複数配置した縞状の図柄とした。
第2の画像領域(5−1)は、直径5mmの円の中心を直径2mmの円で中抜きしたドーナツ状の図柄とした。したがって、画線の幅は、1.5mmである。
第2の画像領域(5−1)及び第1の画像領域(4−1)は、カラーシフト顔料(カラーストリームT10―02:メルク)を紫外線硬化型ワニスに分散した、紫外線硬化型カラーシフトインキを用い、スクリーン印刷方式に一度刷りで印刷を行った。用いたスクリーン版面は、スメッシュ255PW(NBC)、用いたスキージは、硬度80度である。また、インキ粘度は、0.8Pa・s(30度)である。
その後、UV照射にて80mJ/cm2の照射量で硬化させ、本発明の画像形成体(1−1)を得た。
この画像形成体(1−1)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−1)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−1)であるドーナツ状の図柄が、立体的及び動的に視認することができた。
本発明の実施例2について説明する。用いた基材、インキ、図柄、印刷条件については実施例1と同様とし、第1の画像領域(4−1)について、画線幅0.15mmの画線をピッチ0.25mmで規則的に複数配置した形態とした。
画像形成体(1−1)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−1)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−1)であるドーナツ状の図柄が、立体的及び動的に視認することができた。
本発明の実施例3について説明する。図13は、本発明における画像形成体(1−2)の平面図を示す。基材(2−2)としては、コート紙(オーロラコート、日本製紙(株)製)を用いた。
画像形成体(1−2)は、基材(2−2)の少なくとも一部に立体画像領域(3−2)を有し、立体画像領域は、第1の画像領域(4−2)と第2の画像領域(5−2)を有して成る。
第1の画像領域(4−2)は、直径0.15mmの網点をピッチ0.25mmで規則的に複数配置したドットの図柄とした。
第2の画像領域(5−2)は、直径5mmの円の中心を直径2mmの円で中抜きしたドーナツ状の図柄とした。したがって、画線の幅は、1.5mmである。
第1の画像領域(4−2)及び第2の画像領域(5−2)の印刷条件については、実施例1と同様である。その後、UV照射にて80mJ/cm2の照射量で硬化させ、本発明の画像形成体(1−2)を得た。
この画像形成体(1−2)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−2)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−2)であるドーナツ状の図柄が、立体的及び動的に視認することができた。
本発明の実施例4について説明する。図14は、本発明における画像形成体(1−3)の平面図を示す。基材(2−3)としては、コート紙(オーロラコート、日本製紙(株)製)を用いた。
画像形成体(1−3)は、基材(2−3)の少なくとも一部に立体画像領域(3−3)を有し、立体画像領域は、第1の画像領域(4−3)と第2の画像領域(5−3)を有して成る。
第1の画像領域(4−3)は、直径0.1mmの画線の角度を隣り合う画線に対して5度ずつ回転させて規則的に複数配置した放射状の図柄とした。
第2の画像領域(5−3)は、直径5mmの円の中心を直径2mmの円で中抜きしたドーナツ状の図柄とした。したがって、画線の幅は、1.5mmである。
第1の画像領域(4−3)及び第2の画像領域(5−3)の印刷条件については、実施例1及び2と同様である。その後、UV照射にて80mJ/cm2の照射量で硬化させ、本発明の画像形成体(1−3)を得た。
この画像形成体(1−3)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−3)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−3)であるドーナツ状の図柄が、立体的及び動的に視認することができた。
(比較例1)
比較例1について説明する。図15は、画像形成体(1−a1)の平面図を示す。基材(2−a1)としては、コート紙(オーロラコート、日本製紙(株)製)を用いた。
画像形成体(1−a1)は、基材(2−a1)の少なくとも一部に立体画像領域(3−a1)を有し、立体画像領域は、第2の画像領域(5−a1)から成る。本発明における画像形成体(1)を構成している第1の画像領域(4)を有していない形態、つまり、第2の画像領域(5)が第1の画像領域(4)に囲まれておらず、かつ、第1の画像領域(4)と第2の画像領域(5−a1)の接触部分も存在しない場合の形態である。
第2の画像領域(5−a1)は、直径5mmの円の中心を直径2mmの円で中抜きしたドーナツ状の図柄とした。したがって、画線の幅は、1.5mmである。
第2の画像領域(5−a1)の印刷条件については、実施例1乃至3と同様である。その後、UV照射にて80mJ/cm2の照射量で硬化させ、画像形成体(1−a1)を得た。
この画像形成体(1−a1)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−a1)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−a1)であるドーナツ状の図柄を立体的及び動的に視認することはできなかった。
(比較例2)
比較例2について説明する。図16は、画像形成体(1−a2)の平面図を示す。基材(2−a2)としては、コート紙(オーロラコート、日本製紙(株)製)を用いた。
画像形成体(1−a2)は、基材(2−a2)の少なくとも一部に立体画像領域(3−a2)を有し、立体画像領域は、第1の画像領域(4−a2)と第2の画像領域(5−a2)から成る。
第1の画像領域(4−a2)は、直径7mmの円状の図柄とした。本発明における画像形成体(1−a2)を構成している第1の画像領域(4−a2)がベタ画像の形態、つまり、複数の要素が、要素の間に規則的な非画線部を有してない場合の形態である。
第2の画像領域(5−a2)は、直径5mmの円の中心を直径2mmの円で中抜きしたドーナツ状の図柄とした。したがって、画線の幅は、1.5mmである。
第1の画像領域(4−a2)及び第2の画像領域(5−a2)の印刷条件については、実施例1乃至3と同様である。その後、UV照射にて80mJ/cm2の照射量で硬化させ、画像形成体(1−a2)を得た。
この画像形成体(1−a2)を正反射光下で観察し、さらに画像形成体(1−a2)を傾けたり戻したりを繰り返して観察したところ、第2の画像領域(5−a2)であるドーナツ状の図柄を立体的及び動的に視認することはできなかった。
図17に、実施例1、実施例2、実施例3、比較例1及び比較例2で作製した画像形成体における立体画像領域の第2の画像領域から第1の画像領域にかけての断面形状を測定した結果を示す。(a)が実施例1、(b)が実施例2、(c)が実施例3、(d)が比較例1、(e)が比較例2における立体画像領域の第2の画像領域から第1の画像領域にかけての断面形状の測定結果である。形状測定は、表面粗さ輪郭形状測定機(surfcom1400A−3DF−12、(株)東京精密)を用いて行った。
その際のそれぞれの輪郭領域の幅(μm)、高さ(μm)、動的効果の視認性の判断について、表1に示す。なお、視認性の判断については目視評価とし、十分な動的効果が得られものを「◎」、立体感が得られるものを「○」、立体感及び動的効果が視認しづらいものを「×」とした。
Figure 0006120058
このことから、輪郭領域の幅が240μm以下の場合は、立体感及び動的効果が視認しづらいことがわかり、本発明の効果である立体感及び動的効果を奏するためには、輪郭領域の幅が250μm以上必要であるといえる。
1、1−1、1−2、1−3、1−a1 画像形成体
2、2−1、2−2、2−3、2−a1 基材
3、3−1、3−2、3−3、3−a1 立体画像領域
4、4−1、4−2、4−3、4−a1 第1の画像領域
5、5−1、5−2、5−3 第2の画像領域
6、6−1、6−2、6−3 輪郭領域
7 要素
8 光源
9 入射角
10 受光角
11 印刷画線
12 印刷画線
13 パール顔料

Claims (5)

  1. 基材上の少なくとも一部に立体画像領域を備え、
    前記立体画像領域は、第1の画像領域、輪郭領域及び第2の画像領域を有した高さの異なる三つの領域が、高低順に接するように配置されており、
    前記第1の画像領域は、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さで形成された要素が、万線状に配置して成り、
    前記第2の画像領域は、前記第1のインキ又は第2のインキによって、前記第1の高さよりも高い第2の高さで形成された高光沢な表面のベタ画像から成り、
    前記輪郭領域は、前記第2の画像領域を形成するインキと同じインキによって、前記第2の画像領域から前記第1の画像領域にかけて、緩やかな傾斜を有する形状から成ることを特徴とする画像形成体。
  2. 前記要素は、画線及び画素のいずれか又はそれらの組合せであることを特徴とする請求項1記載の画像形成体。
  3. 前記第1のインキ及び前記第2のインキは、紫外線硬化性インキであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成体。
  4. 前記第1のインキ及び前記第2のインキは、インキ粘度が0.3〜3.0Pa・s(30℃)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成体。
  5. 前記高さの異なる三つの領域が、高低順に接するように配置された立体画像領域を、観察角度を異ならせることで画像が動的に視認可能な画像形成体の作製方法であって、
    基材の少なくとも一部の前記立体画像領域に、第1のインキ又はエンボスによって、第1の高さを有する複数の要素を万線状に配置して、第1の画像領域を形成する第一画像形成工程と、
    前記第1の画像領域に囲まれるように、高光沢な第2のインキによって、前記第1の高さよりも高い第2の高さを有するように第2の画像領域を形成する第二画像形成工程と、
    前記第1のインキ及び前記第2のインキによって前記各画像領域を形成した後に乾燥させる乾燥工程を有し、
    前記第1の高さよりも前記第2の高さを高く形成することによって、前記第2のインキが前記第2の画像領域から前記第1の画像領域及び前記基材上へ流動し、前記第2の画像領域から前記第1の画像領域にかけて、緩やかな傾斜を有する輪郭領域を形成することを特徴とする画像形成体の作製方法。
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