JP6119579B2 - 引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法 - Google Patents

引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法 Download PDF

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Description

本発明は引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法に関する。
特許文献1には、鋳型を要しない画期的な引上式連続鋳造方法として、自由鋳造方法が提案されている。特許文献1に示したように、溶融金属(溶湯)の表面(すなわち湯面)にスタータを浸漬させた後、当該スタータを引き上げると、溶湯の表面膜や表面張力によりスタータに追従して溶湯も導出される。ここで、湯面近傍に設置された形状規定部材を介して、溶湯を導出し、冷却することにより、所望の断面形状を有する鋳物を連続鋳造することができる。
通常の連続鋳造方法では、鋳型によって断面形状とともに長手方向の形状も規定される。とりわけ、連続鋳造方法では、鋳型内を凝固した金属(すなわち鋳物)が通り抜ける必要があるため、鋳造された鋳物は長手方向に直線状に延びた形状となる。
これに対し、自由鋳造方法における形状規定部材は、鋳物の断面形状のみを規定し、長手方向の形状は規定しない。そのため、スタータ(もしくは形状規定部材)を水平方向に移動させながらスタータを引き上げることにより、長手方向の形状が様々な鋳物が得られる。例えば、特許文献1には、長手方向に直線状でなく、ジグザグ状あるいは螺旋状に形成された中空鋳物(すなわちパイプ)が開示されている。
特開2012−61518号公報
発明者は以下の課題を見出した。
特許文献1に記載の自由鋳造方法では、形状規定部材を介して引き上げられた溶湯を冷却ガスによって冷却しているため、凝固界面は形状規定部材よりも上側に位置する。この凝固界面の位置は、鋳物の寸法精度や表面品質に直接影響を及ぼす。そのため、凝固界面を検出し、これを所定の基準範囲内に制御することが重要となる。ここで、溶湯を鉛直方向に引き上げた場合、凝固界面は略水平になる。
他方、上述の通り、特許文献1に記載の自由鋳造方法では、溶湯を鉛直方向だけでなく斜め方向にも引き上げることができる。
発明者は、溶湯を斜め方向に引き上げた場合、凝固界面は水平にならずに引上方向に対して略垂直となることを見出した。すなわち、溶湯を斜め方向に引き上げた場合、引上方向や観察位置により凝固界面の位置は変化してしまう。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合、鉛直方向に引き上げる場合の基準範囲を用いて凝固界面を制御することはできないという問題があった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも凝固界面を適切な基準範囲内に制御することができ、鋳物の寸法精度や表面品質に優れる引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造装置は、
溶湯を保持する保持炉と、
前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面上に設置され、かつ、前記溶湯が通過することにより鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材と、
前記形状規定部材を通過した前記溶湯の画像を撮影する撮像部と、
前記画像から前記溶湯の搖動を検出し、前記搖動の有無に基づいて凝固界面を決定する画像解析部と、
前記画像解析部によって決定された前記凝固界面が所定の基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更する鋳造制御部と、を備え、
前記鋳造制御部は、前記溶湯の引上角度に応じて異なる前記基準範囲を用いて、前記凝固界面が前記基準範囲内にあるか否かを判定するものである。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造装置では、鋳造制御部は、溶湯の引上角度に応じて異なる基準範囲を用いて、凝固界面が基準範囲内にあるか否かを判定する。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも凝固界面を適切な基準範囲内に制御することができる。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造方法は、
保持炉に保持された溶湯を、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材を通過させながら引き上げるステップと、
前記形状規定部材を通過した前記溶湯の画像を撮影するステップと、
前記画像から前記溶湯の搖動を検出し、前記搖動の有無に基づいて凝固界面を決定するステップと、
決定された前記凝固界面が予め定められた基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更するステップと、を備え、
鋳造条件を変更するステップにおいて、
前記溶湯の引上角度に応じて異なる前記基準範囲を用いて、前記凝固界面が前記基準範囲内にあるか否かを判定するものである。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造方法は、前記溶湯の引上角度に応じて異なる前記基準範囲を用いて、前記凝固界面が前記基準範囲内にあるか否かを判定する。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも凝固界面を適切な基準範囲内に制御することができる。
本発明により、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも凝固界面を適切な基準範囲内に制御することができ、鋳物の寸法精度や表面品質に優れる引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る自由鋳造装置の模式的断面図である。 実施の形態1に係る形状規定部材102の平面図である。 実施の形態1に係る自由鋳造装置が備える凝固界面制御システムのブロック図である。 凝固界面近傍の3つの画像例である。 溶湯を鉛直方向に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。 溶湯を斜め方向(観察側)に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。 溶湯を斜め方向(観察側の反対側)に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。 溶湯を斜め方向に引き上げた場合の凝固界面を示すミクロ組織写真である。 実施の形態1に係る凝固界面制御方法について説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係る形状規定部材202の平面図である。 実施の形態2に係る形状規定部材202の側面図である。 実施の形態2に係る凝固界面制御方法について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る自由鋳造装置(引上式連続鋳造装置)について説明する。図1は、実施の形態1に係る自由鋳造装置の模式的断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る自由鋳造装置は、溶湯保持炉101、形状規定部材102、支持ロッド104、アクチュエータ105、冷却ガスノズル106、冷却ガス供給部107、引上機108、撮像部(カメラ)109を備えている。
なお、当然のことながら、図1に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。図1におけるxy平面は水平面を構成し、z軸方向が鉛直方向である。より具体的には、z軸のプラス方向が鉛直上向きとなる。
溶湯保持炉101は、例えばアルミニウムやその合金などの溶湯M1を収容し、溶湯M1が流動性を有する所定の温度に保持する。図1の例では、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を補充しないため、鋳造の進行とともに溶湯M1の表面(つまり湯面)は低下する。他方、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を随時補充し、湯面を一定に保持するような構成としてもよい。ここで、溶湯保持炉101の設定温度を上げると凝固界面SIFの位置を上げることができ、溶湯保持炉101の設定温度を下げると凝固界面SIFの位置を下げることができる。なお、当然のことながら、溶湯M1はアルミニウム以外の金属やその合金であってもよい。
形状規定部材102は、例えばセラミックスやステンレスなどからなり、溶湯M1上に配置されている。形状規定部材102は、鋳造する鋳物M3の断面形状を規定する。図1に示した鋳物M3は、水平方向の断面(以下、横断面と称す)の形状が矩形状の中実鋳物(板材)である。なお、当然のことながら、鋳物M3の断面形状は特に限定されない。鋳物M3は、丸パイプや角パイプなどの中空鋳物でもよい。
図1の例では、形状規定部材102の下側の主面(下面)が湯面に接触するように配置されている。そのため、溶湯M1の表面に形成される酸化膜や溶湯M1の表面に浮遊する異物の鋳物M3への混入を防止することができる。
一方、形状規定部材102の下面を湯面から所定の距離だけ離間して配置してもよい。形状規定部材102を湯面から離間して配置した場合、形状規定部材102の熱変形や溶損が抑制され、形状規定部材102の耐久性が向上する。
図2は、実施の形態1に係る形状規定部材102の平面図である。ここで、図1の形状規定部材102の断面図は、図2のI−I断面図に相当する。図2に示すように、形状規定部材102は、例えば矩形状の平面形状を有し、中央部に溶湯が通過するための厚さt1×幅w1の矩形状の開口部(溶湯通過部103)を有している。なお、図2におけるxyz座標は、図1と一致している。
図1に示すように、溶湯M1は、その表面膜や表面張力により鋳物M3に追従して引き上げられ、形状規定部材102の溶湯通過部103を通過する。すなわち、溶湯M1が形状規定部材102の溶湯通過部103を通過することにより、溶湯M1に対し形状規定部材102から外力が印加され、鋳物M3の断面形状が規定される。ここで、溶湯の表面膜や表面張力によって、鋳物M3に追従して湯面から引き上げられた溶湯を保持溶湯M2と呼ぶ。また、鋳物M3と保持溶湯M2との境界が凝固界面SIFである。
支持ロッド104は、形状規定部材102を支持する。
アクチュエータ105には、支持ロッド104が連結されている。アクチュエータ105によって、支持ロッド104を介して形状規定部材102が上下方向(鉛直方向つまりz軸方向)に移動可能となっている。このような構成により、鋳造の進行による湯面の低下とともに、形状規定部材102を下方向に移動させることができる。
冷却ガスノズル(冷却部)106は、冷却ガス供給部107から供給される冷却ガス(例えば空気、窒素、アルゴンなど)を鋳物M3に吹き付け、冷却する冷却手段である。冷却ガスの流量を増やすと凝固界面SIFの位置を下げることができ、冷却ガスの流量を減らすと凝固界面SIFの位置を上げることができる。なお、冷却ガスノズル106も、上下方向(鉛直方向つまりz軸方向)及び水平方向(x軸方向及びy軸方向)に移動可能となっている。そのため、例えば、鋳造の進行による湯面の低下とともに、形状規定部材102の移動に合わせて、下方向に移動することができる。あるいは、引上機108の水平方向への移動に合わせて、水平方向に移動することができる。
スタータSTに連結された引上機108により鋳物M3を引き上げつつ、冷却ガスにより鋳物M3を冷却することにより、凝固界面SIF近傍の保持溶湯M2が上側(z軸方向プラス側)から下側(z軸方向マイナス側)へ順次凝固し、鋳物M3が形成されていく。引上機108による引上速度を速くすると凝固界面SIFの位置を上げることができ、引上速度を遅くすると凝固界面SIFの位置を下げることができる。また、引上機108を水平方向(x軸方向やy軸方向)に移動させながら引き上げることにより、保持溶湯M2を斜め方向に導出することができる。そのため、鋳物M3の長手方向の形状を自由に変化させることができる。なお、引上機108を水平方向に移動させる代わりに、形状規定部材102を水平方向に移動させることにより、鋳物M3の長手方向の形状を自由に変化させてもよい。
撮像部109は、鋳造している間、鋳物M3と保持溶湯M2との境界である凝固界面SIF近傍を継続的に監視する。詳細については後述するように、撮像部109によって撮影された画像から凝固界面SIFを決定することができる。
次に、図3を参照して、実施の形態1に係る自由鋳造装置が備える凝固界面制御システムについて説明する。図3は、実施の形態1に係る自由鋳造装置が備える凝固界面制御システムのブロック図である。当該凝固界面制御システムは、凝固界面SIFの位置(高さ)を所定の基準範囲内に保持するためのものである。
図3に示すように、この凝固界面制御システムは、撮像部109、画像解析部110、鋳造制御部111、引上機108、溶湯保持炉101、冷却ガス供給部107を備えている。ここで、撮像部109、引上機108、溶湯保持炉101、冷却ガス供給部107については、図1を参照して説明したため、詳細な説明については省略する。
画像解析部110は、撮像部109によって撮影された画像から保持溶湯M2の表面の搖動を検出する。具体的には、連続的に撮影された複数の画像を比較することにより、保持溶湯M2の表面の搖動を検出することができる。他方、鋳物M3の表面には搖動は生じない。そのため、搖動の有無に基づいて、凝固界面を決定することができる。
ここで、図4を参照して、より具体的に説明する。図4は、凝固界面近傍の3つの画像例である。図4の上から順に、凝固界面の位置が上限を超えた場合の画像例、凝固界面の位置が基準範囲内の場合の画像例、凝固界面の位置が下限未満の場合の画像例を示している。図4中央の画像例に示すように、画像解析部110は、例えば、撮像部109によって撮影された画像において、搖動が検出された領域(すなわち溶湯)と検出されない領域(すなわち鋳物)の境界部を凝固界面と決定する。
鋳造制御部111は、比較部11a及び記憶部11bを備えている。比較部11aは、画像解析部110が決定した凝固界面と基準範囲とを比較する。記憶部11bは、凝固界面位置の基準範囲(上限及び下限)を記憶する。ここで、基準範囲は保持溶湯M2の湯面に対する引上角度θ(0°<θ<180°)により異なる。そのため、記憶部11bには、様々な引上角度θに対応する基準範囲(上限及び下限)が記述されたテーブルが格納されている。比較部11aは引上機108から得られる引上角度情報deg(引上角度θに対応)に応じて、その引上角度θに対応する基準範囲refを記憶部11bから読み出す。そして、比較部11aはその基準範囲refと画像解析部110が決定した凝固界面sifと比較する。
画像解析部110が決定した凝固界面が上限を超えている場合、鋳造制御部111は、引上機108の引上速度を遅くするか、溶湯保持炉101の設定温度を下げるか、冷却ガス供給部107から供給される冷却ガスの流量を増やす。一方、画像解析部110が決定した凝固界面が下限未満である場合、鋳造制御部111は、引上機108の引上速度を速くするか、溶湯保持炉101の設定温度を上げるか、冷却ガス供給部107から供給される冷却ガスの流量を減らす。これら3つの条件の制御は、2つ以上の条件を同時に変更してもよいが、1つの条件のみを変更する方が、制御が容易となり位好ましい。また、3つの条件の優先順位を予め定めておき、優先順位の高いものから順に変更してもよい。
図4を参照して、凝固界面位置の上限及び下限について説明する。図4上の画像例に示すように、凝固界面の位置が上限を超えた場合、保持溶湯M2に「くびれ」が発生し、「ちぎれ」に発展する。凝固界面位置の上限は、凝固界面の高さを変化させ、保持溶湯M2に「くびれ」が発生するか否かを事前に調査することにより決定することができる。
一方、図4下の画像例に示すように、凝固界面の位置が下限未満の場合、鋳物M3の表面に凹凸が発生し、形状不良となる。凝固界面位置の下限は、凝固界面の高さを変化させ、鋳物M3の表面に凹凸が発生するか否かを事前に調査することにより決定することができる。なお、この凹凸は凝固界面が低過ぎるために形状規定部材102の内部で形成された凝固片であると考えられる。
図4は鉛直方向に保持溶湯M2を引き上げた場合であるが、斜め方向に引き上げた場合も同様に上限及び下限を決定することができる。すなわち、様々な引上角度θにおいて事前に「くびれ」及び凹凸の発生を調査することにより、それぞれの引上角度θにおける上限及び下限を決定することができる。
他方、鉛直方向に引き上げた場合の上限及び下限(基準範囲)については調査により取得し、斜め方向に引き上げた場合の上限及び下限については計算によって求めてもよい。この場合、図3において、記憶部11bには鉛直方向に引き上げた場合の基準範囲のみが基準範囲refとして格納されている。そして、比較部11aは、引上機108から得られる引上角度情報degに応じて基準範囲refを補正した上で、画像解析部110が決定した凝固界面sifと比較する。
図5〜7を参照して、斜め方向に引き上げた場合の上限及び下限の計算方法の一例について説明する。図5は、溶湯を鉛直方向に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。図6は、溶湯を斜め方向(観察側)に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。図7は、溶湯を斜め方向(観察側の反対側)に引き上げた場合を模式的に示す拡大断面図である。なお、図5〜7におけるxyz座標も、図1と一致している。
図5に示すように、保持溶湯M2を鉛直方向に引き上げた場合、凝固界面SIFは略水平になるため、凝固界面SIFの高さが観察位置によって変化することはない。ここで、図5における凝固界面SIFの位置を基準範囲の上限Hmaxとする。
図6、7に示すように、観察側の湯面から引上方向へ向かっての角度を引上角度θとする。ここで、凝固界面SIFの中心高さと観察される凝固界面SIFの高さとの差をΔhとする。図6、7に示すように、この差Δhは幾何学的に求めることができ、鋳物M3の厚さtを用いて、Δh=t/2×sin(θ−90)で表すことができる。
図6に示すように、観察側に傾いて引き上げられる場合、引上角度θ<90°であるため、Δh<0となる。そのため、図6において観察される凝固界面SIFの位置が上限Hmax1であるとすると、この上限Hmax1は鉛直方向に引き上げた場合の上限Hmaxよりも低くなる。
一方、図7に示すように、観察側の反対側に傾いて引き上げられる場合、引上角度θ>90°であるため、Δh>0となる。そのため、図7において観察される凝固界面SIFの位置が上限Hmax2であるとすると、この上限Hmax2は鉛直方向に引き上げた場合の上限Hmaxよりも高くなる。
ここで、引上角度θの場合の上限Hmax(θ)は、鉛直方向に引き上げた場合の上限Hmax及び差Δhを用いて、例えば、簡易的に以下の式により求めることができる。
Hmax(θ)=Hmax+Δh
=Hmax+t/2×sin(θ−90)
より正確には、差Δhに係数Cを掛けた以下の式により求めることができる。係数Cは実験的に求めることができる。
Hmax(θ)=Hmax+C×Δh
=Hmax+C×t/2×sin(θ−90)
なお、下限についても同様に求めることができる。
図8は、溶湯を斜め方向に引き上げた場合の凝固界面を示すミクロ組織写真である。図8に示すように、引上角度θで斜め方向に引き上げた場合、凝固界面は水平にならずに引上方向に対して略垂直となっている。
実施の形態1に係る自由鋳造装置では、凝固界面近傍の画像を撮影する撮像部と、その画像から溶湯表面の搖動を検出し、凝固界面を決定する画像解析部と、凝固界面が基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更する鋳造制御部と、を備えている。ここで、鋳造制御部は、引上角度θに応じて異なる基準範囲を用いて、凝固界面の位置が基準範囲内にあるか否かを判定する。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも、凝固界面を所定の基準範囲内に維持するためのフィードバック制御を行うことができ、鋳物の寸法精度、表面品質を向上させることができる。
次に、図1を参照して、実施の形態1に係る自由鋳造方法について説明する。
まず、引上機108によりスタータSTを降下させ、形状規定部材102の溶湯通過部103を通して、スタータSTの先端部を溶湯M1に浸漬させる。
次に、所定の速度でスタータSTの引き上げを開始する。ここで、スタータSTが湯面から離間しても、表面膜や表面張力によって、スタータSTに追従して湯面から引き上げられた保持溶湯M2が形成される。図1に示すように、保持溶湯M2は、形状規定部材102の溶湯通過部103に形成される。つまり、形状規定部材102により、保持溶湯M2に形状が付与される。
次に、スタータSTあるいは鋳物M3が冷却ガスにより冷却されているため、保持溶湯M2が間接的に冷却され、上側から下側に向かって順に凝固し、鋳物M3が成長していく。このようにして、鋳物M3を連続鋳造することができる。
実施の形態1に係る自由鋳造方法では、凝固界面を所定の基準範囲に保持するように制御している。以下に、図9を参照して、凝固界面制御方法について説明する。図9は、実施の形態1に係る凝固界面制御方法について説明するためのフローチャートである。
まず、撮像部109により、凝固界面近傍の画像を撮影する(ステップST1)。
次に、画像解析部110は、撮像部109によって撮影された画像を解析する(ステップST2)。具体的には、連続的に撮影された複数の画像を比較することにより、保持溶湯M2の表面の搖動を検出する。そして、画像解析部110は、撮像部109によって撮影された画像において、搖動が検出された領域と検出されない領域の境界部を凝固界面と決定する。
次に、鋳造制御部111は、画像解析部110が決定した凝固界面の位置が基準範囲内にあるか否かを判定する(ステップST3)。ここで、鋳造制御部111は、引上角度θに応じて異なる基準範囲を用いて判定する。凝固界面の位置が基準範囲内にない場合(ステップST3NO)、鋳造制御部111は、冷却ガス流量、鋳造速度、保持炉設定温度のうちのいずれかの条件を変更する(ステップST4)。その後、鋳造制御部111は、鋳造が完了したか否かを判断する(ステップST5)
具体的にステップST4では、画像解析部110が決定した凝固界面が上限を超えている場合、鋳造制御部111は、引上機108の引上速度を遅くするか、溶湯保持炉101の設定温度を下げるか、冷却ガス供給部107から供給される冷却ガスの流量を増やす。一方、画像解析部110が決定した凝固界面が下限未満である場合、鋳造制御部111は、引上機108の引上速度を速くするか、溶湯保持炉101の設定温度を上げるか、冷却ガス供給部107から供給される冷却ガスの流量を減らす。
凝固界面の位置が基準範囲内にある場合(ステップST3YES)、鋳造条件を変更することなく、そのままステップST5へ進む。
鋳造が完了していなければ(ステップST5NO)、ステップST1に戻る。一方、鋳造が完了していれば(ステップST5YES)、凝固界面の制御を終了する。
実施の形態1に係る自由鋳造方法では、凝固界面近傍の画像を撮影し、その画像から溶湯表面の搖動を検出し、凝固界面を決定する。そして、凝固界面が基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更する。ここで、引上角度θに応じて異なる基準範囲を用いて、凝固界面の位置が基準範囲内にあるか否かを判定する。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも、凝固界面を所定の基準範囲内に維持するためのフィードバック制御を行うことができ、鋳物の寸法精度、表面品質を向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、図10、11を参照して、実施の形態2に係る自由鋳造装置について説明する。図10は、実施の形態2に係る形状規定部材202の平面図である。図11は、実施の形態2に係る形状規定部材202の側面図である。なお、図10、11におけるxyz座標も、図1と一致している。
図2に示された実施の形態1に係る形状規定部材102は、1枚の板から構成されていたため、溶湯通過部103の厚さt1、幅w1は固定されていた。これに対し、実施の形態2に係る形状規定部材202は、図10に示すように、4枚の矩形状の形状規定板202a、202b、202c、202dを備えている。すなわち、実施の形態2に係る形状規定部材202は、複数に分割されている。このような構成により、溶湯通過部203の厚さt1、幅w1を変化させることができる。また、4枚の矩形状の形状規定板202a、202b、202c、202dは、同調してz軸方向に移動することができる。
図10に示すように、形状規定板202a、202bは、y軸方向に並んで対向配置されている。また、図11に示すように、形状規定板202a、202bは、z軸方向には同じ高さで配置されている。形状規定板202a、202bの間隔が、溶湯通過部203の幅w1を規定している。そして、形状規定板202a、202bが、独立してy軸方向に移動可能であるため、幅w1を変化させることができる。なお、溶湯通過部203の幅w1を測定するために、図10、11に示すように、形状規定板202a上にレーザ変位計S1、形状規定板202b上にレーザ反射板S2を設けてもよい。
また、図10に示すように、形状規定板202c、202dは、x軸方向に並んで対向配置されている。また、形状規定板202c、202dは、z軸方向には同じ高さで配置されている。形状規定板202c、202dの間隔が、溶湯通過部203の厚さt1を規定している。そして、形状規定板202c、202dが、独立してx軸方向に移動可能であるため、厚さt1を変化させることができる。
形状規定板202a、202bは、形状規定板202c、202dの上側に接触するように配置されている。
次に、図10、11を参照して、形状規定板202aの駆動機構について説明する。図10、11に示すように、形状規定板202aの駆動機構は、スライドテーブルT1、T2、リニアガイドG11、G12、G21、G22、アクチュエータA1、A2、ロッドR1、R2を備えている。なお、形状規定板202b、202c、202dも形状規定板202aと同様に駆動機構を備えているが、図10、11では省略されている。
図10、11に示すように、形状規定板202aは、y軸方向にスライド可能なスライドテーブルT1に載置、固定されている。スライドテーブルT1は、y軸方向に平行して延設された1対のリニアガイドG11、G12上に、摺動自在に載置されている。また、スライドテーブルT1は、アクチュエータA1からy軸方向に延設されたロッドR1に連結されている。以上のような構成により、形状規定板202aは、y軸方向にスライドすることができる。
また、図10、11に示すように、リニアガイドG11、G12、及びアクチュエータA1は、z軸方向にスライド可能なスライドテーブルT2上に載置、固定されている。スライドテーブルT2は、z軸方向に平行して延設された1対のリニアガイドG21、G22上に、摺動自在に載置されている。また、スライドテーブルT2は、アクチュエータA2からz軸方向に延設されたロッドR2に連結されている。リニアガイドG21、G22、及びアクチュエータA2は、水平な床面や台座(不図示)などに固定されている。以上のような構成により、形状規定板202aは、z軸方向にスライドすることができる。なお、アクチュエータA1、A2として、油圧シリンダ、エアシリンダ、モータなどを挙げることができる。
次に、図12を参照して、実施の形態2に係る凝固界面制御方法について説明する。図12は、実施の形態2に係る凝固界面制御方法について説明するためのフローチャートである。図12において、ステップST4までは、図12に示した実施の形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
凝固界面の位置が基準範囲内にある場合(ステップST3YES)、鋳造制御部111は、画像解析部110が決定した凝固界面での寸法(厚さt、幅w)が、鋳物M3の寸法公差内にあるか否かを判定する(ステップST11)。ここで、凝固界面での寸法(厚さt、幅w)は、画像解析部110が凝固界面を決定する際に同時に得られる。画像から得られた寸法が寸法公差内にない場合(ステップST11NO)、溶湯通過部203の厚さt1、幅w1を変更する(ステップST12)。その後、鋳造制御部111は、鋳造が完了したか否かを判断する(ステップST5)。
寸法が寸法公差内にある場合(ステップST11YES)、溶湯通過部203の厚さt1、幅w1を変更することなく、そのままステップST5へ進む。
鋳造が完了していなければ(ステップST5NO)、ステップST1に戻る。一方、鋳造が完了していれば(ステップST5YES)、凝固界面の制御を終了する。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態2に係る自由鋳造方法では、実施の形態1と同様に、凝固界面近傍の画像を撮影し、その画像から溶湯表面の搖動を検出し、凝固界面を決定する。そして、凝固界面が基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更する。ここで、引上角度θに応じて異なる基準範囲を用いて、凝固界面の位置が基準範囲内にあるか否かを判定する。そのため、溶湯を斜め方向に引き上げる場合にも、凝固界面を所定の基準範囲内に維持するためのフィードバック制御を行うことができ、鋳物の寸法精度、表面品質を向上させることができる。
さらに、実施の形態2に係る自由鋳造方法では、形状規定部材202の溶湯通過部203の厚さt1、幅w1を変更することができる。そのため、画像から凝固界面を決定する際、当該凝固界面における厚さt、幅wを測定し、この測定値が寸法公差内でなければ、溶湯通過部203の厚さt1、幅w1を変更する。すなわち、鋳物の寸法を寸法公差内に維持するためのフィードバック制御を行うことができる。そのため、鋳物の寸法精度をより向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
11a 比較部
11b 記憶部
101 溶湯保持炉
102、202 形状規定部材
103、203 溶湯通過部
104 支持ロッド
105 アクチュエータ
106 冷却ガスノズル
107 冷却ガス供給部
108 引上機
109 撮像部
110 画像解析部
111 鋳造制御部
202a〜202d 形状規定板
A1、A2 アクチュエータ
G11、G12、G21、G22 リニアガイド
M1 溶湯
M2 保持溶湯
M3 鋳物
R1、R2 ロッド
S1 レーザ変位計
S2 レーザ反射板
SIF 凝固界面
ST スタータ
T1、T2 スライドテーブル

Claims (10)

  1. 溶湯を保持する保持炉と、
    前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面上に設置され、かつ、前記溶湯が通過することにより鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材と、
    前記形状規定部材を通過して引き上げられた前記溶湯の画像を撮影する撮像部と、
    前記画像から前記溶湯の表面の搖動を検出し、前記搖動が検出された領域と前記搖動が検出されない領域の境界部を凝固界面として決定する画像解析部と、
    前記画像解析部によって決定された前記凝固界面が所定の基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更する鋳造制御部と、を備え、
    前記鋳造制御部は、前記溶湯の引上角度に応じて異なる前記基準範囲を用いて、前記凝固界面が前記基準範囲内にあるか否かを判定する、引上式連続鋳造装置。
  2. 前記鋳造制御部は、前記引上角度ごとに予め定められた複数の前記基準範囲が格納された記憶部を備えている、
    請求項1に記載の引上式連続鋳造装置。
  3. 前記鋳造制御部は、前記溶湯を鉛直方向に引き上げた場合の予め定められた前記基準範囲と、前記引上角度とに基づいて、当該引上角度に対応する前記基準範囲を計算する、
    請求項1に記載の引上式連続鋳造装置。
  4. 前記鋳造条件は、
    前記形状規定部材を通過した前記溶湯を冷却するための冷却ガスの流量、
    前記鋳物の引上速度、
    前記保持炉の設定温度、のいずれかである、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造装置。
  5. 前記形状規定部材は、複数に分割され、前記断面形状を変更可能であり、
    前記画像解析部は、前記画像から前記鋳物の寸法を検出し、
    前記鋳造制御部は、前記寸法が寸法公差内にない場合、前記形状規定部材が規定する前記断面形状を変更する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造装置。
  6. 保持炉に保持された溶湯を、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材を通過させながら引き上げるステップと、
    前記形状規定部材を通過して引き上げられた前記溶湯の画像を撮影するステップと、
    前記画像から前記溶湯の表面の搖動を検出し、前記搖動が検出された領域と前記搖動が検出されない領域の境界部を凝固界面として決定するステップと、
    決定された前記凝固界面が予め定められた基準範囲内にない場合、鋳造条件を変更するステップと、を備え、
    鋳造条件を変更するステップにおいて、
    前記溶湯の引上角度に応じて異なる前記基準範囲を用いて、前記凝固界面が前記基準範囲内にあるか否かを判定する、引上式連続鋳造方法。
  7. 前記引上角度ごとに前記基準範囲を予め定めておく、
    請求項6に記載の引上式連続鋳造方法。
  8. 前記溶湯を鉛直方向に引き上げた場合の前記基準範囲を予め定めておき、
    当該鉛直方向に引き上げた場合の前記基準範囲と前記引上角度とに基づいて、当該引上角度に対応する前記基準範囲を計算する、
    請求項6に記載の引上式連続鋳造方法。
  9. 前記鋳造条件を、
    前記形状規定部材を通過した前記溶湯を冷却するための冷却ガスの流量、
    前記鋳物の引上速度、
    前記保持炉の設定温度、のいずれかとする、
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造方法。
  10. 前記形状規定部材を複数に分割して構成することにより、前記断面形状を変更可能とし、
    前記画像から前記鋳物の寸法を検出し、
    前記寸法が寸法公差内にない場合、前記形状規定部材が規定する前記断面形状を変更する、
    請求項6〜9のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造方法。
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