JP6119377B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電素子が外装に収納され、複数の蓄電素子のそれぞれの端子が互いに接続されることによりなる蓄電装置に関する。
従来、複数の蓄電素子(単電池)を組み合わせることにより構成される蓄電装置(組電池)がある。蓄電装置では、複数の蓄電素子が互いに接続されて一つの組電池として機能している。蓄電素子の容器が金属で構成されている場合、当該容器は、容器を構成する金属固有の電位を有している。このため、複数の蓄電素子同士が直接接触する、または、何らかの導電部材を介して複数の蓄電素子同士が締結されれば、隣接する蓄電素子の容器が有する電位に影響されて、容器が溶け出したり、その反対に容器の内側に電解液に含まれる物質が析出したり、容器の一部が溶解しやすい物質に化学変化したりする恐れがある。この問題を防ぐため、各蓄電素子の容器間を絶縁することが行われている。
例えば特許文献1では、組電池の外装体の底面から上方に延びる仕切板(以下、「第一仕切板」とする。)と、外装体の蓋部から下方に延びる仕切板(以下、「第二仕切板」とする。)とにより、複数の蓄電素子のそれぞれが接触しないように所定の間隔を空けている。これにより、複数の蓄電素子同士を絶縁している。
特許第4638528号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、第一仕切板および第二仕切板が複数の蓄電素子のそれぞれが互いに近づかないように空間距離を保つことで絶縁性を図っているだけで、沿面距離を保つことが十分に考慮されていない。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、蓄電素子間の絶縁をより確実にできる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、それぞれが導電性を有する容器を有し、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子の間に設けられる第一仕切板であって、前記第一方向に交差する第二方向の一方側から前記複数の蓄電素子の間を仕切り、かつ、絶縁性を有する第一仕切板と、前記第二方向の他方側の前記複数の蓄電素子の間に設けられ、かつ、絶縁性を有する第二仕切板と、を備え、前記第一仕切板および前記第二仕切板は、前記第一方向から視たときに重なるように配置されることにより、前記複数の蓄電素子の間を絶縁する。
これによれば、複数の蓄電素子は、それぞれの間において、蓄電素子の第二方向の一方側から他方側に向かって延びる第一仕切板と、蓄電素子の第二方向の他方側から一方側に向かって延びる第二仕切板とにより仕切られている。そして、第一仕切板と第二仕切板とは、第一方向から視たときに重なるように配置される。このように、複数の蓄電素子のそれぞれの間において、第一仕切板と第二仕切板とが重なっているため、各蓄電素子間の沿面距離を、各蓄電素子間の空間距離よりも長くすることができる。さらに、各蓄電素子間の空間は、第一仕切板および第二仕切板により完全に仕切られることになるため、各蓄電素子間の絶縁を十分に図ることができる。
また、前記第一仕切板の前記第二方向の他方側の端部は、前記複数の蓄電素子の前記第二方向の他方側の端部よりも、前記第二方向の一方側に位置してもよい。
これによれば、蓄電素子を収納したときに、第一仕切板の端部が複数の蓄電素子のそれぞれの間に位置するため、蓄電素子を掴んで出し入れするときに第一仕切板が干渉しにくいため、蓄電素子の外装体への出し入れを行いやすい。このため、蓄電素子に設けられる端子を掴まなくても外装体へ出し入れできるため、端子の損傷を防ぐことができる。
また、前記第一仕切板および前記第二仕切板は、一方の端部が他方に形成された溝部に嵌合してもよい。
要するに、第一仕切板は、第一方向の両側から第二仕切板の溝部が形成されている部分によって挟み込まれる。また、第二仕切板は、第一方向の両側から第一仕切板の溝部が形成されている部分によって挟み込まれる。つまり、各蓄電素子の間の沿面距離をより長くすることができる。
また、前記第一仕切板は、前記第二方向の一方側の第一部分と、前記第二方向の他方側の第二部分とを有し、前記第一部分の第一の厚みは、前記第二部分の第二の厚みよりも厚く、前記第二仕切板には、前記溝部が形成されており、前記第一仕切板は、その端部が前記溝部に嵌合してもよい。
これによれば、第一仕切板の端部は、第二仕切板に形成される溝部に嵌合している。そして、第一仕切板の第二方向の一方側の第一部分の第一の厚みを、第一仕切板の第二方向の他方側の第二部分の第二の厚みよりも厚い。つまり、第一仕切板の先端を含む第一部分の厚みが薄くなっている。このため、第一仕切板の厚みが薄い部分では、各蓄電素子の側方に空間が生じることになる。つまり、経年劣化や充放電の繰り返しなどによる蓄電素子の容器の膨張に対して、当該膨張を許容することができる空間を設けることができる。
また、前記第一仕切板は、前記第二方向の他方側に向かうにしたがって、厚みが薄くなるように形成されてもよい。
これによれば、第一仕切板は、第二方向の他方側に向かうにしたがって、徐々に厚みが薄くなるため、第一仕切板の第二方向の一方側の厚みを確保しつつ、第一仕切板の第二方向の他方側の厚みを薄くすることができる。このため、第一仕切板の第二方向の一方側の剛性を維持しつつ、第一仕切板の端部を第二仕切板に形成される溝部に嵌合しやすくすることができる。
また、前記第一部分の前記第一の厚みと、前記第二の部分の前記第二の厚みとは、段階的に異なってもよい。
これによれば、第一仕切板では、第一部分が、蓄電素子の第二方向の一方側の部分と接しており、かつ、第一部分の第一の厚みが第二部分の第二の厚みよりも大きい。そして、第一仕切板の第一部分と第二部分とは、段階的に厚みが異なる。このため、蓄電素子と第一仕切板との間の空間が大きいため、隣接する蓄電素子間の絶縁をより確実とすることができる。
また、前記第一方向から視た場合に、前記蓄電素子と重なっている前記第二仕切板の部分の前記第二方向の長さは、前記第一仕切板が前記蓄電素子と重なっている部分の前記第二方向の長さよりも短くてもよい。
これによれば、段階的な厚みの変化がある第一仕切板よりも第二仕切板の長さを短くしているため、蓄電素子が膨張するための空間を形成しやすい。
また、前記第一仕切板は、前記蓄電素子の前記第二方向の一方側の部分と接しており、前記第二仕切板は、前記蓄電素子の前記第二方向の他方側の部分と接していてもよい。
これによれば、第一仕切板および第二仕切板で、蓄電素子を第二方向に沿うように固定できる。
本発明に係る蓄電装置によれば、各蓄電素子間の沿面距離を十分に長くすることができ、各蓄電素子間の絶縁を十分に図ることができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電装置の斜視図である。 蓄電装置の分解斜視図である。 一つの蓄電素子を外装体本体に固定するための構成を示す分解斜視図である。 複数の蓄電素子をセルフレームで外装体本体に固定した状態を示す斜視図である。 図4の複数の蓄電素子をセルフレームで外装体本体に固定した組立体のV−V断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置の斜視図である。図2は、蓄電装置の分解斜視図である。
これらの図に示すように、蓄電装置100は、外装体200と、セルフレーム300と、複数(本実施の形態では4つ)の蓄電素子400とを備える。
外装体200は、セルフレーム300と複数の蓄電素子400とを収納する箱状の部材である。つまり、外装体200は、複数の蓄電素子を収納する収納空間S1を形成する。外装体200は、第一方向としてのX軸方向に並ぶ複数の蓄電素子400を所定の位置に配置し、各蓄電素子400を衝撃などから保護し、各蓄電素子400が不本意に金属部材などに接触することを回避する外装体本体220と、蓋体210とを有する。外装体200は、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。また、外装体200は、外部正極端子110および外部負極端子120を有する。外部正極端子110および外部負極端子120は、外部の負荷へ蓄電装置100に蓄えられた電力を供給するために外部負荷に接続される端子、または、外部の電力源から供給される電力を蓄電装置100に蓄えるために外部電源に接続される端子である。なお、本実施の形態において、X軸方向とは、複数の蓄電素子400の並び方向である。
蓋体210は、トップカバー211と、蓋本体213とにより構成される。蓋体210には、トップカバー211と、蓋本体213との間に空間が形成されており、当該空間の内部に制御回路212が収納される。
外装体本体220は、複数の蓄電素子400をそれぞれ収納するための複数の第一仕切板221を有する。複数の第一仕切板221は、複数の蓄電素子400の間に設けられ、X軸方向に交差する(本実施の形態では直交する)第二方向としてのZ軸方向(上下方向)の一方側(以下、「下側」とする。)から収納空間S1を仕切る。複数の第一仕切板221は、外装体本体220と一体成型される同一材料のものであるため、絶縁性を有する。なお、複数の蓄電素子400は、外装体本体220の複数の第一仕切板221により区切られた複数の空間S2に、個別に収納される。
セルフレーム300は、複数の蓄電素子400のZ軸方向の他方側(以下、「上側」とする。)において、複数の蓄電素子400を束ねる。セルフレーム300はまた、複数の蓄電素子400の上方に設けられ、複数の蓄電素子400を上方から外装体200に固定する。セルフレーム300は、外装体200と同様に、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。
蓄電素子400は、充電することができ、また、放電することができる素子であり、導電性を有する容器410と、正極端子420と、負極端子430とを有する。蓄電素子400の容器410は、蓋部411と、容器本体412とからなる(図5参照)。正極端子420および負極端子430は、容器410の上方に突出している。複数の蓄電素子400は、X軸方向に一列に並べられる。複数の蓄電素子400のそれぞれは、異極端子同士が金属製の板状部材であるバスバー350により接続される。つまり、複数の蓄電素子400は、バスバー350により直列接続される。バスバー350により直列接続された複数の蓄電素子400は、正極側が外部正極端子110に接続され、負極側が外部負極端子120に接続される。
図3は、一つの蓄電素子を外装体本体に固定するための構成を示す分解斜視図である。図4は、複数の蓄電素子をセルフレームで外装体本体に固定した状態を示す斜視図である。図5は、図4の複数の蓄電素子をセルフレームで外装体本体に固定した組立体のV−V断面図である。なお、図3では、一つの蓄電素子のみを図示し、また、蓋体210を省略して図示している。
図3〜5に示すように、セルフレーム300は、外装体本体220の所定の位置に収納した蓄電素子400を、上方から外装体本体220とともに挟み込む。外装体本体220は、複数の第一仕切板221のY軸方向の両端である、外装体本体220の側面部と第一仕切板221とが交差する位置にボス部222を複数有する。複数のボス部222の上部には、インサートナット224を挿入するための孔部223が形成されており、当該孔部223に後述するボルト310と螺合するインサートナット224が設けられる。セルフレーム300は、複数の蓄電素子400のそれぞれをZ軸方向の両側から外装体200の底面201とともに挟み込んだ状態で、複数本(本実施の形態では10本)のボルト310と、外装体本体220に設けられるインサートナット224とで接合されることにより、複数の蓄電素子400を外装体本体220に固定する。なお、セルフレーム300には、複数本のボルト310のそれぞれに貫通される複数の貫通孔301が形成されている。つまり、複数本のボルト310は、セルフレーム300に形成された複数の貫通孔301を貫通して、外装体本体220に設けられたインサートナット224と螺合することにより、セルフレーム300および外装体本体220を接合する。複数本のボルト310とインサートナット224とは、セルフレーム300および外装体本体220を接合するための接合部である。なお、セルフレーム300と外装体本体220との接合には、ボルト310とインサートナット224との組み合わせによる接合部が採用されているが、接合部はこれに限らない。例えば、リベットを利用して接合してもよいし、セルフレームと外装体本体とが密着する部分を設けて接着剤で接合するようにしてもよいし、セルフレームおよび外装体本体の一方に凹部、他方に凹部と嵌合する凸部を設けて凹部および凸部の嵌合(圧入による嵌合)により接合するようにしてもよいし、セルフレームと外装体本体との接合部としてスナップフィットを利用して接合するようにしてもよい。
また、セルフレーム300は、図5に示すように、Z軸方向の上側の複数の蓄電素子400の間に設けられる第二仕切板320を有する。第二仕切板320は、セルフレーム300と同一の材料で一体成型されるセルフレーム300の一部であるため絶縁性を有する。第二仕切板320は、複数の蓄電素子400の間に設けられるため、X軸方向の移動を規制する。つまり、第二仕切板320は、蓄電素子400の上側の部分と接している。また、第二仕切板320は、下側の端部において、第一仕切板221の上側の端部が嵌合するように形成された溝部を有する。第一仕切板221および第二仕切板320は、X軸方向から視たときに重なるように配置される。これにより、セルフレーム300の第一仕切板221および外装体本体220の第二仕切板320は、複数の蓄電素子400のそれぞれが互いに接触して短絡しないように、複数の蓄電素子400の間を絶縁している。なお、第一仕切板221および第二仕切板320は、蓄電素子400のX軸方向に面する容器410の面の全体に渡って形成されている。つまり、第一仕切板221および第二仕切板320は、複数の蓄電素子400の容器410のX軸方向の射影の全てを含むように形成される。さらに換言すれば、隣り合う蓄電素子400の対向する面のそれぞれにおける任意の点を通る直線が交差する面を全て含むように、第一仕切板221および第二仕切板320が形成される。第一仕切板221および第二仕切板320は、隣り合う蓄電素子400の対向する面の間に、少なくともいずれか一方が必ず存在する。
より具体的には、第一仕切板221の上側の端部は、複数の蓄電素子400の上側の端部よりも下側に位置している。また、第一仕切板221および第二仕切板320は、第二仕切板320の下側の端部が、第一仕切板221の上側の端部よりも下側に位置する。つまり、第一仕切板221および第二仕切板320が上記のような構成であるため、X軸方向から視たときに重なるように配置される。
また、第一仕切板221は、蓄電素子400の下側の部分に対向する第一部分221aと、蓄電素子400のZ軸方向の中央に対向する第二部分221bとを有する。第一仕切板221は、第一部分221aが蓄電素子400の下側の部分と接している。第一仕切板221は、Z軸方向に沿って上側に向かうにしたがって、厚みが薄くなるように形成される。具体的には、第一仕切板221の第一部分221aの厚みt11は、第一仕切板221の第二部分221bの厚みt12よりも厚い。第一仕切板221の第二部分221bは、その厚みt12が上側に向かうに従って徐々に薄くなるようにテーパーが付けられている。また、第一仕切板221の第一部分221aと第二部分221bとは段階的に厚みが異なる。なお、第二仕切板320の厚みt21は、第一仕切板221の第一部分221aの厚みt11と同程度である。
第一仕切板221および第二仕切板320は、X軸方向に沿って視た場合に、蓄電素子400と重なっている第二仕切板320の部分のZ軸方向の長さ(高さ)は、第一仕切板221が蓄電素子400と重なっている部分のZ軸方向の長さ(高さ)よりも短い。
図5に示すように、第一仕切板221の上側の端部は、第二仕切板320に形成される溝部321に嵌合している。このため、複数の蓄電素子400の間において、第一仕切板221は、第二仕切板320と第三距離d3重なっている。第一仕切板221および第二仕切板320を上記のように、第一仕切板221の上部をX軸方向の両側から第二仕切板320の溝部321により覆うように構成することにより、複数の蓄電素子400の間の沿面距離を第二距離d2とすることができる。なお、この場合の第二距離d2は、複数の蓄電素子400同士の距離である第一距離d1に第三距離d3の2倍を加えた距離となる。
一方で、第一仕切板および第二仕切板をX軸方向から視た場合に重ならないように構成したときの沿面距離は、最短の場合、第一距離d1に等しい。つまり、第一仕切板221および第二仕切板320をX軸方向から視た場合に重なるように構成することにより、第一仕切板および第二仕切板をX軸方向から視た場合に重ならないように構成する場合よりも、沿面距離を長くすることができる。
(特徴)
本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、複数の蓄電素子400は、それぞれの間において、蓄電素子400の下側から上側に向かって延びる第一仕切板221と、蓄電素子400の上側から下側に向かって延びる第二仕切板320とにより仕切られている。そして、第一仕切板221と第二仕切板320とは、X軸方向から見た時に重なるように配置される。このように、複数の蓄電素子400のそれぞれの間において、第一仕切板221と第二仕切板320とが重なっているため、各蓄電素子400間の沿面距離を第二距離d2とすることができる。つまり、沿面距離を、第二距離d2とすることができるため、各蓄電素子間の空間距離である第一距離d1よりも長くすることができる。さらに、各蓄電素子400間の空間は、第一仕切板221および第二仕切板320により完全に仕切られることになるため、各蓄電素子400間の絶縁を十分に図ることができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221の高さは、蓄電素子400の高さよりも低い。このため、第一仕切板221の端部は、複数の蓄電素子400のそれぞれの間に位置する。一般的に、第一仕切板の上側の端部を、複数の蓄電素子400の上側の端部よりもさらに上側に位置させれば、複数の蓄電素子400のそれぞれの間の空間は第一仕切板によって完全に仕切ることができ、かつ、各蓄電素子400の間の沿面距離を空間距離よりも長くすることができるため、絶縁性の観点では有効である。しかしながら、そのような構成にしてしまう場合、複数の蓄電素子400の上側の空間までも第一仕切板により仕切られてしまうことになる。このため、複数の蓄電素子400の上側の空間を無駄にしてしまう可能性が高くなり、また、当該空間を無駄にしないためには何らかの工夫が必要になり容易ではない。つまり、第一仕切板221の端部を、複数の蓄電素子400のそれぞれの間に位置させ、第二仕切板320の端部を第一仕切板221の端部に重なるように配置すれば、複数の蓄電素子400の上側の空間に第二仕切板320を配置しなくても、複数の蓄電素子400のそれぞれの間の空間を完全に仕切り、かつ、各蓄電素子400の間の沿面距離を空間距離よりも長くすることができる。このため、複数の蓄電素子400のそれぞれに間の絶縁性を確保しつつ、外装体200の収納空間のうちで蓄電素子400の上側の空間を有効に利用することが容易となる。また、蓄電素子400を収納したときに、第一仕切板221の端部が複数の蓄電素子400のそれぞれの間に位置するため、蓄電素子400を掴んで出し入れするときに第一仕切板221が干渉しにくいため、蓄電素子400の外装体200への出し入れを行いやすい。このため、蓄電素子400に設けられる正極端子420または負極端子430を掴まなくても外装体200へ出し入れできるため、正極端子420または負極端子430の損傷を防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば第一仕切板221は、X軸方向の両側から第二仕切板320の溝部321が形成されている部分によって挟み込まれる。これにより、各蓄電素子400の間の沿面距離をより長くすることができる。また、第二仕切板320は、第一仕切板221のZ軸方向の上側の端部が嵌合するための溝部321が形成されているため、第二仕切板320と第一仕切板221との組み付けのときの位置合わせを容易にできる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221の端部は、第二仕切板320に形成される溝部321に嵌合している。そして、第一仕切板221の下側の第一部分221aの厚みを確保しつつ、第一仕切板221の上側の厚みを薄くすることができる。このため、第一仕切板221の下側の剛性を維持しつつ、第一仕切板221の端部を第二仕切板320に形成される溝部321に嵌合しやすくすることができる。また、第一仕切板221の先端が薄くなっているため、第二仕切板320の溝部321に第一仕切板221の先端を挿入しやすい。また、樹脂成型のために第一仕切板をテーパー状とし、第一仕切板221の厚みが薄くなるような絶縁に不利な構成の場合であっても、第一仕切板221と第二仕切板320とを重ね合わせることで、絶縁距離を確保することができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221および第二仕切板320で、蓄電素子400をZ軸方向に沿うように固定できる。また、第一仕切板221が外装体200と一体であり、また、第二仕切板320がセルフレーム300と一体であるため、部品点数を削減できる。さらに、この場合、別部材である場合と比べて、複数の蓄電素子のそれぞれの間の液絡が起こりにくい構成とすることができる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、段階的な厚みの変化がある第一仕切板よりも第二仕切板の長さを短くしているため、蓄電素子が膨張するための空間を形成しやすい。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、外装体本体220の第一仕切板221は、X軸方向の両側から第二仕切板320の溝部321が形成されている部分によって挟み込まれる。つまり、各蓄電素子400の間の沿面距離をより長くすることができる。また、セルフレーム300の第二仕切板320は、第一仕切板221の上側の端部が嵌合するための溝部が形成されているため、セルフレーム300の外装体200の外装体本体220への組み付けのときの位置合わせを容易にできる。
また、本実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221では、第一部分221aが、蓄電素子400の下側の部分と接しており、かつ、第一部分221aの第一の厚みt11が第二部分221bの第二の厚みt12よりも大きい。そして、第一仕切板221の第一部分221aと第二部分221bとは、段階的に厚みが異なる。このため、第一仕切板221の第二部分221bと蓄電素子400との間には、空間S3(図5参照)が形成される。第一仕切板221の第二部分221bは、蓄電素子400のZ軸方向の中央部と対向する。つまり、経年劣化や充放電の繰り返しなどによる蓄電素子400の容器410の膨張に対して、最も膨張しやすい蓄電素子400の中央部に対向する位置に空間S3を設けることができる。つまり、このように段階的な部分を形成する場合、第一部分221aの上端は、蓄電素子400のZ軸方向の中央よりも下にあれば、蓄電素子400が膨張したときに膨張する先の空間を形成できるという点で好ましい。このため、外装体200の膨張を防ぐことができ、第一仕切板221または第二仕切板320の劣化または損傷を防ぐことができる。
(変形例)
(1)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221が第二仕切板320に形成された溝部321に嵌合することにより、第一仕切板221および第二仕切板320がX軸方向から視た場合に重なる構成であるが、第二仕切板320に溝部321を形成することに限らない。例えば、第一仕切板と第二仕切板とのX軸方向の位置が互いの厚みだけずれた状態で、第一仕切板の上端よりも第二仕切板の下端が下側になるように、第一仕切板および第二仕切板を形成することで、第一仕切板と第二仕切板とがX軸方向から視た場合に重なるように形成してもよい。また、例えば、第一仕切板の端部に複数の凹凸を設け、第二仕切板の端部に第一仕切板の端部に設けられた複数の凹凸に嵌合する複数の凹凸を設けることにより、第一仕切板と第二仕切板とがX軸方向から視た場合に重なるように形成してもよい。
(2)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第二仕切板320は、セルフレーム300に形成されるが、セルフレーム300に形成されていなくてもよい。例えば、外装体本体220とともに外装体200を構成する蓋体210に形成されてもよい。
(3)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221は、外装体200の外装体本体220に一体成型されるが、これに限らずに、外装体本体220とは別部材であってもよい。例えば、外装体本体に第一仕切板が嵌合するための溝部(ガイド部)が設けられ、当該溝部に第一仕切板を挿入(圧入)することにより、外装体本体に第一仕切板を設けてもよい。
(4)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221が第二仕切板320よりも長いが、これに限らずに、セルフレームに形成される第二仕切板が第一仕切板よりも長い構成であってもよい。この場合、第一仕切板には、第二仕切板の端部が嵌合するための溝部が形成されていることが好ましい。また、第二仕切板は、上側の部分よりも下側の部分の方が厚みが薄くなるように形成されてもよい。また、第二仕切板は、下側に向かうほどその厚みが薄くなるように形成されてもよい。また、第二仕切板は、上側の部分の厚みと下側の部分の厚みとが段階的に異なるように形成されてもよい。
なお、第一部分の厚みが第二部分の厚みよりも薄い構成であって、第一仕切板に第二仕切板の端部が嵌合するための溝部が形成される構成であってもよい。
(5)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、特に言及していないが、複数の蓄電素子400の容器410は、正極または負極の電位を帯びていてもよいし、電位を帯びていなくてもよい。
(6)
上記実施の形態に係る蓄電装置100によれば、第一仕切板221は、上側に向かうにしたがって、厚みが薄くなるようにテーパー状に形成されているが、これに限らない。つまり、第一仕切板は、第一部分の第一の厚みが、第二部分の第二の厚みよりも厚く形成されていればテーパー状に限るものではない。
本発明は、複数の蓄電素子のそれぞれ間の絶縁を十分に図ることができる蓄電装置として有用である。
100 蓄電装置
110 外部正極端子
120 外部負極端子
200 外装体
201 底面
210 蓋体
211 トップカバー
212 制御回路
213 蓋本体
220 外装体本体
221 第一仕切板
221a 第一部分
221b 第二部分
222 ボス部
223 孔部
224 インサートナット
300 セルフレーム
301 貫通孔
310 ボルト
320 第二仕切板
321 溝部
350 バスバー
400 蓄電素子
410 容器
411 蓋部
412 容器本体
420 正極端子
430 負極端子

Claims (8)

  1. それぞれが導電性を有する容器を有し、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子の間に設けられる第一仕切板であって、前記第一方向に交差する第二方向の一方側から前記複数の蓄電素子の間を仕切り、かつ、絶縁性を有する第一仕切板と、
    前記第二方向の他方側の前記複数の蓄電素子の間に設けられ、かつ、絶縁性を有する第二仕切板と、
    を備え、
    前記第一仕切板および前記第二仕切板は、(i)前記第一方向から視たときに、互いに重なる位置に配置され、かつ、(ii)前記蓄電素子の前記第一方向側に面する前記容器の面の全体に渡って形成されていることにより、前記複数の蓄電素子の間を絶縁する
    蓄電装置。
  2. 前記第一仕切板の前記第二方向の他方側の端部は、前記複数の蓄電素子の前記第二方向の他方側の端部よりも、前記第二方向の一方側に位置する
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第一仕切板および前記第二仕切板は、一方の端部が他方に形成された溝部に嵌合する
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第一仕切板は、前記第二方向の一方側の第一部分と、前記第二方向の他方側の第二部分とを有し、
    前記第一部分の第一の厚みは、前記第二部分の第二の厚みよりも厚く、
    前記第二仕切板には、前記溝部が形成されており、
    前記第一仕切板は、その端部が前記溝部に嵌合する
    請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記第一仕切板は、前記第二方向の他方側に向かうにしたがって、厚みが薄くなるように形成される
    請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 前記第一部分の前記第一の厚みと、前記第二部分の前記第二の厚みとは、段階的に異なる
    請求項4または5に記載の蓄電装置。
  7. 前記第一方向から視た場合に、
    前記蓄電素子と重なっている前記第二仕切板の部分の前記第二方向の長さは、前記第一仕切板が前記蓄電素子と重なっている部分の前記第二方向の長さよりも短い
    請求項4から6のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  8. 前記第一仕切板は、前記蓄電素子の前記第二方向の一方側の部分と接しており、
    前記第二仕切板は、前記蓄電素子の前記第二方向の他方側の部分と接している
    請求項1から7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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