JP2019079599A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の容器が損傷するのを抑制することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置10は、第一容器本体と第一蓋体とを有する第一蓄電素子301を第一方向の端部に有し、第二容器本体と第二蓋体とを有する第二蓄電素子302を第一方向とは反対の第二方向の端部に有する複数の蓄電素子300と、第一蓄電素子301の第一方向側に配置される第一エンドプレート401と、第二蓄電素子302の第二方向側に配置される第二エンドプレート402と、を備え、第一エンドプレート401は、第一容器本体の第一方向側の側面に当接する第一容器当接部と、第一蓋体の表面に当接する第一蓋体当接部と、を有し、第二エンドプレート402は、第二容器本体の第二方向側の側面に当接する第二容器当接部と、第二蓋体の表面に当接する第二蓋体当接部と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の蓄電素子と、当該複数の蓄電素子の両側に配置される2つのエンドプレートとを備える蓄電装置に関する。
従来、複数の蓄電素子と、当該複数の蓄電素子の両側に配置される2つのエンドプレートとを備えた蓄電装置が知られている。例えば、特許文献1には、複数の電池セル(蓄電素子)を2つのエンドプレートで挟み、当該2つのエンドプレートを連結固定具で接続した構成の電源装置(蓄電装置)が開示されている。
特開2013−246990号公報
しかしながら、上記従来の蓄電装置では、蓄電素子の容器が損傷してしまうおそれがある。つまり、上記従来の蓄電装置の構成では、複数の蓄電素子のうちの中間位置の蓄電素子は、両側の蓄電素子に押圧されて容器の膨れが抑制されるが、端部の蓄電素子は、容器が外側に膨らむため、当該容器が損傷してしまうおそれがある。特に、当該容器に容器本体と蓋体との接合部がある場合には、当該接合部に大きな応力がかかり、当該接合部が割れる等損傷するおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、蓄電素子の容器が損傷するのを抑制することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一容器本体と第一蓋体とを有する第一蓄電素子を第一方向の端部に有し、第二容器本体と第二蓋体とを有する第二蓄電素子を前記第一方向とは反対の第二方向の端部に有する複数の蓄電素子と、前記第一蓄電素子の前記第一方向側に配置される第一エンドプレートと、前記第二蓄電素子の前記第二方向側に配置される第二エンドプレートと、を備え、前記第一エンドプレートは、前記第一容器本体の前記第一方向側の側面に当接する第一容器当接部と、前記第一蓋体の表面に当接する第一蓋体当接部と、を有し、前記第二エンドプレートは、前記第二容器本体の前記第二方向側の側面に当接する第二容器当接部と、前記第二蓋体の表面に当接する第二蓋体当接部と、を有する。
これによれば、蓄電装置において、一端部の第一蓄電素子の第一容器本体の側面と第一蓋体の表面とに第一エンドプレートを当接させ、他端部の第二蓄電素子の第二容器本体の側面と第二蓋体の表面とに第二エンドプレートを当接させて、複数の蓄電素子を挟み込む。つまり、2つのエンドプレートで複数の蓄電素子を挟み込んだ状態で、両端部の蓄電素子の容器において容器本体の側面と蓋体の表面とにエンドプレートをそれぞれ当接させる。これにより、両端部の蓄電素子の容器において、容器本体に対して蓋体が傾いたり変形したりするのが抑制されるため、当該両端部の蓄電素子の容器が膨れるのを抑制することができる。このように、2つのエンドプレートで複数の蓄電素子を挟み込んで、両端部の蓄電素子の容器が膨れるのを抑制することで、複数の蓄電素子の容器が膨れるのをバランスよく抑制することができるため、当該容器が損傷するのを抑制することができる。
また、前記第一容器当接部は、前記第一方向から見て、前記第一容器本体及び前記第一蓋体の前記第一方向側の側面における、前記第一容器本体と前記第一蓋体との接合部と重なる位置に当接して配置されていることにしてもよい。
これによれば、第一エンドプレートの第一容器当接部は、第一方向から見て、第一容器本体及び第一蓋体の第一方向側の側面における、第一容器本体と第一蓋体との接合部と重なる位置に当接して配置されている。つまり、容器において、第一容器本体と第一蓋体との接合部は強度が比較的弱い箇所であるため、第一方向から見て、容器の側面における当該接合部と重なる位置に、第一エンドプレートを当接して配置する。これにより、当該接合部を補強して当該接合部が損傷するのを抑制しつつ容器の側面を押さえることができるため、蓄電素子の容器が損傷するのをさらに抑制することができる。
また、前記第一蓋体当接部は、前記第一蓋体の表面に固定されていることにしてもよい。
これによれば、第一エンドプレートの第一蓋体当接部は、第一蓋体の表面に固定されている。つまり、第一エンドプレートを第一蓋体に固定することで、第一エンドプレートを第一蓋体の動きに追従させることができるため、第一容器本体に対して第一蓋体が傾いたり変形したりするのがさらに抑制される。これにより、容器が膨れるのをさらに抑制することができるため、蓄電素子の容器が損傷するのをさらに抑制することができる。
また、さらに、前記複数の蓄電素子と前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとを収容する外装体を備え、前記第一エンドプレート及び前記第二エンドプレートは、前記第一方向において、前記外装体の内面に当接して配置されていることにしてもよい。
これによれば、第一エンドプレート及び第二エンドプレートは、第一方向において、外装体の内面に当接して配置されている。つまり、外装体で2つのエンドプレートを挟み込むことで、外装体に対する当該2つのエンドプレートの移動を規制することができるため、当該2つのエンドプレートで複数の蓄電素子をしっかりと挟み込むことができる。これにより、蓄電素子の容器が膨れるのを抑制することができ、蓄電素子の容器が損傷するのを抑制することができる。
また、前記第一容器当接部及び前記第一蓋体当接部は、互いに接合された金属製の部材であり、前記第一蓋体当接部は、前記第一容器当接部から前記第二方向に向けて突出して配置されていることにしてもよい。
これによれば、第一エンドプレートは、金属製の第一容器当接部と、第一容器当接部から第二方向に向けて突出するように配置された金属製の第一蓋体当接部とが、接合されて形成されている。ここで、1枚の金属製のプレートを曲げて加工することで第一容器当接部及び第一蓋体当接部を形成すると、第一容器当接部と第一蓋体当接部との間に湾曲部(R部)ができてしまう。しかし、当該湾曲部が大きいと、当該湾曲部が容器の角部と干渉してしまうため、第一容器当接部及び第一蓋体当接部を第一容器本体の側面及び第一蓋体の表面に当接させることが困難になる。このため、別部材の第一容器当接部及び第一蓋体当接部を接合することで、第一容器本体の側面及び第一蓋体の表面に当接可能な形状を容易に形成することができる。
また、前記第一エンドプレートは、さらに、前記第一蓋体当接部の端部から前記第一容器当接部とは反対側に突出し、かつ、前記第一容器当接部側に湾曲して前記第一容器当接部に接続される曲げ部を有し、前記第一容器当接部、前記曲げ部及び前記第一蓋体当接部は、連続した1つの金属製の部材であることにしてもよい。
これによれば、第一エンドプレートにおいて、第一容器当接部と、第一蓋体当接部の端部から突出して第一容器当接部側に湾曲した曲げ部と、第一蓋体当接部とが、連続した1つの金属製の部材で形成されている。このように、第一容器当接部と第一蓋体当接部との間に曲げ部を形成することで、第一容器当接部及び第一蓋体当接部を第一容器本体の側面及び第一蓋体の表面に当接させることができる。また、連続した1つの金属製の部材を加工して、第一容器当接部と曲げ部と第一蓋体当接部とを形成することで、第一エンドプレートを容易に形成することができる。
また、本発明は、このような蓄電装置として実現することができるだけでなく、当該蓄電装置が備えるエンドプレート(第一エンドプレート及び第二エンドプレート)としても実現することができる。
本発明における蓄電装置によれば、蓄電素子の容器が損傷するのを抑制することができる。
実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るエンドプレートの構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るエンドプレートが蓄電素子に取り付けられた構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子及びエンドプレートが第二外装体内に収容された状態での構成を示す断面図である。 実施の形態の変形例1に係るエンドプレートの構成を示す側面図である。 実施の形態の変形例2に係るエンドプレートの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(及びその変形例)に係る蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子の並び方向、蓄電素子の容器の長側面の対向方向、当該容器の厚さ方向、または、エンドプレートの並び方向をX軸方向と定義する。また、1つの蓄電素子における電極端子の並び方向、または、蓄電素子の容器の短側面の対向方向をY軸方向と定義する。また、蓄電装置の外装体本体と蓋との並び方向、蓄電素子の容器本体と蓋との並び方向、または、上下方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。また、以下の説明において、例えば、X軸方向プラス側とは、X軸の矢印方向側を示し、X軸方向マイナス側とは、X軸方向プラス側とは反対側を示す。Y軸方向やZ軸方向についても同様である。
(実施の形態)
[1 蓄電装置10の全般的な説明]
まず、図1及び図2を用いて、本実施の形態における蓄電装置10の全般的な説明を行う。図1は、本実施の形態に係る蓄電装置10の外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る蓄電装置10を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。
蓄電装置10は、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電することができる装置である。例えば、蓄電装置10は、電力貯蔵用途や電源用途などに使用される電池モジュールである。具体的には、蓄電装置10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)またはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、スノーモービル、農業機械、建設機械などの移動体の駆動用またはエンジン始動用のバッテリ等として用いられる。
図1に示すように、蓄電装置10は、第一外装体100及び第二外装体200からなる外装体11を備えており、図2に示すように、外装体11の内方には、複数の蓄電素子300、2つ(一対)のエンドプレート400、及び、複数のバスバー500が収容されている。なお、外装体11の内方には、回路基板やリレーなどの電気機器、バスバーフレーム等も配置されていてもよい。
外装体11は、蓄電装置10の外装体を構成する略直方体形状(箱型)の容器(モジュールケース)である。つまり、外装体11は、複数の蓄電素子300、2つのエンドプレート400及びバスバー500等の外方に配置され、これら蓄電素子300等を所定の位置に配置し、衝撃などから保護する。また、外装体11は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)またはABS樹脂等の絶縁材料により構成されている。外装体11は、これにより、蓄電素子300等が外部の金属部材などに接触することを回避する。
ここで、外装体11は、外装体11の蓋体を構成する第一外装体100と、外装体11の本体を構成する第二外装体200とを有している。第一外装体100は、第二外装体200の開口を閉塞する扁平な矩形状の部材であり、正極外部端子110と負極外部端子120とが設けられている。蓄電装置10は、この正極外部端子110と負極外部端子120とを介して、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電する。
第二外装体200は、開口が形成された有底矩形筒状のハウジング(筐体)であり、蓄電素子300等を収容する。ここで、第二外装体200は、底壁210と、底壁210から立設された4つの側壁である2つの長側壁220及び2つの短側壁230と、2つの長側壁220の内壁に配置された複数のリブ240と、X軸方向に並ぶ3つの仕切板250(図6参照)とを有している。底壁210は、X軸方向に長い長方形状の板状部位であり、長側壁220は、X軸方向に長い長方形状の板状部位であり、短側壁230は、略正方形状の板状部位である。また、リブ240は、長側壁220の内壁から内方に向けて突出するリブであり、Z軸方向に延設され、かつ、X軸方向に並べられて配置されている。また、仕切板250は、蓄電素子300同士を仕切る(後述の蓄電素子群同士を仕切る)板状部位であり、底壁210と2つの長側壁220とに接続されて配置されている。
蓄電素子300は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池(単電池)であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。蓄電素子300は、扁平な直方体形状(角型)の形状を有しており、本実施の形態では、8個の蓄電素子300がX軸方向に配列されている。ここで、X軸方向プラス側(以下、第一方向ともいう)の端部に配置される蓄電素子300を、第一蓄電素子301とも呼ぶこととする。また、X軸方向マイナス側(第一方向とは反対側、以下、第二方向ともいう)の端部に配置される蓄電素子300を、第二蓄電素子302とも呼ぶこととする。また、第一蓄電素子301及び第二蓄電素子302の間に配置される6つの蓄電素子300を、第三蓄電素子303とも呼ぶこととする。
なお、蓄電素子300の形状や、配列される蓄電素子300の個数(つまり、第三蓄電素子303の個数)は限定されない。また、蓄電素子300は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子300は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。この蓄電素子300(第一蓄電素子301、第二蓄電素子302、第三蓄電素子303)の構成の詳細な説明については、後述する。
エンドプレート400は、複数の蓄電素子300のX軸方向両側に配置されたL字形状の板状部材(挟持部材)であり、複数の蓄電素子300を、当該複数の蓄電素子300の配列方向(X軸方向)の両側から挟み込む。また、それぞれのエンドプレート400は、第二外装体200の短側壁230の内壁に対向して配置され、当該内壁に当接して配置されている。これにより、エンドプレート400は、複数の蓄電素子300を、X軸方向の両側から圧迫する。本実施の形態では、エンドプレート400は、強度の観点等から、例えば鋼やステンレス等の金属製の部材で形成されているが、これに限定されず、例えば強度の高い樹脂等で形成されていてもよい。なお、エンドプレート400が金属等の導電性の部材で形成されている場合には、腐食防止等の観点から、エンドプレート400に絶縁処理を施したり、エンドプレート400と蓄電素子300との間に絶縁部材を配置したりしてもよい。
ここで、第一蓄電素子301のX軸方向プラス側(第一方向側)に配置されるエンドプレート400を、第一エンドプレート401とも呼ぶこととする。また、第二蓄電素子302のX軸方向マイナス側(第二方向側)に配置されるエンドプレート400を、第二エンドプレート402とも呼ぶこととする。つまり、第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402は、第一方向において、複数の蓄電素子300を挟み込み、かつ、第二外装体200の内面(短側壁230の内壁)に当接して配置されることで、複数の蓄電素子300を両側から圧迫する。このエンドプレート400(第一エンドプレート401、第二エンドプレート402)の構成の詳細な説明については、後述する。
バスバー500は、複数の蓄電素子300上に配置され、複数の蓄電素子300の電極端子同士を電気的に接続する矩形状の板状部材である。また、バスバー500は、正極外部端子110及び負極外部端子120とも接続される。バスバー500は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属製の導電部材で形成されている。
本実施の形態では、バスバー500は、蓄電素子300を2個ずつ並列に接続して4セットの蓄電素子群を構成し、当該4セットの蓄電素子群を直列に接続する。また、バスバー500は、正極外部端子110側(図2ではX軸方向プラス側)に配置された蓄電素子群内の2個の蓄電素子300の正極端子と、正極外部端子110とを接続する。さらに、バスバー500は、負極外部端子120側(図2ではX軸方向マイナス側)に配置された蓄電素子群内の2個の蓄電素子300の負極端子と、負極外部端子120とを接続する。なお、バスバー500は、8個の蓄電素子300を全て直列に接続してもよいし、その他の構成であってもかまわない。
[2 蓄電素子300の構成の説明]
次に、蓄電素子300(第一蓄電素子301、第二蓄電素子302、第三蓄電素子303)の構成について、詳細に説明する。図3は、本実施の形態に係る蓄電素子300の構成を示す斜視図である。具体的には、同図は、蓄電素子300の容器310を透視して蓄電素子300の内部も示している。なお、第一蓄電素子301、第二蓄電素子302及び第三蓄電素子303は、同図に示す蓄電素子300と同様の構成を有しているため、個別の説明は省略する。
同図に示すように、蓄電素子300は、容器310と、2つの電極端子320(正極端子及び負極端子)とを備えている。また、容器310内方には、2つの集電体330(正極集電体及び負極集電体)と、電極体340とが配置されている。なお、容器310の内方には、電解液(非水電解質)も封入されているが、図示は省略する。また、上記の構成要素の他、電極端子320と容器310との間、及び、集電体330と容器310との間にガスケットが配置されていてもよいし、電極体340と容器310との間にスペーサが配置されていてもよい。
容器310は、開口が形成された容器本体311と、容器本体311の開口を閉塞する蓋体312とを有する直方体形状(角型)の容器である。容器本体311は、容器310の本体部を構成する矩形筒状で底を備える部材であり、X軸方向両側の側面に2つの長側面部311a、Y軸方向両側の側面に2つの短側面部311b、並びに、Z軸方向マイナス側に底面部311cを有している。長側面部311aは、容器310の長側面を形成する矩形状かつ板状の部位であり、短側面部311bは、容器310の短側面を形成する矩形状かつ板状の部位であり、底面部311cは、容器310の底面を形成する矩形状かつ板状の部位である。また、蓋体312は、容器310の蓋部を構成する矩形状の板状部材であり、容器本体311のZ軸方向プラス側に配置されている。
具体的には、容器310は、電極体340等を容器本体311の内方に収容後、容器本体311と蓋体312とが溶接等によって接合されて接合部310aが形成されることにより、内部を密封することができるものとなっている。つまり、容器310の側面(X軸方向両側及びY軸方向両側の面)には、容器本体311と蓋体312とが互いに接合された接合部310aが形成されている。なお、容器310(容器本体311及び蓋体312)の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金など溶接可能(接合可能)な金属であるのが好ましい。また、蓋体312には、容器310内方の圧力が上昇した場合に当該圧力を開放するガス排出弁312aや、電解液を注液する注液部(図示せず)等が設けられているが、詳細な説明は省略する。
なお、以下では、第一蓄電素子301の容器310を第一容器とも呼び、第一蓄電素子301の容器本体311を第一容器本体とも呼び、第一蓄電素子301の蓋体312を第一蓋体とも呼ぶこととする。また、第二蓄電素子302の容器310を第二容器とも呼び、第二蓄電素子302の容器本体311を第二容器本体とも呼び、第二蓄電素子302の蓋体312を第二蓋体とも呼ぶこととする。つまり、第一容器の側面には、第一容器本体と第一蓋体との接合部310aが形成されており、第二容器の側面には、第二容器本体と第二蓋体との接合部310aが形成されている。
電極端子320は、集電体330を介して、電極体340の正極板及び負極板に電気的に接続される端子(正極端子及び負極端子)である。つまり、電極端子320は、電極体340に蓄えられている電気を蓄電素子300の外部空間に導出し、また、電極体340に電気を蓄えるために蓄電素子300の内部空間に電気を導入するための金属製の部材である。なお、電極端子320は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。
電極体340は、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)であり、正極板と負極板とセパレータとを備え、当該正極板、負極板及びセパレータがX軸方向に積層されて形成されている。具体的には、電極体340は、正極板、負極板及びセパレータが巻回軸(電極体340の中心を貫くY軸方向の仮想軸)まわりに巻回されて形成された巻回型の電極体であり、集電体330と電気的に接続される。
正極板は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔である正極基材層の表面に、正極活物質層が形成された電極板である。負極板は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の金属箔である負極基材層の表面に、負極活物質層が形成された電極板である。セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。なお、正極活物質層及び負極活物質層に用いられる正極活物質及び負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。セパレータについても、蓄電素子300の性能を損なうものでなければ適宜公知の材料を使用できる。
具体的には、電極体340は、正極板と負極板とが、セパレータを介して、巻回軸の方向(Y軸方向)に互いにずらして巻回されている。そして、正極板及び負極板は、それぞれのずらされた方向の端部に、活物質が塗工されず基材層が露出した(活物質層が形成されていない)部分(活物質層非形成部)を有している。具体的には、電極体340は、巻回軸方向の両端部(Y軸方向の両端部)に、正極板及び負極板の活物質層非形成部が積層された2つの電極体端部341を有している。
集電体330は、電極体340と容器310の側壁との間に配置され、電極端子320と電極体340とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材(正極集電体及び負極集電体)である。具体的には、集電体330は、電極体340の電極体端部341に溶接などによって接合されている。なお、正極の集電体330は、正極板の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成され、負極の集電体330は、負極板の負極基材層と同様、銅または銅合金などで形成されている。
[3 エンドプレート400の構成の説明]
次に、エンドプレート400(第一エンドプレート401、第二エンドプレート402)の構成について、詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係るエンドプレート400の構成を示す斜視図である。なお、同図では、エンドプレート400として第一エンドプレート401を図示しているが、第二エンドプレート402は、第一エンドプレート401をZ軸まわりに180°回転したものと同じ構成を有するため、第二エンドプレート402の図示は省略する。
同図に示すように、エンドプレート400は、容器当接部410と、蓋体当接部420とを有している。容器当接部410は、YZ平面に平行な矩形状かつ平板状の部位であり、蓄電素子300の容器310が有する容器本体311のX軸方向プラス側の長側面部311aに当接する。これにより、容器当接部410は、容器310の容器本体311と蓋体312との接合部310aのうち、当該長側面部311aと蓋体312との接合部310aに当接する。
蓋体当接部420は、容器当接部410の上端部(Z軸方向プラス側の端部)からX軸方向マイナス側に突出して配置された板状の部位であり、蓄電素子300の蓋体312の表面(上面)に当接する。本実施の形態では、容器当接部410の上端部に、Y軸方向に並ぶ2つのL字状の蓋体当接部420が配置されている。具体的には、それぞれの蓋体当接部420は、XY平面に平行な第一板部421と、第一板部421のX軸方向プラス側の端部から立設する第二板部422とを有している。第一板部421は、蓋体312の表面に当接する部位であり、第二板部422は、容器当接部410に接続される部位である。
ここで、容器当接部410と蓋体当接部420とは、別体の金属部材であり、互いに接合されている。具体的には、容器当接部410と蓋体当接部420の第二板部422とが溶接等で接合されて、容器当接部410と蓋体当接部420との接合部である当接部間接合部430が形成されている。つまり、容器当接部410及び蓋体当接部420は、互いに接合(溶接)された金属製の部材である。
なお、容器当接部410及び蓋体当接部420の形状や接合位置は、特に限定されない。例えば、容器当接部410のX軸方向マイナス側の面に第二板部422が接合されていてもよいし、蓋体当接部420が第二板部422を有しておらず、容器当接部410の上面またはX軸方向マイナス側の面に第一板部421が接合されていてもよい。また、接合の手法も溶接には限定されず、容器当接部410及び蓋体当接部420は、例えば、接着、ボルト締結、溶着(熱溶着)等によって接合されていることにしてもよい。
[4 エンドプレート400の取付構成の説明]
次に、エンドプレート400が蓄電素子300に取り付けられて、第二外装体200内に収容される構成について、説明する。図5は、本実施の形態に係るエンドプレート400が蓄電素子300に取り付けられた構成を示す斜視図である。また、図6は、本実施の形態に係る蓄電素子300及びエンドプレート400が第二外装体200内に収容された状態での構成を示す断面図である。
まず、図5に示すように、エンドプレート400の容器当接部410は、蓄電素子300の容器310のX軸方向プラス側の面に当接する。具体的には、容器当接部410は、容器310の容器本体311のX軸方向プラス側の長側面部311a、及び、蓋体312のX軸方向プラス側の面に当接する。つまり、容器当接部410は、容器310のX軸方向プラス側の接合部310a(X軸方向プラス側の長側面部311a及び蓋体312の接合部310a)に当接する。ここで、容器当接部410は、Y軸方向においては、当該長側面部311a及び蓋体312の接合部310aに、当該接合部310aの長さの半分以上に亘って当接するのが好ましい。また、容器当接部410は、Z軸方向においては、当該長側面部311a及び蓋体312の接合部310aから、当該長側面部311aの中心位置までに亘って当接するのが好ましい。本実施の形態では、容器当接部410は、蓋体312のX軸方向プラス側の面、及び、当該長側面部311aの表面のほぼ全面に当接する。
このように、容器当接部410は、X軸方向プラス側から見て、容器本体311及び蓋体312のX軸方向プラス側の側面における、容器本体311と蓋体312との接合部310aと重なる位置に当接して配置されている。つまり、容器当接部410は、容器310の長側面部311a側の側面のうちの、X軸方向プラス側から見た場合に接合部310aと重なる位置に当接して配置されている。
また、蓋体当接部420は、容器310の蓋体312の表面に当接する。なお、蓋体当接部420は、X軸方向においては、蓋体312の長さ(幅)の半分以上に亘って、蓋体312に当接するのが好ましい。本実施の形態では、蓋体当接部420は、X軸方向において、蓋体312の長さのほぼ全長に亘って蓋体312に当接する。また、蓋体当接部420は、Y軸方向においては、2つの電極端子320及びガス排出弁312aには当接しないように、蓋体312のうちのこれらとは異なる位置に当接するのが好ましい。具体的には、蓋体当接部420は、Y軸方向において、2つの電極端子320及びガス排出弁312aとは異なる位置における合計長さの半分以上に当接するのが好ましい。本実施の形態では、正極の電極端子320側の蓋体当接部420が、Y軸方向において、正極の電極端子320とガス排出弁312aとの間のほぼ全長に亘って蓋体312に当接する。また、負極の電極端子320側の蓋体当接部420が、Y軸方向において、負極の電極端子320とガス排出弁312aとの間のほぼ全長に亘って蓋体312に当接する。
ここで、蓋体当接部420は、蓋体312の表面に固定されている。具体的には、蓋体当接部420は、蓋体312の表面に接着剤等で接合されている。つまり、蓋体当接部420の裏面または蓋体312の表面に接着剤を塗布し、両者を接着することにより、蓋体当接部420を蓋体312の表面に固定(接合)する。
なお、接着剤を塗布する範囲は特に限定されないが、蓋体当接部420の全面に亘って接着剤を塗布するのが好ましく、蓋体当接部420と容器当接部410との境界部分にも接着剤を塗布するのが好ましい。つまり、蓋体当接部420は、蓋体当接部420の全面に亘って、蓋体312の表面に固定(接合)されているのが好ましく、蓋体当接部420と容器当接部410との境界部分においても、容器310に固定(接合)されているのが好ましい。なお、蓋体当接部420を蓋体312の表面に固定(接合)する手法は、接着剤による接着には限定されず、両面テープ等によって接着してもよいし、溶接、ボルト締結、溶着(熱溶着)等によって固定(接合)することにしてもよい。
また、本実施の形態では、容器当接部410は、容器本体311の長側面部311aに固定されていないが、容器当接部410についても、容器本体311の長側面部311aに固定することにしてもよい。この場合、容器当接部410は、容器当接部410の全面に亘って、長側面部311aに固定(接合)されているのが好ましい。なお、容器当接部410を長側面部311aに固定する手法としては、蓋体当接部420を蓋体312に固定する手法と同様の手法を用いることができる。
また、図6に示すように、エンドプレート400が蓄電素子300に取り付けられた後に、蓄電素子300及びエンドプレート400が第二外装体200内に収容される。つまり、第一蓄電素子301及び第二蓄電素子302に第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402を取り付けてから、複数の第三蓄電素子303を挟み込み、第二外装体200内に挿入する。これにより、第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402は、第一方向(X軸方向)において、第二外装体200の内面(短側壁230の内壁)に当接して配置されることとなる。このようにして、蓄電素子300及びエンドプレート400のX軸方向における移動が規制される。なお、Y軸方向においては、図2に示した長側壁220の内壁に設けられたリブ240が、蓄電素子300及びエンドプレート400に当接することで、蓄電素子300及びエンドプレート400の移動が規制される。
ここで、第一エンドプレート401の容器当接部410を第一容器当接部とも呼び、第一エンドプレート401の蓋体当接部420を第一蓋体当接部とも呼ぶこととする。つまり、第一エンドプレート401は、第一蓄電素子301の容器本体311(第一容器本体)の第一方向側(X軸方向プラス側)の側面(長側面部311a)に当接する第一容器当接部と、第一蓄電素子301の蓋体312(第一蓋体)の表面に当接する第一蓋体当接部とを有している。また、第一容器当接部及び第一蓋体当接部は、互いに接合された金属製の部材であり、第一蓋体当接部は、第一容器当接部から第二方向(X軸方向マイナス側)に向けて突出して配置されている。また、第一容器当接部は、第一方向から見て、第一容器本体及び第一蓋体の第一方向側の側面(長側面部311a側の側面)における、第一容器本体と第一蓋体との接合部310aと重なる位置に当接して配置されている。また、第一蓋体当接部は、第一蓋体の表面に固定されている。
同様に、第二エンドプレート402の容器当接部410を第二容器当接部とも呼び、第二エンドプレート402の蓋体当接部420を第二蓋体当接部とも呼ぶこととする。つまり、第二エンドプレート402は、第二蓄電素子302の容器本体311(第二容器本体)の第二方向側(X軸方向マイナス側)の側面(長側面部311a)に当接する第二容器当接部と、第二蓄電素子302の蓋体312(第二蓋体)の表面に当接する第二蓋体当接部とを有している。また、第二容器当接部及び第二蓋体当接部は、互いに接合された金属製の部材であり、第二蓋体当接部は、第二容器当接部から第一方向(X軸方向プラス側)に向けて突出して配置されている。また、第二容器当接部は、第二方向から見て、第二容器本体及び第二蓋体の第二方向側の側面(長側面部311a側の側面)における、第二容器本体と第二蓋体との接合部310aと重なる位置に当接して配置されている。また、第二蓋体当接部は、第二蓋体の表面に固定されている。
[5 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電装置10によれば、一端部の第一蓄電素子301の第一容器本体の側面と第一蓋体の表面とに第一エンドプレート401を当接させ、他端部の第二蓄電素子302の第二容器本体の側面と第二蓋体の表面とに第二エンドプレート402を当接させて、複数の蓄電素子300を挟み込む。つまり、2つのエンドプレート400で複数の蓄電素子300を挟み込んだ状態で、両端部の蓄電素子300の容器310において容器本体311の側面と蓋体312の表面とにエンドプレート400をそれぞれ当接させる。これにより、両端部の蓄電素子300の容器310において、容器本体311に対して蓋体312が傾いたり変形したりするのが抑制されるため、当該両端部の蓄電素子300の容器310が膨れるのを抑制することができる。このように、2つのエンドプレート400で複数の蓄電素子300を挟み込んで、両端部の蓄電素子300の容器310が膨れるのを抑制することで、複数の蓄電素子300の容器310が膨れるのをバランスよく抑制することができるため、容器310が損傷するのを抑制することができる。特に、蓄電素子300の容器310が膨れるのを抑制することができると、容器本体311と蓋体312との接合部310aにかかる応力を緩和することができるため、蓄電素子300の容器310において接合部310aが損傷するのを抑制することができる。
また、第一エンドプレート401の第一容器当接部は、第一方向から見て、第一容器本体及び第一蓋体の第一方向側の側面における、第一容器本体と第一蓋体との接合部310aと重なる位置に当接して配置されている。つまり、第一容器において、第一容器本体と第一蓋体との接合部310aは強度が比較的弱い箇所であるため、第一方向から見て、第一容器の側面における接合部310aと重なる位置に、第一エンドプレート401を当接して配置する。第二エンドプレート402についても同様である。これにより、接合部310aを補強して接合部310aが損傷するのを抑制しつつ容器310の側面を押さえることができるため、蓄電素子300の容器310が損傷するのをさらに抑制することができる。
また、第一エンドプレート401の第一蓋体当接部は、第一蓋体の表面に固定されている。つまり、第一エンドプレート401を第一蓋体に固定することで、第一エンドプレート401を第一蓋体の動きに追従させることができるため、第一容器本体に対して第一蓋体が傾いたり変形したりするのがさらに抑制される。第二エンドプレート402についても同様である。これにより、容器310が膨れるのをさらに抑制することができるため、蓄電素子300の容器310が損傷するのをさらに抑制することができる。特に、容器本体311と蓋体312との接合部310aにかかる応力をさらに緩和することができるため、接合部310aが損傷するのを抑制することができる。
また、第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402は、第一方向において、外装体11の内面に当接して配置されている。つまり、外装体11で2つのエンドプレート400を挟み込むことで、外装体11に対する当該2つのエンドプレート400の移動を規制することができるため、当該2つのエンドプレート400で複数の蓄電素子300をしっかりと挟み込むことができる。このように、本実施の形態では、2つのエンドプレート400を繋いで複数の蓄電素子300を拘束する拘束バーが設けられることなく、当該2つのエンドプレート400で複数の蓄電素子300をしっかりと挟み込むことができている。これにより、蓄電素子300の容器310が膨れるのを抑制することができ、蓄電素子300の容器310が損傷するのを抑制することができる。
また、第一エンドプレート401は、金属製の第一容器当接部と、第一容器当接部から第二方向に向けて突出するように配置された金属製の第一蓋体当接部とが、接合されて形成されている。ここで、1枚の金属製のプレートを曲げて加工することで第一容器当接部及び第一蓋体当接部を形成すると、第一容器当接部と第一蓋体当接部との間に湾曲部(R部)ができてしまう。しかし、当該湾曲部が大きいと、当該湾曲部が第一容器の角部と干渉してしまうため、第一容器当接部及び第一蓋体当接部を第一容器本体の側面及び第一蓋体の表面に当接させることが困難になる。例えば、第一蓋体当接部と第一蓋体との間に隙間が空いた場合に、接着剤で当該隙間を埋めると接着剤の厚みが大きくなるため、第一容器に対して第一エンドプレート401がずれやすく、第一エンドプレート401で第一容器の膨れをしっかりと抑制することができない。このため、別部材の第一容器当接部及び第一蓋体当接部を接合することで、第一容器本体の側面及び第一蓋体の表面に当接可能な形状(L字形状)を容易に形成することができる。また、第一エンドプレート401をL字形状に形成することで、省スペース化を図ることもできる。第二エンドプレート402についても同様である。
[6 変形例の説明]
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、説明する。図7は、本実施の形態の変形例1に係るエンドプレート400aの構成を示す側面図である。
同図に示すように、本変形例に係るエンドプレート400aは、上記実施の形態におけるエンドプレート400の蓋体当接部420に代えて、蓋体当接部420a及び曲げ部420bを有している。蓋体当接部420aは、蓋体312の表面に当接する平板状の部位であり、曲げ部420bは、蓋体当接部420aと容器当接部410とを繋ぐ湾曲した部位である。
具体的には、曲げ部420bは、蓋体当接部420aのX軸方向プラス側の端部から容器当接部410とは反対側(Z軸方向プラス側)に突出し、かつ、容器当接部410側(Z軸方向マイナス側)に湾曲して容器当接部410に接続されている。つまり、容器当接部410、曲げ部420b及び蓋体当接部420aは、連続した1つの金属製の部材であり、エンドプレート400aは、1枚の金属製の板材を湾曲させて形成されている。その他の構成については、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
このように、本変形例においては、上記実施の形態における第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402が、エンドプレート400aの構成を有している。具体的には、第一エンドプレートは、第一蓋体当接部の端部から第一容器当接部とは反対側に突出し、かつ、第一容器当接部側に湾曲して第一容器当接部に接続される曲げ部を有し、第一容器当接部、曲げ部及び第一蓋体当接部は、連続した1つの金属製の部材である。同様に、第二エンドプレートは、第二蓋体当接部の端部から第二容器当接部とは反対側に突出し、かつ、第二容器当接部側に湾曲して第二容器当接部に接続される曲げ部を有し、第二容器当接部、曲げ部及び第二蓋体当接部は、連続した1つの金属製の部材である。
以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、本変形例では、容器当接部410と蓋体当接部420aとの間に曲げ部420bを形成することで、容器当接部410及び蓋体当接部420aを容器本体311の側面及び蓋体312の表面に当接させることができる。また、連続した1つの金属製の部材を加工して、容器当接部410と曲げ部420bと蓋体当接部420aとを形成することで、エンドプレート400aを容易に形成することができる。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、説明する。図8は、本実施の形態の変形例2に係るエンドプレート400bの構成を示す斜視図である。具体的には、同図は、図5に対応する図である。
図8に示すように、本変形例に係るエンドプレート400bは、上記実施の形態におけるエンドプレート400の容器当接部410に代えて、容器当接部410aを有している。容器当接部410aは、X軸方向プラス側の長側面部311aに当接する第一面当接部411と、Y軸方向プラス側の短側面部311bに当接する第二面当接部412と、Y軸方向マイナス側の短側面部311bに当接する第三面当接部413とを有している。つまり、第一面当接部411は、X軸方向プラス側の長側面部311aと蓋体312との接合部310aに当接し、第二面当接部412は、Y軸方向プラス側の短側面部311bと蓋体312との接合部310aに当接し、第三面当接部413は、Y軸方向マイナス側の短側面部311bと蓋体312との接合部310aに当接して配置されている。
このように、本変形例においては、上記実施の形態における第一エンドプレート401及び第二エンドプレート402が、エンドプレート400bの構成を有している。その他の構成については、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
なお、第一面当接部411は、X軸方向プラス側の長側面部311aに固定(接合)されていてもよいし、第二面当接部412は、Y軸方向プラス側の短側面部311bに固定(接合)されていてもよいし、第三面当接部413は、Y軸方向マイナス側の短側面部311bに固定(接合)されていてもよい。また、第一面当接部411、第二面当接部412及び第三面当接部413のZ軸方向の長さは、特に限定されず、長側面部311a及び2つの短側面部311bのほぼ全面に当接するように、Z軸方向マイナス側に延設されていてもよいし、その他の長さでもかまわない。ただし、第一面当接部411、第二面当接部412及び第三面当接部413は、上記実施の形態における容器当接部410と同様に、Z軸方向において、接合部310aから容器本体311の中心位置までに亘って容器本体311に当接するのが好ましい。
以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、本変形例では、容器当接部410aは、蓄電素子300の容器310の長側面部311a及び2つの短側面部311bの3面に当接するため、容器310が膨れるのをさらに抑制し、容器310が損傷するのをさらに抑制することができる。また、容器当接部410aは、当該3面における接合部310aに当接して配置されるため、接合部310aをさらに補強して、接合部310aが損傷するのをさらに抑制することができる。
(その他の変形例)
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施の形態及びその変形例では、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの双方が上記の構成を有していることとしたが、第一エンドプレート及び第二エンドプレートのいずれか一方のみが上記の構成を有していることにしてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの間に、第一蓄電素子301、第二蓄電素子302及び第三蓄電素子303が配置されることとした。しかし、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの間には、第三蓄電素子303は配置されず、第一蓄電素子301及び第二蓄電素子302の2つの蓄電素子300が配置されることにしてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、蓄電素子300は、容器310の側面(X軸方向両側及びY軸方向両側の面)に、容器本体311と蓋体312との接合部310aを有していることとした。しかし、蓄電素子300は、容器310の上面(Z軸方向プラス側の面)に接合部310aを有していることにしてもよい。例えば、蓋体312を容器本体311の上部の開口部に嵌め込んで上方から溶接を行う場合などに、容器310の上面に接合部310aが形成される。この場合でも、エンドプレートの容器当接部を、側方から見て、容器310の側面における接合部310aと重なる位置に当接して配置することで、エンドプレートが接合部310aの近傍に配置されることとなるため、上記実施の形態と同様に、接合部310aを補強して容器310が損傷するのを抑制することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例では、エンドプレートの蓋体当接部は、容器310の蓋体312の表面に固定(接合)されることとした。しかし、エンドプレートの蓋体当接部は、容器310の蓋体312の表面に固定(接合)されないことにしてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、エンドプレートは、第二外装体200の内面に直接当接していることとした。しかし、エンドプレートは、第二外装体200の内面に、スペーサ等の他の部材を介して間接的に当接していることにしてもよい。また、第二外装体200の短側壁230の内面に、長側壁220のリブ240と同様のリブを設け、エンドプレートは、第二外装体200の内面に、このリブを介して間接的に当接していることにしてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、蓄電素子300の電極体340は、正極板と負極板とセパレータとが巻回されて形成された巻回型形状であることとしたが、電極体340は、平板状極板を積層した積層型形状や、長尺の平板状極板を折り畳んだ蛇腹状の形状であることにしてもよい。また、電極体340の個数も限定されない。
また、上記実施の形態及びその変形例では、蓄電素子300は、金属製等の容器310を有していることとしたが、この容器310に代えて、ラミネート容器を有していることにしてもよい。この場合でも、ラミネート容器が膨れて損傷するのを抑制することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、このような蓄電装置として実現することができるだけでなく、当該蓄電装置が備えるエンドプレート(第一エンドプレート及び第二エンドプレート)としても実現することができる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を備えた蓄電装置等に適用できる。
10 蓄電装置
11 外装体
200 第二外装体
300 蓄電素子
301 第一蓄電素子
302 第二蓄電素子
310 容器
310a 接合部
311 容器本体
312 蓋体
400、400a、400b エンドプレート
401 第一エンドプレート
402 第二エンドプレート
410、410a 容器当接部
420、420a 蓋体当接部
420b 曲げ部
430 当接部間接合部

Claims (6)

  1. 第一容器本体と第一蓋体とを有する第一蓄電素子を第一方向の端部に有し、第二容器本体と第二蓋体とを有する第二蓄電素子を前記第一方向とは反対の第二方向の端部に有する複数の蓄電素子と、
    前記第一蓄電素子の前記第一方向側に配置される第一エンドプレートと、
    前記第二蓄電素子の前記第二方向側に配置される第二エンドプレートと、を備え、
    前記第一エンドプレートは、
    前記第一容器本体の前記第一方向側の側面に当接する第一容器当接部と、
    前記第一蓋体の表面に当接する第一蓋体当接部と、を有し、
    前記第二エンドプレートは、
    前記第二容器本体の前記第二方向側の側面に当接する第二容器当接部と、
    前記第二蓋体の表面に当接する第二蓋体当接部と、を有する
    蓄電装置。
  2. 前記第一容器当接部は、前記第一方向から見て、前記第一容器本体及び前記第一蓋体の前記第一方向側の側面における、前記第一容器本体と前記第一蓋体との接合部と重なる位置に当接して配置されている
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第一蓋体当接部は、前記第一蓋体の表面に固定されている
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. さらに、前記複数の蓄電素子と前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとを収容する外装体を備え、
    前記第一エンドプレート及び前記第二エンドプレートは、前記第一方向において、前記外装体の内面に当接して配置されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記第一容器当接部及び前記第一蓋体当接部は、互いに接合された金属製の部材であり、
    前記第一蓋体当接部は、前記第一容器当接部から前記第二方向に向けて突出して配置されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  6. 前記第一エンドプレートは、さらに、前記第一蓋体当接部の端部から前記第一容器当接部とは反対側に突出し、かつ、前記第一容器当接部側に湾曲して前記第一容器当接部に接続される曲げ部を有し、
    前記第一容器当接部、前記曲げ部及び前記第一蓋体当接部は、連続した1つの金属製の部材である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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