JPH05193366A - 電気自動車用バッテリの固定構造 - Google Patents
電気自動車用バッテリの固定構造Info
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- JPH05193366A JPH05193366A JP4009516A JP951692A JPH05193366A JP H05193366 A JPH05193366 A JP H05193366A JP 4009516 A JP4009516 A JP 4009516A JP 951692 A JP951692 A JP 951692A JP H05193366 A JPH05193366 A JP H05193366A
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- battery
- electric vehicle
- fixing structure
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L50/00—Electric propulsion with power supplied within the vehicle
- B60L50/50—Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
- B60L50/60—Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells using power supplied by batteries
- B60L50/64—Constructional details of batteries specially adapted for electric vehicles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/20—Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
- H01M50/204—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
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- H01M50/271—Lids or covers for the racks or secondary casings
- H01M50/273—Lids or covers for the racks or secondary casings characterised by the material
- H01M50/276—Inorganic material
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のバッテリをバッテリボックス内に確実に
固定することができるとともに、バッテリの交換作業等
を効率的に遂行することを可能にする。 【構成】インナ部材33は、合成樹脂材料、例えばポリ
プロピレン(PP)からなるロアインナ82とアッパイ
ンナ84とを備え、このロアインナ82は、全てのバッ
テリ32a乃至32iを互いに離間させた状態で移動不
能に配設するために9分割された仕切り部位86を設け
ている。一方、アッパインナ84は、バッテリ32a乃
至32iの所望の部分を押圧保持するための押圧部88
と、配線および冷却用空間を形成するための凹状部90
と、全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させ
た状態で移動不能に配設するために9分割された仕切り
部位91とを備える。
固定することができるとともに、バッテリの交換作業等
を効率的に遂行することを可能にする。 【構成】インナ部材33は、合成樹脂材料、例えばポリ
プロピレン(PP)からなるロアインナ82とアッパイ
ンナ84とを備え、このロアインナ82は、全てのバッ
テリ32a乃至32iを互いに離間させた状態で移動不
能に配設するために9分割された仕切り部位86を設け
ている。一方、アッパインナ84は、バッテリ32a乃
至32iの所望の部分を押圧保持するための押圧部88
と、配線および冷却用空間を形成するための凹状部90
と、全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させ
た状態で移動不能に配設するために9分割された仕切り
部位91とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車を駆動する
ために複数のバッテリを確実に固定するための電気自動
車用バッテリの固定構造に関する。
ために複数のバッテリを確実に固定するための電気自動
車用バッテリの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電気自動車を駆動するための
電源として、複数のバッテリを直列に接続して構成され
たものが使用されている。例えば、12Vのバッテリを
用いる場合には、所望の電力を得るべく9個あるいはそ
れ以上のバッテリを直列に接続して電気自動車に装填す
る必要があり、このため、所望の数のバッテリをバッテ
リボックスに収容した状態で床下の車体フレーム部材に
吊り下げる構造が採用されている(特開昭52−350
23号公報参照)。バッテリは、単体でかなりの重量を
有しており、このような重量物を車体の下部側に配置す
ることにより重心を下げるためである。
電源として、複数のバッテリを直列に接続して構成され
たものが使用されている。例えば、12Vのバッテリを
用いる場合には、所望の電力を得るべく9個あるいはそ
れ以上のバッテリを直列に接続して電気自動車に装填す
る必要があり、このため、所望の数のバッテリをバッテ
リボックスに収容した状態で床下の車体フレーム部材に
吊り下げる構造が採用されている(特開昭52−350
23号公報参照)。バッテリは、単体でかなりの重量を
有しており、このような重量物を車体の下部側に配置す
ることにより重心を下げるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリ
は、相当な重量物であるためにバッテリボックス内で強
固に固定する必要があり、このため、例えば、実公昭5
8−52615号公報に開示されているように、バッテ
リの上面を押さえゴムにより押圧してこのバッテリをケ
ース内に固定するものが知られている。
は、相当な重量物であるためにバッテリボックス内で強
固に固定する必要があり、このため、例えば、実公昭5
8−52615号公報に開示されているように、バッテ
リの上面を押さえゴムにより押圧してこのバッテリをケ
ース内に固定するものが知られている。
【0004】しかしながら、上記の従来技術では、各バ
ッテリ間に押さえゴムを配設しなければならず、バッテ
リの数が多くなると、特にバッテリ交換等のメンテナン
ス作業時に多数の押さえゴムを着脱する作業が必要とな
り、この種のメンテナンス作業全体が煩雑なものとなる
という問題が指摘されている。
ッテリ間に押さえゴムを配設しなければならず、バッテ
リの数が多くなると、特にバッテリ交換等のメンテナン
ス作業時に多数の押さえゴムを着脱する作業が必要とな
り、この種のメンテナンス作業全体が煩雑なものとなる
という問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、複数のバッテリをバッテリボックス内に確実に固
定することができるとともに、バッテリの交換作業等を
効率的に遂行することが可能な電気自動車用バッテリの
固定構造を提供することを目的とする。
あり、複数のバッテリをバッテリボックス内に確実に固
定することができるとともに、バッテリの交換作業等を
効率的に遂行することが可能な電気自動車用バッテリの
固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、電気自動車を駆動するための複数のバ
ッテリを集中的に配置させた状態で固定するバッテリの
固定構造であって、前記複数のバッテリをボックス本体
内に収容するためのインナ部材を備え、前記インナ部材
は、全てのバッテリ同士を互いに離間させた状態で移動
不能に配置させるための仕切り部位を一体的に備えるこ
とを特徴とする。
めに、本発明は、電気自動車を駆動するための複数のバ
ッテリを集中的に配置させた状態で固定するバッテリの
固定構造であって、前記複数のバッテリをボックス本体
内に収容するためのインナ部材を備え、前記インナ部材
は、全てのバッテリ同士を互いに離間させた状態で移動
不能に配置させるための仕切り部位を一体的に備えるこ
とを特徴とする。
【0007】さらに、本発明は、電気自動車を駆動する
ための複数のバッテリを集中的に配置させた状態で固定
するバッテリの固定構造であって、前記複数のバッテリ
を収容するボックス本体と、前記バッテリ同士を互いに
離間させた状態で移動不能に配置させるための仕切り部
位が設けられた下側インナおよび上側インナを備えるイ
ンナ部材と、前記インナ部材に支持されたバッテリを前
記ボックス本体と一体的に収容保持するための蓋体とを
備えることを特徴とする。
ための複数のバッテリを集中的に配置させた状態で固定
するバッテリの固定構造であって、前記複数のバッテリ
を収容するボックス本体と、前記バッテリ同士を互いに
離間させた状態で移動不能に配置させるための仕切り部
位が設けられた下側インナおよび上側インナを備えるイ
ンナ部材と、前記インナ部材に支持されたバッテリを前
記ボックス本体と一体的に収容保持するための蓋体とを
備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の本発明に係る電気自動車用バッテリの固
定構造では、複数のバッテリがインナ部材を介してボッ
クス本体内に収容されるとともに、このインナ部材は、
全てのバッテリ同士を互いに離間させた状態で移動不能
に配置させるための仕切り部位を一体的に備えている。
このため、各バッテリは、ボックス本体内で不要に移動
することがなく確実に固定される。しかも、バッテリ同
士が互いに離間しているため、放熱作用が円滑に遂行さ
れるとともに、外部からの衝撃等に影響されることがな
い。
定構造では、複数のバッテリがインナ部材を介してボッ
クス本体内に収容されるとともに、このインナ部材は、
全てのバッテリ同士を互いに離間させた状態で移動不能
に配置させるための仕切り部位を一体的に備えている。
このため、各バッテリは、ボックス本体内で不要に移動
することがなく確実に固定される。しかも、バッテリ同
士が互いに離間しているため、放熱作用が円滑に遂行さ
れるとともに、外部からの衝撃等に影響されることがな
い。
【0009】さらに、本発明では、下側インナと上側イ
ンナとの間に複数のバッテリが把持された状態で、この
バッテリがボックス本体内に収容され、このボックス本
体に蓋体が一体的に装着される。従って、各バッテリを
ボックス本体と蓋体とで強固に押圧保持することがで
き、このバッテリを互いに離間した状態で確実に固定す
ることが可能になる。しかも、蓋体と上側インナとを取
り外すだけで、所望のバッテリを交換することができ、
メンテナンス作業が効率的に遂行される。
ンナとの間に複数のバッテリが把持された状態で、この
バッテリがボックス本体内に収容され、このボックス本
体に蓋体が一体的に装着される。従って、各バッテリを
ボックス本体と蓋体とで強固に押圧保持することがで
き、このバッテリを互いに離間した状態で確実に固定す
ることが可能になる。しかも、蓋体と上側インナとを取
り外すだけで、所望のバッテリを交換することができ、
メンテナンス作業が効率的に遂行される。
【0010】
【実施例】本発明に係る電気自動車用バッテリの固定構
造について実施例を挙げ、添付の図面を参照して以下に
説明する。
造について実施例を挙げ、添付の図面を参照して以下に
説明する。
【0011】図1および図2において、参照符号10
は、第1の実施例に係る固定構造が適応される電気自動
車を示す。この電気自動車10は、前輪12および後輪
14と車体16とを備えており、この車体16を構成す
るフレーム部材18は、中空状を有するとともに、サイ
ドフレーム20a、20b間にフロント側クロスメンバ
22aとリヤ側クロスメンバ22bとが設けられている
(図2参照)。
は、第1の実施例に係る固定構造が適応される電気自動
車を示す。この電気自動車10は、前輪12および後輪
14と車体16とを備えており、この車体16を構成す
るフレーム部材18は、中空状を有するとともに、サイ
ドフレーム20a、20b間にフロント側クロスメンバ
22aとリヤ側クロスメンバ22bとが設けられている
(図2参照)。
【0012】サイドフレーム20a、20bには、前輪
12と後輪14との間にあってバッテリボックス30が
吊持される。図3乃至図6に示すように、このバッテリ
ボックス30は、電気自動車10を駆動するためのバッ
テリ32a乃至32iを収容するとともに、この電気自
動車10に取着されるボックス本体34を備え、このボ
ックス本体34には、ボックス本体34内で全てのバッ
テリ32a乃至32iの少なくとも一部を保持する補強
部位36が設けられる。バッテリ32a乃至32iは、
それぞれ10セル12Vであり、直列に接続されて、実
際上108Vの出力を行う。
12と後輪14との間にあってバッテリボックス30が
吊持される。図3乃至図6に示すように、このバッテリ
ボックス30は、電気自動車10を駆動するためのバッ
テリ32a乃至32iを収容するとともに、この電気自
動車10に取着されるボックス本体34を備え、このボ
ックス本体34には、ボックス本体34内で全てのバッ
テリ32a乃至32iの少なくとも一部を保持する補強
部位36が設けられる。バッテリ32a乃至32iは、
それぞれ10セル12Vであり、直列に接続されて、実
際上108Vの出力を行う。
【0013】ボックス本体34とインナ部材33と蓋体
35とにより、第1の実施例に係る固定構造37が構成
される。このボックス本体34および蓋体35は、硬質
材、例えば鋼材で構成される。
35とにより、第1の実施例に係る固定構造37が構成
される。このボックス本体34および蓋体35は、硬質
材、例えば鋼材で構成される。
【0014】図5は、ボックス本体34に後述するロア
インナ82が配置された状態を示す。このボックス本体
34は、進行方向前方側が幅狭に構成されており、この
ボックス本体34には、水分を外部に導出させるための
複数の水抜き穴38が設けられるとともに、バッテリ3
2a乃至32iが配設されたインナ部材33を固定する
ための複数の取り付け穴40が、補強部位36が設けら
れていない部分に対応して形成される。ボックス本体3
4の車体進行方向前端部には、車幅方向に延在するとと
もに、冷却用エアが吸入されるチャンバCを有する筐体
42が形成され、この筐体42に、鉛直方向に指向して
上端側を外部に連通しかつ下端側をチャンバCの下部側
に連通する第1通路43が形成された筒状体44が固着
される(図6参照)。ボックス本体34の前端部に第2
通路46が形成され、この第2通路46は、車幅方向に
長尺でかつチャンバCの上部側とこのボックス本体34
内とを連通する。
インナ82が配置された状態を示す。このボックス本体
34は、進行方向前方側が幅狭に構成されており、この
ボックス本体34には、水分を外部に導出させるための
複数の水抜き穴38が設けられるとともに、バッテリ3
2a乃至32iが配設されたインナ部材33を固定する
ための複数の取り付け穴40が、補強部位36が設けら
れていない部分に対応して形成される。ボックス本体3
4の車体進行方向前端部には、車幅方向に延在するとと
もに、冷却用エアが吸入されるチャンバCを有する筐体
42が形成され、この筐体42に、鉛直方向に指向して
上端側を外部に連通しかつ下端側をチャンバCの下部側
に連通する第1通路43が形成された筒状体44が固着
される(図6参照)。ボックス本体34の前端部に第2
通路46が形成され、この第2通路46は、車幅方向に
長尺でかつチャンバCの上部側とこのボックス本体34
内とを連通する。
【0015】ボックス本体34の進行方向後部側両側部
に冷却用エアを排出するための孔部48a、48bが形
成され、この孔部48a、48bには、冷却用ファン5
0a、50bが取着される(図5参照)。
に冷却用エアを排出するための孔部48a、48bが形
成され、この孔部48a、48bには、冷却用ファン5
0a、50bが取着される(図5参照)。
【0016】補強部位36は、ボックス本体34の内壁
をこのボックス本体34内に屈曲させて成形される内側
板体部52と、前記ボックス本体34の外壁に溶接等に
より固設され、内側板体部52と互いに対応する断面形
状を有して外方に屈曲する外側板体部54とを備える。
内側板体部52と外側板体部54とは、全てのバッテリ
32a乃至32iの少なくとも一部を保持すべく車長方
向および車幅方向に延在しており、この外側板体部54
は、車幅方向に延びてボックス本体34の両側外壁に立
ち上がる部分にボックス本体34をフレーム部材18に
保持させるための前方取り付け部位56aと後方取り付
け部位56bとを備える。
をこのボックス本体34内に屈曲させて成形される内側
板体部52と、前記ボックス本体34の外壁に溶接等に
より固設され、内側板体部52と互いに対応する断面形
状を有して外方に屈曲する外側板体部54とを備える。
内側板体部52と外側板体部54とは、全てのバッテリ
32a乃至32iの少なくとも一部を保持すべく車長方
向および車幅方向に延在しており、この外側板体部54
は、車幅方向に延びてボックス本体34の両側外壁に立
ち上がる部分にボックス本体34をフレーム部材18に
保持させるための前方取り付け部位56aと後方取り付
け部位56bとを備える。
【0017】図4に示すように、前方取り付け部位56
aは、鉛直方向に貫通するボルト挿入孔58a、58a
と、このボルト挿入孔58a、58aの下方に位置して
水平方向に同軸的に設けられるボルト挿入孔60、60
とを備え、後方取り付け部位56bは、鉛直方向に貫通
するボルト挿入孔58b、58bを備える。このボルト
挿入孔58a、58aと58b、58bとに挿入される
ボルト62は、サイドフレーム20a、20bに設けら
れたねじ穴64にねじ込まれるとともに、このサイドフ
レーム20a、20bに固着されたブラケット66の孔
部68と前方取り付け部位56aのボルト挿入孔60、
60とにボルト70が挿入され、このボルト70の端部
にナット72が螺合する。ボルト70には、カラー74
が外嵌されており、このカラー74の外周面は、ボルト
62の頭部から所定の間隔離間してその頭部に対向す
る。
aは、鉛直方向に貫通するボルト挿入孔58a、58a
と、このボルト挿入孔58a、58aの下方に位置して
水平方向に同軸的に設けられるボルト挿入孔60、60
とを備え、後方取り付け部位56bは、鉛直方向に貫通
するボルト挿入孔58b、58bを備える。このボルト
挿入孔58a、58aと58b、58bとに挿入される
ボルト62は、サイドフレーム20a、20bに設けら
れたねじ穴64にねじ込まれるとともに、このサイドフ
レーム20a、20bに固着されたブラケット66の孔
部68と前方取り付け部位56aのボルト挿入孔60、
60とにボルト70が挿入され、このボルト70の端部
にナット72が螺合する。ボルト70には、カラー74
が外嵌されており、このカラー74の外周面は、ボルト
62の頭部から所定の間隔離間してその頭部に対向す
る。
【0018】外側板体部54には、この外側板体部54
と内側板体部52との間に浸入した水分を外部に導出さ
せるための複数の水抜き穴(図示せず)が設けられる。
と内側板体部52との間に浸入した水分を外部に導出さ
せるための複数の水抜き穴(図示せず)が設けられる。
【0019】バッテリ32a乃至32iは、インナ部材
33を介して互いに離間しかつバッテリボックス30の
内壁面から離間した状態でこのバッテリボックス30内
に収容される(図3および図6参照)。このインナ部材
33は、合成樹脂材料、例えばポリプロピレン(PP)
からなるロアインナ(下側インナ)82とアッパインナ
(上側インナ)84とを備え、このロアインナ82は、
全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させた状
態で移動不能に配設するために9分割された仕切り部位
86を設けている。ロアインナ82の底面部および側面
部には、このロアインナ82をボックス本体34の底面
および側面から所定の間隔だけ離間させて空間Sを形成
するための下部膨出部位87aおよび側部膨出部位87
bが形成されている。この下部膨出部位87aは、ボッ
クス本体34の内側板体部52から離間した位置に設け
られている(図5参照)。ロアインナ82には、下部膨
出部位87aにあってボックス本体34の取り付け穴4
0に対応するボルト用穴89aと、水抜き穴89bとが
複数形成される。
33を介して互いに離間しかつバッテリボックス30の
内壁面から離間した状態でこのバッテリボックス30内
に収容される(図3および図6参照)。このインナ部材
33は、合成樹脂材料、例えばポリプロピレン(PP)
からなるロアインナ(下側インナ)82とアッパインナ
(上側インナ)84とを備え、このロアインナ82は、
全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させた状
態で移動不能に配設するために9分割された仕切り部位
86を設けている。ロアインナ82の底面部および側面
部には、このロアインナ82をボックス本体34の底面
および側面から所定の間隔だけ離間させて空間Sを形成
するための下部膨出部位87aおよび側部膨出部位87
bが形成されている。この下部膨出部位87aは、ボッ
クス本体34の内側板体部52から離間した位置に設け
られている(図5参照)。ロアインナ82には、下部膨
出部位87aにあってボックス本体34の取り付け穴4
0に対応するボルト用穴89aと、水抜き穴89bとが
複数形成される。
【0020】アッパインナ84は、バッテリ32a乃至
32iの所望の部分を押圧保持するための押圧部88
と、配線および冷却用空間を形成するための凹状部90
と、全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させ
た状態で移動不能に配設するために9分割された仕切り
部位91とを一体的に備える(図6参照)。図7に示す
ように、仕切り部位91は、屈曲成形されており、その
内部に空間91aが形成されてこの空間91aによりバ
ッテリ32a乃至32iを弾発的に支持する。なお、ロ
アインナ82の仕切り部位86も同様に構成されてい
る。このアッパインナ84の所定の位置には、開口部9
3が形成され、この開口部93に水素検出センサ(図示
せず)が装着される(図3参照)。
32iの所望の部分を押圧保持するための押圧部88
と、配線および冷却用空間を形成するための凹状部90
と、全てのバッテリ32a乃至32iを互いに離間させ
た状態で移動不能に配設するために9分割された仕切り
部位91とを一体的に備える(図6参照)。図7に示す
ように、仕切り部位91は、屈曲成形されており、その
内部に空間91aが形成されてこの空間91aによりバ
ッテリ32a乃至32iを弾発的に支持する。なお、ロ
アインナ82の仕切り部位86も同様に構成されてい
る。このアッパインナ84の所定の位置には、開口部9
3が形成され、この開口部93に水素検出センサ(図示
せず)が装着される(図3参照)。
【0021】このロアインナ82とアッパインナ84と
でバッテリ32a乃至32iの上下両端が保持された状
態で、このバッテリ32a乃至32iがボックス本体3
4内に収容され、アッパインナ84側に蓋体35が装填
されてこの蓋体35とボックス本体34とがロック部材
94を介して一体的に固定される。その際、蓋体35と
ボックス本体34との間にアッパインナ84の端部が挟
持されることにより、この蓋体35とボックス本体34
とがシールされる。ロアインナ82は、図示しないボル
トをこのロアインナ82のボルト用穴89aとボックス
本体34の取り付け穴40とにねじ込むことによりこの
ボックス本体34に固定される。
でバッテリ32a乃至32iの上下両端が保持された状
態で、このバッテリ32a乃至32iがボックス本体3
4内に収容され、アッパインナ84側に蓋体35が装填
されてこの蓋体35とボックス本体34とがロック部材
94を介して一体的に固定される。その際、蓋体35と
ボックス本体34との間にアッパインナ84の端部が挟
持されることにより、この蓋体35とボックス本体34
とがシールされる。ロアインナ82は、図示しないボル
トをこのロアインナ82のボルト用穴89aとボックス
本体34の取り付け穴40とにねじ込むことによりこの
ボックス本体34に固定される。
【0022】図1に示すように、バッテリボックス30
の上方には、フロア100が形成され、このフロア10
0は、ロアフロア102とアッパフロア104とを備え
るとともに、このロアフロア102とアッパフロア10
4との間に室106が形成される。この室106には、
モータコントローラ108と配電ボックス110とバッ
テリ32a乃至32iから供給される高電圧を所定の低
電圧に降圧させる電圧変換器112とが配設されている
(図1および図2参照)。
の上方には、フロア100が形成され、このフロア10
0は、ロアフロア102とアッパフロア104とを備え
るとともに、このロアフロア102とアッパフロア10
4との間に室106が形成される。この室106には、
モータコントローラ108と配電ボックス110とバッ
テリ32a乃至32iから供給される高電圧を所定の低
電圧に降圧させる電圧変換器112とが配設されている
(図1および図2参照)。
【0023】モータコントローラ108は、ボックス1
14内に収容されたパワードライブユニット116を備
え、このボックス114の先端側に冷却用ファン118
の空気供給口が固設されるとともに、前記ボックス11
4の後端側に排気ダクト120a、120bが設けられ
る。この排気ダクト120a、120bは、クロスメン
バ22b内に開放されている。アッパフロア104の先
端部には、車体16の車内に開放される開口部122が
形成され、ファン118の駆動作用下にこの開口部12
2を介して車内の空気がボックス114内に導入され
る。
14内に収容されたパワードライブユニット116を備
え、このボックス114の先端側に冷却用ファン118
の空気供給口が固設されるとともに、前記ボックス11
4の後端側に排気ダクト120a、120bが設けられ
る。この排気ダクト120a、120bは、クロスメン
バ22b内に開放されている。アッパフロア104の先
端部には、車体16の車内に開放される開口部122が
形成され、ファン118の駆動作用下にこの開口部12
2を介して車内の空気がボックス114内に導入され
る。
【0024】車体16の後端部側に、駆動用モータ13
0が装着され、このモータ130が、トランスミッショ
ン132を介して後輪駆動軸134に連結される。この
モータ130には、ダクト136を介して冷却用ファン
138が連結され、このファン138の吸入口は、車体
16のバンパ139の裏側に向かって開口されており、
ダクト136は、このファン138とモータ130内と
の間で上方に湾曲している。このダクト136は、モー
タ130の回転軸に直接冷却用エアを供給するものであ
り、この冷却用エアがモータ130のカバー140内を
通って導出口142から外部に排出される。
0が装着され、このモータ130が、トランスミッショ
ン132を介して後輪駆動軸134に連結される。この
モータ130には、ダクト136を介して冷却用ファン
138が連結され、このファン138の吸入口は、車体
16のバンパ139の裏側に向かって開口されており、
ダクト136は、このファン138とモータ130内と
の間で上方に湾曲している。このダクト136は、モー
タ130の回転軸に直接冷却用エアを供給するものであ
り、この冷却用エアがモータ130のカバー140内を
通って導出口142から外部に排出される。
【0025】車体16の後端部に、補助バッテリ144
が配設されており、この補助バッテリ144は、照明の
点灯等に使用されるものである。
が配設されており、この補助バッテリ144は、照明の
点灯等に使用されるものである。
【0026】次に、このように構成される電気自動車1
0の動作を、本実施例に係る固定構造37との関連で説
明する。
0の動作を、本実施例に係る固定構造37との関連で説
明する。
【0027】まず、バッテリ32a乃至32iから供給
される電力によりモータコントローラ108を介してモ
ータ130が駆動され、トランスミッション132に連
結された後輪駆動軸134の回転作用下に後輪14が回
転し、この電気自動車10が走行する。その際、各バッ
テリ32a乃至32iは直列に接続されており、実際上
108Vの高電圧が出力されるため、電圧変換器112
を介して所定の電圧まで降圧させてモータ130に供給
している。
される電力によりモータコントローラ108を介してモ
ータ130が駆動され、トランスミッション132に連
結された後輪駆動軸134の回転作用下に後輪14が回
転し、この電気自動車10が走行する。その際、各バッ
テリ32a乃至32iは直列に接続されており、実際上
108Vの高電圧が出力されるため、電圧変換器112
を介して所定の電圧まで降圧させてモータ130に供給
している。
【0028】上記走行中、あるいは走行停止中にファン
50a、50bが駆動されることにより、筒状体44の
第1通路43および第2通路46からボックス本体34
内に外部の冷却用エアが吸入され、この冷却用エアが、
前記ボックス本体34内を流通する。このため、ボック
ス本体34内に収容されているバッテリ32a乃至32
iは、冷却用エアを介して冷却されて必要温度以上にな
ることを防止することができる。
50a、50bが駆動されることにより、筒状体44の
第1通路43および第2通路46からボックス本体34
内に外部の冷却用エアが吸入され、この冷却用エアが、
前記ボックス本体34内を流通する。このため、ボック
ス本体34内に収容されているバッテリ32a乃至32
iは、冷却用エアを介して冷却されて必要温度以上にな
ることを防止することができる。
【0029】この場合、本実施例では、各バッテリ32
a乃至32iがインナ部材33を構成するロアインナ8
2およびアッパインナ84に設けられた仕切り部位86
および91を介して互いに離間した状態でかつ移動不能
に配置されている。このため、単体として比較的重量の
大きなバッテリ32a乃至32iであっても、このバッ
テリ32a乃至32iをボックス本体34に収容して蓋
体35を装着することにより確実かつ強固に固定するこ
とが可能になる。ここで、インナ部材33は、ボックス
本体34と蓋体35とで挟持されるため、このインナ部
材33をバッテリ32a乃至32iに固定する必要がな
く、このバッテリ32a乃至32iの固定作業が容易に
遂行される。
a乃至32iがインナ部材33を構成するロアインナ8
2およびアッパインナ84に設けられた仕切り部位86
および91を介して互いに離間した状態でかつ移動不能
に配置されている。このため、単体として比較的重量の
大きなバッテリ32a乃至32iであっても、このバッ
テリ32a乃至32iをボックス本体34に収容して蓋
体35を装着することにより確実かつ強固に固定するこ
とが可能になる。ここで、インナ部材33は、ボックス
本体34と蓋体35とで挟持されるため、このインナ部
材33をバッテリ32a乃至32iに固定する必要がな
く、このバッテリ32a乃至32iの固定作業が容易に
遂行される。
【0030】しかも、インナ部材33を構成するロアイ
ンナ82およびアッパインナ84が、ポリプロピレン
(PP)等で形成されるため、バッテリ32a乃至32
iの端子が金属部材、例えば蓋体35に接触してショー
トするというおそれもない。また、外部からの衝撃がバ
ッテリボックス30に付与されても、インナ部材33自
体の弾性力を介してその衝撃を緩和することができ、バ
ッテリ32a乃至32iに影響を及ぼすことを有効に阻
止することが可能になる。
ンナ82およびアッパインナ84が、ポリプロピレン
(PP)等で形成されるため、バッテリ32a乃至32
iの端子が金属部材、例えば蓋体35に接触してショー
トするというおそれもない。また、外部からの衝撃がバ
ッテリボックス30に付与されても、インナ部材33自
体の弾性力を介してその衝撃を緩和することができ、バ
ッテリ32a乃至32iに影響を及ぼすことを有効に阻
止することが可能になる。
【0031】さらに、ロアインナ82の底面および側面
に下部膨出部位87aおよび側部膨出部位87bが設け
られているため、バッテリ32a乃至32iをボックス
本体34から離間させることができる。これにより、バ
ッテリ32a乃至32iが金属部材であるボックス本体
34に接触することを防止するとともに、仕切り部位体
86、91と同様に冷却用エアを各バッテリ32a乃至
32iの間隙を通って円滑に流動させることができ、該
バッテリ32a乃至32iを容易に冷却することが可能
になるという効果が得られる。
に下部膨出部位87aおよび側部膨出部位87bが設け
られているため、バッテリ32a乃至32iをボックス
本体34から離間させることができる。これにより、バ
ッテリ32a乃至32iが金属部材であるボックス本体
34に接触することを防止するとともに、仕切り部位体
86、91と同様に冷却用エアを各バッテリ32a乃至
32iの間隙を通って円滑に流動させることができ、該
バッテリ32a乃至32iを容易に冷却することが可能
になるという効果が得られる。
【0032】さらにまた、アッパインナ84には、凹状
部90が形成されており、この凹状部90を介して各バ
ッテリ32a乃至32iの端子の配設がなされるととも
に、冷却用エアの流通を容易にしている。なお、このア
ッパインナ84に形成された開口部93には、図示しな
い水素検出センサが装着されており、ボックス本体34
内に所定量以上の水素ガスが存在しているか否かの検査
が自動的に行われている。
部90が形成されており、この凹状部90を介して各バ
ッテリ32a乃至32iの端子の配設がなされるととも
に、冷却用エアの流通を容易にしている。なお、このア
ッパインナ84に形成された開口部93には、図示しな
い水素検出センサが装着されており、ボックス本体34
内に所定量以上の水素ガスが存在しているか否かの検査
が自動的に行われている。
【0033】また、ロック部材94を介して蓋体35が
ボックス本体34から開放された状態で、アッパインナ
84をバッテリ32a乃至32iの上部から取り外すだ
けで、このバッテリ32a乃至32iの交換作業等のメ
ンテナンス作業が、容易かつ効率的に遂行されるという
利点が得られる。
ボックス本体34から開放された状態で、アッパインナ
84をバッテリ32a乃至32iの上部から取り外すだ
けで、このバッテリ32a乃至32iの交換作業等のメ
ンテナンス作業が、容易かつ効率的に遂行されるという
利点が得られる。
【0034】次に、本発明の第2の実施例に係る固定構
造を、これが適応される電気自動車との関連で以下に説
明する。
造を、これが適応される電気自動車との関連で以下に説
明する。
【0035】図8および図9において、参照符号200
は、第2の実施例に係る固定構造が適応される電気自動
車を示す。この電気自動車200は、前輪202および
後輪204と車体206とを備えており、この車体20
6を構成するフレーム部材208は、中空状を有すると
ともに、サイドフレーム210a、210b間にフロン
ト側クロスメンバ212aとリヤ側クロスメンバ212
bとが設けられている(図9参照)。
は、第2の実施例に係る固定構造が適応される電気自動
車を示す。この電気自動車200は、前輪202および
後輪204と車体206とを備えており、この車体20
6を構成するフレーム部材208は、中空状を有すると
ともに、サイドフレーム210a、210b間にフロン
ト側クロスメンバ212aとリヤ側クロスメンバ212
bとが設けられている(図9参照)。
【0036】サイドフレーム210a、210bには、
前輪202と後輪204との間にあってバッテリボック
ス230が吊持される。図10乃至図12に示すよう
に、このバッテリボックス230は、電気自動車200
を駆動するためのバッテリ232a乃至232tを収容
するとともに、この電気自動車200に取着されるボッ
クス本体234を備える。バッテリ232a乃至232
tは、それぞれ12Vであり、直列に接続されて実際上
240Vの出力を行う。
前輪202と後輪204との間にあってバッテリボック
ス230が吊持される。図10乃至図12に示すよう
に、このバッテリボックス230は、電気自動車200
を駆動するためのバッテリ232a乃至232tを収容
するとともに、この電気自動車200に取着されるボッ
クス本体234を備える。バッテリ232a乃至232
tは、それぞれ12Vであり、直列に接続されて実際上
240Vの出力を行う。
【0037】第2の実施例に係る固定構造237は、ボ
ックス本体234とインナ部材233と蓋体235とか
ら構成される。ボックス本体234は、フレーム部材2
08を構成するフロント側クロスメンバ212a内に開
口してこのクロスメンバ212a内からボックス本体2
34内に冷却用エアが吸入されるチャンバCを有する筐
体238を備える。この筐体238の上部とフレーム部
材208のクロスメンバ212aとに車幅方向に長尺な
筒状体240a、240bが固着され、この筒状体24
0a、240bには、鉛直方向に指向して上端側をクロ
スメンバ212aの内部に連通しかつ下端側をチャンバ
Cに連通する第1通路242a、242bが設けられ
る。この第1通路242a、242bは、ボックス本体
234の前端部に形成される第2通路244を介してこ
のボックス本体234内に連通する(図12参照)。
ックス本体234とインナ部材233と蓋体235とか
ら構成される。ボックス本体234は、フレーム部材2
08を構成するフロント側クロスメンバ212a内に開
口してこのクロスメンバ212a内からボックス本体2
34内に冷却用エアが吸入されるチャンバCを有する筐
体238を備える。この筐体238の上部とフレーム部
材208のクロスメンバ212aとに車幅方向に長尺な
筒状体240a、240bが固着され、この筒状体24
0a、240bには、鉛直方向に指向して上端側をクロ
スメンバ212aの内部に連通しかつ下端側をチャンバ
Cに連通する第1通路242a、242bが設けられ
る。この第1通路242a、242bは、ボックス本体
234の前端部に形成される第2通路244を介してこ
のボックス本体234内に連通する(図12参照)。
【0038】ボックス本体234の後端部には、孔部2
46a、246bが形成され、この孔部246a、24
6bに冷却用ファン248a、248bが取着される。
ボックス本体234には、ファン248a、248bを
囲繞してこのボックス本体234内から冷却用エアを排
出するためのダクト部材250a、250bが固着され
る。このダクト部材250a、250bは、湾曲する筒
状を有しており、その内部に形成された通路251a、
251bの一端側が孔部246a、246bに連通する
とともに、この通路251a、251bの他端側がクロ
スメンバ212b内に連通している。
46a、246bが形成され、この孔部246a、24
6bに冷却用ファン248a、248bが取着される。
ボックス本体234には、ファン248a、248bを
囲繞してこのボックス本体234内から冷却用エアを排
出するためのダクト部材250a、250bが固着され
る。このダクト部材250a、250bは、湾曲する筒
状を有しており、その内部に形成された通路251a、
251bの一端側が孔部246a、246bに連通する
とともに、この通路251a、251bの他端側がクロ
スメンバ212b内に連通している。
【0039】ボックス本体234には、補強部位252
が設けられる。この補強部位252は、第1の実施例に
係る電気自動車10を構成する補強部位36と同様に構
成されるものであり、同一の構成要素には、同一の参照
数字を付してその詳細な説明は省略する。
が設けられる。この補強部位252は、第1の実施例に
係る電気自動車10を構成する補強部位36と同様に構
成されるものであり、同一の構成要素には、同一の参照
数字を付してその詳細な説明は省略する。
【0040】バッテリ232a乃至232tは、インナ
部材233を介して互いに離間しかつバッテリボックス
230の内壁面から離間した状態でこのバッテリボック
ス230内に収容される。このインナ部材233は、合
成樹脂材料、例えばポリプロピレン(PP)からなるロ
アインナ282とアッパインナ284とを備え、このロ
アインナ282は、各バッテリ232a乃至232tを
互いに離間させて配設するために20分割された仕切り
部位286を一体的に設けている。ロアインナ282の
底面部および側面部には、このロアインナ282をボッ
クス本体234の底面および側面から所定の間隔だけ離
間させて空間Sを形成するための下部膨出部位287a
および側部膨出部位287bが形成されている。
部材233を介して互いに離間しかつバッテリボックス
230の内壁面から離間した状態でこのバッテリボック
ス230内に収容される。このインナ部材233は、合
成樹脂材料、例えばポリプロピレン(PP)からなるロ
アインナ282とアッパインナ284とを備え、このロ
アインナ282は、各バッテリ232a乃至232tを
互いに離間させて配設するために20分割された仕切り
部位286を一体的に設けている。ロアインナ282の
底面部および側面部には、このロアインナ282をボッ
クス本体234の底面および側面から所定の間隔だけ離
間させて空間Sを形成するための下部膨出部位287a
および側部膨出部位287bが形成されている。
【0041】アッパインナ284は、バッテリ232a
乃至232tの所望の部分を押圧保持するための押圧部
288と、配線および冷却用空間を形成するための凹状
部290と、全てのバッテリ232a乃至232tを互
いに離間させた状態で移動不能に配設するために20分
割された仕切り部位291とを備える。このアッパイン
ナ284の所定の位置には、開口部293が形成され、
この開口部293に水素検出センサ(図示せず)が装着
される。
乃至232tの所望の部分を押圧保持するための押圧部
288と、配線および冷却用空間を形成するための凹状
部290と、全てのバッテリ232a乃至232tを互
いに離間させた状態で移動不能に配設するために20分
割された仕切り部位291とを備える。このアッパイン
ナ284の所定の位置には、開口部293が形成され、
この開口部293に水素検出センサ(図示せず)が装着
される。
【0042】このロアインナ282とアッパインナ28
4とでバッテリ232a乃至232tの上下両端が保持
された状態で、このバッテリ232a乃至232tがボ
ックス本体234内に収容され、アッパインナ284側
に蓋体235が装填されてこの蓋体235とボックス本
体234とが一体的に固定される。
4とでバッテリ232a乃至232tの上下両端が保持
された状態で、このバッテリ232a乃至232tがボ
ックス本体234内に収容され、アッパインナ284側
に蓋体235が装填されてこの蓋体235とボックス本
体234とが一体的に固定される。
【0043】図8に示すように、バッテリボックス23
0の上方には、フロア300が形成され、このフロア3
00の後方側にロアフロア302とアッパフロア304
とを備えるとともに、このロアフロア302とアッパフ
ロア304との間に室306が形成される。この室30
6には、モータコントローラ308と配電ボックス31
0とバッテリ232a乃至232tから供給される高電
圧を所定の低電圧に降圧させる電圧変換器312とが配
設されている(図8および図9参照)。
0の上方には、フロア300が形成され、このフロア3
00の後方側にロアフロア302とアッパフロア304
とを備えるとともに、このロアフロア302とアッパフ
ロア304との間に室306が形成される。この室30
6には、モータコントローラ308と配電ボックス31
0とバッテリ232a乃至232tから供給される高電
圧を所定の低電圧に降圧させる電圧変換器312とが配
設されている(図8および図9参照)。
【0044】車体206の後端部側に、駆動用モータ3
30が装着され、このモータ330が、トランスミッシ
ョン332を介して後輪駆動軸334に連結される。こ
のモータ330には、ダクト336を介して冷却用ファ
ン338が連結される。
30が装着され、このモータ330が、トランスミッシ
ョン332を介して後輪駆動軸334に連結される。こ
のモータ330には、ダクト336を介して冷却用ファ
ン338が連結される。
【0045】第2の実施例に係る固定構造237では、
各バッテリ232a乃至232tが、インナ部材233
を構成するロアインナ282に対し仕切り部位286を
介して互いに離間した状態で移動不能に載置されてい
る。このため、ボックス本体234内でロアインナ28
2に載置されたバッテリ232a乃至232tの上部に
アッパインナ284を配置させ、さらにこのアッパイン
ナ284上に蓋体235を装着することにより、このロ
アインナ282およびアッパインナ284の各仕切り部
位286、291を介して全てのバッテリ232a乃至
232tが互いに離間した状態で強固に保持されること
になる。これにより、単体として比較的重量の大きなバ
ッテリ232a乃至232tをバッテリボックス230
内に確実かつ強固に固定することが可能になる。
各バッテリ232a乃至232tが、インナ部材233
を構成するロアインナ282に対し仕切り部位286を
介して互いに離間した状態で移動不能に載置されてい
る。このため、ボックス本体234内でロアインナ28
2に載置されたバッテリ232a乃至232tの上部に
アッパインナ284を配置させ、さらにこのアッパイン
ナ284上に蓋体235を装着することにより、このロ
アインナ282およびアッパインナ284の各仕切り部
位286、291を介して全てのバッテリ232a乃至
232tが互いに離間した状態で強固に保持されること
になる。これにより、単体として比較的重量の大きなバ
ッテリ232a乃至232tをバッテリボックス230
内に確実かつ強固に固定することが可能になる。
【0046】なお、その他の効果については、前述した
第1の実施例に係る固定構造37と同様であり、その詳
細な説明は省略する。
第1の実施例に係る固定構造37と同様であり、その詳
細な説明は省略する。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る電気自動車用バッテリの固
定構造によれば、以下の効果が得られる。
定構造によれば、以下の効果が得られる。
【0048】複数のバッテリが、インナ部材に設けられ
ている仕切り部位を介して互いに離間した状態で移動不
能に配置されるため、各バッテリがボックス本体内で不
要に移動することがなく確実に固定することができる。
しかも、インナ部材を構成する上側インナを取り外すだ
けで、複数のバッテリを交換する作業等のような種々の
メンテナンス作業が容易かつ効率的に遂行される。
ている仕切り部位を介して互いに離間した状態で移動不
能に配置されるため、各バッテリがボックス本体内で不
要に移動することがなく確実に固定することができる。
しかも、インナ部材を構成する上側インナを取り外すだ
けで、複数のバッテリを交換する作業等のような種々の
メンテナンス作業が容易かつ効率的に遂行される。
【図1】本発明の第1の実施例に係るバッテリの固定構
造を組み込む電気自動車において、アッパフロアを一部
切り欠いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構
成側面図である。
造を組み込む電気自動車において、アッパフロアを一部
切り欠いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構
成側面図である。
【図2】前記電気自動車のフロアを除いた状態を示す概
略平面図である。
略平面図である。
【図3】前記第1の実施例に係るバッテリの固定構造の
分解斜視説明図である。
分解斜視説明図である。
【図4】前記電気自動車を構成するバッテリボックスの
取り付け状態を説明する斜視図である。
取り付け状態を説明する斜視図である。
【図5】前記バッテリボックスを構成するボックス本体
にロアインナを配置した状態の平面図である。
にロアインナを配置した状態の平面図である。
【図6】前記バッテリボックスの縦断側面図である。
【図7】前記バッテリボックスを構成するアッパインナ
の略中央部を車幅方向に切断した一部拡大説明図であ
る。
の略中央部を車幅方向に切断した一部拡大説明図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例に係るバッテリの固定構
造を組み込む電気自動車において、アッパフロアを一部
切り欠いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構
成側面図である。
造を組み込む電気自動車において、アッパフロアを一部
切り欠いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構
成側面図である。
【図9】前記第2実施例に係る電気自動車のフロアを除
いた状態を示す概略平面図である。
いた状態を示す概略平面図である。
【図10】前記第2実施例に係るバッテリの固定構造の
分解斜視説明図である。
分解斜視説明図である。
【図11】前記第2実施例に係るボックス本体にロアイ
ンナを配置した状態の平面図である。
ンナを配置した状態の平面図である。
【図12】前記第2実施例に係るバッテリボックスの縦
断側面図である。
断側面図である。
10…電気自動車 16…車体 18…フレーム部材 30…バッテリボックス 33…インナ部材 34…ボックス本体 35…蓋体 37…固定構造 42…筐体 82…ロアインナ 84…アッパインナ 86、91…仕切り部位 130…モータ 200…電気自動車 208…フレーム部材 230…バッテリボックス 233…インナ部材 234…ボックス本体 235…蓋体 237…固定構造 282…ロアインナ 284…アッパインナ 286、291…仕切り部位 C…チャンバ
Claims (7)
- 【請求項1】電気自動車を駆動するための複数のバッテ
リを集中的に配置させた状態で固定するバッテリの固定
構造であって、 前記複数のバッテリをボックス本体内に収容するための
インナ部材を備え、 前記インナ部材は、全てのバッテリ同士を互いに離間さ
せた状態で移動不能に配置させるための仕切り部位を一
体的に備えることを特徴とする電気自動車用バッテリの
固定構造。 - 【請求項2】請求項1記載の固定構造において、インナ
部材は、複数のバッテリを載置する下側インナを備え、 前記下側インナは、ボックス本体との間に空間を形成す
るための膨出部位を備えることを特徴とする電気自動車
用バッテリの固定構造。 - 【請求項3】請求項1記載の固定構造において、インナ
部材は、複数のバッテリの上部を押圧保持可能な上側イ
ンナを備えることを特徴とする電気自動車用バッテリの
固定構造。 - 【請求項4】請求項3記載の固定構造において、上側イ
ンナは、バッテリの上部との間に所定の空間を形成する
ための凹部を備えることを特徴とする電気自動車用バッ
テリの固定構造。 - 【請求項5】請求項3記載の固定構造において、上側イ
ンナには、水素検出センサが備えられることを特徴とす
る電気自動車用バッテリの固定構造。 - 【請求項6】電気自動車を駆動するための複数のバッテ
リを集中的に配置させた状態で固定するバッテリの固定
構造であって、 前記複数のバッテリを収容するボックス本体と、 前記バッテリ同士を互いに離間させた状態で移動不能に
配置させるための仕切り部位が設けられた下側インナお
よび上側インナを備えるインナ部材と、 前記インナ部材に支持されたバッテリを前記ボックス本
体と一体的に収容保持するための蓋体とを備えることを
特徴とする電気自動車用バッテリの固定構造。 - 【請求項7】請求項6記載の固定構造において、ボック
ス本体および蓋体は、金属系材料で形成され、 インナ部材は、樹脂系材料で形成されることを特徴とす
る電気自動車用バッテリの固定構造。
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JPH05193366A true JPH05193366A (ja) | 1993-08-03 |
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