JP6118203B2 - 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法 - Google Patents

制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6118203B2
JP6118203B2 JP2013152108A JP2013152108A JP6118203B2 JP 6118203 B2 JP6118203 B2 JP 6118203B2 JP 2013152108 A JP2013152108 A JP 2013152108A JP 2013152108 A JP2013152108 A JP 2013152108A JP 6118203 B2 JP6118203 B2 JP 6118203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control rod
cable unit
control
excitation signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013152108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015021907A (ja
Inventor
藤 要 英 須
藤 要 英 須
野 圭 介 高
野 圭 介 高
藤 秋 夫 加
藤 秋 夫 加
原 睦 郎 足
原 睦 郎 足
原 卓 兒 田
原 卓 兒 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013152108A priority Critical patent/JP6118203B2/ja
Publication of JP2015021907A publication Critical patent/JP2015021907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6118203B2 publication Critical patent/JP6118203B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

本発明の実施形態は、制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法に関する。
原子力発電所に採用される制御棒駆動制御システムにおいて、制御棒を駆動するための電磁弁の励磁信号を生成する制御装置が中央制御室に設置される。この制御装置からの励磁信号を電磁弁に伝送する方法として、デイジーチェーン型と2重化スター型の2通りの方法が使用されている。
しかしながら、既存の制御棒駆動システムの更新に際し、例えば、制御棒駆動システムをデイジーチェーン型から2重化スター型に更新する場合は、ケーブルを新たに敷設したり基盤を新たに開発したりする必要が生じ、コスト増になるという問題があった。以下、図4および図5を参照しながら、デイジーチェーン型と2重化スター型の制御棒駆動制御システムについて説明する。
図4は、従来の技術によるデイジーチェーン型の制御棒駆動制御システムの一例を示す概略構成図である。本例の制御棒駆動制御システムは、制御装置101と、現場盤103と、N本(Nは2以上の自然数)の制御棒(図示せず)と1対1対応で設けられる現場ユニット1061〜106Nと、各制御棒を駆動する電磁弁2211〜2214と、現場ユニット1061〜106Nと電磁弁2211〜2214とをそれぞれ接続するケーブル220とを含む。
制御装置101は、電磁弁2211〜2214が制御棒を駆動するために電磁弁2211〜2214を励磁する信号(以下、適宜「励磁信号」という)を生成して現場盤103に送る。
現場盤103は信号処理部104を内蔵する。信号処理部104は、制御装置101とケーブル102で接続されて制御装置101からの励磁信号を受ける。
現場ユニット1061〜106Nは、信号処理部104に対し、ケーブル105を介して数珠つなぎで接続される。現場ユニット1061〜106Nは、ケーブル220を介して電磁弁2211〜2214に接続された送受信部107をそれぞれ内蔵し、送受信部107により励磁信号が送受信部107から電磁弁2211〜2214に送られる。
本例の制御棒駆動制御システムが電磁弁2211〜2214を制御する際の動作は、以下の通りである。
制御装置101から励磁信号が出力され、ケーブル102を通して現場盤103に伝送される。現場盤103の内部に設けられた信号処理部104で励磁信号を受け、現場ユニット1061〜106Nに内蔵された送受信部107へと出力する。送受信部107は制御棒1本に対して1つ設置されており、N本の制御棒の電磁弁を駆動するための励磁信号を出力する信号処理部104に対して、複数の送受信部107が数珠繋ぎに接続されている。送受信部107は、信号処理部104から受けた励磁信号から、自身が担当する制御棒用の励磁信号のみを抽出し、送受信部107内部の接点をON/OFFすることで、制御棒1本を駆動させるために必要な電磁弁へ出力し、これにより4個の電磁弁2211〜2214が駆動する。
図5は、従来の技術による2重化スター型の制御棒駆動制御システムの一例を示す概略構成図である。本例の制御棒駆動制御システムは、2つの制御装置201,202と、2つの制御棒駆動装置205,206と、制御装置201,202と制御棒駆動装置205,206とをそれぞれ接続するケーブル203,204と、電磁弁2121〜2121M(Mは2以上の自然数)とを含む。制御装置201,202は電磁弁2121〜2121Mが制御棒(図示せず)を駆動するための励磁信号を生成して制御棒駆動装置205,206に送る。
制御棒駆動装置205,206は、信号処理部207,208と、送受信部209,210とを含む。信号処理部207,208は、制御装置201,202からそれぞれ送られる励磁信号を処理して送受信部209,210にそれぞれ与える。送受信部209,210は、ケーブル211を介して電磁弁2121〜2121Mに接続され、信号処理部207,208が処理した励磁信号を電磁弁2121〜2121Mに送る。
本例の制御棒駆動制御システムが電磁弁2121〜2121Mを制御する際の動作は、以下の通りである。
制御装置201,202から電磁弁2121〜2121M用の励磁信号が出力され、制御棒駆動装置205,206にケーブル203,204をそれぞれ通して伝送される。制御棒駆動装置205,206の内部に設置された信号処理部207,208で励磁信号を処理し、送受信部209,210内部の接点をON/OFFし、ケーブル211を介して電磁弁2121〜2121Mへと信号が出力されることで、電磁弁2121〜2121Mが駆動する。
2重化スター型の制御棒駆動制御システムは非同期2重化構成となっており、独立した2つの制御装置と制御棒駆動装置を持つ。制御装置はそれぞれ別個に演算を行い、2つの制御装置の演算結果が同じ場合のみ制御棒駆動用電磁弁が動作する。
中央制御室から出力される電磁弁用の励磁信号は、デイジーチェーン型では現場盤103内の信号処理部104から複数の制御棒分の励磁信号が出力され、その信号を受ける送受信部107が数珠つなぎに接続される。励磁信号は個々の送受信部107から制御棒1本を駆動させるために必要な電磁弁4個に出力される(図4参照)。しかし、2重化スター型は、制御棒駆動装置207,208内の送受信部209,210から、直接個々の電磁弁2121〜2121Mに励磁信号が出力されており(図5参照)、励磁信号の伝送方式やケーブル敷設が異なる。
デイジーチェーン型は、電磁弁2211〜221N用の励磁信号を、信号処理部104から電磁弁2211〜221N近くの送受信部107までまとめて接続できることから、送受信部209,210から個々の電磁弁2211〜221Mに直接接続しなければならない2重化スター型に比べてケーブル敷設工事物量の面で優れる。これに対して2重化スター型は非同期2重化構成となっており、デイジーチェーン型に比べて稼働率の面で優れる。
このように、デイジーチェーン型と2重化スター型のいずれについてメリット・デメリットがあるため、制御棒駆動制御システムにおいて両方の利点を持った新しい構成が望まれている。
特開平11−194191号公報
本発明が解決しようとする課題は、デイジーチェーン型と2重化スター型の双方の利点を有する制御棒駆動制御システム、およびこれに使用されるケーブルユニットを低コストで提供し、また、2重化スター型制御棒駆動制御システムの構成要素を流用してデイジーチェーン型制御棒駆動制御システムを低コストで更新する方法を提供することである。
実施形態の制御棒駆動制御システムは、制御装置と、制御棒を駆動するための電磁弁と、制御棒駆動装置と、ケーブルユニットとを持つ。前記制御棒駆動装置は、前記制御装置からの信号を受けて前記電磁弁を駆動するための励磁信号を生成する。前記ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置と前記電磁弁との間で各制御棒に対応付けて設けられる。各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から直接または前段のケーブルユニットを介して入力される励磁信号のうち、自身のケーブルユニットに直接接続される前記電磁弁のための励磁信号を伝送する第1の配線を持つ。最後段以外の各ケーブルユニットは、他の励磁信号を後段のケーブルユニットに出力するための第2の配線を持つ。
本発明によれば、デイジーチェーン型と2重化スター型の双方の利点を有する制御棒駆動制御システム、およびこれに使用されるケーブルユニットが低コストで提供され、また、2重化スター型制御棒駆動制御システムの構成要素を流用してデイジーチェーン型制御棒駆動制御システムを低コストで更新する方法が提供される。
実施形態1による制御棒駆動制御システムの概略構成を示すブロック図。 実施例1によるケーブルユニットの概略構成図。 実施例2によるケーブルユニットの概略構成図。 従来の技術によるデイジーチェーン型の制御棒駆動制御システムの一例の説明図。 従来の技術による2重化スター型の制御棒駆動制御システムの一例の説明図。
以下、実施形態のいくつかについて図面を参照しながら説明する。図面において、同一の部分には同一の参照番号を付し、その重複説明は適宜省略する。
(1)ケーブルユニットおよび制御棒駆動制御システム
(a)装置構成
図1は、実施の一形態による制御棒駆動制御システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の制御棒駆動制御システムは、2つの制御装置201,202と、2つの制御棒駆動装置205,206と、N(Nは2以上の自然数)本の制御棒(図示せず)と一対一で対応するケーブルユニット2151,2152,…,215Nと、電磁弁2211〜2214と、を含む。
制御装置201,202は、電磁弁2211〜2214を駆動するための励磁信号を生成する。
制御棒駆動装置205,206は、信号処理部207,208、および送受信部209,210をそれぞれ含む。信号処理部207,208は、ケーブル203,204を介して制御装置201,202にそれぞれ接続され、各制御装置から励磁信号を与えられて処理し、送受信部209,210に送る。送受信部209,210は、ケーブル213を介して直列に接続される。
図5との対比により明らかなように、制御装置201,202、制御棒駆動装置205,206、並びに、制御棒駆動装置205,206内部の信号処理部207,208および送受信部209,210は、2重化スター型の仕様が適用される。
ケーブルユニット2151,2152,…,215Nは、送受信部209,210に対して数珠つなぎに接続される。より具体的には、ケーブルユニット2151がケーブル214により送受信部209,210と接続され、ケーブルユニット2151,2152,…,215Nがケーブル2231,2232,223(N−1)により順次に相互接続される。これにより、ケーブルユニット2151,2152,…,215Nは、電磁弁2211〜2214を駆動するための励磁信号を送受信部209,210から与えられる。
ケーブルユニット2151,2152,…,215Nは、それぞれユニット筐体222と、信号入力コネクタ216と、信号出力コネクタ217と、電磁弁コネクタ218と、送受信部帰還コネクタ219とを含む。
ケーブルユニット2151については、信号入力コネクタ216が送受信部209,210からケーブル214を介して励磁信号を受け、電磁弁コネクタ218がケーブル220を介して電磁弁2211〜2214に励磁信号を出力する。他のケーブルユニット2152,…,215Nについては、前段の信号出力コネクタ217がケーブル2231,…,223(N−1)を介して数珠つなぎになった後段のケーブルユニットの信号入力コネクタ216に励磁信号を出力するので、先行する前段のケーブルユニット2151,…,215(N−1)、ケーブル2231,2232,223(N−1)、およびケーブル214をそれぞれ介して送受信部209,210から励磁信号を受け、それぞれ自身に直接接続された電磁弁2211〜2214に励磁信号を出力する。
送受信部帰還コネクタ219はケーブル224,213を介して送受信部209,210と接続し、励磁信号を送受信部へと戻す。
電磁弁2211〜2214は、ケーブル220を介して電磁弁コネクタ218に接続され、それぞれ、ケーブルユニット2151,2152,…,215Nから出力される励磁信号を受けて制御棒を駆動する。
このように、制御装置201,202、制御棒駆動装置205,206から見ると、本実施形態は、デイジーチェーン型の制御棒駆動制御システムを構成する。
(b)動作
本実施形態の制御棒駆動制御システムの動作について説明する。
制御装置201,202から電磁弁の励磁信号が出力されると、ケーブル203,204を介して制御棒駆動装置205,206の信号処理部207,208が処理し、送受信部209,210に与える。送受信部209,210は、ケーブル213を介して互いに直列接続されており、2つの制御装置201,202の演算結果が同じ場合にのみ送受信部209,210から励磁信号がケーブル214を介してケーブルユニット2151に励磁信号が出力される。
送受信部209,210は、電磁弁2211〜2214を駆動するための励磁信号の全てをケーブルユニット2151に送る。全ての励磁信号を受けたケーブルユニット2151は、自身が担当する制御棒1本分の4つの電磁弁2211〜2214に対する励磁信号を電磁弁コネクタ218から出力し、それ以外の励磁信号は信号出力コネクタ217から数珠つなぎに接続された後段のケーブルユニット2152へ出力する。前段のケーブルユニット2151で処理された励磁信号を除く他の励磁信号を信号入力コネクタ216から受けたケーブルユニット2152は、自身が担当する制御棒1本分の4つの電磁弁2211〜2214に対する励磁信号を電磁弁コネクタ218から出力し、それ以外の励磁信号を信号出力コネクタ217から数珠つなぎに接続された後段のケーブルユニット2153へ出力する。ケーブルユニット2152から後段のケーブルユニット2153,…,215Nについても同様の動作が行われる。
電磁弁2211〜2214を駆動させた励磁信号は電磁弁コネクタ218からケーブルユニット2151に戻り、送受信部帰還コネクタ219からケーブル224を介して送受信部209,210へ戻る。他のケーブルユニット2152,…,215Nについても同様の動作を行う。これにより、送受信部209,210からの複数制御棒分の励磁信号を接続された全てのケーブルユニット2151,2152,…,215Nに伝送し、電磁弁2211〜2214が有効な状態となる。
なお、最後の段のケーブルユニット215Nについては、自身のケーブルユニット215Nに接続される電磁弁2211〜2214のための励磁信号だけが信号入力コネクタ216から入力され、他の励磁信号は入力されない。
本実施形態の制御棒駆動制御システムによれば、制御装置および制御棒駆動装置は2重化スター型で構成されるため、不適切な励磁信号が電磁弁に供給されることを未然に防ぐことができる上、ケーブルユニットと電磁弁についてはデイジーチェーン型で制御棒駆動装置に接続されるので、ケーブル敷設工事量を下げることができ、低コストのシステムが提供される。
(c)ケーブルユニットの実施例1
図2は、実施例1によるケーブルユニットの概略構成図である。
本実施例のケーブルユニット3151,3152,…,315Nは、図1に示した、ユニット筐体222、信号入力コネクタ216、信号出力コネクタ217、電磁弁コネクタ218、および送受信部帰還コネクタ219に加え、内部配線225,226,227,228を含む。
内部配線225は、信号入力コネクタ216から電磁弁コネクタ218に接続され、内部配線228は電磁弁コネクタ218から送受信部帰還コネクタ219に接続される。その他の内部配線226,227は、信号入力コネクタ216から信号出力コネクタ217に接続される。
信号入力コネクタ216と信号出力コネクタ217のピン数は同じであり、本実施例において、信号入力コネクタ216のピンに対応する信号は、図2の紙面上方、すなわち送受信部帰還コネクタ219から見て、自身のケーブルユニット3151の励磁信号、次の段(後段)のケーブルユニット3152の励磁信号、次の次の段(後段のさらに後段)のケーブルユニット3153の励磁信号・・・となるように、各ケーブルユニットが担当する電磁弁の励磁信号が先頭のピンから連番で割り当てられる。
また、信号出力コネクタ217のピンに対応する信号は、送受信部帰還コネクタ219から見て、次の段(後段)のケーブルユニット3152の励磁信号、次の次の段(後段のさらに後段)のケーブルユニット3153の励磁信号・・・と、自身のケーブルユニットで電磁弁コネクタ218に接続される信号を除いて、後段の各ケーブルユニットが担当する電磁弁の励磁信号が先頭のピンから連番で割り当てられる。信号出力コネクタ217から出力される励磁信号は、どのケーブルユニットについても前段の信号出力コネクタ217の割り当て順と同じ順番のピンの信号入力コネクタ216から入力される。
なお、最後の段のケーブルユニット315Nについては、自身のケーブルユニット315Nに接続される電磁弁2211〜2214のための励磁信号だけが信号入力コネクタ216から入力され、内部配線225を介して自身が担当する制御棒を駆動する電磁弁2211〜2214に供給され、他の励磁信号は入力されない。
図2に示すケーブルユニットの動作は以下の通りである。
制御棒駆動装置205,206の送受信部209,210から出力される励磁信号がケーブルユニット3151の信号入力コネクタ216から入力すると、そのケーブルユニット3151に直接接続された電磁弁2211〜2214の励磁信号については内部配線225により、信号入力コネクタ216から電磁弁出力コネクタ218に接続され、電磁弁出力コネクタ218から励磁信号が出力されることで電磁弁2211〜2214を駆動させる。
直接接続された電磁弁2211〜2214を駆動させた励磁信号は電磁弁コネクタ218からケーブルユニット3151に戻り、内部配線228により送受信部帰還コネクタ219に接続され、送受信部帰還コネクタ219から送受信部209,210へ戻る。
ケーブルユニット3151の担当ではない電磁弁用の励磁信号については内部配線226,227によって信号入力コネクタ216から信号出力コネクタ217に接続させるが、信号入力コネクタ216に対して信号出力コネクタ217に接続される信号は、電磁弁出力コネクタ218に接続された数だけ減る。この減った分を繰り上げて、内部配線226,227は信号出力コネクタ217に接続する。この時、信号出力コネクタピンの先頭には、次のケーブルユニット3152の担当する電磁弁2211〜2214の励磁信号を伝送する内部配線226が連番で接続される。ケーブルユニット3151の信号出力コネクタ217は、送受信部209,210に対して数珠つなぎになった次のケーブルユニット3152の信号入力コネクタ216にケーブル223を介して接続される。次のケーブルユニット3152でもケーブルユニット3151と同様の内部配線とすることで、全てのケーブルユニットの内部配線を共通化することが可能となる。
本実施例において、内部配線225は例えば第1の配線に対応し、内部配線226,227は例えば第2の配線に対応する。
このように、本実施例によれば、制御棒駆動制御システムにおいて制御棒の本数だけ使用されるケーブルユニットについて、内部配線及びケーブルユニット間のケーブルを共通化することができる。
なお、本実施例においては、説明を平易にするためケーブルユニットが3個設けられた場合(N=3)を取り挙げて説明したが、これに限ることなく4個以上のケーブルユニットが接続される場合にも適用可能であることは勿論である。
(d)ケーブルユニットの実施例2
図3は、実施例2によるケーブルユニットの概略構成図である。
本実施例のケーブルユニット4151,4152,…,415Nは、前述した実施例1(図2参照)の構成に加え、出力信号コネクタ217に接続された内部配線230と、内部配線225および230に接続された信号切替部231と、配線233を介して信号切替部231に接続された信号切替用スイッチ232とをさらに含む。信号切替部231は、電磁弁2211〜2214への接続を内部配線225と内部配線230との間で切り替える。信号切替部231は本実施形態において例えば切替部に対応し、信号切替用スイッチ232は、ケーブルユニット筐体222の外側に設置される。信号切替用スイッチ232は本実施形態において例えば切替スイッチに対応する。
本実施例のケーブルユニット3151,3152,…,415Nにおいて、オペレータが信号切替用スイッチ232を押すことにより、信号切替部231が動作し、電磁弁2211〜2214に接続される内部配線が内部配線225から内部配線230に切り替わる。これにより、送受信部209,210(図1参照)からの励磁信号は電磁弁2211〜2214に出力されず電磁弁2211〜2214は駆動しない。この時、内部配線230が接続する信号出力コネクタ217のピンと、送受信部帰還コネクタ219のピンとの間に、電気的特性測定用テスター234を接続することで、電磁弁2211〜2214の電気的特性(インピーダンス、インダクタンス等)の測定が可能になる。
本実施例のケーブルユニットによれば、制御棒駆動用の電磁弁の抵抗測定を容易に行うことができ、測定された電気的特性から電磁弁の故障診断、劣化診断等が可能になる。
本実施例において、内部配線230は例えば第3の配線に対応する。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のケーブルユニットによれば、送受信部からの励磁信号を一旦受け取り、自身に直接接続された電磁弁用の励磁信号を抽出した後に、他の励磁信号を後段のケーブルユニットに順次伝送するので、新たな基盤を用いることなく簡易な構成でデイジーチェーン型と2重化スター型の双方の利点を有する制御棒駆動制御システムを構築することが可能になる。
(2)制御棒駆動制御システムの更新方法
上述した実施形態のケーブルユニットを用いることにより、デイジーチェーン型制御棒駆動制御システムを低コストで更新することが可能になる。
すなわち、図1と図4および5との対比により明らかなように、既存のデイジーチェーン型制御棒駆動制御システムに対し、例えば図4に示した制御装置101、ケーブル102および現場盤103に代えて、例えば図5に示した2重スター型の、2つの制御装置201,202、2本のケーブル203,204、2つの制御棒駆動装置205,206を流用して取り付け、さらに、図4の現場ユニット107に代えて、例えば図1に示すケーブルユニット2151,2152,…,215Nをケーブル220に接続するように設置すれば、図1に示す制御棒駆動制御システムを提供することができる。
本実施形態の制御棒駆動制御システムの更新方法によれば、現場ユニットに代えて上述したケーブルユニットを新たに設置するので、各ケーブルユニットから電磁弁4つに対してケーブルを敷設する構成は既存設備のものをそのまま利用することができる。これにより、2重化スター型にそっくり交換する場合に比較してケーブル敷設工事量を大幅に下げることができ、低コストでデイジーチェーン型と2重化スター型の双方の利点を有する制御棒駆動制御システムに更新することができる。
なお、上述した説明では、4個の電磁弁2211〜2214を駆動する場合を取り挙げて説明したが、これに限ることは決して無く、複数であれば、2個、3個、または5個以上の電磁弁を駆動する場合にも本発明が適用できることは勿論である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
103…現場盤、201,202…制御装置、205,206…制御棒駆動装置、216…信号入力コネクタ、217…信号出力コネクタ、225…内部配線(第1の配線),226,227,228…内部配線(第2の配線)、230…内部配線(第3の配線)、231…切替部、232…信号切替用スイッチ、1061〜106N…現場ユニット、2151〜215N,3151〜315N,4151,4152,…,415N…ケーブルユニット、2211〜2214…電磁弁。

Claims (5)

  1. 複数の制御棒をそれぞれ駆動する電磁弁と、
    前記電磁弁が前記制御棒を駆動するための励磁信号を生成する制御装置と、
    前記制御装置からの前記励磁信号を処理して出力する制御棒駆動装置と、
    前記制御棒駆動装置と前記電磁弁との間で各制御棒に対応付けて設けられ、前記制御棒駆動装置からの前記励磁信号を前記電磁弁に伝送する複数のケーブルユニットと、
    を備え、
    各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から直接または前段のケーブルユニットを介して入力される励磁信号のうち、自身のケーブルユニットに直接接続される前記電磁弁のための励磁信号を伝送する第1の配線を含み、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、他の励磁信号を後段のケーブルユニットに出力するための第2の配線をさらに含
    各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から前記励磁信号が入力される信号入力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線の本数は、自身のケーブルユニットと前記制御棒駆動装置との間に介在するケーブルユニットの個数に応じて低減し、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、前記他の励磁信号が出力される信号出力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線は、前記低減した分に対応するピン数だけ繰り上げて前記信号入力コネクタを前記信号出力コネクタに接続する、
    ことを特徴とする制御棒駆動制御システム。
  2. 前記ケーブルユニットは、
    前記電磁弁の電気的特性を測定するための測定信号が入力される第3の配線と、
    前記第1の配線と前記第3の配線との切替部と、
    前記励磁信号と前記測定信号とを切り替える切替スイッチと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の制御棒駆動制御システム。
  3. 前記制御装置および前記制御棒駆動装置は、それぞれ2台設けられ、
    前記制御棒駆動装置はケーブルを介して直列接続され、2台の前記制御装置の演算結果が同じ場合にのみ前記励磁信号が出力される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御棒駆動制御システム。
  4. 複数の制御棒をそれぞれ駆動する電磁弁と、前記電磁弁が前記制御棒を駆動するための励磁信号を生成する制御装置と、前記制御装置からの前記励磁信号を処理して出力する制御棒駆動装置と、を備える制御棒駆動制御システムにおいて前記制御棒駆動装置と前記電磁弁との間で各制御棒に対応付けて設けられるケーブルユニットであって、
    前記制御棒駆動装置から直接または前段のケーブルユニットを介して入力される励磁信号のうち、自身のケーブルユニットに直接接続される前記電磁弁のための励磁信号を伝送する第1の配線を含み、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、他の励磁信号を後段のケーブルユニットに出力するための第2の配線をさらに含
    各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から前記励磁信号が入力される信号入力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線の本数は、自身のケーブルユニットと前記制御棒駆動装置との間に介在するケーブルユニットの個数に応じて低減し、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、前記他の励磁信号が出力される信号出力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線は、前記低減した分に対応するピン数だけ繰り上げて前記信号入力コネクタを前記信号出力コネクタに接続する、
    ことを特徴とするケーブルユニット。
  5. 複数の制御棒をそれぞれ駆動する電磁弁と、前記電磁弁が前記制御棒を駆動するための励磁信号を生成する第1の制御装置と、前記第1の制御装置からの前記励磁信号を処理して出力する現場盤と、前記現場盤に対して数珠つなぎに接続され、前記現場盤と前記電磁弁との間で各制御棒に対応付けて設けられ、自身に直接接続される前記電磁弁のための励磁信号を伝送する現場ユニットと、を備えるデイジーチェーン型制御棒駆動制御システムを更新する方法であって、
    前記第1の制御装置と前記現場盤に代えて、2台の第2の制御装置と、該第2の制御装置にそれぞれ接続され前記第2の制御装置からの前記励磁信号を処理して出力する2台の制御棒駆動装置を取り付ける工程と、
    各現場ユニットに代えて、ケーブルユニットを各制御棒に対応付けて設置する工程と、 を備え、
    各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から直接または前段のケーブルユニットを介して入力される励磁信号のうち、自身のケーブルユニットに直接接続される前記電磁弁のための励磁信号を伝送する第1の配線を含み、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、他の励磁信号を後段のケーブルユニットに出力するための第2の配線をさらに含
    各ケーブルユニットは、前記制御棒駆動装置から前記励磁信号が入力される信号入力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線の本数は、自身のケーブルユニットと前記制御棒駆動装置との間に介在するケーブルユニットの個数に応じて低減し、
    最後段以外の各ケーブルユニットは、前記他の励磁信号が出力される信号出力コネクタをさらに含み、
    前記第2の配線は、前記低減した分に対応するピン数だけ繰り上げて前記信号入力コネクタを前記信号出力コネクタに接続する、
    ことを特徴とする制御棒駆動制御システムの更新方法。
JP2013152108A 2013-07-22 2013-07-22 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法 Active JP6118203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013152108A JP6118203B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013152108A JP6118203B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015021907A JP2015021907A (ja) 2015-02-02
JP6118203B2 true JP6118203B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=52486468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013152108A Active JP6118203B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6118203B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660397A (en) * 1979-10-24 1981-05-25 Tokyo Shibaura Electric Co Device for selectively driving control rod
JPS57172288A (en) * 1981-04-17 1982-10-23 Hitachi Ltd Control rod drive mechanism
FR2625830B1 (fr) * 1988-01-13 1990-05-04 Framatome Sa Procede de renovation de la commande des grappes de controle d'un reacteur nucleaire et commande correspondante
JP5193648B2 (ja) * 2008-03-27 2013-05-08 株式会社東芝 制御棒駆動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015021907A (ja) 2015-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10248606B2 (en) I/O module
CN104777772A (zh) 仪表化系统及其维护方法
JP6118203B2 (ja) 制御棒駆動制御システム、ケーブルユニット、および制御棒駆動制御システムの更新方法
JP5432364B1 (ja) 電子連動システム
KR20160121015A (ko) 생산 공정 관리 시스템
KR20140024217A (ko) 솔레노이드 밸브 제어장치
JP2010047101A (ja) 試験作業効率を上げた鉄道保安システム
KR102548604B1 (ko) 디지털 지시계 교정용 인터페이스 장치
KR200484231Y1 (ko) 원격소장치의 결선 오류 검출 장치 및 이를 포함하는 감시 제어 데이터 수집 시스템
WO2016157514A1 (ja) 制御盤および制御盤の更新方法
JP5233468B2 (ja) プログラマブルコントローラとプログラマブルコントローラの増設および更新方法
JP2015219033A (ja) 制御棒操作監視システムおよび制御棒個別制御部ならびに制御棒操作監視システムの試験方法
KR102317058B1 (ko) 모션 센서 네트워크 시스템
US20120065922A1 (en) Simulating an umbilical
KR100989640B1 (ko) 삼중화시스템의 입출력모듈 진단장치
TWI749976B (zh) 電源設備的控制方法
JP2009060225A (ja) Rf回線切り替え回路
JPH02141198A (ja) 電子連動装置
JP6058568B2 (ja) 端子台及びこの端子台を用いた外部制御装置の交換方法
JP2690001B2 (ja) アクチュエータモジュールの一括制御装置
JP2012059038A (ja) 制御システムの並行運転手段
KR100758778B1 (ko) 이중 구조의 전력선 인가/절환 기능 구비한 전력선 통신원격 밸브 시스템
KR20160016427A (ko) 분산제어 방식의 공연 무대기기 제어장치
JP4656963B2 (ja) 集中監視制御システムの試験方法
JP2008057869A (ja) 空気調和機の配線処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170324

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6118203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151