JP6117502B2 - 物体検知装置、メカトロニクス装置および物体検知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光を利用して物体の有無を検知する技術に関する。
物体の有無を検知する装置(物体検知装置)として、光を利用する装置がある。この物体検知装置では、例えば、図8に示されるように、発光部50と受光部51が互いに間隙を介して対向配置している(例えば特許文献1参照)。このような物体検知装置では、発光部50と受光部51との間の間隙に物体52が入り込むと、当該物体52が発光部50から出射された光を遮るので、受光部51では発光部50からの光を受光できなくなる。受光部51は、例えば、フォトダイオードにより構成される。上記のように、物体52による遮光によって受光部51での受光量が低下すると、受光部51から出力されるセンサ出力(電流)が低下する。この受光部51からのセンサ出力の低減により物体52の存在を検知することができる。
特開2004−214462号公報
図8に示される構成では、複数の発光部50と、複数の受光部51とが同じ数ずつ必要になる。ところで、各種装置において、構造の簡素化および製造工程の簡略化が要求されており、この要求に応えるために、部品点数の低減が望まれている。
本発明は上記課題を解決するために考え出された。すなわち、本発明の主な目的は、部品点数を低減できる物体検知装置、メカトロニクス装置および物体検知方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。すなわち、
本発明の物体検知装置は、
互いに異なる波長の光をそれぞれ出射する複数の光出射部と、
前記各光出射部に間隙を介して対向する位置に配設される光入射部と、
前記各光入射部に入射した光を共通の受光部位に導く受光側導光路と、
前記受光部位に位置し前記各光出射部から出射する光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する受光素子と、
を有し、
前記受光素子から出力する電流に基づいて前記光出射部と前記光入射部との間の間隙における物体の有無を検知する。
本発明のメカトロニクス装置は、
物体を搬送する搬送装置と、
当該搬送装置により搬送される物体の有無を検知する物体検知装置と
を有し、
前記物体検知装置として、上記本発明の物体検知装置を備えている。
本発明の物体検知方法は、
互いに異なる波長の光を複数の光出射部から出射し、
前記各光出射部に間隙を介して対向する位置に光入射部を配設し、
前記各光入射部に入射した光を共通の受光部位に導く受光側導光路を設け、
前記各光出射部から出射する光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する受光素子を前記受光部位に配置し、
前記受光素子から出力する電流に基づいて前記光出射部と前記光入射部との間の間隙における物体の有無を検知する。
本発明によれば、装置の部品点数を低減できる。
本発明に係る第1実施形態の物体検知装置の構成を模式的に示す図である。 物体検知装置を備えるメカトロニクス装置の一例を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の物体検知装置の構成を模式的に示す図である。 受光素子の光電変換効率特性の一例を表すグラフである。 受光素子の光電変換効率特性の別の例を表すグラフである。 第2実施形態の物体検知装置を構成する二値化回路の処理例を説明する波形図である。 本発明に係る第3実施形態の物体検知装置の構成を模式的に示す図である。 発光素子を利用して物体の有無を検知する仕組みを説明する図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態の物体検知装置の構成を模式的に表す図である。第1実施形態の物体検知装置1は、複数(図1の例では3個)の光出射部2と、複数(図1の例では3個)の光入射部3と、受光側導光路4と、受光素子5とを有している。各光出射部2は、互いに異なる波長の光を出射する。各光入射部3は、対応する光出射部2に間隙を介して対向する位置に配置されている。当該各光入射部3は、例えば、受光側導光路4の入口である。
受光側導光路4は、光入射部3に入射した光を共通の受光部位Zに導く導光路である。受光素子5は、受光部位Zにおいて、受光側導光路4から出射した光を受光できるように設置されている。当該受光素子5は、各光出射部2から出射する光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する機能を備えている。換言すれば、この第1実施形態では、受光素子5は、複数の光出射部2に共通に対応する受光素子である。
この物体検知装置1では、光出射部2と光入射部3との間の間隙に物体7が入り込むと、光出射部2から光入射部3に向かう光が物体7によって遮られるので、光入射部3および受光側導光路4を通って受光素子5に至る光量が減少する。この光量の減少は、受光素子5から出力される電流量の減少として現れる。これにより、受光素子5の出力電流量に基づいて、光出射部2と光入射部3との間における物体7の有無を検知することができる。
この第1実施形態の物体検知装置1は、受光側導光路4と、複数の波長の光に対応できる受光素子5とを利用することによって、各光出射部2に一対一に対応する受光素子を設けなくて済むという効果を得ることができる。すなわち、この第1実施形態の物体検知装置1は、部品点数(受光素子の設置数)を削減することができるという効果を得ることができる。また、受光素子を削減できることから、物体検知装置1は、その削減できる受光素子が使用する電力分、消費電力を低減できる。さらに、物体検知装置1は、上記のように部品点数を削減できることから、価格低下を図ることができる。
このような物体検知装置1は、図2に示されるように、メカトロニクス装置10に組み込むことができる。すなわち、メカトロニクス装置10は、搬送装置11と、物体検知装置1とを有している。搬送装置11は、物体を搬送する装置である。物体検知装置1は、その搬送装置11によって搬送される物体の有無を検知する装置として機能する。このメカトロニクス装置10は、物体検知装置1を備えているので、物体検知装置1が得られる上記効果を得ることができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
図3は、本発明に係る第2実施形態の物体検知装置の構成を模式的に示す図である。この第2実施形態の物体検知装置20は、複数の発光素子21(21B,21G,21R)と、受光側導光路22と、受光素子23と、電流−電圧変換回路24と、二値化回路25とを有している。
発光素子21は光出射部を構成する光源であり、例えば、発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))により構成されている。図3の例では、3種の発光素子21B,21G,21Rが設けられており、これら発光素子21B,21G,21Rは、互いに異なる波長の光を発光する。具体的には、発光素子21Bは、青色の光(例えば波長が約450nmである光)を発光する。発光素子21Gは、緑色の光(例えば波長が約520nmである光)を発光する。発光素子21Rは、赤色の光(例えば波長が約660nmである光)を発光する。
このような各発光素子21B,21G,21Rにおける発光部分に間隙を介して対向する位置に、光入射部27が配置されている。この第2実施形態では、光入射部27は、受光側導光路22における光の入口である。つまり、この第2実施形態では、発光素子21(21B,21G,21R)から発せられた光は、発光素子21と光入射部27との間の間隙を通り、光入射部27から受光側導光路22に入射する。
受光側導光路22は、複数の入口(光入射部)27に対して一つの出口28を備えている。当該受光側導光路22は、各光入射部27から入射した光を共通の出口28に向けて導く構成を有している。例えば、受光側導光路22は、光ファイバとプリズムと導光板と鏡とのうちの少なくも一つを有して構成されている。
受光素子23は、受光側導光路22の出口28から出射した光を受光できるように設置されている。当該受光素子23は、光を電気に変換する機能を持つ素子である。この第2実施形態では、受光素子23は、光出射部である発光素子21(21B,21G,21R)から発光される光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する機能を備えている。例えば、受光素子23は、発光素子21Bにおける青色光の波長を持つ光を受光することにより、電流を出力するフォトダイオードを有する。また、受光素子23は、発光素子21Gにおける緑色光の波長を持つ光を受光することにより、電流を出力するフォトダイオードを有する。さらに、受光素子23は、発光素子21Rにおける赤色光の波長を持つ光を受光することにより、電流を出力するフォトダイオードを有する。受光素子23は、それら各フォトダイオードによる電流を出力する複数の端子を備えている。
図4は、受光素子23における受光した光の波長と光電変換効率(受光感度)との関係例を示すグラフである。なお、光電変換効率は、受光した光量(パワー)に対する受光素子からの出力電流量の比により表される。つまり、受光光量をP[W]とし、出力電流量をI[A]とし、光電変換効率をK[A/W]とすると、光電変換効率Kは、K=I÷Pにより表すことができる。
図4において、青色光(波長約450nm)に対する受光素子23の光電変換効率は、鎖線Bにより表されている。緑色光(波長約520nm)に対する受光素子23の光電変換効率は、実線Gにより表されている。赤色光(波長約660nm)に対する受光素子23の光電変換効率は、点線Rにより表されている。この図3から分かるように、受光素子23は、発光素子21(21B,21G,21R)から発せられた光(青色光、緑色光、赤色光)を受光した場合に、その光の波長に対応する光電変換効率に基づいて、受光した光に応じた電流(アナログ)を出力する。
電流−電圧変換回路24は、受光素子23から出力された各色光に対応するアナログ電流をアナログ電圧に変換する回路構成を有する。二値化回路25は、電流−電圧変換回路24から出力された各色光に対応するアナログ電圧(アナログ信号)を閾値Sを利用して二値化することによって、各色光に対応するデジタル信号をそれぞれ生成する回路構成を有している。例えば、受光素子23が図4に示すような光電変換効率を持つ場合には、図4に示される範囲Hに対応する受光素子23の出力電流が電流−電圧変換回路24によって電圧に変換された後の電圧レベル範囲内で閾値Sが設定される。二値化回路25は、その閾値Sの電圧レベルの電圧を発生する回路(閾値発生回路)を有している。
二値化回路25は、具体的には、例えば、図6に示されるように、入力電圧Aが入力した場合には、閾値Sを利用して生成した出力電圧Dを出力する。つまり、二値化回路25は、入力電圧Aの電圧レベルが閾値S以上である場合にはHレベルの電圧を出力し、入力電圧Aの電圧レベルが閾値S未満である場合にはLレベルの電圧を出力する。
このような二値化回路25の出力電圧(デジタル信号)に基づいて、発光素子21と光入射部27(受光側導光路22の入口)との間の間隙における物体30の有無が検知される。すなわち、発光素子21(21B,21G,21R)と、当該発光素子21に対応する光入射部27との間に物体30が無い場合には、発光素子21の光は、光入射部27と受光側導光路22を通って受光素子23で受光される。この場合には、二値化回路25は、発光素子21B,21G,21Rの各色の光に対応するHレベルの信号を出力する。これに対して、例えば、発光素子21(21B,21G,21R)と、当該発光素子21に対応する光入射部27との間に物体30が有ることにより、発光素子21B,21G,21Rのうちの一以上の光を受光素子23が受光できない場合がある。この場合には、二値化回路25は、発光素子21B,21G,21Rの各色の光に対応する信号のうち、受光できなかった色の光に対応する信号に関してはLレベルの信号を出力する。このような信号に基づいて、物体30が発光素子21と光入射部27との間の間隙に存在することと、物体30の存在する位置とを検知することが可能である。
この第2実施形態の物体検知装置20においても、第1実施形態と同様に、複数の発光素子21に対して共通の受光素子23を設ける構成とすることができる。これにより、第2実施形態の物体検知装置20は、発光素子と同じ個数の受光素子を設置しなければならない場合に比べて、物体検知装置の部品点数を削減することができる。また、物体検知装置20は、物体検知装置20の消費電力を削減することができる。さらにまた、物体検知装置20は、価格低下を図ることができる。
このような物体検知装置20は、例えば、搬送装置を備えるメカトロニクス装置に組み込むことができる。例えば、そのようなメカトロニクス装置としては、プリンタや現金自動預け払い機(ATM(Automated Teller Machine))等を挙げることができる。プリンタは、印刷用紙を搬送する搬送装置を備える。当該搬送装置により搬送される印刷用紙の有無を検知する物体検知装置がプリンタには設けられており、当該物体検知装置として第2実施形態の物体検知装置をプリンタに組み込むことができる。また、現金自動預け払い機は、キャッシュカード(磁気カードやIC(Integrated Circuit))カード)を搬送する搬送装置を備えている。その搬送装置により搬送されるキャッシュカードの有無を検知する物体検知装置として第2実施形態の物体検知装置20を現金自動預け払い機に設けることができる。
なお、前述した説明では、二値化回路25は、一つの閾値Sを利用している例を示している。これに代えて、二値化回路25は、複数の閾値Sを利用してもよい。すなわち、例えば、図5のグラフに示されるように、受光素子23によっては、各色の光に対する光電変換効率(受光感度)に大きな差がある場合がある。このような場合に、同じ閾値Sに基づいて、各色の光に対する信号の二値化処理を行うと、不具合が生じる場合がある。例えば、青色光に対応する信号の二値化処理に利用する閾値Sとして、図5に示されるような効率範囲Wに対応する電圧レベルが適切であるとする。この場合に、その範囲内に対応する電圧レベル範囲内で閾値Sを設定したとする。この場合には、赤色光に対応する電流−電圧変換回路24から出力される電圧のレベルは、受光素子23における受光の有無に関係無く、閾値Sよりも低いレベルとなる。つまり、この場合には、二値化回路25は、常に、Lレベルの信号を出力することとなる。これにより、物体検知装置20には、正確な物体検知ができないという問題が発生する。
このような問題の発生を回避することをも考慮して、二値化回路25は、複数の閾値Sを利用して、二値化処理を行う構成であってもよい。例えば、青色光に対する閾値Sは、図5に示されるような効率範囲Wに対応する電圧レベル範囲内で設定される。また、緑色光に対する閾値Sは、効率範囲Wに対応する電圧レベル範囲内で設定される。さらに、赤色光に対する閾値Sは、効率範囲Wに対応する電圧レベル範囲内で設定される。
また、上記のように、各色の光のそれぞれに個別に閾値を設定するのではなく、例えば、青色光と緑色光には共通の閾値が設定されていてもよい。
上記のように、複数の閾値Sを利用する場合には、二値化回路25には、各閾値Sを発生する複数の閾値発生回路が備えられる。
前記したように、各色の光にそれぞれ閾値Sを設定する場合には、複数色の光に共通の閾値Sを設定する場合よりも制約が少なくなることから、閾値Sの設定が容易となる。
(第3実施形態)
以下に、本発明に係る第3実施形態を説明する。なお、この第3実施形態の説明において、第2実施形態の物体検知装置と同様な構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図7は、本発明に係る第3実施形態の物体検知装置の構成を模式的に示す図である。この第3実施形態の物体検知装置33は、第2実施形態で述べている複数の発光素子21(21B,21G,21R)に代えて、光源である発光素子35と、発光側導光路36と、複数のフィルタ37(37B,37G,37R)とを有している。
発光素子35は、複数色の波長の光を含む白色光を発光する素子であり、例えば、発光ダイオード(LED)により構成されている。この第3実施形態では、発光素子35は、第2実施形態において述べているような青色と緑色と赤色の三色の波長(約450nm、約520nm、約660nm)を少なくとも含む光を発光する。
発光側導光路36は、入口38に入射した光を複数の出口39(39B,39G,39R)に導く光路である。当該発光側導光路36は、例えば、光ファイバとプリズムと導光板と鏡とのうちの少なくとも一つを有して構成されている。この第3実施形態では、発光側導光路36の入口38は、発光素子35から発せられた光を受ける位置に配置されている。また、発光側導光路36の複数の出口39は、それぞれ、各光入射部27(換言すれば、受光側導光路22の入口)に個別に対向する位置に配置されている。この第3実施形態では、これら出口39が光出射部として機能する。
複数のフィルタ37は、それぞれ、一対一に対応する発光側導光路36の出口39から出射する光の経路(光路)に配置されている。つまり、フィルタ37は、出口39に設けられていてもよいし、出口39よりも導光路外側の光路に配置されていてもよい。また、フィルタ37は、出口39よりも導光路内の光路に配置されていてもよい。この第3実施形態では、各フィルタ37は、互いに異なる波長の光を透過する機能を備えている。例えば、フィルタ37Bは、青色(波長約450nm)の光を透過し、他の波長の光(少なくとも緑色光と赤色光)を減衰する。フィルタ37Gは、緑色(波長約520nm)の光を透過し、他の波長の光(少なくとも青色光と赤色光)を減衰する。フィルタ37Rは、赤色(波長約660nm)の光を透過し、他の波長の光(少なくとも青色光と緑色光)を減衰する。このような複数のフィルタ37を利用することによって、一つの発光素子35を設けただけで、物体検知装置33は、第2実施形態と同様に、各光入射部(受光側導光路22の入口)に互いに異なる波長の光が入射する構成を有することができる。
この第3実施形態では、上記以外の構成は第2実施形態と同様である。
この第3実施形態の物体検知装置33は、第2実施形態の物体検知装置20に比べて、発光素子の数を削減することができる。つまり、第3実施形態の物体検知装置33は、第2実施形態の物体検知装置20よりも更に部品点数を削減できる。また、物体検知装置33は、さらに消費電力を低減することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、第1〜第3の各実施形態に限定されず、様々な実施の形態を採り得る。例えば、物体検知装置は、図1や図3や図7に示される構成を複数個有する構成としてもよい。これにより、より広範囲における物体の有無を検知することができる。
また、第3実施形態では、発光ダイオードが光源として利用されている。これに代えて、第3実施形態の物体検知装置は、発光ダイオード以外の光源を利用してもよい。
1,20,33 物体検知装置
2 光出射部
3 光入射部
4,22 受光側導光路
5,23 受光素子
10 メカトロニクス装置
11 搬送装置
24 電流−電圧変換回路
25 二値化回路
21,35 発光素子
36 発光側導光路
37 フィルタ

Claims (7)

  1. 互いに異なる波長の光をそれぞれ出射する複数の光出射部と、
    前記各光出射部に間隙を介して対向する位置に配設される光入射部と、
    前記各光入射部に入射した光を共通の受光部位に導く受光側導光路と、
    前記受光部位に位置し前記各光出射部から出射する光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する受光素子と、
    を有し、
    前記受光素子から出力する電流に基づいて前記光出射部と前記光入射部との間の間隙における物体の有無を検知し、
    前記受光素子から出力される異なる前記波長に応じた電流を、各々電圧に変換し、各々の前記電圧を、前記波長毎に設定された閾値を用いて二値化する電気回路をさらに有している物体検知装置。
  2. 前記受光側導光路は、光ファイバとプリズムと導光板と鏡とのうちの少なくとも一つを有して構成されている請求項1記載の物体検知装置。
  3. 前記各光出射部は、互いに異なる波長を出射する光源により構成される請求項1又は請求項2記載の物体検知装置。
  4. 前記各光出射部から出射する複数の波長の光を含む光を発光する光源と、
    前記光源から発せられた光を前記各光出射部に導く発光側導光路と、
    前記各光出射部に一対一に対応して設置され当該対応する光出射部に対して設定された波長の光を透過するフィルタと
    をさらに有する請求項1又は請求項2記載の物体検知装置。
  5. 前記発光側導光路は、光ファイバとプリズムと導光板と鏡とのうちの少なくとも一つを有して構成されている請求項4記載の物体検知装置。
  6. 物体を搬送する搬送装置と、
    当該搬送装置により搬送される物体の有無を検知する物体検知装置と
    を有し、
    前記物体検知装置として、請求項1乃至請求項の何れか一つに記載の物体検知装置を備えているメカトロニクス装置。
  7. 互いに異なる波長の光を複数の光出射部から出射し、
    前記各光出射部に間隙を介して対向する位置に光入射部を配設し、
    前記各光入射部に入射した光を共通の受光部位に導く受光側導光路を設け、
    前記各光出射部から出射する光の波長を持つ光を受光することにより当該光の強さおよび波長に応じた電流を出力する受光素子を前記受光部位に配置し、
    前記受光素子から出力する電流に基づいて前記光出射部と前記光入射部との間の間隙における物体の有無を検知し、
    前記受光素子から出力される異なる前記波長に応じた電流を、各々電圧に変換し、各々の前記電圧を、前記波長毎に設定された各閾値を用いて二値化する物体検知方法。
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