JP6116100B2 - 直流電源装置及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents

直流電源装置及びこれを用いた空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、交流電力を直流電力に変換する直流電源装置及びこれを用いた空気調和機に関する。
負荷としてモータを搭載した電車や自動車並びに空気調和機等の機器には、交流電力を直流電力に変換する直流電源装置が搭載されている。そして、電力送電設備の負担軽減のために直流電源装置には高効率、力率改善による低高調波電流が求められている。
低高調波電流実現の方法として、リアクタを接続しスイッチング素子のスイッチング動作によって回路を複数回短絡することで、入力電流波形を入力電圧波形のように正弦波状に成形して力率を改善する方法が提案されている。
また、直流電源装置の課題としてリップル電流がある。このリップル電流が大きいと、回路に搭載する部品の電流定格がアップするため、原価アップにつながってしまう。このリップル電流を改善する方法として、特許文献1には、インターリーブ制御を行うスイッチング電源回路の制御方法が記載されている。
特開2011−205808号報
ところで、直流電源装置の定常期間動作時の定常損失改善のため、定常損失の小さいMOSFETを使用する技術がある。
しかしながら、MOSFETの損失は電流の2乗で変化するため、高入力領域においては損失が急激に悪化するためである。すなわち、高入力領域において、MOSFETは損失が大きく発熱量が大きい。
そのため、直流電源装置の定常期間動作時の定常損失改善のため、特許文献1に記載の直流電源装置にMOSFETを用いると、MOSFETの発熱量が大きく、MOSFETが熱破壊する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、リップル電流を低減し、回路の損失の増加を抑えつつ、MOSFETの発熱量を抑えた直流電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の直流電源装置は、交流電力を直流電力に変換する直流電源装置において、第1〜第4の交流リアクトルと、各々が寄生ダイオードを有する第1〜第4のMOSFETと、前記寄生ダイオードとは別体の第1〜第6のダイオードと、平滑コンデンサとを備え、前記第1の交流リアクトルは、前記第1のダイオードのアノードと、前記第5のダイオードのカソードと、前記第1のMOSFETのドレインに接続され、前記第2の交流リアクトルは、前記第2のダイオードのアノードと、前記第2のMOSFETのドレインに接続され、前記第3の交流リアクトルは、前記第3のダイオードのアノードと、前記第6のダイオードのカソードと、前記第3のMOSFETのドレインに接続され、前記第4の交流リアクトルは、前記第4のダイオードのアノードと、前記第4のMOSFETのドレインに接続され、前記第1のMOSFETと前記第5のダイオードは並列接続され、前記第3のMOSFETと前記第6のダイオードは並列接続され、前記第1〜第4のダイオードのカソードと前記平滑コンデンサのプラス側が接続され、前記第5および第6のダイオードのアノードと前記第1〜第4のMOSFETのソースは前記平滑コンデンサのグランド側に接続され、軽負荷時には前記第1のMOSFETに対して前記第5のダイオードよりも多くの電流を分流させるとともに前記第3のMOSFETに対して前記第6のダイオードよりも多くの電流を分流させ、前記軽負荷時よりも負荷が高い高負荷時には前記第5のダイオードに対して前記第1のMOSFETよりも多くの電流を分流させるとともに前記第6のダイオードに対して前記第3のMOSFETよりも多くの電流を分流させるようにインターリーブ制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、リップル電流を低減し、回路の損失の増加を抑えつつ、MOSFETの発熱量を抑えた直流電源装置を提供することができる。
空気調和機のサイクル構成図である。 直流電源装置の構成を示す図である。 入力電圧が正のサイクルで全波整流を行った場合の電流の経路を示す図である。 入力電圧が負のサイクルで全波整流を行った場合の電流の経路を示す図である。 入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ1をスイッチングさせた場合の電流IL1の経路を示す図である。 入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ2をスイッチングさせた場合の電流IL2の経路を示す図である。 MOSFETQ1、Q2のスイッチング動作とリアクタL1とL2に流れる電流波形の関係を示す図である。 入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ1、Q2をスイッチングさせた場合の電流IL1、IL2の経路を示す図である。 入力電圧が負のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ3をスイッチングさせた場合の電流IL3の経路を示す図である。 入力電圧が負のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ4をスイッチングさせた場合の電流IL4の経路を示す図である。 入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ3とQ4をスイッチングさせた場合の電流IL3と電流IL4の合成電流の経路を示す図である。 MOSFETQ3、Q4のスイッチング動作とリアクタL3とL4に流れる電流波形の関係を示す図である。 IGBTとMOSFETの電流に対する損失特性を表す図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は空気調和機のサイクル構成図である。冷房運転時は、圧縮機34より吐出された高温且つ高圧の冷媒は、四方弁35を介して室外熱交換機37に流入する。室外熱交換機37に流入した冷媒は、室外送風ファン38によって送られる室外の空気と熱交換することで、凝縮されて液冷媒となる。液冷媒は、膨張弁36を通過することで低温低圧の二相冷媒になり、室内熱交換器39に流入する。室内熱交換器39に流入した低温低圧の二相冷媒は、室内送風ファン40によって送られる室内の空気と熱交換する。このとき、室内熱交換器39に送られた室内の空気は、室内熱交換器39に流入した低温低圧の二相冷媒によって冷却され、吹出口から室内に吐出される。吹出口から室内に吐出される空気は、吸込口における空気の温度よりも低いため、室内の温度を下げることができる。室内熱交換器39で熱交換された冷媒は四方弁35を介して再び圧縮機34に戻る。圧縮機34と室外熱交換器37と室外送風ファン38と膨張弁36は室外機に配置され、室内熱交換器39と室内送風ファン40は室内機に配置されている。本実施例に係る直流電源装置は、圧縮機34に接続されている。具体的には、本実施例に係る直流電源装置は、インバータを介して圧縮機34に接続されている。
図2は、直流電源装置の構成図を示す図である。図2に示すように、本実施例に係る直流電源装置は、交流リアクトルL1〜L4とダイオードD1〜D6と、MOSFETQ1〜Q4と、平滑コンデンサC1と入力電流検出部101と入力電流判定部102と負荷103と負荷検出部104と負荷判定部105とゼロクロス検出部107とゼロクロス判定部108とコンバータ制御部109とを備えている。
そして、直流電源装置の入力側は交流電源V1に接続されており、出力側は負荷103に接続されている。負荷としては例えばACモータを駆動するためのインバータ等がある。
第1、第2の交流リアクトルL1、L2は正の入力側に接続されており、第3、4の交流リアクトルL3、L4は負の入力側に接続されている。
第1の交流リアクトルL1にはダイオードD1のアノードとダイオードD5のカソードとMOFETQ1のドレインに接続されている。第2の交流リアクトルL2にはダイオードD2のアノードとMOFETQ2のドレインに接続されている。第3の交流リアクトルL3にはダイオードD3のアノードとダイオードD6のカソードとMOFETQ3のドレインに接続されている。第4の交流リアクトルL4にはダイオードD4のアノードとMOFETQ4のドレインに接続されている。
MOSFETQ1とダイオードD5は並列接続され、MOSFETQ3とダイオードD6は並列接続されている。
なお、MOSFET2及びMOSFET4と並列にダイオードを接続してもよい。
ダイオードD1〜D4のカソードと平滑コンデンサC1のプラス側が接続され、ダイオードD5、D6のアノードとMOSFETQ1〜Q4のソースは平滑コンデンサのマイナス側に接続されている。
入力電流検出部101は直流電源装置に入力される入力電流を検出する機能を持つ。実際には、例えばカレントトランスなどを使用する。入力電流判定部は入力電流検出部101によって検出した電流値と予め設定された閾値との大小関係を判定する機能を持つ。負荷検出部104は負荷103に流れる電流や、負荷103がモータの場合には回転数などを検出する機能を持つ。例えば、シャント抵抗などを使用する。負荷判定部105は負荷検出部104によって検出した検出値と予め設定された閾値との大小関係を判定する機能を持つ。直流電圧検出部106は直流電源装置の出力電圧を検出する機能を持つ。ゼロクロス検出部107は入力電圧のゼロクロスを検出する機能を持つ。ゼロクロス判定部108はゼロクロス検出部107の検出値によって電源電圧のゼロクロスを判定する機能を持つ。コンバータ制御部109は入力電流判定部102と負荷判定部105とゼロクロス検出部108から送信された結果に応じて、MOSFETQ1〜Q4に駆動信号を送信する機能を持つ。
なお、MOSFETQ1〜Q4は例えばスーパー・ジャンクション構造のMOSFETや、SiC−MOSFET等の低損失のMOSFETを想定している。
以下、入力電圧の正負と直流電源装置動作状態毎の回路内の電流の流れについて図を用いて説明する。
まず、入力電圧が正のサイクルで全波整流を行う場合について説明する。図3は入力電圧が正のサイクルで全波整流を行った場合の電流の経路を示す図である。交流電圧V1が正のサイクルの状態で全波整流を行う場合、MOSFETQ3、Q4がベタオン状態となる。すなわち図3に示すように交流リアクトルL1、ダイオードD1の経路と、交流リアクトルL2、ダイオードD2の経路、という2経路を通って電流が平滑コンデンサC1に流れる。帰りの経路は、平滑コンデンサC1、ダイオードD6、交流リアクトルL3の経路と、平滑コンデンサC1、MOSFETQ3、交流リアクトルL3の経路と、平滑コンデンサC1、MOSFETQ4、交流リアクトルL4の経路、という3経路となる。
次に、入力電圧が負のサイクルで全波整流を行う場合について説明する。図4は入力電圧が負のサイクルで全波整流を行った場合の電流の経路を示す図である。交流電圧V1が負のサイクルの状態で全波整流を行う場合、MOSFETQ1、Q2がベタオン状態となる。すなわち図4に示すように交流リアクトルL3、ダイオードD3の経路と、交流リアクトルL4、ダイオードD4の経路、という2経路を通って電流が平滑コンデンサC1に流れる。帰りの経路は、平滑コンデンサC1、ダイオードD5、交流リアクトルL1の経路と、平滑コンデンサC1、MOSFETQ1、交流リアクトルL1の経路と、平滑コンデンサC1、MOSFETQ2、交流リアクトルL2の経路、という3経路となる。
ここで、正のサイクルの場合はMOSFETQ3とQ4がオン状態であり、負のサイクルの場合はMOSFETQ1とQ2がオン状態であるため、平滑コンデンサC1と通った電流はダイオードとMOSFETで分流させており、オン抵抗の低いMOSFETの方へ積極的に流すという、所謂、同期整流制御を行っている。そのため、特許文献1のインターリーブ回路と比較して回路内の導通損失を低減することができる。
次に、入力電圧が正のサイクルでインターリーブ制御を行う場合について説明する。交流電圧V1が正のサイクルの状態でインターリーブ制御を行う場合、MOSFETQ3、Q4がベタオン状態となる。更にMOSFETQ1とQ2は交互にスイッチング動作を行う。図5は入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ1をスイッチングさせた場合の電流IL1の経路を示す図である。図6は入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ2をスイッチングさせた場合の電流IL2の経路を示す図である。
MOSFETQ1がオンのとき、リアクタ電流IL1の経路は図5に示すように、交流リアクトルL1、MOSFETQ1、ダイオードD6、交流リアクトルL3の経路と、交流リアクトルL1、MOSFETQ1、MOSFETQ3、交流リアクトルL3の経路と、交流リアクトルL1、MOSFETQ1、MOSFETQ4、交流リアクトルL4の経路、の3経路となる。
MOSFETQ2がオンのとき、リアクタ電流IL2の経路は図6に示すように、交流リアクトルL2、MOSFETQ2、ダイオードD6、交流リアクトルL3の経路と、交流リアクトルL2、MOSFETQ2、MOSFETQ3、交流リアクトルL3の経路と、交流リアクトルL2、MOSFETQ2、MOSFETQ4、交流リアクトルL3の経路、の3経路となる。
以上の経路でリアクタ電流IL1とIL2すなわち短絡電流IL1とIL2が流れることでリアクトルL1とL2にエネルギーがチャージされる。
そしてMOFETQ1若しくはQ2がオンからオフ状態に変更し、平滑コンデンサC1が放電してリアクトルよりも低電位になったとき、リアクトルL1又はL2に蓄えられたエネルギーがダイオードD1とD2を通ってC1にチャージされることで、直流電圧が昇圧される。
図7はMOSFETQ1とQ2のスイッチング動作と、リアクタ電流L1とL2に流れる電流IL1とIL2の関係を示す図である。図7のVgs(Q1)はMOSFETQ1のゲート信号を示しており、Vgs(Q2)はMOSFETQ2のゲート信号を示している。図7のようにVgs(Q1)、Vgs(Q2)のオン時間は共にtonで示し、デッドタイムはtdで示している。ここで、MOSFETQ1がオン動作を行ってから、MOSFETQ2がオン動作を行うまでには、ある一定の間隔が設けてある。図7に示すように、Vgs(Q1)の立ち上りから、Vgs(Q2)の立ち上り開始位置まで180°位相差を設けてある。すなわちMOSFETQ1とMOSFETQ2のスイッチング動作に180°位相差を設けることで互いに逆位相となる電流IL1とIL2を生成することで、IL1とIL2からなる合成電流は見掛け上リップルを消すことが可能となる。
図7及び図8を用いてさらに説明する。図8は、入力電圧が正のサイクルでMOSFETQ3、Q4ベタオンの状態でMOSFETQ1とQ2をスイッチングさせた場合の電流IL1と電流IL2の合成電流の経路を示す図である。MOSFETQ1がオン時間tonでオンすることで図7のようなリアクタ電流IL1が流れる。そして、MOSFETQ1オン開始位置から180°位相がずれたタイミングでMOSFETQ2がオンを開始することで、リアクタ電流L2が流れる。このリアクタ電流IL1とリアクタ電流IL2の合成電流、つまりIL1+IL2は図7のような波形となり、周波数は倍で、リップルの振幅は1/2以下となる。電流の経路は図8の通りとなる。このようにMOSFETQ1、MOSFETQ2をスイッチングすることで、インターリーブ動作を行い、電流リップルを低減することができる。
なお、本実施例では、MOSFETQ1とMOSFETQ2のスイッチング動作に180°位相差を設ける場合について説明したが、必ずしも180°位相差を設ける必要はなく、電流リップルを低減することができれば、位相差が180°でなくてもよい。本実施例のように2相インターリーブの場合は、位相差180°の場合に逆位相となるため最も電流リップルが小さくなるが、3相の場合は120°、4相の場合は90°というように各信号の位相差を調整すればよい。
次に、入力電圧が負のサイクル、インターリーブ動作を行う場合について説明する。図9は、入力電圧が負のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ3をスイッチングさせた場合の電流IL3の経路を示す図である。交流電圧V1が負のサイクルの状態でインターリーブ制御を行う場合、MOSFETQ1、Q2がベタオン状態となる。更にMOSFETQ3とQ4は交互にスイッチング動作を行う。MOSFETQ3がオンのとき、リアクタ電流IL3の経路は図9に示すように、交流リアクトルL3、MOSFETQ3、ダイオードD5、交流リアクトルL1の経路と、交流リアクトルL3、MOSFETQ3、MOSFETQ1、交流リアクトルL1の経路と、交流リアクトルL3、MOSFETQ3、MOSFETQ2、交流リアクトルL2の経路、の3経路となる。
図10は、入力電圧が負のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ4をスイッチングさせた場合の電流IL4の経路を示す図である。MOSFETQ4がオンのとき、リアクタ電流IL4の経路は図10に示すように、交流リアクトルL4、MOSFETQ4、ダイオードD5、交流リアクトルL1の経路と、交流リアクトルL4、MOSFETQ4、MOSFETQ1、交流リアクトルL1の経路と、交流リアクトルL4、MOSFETQ4、MOSFETQ2、交流リアクトルL2の経路、の3経路となる。図11は、入力電圧が負のサイクルでMOSFETQ1、Q2ベタオンの状態でMOSFETQ3とQ4をスイッチングさせた場合の電流IL3と電流IL4の合成電流の経路を示す図である。
以上の経路でリアクタ電流IL3とIL4すなわち短絡電流IL3とIL4が流れることでリアクトルL3とL4にエネルギーがチャージされる。そして、MOFETQ3若しくはQ4がオンからオフ状態で平滑コンデンサC1が放電してリアクトルよりも低電位になったとき、リアクトルL3若しくはL4に蓄えられたエネルギーがダイオードD3とD4を通ってC1にチャージされることで、直流電圧が昇圧される。
図12はMOSFETQ3とQ4のスイッチング動作と、リアクタ電流L3とL4に流れる電流IL3とIL4の関係を示す図である。図12のVgs(Q3)はMOSFETQ3のゲート信号を示しており、Vgs(Q4)はMOSFETQ4のゲート信号を示している。図12のようにVgs(Q3)、Vgs(Q4)のオン時間は共にtonで示し、デッドタイムはtdで示している。ここで、MOSFETQ3がオン動作を行ってから、MOSFETQ4がオン動作を行うまでには、ある一定の間隔が設けてある。図11に示すように、Vgs(Q3)の立ち上りから、Vgs(Q4)の立ち上り開始位置まで180°位相差を設けてある。すなわちMOSFETQ1とMOSFETQ2のスイッチング動作に180°位相差を設けることで互いに逆位相となる電流IL3とIL4を生成することで、合成電流IL3+IL4は見掛け上リップルを消すことが可能となる。
なお、本実施例では、MOSFETQ3とMOSFETQ4のスイッチング動作に180°位相差を設ける場合について説明したが、必ずしも180°位相差を設ける必要はなく、電流リップルを低減することができれば、位相差が180°でなくてもよい。本実施例のように2相インターリーブの場合は、位相差180°の場合に逆位相となるため最も電流リップルが小さくなるが、3相の場合は120°、4相の場合は90°というように各信号の位相差を調整すればよい。
MOSFETQ3がオン時間tonでオンすることで図9のようなリアクタ電流IL3が流れる。そして、MOSFETQ3オン開始位置から180°位相がずれたタイミングでMOSFETQ4がオンを開始することで、図10のようなリアクタ電流L4が流れる。このリアクタ電流IL3とIL4の合成電流、つまりIL3+IL4は図12のような波形となり、周波数は倍で、リップルの振幅は1/2以下となる。
このようにMOSFETQ3、MOSFETQ4をスイッチングすることで、インターリーブ動作を行い、電流リップルを低減することができる。以上が、実施例における入力電圧とMOSFETQ1〜Q4のスイッチング毎の回路電流の流れである。
図13はIGBTのコレクタ電流と導通損失の関係と、MOSFETのドレイン電流と導通損の関係を示した図である。各素子の電流‐電圧の関係に従って、導通損失も低入力領域ではMOSFETが有利、高入力領域ではIGBTが有利、という関係になっている。これは、MOSFETの損失は電流の2乗で変化するため、高入力領域においては損失が急激に悪化するためである。すなわち、高入力領域においてはMOSFETの方がIGBTよりも損失が大きく発熱量が大きい。
ここで、本実施例では、上述した通り、電流リップルを低減するために、インターリーブ制御を行っている。
しかしながら、MOSFET(Q1−Q4)を用いた回路において、インターリーブ制御を行うと、MOSFET(Q1−Q4)のスイッチング回数が増え、スイッチング損失が増大するのに加えて負荷103が大きくなった場合、MOSFET(Q1−Q4)に流れる電流が増加する。すなわち、MOSFETの発熱量が大きり、MOSFET(Q1−Q4)が熱破壊する可能性がある。
そこで、本実施例では、MOSFET(Q1、Q3)と並列にダイオード(D5、D6)を接続した所謂、同期整流制御を採用している。すなわち、本実施例に係る直流電源装置は、交流電力を直流電力に変換する直流電源装置において、MOSFET(Q1―Q4)と、MOSFET(Q1、Q3)と並列に接続したダイオード(D5、D6)とを備え、インターリーブ制御を行う。
MOSFETの定常損失は高温、高負荷時に大きく増大する。MOSFETのオン抵抗は素子の温度に対して正特性で変化する。すなわち、MOSFETに通流する負荷電流が大きくなるほどMOSFETの温度が上昇するためにMOSFETのオン抵抗は増大する。また、MOSFETで生じる定常損失はオン抵抗と電流の2乗の積で増大するため、MOSFETの定常損失は高温、高負荷時に大きく増大して発熱量が増えるのである。
ここで、低温・軽負荷時のMOSFETのドレイン‐ソース間電圧と、ダイオードの飽和電圧を比較した場合、MOSFETのドレイン‐ソース間電圧の方が小さくなる。しかし、MOSFETには先述したオン抵抗の特性を持つために高温、高負荷時のドレイン‐ソース間電圧とダイオードの飽和電圧を比較すると、ある点で電圧の大小関係が逆転する点が存在する。
前述したように、MOSFETは高温・高負荷時には発熱量が増大して、最悪の場合熱破壊する可能性がある、という問題がある。そこで本実施例に係る直流電源装置のように、MOSFETとダイオードを並列接続することで、高負荷時には飽和電圧の小さいダイオードに電流を多く分流させることで、MOSFETに流れる電流量が減少する。そのため、MOSFETの温度上昇を止めることができる。従って、本実施例の直流電圧装置によれば、インターリーブ制御によってリップル電流を低減し、MOSFETを用いることで定常損失を低減しつつ、高負荷時にはMOSFETの熱破壊を防ぐことができる。
より詳しく説明すると、図2に示すように、本実施例に係る直流電源装置は、第1〜4の交流リアクトルL1〜L4と、第1〜6のダイオードD1〜D6と、第1〜4のMOSFETQ1〜Q4と、平滑コンデンサC1とを備え、第1の交流リアクトルL1は、第1のダイオードD1のアノードと、第5のダイオードD5のカソードと、第1のMOSFETQ1のドレインに接続されており、第2の交流リアクトルL2は、第2のダイオードD2のアノードと、第2のMOSFETQ2のドレインに接続されており、第3の交流リアクトルL3は、第3のダイオードD3のアノードと、第6のダイオードD6のカソードと、第3のMOSFETQ3のドレインに接続されており、第4の交流リアクトルL4は、第4のダイオードD4のアノードと、第4のMOSFETQ4のドレインに接続されており、第1のMOSFETQ1と第5のダイオードD5は並列接続され、第3のMOSFETQ3と第6のダイオードD6は並列接続され、第1〜4のダイオードD1〜D4のカソードと平滑コンデンサC1のプラス側が接続され、第5〜6のダイオードD5、D6のアノードと第1〜4のMOSFETQ1〜Q4のソースは平滑コンデンサのグランド側に接続され、インターリーブ制御を行う。
インターリーブ制御は、交流電圧が正のサイクルのとき、第1のMOSFETQ1と第2のMOSFETQ2は交互にスイッチング動作を行い、交流電圧が負のサイクルのとき、第3のMOSFETQ3と第4のMOSFETQ4が交互にスイッチング動作を行う。
なお、図11では、MOSFET(Q2、Q4)にはダイオードを並列に接続していないが、MOSFET(Q2、Q4)の温度上昇も防ぐためには、MOSFET(Q2、Q4)と並列にダイオードを接続することが望ましい。
次に、本実施例の直流電源装置動作全体の流れについて説明する。本実施例の直流電源装置は負荷の大きさによって、所望の力率・電流リップル低減効果を得るようにMOSFETQ1〜Q4のスイッチング動作を変更する。負荷の大小の判定には、例えば電源入力を見ればよい。例えば入力電流検出部101によって入力電流を検出し、検出値の大小を入力電流判定部によって判定する。そして判定結果をコンバータ制御部109に送信する。そして、送信結果に応じてコンバータ制御部109はMOSFETQ1〜Q4のゲートに駆動信号を送信して、ゼロクロス検出部101によって検出した電源電圧V1のゼロクロス位置を基準にしてスイッチング動作を開始する。
負荷103としては例えば図示しない三相モータを駆動するため三相インバータがある。この場合、負荷の大小判定として、モータの回転数やモータに流れる電流など見ることで負荷の大小判定を行うことができる。例えば、モータ回転数やモータ電流などの負荷の状態を検出する機能を持つ負荷検出部104によって負荷を検出する。そして検出値の大小を負荷判定部105によって判定する。そして判定結果をコンバータ制御部109に送信する。送信結果に応じてコンバータ制御部109はMOSFETQ1〜Q4のゲートに駆動信号を送信して、ゼロクロス検出部101によって検出した電源電圧V1のゼロクロス位置を基準にしてスイッチング動作を開始する。
一連の動作をまとめると、先ず入力電流検出部101や負荷検出部104によって電流等を検出する。次に検出値の大小を入力電流判定部102や負荷判定部105によって判定する。そして、判定結果がコンバータ制御部109に送信され、送信結果に応じてMOSFETQ1〜Q4に駆動信号が送信され、MOSFETQ1〜Q4をスイッチング動作させる。以上のように負荷の大小を判定し、MOSFETQ1〜Q4のスイッチング動作を決定する。
例えば入力の低い状態においては、MOSFETQ1〜Q4のオン・オフを行わずに全波整流を行う(パッシブ状態)。そして、負荷が大きくなってきた場合、MOSFETQ1〜Q4のオン・オフを行うことで、力率の改善と電流リップルの低減を行う(アクティブ状態、インターリーブ制御実施)。スイッチングの回数、オン時間、デューティー等の動作状態を決定する各パラメータは、運転状態に応じて所望の力率・電流リップル低減効果を得るように調整すればよい。
例えば負荷が大きくなり力率が悪化するような場合はMOSFETQ1〜Q4のスイッチング回数を増やせばよい。通常、スイッチング素子のスイッチング回数を増やせばスイッチング素子は悪化することで回路損失が悪化するが、本発明においてはMOSFETによる同期整流を行っているため、導通損低減効果を高める事ができ、スイッチング損失増大による回路損失の悪化分をカバーすることが可能である。例えば仮に回路損失の悪化をカバーしきれない場合においても、同期整流に用いるMOSFETの個数を増やすことで更なる導通損の低減を行うことが可能である。このため、回路損失の悪化を抑えつつ、力率の改善と電流リップルの低減を行うことが可能となる。
また、実施例においては2相インターリーブとMOSFET4つの組み合わせを例にとって説明しているが、本発明はその個数の組み合わせに限定されるものではなく、インターリーブ回路の個数や同期整流に使用するMOSFETの個数の組み合わせは所望の効果を得る事ができるように選定すればよい。
また、実施例を空気調和機のコンバータ回路に使用することで、高力率・高効率な空気調和機を実現することが可能である。例えば、中間条件などの低負荷領域の場合は全波整流のみ行い、定格条件など負荷が上がってきた場合はMOSFETのスイッチング動作を行い、力率改善を行う。更に負荷が増えて力率が悪化する場合にはスイッチング回数を増やせばよい。
実施例はMOSFETによる同期整流を行うことで回路の導通損低減を行っている。さらにMOSFETをスーパー・ジャンクションMOSFETなどの低損失のMOFETを使用することで更なる導通損低減を行うことができる。従来ではショット数を増やすことでスイッチング損失が悪化するため回路損失も悪化していたが、本発明の構成とすることで、ショット数を増やしてスイッチング損失が増える場合においても、同期整流による導通損低減を行うことで、回路損失の悪化をカバーしつつ力率改善を行うことが可能である。
また、実施例はインターリーブ制御を行っているため、電流リップルを抑えることが可能である。
以上、本発明によって回路損失の悪化を抑えつつも力率改善と電流リップルの低減を行うことが可能な直流電源装置を実現することが可能である。
101 入力電流検出部
102 入力電流判定部
103 負荷
104 負荷検出部
105 負荷判定部
106 直流電圧検出部
107 ゼロクロス検出部
108 ゼロクロス判定部
109 コンバータ制御部
L1、L2、L3、L4 交流リアクトル
D1、D2、D3、D4、D5、D6 ダイオード
Q1、Q2、Q3、Q4 MOSFET
C1 平滑コンデンサ
V1 交流電源

Claims (3)

  1. 交流電力を直流電力に変換する直流電源装置において、
    第1〜4の交流リアクトルと、第1〜6のダイオードと、第1〜4のMOSFETと、平滑コンデンサとを備え、
    前記第1の交流リアクトルは、前記第1のダイオードのアノードと、前記第5のダイオードのカソードと、前記第1のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第2の交流リアクトルは、前記第2のダイオードのアノードと、前記第2のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第3の交流リアクトルは、前記第3のダイオードのアノードと、前記第6のダイオードのカソードと、前記第3のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第4の交流リアクトルは、前記第4のダイオードのアノードと、前記第4のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第1のMOSFETと前記第5のダイオードは並列接続され、前記第3のMOSFETと前記第6のダイオードは並列接続され、
    前記第1〜4のダイオードのカソードと前記平滑コンデンサのプラス側が接続され、
    前記第5および第6のダイオードのアノードと前記第1〜4のMOSFETのソースは前記平滑コンデンサのグランド側に接続され、
    軽負荷時には前記第1のMOSFETに対して前記第5のダイオードよりも多くの電流を分流させるとともに前記第3のMOSFETに対して前記第6のダイオードよりも多くの電流を分流させ、前記軽負荷時よりも負荷が高い高負荷時には前記第5のダイオードに対して前記第1のMOSFETよりも多くの電流を分流させるとともに前記第6のダイオードに対して前記第3のMOSFETよりも多くの電流を分流させるようにインターリーブ制御を行う直流電源装置。
  2. 前記インターリーブ制御は、交流電圧が正のサイクルのとき、前記第1のMOSFETと前記第2のMOSFETは交互にスイッチング動作を行い、交流電圧が負のサイクルのとき、前記第3のMOSFETと前記第4のMOSFETは交互にスイッチング動作を行うことを特徴とする請求項に記載の直流電源装置。
  3. 請求項1または2に記載の直流電源装置に接続された圧縮機と、室外熱交換器と、室外送風ファンとを有する室外機と、
    室内熱交換器と、室内送風ファンとを有する室内機とを備える空気調和機。
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