JP6116006B2 - 発電入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電入力装置に関し、特に、長寿命化に対応可能な発電入力装置に関するものである。
昨今、各種操作装置や検出装置において、ワイヤレス化され、動作したときの動きに伴って自己発電をおこない、発電した電力を用いて操作や検出が可能な発電入力装置が使われ始めている。このような発電入力装置としては、下記の特許文献1に記載の発電入力装置が知られている。
以下、図11ないし図13を用いて、特許文献1に記載の発電入力装置について説明する。図11は特許文献1に記載のスイッチングアセンブリに設けられた発電入力装置(発電機)900の構成を示す分解斜視図である。図12は特許文献1に記載の移動部品910の回転した状態を示す模式の側面図であり、図12(a)は移動部品910が一方へ回転した状態を示す模式図であり、図12(b)は移動部品910が他方へ回転した状態を示す模式図である。図13は特許文献1に記載の軸SFと軸穴SHとの偏磨耗について説明する模式図であり、図13(a)は軸SFと軸穴SHの上部とが圧接された状態を示す模式図であり、図13(b)は軸SFと軸穴SHの上部とが圧接された状態で長期間使用され偏磨耗した状態を示す模式図である。
図11に示すように、特許文献1に記載のスイッチングアセンブリ(図示せず)に設けられた発電入力装置(発電機)900は、筒状に形成された電機子9110と、移動部品910と、を有している。移動部品910は、H字形であり、このH字形は、永久磁石9100と、強磁性体の上層9101aと、強磁性体の下層9101bとで構成される。上層9101aと下層9101bとは平行に配置され、永久磁石9100は上層9101aと下層9101bとの間に保持されている。図12に示すように、この移動部品910は、上方から押圧されると電機子9110の中央開口の縦軸に垂直である水平回転軸を中心に回転するように搭載されている。なお、移動部品910は作動後に移動部品910の初期位置へ戻るように構成されている。
特開2012−164658号公報
しかしながら、移動部品910が上方から押圧されて回転する時には、図13(a)に示すように、回転中心となる軸SFと軸穴SHの上部とは圧接された状態で摺動することになる。このように、圧接された状態で繰り返し摺動すると、図13(b)に示すように、軸SFと軸穴SHとが偏磨耗しやすく、軸SFと軸穴SHとのガタが多くなり、製品寿命が短くなりやすいという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決して、長寿命化に対応可能な発電入力装置を提供するものである。
請求項1に記載の発電入力装置においては、往復動自在な操作体と、前記操作体の往復動に伴い回転動作可能な回転体と、前記回転体を回転動作可能に支持する支持体と、前記回転体の回転中心を挟んで一方の側にN極が位置するとともに他方の側にS極が位置するように前記回転体に取り付けられた磁石体と、一端が前記N極に近づくときに他端が前記S極に近づくとともに前記一端が前記S極に近づくときに前記他端が前記N極に近づくように前記一端と前記他端とで前記磁石体を挟むように配設される磁性部材と、前記磁性部材に巻回されたコイルと、前記回転体と前記支持体との一方に設けられた回転軸および前記回転体と前記支持体との他方に設けられ前記回転軸を回転可能に支持する回転軸受とからなる回転支持機構と、を備えた発電入力装置であって、前記回転体は、前記回転中心を挟んで一方の側に延設される第1被駆動部および他方の側に延設される第2被駆動部を備え、前記操作体は、往動または復動に伴い前記第1被駆動部を第1方向に駆動する第1駆動部と、前記第2被駆動部を前記第1方向に対して逆方向である第2方向に駆動する第2駆動部とを備え、前記第1被駆動部は第1球状部を備えるとともに前記第2被駆動部は第2球状部を備え、前記操作体は、前記第1球状部に嵌合して前記第1球状部を駆動する第1駆動溝と、前記第2球状部に嵌合して前記第2球状部を駆動する第2駆動溝と、を備え、前記第1駆動溝は前記回転中心に対して傾斜して延設され、前記第2駆動溝は前記回転中心に対して前記第1駆動溝の傾斜方向の逆方向へ傾斜して延設されている、という特徴を有する。
請求項1の発明によれば、操作体を用いて回転中心を挟んで設けられた第1被駆動部および第2被駆動部の一方を第1方向に駆動させ、他方を第2方向に駆動させる構成としたため、回転体が回転するときに、回転軸または回転軸受に加えられる荷重の偏りが小さくなる。したがって、回転支持機構の偏磨耗が少なくなり、偏磨耗による回転軸と回転軸受とのガタが発生しにくくなり、長寿命化を図ることができる、という効果を奏する。また、第1駆動溝の傾斜方向と第2駆動溝の傾斜方向とを逆方向にして設けることで、第1被駆動部および第2被駆動部に対して反対方向の荷重を同時に均一に加えることができる。また、回転体は第1球状部および第2球状部が駆動されて回転する構造とした。これにより第1球状部と第1駆動溝との接触面積および第2球状部と第2駆動溝との接触面積を小さくすることができ、操作体および回転体の動作がスムーズになる。したがって、発電入力装置の操作感触を向上させることができる、という効果を奏する。
以上より、本発明によれば、長寿命化に対応可能な発電入力装置を提供することができる。
第1実施形態における発電入力装置100の外観を示す斜視図である。 第1実施形態における発電入力装置100の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態における発電入力装置100の構成部品の位置関係を示す図である。 第1実施形態における操作体1の外観を示す図である。 第1実施形態における回転体2の外観を示す図である。 第1実施形態における支持体3の外観を示す斜視図である。 第1実施形態における磁石体4の外観を示す図である。 第1実施形態におけるケース9を示す図である。 図3に示す状態から操作ノブ8をZ2方向へ押圧操作したときの構成部品の位置関係を示す図である。 操作ノブ8を押圧操作したときの回転体2の回転動作を図1に示すZ1方向から見た状態を示す図である。 特許文献1に記載のスイッチングアセンブリに設けられた発電入力装置(発電機)900の構成を示す分解斜視図である。 特許文献1に記載の移動部品910の回転した状態を示す模式の側面図である。 特許文献1に記載の軸SFと軸穴SHとの偏磨耗について説明する模式図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における発電入力装置100について説明する。
まず始めに本実施形態における発電入力装置100の構成部品について図1ないし図8を用いて説明する。図1は第1実施形態における発電入力装置100の外観を示す斜視図である。図2は第1実施形態における発電入力装置100の構成を示す分解斜視図である。図3は第1実施形態における発電入力装置100の構成部品の位置関係を示す図であり、図3(a)は図1に示す発電入力装置100をY2方向側から見た状態を示す平面図であり、図3(b)は図1に示す発電入力装置100をX1方向側から見た状態を示す側面図である。なお、図3(a)においては第1ケース9aの図示は省略している。図4は第1実施形態における操作体1の外観を示す図であり、図4(a)は操作体1の外観を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示すZ2方向側から見た操作体1を示す下面図であり、図4(c)は図4(a)に示すX1方向側から見た操作体1を示す正面図であり、図4(d)は図4(a)に示すY2方向側から見た操作体1を示す側面図である。図5は第1実施形態における回転体2の外観を示す図であり、図5(a)は回転体2の外観を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すX1方向側から見た回転体2を示す正面図であり、図5(c)は図5(a)に示すZ1方向側から見た回転体2を示す上面図である。図6は第1実施形態における支持体3の外観を示す斜視図である。図7は第1実施形態における磁石体4の外観を示す図であり、図7(a)は磁石体4の外観を示す斜視図であり、図7(b)は磁石体4を分解した状態を示す分解斜視図である。図8は第1実施形態におけるケース9を示す図であり、図8(a)はケース9の外観を示す斜視図であり、図8(b)は第1ケース9aの外観を示す斜視図であり、図8(c)は第2ケース9bの外観を示す斜視図である。
発電入力装置100は、図2に示すように、操作体1と、回転体2と、支持体3と、磁石体4と、磁性部材5と、コイル6と、付勢部材7と、操作ノブ8と、ケース9とを備え、図1に示すように外方へ突出して設けられた操作ノブ8を押圧操作することで、入力操作を行なうとともに、入力操作に伴った構成部品の動作により自己発電が可能な入力装置である。
操作体1は合成樹脂材から形成されている。操作体1は、図4(a)に示すように、長方形の板状に形成された天板部1eを有している。天板部1eの上面(Z1方向側の面)の中央には上方へ突出し円柱状に形成された接続突起1fが形成されている。なお、接続突起1fが成す円柱形状の中心線を回転中心SLとする。また、操作体1は、図4(c)に示すように、天板部1eの下面(Z2方向側の面)の一端(Y2方向側の端)から下方へ延出して板状に形成された第1駆動部1aと、下面の他端(Y1方向側の端)から下方へ延出して板状に形成された第2駆動部1bとを備えている。なお、第1駆動部1aと第2駆動部1bとは平行に形成されるとともに、回転中心SLに対して平行に形成されている。また、第1駆動部1aと第2駆動部1bとが対向する面には、円弧の凹形状に形成された円弧面1gが形成されている。また、操作体1は、第1駆動部1aを貫通して形成された第1駆動溝1cと、第2駆動部1bを貫通して形成された第2駆動溝1dと、を備えている。第1駆動溝1cは回転中心SLに対して図4(d)においては矢印A方向へ傾斜して延設され、第2駆動溝1dは回転中心SLに対して第1駆動溝1cの傾斜方向の逆方向(矢印B方向)へ傾斜して延設されている。なお、第1駆動溝1cの回転中心SLに対する矢印A方向への傾斜角度は45度であり、第2駆動溝1dの回転中心SLに対する矢印B方向への傾斜角度は45度である。また、第1駆動溝1cと第2駆動溝1dとは、回転中心SLを挟んで対向する位置に形成されている。
回転体2は合成樹脂材からなり、図5に示すように、直方体状に形成されている。回転体2は上下方向(Z1−Z2方向)へ延出する直方体状に形成された基体部2fを有しており、基体部2fは図4に示す操作体1の第1駆動部1aと第2駆動部1bとの間にできる円弧面1gに挟まれた空間内に配置可能な大きさである。また、回転体2は、基体部2fの上下面の中央部に、それぞれ上下方向へ突出して円柱状に形成された回転軸2aが設けられている。なお、上下の回転軸2aの成す円柱形状の中心線と回転中心SLは一致する。回転体2は、基体部2fの側面から、回転中心SLを挟んで一方の側(y2方向側)に延設される第1被駆動部2bおよび他方の側(y1方向側)に延設される第2被駆動部2cを備えている。なお、第1被駆動部2bと第2被駆動部2cとは回転中心SLを挟んで対称な位置には設けられている。また、第1被駆動部2bは延設した先端部に球状に形成された第1球状部2dを備えるとともに、第2被駆動部2cは延設した先端部に球状に形成された第2球状部2eを備えている。なお、第1球状部2dは操作体1の第1駆動溝1cに挿入可能な大きさであり、第2球状部2eは操作体1の第2駆動溝1dに挿入可能な大きさである。また、回転体2は内部に磁石体4が組み込まれており、磁石体4の一部が、第1被駆動部2bおよび第2被駆動部2cが形成されていない基体部2fの側面から突出している。また、回転中心SLは磁石体4の中心を通っている。
支持体3は合成樹脂材からなり、図6に示すように、板状に形成された第1支持体3bと第2支持体3cとから形成されている。なお、第1支持体3bと第2支持体3cとは同一形状である。支持体3は第1支持体3bおよび第2支持体3cの中央部に、回転体2の回転軸2aを挿入可能に円形の穴状に形成された回転軸受3aを有している。また、支持体3は、第1支持体3bおよび第2支持体3cの回転軸受3aを挟んで対称な位置に、長方形状の貫通孔である係合孔3dを有している。
なお、回転支持機構23は、回転体2の回転軸2aおよび支持体3の回転軸受3aとからなり、回転軸2aを回転軸受3aに挿入することで形成される。
磁石体4は図7に示すように直方体状に形成された磁石4aと、磁性体からなり長方形の板状に形成された2枚の磁極板4bとからなる。磁石4aは、例えば、図7に示すy1方向側の面にS極4c、y2方向側の面にN極4dが磁化されている。磁極板4bは磁石4aのS極4c側の面とN極4d側の面とから挟持して配置されている。なお、S極4c側の面に接触している磁極板4bはS極4cに磁化されており、N極4d側の面に接触している磁極板4bはN極4dに磁化されている。また、磁石4aは磁極板4bの中央に配置され、磁極板4bからはみ出さない大きさである。また、回転体2の側面から突出しているのは磁石4aの端部と磁極板4bの端部とである。なお、磁石体4は操作体1の第1駆動部1aと第2駆動部1bとの間にできる円弧面1gに挟まれた空間内に配置可能な大きさであり、回転体2の側面から磁極板4bの端部は円弧面1gに沿った形状に形成されている。また、前述の通り、磁石体4が回転体2に取り付けられたとき、回転中心SLは磁石体4の中心を通過している。すなわち、磁石体4は、回転体2の回転中心SLを挟んで一方の側にN極4dが位置するとともに他方の側にS極4cが位置するように回転体2に取り付けられている。
磁性部材5は磁性体の板材からなり、図2に示すように、長方形の板状に形成されたベース部5aを有している。ベース部5aの長手方向(X1−X2方向)の両端の一方側(Y1方向側)にはそれぞれ平行に延出してヨーク部5bが形成されている。なお、ヨーク部5bはベース部5aの板面に対して垂直方向(Z1方向)に延出している。また、ヨーク部5bは支持体3の係合孔3dに挿入可能な大きさに形成されている。
コイル6は金属線材からなり、図3に示すように、金属線材を磁性部材5のヨーク部5bの根元部に巻回することで形成される。
付勢部材7は金属線材からなり、図2に示すように、螺旋状に巻回して、Z1方向側からZ2方向側に向かうにしたがって径が大きくなるように形成されたヘリカルスプリングである。なお、付勢部材7は図4に示す操作体1の第1駆動部1aと第2駆動部1bとの間にできる空間内に配置可能な大きさである。
操作ノブ8は合成樹脂材からなり、図2に示すように、円筒状に形成されている。操作ノブ8は一方端(Z2方向側端部)のみが開放された筒状に形成されたボタン部8aを有する。また、操作ノブ8はボタン部8aの一方端側に円筒面から外方へ突出した鍔部8bを有する。なお、鍔部8bは円筒面に沿って全周にわたって形成されている。また、操作ノブ8はボタン部8aの開放された側に円形の穴状に形成された係合穴8cを有しており、係合穴8cは操作体1の接続突起1fを挿入可能な大きさに形成されている。
ケース9は合成樹脂材からなり、図8に示すように、一方側(Y1方向側)が開放され、内部に第1収納部9cを有する第1ケース9aと、他方側(Y2方向側)が開放され、内部に第2収納部9dを有する第2ケース9bとからなる。第1ケース9aと第2ケース9bとを、第1収納部9cと第2収納部9dとが向かい合うように係合することで円筒状のケース9が形成される。ケース9は円筒面の一部に円形の開口部9eを有し、開口部9eは第1収納部9cと第2収納部9dとにつながっている。第1収納部9cと第2収納部9dとによって形成される空間はケース9以外の構成部品を収納可能なスペースを有するとともに、ケース9以外の構成部品を保持、ガイドすることが可能である。なお、開口部9eは操作ノブ8のボタン部8aを挿通可能な大きさであるとともに、開口部9eの直径寸法は鍔部8bの直径寸法よりも小さく形成されている。
次に発電入力装置100の構造について図3を用いて説明する。なお、以下の説明において用いる図3においては説明を容易にするため構成部品の部位の符号の記載は省略している。構成部品の部位については関連する図を参照願う。
図3に示すように、コイル6は磁性部材5のヨーク部5bの根元部にそれぞれ巻回される。回転体2は、回転軸2aを回転軸受3aに挿入し、下方に配置された第1支持体3bと上方に配置された第2支持体3cによって挟持される。これにより、回転軸受3aは回転軸2aを回転可能に支持し、回転軸2aと回転軸受3aとからなる回転支持機構23が構成され、支持体3は回転体2を回転動作可能に支持する。コイル6が巻回された磁性部材5は、ヨーク部5bをそれぞれ第1支持体3bの下方側から第1支持体3bの係合孔3dおよび第2支持体3cの係合孔3dに挿通される。なお、磁性部材5のヨーク部5bは、第1支持体3bとコイル6とが接触する位置まで挿入される。これにより、磁性部材5は回転体2および支持体3を保持するとともに、一端(一方のヨーク部5b)と他端(他方のヨーク部5b)とで磁石体4を挟むように配設される。また、操作体1は、第1駆動溝1cに第1被駆動部2bの第1球状部2dを挿入するとともに第2駆動溝1dに第2被駆動部2cの第2球状部2eを挿入した状態で、第2支持体3cの上方に重ねて配置される。なお、第2支持体3cと操作体1との間には付勢部材7が挟持されており、付勢部材7は操作体1を上方へ付勢している。また、操作ノブ8は係合穴8cに接続突起1fを挿入させた状態で操作体1の上方に重ねて配置される。このように係合された操作体1、回転体2、支持体3、磁石体4、磁性部材5、コイル6、付勢部材7および操作ノブ8は、操作ノブ8のボタン部8aをケース9の開口部9eから突出させた状態で第1ケース9aの第1収納部9c内および第2ケース9bの第2収納部9d内に配置される。第1ケース9aと第2ケース9bとを係止することでケースが形成されるとともに、発電入力装置100が形成される。なお、操作体1および操作ノブ8はケース9により往復動自在にガイドされるとともに、回転体2は操作体1の往復動に伴い回転動作可能に保持されている。
次に発電入力装置100の動作について図3、図9および図10を用いて説明する。図9は図3に示す状態から操作ノブ8をZ2方向へ押圧操作したときの構成部品の位置関係を示す図であり、図9(a)は図1に示す発電入力装置100をY2方向側から見た状態を示す平面図であり、図9(b)は図1に示す発電入力装置100をX1方向側から見た状態を示す側面図である。なお、図9(a)においては第1ケース9aの図示は省略している。図10は、操作ノブ8を押圧操作したときの回転体2の回転動作を図1に示すZ1方向から見た状態を示す図であり、図10(a)は操作ノブ8を押圧操作前の状態を示す上面図であり、図10(b)は操作ノブ8を押圧操作後の状態を示す上面図である。なお、図10においては、操作体1とケース9とは図示していない。
発電入力装置100は、図3に示す状態において、操作ノブ8をZ2方向へ押圧すると、操作ノブ8により操作体1が押圧され、押圧された方向へスライド移動し、図9に示すように操作ノブ8がケース9内に収納された状態となる。スライド移動する操作体1の第1駆動溝1cには回転体2の第1球状部2dが挿入されるとともに、第2駆動溝1dには回転体2の第2球状部2eが挿入され係合している。そのため、操作体1のスライド移動に伴い、第1球状部2dは第1駆動溝1cに沿って第1駆動溝1c内を移動し、第2球状部2eは第2駆動溝1dに沿って第2駆動溝1d内を移動する。なお、第1駆動溝1cは、操作体1の移動方向と同じ方向へ延びる回転中心SLに対して図4(d)においては矢印A方向へ45度傾斜しており、第2駆動溝1dは矢印Aとは逆方向の矢印B方向へ45度傾斜している。そのため、第1球状部2dおよび第2球状部2eは、操作体1がスライド移動する方向に対して直交する方向の力を受ける。すなわち、図10(a)に示すように、操作体1の第1駆動部1aは、第1駆動溝1c(図4参照)を第1球状部2dに嵌合して第1球状部2dを駆動し、第1球状部2dを介して第1被駆動部2bを第1方向DR1に駆動する。また同時に、第2駆動部1bは、第2球状部2eを第2球状部2eに嵌合して第2球状部2eを駆動し、第2球状部2eを介して第2被駆動部2cを第1方向DR1に対して逆方向である第2方向DR2に駆動する。このようにして、回転体2は回転中心SLに添って設けられた回転軸2aを中心にして、回転軸2aを挟んで対称な位置を押圧されて回転し、図10(b)に示す状態となる。また、操作ノブ8への押圧を解除すると、付勢部材7に付勢され、操作ノブ8、操作体1および回転体2は押圧される前の状態に復帰する。したがって、往復動自在な操作体1の往復動に伴い回転体2は回転動作可能である。
また、操作体1の往復動に伴い回転動作する回転体2と同期して磁石体4も回転動作を行なっている。磁石体4は磁性部材5の2本のヨーク部5bの間に配置されている。そのため、磁性部材5の一端側のヨーク部5bがN極4dに近づくときに他端側のヨーク部5bがS極4cに近づくとともに、一端側のヨーク部5bがS極4cに近づくときに他端側のヨーク部5bがN極4dに近づく。このように磁性部材5の近くを磁石体4が回転することで、ヨーク部5bが受ける磁界は変化し、誘導起電力が発生し、コイル6には電流が流れる。このようにして入力操作とともに発電を行なうことができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の発電入力装置100では、往復動自在な操作体1と、操作体1の往復動に伴い回転動作可能な回転体2と、回転体2を回転動作可能に支持する支持体3と、回転体2の回転中心SLを挟んで一方の側にN極4dが位置するとともに他方の側にS極4cが位置するように回転体2に取り付けられた磁石体4と、一端がN極4dに近づくときに他端がS極4cに近づくとともに一端がS極4cに近づくときに他端がN極4dに近づくように一端と他端とで磁石体4を挟むように配設される磁性部材5と、磁性部材5に巻回されたコイル6と、回転体2と支持体3との一方に設けられた回転軸2aおよび回転体2と支持体3との他方に設けられ回転軸2aを回転可能に支持する回転軸受3aとからなる回転支持機構23と、を備えた発電入力装置100であって、回転体2は、回転中心SLを挟んで一方の側に延設される第1被駆動部2bおよび他方の側に延設される第2被駆動部2cを備え、操作体1は、往動または復動に伴い第1被駆動部2bを第1方向DR1に駆動する第1駆動部1aと、第2被駆動部2cを第1方向DR1に対して逆方向である第2方向DR2に駆動する第2駆動部1bとを備えた構成とした。
これにより、操作体1を用いて回転中心SLを挟んで対称な位置に設けられた第1被駆動部2bおよび第2被駆動部2cの一方を第1方向DR1に駆動させ、他方を第2方向DR2に駆動させる構成とした。これにより回転体2が回転するときに第1被駆動部2bおよび第2被駆動部2cに均一な力が加わるため回転体2は回転中心SLに対して傾き難くなり、回転軸2aまたは回転軸受3aに加えられる荷重の偏りが小さくなる。したがって、回転支持機構23の偏磨耗が少なくなり、偏磨耗による回転軸2aと回転軸受3aとのガタが発生しにくくなり、長寿命化を図ることができる、という効果を奏する。
また、本実施形態の発電入力装置100では、第1被駆動部2bは第1球状部2dを備えるとともに第2被駆動部2cは第2球状部2eを備え、操作体1は、第1球状部2dに嵌合して第1球状部2dを駆動する第1駆動溝1cと、第2球状部2eに嵌合して第2球状部2eを駆動する第2駆動溝1dと、を備え、第1駆動溝1cは回転中心SLに対して傾斜して延設され、第2駆動溝1dは回転中心SLに対して第1駆動溝1cの傾斜方向の逆方向へ傾斜して延設されている構成とした。
これにより、第1駆動溝1cの傾斜方向と第2駆動溝1dの傾斜方向とを逆方向にして設けることで、第1被駆動部2bおよび第2被駆動部2cに対して反対方向の荷重を同時に均一に加えることができる。また、回転体2は第1球状部2dおよび第2球状部2eが駆動されて回転する構造とした。これにより第1球状部2dと第1駆動溝1cとの接触面積および第2球状部2eと第2駆動溝1dとの接触面積を小さくすることができ、操作体1および回転体2の動作がスムーズになる。したがって、発電入力装置100の操作感触を向上させることができる、という効果を奏する。
また、本実施形態の発電入力装置100では、付勢部材7としてヘリカルスプリングを用いる構成とした。ヘリカルスプリングは通常の円筒状に形成されたコイルバネに比べて、押圧し圧縮した時の高さ寸法をより低くすることができる。したがって、発電入力装置100の小型化に寄与する。
以上のように、本発明の実施形態に係る発電入力装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、第1駆動溝1cは回転中心SLに対して図4(d)においては矢印A方向へ傾斜して延設され、第2駆動溝1dは回転中心SLに対して第1駆動溝1cの傾斜方向の逆方向(矢印B方向)へ傾斜して延設されているとしたが、第1駆動溝1cの傾斜方向と第2駆動溝1dの傾斜方向が逆であっても良い。
(2)本実施形態において、回転体2が回転軸2aを有し、支持体3が回転軸受3aを有する構成としたが、回転体2が回転軸受を有し、支持体3が回転軸を有する構成であっても良い。
(3)本実施形態において、入力操作をすることで発電ができる構成としたが、発信機やLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)などを内蔵させ、それらの構成部品に給電する構成としても良い。
1 操作体
1a 第1駆動部
1b 第2駆動部
1c 第1駆動溝
1d 第2駆動溝
1e 天板部
1f 接続突起
1g 円弧面
2 回転体
2a 回転軸
2b 第1被駆動部
2c 第2被駆動部
2d 第1球状部
2e 第2球状部
2f 基体部
3 支持体
3a 回転軸受
3b 第1支持体
3c 第2支持体
3d 係合孔
4 磁力体
4a 磁石
4b 磁極板
4c S極
4d N極
5 磁性部材
5a ベース部
5b ヨーク部
6 コイル
7 付勢部材
8 操作ノブ
8a ボタン部
8b 鍔部
8c 接続穴
9 ケース
9a 第1ケース
9b 第2ケース
9c 第1収納部
9d 第2収納部
9e 開口部
23 回転支持機構
100 発電入力装置
DR1 第1方向
DR2 第2方向
SL 回転中心

Claims (1)

  1. 往復動自在な操作体と、
    前記操作体の往復動に伴い回転動作可能な回転体と、
    前記回転体を回転動作可能に支持する支持体と、
    前記回転体の回転中心を挟んで一方の側にN極が位置するとともに他方の側にS極が位置するように前記回転体に取り付けられた磁石体と、
    一端が前記N極に近づくときに他端が前記S極に近づくとともに前記一端が前記S極に近づくときに前記他端が前記N極に近づくように前記一端と前記他端とで前記磁石体を挟むように配設される磁性部材と、
    前記磁性部材に巻回されたコイルと、
    前記回転体と前記支持体との一方に設けられた回転軸および前記回転体と前記支持体との他方に設けられ前記回転軸を回転可能に支持する回転軸受とからなる回転支持機構と、を備えた発電入力装置であって、
    前記回転体は、前記回転中心を挟んで一方の側に延設される第1被駆動部および他方の側に延設される第2被駆動部を備え、
    前記操作体は、往動または復動に伴い前記第1被駆動部を第1方向に駆動する第1駆動部と、前記第2被駆動部を前記第1方向に対して逆方向である第2方向に駆動する第2駆動部とを備え、
    前記第1被駆動部は第1球状部を備えるとともに前記第2被駆動部は第2球状部を備え、
    前記操作体は、前記第1球状部に嵌合して前記第1球状部を駆動する第1駆動溝と、前記第2球状部に嵌合して前記第2球状部を駆動する第2駆動溝と、を備え、
    前記第1駆動溝は前記回転中心に対して傾斜して延設され、前記第2駆動溝は前記回転中心に対して前記第1駆動溝の傾斜方向の逆方向へ傾斜して延設されていることを特徴とする発電入力装置。
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