JP6115915B2 - 電池状態検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の内部インピーダンスや劣化の度合などの当該二次電池の状態を検出する電池状態検出装置に関するものである。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車(EV)や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車(HEV)などの各種車両には、電動モータの動力源として、リチウムイオン充電池やニッケル水素充電池などの二次電池が搭載されている。
このような二次電池は、充電及び放電を繰り返すことにより劣化が進み、蓄電可能容量(電流容量や電力容量など)が徐々に減少することが知られている。そして、二次電池を用いた電気自動車などにおいては、二次電池の劣化の度合を検出することにより蓄電可能容量を求めて、二次電池によって走行可能な距離や二次電池の寿命などを算出している。
二次電池の劣化の度合を示す指標の一つとして、初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)がある。このSOHは二次電池の内部インピーダンスと相関があることが知られており、二次電池の内部インピーダンスを求めることにより当該内部インピーダンスに基づいてSOHを検出することができる。
二次電池の内部インピーダンスは、例えば、二次電池に対して、波形が一定となる交流信号を印加して、その応答に基づいて求めることができる。このような二次電池の内部インピーダンスを検出する技術の一例が、特許文献1等に開示されている。
特開2004−251625号公報
しかしながら、交流信号を印加して二次電池の内部インピーダンスを検出する場合、図4に示すように、二次電池に電力を供給する充電方向及び二次電池から電力を引き出す放電方向に向けて交互に電流を流す必要があったため、充電手段及び放電手段が共に必要となるとともに、放電手段において電力を消費することにより生じる熱を放出する機構などが必要となり、そのため、製造コストの増加及び装置の大型化といった問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、製造コストの増加及び装置の大型化を効果的に抑制できる電池状態検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、二次電池に充電電流を流す充電手段を備えた電池状態検出装置であって、所定の基準電圧と前記二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する差分電圧出力手段と、前記二次電池に一定の電流値となる直流成分のみからなる第1充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第1充電制御手段と、前記二次電池に前記第1充電電流が流れている状態において前記差分電圧出力手段によって出力された前記差分電圧が所定の切替判定値になったとき、前記直流成分及び当該直流成分の電流値以下の振幅となる交流成分を含む第2充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第2充電制御手段と、前記二次電池に前記第2充電電流が流れ始めた後に前記差分電圧出力手段から出力された前記差分電圧を検出する差分電圧検出手段と、前記差分電圧検出手段によって検出された前記差分電圧の交流成分、及び、前記第2充電電流の交流成分に基づいて、前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、を備えていることを特徴とする電池状態検出装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記差分電圧検出手段が、前記差分電圧出力手段の前記差分電圧が入力されるアナログ−デジタル変換器を備え、前記切替判定値が、前記アナログ−デジタル変換器における入力許容電圧範囲の中央値に設定されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記差分電圧出力手段が、前記差分電圧として前記差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、差分電圧出力手段が、基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する。第1充電制御手段が、二次電池に一定の電流値となる直流成分のみからなる第1充電電流が流れるように充電手段を制御する。第2充電制御手段が、二次電池に第1充電電流が流れている状態において差分電圧出力手段によって出力された差分電圧が所定の切替判定値になったとき、上記直流成分及び当該直流成分の電流値以下の振幅となる交流成分を含む第2充電電流が流れるように充電手段を制御する。差分電圧検出手段が、二次電池に第2充電電流が流れ始めた後に差分電圧出力手段から出力された差分電圧を検出する。電池状態検出手段が、差分電圧検出手段によって検出された差分電圧の交流成分、及び、第2充電電流の交流成分に基づいて、二次電池の状態を検出する。
このようにしたことから、二次電池の内部インピーダンスにおける第2充電電流の交流成分に対する応答が差分電圧の交流成分にあらわれ、これら差分電圧の交流成分及び第2充電電流の交流成分に基づいて、二次電池の内部インピーダンス等の二次電池の状態を検出することができる。そして、第2充電電流において、交流成分の振幅値を直流成分の電流値以下としているので、これら交流成分が最小値に振れたときでも、第2充電電流が負の値(即ち、二次電池から放電される方向)になることはない。そのため、充電手段のみを用いて電池状態を検出するための第2充電電流を生成することができるので、二次電池から電流を引き出す放電手段を設ける必要がなくなり、製造コスト増加及び装置の大型化を効果的に抑制できる。また、第1充電電流から第2充電電流への切替タイミングについて、例えば、単に二次電池の両電極間の電圧を用いて判定する構成では、当該切替タイミングの判定に用いる値が、二次電池の両電極間の電圧が取り得る範囲に限定されてしまうが、本発明のように所定の基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を用いることにより、基準電圧を適宜設定することで差分電圧の範囲を任意に設定することができ、そのため、当該切替タイミングの判定に用いる値についても任意に設定することができ、設計の自由度を高めることができる。
請求項2に記載された発明によれば、差分電圧検出手段が、差分電圧出力手段の差分電圧が入力されるアナログ−デジタル変換器を備え、切替判定値が、アナログ−デジタル変換器における入力許容電圧範囲の中央値に設定されている。このようにしたことから、第1充電電流から第2充電電流に切り替える時点において差分電圧がアナログ−デジタル変換器の入力許容電圧範囲の中央値となるので、差分電圧の変化幅を波形を歪ませることなくアナログ−デジタル変換器の入力許容電圧範囲の下限から上限までとすることができる。そのため、変化幅の大きい差分電圧を用いて電池状態を検出することができるので、二次電池の状態の検出精度を効果的に高めることができる。また、基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値が小さい場合には、当該差分値を歪ませることなくより大きく増幅できるので、二次電池の状態の検出精度を効果的に高めることができる。
請求項3に記載された発明によれば、差分電圧出力手段が、差分電圧として、所定の基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されている。このようにしたことから、差分電圧をより大きな値として得ることができ、二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる。
本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。 図1の電池状態検出装置が備える制御部によって実行される充電処理の一例を示すフローチャートである。 図1の電池状態検出装置の充電部から出力される第2充電電流の波形の一例を模式的に示す図である。 従来の二次電池の内部インピーダンス検出において用いられる電流波形を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態の電池状態検出装置について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。図2は、図1の電池状態検出装置が備える制御部によって実行される充電処理の一例を示すフローチャートである。図3は、図1の電池状態検出装置の充電部から出力される第2充電電流の波形の一例を模式的に示す図である。
電池状態検出装置は、例えば、電気自動車に搭載され、当該電気自動車が備える二次電池の電極間に接続されて、当該二次電池の状態として二次電池の内部インピーダンスを検出するものである。勿論、電気自動車以外の二次電池を備えた装置、システムなどに適用してもよい。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、図示しない電気自動車に搭載された二次電池Bの内部インピーダンスの検出を行う。
二次電池Bは、電圧を生じる起電力部eと内部インピーダンスzとを有している。二次電池Bは、両電極(正極Bp及び負極Bn)間に電圧Vbを生じ、この電圧Vbは、起電力部eによる起電力によって生じる電圧Veと内部インピーダンスzに電流が流れることにより生じる電圧Vzとによって決定される(Vb=Ve+Vz)。
このような二次電池Bの内部インピーダンスzは、以下の方法で求めることができる。
二次電池Bにおいて、所定の直流成分のみからなる第1充電電流I1を流したときの当該二次電池Bの両電極間の電圧をVb1としたとき、電圧Vb1は、次の(i)式で示される。
Vb1=Ve+z×I1 ・・・ (i)
そして、二次電池Bにおいて、第1充電電流I1を流したときに上記電圧Vb1となる状態で、第1充電電流I1に代えて、当該第1充電電流I1の直流成分及び当該直流成分の電流値以下の振幅となる交流成分を含む第2充電電流I2を流す。そして、第2充電電流I2を流し始めた直後、つまり、当該第2充電電流I2により充電がされる前(電圧Veが変化する前)の当該二次電池Bの両電極間の電圧をVb2としたとき、電圧Vb2は、次の(ii)式で示される。
Vb2=Ve+z×I2 ・・・ (ii)
そして、これら(i)、(ii)式より、二次電池Bの内部インピーダンスzは、次の(iii)式で求められる。
z=(Vb1−Vb2)/(I1−I2) ・・・ (iii)
ここで、(iii)式の分母である、第1充電電流I1と第2充電電流I2との差分値は、第2充電電流I2に含まれる交流成分である。また、(iii)式の分子である、二次電池Bに第1充電電流I1を流したときの両電極間の電圧Vb1と第2充電電流I2を流したときの両電極間の電圧Vb2との差分値は、当該差分値に含まれる交流成分である。このことから、電圧Vb1と電圧Vb2との差分値に含まれる交流成分、及び、第2充電電流I2に含まれる交流成分に基づいて、二次電池の内部インピーダンスを検出することができる。
二次電池Bの内部インピーダンスzは、当該二次電池Bにおける初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)と相関がある。そのため、二次電池Bの内部インピーダンスzを計測することで、SOHについても把握することができる。
そして、本実施形態の電池状態検出装置は、上述した方法を応用して二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、増幅器11と、基準電圧発生部12と、充電部15と、アナログ−デジタル変換器21と、マイクロコンピュータ40(以下、「μCOM40」という)と、を有している。
増幅器11は、例えば、オペアンプなどで構成されており、2つの入力端子(第1入力端子In1及び第2入力端子In2)と1つの出力端子(出力端子Out)を備え、これら2つの入力端子に入力された電圧の差分値を所定の増幅率Gで増幅した増幅電圧Vmを出力端子から出力する。第1入力端子In1には、二次電池Bの正極Bpが接続されている。第2入力端子In2には、後述する基準電圧発生部12の出力が接続されている。即ち、増幅器11は、二次電池Bの両電極間の電圧Vbと基準電圧発生部12の基準電圧Vrefとの差分値に増幅率Gを乗じた電圧を増幅電圧Vmとして出力する。この増幅率Gは、電池状態検出装置1の構成や二次電池Bの種類などに応じて、例えば、数十倍〜数万倍程度の範囲で設定される。または、増幅の必要が無ければ、増幅率Gを1(増幅なし)に設定してもよい。増幅器11は、差分電圧出力手段に相当し、増幅電圧Vmは、差分電圧に相当する。
基準電圧発生部12は、例えば、電池状態検出装置1の電源電圧を分圧する複数の抵抗器からなる分圧回路、又は、ツェナーダイオードなどで構成されており、一定の基準電圧Vrefを増幅器11に出力している。
充電部15は、二次電池Bの正極Bpと基準電位G(即ち、二次電池Bの負極Bn)との間に接続されており、二次電池Bの充電に際して、当該二次電池Bに任意の充電電流を流すことができるように設けられている。充電部15は、後述するμCOM40に接続されており、μCOM40からの制御信号に応じて、二次電池Bに充電電流を流して充電する。充電部15は、充電手段に相当する。
アナログ−デジタル変換器21(以下、「ADC21」という)は、増幅器11から出力された増幅電圧Vmを量子化して、当該増幅電圧Vmに対応するデジタル値を示す信号を出力する。本実施形態において、ADC21は、個別の電子部品として実装されているが、これに限定されるものではなく、例えば、後述するμCOM40に内蔵されたアナログ−デジタル変換部などを用いてもよい。本実施形態において、ADC21の入力許容電圧範囲は、0V〜5Vである。勿論、これ以外の入力許容電圧範囲となるものを用いてもよい。ADC21は、後述するμCOM40とともに差分電圧検出手段を構成する。
μCOM40は、CPU、ROM、RAMなどを内蔵して構成されており、電池状態検出装置1全体の制御を司る。ROMには、CPUを第1充電制御手段、第2充電制御手段、差分電圧検出手段、電池状態検出手段などの各種手段として機能させるための制御プログラムが予め記憶されており、CPUは、この制御プログラムを実行することにより上記各種手段として機能する。ROMには、後述する第1充電電流I1、第2充電電流I2、増幅器11の増幅率G、切替判定値Hをそれぞれ示す情報が記憶されており、これら情報は、二次電池Bの内部インピーダンスzの検出に用いられる。本実施形態において、切替判定値Hは、ADC21の入力許容電圧範囲の中央値(2.5V)に設定されている。また、二次電池Bに第1充電電流I1が流れている状態において当該二次電池Bの両電極間の電圧Vbが、二次電池Bの電圧範囲の中央値(例えば、二次電池Bにリチウムイオン電池を用いた場合、その電圧範囲が3.0V〜4.2Vとするとその中央値は3.6V)になったときに、増幅器11から出力される増幅電圧Vmが2.5Vとなるように、基準電圧Vref及び増幅率Gが設定されている。勿論、これら値は一例であって、電池状態検出装置や二次電池の構成などに応じて適宜設定される。
μCOM40は、充電部15に接続された出力ポートPOを備えている。μCOM40のCPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に制御信号を送信して、充電部15から二次電池Bに所定の直流成分idのみからなる第1充電電流I1(I1=id)及びこの直流成分id及び当該直流成分idの電流値以下の振幅αとなる正弦波の交流成分iaを含む第2充電電流I2(I2=id+ia(ia=αsin(ωt)、但し、α≦id))が流れるように充電部15を制御する。第2充電電流I2において、交流成分iaの振幅を直流成分idの電流値以下としているので、交流成分iaが最小値に振れたときでも、第1検出電流I1及び第2検出電流I2が負の値(即ち、二次電池Bから放電される方向)になることはない。即ち、第2充電電流I2は、図3に模式的に示すように、充電方向のみに流れ、放電方向には流れない。
μCOM40は、ADC21から出力された信号が入力される入力ポートPIを有している。この入力ポートPIに入力された信号は、μCOM40のCPUが認識できる形式の情報に変換されて当該CPUに送られる。μCOM40のCPUは、当該情報に基づいて、増幅電圧Vmに含まれる交流成分vaを検出する。また、CPUは、増幅電圧Vmの交流成分va、及び、第2充電電流I2の交流成分iaに基づいて二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する。
μCOM40は、図示しない通信ポートを有している。この通信ポートは、図示しない車両内ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network)など)に接続されており、当該車両内ネットワークを通じて車両メンテナンス用の端末装置などの表示装置に接続される。μCOM40のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した内部インピーダンスを示す信号を表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づき内部インピーダンス等の二次電池Bの状態を表示する。または、μCOM40のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した内部インピーダンスを示す信号を車両に搭載されたコンビネーションメータなどの表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づき内部インピーダンス等の二次電池Bの状態を表示するようにしてもよい。
次に、上述した電池状態検出装置1が備えるμCOM40における充電処理の一例について、図2のフローチャートを参照して説明する。
μCOM40のCPU(以下、単に「CPU」という)は、例えば、車両に搭載された電子制御装置から通信ポートを通じて二次電池Bの充電開始命令を受信すると、図2に示す充電処理に進む。
充電処理において、始めに、二次電池Bに第1充電電流I1を流す(S110)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第1充電電流I1で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに予め定められた直流成分idのみを含む第1充電電流I1を流す。これにより、二次電池Bの充電が開始される。
次に、増幅器11から出力される増幅電圧Vmが切替判定値Hになるまで待つ(S120)。具体的には、CPUは、入力ポートPIに入力された信号から得られた情報に基づいて増幅器11から出力される増幅電圧Vmを周期的(例えば、1秒毎)に検出して、切替判定値H(2.5V)になったか否かを判定する。
次に、増幅電圧Vmが切替判定値Hになると、二次電池Bに第1充電電流I1に代えて第2充電電流I2を流す(S130)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第2充電電流I2で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに直流成分id及び交流成分iaを含む第2充電電流I2を流す。
次に、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定するまで待つ(S140)。具体的には、第1充電電流I1から第2充電電流I2に切り替えると、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが過渡状態となってその値が変動しながら一定の波形に収束するところ、CPUは、この収束のための予め設定された電圧安定待ち時間(例えば、1〜3秒程度)が経過するのを待ち、この電圧安定待ち時間を経過したとき二次電池Bの両電極間の電圧Vbが一定の波形に収束して安定する。本明細書において、「二次電池に第2充電電流が流れ始めた後」とは、第2充電電流I2が流れ始めてから当該第2充電電流I2によって二次電池Bの充電状態が変化する前(即ち、二次電池Bの電圧Veが変化する前)までの期間のことを意味し、本実施形態においては上記電圧安定待ち時間が経過した後を含む。つまり、第2充電電流I2が流れ始めてから上記電圧安定待ち時間が経過しても、当該第2充電時間I2の通電時間が十分に短いため、二次電池Bは充電されず、充電状態(即ち、二次電池Bの電圧Ve)は、内部インピーダンスzの検出に影響を与える程度の変化をしない。
次に、増幅電圧Vmの交流成分vaを検出する(S150)。具体的には、CPUは、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定したとき(即ち、上記電圧安定待ち時間を経過した時点)、入力ポートPIに入力された信号から得られた情報に基づいて、増幅器11の増幅電圧Vmについて、少なくとも第2充電電流I2の交流成分iaの1周期以上の期間にわたって当該1周期より十分に短い間隔(当該交流成分iaの波形が概ね再現可能な程度であり、例えば、1周期の20分の1から100分の1程度)で周期的にサンプリングして計測する。この増幅電圧Vmには、第2充電電流I2の直流成分id及び交流成分iaに応じて生じる直流成分vd及び交流成分vaが含まれる(Vm=vd+va(va=βsin(ωt−θ)、但し、θは第2充電電流I2の交流成分iaに対する位相差)。そして、時系列的に計測した増幅電圧Vmの値の最大値から最小値を差し引いた値の半分値を増幅電圧Vmの交流成分vaの振幅βとして検出する。
次に、CPUは、増幅電圧Vmの交流成分va及び第2充電電流I2の交流成分iaに基づいて、二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する(S160)。具体的には、CPUは、ステップS150で検出した増幅電圧Vmの交流成分vaの振幅βを増幅器11の増幅率Gで除し、さらに第2充電電流I2の交流成分iaの振幅αで除することにより、二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する(z=(β/G)/α)。そして、CPUは、通信ポートを通じて、検出した二次電池Bの内部インピーダンスzを他の装置等に送信する。
そして、再度、二次電池Bに第1充電電流I1を流す(S170)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第1充電電流I1で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに上記第1充電電流I1を流す。これにより、二次電池Bの充電が再開され、その後、二次電池Bの充電が完了すると、充電処理を終了する。
図2のフローチャートにおけるステップS110の処理を実行するCPUが、第1充電制御手段として機能し、ステップS130の処理を実行するCPUが、第2充電制御手段として機能し、ステップS150の処理を実行するCPUが、差分電圧検出手段の一部として機能し、ステップS160の処理を実行するCPUが、電池状態検出手段として機能する。
以上より、本実施形態によれば、増幅器11が、基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧との差分値に応じた増幅電圧Vmを出力する。第1充電制御手段が、二次電池Bに一定の電流値となる直流成分idのみからなる第1充電電流I1が流れるように充電部15を制御する。第2充電制御手段が、二次電池Bに第1充電電流I1が流れている状態において増幅器11によって出力された増幅電圧Vmが所定の切替判定値Hになったとき、直流成分id及び当該直流成分idの電流値以下の振幅αとなる交流成分iaを含む第2充電電流I2が流れるように充電部15を制御する。差分電圧検出手段が、二次電池Bに第2充電電流I2が流れ始めた後に増幅器11から出力された増幅電圧Vmを検出する。電池状態検出手段が、差分電圧検出手段によって検出された増幅電圧Vmの交流成分va、及び、第2充電電流I2の交流成分iaに基づいて、二次電池の内部インピーダンスzを検出する。
このようにしたことから、二次電池Bの内部インピーダンスzにおける第2充電電流I2の交流成分iaに対する応答が増幅電圧Vmの交流成分vaにあらわれ、これら増幅電圧Vmの交流成分va及び第2充電電流I2の交流成分iaに基づいて、二次電池Bの内部インピーダンスzを検出することができる。そして、第2充電電流I2において、交流成分iaの振幅αを直流成分idの電流値以下としているので、この交流成分iaが最小値に振れたときでも、第2充電電流I2が負の値(即ち、二次電池から放電される方向)になることはない。そのため、充電部15のみを用いて電池状態を検出するための第2充電電流I2を生成することができるので、二次電池Bから電流を引き出す放電手段を設ける必要がなくなり、製造コスト増加及び装置の大型化を効果的に抑制できる。また、第1充電電流I1から第2充電電流I2への切替タイミングについて、例えば、単に二次電池Bの両電極間の電圧を用いて判定する構成では、当該切替タイミングの判定に用いる値が、二次電池Bの両電極間の電圧が取り得る範囲に限定されてしまうが、本実施形態のように所定の基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧との差分値に応じた増幅電圧Vmを用いることにより、基準電圧Vrefを適宜設定することで増幅電圧Vmの範囲を任意に設定することができ、そのため、当該切替タイミングの判定に用いる値についても任意に設定することができ、設計の自由度を高めることができる。
また、差分電圧検出手段が、差分電圧出力手段の増幅電圧Vmが入力されるADC21を備え、切替判定値Hが、ADC21における入力許容電圧範囲の中央値に設定されている。このようにしたことから、第1充電電流I1から第2充電電流I2に切り替える時点において増幅電圧VmがADC21の入力許容電圧範囲の中央値となるので、増幅電圧Vmの変化幅を波形を歪ませることなくADC21の入力許容電圧範囲の下限から上限までとすることができる。そのため、変化幅の大きい増幅電圧Vmを用いて電池状態を検出することができるので、二次電池Bの内部インピーダンスzの検出精度を効果的に高めることができる。また、基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧Vbとの差分値が小さい場合には、当該差分値を歪ませることなくより大きく増幅できるので、二次電池Bの内部インピーダンスzの検出精度を効果的に高めることができる。
また、増幅器11が、増幅電圧Vmとして、所定の基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧Vbとの差分値を所定の増幅率Gで増幅した電圧を出力するように構成されている。このようにしたことから、増幅電圧Vmをより大きな値として得ることができ、二次電池Bの内部インピーダンスzの検出精度の低下を抑制できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の電池状態検出装置はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、増幅電圧Vmの交流成分vaの振幅βを、第2充電電流I2の交流成分iaの振幅αで除することにより、簡易的に二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、図2のフローチャートに示すステップS150において、増幅電圧Vmの交流成分vaの振幅βに代えて、交流成分vaの実効値vaeを検出し、ステップS160において、この交流成分vaの実効値vae、及び、第2充電電流I2の交流成分iaの実効値iaeに基づいて、二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する(z=(vae/G)/iae)など、二次電池Bの内部インピーダンスzが検出するために用いる、増幅電圧Vmの交流成分vaに係る値、及び、第2充電電流I2の交流成分iaに係る値、については、本発明の目的に反しない限り、任意である。
また、上述した実施形態では、二次電池Bの状態として二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する構成であったが、これに限定されるものではなく、二次電池Bの内部インピーダンスzと二次電池BのSOHは相関があることを利用して、内部インピーダンスzからさらにSOHを検出する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、電池状態検出装置が1つの二次電池Bの内部インピーダンスzを検出する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、上述した電池状態検出装置の先にマルチプレクサを設けて、当該マルチプレクサを切り換えることにより、複数の二次電池Bと接続して、これら複数の二次電池Bのそれぞれの内部インピーダンスzを検出する構成としてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電池状態検出装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電池状態検出装置
11 増幅器(差分電圧出力手段)
12 基準電圧発生部
15 充電部(充電手段)
21 アナログ−デジタル変換器(差分電圧検出手段)
40 マイクロコンピュータ(第1充電制御手段、第2充電制御手段、差分電圧検出手段、電池状態検出手段)
B 二次電池
Bp 二次電池の正極
Bn 二次電池の負極
Vm 増幅電圧(差分電圧)
G 増幅率
e 起電力部
z 内部インピーダンス

Claims (3)

  1. 二次電池に充電電流を流す充電手段を備えた電池状態検出装置であって、
    所定の基準電圧と前記二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する差分電圧出力手段と、
    前記二次電池に一定の電流値となる直流成分のみからなる第1充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第1充電制御手段と、
    前記二次電池に前記第1充電電流が流れている状態において前記差分電圧出力手段によって出力された前記差分電圧が所定の切替判定値になったとき、前記直流成分及び当該直流成分の電流値以下の振幅となる交流成分を含む第2充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第2充電制御手段と、
    前記二次電池に前記第2充電電流が流れ始めた後に前記差分電圧出力手段から出力された前記差分電圧を検出する差分電圧検出手段と、
    前記差分電圧検出手段によって検出された前記差分電圧の交流成分、及び、前記第2充電電流の交流成分に基づいて、前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
    を備えていることを特徴とする電池状態検出装置。
  2. 前記差分電圧検出手段が、前記差分電圧出力手段の前記差分電圧が入力されるアナログ−デジタル変換器を備え、
    前記切替判定値が、前記アナログ−デジタル変換器における入力許容電圧範囲の中央値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電池状態検出装置。
  3. 前記差分電圧出力手段が、前記差分電圧として前記差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池状態検出装置。
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