JP2015014563A - 電池状態検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる電池状態検出装置を提供する。【解決手段】電池状態検出装置1は、増幅器11が、所定の基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧Vbとの差分値に応じた増幅電圧Vmを出力する。μCOM40が、二次電池Bに所定の第1充電電流I1が流れるように充電部15を制御し、第1充電電I1流が流れている状態において増幅器11によって出力された増幅電圧Vmが0になったとき、第1充電電流I1より小さい所定の第2充電電流I2が流れるように充電部15を制御する。そして、μCOM40が、二次電池Bに第2充電電流I2が流れている状態において当該二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定したとき、増幅器11から出力された増幅電圧Vmを検出し、増幅電圧Vm、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて、二次電池Bの内部抵抗rを検出する。【選択図】図1
Description
本発明は、二次電池の劣化の度合や内部抵抗などの当該二次電池の状態を検出する電池状態検出装置に関するものである。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車(EV)や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車(HEV)などの各種車両には、電動モータの動力源として、リチウムイオン充電池やニッケル水素充電池などの二次電池が搭載されている。
このような二次電池は、充電及び放電を繰り返すことにより劣化が進み、蓄電可能容量(電流容量や電力容量など)が徐々に減少することが知られている。そして、二次電池を用いた電気自動車などにおいては、二次電池の劣化の度合を検出することにより蓄電可能容量を求めて、二次電池によって走行可能な距離や二次電池の寿命などを算出している。
二次電池の劣化の度合を示す指標の一つとして、初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)がある。このSOHは二次電池の内部抵抗と相関があることが知られており、二次電池の内部抵抗を求めることにより当該内部抵抗に基づいてSOHを検出することができる。
二次電池の内部抵抗は、例えば、二次電池に対して、電圧及び電流が一定となる直流信号、又は、電圧及び電流の波形が一定となる交流信号を印加して、その応答に基づいて求めることができる。このような二次電池の内部抵抗を測定する技術の一例が、特許文献1等に開示されている。
特許文献1に開示された方法では、複数の単セル電池が組み合わされてなる組電池において、被測定対象となる単セル電池(以下、単に「被測定電池」という)に対して外部から通電する際に、当該被測定電池に隣接して接続された他の単セル電池との間にチョークコイルを設けて被測定電池以外の他の単セル電池に流れる分流電流を抑制する。これにより、被測定電池に接続された他の単セル電池の影響を排除し、通電前の被測定電池の電圧および通電後の所定の時間経過後の被測定電池の電圧をそれぞれ測定して、これら電圧の差電圧と外部からの通電電流とから内部抵抗を算出していた。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、被測定電池の端子(例えば、負極側)を基準とした電圧計を用いて当該被測定電池の両電極間の電圧Vbを測定しているところ、このような被測定電池の内部抵抗は非常に小さいので、図3に模式的に示すように、当該内部抵抗rにより生じる電圧Vrは、被測定電池の起電力部eの起電力により生じる電圧Veに比べて非常に小さい。そのため、電圧計を用いて測定した電圧Vb(Vb=Ve+Vr)に含まれる内部抵抗により生じる電圧Vrの割合が非常に小さくなってしまうので、測定誤差の影響等を受けて、電圧計を用いて測定した電圧Vbから被測定電池の内部抵抗により生じる電圧Vrを十分な精度で検出することが困難であった。これにより、被測定電池の内部抵抗及び当該内部抵抗と相関のあるSOH等の電池状態の検出精度が低下してしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる電池状態検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、二次電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、所定の基準電圧と前記二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する差分電圧出力手段と、前記二次電池に充電電流を流す充電手段と、前記二次電池に第1充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第1充電制御手段と、前記二次電池に前記第1充電電流が流れている状態において前記差分電圧出力手段によって出力された前記差分電圧が0になったとき、前記二次電池に前記第1充電電流と異なる第2充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第2充電制御手段と、前記二次電池に前記第2充電電流が流れ始めた後に前記差分電圧出力手段から出力された前記差分電圧を検出する差分電圧検出手段と、前記差分電圧検出手段によって検出された前記差分電圧、前記第1充電電流及び前記第2充電電流に基づいて、前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、を備えていることを特徴とする電池状態検出装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記差分電圧出力手段が、前記差分電圧として前記差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、差分電圧出力手段が、所定の基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する。第1充電制御手段が、二次電池に第1充電電流が流れるように充電手段を制御し、第2充電制御手段が、二次電池に第1充電電流が流れている状態において差分電圧出力手段によって出力された差分電圧が0になったとき、二次電池に第1充電電流と異なる第2充電電流が流れるように充電手段を制御する。そして、差分電圧検出手段が、二次電池に第2充電電流が流れ始めた後に差分電圧出力手段から出力された差分電圧を検出し、電池状態検出手段が、差分電圧検出手段によって検出された差分電圧、第1充電電流及び第2充電電流に基づいて、二次電池の状態を検出する。
このようにしたことから、第1充電電流I1が流れているときの二次電池の両電極間の電圧Vb1が所定の基準電圧Vrefになると差分電圧が0になり、つまり、このときの二次電池の充電状態(充電程度)において、二次電池に第1充電電流I1が流れると両電極間の電圧Vb1が基準電圧Vrefとなる。次に、この充電状態で、二次電池に第1充電電流I1とは異なる第2充電電流I2が流れ始めた後の二次電池の両電極間の電圧をVb2とすると、差分電圧出力手段から出力される差分電圧ΔVとして、基準電圧Vref(即ち、上記電圧Vb1)と電圧Vb2との差分値に応じた値が検出される。ここで、電圧Vb1は、二次電池の起電力によって生じる電圧Veに、二次電池の内部抵抗rに上記第1充電電流I1が流れることによって生じる電圧を加えたものとなる(Vb1=Ve+r×I1)。同様に、電圧Vb2は、二次電池の起電力によって生じる電圧Veに、二次電池の内部抵抗rに上記第2充電電流I2が流れることによって生じる電圧を加えたものとなる(Vb2=Ve+r×I2)。そのため、差分電圧ΔVは、電圧Vb1と電圧Vb2の差分値に応じた値(ΔV=Vb1−Vb2=αr(I1−I2)、但しαは定数)となり、差分電圧ΔV、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて、当該二次電池の内部抵抗又は当該内部抵抗に関連するSOHなどの二次電池の状態を検出することができる(r=(ΔV/α)/(I1−I2))。このことから、同一の充電状態(即ち、二次電池の起電力Veが同一)において、第1充電電流I1が流れたときの二次電池の両電極間の電圧Vb1と第2充電電流I2が流れたときの二次電池の両電極間の電圧Vb2との差分電圧ΔVを直接検出しているので、例えば、第1充電電流I1及び第2充電電流I2をそれぞれ流したときの二次電池の両電極間の電圧Vb1及び電圧Vb2を電圧計を用いて別個に測定してこれら電圧を演算して得た差分電圧に比べて精度の低下を抑制することができ、そのため、二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる。
請求項2に記載された発明によれば、差分電圧出力手段が、差分電圧として基準電圧と二次電池の両電極間の電圧との差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されている。このようにしたことから、差分電圧をより大きな値として得ることができ、二次電池の状態の検出精度の低下をさらに抑制できる。
以下、本発明の一実施形態の電池状態検出装置について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。図2は、図1の電池状態検出装置が備えるマイクロコンピュータのCPUによって実行される充電処理の一例を示すフローチャートである。図3は、二次電池の等価回路を示す図である。図4は、二次電池の充電特性を模式的に示す図であって、(a)は劣化の小さい二次電池の充電特性のグラフであり、(b)は劣化の大きい二次電池の充電特性のグラフである。
電池状態検出装置は、例えば、電気自動車に搭載され、当該電気自動車が備える二次電池の電極間に接続されて、当該二次電池の状態として二次電池の内部抵抗を検出するものである。勿論、電気自動車以外の二次電池を備えた装置、システムなどに適用してもよい。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、図示しない電気自動車に搭載された二次電池Bの内部抵抗の検出を行う。
二次電池Bは、電圧を生じる起電力部eと内部抵抗rとを有している。二次電池Bは、両電極(正極Bp及び負極Bn)間に電圧Vbを生じ、この電圧Vbは、起電力部eによる起電力によって生じる電圧Veと内部抵抗rに電流が流れることにより生じる電圧Vrとによって決定される(Vb=Ve+Vr)。
このような二次電池Bの内部抵抗rは、以下の方法で求めることができる。
二次電池Bにおいて、一定の電流値となる所定の第1充電電流I1を流したときの当該二次電池Bの両電極間の電圧をVb1としたとき、電圧Vb1は、次の(i)式で示される。
Vb1=Ve+r×I1 ・・・ (i)
Vb1=Ve+r×I1 ・・・ (i)
そして、二次電池Bにおいて、第1充電電流I1を流したときに上記電圧Vb1となる状態で、第1充電電流I1に代えて一定の電流値となる所定の第2充電電流I2(I2≠I1)を流す。ここで、第2充電電流I2は、二次電池Bの電圧Veが内部抵抗rの検出に影響を与える変化をしない程度に十分に小さい電流値とする。または、第2充電電流I2の通電時間を、電圧Veが変化しない程度に十分に短い時間としてもよい。即ち、第2充電電流I2を流し始めた後で当該第2充電電流I2によって二次電池Bが充電される前の二次電池Bの両電極間の電圧をVb2としたとき、電圧Vb2は、次の(ii)式で示される。
Vb2=Ve+r×I2 ・・・ (ii)
Vb2=Ve+r×I2 ・・・ (ii)
そして、これら(i)、(ii)式より、二次電池Bの内部抵抗rは、次の(iii)式で求められる。
r=(Vb1−Vb2)/(I1−I2)=ΔV/(I1−I2)・・・(iii)
r=(Vb1−Vb2)/(I1−I2)=ΔV/(I1−I2)・・・(iii)
この(iii)式より、二次電池Bの内部抵抗rは、二次電池Bに第1充電電流I1を流したときの両電極間の電圧Vb1と第2充電電流I2を流したときの両電極間の電圧Vb2との差分電圧ΔV、第1充電電流及び第2充電電流に基づいて検出できる。
また、二次電池Bの内部抵抗rは、二次電池Bの劣化が進むほどその値が増加する。そのため、図4(a)、(b)に模式的に示すように、劣化の小さい二次電池Bにおける差分電圧ΔVに比べて、劣化の大きい二次電池Bにおける差分電圧ΔV’の方が大きくなる。
二次電池Bの内部抵抗rは、当該二次電池Bにおける初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)と相関がある。そのため、二次電池Bの内部抵抗rを計測することで、SOHについても把握することができる。
そして、本実施形態の電池状態検出装置は、上述した方法を応用して二次電池Bの内部抵抗を検出する。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、増幅器11と、基準電圧発生部12と、充電部15と、アナログ−デジタル変換器21と、マイクロコンピュータ40(以下、「μCOM40」という)と、を有している。
増幅器11は、例えば、オペアンプなどで構成されており、2つの入力端子(第1入力端子In1及び第2入力端子In2)と1つの出力端子(出力端子Out)を備え、これら2つの入力端子に入力された電圧の差分値を所定の増幅率Gで増幅した増幅電圧Vmを出力端子から出力する。第1入力端子In1には、二次電池Bの正極Bpが接続されている。第2入力端子In2には、後述する基準電圧発生部12の出力が接続されている。即ち、増幅器11は、二次電池Bの両電極間の電圧Vbと基準電圧発生部12の基準電圧Vrefとの差分値に増幅率Gを乗じた電圧を増幅電圧Vmとして出力する。この増幅率Gは、電池状態検出装置1の構成や二次電池Bの種類などに応じて、例えば、数十倍〜数万倍程度の範囲で設定される。または、増幅の必要が無ければ、増幅率Gを1(増幅なし)に設定してもよい。増幅器11は、差分電圧出力手段に相当し、増幅電圧Vmは、差分電圧に相当する。
基準電圧発生部12は、例えば、電池状態検出装置1の電源電圧を分圧する複数の抵抗器からなる分圧回路、又は、ツェナーダイオードなどで構成されており、一定の基準電圧Vrefを増幅器11に出力している。この基準電圧Vrefは、二次電池Bの最小電圧と最大電圧との間の範囲に含まれる値に設定されている。例えば、二次電池Bにリチウムイオン電池を用いた場合、その電圧範囲3.0V〜4.2Vのうち、基準電圧Vrefとして3.6V(この値は一例であって、他の値でもよい)を設定する。
充電部15は、二次電池Bの正極Bpと基準電位G(即ち、二次電池Bの負極Bn)との間に接続されており、二次電池Bの充電に際して、当該二次電池Bに予め定められた充電電流を流すことができるように設けられている。充電部15は、後述するμCOM40に接続されており、μCOM40からの制御信号に応じて、二次電池Bに充電電流を流して充電する。充電部15は、充電手段に相当する。
アナログ−デジタル変換器21(以下、「ADC21」という)は、増幅器11から出力された増幅電圧Vmを量子化して、当該増幅電圧Vmに対応するデジタル値を示す信号を出力する。本実施形態において、ADC21は、個別の電子部品として実装されているが、これに限定されるものではなく、例えば、後述するμCOM40に内蔵されたアナログ−デジタル変換部などを用いてもよい。
μCOM40は、CPU、ROM、RAMなどを内蔵して構成されており、電池状態検出装置1全体の制御を司る。ROMには、CPUを第1充電制御手段、第2充電制御手段、差分電圧検出手段、電池状態検出手段などの各種手段として機能させるための制御プログラムが予め記憶されており、CPUは、この制御プログラムを実行することにより上記各種手段として機能する。ROMには、後述する第1充電電流I1、第2充電電流I2及び増幅器11の増幅率Gをそれぞれ示す情報が記憶されており、これら情報は、二次電池Bの内部抵抗rの検出に用いられる。
μCOM40は、充電部15に接続された出力ポートPOを備えている。μCOM40のCPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に制御信号を送信して、充電部15から二次電池Bに一定の電流値となる所定の第1充電電流I1及び当該第1充電電流より小さい一定の電流値となる所定の第2充電電流I2が流れるように充電部15を制御する。
μCOM40は、ADC21から出力された信号が入力される入力ポートPIを有している。この入力ポートPIに入力された信号は、μCOM40のCPUが認識できる形式の情報に変換されて当該CPUに送られる。μCOM40のCPUは、当該情報に基づいて、増幅電圧Vmを検出する。CPUは、増幅電圧Vm、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて二次電池Bの内部抵抗rを検出する。
μCOM40は、図示しない通信ポートを有している。この通信ポートは、図示しない車両内ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network)など)に接続されており、当該車両内ネットワークを通じて車両メンテナンス用の端末装置などの表示装置に接続される。μCOM40のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した内部抵抗を示す信号を表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づき内部抵抗等の二次電池Bの状態を表示する。または、μCOM40のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した内部抵抗を示す信号を車両に搭載されたコンビネーションメータなどの表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づき内部抵抗等の二次電池Bの状態を表示するようにしてもよい。
次に、上述した電池状態検出装置1が備えるμCOM40における充電処理の一例について、図2のフローチャートを参照して説明する。
μCOM40のCPU(以下、単に「CPU」という)は、例えば、車両に搭載された電子制御装置から通信ポートを通じて二次電池Bの充電開始命令を受信すると、図2に示す充電処理に進む。
充電処理において、始めに、二次電池Bに第1充電電流I1を流す(S110)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第1充電電流I1で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに予め定められた一定の電流値となる第1充電電流I1を流す。これにより、二次電池Bの充電が開始される。
次に、増幅器11から出力される増幅電圧Vmが0になるまで、即ち、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが、基準電圧Vrefになるまで待つ(S120)。具体的には、CPUは、入力ポートPIに入力された信号から得られた情報に基づいて増幅器11から出力される増幅電圧Vmを周期的(例えば、1秒毎)に検出して0か否かを判定する。
次に、増幅電圧Vmが0になると、二次電池Bに第1充電電流I1に代えて第2充電電流I2を流す(S130)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第2充電電流I2で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに予め定められた一定の電流値の第2充電電流I2を流す。ここで、第2充電電流I2は、二次電池Bの電圧Veが内部抵抗rの検出に影響を与える変化をしない程度に十分に小さい電流値としている。つまり、第2充電電流I2は、その流れる方向から便宜的に「充電電流」としているが、実際には第2充電電流I2で充電は行われない。または、第2充電電流I2をある程度大きい電流値(例えば、第1充電電流I1より大きい電流値、又は、第1充電電流1の半分の電流値など)とし、後述の電圧安定待ち時間含めて二次電池Bの電圧Veが変化しない(即ち、二次電池Bが充電されない)ように第2充電電流I2を流す時間を十分に短くした構成としてもよい。
次に、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定するまで待つ(S140)。具体的には、第1充電電流I1から第2充電電流I2に切り替えた直後は、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが過渡状態となって電圧が変動しながら一定値に収束するところ、CPUは、この収束のための予め設定された電圧安定待ち時間(例えば、1〜3秒程度)が経過するのを待ち、この電圧安定待ち時間を経過したとき二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定する。本明細書において、「二次電池に第2充電電流が流れ始めた後」とは、第2充電電流I2が流れ始めてから当該第2充電電流I2によって二次電池Bの充電状態が変化する前(即ち、二次電池Bの電圧Veが変化する前)までの期間のことを意味し、本実施形態においては上記電圧安定待ち時間が経過した後を含む。つまり、第2充電電流I2が流れ始めてから上記電圧安定待ち時間が経過しても、当該第2充電時間I2の電流値が十分に小さく、又は、通電時間が十分に短いため、二次電池Bは充電されず、充電状態(即ち、二次電池Bの電圧Ve)は、内部インピーダンスzの検出に影響を与える程度の変化をしない。
次に、増幅電圧Vmを検出する(S150)。具体的には、CPUは、二次電池Bの両電極間の電圧Vbが安定したとき(即ち、上記電圧安定待ち時間を経過した時点)、入力ポートPIに入力された信号から得られた情報に基づいて増幅器11から出力された増幅電圧Vmを検出する。
次に、CPUは、増幅電圧Vm、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて、二次電池Bの内部抵抗rを検出する(S160)。具体的には、CPUは、ステップS150で検出した増幅電圧Vmを増幅器11の増幅率Gで除し、さらに第1充電電流I1から第2充電電流I2を差し引いた値で除することにより、二次電池Bの内部抵抗rを検出する(r=(Vm/G)/(I1−I2))。そして、CPUは、通信ポートを通じて、検出した二次電池Bの内部抵抗rを他の装置等に送信する。
そして、再度、二次電池Bに第1充電電流I1を流す(S170)。具体的には、CPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に対し第1充電電流I1で充電を行うための制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに予め定められた一定の第1充電電流I1を流す。これにより、二次電池Bの充電が再開され、その後、二次電池Bの充電が完了すると、充電処理を終了する。
図2のフローチャートにおけるステップS110の処理を実行するCPUが、第1充電制御手段として機能し、ステップS130の処理を実行するCPUが、第2充電制御手段として機能し、ステップS150の処理を実行するCPUが、差分電圧検出手段として機能し、ステップS160の処理を実行するCPUが、電池状態検出手段として機能する。
以上より、本実施形態によれば、増幅器11が、所定の基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧Vbとの差分値に応じた増幅電圧Vmを出力する。第1充電制御手段が、二次電池Bに所定の第1充電電流I1が流れるように充電部15を制御し、第2充電制御手段が、二次電池Bに第1充電電流I1が流れている状態において増幅器11によって出力された増幅電圧Vmが0になったとき、二次電池Bに第1充電電流I1より小さい所定の第2充電電流I2が流れるように充電部15を制御する。そして、差分電圧検出手段が、二次電池Bに第2充電電流I2が流れ始めた後に増幅器11から出力された増幅電圧Vmを検出し、電池状態検出手段が、差分電圧検出手段によって検出された増幅電圧Vm、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて、二次電池Bの内部抵抗rを検出する。
このようにしたことから、第1充電電流I1が流れているときの二次電池Bの両電極間の電圧Vbが所定の基準電圧Vrefになると増幅電圧Vmが0になり、つまり、このときの二次電池Bの充電状態(充電程度)において、二次電池Bに第1充電電流I1が流れると両電極間の電圧が基準電圧Vrefと同一の電圧Vb1なる。次に、この充電状態で、二次電池Bに第1充電電流I1とは異なる第2充電電流I2が流れ始めた後の二次電池Bの両電極間の電圧をVb2とすると、増幅電圧Vmとして、基準電圧Vref(即ち、上記電圧Vb1)と電圧Vb2との差分値に応じた値が検出される。ここで、電圧Vb1は、二次電池Bの起電力によって生じる電圧Veに、二次電池Bの内部抵抗rに上記第1充電電流I1が流れることによって生じる電圧を加えたものとなる(Vb1=Ve+r×I1)。同様に、電圧Vb2は、二次電池Bの起電力によって生じる電圧Veに、二次電池Bの内部抵抗rに上記第2充電電流I2が流れることによって生じる電圧を加えたものとなる(Vb2=Ve+r×I2)。そのため、増幅電圧Vmは、電圧Vb1と電圧Vb2の差分値に応じた値(Vm=G×(Vb1−Vb2)=G×r(I1−I2)、但しGは増幅率)となり、増幅電圧Vm、第1充電電流I1及び第2充電電流I2に基づいて、当該二次電池Bの内部抵抗rを二次電池Bの状態として検出することができる(r=(Vm/G)/(I1−I2))。このことから、同一の充電状態(即ち、二次電池の起電力Veが同一)において、第1充電電流I1が流れたときの二次電池Bの両電極間の電圧Vb1と第2充電電流I2が流れたときの二次電池の両電極間の電圧Vb2との差分値を増幅した増幅電圧Vmを直接検出しているので、例えば、第1充電電流I1及び第2充電電流I2をそれぞれ流したときの二次電池Bの両電極間の電圧Vb1及び電圧Vb2を電圧計を用いて別個に測定してこれら電圧Vb1及び電圧Vb2を演算して得た差分電圧を用いる場合に比べて、精度の低下を抑制することができ、そのため、二次電池Bの状態の検出精度の低下を抑制できる
また、増幅器11が、基準電圧Vrefと二次電池Bの両電極間の電圧Vbとの差分値を所定の増幅率Gで増幅した電圧を出力するように構成されている。このようにしたことから、増幅電圧Vmをより大きな値として得ることができ、二次電池Bの状態の検出精度の低下をさらに抑制できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の電池状態検出装置はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、二次電池の状態として二次電池Bの内部抵抗rを検出する構成であったが、これに限定されるものではなく、二次電池Bの内部抵抗rと二次電池BのSOHは相関があることを利用して、内部抵抗rからさらにSOHを検出する構成としてもよい。または、初期状態における内部抵抗r0に対する現内部抵抗r(検出した内部抵抗)の比(State of Function;SOF=r/r0)を検出する構成としてもよい。二次電池は劣化により内部抵抗が増加し、内部抵抗が大きくなると当該二次電池から瞬間的に引き出せる電流量が小さくなる。SOFは、このような二次電池から瞬間的に引き出せる電流量と相関があり、また、二次電池の劣化が進むと大きくなる傾向にあり、即ち、二次電池の状態を示すものである。
また、上述した実施形態では、電池状態検出装置が1つの二次電池Bの内部抵抗rを検出する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、上述した電池状態検出装置の先にマルチプレクサを設けて、当該マルチプレクサを切り換えることにより、複数の二次電池Bと接続する構成としてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電池状態検出装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電池状態検出装置
11 増幅器(差分電圧出力手段)
12 基準電圧発生部
15 充電部(充電手段)
40 マイクロコンピュータ(第1充電制御手段、第2充電制御手段、差分電圧検出手段、電池状態検出手段)
B 二次電池
Bp 二次電池の正極
Bn 二次電池の負極
Vm 増幅電圧(差分電圧)
G 増幅率
e 起電力部
r 内部抵抗
11 増幅器(差分電圧出力手段)
12 基準電圧発生部
15 充電部(充電手段)
40 マイクロコンピュータ(第1充電制御手段、第2充電制御手段、差分電圧検出手段、電池状態検出手段)
B 二次電池
Bp 二次電池の正極
Bn 二次電池の負極
Vm 増幅電圧(差分電圧)
G 増幅率
e 起電力部
r 内部抵抗
Claims (2)
- 二次電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、
所定の基準電圧と前記二次電池の両電極間の電圧との差分値に応じた差分電圧を出力する差分電圧出力手段と、
前記二次電池に充電電流を流す充電手段と、
前記二次電池に第1充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第1充電制御手段と、
前記二次電池に前記第1充電電流が流れている状態において前記差分電圧出力手段によって出力された前記差分電圧が0になったとき、前記二次電池に前記第1充電電流と異なる第2充電電流が流れるように前記充電手段を制御する第2充電制御手段と、
前記二次電池に前記第2充電電流が流れ始めた後に前記差分電圧出力手段から出力された前記差分電圧を検出する差分電圧検出手段と、
前記差分電圧検出手段によって検出された前記差分電圧、前記第1充電電流及び前記第2充電電流に基づいて、前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
を備えていることを特徴とする電池状態検出装置。 - 前記差分電圧出力手段が、前記差分電圧として前記差分値を所定の増幅率で増幅した電圧を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池状態検出装置。
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