JP2014206484A - 電池状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の状態の検出精度の低下を抑制できる電池状態検出装置を提供する。【解決手段】電池状態検出装置1は、充電部15が、二次電池Bに一定電流である所定の充電電流Icを流して充電する。第1コンパレータ11が、充電部15による充電中に二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlになったことを検出し、第2コンパレータ12が、充電部15による充電中に二次電池Bの両電極間の電圧が計時開始電圧Vtlより高い所定の計時終了電圧Vthになったことを検出する。そして、μCOM40が、計時手段及び電池状態検出手段として機能して、この計時手段が、計時開始電圧Vtlが検出されてから計時終了電圧Vthが検出されるまでの時間ΔTを計測し、この電池状態検出手段が、計時手段によって計測された時間ΔTに基づいて二次電池Bの状態を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、電池の劣化の度合や内部抵抗などの当該電池の状態を検出する電池状態検出装置に関するものである。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車(EV)や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車(HEV)などの各種車両には、電動モータの動力源として、リチウムイオン充電池やニッケル水素充電池などの二次電池が搭載されている。
このような二次電池は、充電及び放電を繰り返すことにより劣化が進み、蓄電可能容量(電流容量や電力容量など)が徐々に減少することが知られている。そして、二次電池を用いた電気自動車などにおいては、二次電池の劣化の度合を検出することにより蓄電可能容量を求めて、二次電池によって走行可能な距離や二次電池の寿命などを算出している。
二次電池の劣化の度合を示す指標の一つとして、初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)がある。このSOHは二次電池の内部抵抗と相関があることが知られており、二次電池の内部抵抗を求めることにより当該内部抵抗に基づいてSOHを検出することができる。
二次電池の内部抵抗は、例えば、二次電池に対して、電圧及び電流が一定となる直流信号、又は、電圧及び電流の波形が一定となる交流信号を印加して、その応答に基づいて求めることができる。このような二次電池の内部抵抗を測定する技術の一例が、特許文献1等に開示されている。
特許文献1に開示された方法では、複数の単セル電池が組み合わされてなる組電池において、被測定対象となる単セル電池(以下、単に「被測定電池」という)に対して外部から通電する際に、当該被測定電池に隣接して接続された他の単セル電池との間にチョークコイルを設けて被測定電池以外の他の単セル電池に流れる分流電流を抑制する。これにより、被測定電池に接続された他の単セル電池の影響を排除し、通電前の被測定電池の電圧および通電後の所定の時間経過後の被測定電池の電圧をそれぞれ測定して、これら電圧の差電圧と外部からの通電電流とから内部抵抗を算出していた。
特開平9−54147号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、被測定電池の端子(例えば、負極側)を基準とした電圧計を用いて当該被測定電池の両電極間の電圧Vを測定しているところ、このような被測定電池の内部抵抗は非常に小さいので、図5に模式的に示すように、当該内部抵抗rにより生じる電圧Vrは、被測定電池の起電力部eの起電力により生じる電圧Veに比べて非常に小さい。そのため、電圧計を用いて測定した電圧V(V=Ve+Vr)に含まれる内部抵抗により生じる電圧Vrの割合が非常に小さくなってしまうので、測定誤差の影響等を受けて、電圧計を用いて測定した電圧Vから被測定電池の内部抵抗により生じる電圧Vrを十分な精度で検出することが困難であった。これにより、被測定電池の内部抵抗及び当該内部抵抗と相関のあるSOH等の電池状態の検出精度が低下してしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、電池の状態の検出精度の低下を抑制できる電池状態検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、二次電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、前記二次電池に所定の充電電流を流して充電する充電手段と、前記充電手段による充電中に前記二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧になったことを検出する計時開始電圧検出手段と、前記充電手段による充電中に前記二次電池の両電極間の電圧が前記計時開始電圧より高い所定の計時終了電圧になったことを検出する計時終了電圧検出手段と、前記計時開始電圧が検出されてから前記計時終了電圧が検出されるまでの時間を計測する計時手段と、前記計時手段によって計測された時間に基づいて前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、を備えていることを特徴とする電池状態検出装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記計時開始電圧検出手段及び前記計時終了電圧検出手段のうちの少なくとも一方が、前記二次電池の両電極間の電圧と所定の参照電圧とを比較して、前記二次電池の両電極間の電圧が検出すべき電圧になったことを検出するコンパレータで構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、充電手段が、二次電池に一定電流である所定の充電電流を流して充電する。計時開始電圧検出手段が、充電手段による充電中に二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧になったことを検出する。計時終了電圧検出手段が、充電手段による充電中に二次電池の両電極間の電圧が計時開始電圧より高い所定の計時終了電圧になったことを検出する。計時手段が、計時開始電圧が検出されてから計時終了電圧が検出されるまでの時間を計測する。電池状態検出手段が、計時手段によって計測された時間に基づいて二次電池の状態を検出する。そして、二次電池は、劣化が進んで蓄電可能容量が小さくなると、充電に要する時間が短くなって二次電池の両電極間の電圧の上昇速度が速くなる。このことから、充電中の二次電池の両電極間の電圧の上昇速度と電池の状態とは相関があるところ、本発明では、二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧から当該計時開始電圧より高い所定の計時終了電圧まで上昇するのに要した時間を計測して、当該時間に基づいて電池の状態を検出する。そのため、内部抵抗によって生じる微少な電圧を測定することなく、充電中の二次電池の両電極間の電圧の変化に要する時間を計測して、電池の状態を検出することができる。そのため、計時開始電圧と計時終了電圧とに比較的大きい電圧差を設けることで、計時開始電圧から計時終了電圧までの時間をある程度長くして計測精度を高めることができるので、二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる。
請求項2に記載された発明によれば、計時開始電圧検出手段及び計時終了電圧検出手段のうちの少なくとも一方が、二次電池の両電極間の電圧と所定の参照電圧とを比較して、二次電池の両電極間の電圧が検出すべき電圧になったことを検出するコンパレータで構成されている。このようにしたことから、計時開始電圧や計時終了電圧の検出に高精度のアナログ−デジタル変換器などを用いることなく、オペアンプなどで構成されたコンパレータを用いて電圧の検出が可能となるとともに、コンパレータの出力をトリガとして計時の開始及び終了することができ、安価且つ簡易な構成で二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる。
本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。 一定の充電電流で二次電池を充電したときの当該二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧から所定の計時終了電圧まで上昇するのに要する時間とSOHとの関係を模式的に示すグラフの一例である。 図1の電池状態検出装置が備えるマイクロコンピュータのCPUによって実行される電池状態検出処理の一例を示すフローチャートである。 二次電池を一定の充電電流で充電したときの時間と当該二次電池の両電極間の電圧との関係を模式的に示す図であって、(a)は劣化のない二次電池についての図であり、(b)は劣化のある二次電池についての図である。 二次電池の等価回路を示す図である。
以下、本発明の一実施形態の電池状態検出装置について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。図2は、一定の充電電流で二次電池を充電したときの当該二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧から所定の計時終了電圧まで上昇するのに要する時間とSOHとの関係を模式的に示すグラフの一例である。図3は、図1の電池状態検出装置が備えるマイクロコンピュータのCPUによって実行される電池状態検出処理の一例を示すフローチャートである。図4は、二次電池を一定の充電電流で充電したときの時間と当該二次電池の両電極間の電圧との関係を模式的に示す図であって、(a)は劣化のない二次電池についての図であり、(b)は劣化のある二次電池についての図である。
本実施形態の電池状態検出装置は、例えば、電気自動車に搭載され、当該電気自動車が備える二次電池の電極間に接続されて、当該二次電池の状態として二次電池のSOHを検出するものである。勿論、電気自動車以外の二次電池を備えた装置、システムなどに適用してもよい。
このような二次電池(図中、符号Bで示す)は、電圧を生じる起電力部eと内部抵抗rとを有している。二次電池Bは、両電極(正極Bp及び負極Bn)間に電圧Vを生じ、この電圧Vは、起電力部eによる起電力によって生じる電圧Veと内部抵抗rに電流が流れることにより生じる電圧Vrとによって決定される(V=Ve+Vr)。二次電池Bの負極Bnは、基準電位Gに接続されている。
また、図4(a)、(b)に、このような二次電池を一定の充電電流で充電したときの時間と当該二次電池の両電極間の電圧との関係を模式的に示す。図4(a)に示す劣化のない二次電池に比べて、図4(b)に示す劣化のある二次電池は、蓄電可能容量が少ないため充電に要する時間が短くなり、そのため、充電中の電圧の上昇速度も速くなる。つまり、二次電池は劣化が進むとより短い時間で電圧が上昇し、このことは、その充電期間中全体のうちの一部期間においても同じことが言える。つまり、図4(a)、(b)に示すように、充電中に二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要する時間は、劣化のない電池においてはΔTaとなり、劣化のある電池においてはΔTaより短いΔTbとなる。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、第1コンパレータ11と、第2コンパレータ12と、参照電圧生成部13と、充電部15と、マイクロコンピュータ40(以下、「μCOM40」という)と、を有している。
第1コンパレータ11は、例えば、オペアンプなどで構成されており、2つの入力端子(第1入力端子In1及び第2入力端子In2)と1つの出力端子(出力端子Out)を備え、これら第1入力端子In1に入力された電圧と第2入力端子In2に入力された電圧とを比較して、第1入力端子In1に入力された電圧が第2入力端子In2に入力された電圧より低いとき、Lレベル(例えば、基準電位)の信号を出力端子Outから出力し、第1入力端子In1に入力された電圧が第2入力端子In2に入力された電圧以上のとき、Hレベル(例えば、基準電位+5V)の信号を出力端子Outから出力する。第2コンパレータ12も、第1コンパレータ11と同様に構成されている。第1コンパレータ11及び第2コンパレータ12は、それぞれ計時開始電圧検出手段及び計時終了電圧検出手段に相当する。
第1コンパレータ11の第1入力端子In1は、二次電池Bの正極Bpに接続されており、二次電池Bの両電極間の電圧Vが入力されている。第1コンパレータ11の第2入力端子In2には、後述する参照電圧生成部13に接続されており、参照電圧生成部13にて生成された参照電圧としての所定の計時開始電圧Vtlが入力されている。
第2コンパレータ12の第1入力端子In1は、二次電池Bの正極Bpに接続されており、二次電池Bの両電極間の電圧Vが入力されている。第2コンパレータ12の第2入力端子In2には、後述する参照電圧生成部13に接続されており、参照電圧生成部13にて生成された参照電圧としての所定の計時終了電圧Vthが入力されている。
参照電圧生成部13は、上述した第1コンパレータ11及び第2コンパレータ12によって用いられる参照電圧(リファレンス電圧)として、計時開始電圧Vtl及び計時終了電圧Vthを生成する。本実施形態において、参照電圧生成部13は、一例として、3つの固定抵抗器13a、13b及び13cで構成されており、例えば、第1コンパレータ11、第2コンパレータ12及び後述するμCOM40が動作するための電源を供給する図示しない電源装置から出力される電源電圧Vcc(例えば、基準電位+5V)を、固定抵抗器13a、13b及び13cで分圧することにより、計時開始電圧Vtl及び計時終了電圧Vthを生成している。勿論これ以外にも、例えば、ツェナーダイオードなどを用いるなど、抵抗器による分圧以外の構成で参照電圧を生成してもよい。
充電部15は、二次電池Bの正極Bpと基準電位G(即ち、二次電池Bの負極Bn)との間に接続されており、二次電池Bの充電に際して、当該二次電池Bに予め定められた一定の充電電流Icを流すことができるように設けられている。充電部15は、後述するμCOM40に接続されており、μCOM40からの制御信号に応じて、二次電池Bに充電電流Icを流して充電する。充電部15は、充電手段に相当する。
μCOM40は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを内蔵して構成されており、電池状態検出装置1全体の制御を司る。ROMには、CPUを電池状態検出手段などの各種手段として機能させるための制御プログラムが予め記憶されており、CPUは、この制御プログラムを実行することにより上記各種手段として機能する。また、μCOM40のROMには、図2に模式的に示すような、一定の充電電流で二次電池Bが充電されているときの当該二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要する時間ΔTとSOHとの関係を示す情報(グラフ、算出式又はテーブルなど)の各種情報が記憶されている。上記時間ΔTは、タイマによって計測される。μCOM40のタイマは、計時手段に相当する。
μCOM40は、充電部15に接続された出力ポートPOを備えている。μCOM40のCPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に制御信号を送信して、充電部15による二次電池Bの充電を開始及び停止するように充電部15を制御する。
μCOM40は、第1コンパレータ11から出力された信号が入力される第1入力ポートPI1、及び、第2コンパレータ12から出力された信号が入力される第2入力ポートPI2を有している。これら第1入力ポートPI1及び第2入力ポートPI2に入力された信号は、μCOM40のCPUが認識できる形式の情報(例えば、入力された信号がLレベルのとき‘0’、Hレベルのとき‘1’)に変換されて当該CPUに送られる。μCOM40のCPUは、当該情報に基づいて、第1コンパレータ11の第1入力端子In1に入力された電圧(二次電池Bの両電極間の電圧V)と第2入力端子In2に入力された電圧(計時開始電圧Vtl)との比較結果について判断可能とされている。また、μCOM40のCPUは、当該情報に基づいて、第2コンパレータ12の第1入力端子In1に入力された電圧(二次電池Bの両電極間の電圧V)と第2入力端子In2に入力された電圧(計時終了電圧Vth)との比較結果について判断可能とされている。
μCOM40は、図示しない通信ポートを有している。この通信ポートは、図示しない車両内ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network)など)に接続されており、当該車両内ネットワークを通じて車両メンテナンス用の端末装置などの表示装置に接続される。μCOM40のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した内部信号を示す信号を表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づきSOH等の二次電池Bの状態を表示する。
次に、上述した電池状態検出装置1が備えるμCOM40における電池状態検出処理の一例について、図3のフローチャートを参照して説明する。
μCOM40のCPU(以下、単に「CPU」という)は、例えば、車両に搭載された電子制御装置から通信ポートを通じて二次電池Bの充電開始命令を受信すると、出力ポートPOを通じて充電部15に対し充電開始の制御信号を送信する。充電部15はこの制御信号に応じて、二次電池Bに予め定められた一定の充電電流Icを流し始める。これにより、二次電池Bの充電が開始される。そして、図3に示す電池状態検出処理に進む。
電池状態検出処理1において、CPUは、二次電池Bに充電電流Icが流れて充電中になると、二次電池Bの両電極間の電圧が計時開始電圧Vtlになるのを待つ(S110)。具体的には、第1入力ポートPI1に入力された信号から得られた情報を監視して、当該情報が‘0’から‘1’に変化したこと(即ち、第1入力ポートに入力された信号がLレベルからHレベルに変化したこと)を検出する。そして、この変化を検出して、二次電池Bの両電極間の電圧が計時開始電圧Vtlになると、タイマをスタートさせて計時を開始する(S120)。
次に、CPUは、二次電池Bの両電極間の電圧が計時終了電圧Vthになるのを待つ(S130)。具体的には、第2入力ポートPI2に入力された信号から得られた情報を監視して、当該情報が‘0’から‘1’に変化したこと(即ち、第1入力ポートに入力された信号がLレベルからHレベルに変化したこと)を検出する。そして、この変化を検出して、二次電池Bの両電極間の電圧が計時終了電圧Vthになると、タイマをストップさせて計時を終了する(S140)。これにより、タイマによって、一定の充電電流Icで二次電池Bが充電されているときの当該二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要する時間ΔTが計測される。
そして、CPUは、タイマによって計測された時間ΔTに基づいて、SOHを検出する(S150)。具体的には、この時間ΔTを、ROMに記憶されている、二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要する時間ΔTとSOHとの関係を示す情報に当てはめることにより、SOHを検出する。または、これ以外にも、上記時間ΔTに充電電流Icを乗じた現部分電流容量を求め、初期部分電流容量に対する現部分電流容量の割合を算出してSOHを検出する構成としてもよい。この構成の場合、初期部分電流容量について、例えば、劣化のない二次電池を充電電流Icで充電し、このときの二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要する時間ΔTと充電電流Icを乗じて予め求めて、ROM等に記憶しておく。そして、CPUは、通信ポートを通じて、検出した二次電池Bの内部抵抗rを他の装置に送信したのち、電池状態検出処理1を終了する。
図3のフローチャートにおけるステップS150の処理を実行するCPUが、電池状態検出手段に相当する。
以上より、本実施形態によれば、充電部15が、二次電池Bに一定電流である所定の充電電流Icを流して充電する。第1コンパレータ11が、充電部15による充電中に二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlになったことを検出する。第2コンパレータ12が、充電部15による充電中に二次電池Bの両電極間の電圧が計時開始電圧Vtlより高い所定の計時終了電圧Vthになったことを検出する。μCOM40が、計時手段(タイマ)及び電池状態検出手段(CPU)として機能する。計時手段が、計時開始電圧Vtlが検出されてから計時終了電圧Vthが検出されるまでの時間ΔTを計測する。電池状態検出手段が、計時手段によって計測された時間ΔTに基づいて二次電池Bの状態を検出する。そして、二次電池Bは、劣化が進んで蓄電可能容量が小さくなると、充電に要する時間が短くなって二次電池Bの両電極間の電圧の上昇速度が速くなる。このことから、充電中の二次電池Bの両電極間の電圧の上昇速度と電池の状態とは相関があるところ、本実施形態では、二次電池Bの両電極間の電圧が所定の計時開始電圧Vtlから当該計時開始電圧Vtlより高い所定の計時終了電圧Vthまで上昇するのに要した時間ΔTを計測して、当該時間ΔTに基づいて二次電池Bの状態を検出する。そのため、内部抵抗によって生じる微少な電圧を測定することなく、充電中の二次電池Bの両電極間の電圧の変化に要する時間ΔTを計測して、電池の状態を検出することができる。そのため、計時開始電圧Vtlと計時終了電圧Vthとに比較的大きい電圧差(本実施形態においては、例えば、0.5V程度であり、二次電池Bの構成などに応じて適宜定める)を設けることで、計時開始電圧Vtlから計時終了電圧Vthまでの時間ΔTをある程度長くして計測精度を高めることができるので、二次電池Bの状態の検出精度の低下を抑制できる。
また、第1コンパレータ11及び第2コンパレータを用いて、二次電池Bの両電極間の電圧が計時開始電圧Vtl及び計時終了電圧Vthになったことを検出している。このようにしたことから、計時開始電圧Vtlや計時終了電圧Vthの検出に高精度のアナログ−デジタル変換器などを用いることなく、オペアンプなどで構成されたコンパレータを用いて電圧の検出が可能となるとともに、コンパレータの出力をトリガとして計時の開始及び終了することができ、安価且つ簡易な構成で二次電池の状態の検出精度の低下を抑制できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の電池状態検出装置はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した各実施形態では、第1ADC21によって二次電池Bの両電極間の電圧を検出し、μCOM40のCPUによって当該電圧と状態検出電圧とを比較する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、コンパレータなどの電子部品を用いて、二次電池Bの正極Bpの電圧と状態検出電圧とを比較する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、二次電池の状態として二次電池BのSOHを検出する構成であったが、これに限定されるものではなく、充電中の二次電池の電極間の電圧の上昇速度は二次電池の内部抵抗とも相関があるので、SOHにかえて二次電池の状態として内部抵抗を検出する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、電池状態検出装置が1つの二次電池Bの内部抵抗rを検出する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、電池状態検出装置の先にマルチプレクサを設けて、当該マルチプレクサを切り換えることにより、複数の二次電池Bと接続する構成としてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電池状態検出装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電池状態検出装置
11 第1コンパレータ(計時開始電圧検出手段)
12 第2コンパレータ(計時終了電圧検出手段)
13 参照電圧生成部
15 充電部(充電手段)
40 マイクロコンピュータ(計時手段、電池状態検出手段)
B 二次電池
Vtl 計時開始電圧(参照電圧)
Vth 計時終了電圧(参照電圧)

Claims (2)

  1. 二次電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、
    前記二次電池に所定の充電電流を流して充電する充電手段と、
    前記充電手段による充電中に前記二次電池の両電極間の電圧が所定の計時開始電圧になったことを検出する計時開始電圧検出手段と、
    前記充電手段による充電中に前記二次電池の両電極間の電圧が前記計時開始電圧より高い所定の計時終了電圧になったことを検出する計時終了電圧検出手段と、
    前記計時開始電圧が検出されてから前記計時終了電圧が検出されるまでの時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段によって計測された時間に基づいて前記二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
    を備えていることを特徴とする電池状態検出装置。
  2. 前記計時開始電圧検出手段及び前記計時終了電圧検出手段のうちの少なくとも一方が、前記二次電池の両電極間の電圧と所定の参照電圧とを比較して、前記二次電池の両電極間の電圧が検出すべき電圧になったことを検出するコンパレータで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池状態検出装置。
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