JP2015102444A - 電池状態検出装置及び電池状態検出方法 - Google Patents

電池状態検出装置及び電池状態検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池の状態の検出精度の低下及び検出時間の増加を抑制できる電池状態検出装置および電池状態検出方法を提供する。
【解決手段】電池状態検出装置1は、電流値Ic1となる第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1’、及び、第1検出電流i1が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1を測定する。電流値Ic2となる第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’及び、第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2を測定する。そして、電流値Ic1、電圧値Vc1’、電圧値Vc1、電流値Ic2、電圧値Vc2’及び電圧値Vc2に基づいて、二次電池Bの内部抵抗rを検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池の内部抵抗や劣化の度合などの当該電池の状態を検出する電池状態検出装置及び電池状態検出方法に関するものである。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車(EV)や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車(HEV)などの各種車両には、電動モータの動力源として、リチウムイオン充電池やニッケル水素充電池などの二次電池が搭載されている。
このような二次電池は、充電及び放電を繰り返すことにより劣化が進み、蓄電可能容量(電流容量や電力容量など)や出力能力などが徐々に低下することが知られている。そして、二次電池を用いた電気自動車などにおいては、二次電池の劣化の度合などの二次電池の状態を検出することにより蓄電可能容量等を求めて、二次電池によって走行可能な距離や二次電池の寿命などを算出している。
このような二次電池の状態を示す指標として、初期蓄電可能容量に対する現在蓄電可能容量の割合であるSOH(State of Health)や、初期出力能力に対する現在出力能力の割合であるSOF(State of Function)などがある。これらSOHやSOFは二次電池の内部抵抗と相関があることが知られており、二次電池の内部抵抗を求めることにより当該内部抵抗に基づいてこれらSOHやSOFを検出することができる。
二次電池の内部抵抗は、例えば、二次電池に対して所定電流を通電することにより、通電した電流の電流値及びそのときの二次電池の両電極間の電圧の電圧値の変化量に基づいて内部抵抗を求めることができる。例えば、特許文献1などにおいて二次電池の内部抵抗を検出する技術の一例が開示されている。
特開平9−54147号公報
二次電池は、その特性により、例えば、図4に示すように、電流値I1となる充電電流を通電した後に当該通電を停止したとき、二次電池の起電力によって生じる当該二次電池の両電極間の電圧vが、当該二次電池の真の出力電圧値である開放電圧値OCV(Open circuit Voltage)より高い電圧値V1となり、数分から数時間かけて徐々に降下して開放電圧値OCVに復帰する。また、上記電圧vが開放電圧値OCVに向けて変化しているときに、さらに、電流値I2となる充電電流を通電して充電を行い、その後に通電を停止した直後の二次電池の両電極間の電圧vは、開放電圧値OCVより高い電圧値V2となり、同様に、数分から数時間かけて徐々に降下して開放電圧値OCVに復帰する。また、充電電流に代えて放電電流を通電した後に当該通電を停止したときも、同様に、二次電圧の両電極間の電圧vは、開放電圧値OCVより低い値となり、数分から数時間かけて徐々に上昇して開放電圧値OCVに復帰する。
そのため、例えば、電流値I1となる充電電流の通電停止後、二次電池の両電極間の電圧vが開放電圧値OCVに向けて変化しているときに、電流値Ic1、Ic2となる検出電流i1、i2を通電し、そのときの両電極間の電圧vの電圧値Vc1、Vc2を測定して、これらより二次電池の内部抵抗r(r=(Vc1−Vc2)/(Ic1−Ic2))を検出すると、電圧vが開放電圧値OCVより高めであること及び当該電圧vが変化していること等の影響を受けて、検出精度が低下してしまうという問題があった。また、電流値I2となる充電電流の通電停止後における二次電池の内部抵抗r(r=(Vc3−Vc4)/(Ic3−Ic4))の検出においても同様であった。また、これらの影響を回避して検出精度の低下を防ぐために、例えば、二次電池の両電極間の電圧vが開放電圧値OCVに復帰したのちに電流値Ic1、Ic2となる検出電流i1、i2を通電し、そのときの両電極間の電圧vの電圧値Vc1、Vc2を計測して内部抵抗rを検出するようにした場合、上記復帰を待つため検出時間が増加してしまうという別の問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、電池の状態の検出精度の低下及び検出時間の増加を抑制できる電池状態検出装置および電池状態検出方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、前記電池の充放電電流が停止又は安定した後に充電方向又は放電方向に流れる第1検出電流を前記電池に通電する第1通電手段と、前記第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1非通電中電圧値測定手段と、前記第1検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1通電中電圧値測定手段と、前記第1検出電流が通電された後に、充電方向又は放電方向に流れる、当該第1検出電流の電流値とは異なる大きさの電流値の第2検出電流を前記電池に通電する第2通電手段と、前記第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2非通電中電圧値測定手段と、前記第2検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2通電中電圧値測定手段と、前記第1検出電流の電流値、前記第1非通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、前記第1通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、前記第2検出電流の電流値、前記第2非通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、及び、前記第2通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値に基づいて、前記電池の状態を検出する電池状態検出手段と、を備えていることを特徴とする電池状態検出装置である。
請求項2に記載された発明は、上記目的を達成するために、電池の状態を検出する電池状態検出方法であって、前記電池の充放電電流が停止又は安定した後に充電方向又は放電方向に流れる第1検出電流を前記電池に通電する第1通電工程と、前記第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1非通電中電圧値測定工程と、前記第1検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1通電中電圧値測定工程と、前記第1検出電流が通電された後に、充電方向又は放電方向に流れる、当該第1検出電流の電流値とは異なる大きさの電流値の第2検出電流を前記電池に通電する第2通電工程と、前記第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2非通電中電圧値測定工程と、前記第2検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2通電中電圧値測定工程と、前記第1検出電流の電流値、前記第1非通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、前記第1通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、前記第2検出電流の電流値、前記第2非通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、及び、前記第2通電中電圧値測定工程において測定された電圧値に基づいて、前記電池の状態を検出する電池状態検出工程と、を含むことを特徴とする電池状態検出方法である。
本発明によれば、電池の充放電電流が停止又は安定した後に充電方向又は放電方向に流れる第1検出電流を電池に通電する。第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値を測定する。第1検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値を測定する。第1検出電流が通電された後に、充電方向又は放電方向に流れる、当該第1検出電流の電流値とは異なる大きさの電流値の第2検出電流を電池に通電する。第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値を測定する。第2検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値を測定する。そして、第1検出電流の電流値、第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値、第1検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値、第2検出電流の電流値、第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値、及び、第2検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値に基づいて、電池の状態を検出する。
このようにしたことから、電池の充放電電流が停止又は安定した後は、電池の両電極間の電圧値のうちの当該電池の起電力による電圧成分が、当該電池の開放電圧値OCVに向けて徐々に変化するところ、第1検出電流を通電してから第2検出電流を通電するまでの間に生じた上記電圧成分の変化量について、第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値及び第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の電池の両電極間の電圧値により求めて、この変化量を、第1検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値から減ずることにより、又は、第2検出電流が通電されているときの電池の両電極間の電圧値に加えることにより、上記電圧成分の変化の影響を抑制することができる。そのため、電池の両電極間の電圧が開放電圧値に向けて変化しているときでもその影響を抑えて電池の状態を検出することができ、これにより、電池の状態の検出精度の低下及び検出時間の増加を抑制できる。
本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。 図1の電池状態検出装置が備える制御部によって実行される電池状態検出処理の一例を示すフローチャートである。 図2の電池状態検出処理を実行している際の二次電池の両電極間の電圧の波形、及び、二次電池に流れる電流の波形を模式的に示す図である。 従来の二次電池の内部抵抗の検出時における二次電池の両電圧間の電圧の波形及び二次電池に流れる電流の波形を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態の電池状態検出装置について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電池状態検出装置の概略構成を示す図である。図2は、図1の電池状態検出装置が備える制御部によって実行される電池状態検出処理の一例を示すフローチャートである。図3は、図2の電池状態検出処理を実行している際の二次電池の両電極間の電圧の波形、及び、二次電池に流れる電流の波形を模式的に示す図である。
本実施形態の電池状態検出装置は、例えば、電気自動車に搭載され、当該電気自動車が備える二次電池の状態として当該二次電池の内部抵抗を検出するものである。勿論、電気自動車以外の二次電池を備えた装置、システムなどに適用してもよい。または、二次電池に代えて、一次電池を備えた装置、システムなどに適用してもよい。
図1に示すように、本実施形態の電池状態検出装置(図中、符号1で示す)は、図示しない電気自動車に搭載された二次電池Bに接続され、二次電池Bの状態として当該二次電池Bの内部抵抗の検出を行う。
この二次電池Bは、電圧を生じる起電力部eと内部抵抗rとを有している。二次電池Bは、両電極(正極Bp及び負極Bn)間に電圧vを生じ、この電圧vは、起電力部eによる起電力によって生じる電圧値veと内部抵抗rに電流が流れることにより生じる電圧値vrとによって決定される(v=ve+vr)。二次電池Bの開放電圧値OCVは、即ち、起電力部eが生じる真の電圧値veである。二次電池Bは、電気自動車に搭載されたモータなどの負荷Lに接続されている。
本実施形態の電池状態検出装置1は、充電部15と、電流測定部21と、電圧測定部22と、第1アナログ−デジタル変換器23と、第2アナログ−デジタル変換器24と、制御部30と、を有している。
充電部15は、例えば、電気自動車に接続された外部電源から電力供給されることにより二次電池Bに任意の電流値の充電電流を出力することが可能な電源装置を備えている。充電部15は、その一対の出力端子が、それぞれ二次電池Bの正極Bp及び負極Bnに接続されている。充電部15は、後述する制御部30によって制御されることにより、二次電池Bを充電する際に一定の電流値の充電電流Iccを出力する。また、充電部15は、二次電池Bの内部抵抗rを検出する際に、充電方向(二次電池Bに流れ込む方向)に流れる電流値Ic1となる第1検出電流i1及び電流値Ic2(但し、Ic2≠Ic1)となる第2検出電流i2を出力する。
充電部15が出力する第1検出電流i1及び第2検出電流i2は、単発の矩形波(パルス波)であって、そのパルス高さ(電流値)及びパルス幅を二次電池Bの充電状態(即ち、起電力部eの電圧ve)に影響を与えない程度の大きさとしている。第1検出電流i1及び第2検出電流i2は、矩形波以外にも、三角波、のこぎり波、正弦波などの波形であってもよい。充電部15は、第1通電手段及び第2通電手段に相当する。
電流測定部21は、充電部15の一方の端子と二次電池Bの正極Bpとの間に直列に設けられており、二次電池Bに対して充電方向及び放電方向に流れる電流値を測定して、当該電流値の大きさに応じて電圧が変化する信号(電流信号)を出力する。
電圧測定部22は、二次電池Bの正極Bpと負極Bnとの間の電圧に応じた信号(電圧信号)を出力する。本実施形態においては、例えば、後述する第2ADC24に入力可能な電圧範囲に適合するように、二次電池Bの両電極間の電圧を分圧する複数の固定抵抗器などで構成されている。
第1アナログ−デジタル変換器23(以下、「第1ADC23」という)は、電流測定部21から出力された電流信号を量子化して、当該電流信号の電圧値に対応するデジタル値を示す信号を出力する。同様に、第2アナログ−デジタル変換器24(以下、「第2ADC24」という)は、電圧測定部22から出力された電圧信号を量子化して、当該電圧信号の電圧値に対応するデジタル値を示す信号を出力する。本実施形態において、第1ADC23及び第2ADC24は、個別の電子部品として実装されているが、これに限定されるものではなく、例えば、後述する制御部30に内蔵されたアナログ−デジタル変換部などを用いて各信号を量子化してもよい。
制御部30は、CPU、ROM、RAMなどを内蔵したマイクロコンピュータなどで構成されており、電池状態検出装置1全体の制御を司る。ROMには、CPUを第1非通電中電圧値測定手段、第1通電中電圧値測定手段、第2非通電中電圧値測定手段、第2通電中電圧値測定手段、電池状態検出手段などの各種手段として機能させるための制御プログラムが予め記憶されている。CPUは、この制御プログラムを実行することにより上記各種手段として機能する。
制御部30は、充電部15に接続された出力ポートPOを備えている。制御部30のCPUは、出力ポートPOを通じて充電部15に制御信号を送信して、充電部15を制御する。
また、制御部30は、第1ADC23からの信号が入力される入力ポートPI1、及び、第2ADC24からの信号が入力される入力ポートPI2を備えている。制御部30において、入力ポートPI1及び入力ポートPI2に入力された信号は、CPUが認識できる形式の情報に変換されて当該CPUに送られる。CPUは、当該情報に基づいて、二次電池Bに流れる電流、及び、二次電池Bの両電極間の電圧vを測定する。
また、制御部30の通信ポートは、図示しない車両内ネットワーク(例えば、CAN(Controller Area Network)など)に接続されており、当該車両内ネットワークを通じて車両メンテナンス用の端末装置などの表示装置に接続される。制御部30のCPUは、通信ポート及び車両内ネットワークを通じて、検出した二次電池Bの内部抵抗rを表示装置に送信し、この表示装置において当該信号に基づき二次電池Bの内部抵抗r等の二次電池Bの状態を表示する。
次に、上述した電池状態検出装置1が備える制御部30における電池状態検出処理の一例について、図2のフローチャートを参照して説明する。
電池状態検出処理において、制御部30は、電流測定部21から第1ADC23を通じて入力された電流信号に基づいて二次電池Bを流れる電流の電流値を複数回測定して、所定の期間内(例えば、1分間)において測定した複数の電流値が同一(所定の誤差範囲内(例えば、±3%等)にある値を含む)になるまで待つ(S110でN)。そして、これら複数の電流値が同一になると、二次電池Bを流れる電流が安定(特に電流値が0のときは停止)したものと判断する(S110でY)。
次に、制御部30は、電圧測定部22から第2ADC24を通じて入力された電圧信号に基づいて二次電池Bの両電極間の電圧vの電圧値Vc1’を測定する(S120)。
次に、制御部30は、電圧値Vc1’を測定した直後に充電部15に制御信号を送信して、当該充電部15から二次電池Bへの第1検出電流i1(電流値Ic1)の通電を開始する(S130)。
次に、制御部30は、二次電池Bの両電極間の電圧vが安定する所定の電圧安定時間(例えば、1秒)が経過するまで待ち(S140)、当該電圧安定時間経過後に二次電池Bの両電極間の電圧vの電圧値Vc1を測定する(S150)。
次に、制御部30は、充電部15に制御信号を送信して、当該充電部15から二次電池Bへの第1検出電流i1の通電を停止する(S160)。
次に、制御部30は、電圧測定部22から第2ADC24を通じて入力された電圧信号に基づいて二次電池Bの両電極間の電圧vの電圧値Vc2’を測定する(S170)。
次に、制御部30は、電圧値Vc2’を測定した直後に充電部15に制御信号を送信して、当該充電部15から二次電池Bへの第2検出電流i2(電流値Ic2)の通電を開始する(S180)。
次に、制御部30は、二次電池Bの両電極間の電圧vが安定する上記電圧安定時間が経過するまで待ち(S190)、当該電圧安定時間経過後に二次電池Bの両電極間の電圧vの電圧値Vc2を測定する(S200)。
次に、制御部30は、充電部15に制御信号を送信して、当該充電部15から二次電池Bへの第2検出電流i2の通電を停止する(S210)。
次に、制御部30は、第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1’、及び、第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’、に基づき、第1検出電流i1の通電から第2検出電流i2の通電までの間において生じた二次電池Bの両電極間の電圧値のうちの当該二次電池Bの起電力による電圧成分の変化量ΔV(ΔV=Vc1’−Vc2’)を求める。そして、第1検出電流i1の電流値Ic1、第1検出電流i1が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1、第2検出電流i2の電流値Ic2、第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2、及び、上記変化量ΔVに基づき、以下の算出式を用いて二次電池Bの内部抵抗rを検出する(S220)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
r=(Vc1−(Vc2+ΔV))/(Ic1−Ic2)
=(Vc1−(Vc2+(Vc1’−Vc2’)))/(Ic1−Ic2)
電圧値Vc1’から電圧値Vc2’を差し引いた値は、第1検出電流i1の通電時から第2検出電流i2の通電時までの間における二次電池Bの両電極間の電圧値のうちの当該二次電池Bの起電力による電圧成分の変化量ΔVに相当する。つまり、第1検出電流i1の通電時から第2検出電流i2の通電時までの間に当該変化量ΔVの分だけ二次電池Bの両電極間の電圧値が変化(減少)しているため、第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2をこの変化量により補正することで、二次電池Bの両電極間の電圧値の変化をキャンセルできる。本実施形態において、実際には上記変化量ΔVの算出と内部抵抗rの算出について、上記式を用いて同時に行っている。
図3に、上述した電池状態検出処理を実行した際の二次電池Bの両電極間の電圧v、第1検出電流i1及び第2検出電流i2の波形を模式的に示す。
図2のフローチャートにおけるステップS120の処理は第1非通電中電圧値測定工程であり、制御部30はこのステップS120の処理を実行することにより第1非通電中電圧値測定手段として機能する。ステップS130の処理は第1通電工程である。ステップS150の処理は第1通電中電圧値測定工程であり、制御部30はこのステップS150の処理を実行することにより第1通電中電圧値測定手段として機能する。ステップS170の処理は第2非通電中電圧値測定工程であり、制御部30はこのステップS170の処理を実行することにより第2非通電中電圧値測定手段として機能する。ステップS180の処理は第2通電工程である。ステップS200の処理は第2通電中電圧値測定工程であり、制御部30はこのステップS200の処理を実行することにより第2通電中電圧値測定手段として機能する。ステップS220の処理は電池状態検出工程であり、制御部30は、このステップS220の処理を実行することにより電池状態検出手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態によれば、二次電池Bの充放電電流が停止又は安定した後に充電方向に流れる第1検出電流i1を電池に通電する。第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1’を測定する。第1検出電流i1が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1を測定する。第1検出電流i1が通電された後に、充電方向に流れる、当該第1検出電流i1の電流値Ic1とは異なる大きさの電流値Ic2の第2検出電流i2を二次電池Bに通電する。第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’を測定する。第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2を測定する。そして、第1検出電流の電流値Ic1、第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1’、第1検出電流i1が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1、第2検出電流i2の電流値Ic2、第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’、及び、第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2に基づいて、二次電池Bの内部抵抗rを検出する。
このようにしたことから、二次電池Bの充放電電流が停止又は安定した後は、二次電池Bの両電極間の電圧値のうちの当該二次電池Bの起電力による電圧成分が、当該二次電池Bの開放電圧値OCVに向けて徐々に変化するところ、第1検出電流i1を通電してから第2検出電流i2を通電するまでの間に生じた上記電圧成分の変化量ΔVについて、第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池の両電極間の電圧値Vc1’及び第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’により求めて、この変化量ΔVを、第2検出電流i2が通電されているときの二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2に加えることにより、上記電圧成分の変化の影響を抑制することができる。そのため、二次電池Bの両電極間の電圧vが開放電圧値OCVに向けて変化しているときでもその影響を抑えて二次電池Bの内部抵抗rを検出することができ、これにより、二次電池の内部抵抗rの検出精度の低下及び検出時間の増加を抑制できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の電池状態検出装置及び電池状態検出方法はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、二次電池Bの状態として二次電池Bの内部抵抗rを検出する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、二次電池Bの内部抵抗rと二次電池BのSOH又はSOFは相関があることを利用して、内部抵抗rからさらに二次電池Bの状態としてのSOH又はSOFを検出する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、第1検出電流i1及び第2検出電流i2として充電方向に流れる電流を通電する構成であったが、これら検出電流として放電方向に流れる電流を通電する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、第1検出電流i1の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc1’、及び、第2検出電流i2の通電を開始する直前の二次電池Bの両電極間の電圧値Vc2’を測定するように構成されているが、電圧値Vc1’として、第1検出電流i1の通電を終了した直後の二次電池Bの両電極間の電圧値を用いてもよく、上記電圧値Vc2’として、第2検出電流i2の通電を終了した直後の二次電池Bの両電極間の電圧値を用いてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電池状態検出装置及び電池状態検出方法の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電池状態検出装置
15 充電部(第1通電手段、第2通電手段)
21 電流測定部
22 電圧測定部
23 第1アナログ−デジタル変換器
24 第2アナログ−デジタル変換器
30 制御部(第1非通電中電圧値測定手段、第1通電中電圧値測定手段、第2非通電中電圧値測定手段、第2通電中電圧値測定手段、電池状態検出手段)
B 二次電池(電池)
r 内部抵抗(電池の状態)

Claims (2)

  1. 電池の状態を検出する電池状態検出装置であって、
    前記電池の充放電電流が停止又は安定した後に充電方向又は放電方向に流れる第1検出電流を前記電池に通電する第1通電手段と、
    前記第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1非通電中電圧値測定手段と、
    前記第1検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1通電中電圧値測定手段と、
    前記第1検出電流が通電された後に、充電方向又は放電方向に流れる、当該第1検出電流の電流値とは異なる大きさの電流値の第2検出電流を前記電池に通電する第2通電手段と、
    前記第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2非通電中電圧値測定手段と、
    前記第2検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2通電中電圧値測定手段と、
    前記第1検出電流の電流値、前記第1非通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、前記第1通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、前記第2検出電流の電流値、前記第2非通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値、及び、前記第2通電中電圧値測定手段によって測定された電圧値に基づいて、前記電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
    を備えていることを特徴とする電池状態検出装置。
  2. 電池の状態を検出する電池状態検出方法であって、
    前記電池の充放電電流が停止又は安定した後に充電方向又は放電方向に流れる第1検出電流を前記電池に通電する第1通電工程と、
    前記第1検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1非通電中電圧値測定工程と、
    前記第1検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第1通電中電圧値測定工程と、
    前記第1検出電流が通電された後に、充電方向又は放電方向に流れる、当該第1検出電流の電流値とは異なる大きさの電流値の第2検出電流を前記電池に通電する第2通電工程と、
    前記第2検出電流の通電を開始する直前又は通電を終了した直後の前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2非通電中電圧値測定工程と、
    前記第2検出電流が通電されているときの前記電池の両電極間の電圧値を測定する第2通電中電圧値測定工程と、
    前記第1検出電流の電流値、前記第1非通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、前記第1通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、前記第2検出電流の電流値、前記第2非通電中電圧値測定工程において測定された電圧値、及び、前記第2通電中電圧値測定工程において測定された電圧値に基づいて、前記電池の状態を検出する電池状態検出工程と、
    を含むことを特徴とする電池状態検出方法。
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