JP6114956B2 - 導光体、照明装置、および画像読取装置 - Google Patents

導光体、照明装置、および画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6114956B2
JP6114956B2 JP2013094161A JP2013094161A JP6114956B2 JP 6114956 B2 JP6114956 B2 JP 6114956B2 JP 2013094161 A JP2013094161 A JP 2013094161A JP 2013094161 A JP2013094161 A JP 2013094161A JP 6114956 B2 JP6114956 B2 JP 6114956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
incident
light source
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013094161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014216923A (ja
Inventor
聡子 田中
聡子 田中
田中 雅彦
雅彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013094161A priority Critical patent/JP6114956B2/ja
Publication of JP2014216923A publication Critical patent/JP2014216923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6114956B2 publication Critical patent/JP6114956B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)

Description

本発明は、光源からの出射光を線状光にして出射する導光体、該導光体を備えた照明装置、および該照明装置を備えた画像読取装置に関する。
従来、この種の照明装置としては、例えば特許文献1に記載の二分岐線状光源装置がある。この光源装置において、透明な棒状の導光体には、長手方向に伸びる第一変向面および第二光変向面と、第一光変向面に対向する第一光出射面と、第二光変向面に対向する第二光出射面と、が形成されている。第一および第二光変向面は、第一および第二光変向面に対する長手方向に伸びる垂直面が交差するように配置された二つの面で形成されているので、第一および第二光出射面から収束された二方向の線状光を出射させることができる。
出射された一方の線状光は、読取対象となる原稿に直接照射され、他方の線状光はミラーを介して原稿の同一領域に照射される。原稿での反射光は、ミラーや結像レンズによって撮像素子に結像させられる。撮像素子は、受光面に結像された光から、原稿画像を表す電気信号に変換する。
特開2008−216409号公報
ところで、周知の通り、原稿面照度を決定する因子として、読取速度と撮像素子の感度とがあり、同じ撮像素子を用いた場合には、原稿面照度が大きい程、読取速度が高速となる。
以上のことから、原稿面照度は、要求される読取速度に基づき、適切に設定されることが好ましい。原稿面照度を設定する手法の一つとして、光源数を適切な個数に設定することが挙げられる。従来の照明装置では、導光体の片側のみに単一の光源を設置するか、両側に複数の光源を設置することが可能となる。しかし、この場合、導光体の設計を変更する必要がある。
それゆえに、本発明の目的は、共通の導光体により異なる光量の光源の数を使い分けることが可能な導光体、該導光体を備えた照明装置、および該照明装置を備えた画像読取装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第一局面は、入射光を複数の線状光にして出射する導光体であって、第一乃至第三光源が対向配置可能な第一乃至第三入射部と、前記第一入射部と対向しており、前記第一光源からの入射光を二分岐する光分岐部と、前記光分岐部に対し互いに対称に前記光分岐部と接合された第一導光部および第二導光部であって、入射光を全反射させつつ内部を伝搬させる第一導光部および第二導光部と、前記第一導光部および第二導光部に設けられた第一反射部および第二反射部であって、前記第一導光部および前記第二導光部を伝搬した光が入射されると入射光を反射して、全反射条件から外れた光を線状光として前記第一導光部および前記第二導光部から出射させる第一反射部および第二反射部と、を備えている。
前記導光体は、前記第一光源のみが配置される第一配置パターン、前記第二光源および前記第三光源のみが配置される第二配置パターン、および、前記第一乃至前記第三光源が配置される第三配置パターンのいずれかで選択的に用いられる。前記第一配置パターンにおいて、前記光分岐部は、前記第一光源の出射光を二分岐し、分岐した光の一方は前記第一導光部に、他方は前記第二導光部に入射される。前記第二配置パターンにおいて、前記第一導光部および前記第二導光部には前記第二光源および前記第三光源の出射光が入射される。また、前記第三配置パターンにおいて、前記光分岐部は、前記第一光源の出射光を二分岐し、分岐した光の一方は前記第一導光部に、他方は前記第二導光部に入射されると共に、前記第一導光部および前記第二導光部には、前記第二光源および前記第三光源の出射光が入射される。
また、本発明の第二局面は、上記導光体を備えた照明装置であり、第三局面は、上記照明装置を備えた画像読取装置である。
上記各局面によれば、共通の導光体により異なる光量の光源の数を使い分けることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の大略的な構成を示す模式図である。 図1に示す照明装置の斜視図である。 図2に示す照明装置をZ軸正方向側から見た時の上面図である。 図3の線A−A’に沿う導光体の縦断面をX軸負方向側から見た図である。 図3に示す入射部を詳細に示す上面図である。 図4に示す第一反射部の第一構成例を示す図である。 第一配置パターンを模式的に示す図である。 第二配置パターンを模式的に示す図である。 図8Aに示す反射面の好ましい構成を示す図である。 第三配置パターンを模式的に示す図である。 図2に示す導光体の第一変形例を示す斜視図である。 図2に示す導光体の第二変形例を示す斜視図である。 図11Aに示す導光体の側面図である。 図2に示す導光体の第三変形例を示す模式図である。 図4に示す第一反射部の第二構成例を示す図である。
《実施形態》
以下、図面を参照して、一実施形態に係る導光体、照明装置および画像読取装置について詳説する。
《はじめに》
まず、図中のX軸、Y軸およびZ軸について説明する。X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する。また、X軸、Y軸およびZ軸は、画像読取装置の主走査方向、副走査方向および上下方向を示している。X軸は、主走査方向だけでなく、導光体、照明装置および画像読取装置の前後方向や、光源の光軸の方向を示す。Y軸は、副走査方向だけでなく、導光体、照明装置および画像読取装置の左右方向を示す。
《画像読取装置の構成について》
図1において、画像読取装置1は、筐体12と、原稿カバー14と、プラテンガラス16と、第一スライダユニット18と、第二スライダユニット110と、結像レンズ112と、撮像素子114と、照明装置116と、第一ミラー118,第二ミラー120および第三ミラー122と、を備えている。
筐体12の内部には、両スライダユニット18,110と、結像レンズ112と、撮像素子114と、照明装置116と、ミラー118,120,122と、が収容されている。
筐体12の上面には略矩形状の開口が形成されている。この開口には、板状のプラテンガラス16が取り付けられている。プラテンガラス16の上面には、原稿Dが読取り面側を下に向けて載置される。
原稿カバー14は、筐体12の上面に開閉自在に設けられ、ユーザの操作により閉じられて原稿Dに覆い被さる。
照明装置116は、典型的には、図1に示すように、プラテンガラス16の下方に設けられている。この照明装置116は、図2〜図4に示すように、導光体22と、例えば第一光源24aと、を備えている。この照明装置116は、光源24aの出射光から、導光体22の内部で二つの線状光L3,L4を生成する。照明装置116は、生成した線状光L3,L4を、導光体22の二カ所から出射して、プラテンガラス16上の原稿Dにおける読取領域Aを照射する。ここで、読取領域Aとは、原稿Dにおける主走査方向一ライン分である。なお、照明装置116のさらに詳しい説明は後で行う。
ここで、照明装置116およびミラー118は、第一スライダユニット18に搭載されている。第一スライダユニット18は、原稿Dの読取動作中、プラテンガラス16の下面に沿って、照明装置116およびミラー118を副走査方向に速度Vで送る。
また、ミラー120,122は、第二スライダユニット110に搭載されている。第二スライダユニット110は、読取動作中、プラテンガラス16の下面から若干下方に離れた位置で、ミラー120,122を副走査方向に速度V/2で送る。上記のように速度制御された送り動作により、読取動作中、原稿Dでの反射光の撮像素子114までの光路長を一定にしている。また、この送り動作により、照明装置116は、副走査方向に移動しつつ、原稿D全域を読取領域Aとする。
再度、図1を参照する。ミラー118,120,122は、原稿Dでの反射光(一点鎖線で示す)を結像レンズ112へと導く。結像レンズ112は、ミラー122での反射光を通過させて撮像素子114に結像させる。撮像素子114は、受光面に結像された光から、原稿Dの主走査方向一ラインを光の三原色で表す電気信号に順次変換する。
《照明装置の詳細について》
照明装置116は、図2等に示すように、導光体22と、例えば第一光源24aと、を備えている。ここで、本照明装置116は、後述から明らかなように、第一乃至第三光源24a〜24cを備えることが可能であるが、図2等には、第一光源24aが設けられている場合が示されている。
導光体22は、例えば、X軸方向に300mm程度の長さで、高い光透過率を有する透明の材料で作製される。この種の材料としては、PMMA(Poly Methyl Methacrylate)のような樹脂材料がある。他にも、導光体22はガラス材料で作製されることもある。また、導光体22は第一縦中心面C(図3等を参照)に対し互いに対称な形状を有することが好ましい。ここで、第一縦中心面Cは、導光体22のY軸方向中心を含む面である。
このような導光体22は、図3および図4に示すように、大略的には、第一入射部222と、第二入射部224と、第三入射部226と、第一分岐面228と、第二分岐面230と、第一導光部232と、第二導光部234と、第一反射部236と、第二反射部238と、を備えている。入射部222,224,226、分岐面228,230、導光部232,234および反射部236,238のそれぞれは上記材料から作製される。以下各部について詳説する。
入射部222,224,226のそれぞれは、図5に示すように、YZ平面に平行な面である。本実施形態では、入射部222,224,226はY軸に沿って段差無く整列するよう設けられており、より具体的には、入射部222に対して、入射部224がY軸の正方向側に、入射部226がY軸の負方向側に設けられる。また、入射部222,224,226は、導光体22のX軸の負方向側の端であって、互いに同じX軸方向位置に設けられる。また、入射部222は、光源24aからの出射光が入光可能な大きさの面(例えば矩形状の面)で構成される。同様に、入射部224,226は、光源24b,24cの出射光が入光可能な矩形状の面で構成される。このような入射部222,224,226には、光軸Oa〜Ocが同一方向を向くように光源24a〜24cが配置可能となっている。
第一分岐面228は、Z軸正方向側(以下、視方向という場合がある)からの平面視で、第一縦中心面Cと角度θをなす斜面であって、光軸Oa上の第一点P1を含むように設計された矩形状の斜面である。第一点P1から角度θで、分岐面228は、X軸およびY軸の正方向側に向かって延在するように設計される。角度θは、導光体22の材料の屈折率nに依存する。例えば、n=1.5の場合、角度θは約24.1度以下となる。また、θは、θ=0の時に、分岐面228が入射部222に対し垂直となる。また、角度θは、第一縦中心面Cに対し時計回りに数える。
分岐面230は、第一縦中心面Cを基準として分岐面228と略対称な形状を有する。
上記のような分岐面228,230は、光分岐部を構成しており、入射部222とX軸方向に相対向しており、入射部222に向かって突出する尖端を構成するように交差する。
ここで、この尖端までの入射部222からのX軸方向距離は、ある程度短いことが好ましい。例えば、視方向からの平面視で、第一縦中心面Cから導光体22のY軸方向の各端部までの距離を10mmとし、導光部232,234のY軸方向に沿う幅を7mmとし、光源24aの最大照射角度を50度とすると、約5mm以下と設計される。なお、θ,nについては上記の通りである。
また、入射部222および分岐面228におけるY軸正方向側の端同士は面240で、また、入射部222および分岐面230における負方向側の端同士は面242で接続される。また、入射部222および分岐面228,230のZ軸正方向側の端同士、また、それらの負方向側の端同士は、図示しない面でそれぞれ接続されている。
《導光部の詳細について》
導光部232,234はそれぞれ、図3〜図5に示すように、X軸と平行に延在するロッド状の部材である。導光部232,234のX軸負方向側の端部は、面240,242に接合される。それぞれの接合位置から、導光部232,234は、視方向からの平面視で、Y軸方向に間隔をあけてX軸正方向に向かって延在する。そして、導光部232,234のX軸正方向側の端同士が接合される。この構成により、分岐面228,230と導光部232,234との内側には、X軸方向に延在するスリット244が形成される。
また、導光部232,234は、図3および図4に示すように、第一縦中心面Cを基準として互いに対称な形状を有することが好ましい。より具体的には、図4に示すように、視方向からの平面視で、導光部232は、読取領域Aに対してY軸の正方向側に設けられ、導光部234は、その負方向側に設けられる。
反射部236は、図4に示すように、導光部232内においてZ軸負方向側の端部に形成される。反射部236は、読取領域AのX軸方向長さをカバー可能な長さを有しており、例えば図6に示すようにX軸方向に配列された複数のプリズムから構成されている。
また、反射部238は、図4に示すように、導光部234内のZ軸負方向側端部に、第一縦中心面Cを基準として反射部236と対称な形状となるように形成されている。
再度、図5を参照する。各光源24a〜24cは、一般的には、LED(Light Emitting Diode)であって、白色光を放射する。また、光源24a〜24cは、例えば約120度の半減角を有する。ここで、半減角とは、光源24a〜24cの光軸Oの方向への放射光の輝度を100%とした時、輝度が50%となる光線間の角度である。
各光源24a〜24cは、入射部222,224,226に対し下記条件(1)〜(5)を満たすように配置される。(1)光源24aは入射部222に対向する。また、光源24b,24cは、入射部224,226に対向する。(2)光源24aは、入射部222に対しX軸の負方向側に配置される。光源24b,24cは、入射部224,226に対しX軸の負方向側に配置される。(3)光源24aの光軸Oaが入射部222と直交する。光源24b,24cの光軸Ob,Ocが入射部224,226と直交する。(4)光軸Oaが第一縦中心面Cに含まれる。(5)光源24aは、好ましくは、最大照射角度の光が入射部222に入光可能に入射部222に近接する。光源24b,24cは、好ましくは、最大照射角度の光が入射部224,226に入光可能に入射部224,226に近接する。
《第一配置パターンについて》
本実施形態に係る照明装置116では、原稿面照度を最小レベルにするために、単一の光源24aが入射部222に対向配置される。この時、図7に示すように、光源24aを入射部222に対して固定するために、第一集光部材の一例としての集光型アタッチメント26aを用いることが好ましい。また、光源24aの最大照射角が大きく、その出射光全てを入射部222に直接入光させることができない場合がある。それゆえ、集光型アタッチメント26aは、光源24aの周囲(但し、光軸Oaの方向を除く)を覆う第一反射面262aを備えている。この反射面262aは、自身への入射光を入射部222の方向に反射させる。
上記の通り配置された光源24aは、図7に矢印aで示すように光aを出射する。この出射光aは入射部222を透過して、透過光b(矢印bで示す)として、例えば分岐面228に向かって伝搬する。透過光bは入射角α1で分岐面228に入射されるとする。ここで、光源24aの出射光の有効利用の観点から、透過光bは分岐面228で全反射することが好ましい。また、分岐面228での反射光c(矢印cで示す)は、導光部232の内部を伝搬して、導光部232と外部(典型的には空気)との境界面S3に入射角β1で入射されるとする。境界面S3では入射光d(矢印dで示す)は全反射することが好ましい。分岐面228や境界面S3で全反射するために、分岐面228は上記の角度θを有する。
また、光源24aの出射光aのうち、照射角度の大きな光d(矢印dで示す)が境界面S3で全反射して分岐面228に入射されると、分岐面228から外部に漏れる光が生じる可能性がある。このような光の漏れを最小限に抑えるため、分岐面228,230の尖端は、入射部222からX軸方向に距離Lの位置に設けられる。以上、導光体22において、第一縦中心面Cを基準としてY軸の正方向側の部分での光の伝搬についてのみ説明したが、その負方向側でも同様に光は伝搬する。
以上のように、光源24aの出射光aは、導光部232,234の内部に導かれる。
《第二配置パターンについて》
また、照明装置116では、原稿面照度を中間レベルにすべく、図8Aに示すように、光源24bが入射部224に対向配置され、光源24cが入射部226に対向配置される。この時、光源24b,24cを入射部224,226に対して固定するために、第二集光部材の一例としての集光型アタッチメント26bを用いることが好ましい。この集光型アタッチメント26bは、光源24b,24cの周囲(但し、光軸Ob,Ocの方向を除く)を覆う第二反射面262bおよび第三反射面264bを備えている。この反射面262b,264bは、自身への入射光を入射部224,226の方向に反射させる。
ここで、反射面262bは、図8Bに示すように、光軸Obを含む平面で集光型アタッチメント26bを切断した時に、光源24bの発光点P2と、第三点P3とを、二つの焦点とする楕円弧になっていることが好ましい。ここで、第三点P3のX軸上の位置は、例えば、分岐面228のX軸正方向側の端部の位置であって、そのY軸上の位置は、導光部232のY軸方向への中心点である。また、反射面264bは、第一縦中心面Cを基準として、反射面262bと対称な形状を有する。以上の集光型アタッチメント26bにより、光源24b,24cの照射角度は規制され、集光型アタッチメント26aによる光源24aの照射角度よりも小さくなっていることが好ましい。
光源24b,24cの出射光a(図8Aに矢印aで示す)は、入射部224,226を透過して、透過光b(矢印bで示す)として導光部232,234の内部に導かれる。ここで、集光型アタッチメント26bが使用されるので、透過光bは、境界面S3への入射角が角度β1よりも大きくなるため、導光部224,226で全反射する。
《第三配置パターンについて》
また、照明装置116では、原稿面照度を最大レベルにすべく、図9に示すように、光源24a,24b,24cが入射部222,224,226に対向配置される。この時、各光源24a〜24cの固定のために、好ましくは、第三集光部材の一例としての集光型アタッチメント26cが用いられる。集光型アタッチメント26cは、実質的に、集光型アタッチメント26a,26bを組み合わせた形状を有し、第一反射面262a,第二反射面262b,第三反射面264bと同様にして、光源24a〜24cの周囲(但し、光軸Oa〜Ocの方向を除く)を覆う第四反射面262c,第五反射面264c,第六反射面266cを備えている。
第三配置パターンにおいて、光源24a〜24cからの出射光aは、上述と同様にして、導光部224,226に導かれる。
《導光部における光の伝搬》
ここで、図3および図4を再度参照する。いずれの配置パターンにおいても、導光部232に導かれた光(以下、第一光L1と記す)は基本的に、導光部232と外部との境界面S3で全反射を繰り返して、X軸の正方向に向かって伝搬されていく。その過程で、反射部236に当たった光L1は進行方向を変えて、導光部232のZ軸正方向端部から第一線状光L3として出射される。
導光部234に導かれた光(以下、第二光L2と記す)は、第一光L1と同様にして、X軸の正方向に伝搬されていく。その過程で、反射部238の作用により、導光部234のZ軸正方向端部から第二線状光L4が出射される。なお、反射部236,238に当たらずに導光部232,234のX軸方向端部に到達した光L1,L2は、端部に設けられた光吸収部材で吸収される等する。
また、図4に示すように、導光部232,234は、視方向からの平面視で、読取領域Aを挟んで両側から線状光L3,L4を照射する。これによって、プラテンガラス16上の原稿Dに折り目や浮き等があっても、影の発生を低減することが可能となる。また、さらに詳細には、導光体22は、第一縦中心面Cを基準として対称な向きを有しかつ概ね同じ光量の線状光L3,L4を読取領域Aに出射することが可能となる。これにより、プラテンガラス16上の原稿Dに折り目や浮き等があっても、影の発生を最小限に抑えることが可能となる。なお、読取領域Aでの反射光は、スリット244を通過して、最終的に撮像素子114に入射される。
《導光体の第一変形例》
上記実施形態では、第一乃至第三入射部222,224,226のそれぞれは、導光体22において互いに同じX軸方向位置に設けられていた。しかし、これに限らず、図10に示すように、第二および第三入射部224,226のそれぞれが導光体22において互いに同じX軸方向位置に設けられ、第一入射部222は、第二および第三入射部224,226よりもX軸正方向側に設けられていても構わない。
この場合、導光部232は、X軸の負方向側の端部に、視方向からの平面視で、第二入射部224を挟み込むように楕円面S1を有していても構わない。ここで、この楕円面S1は、図8Bにおける反射面262bと同じ要領で構成され、光源24bの発光点P2と、第三点P3とを二つの焦点をする。ここで、第三点P3のX軸上の位置は、分岐面228のX軸正方向側の端部の位置であって、そのY軸上の位置は、導光部232のY軸方向への中心点である。また、導光部234は、X軸の負方向側の端部に、第一縦中心面Cを基準として、楕円面S1に対して対称な楕円面S2を有する。
《導光体の第二変形例》
また、上記変形例では、第一乃至第三入射部222,224,226のZ軸方向位置は互いに同じであった。しかし、これに限らず、図11Aおよび図11Bに示すように、第一入射部222は、互いに同じZ軸方向位置に設けられた第二および第三入射部224,226とは異なるZ軸方向位置に設けられても構わない。
《導光体の第三変形例》
また、上記実施形態では、第一乃至第三入射部222,224,226は、導光体22の一方端に設けられ、他方端には設けられていなかった。しかし、これに限らず、照明装置116は、第一縦中心面Cのみならず、導光体22のX軸方向の中心点を含む第二縦中心面Eを基準として対称に構成されても構わない。これにより、図12に示すように、照明装置116は、さらに多様な配置パターンで用いることが可能となる。
《付記》
上記実施形態では、反射部236,238は複数のプリズムからなるとして説明した。しかし、これに限らず、反射部236,238は、他にも、図13に示すように、導光部232,246内においてZ軸負方向側の端部に、塗装や印刷等の方法で形成された白色のドットパターンであっても構わない。
《導光体の効果》
以上説明したように、本照明装置116によれば、導光体22には、様々な配置パターンにて一つまたは複数の光源24を配置可能となっている。これにより、共通の導光体22により、読取速度に応じて原稿面照度を変更可能な複数の線状光L3,L4を生成することが可能となる。
入射部222,224,226は、導光体22の同一端部に設けられると共に、入射部222,224,226には、光軸Oa〜Ocが同方向を向くように光源24a〜24cが配置される。このように、各光源24a〜24cを導光体22の片側に集約することにより、各光源24a〜24cの駆動回路等を片側に集約することが可能となる。よって、照明装置116を小型化することが可能となる。
また、光源24a〜24cを配置する場合には、集光型アタッチメント26a〜26cが用いられる。集光型アタッチメント26a〜26cには、各光源24a〜24cの出射光を対向する入射部222,224,226へと反射可能に照射角度が設計されている反射面が備わっている。これにより、各光源24a〜24cの出射光の利用効率を上げることが可能となる。
また、反射面262b,264b等は、視方向からの平面視で、発光点P2および第三点P3を焦点として有する楕円弧となっている。これにより、光源24b,24cの出射光をより効率的に導光部232,234に導くことが可能となる。
また、第一変形例によれば、各光源24b,24cを入射部224,226に近接配置可能であるため、光源24b,24cと、対向する入射部224,226との間で、各光源24b,24cの出射光の減衰を抑えることが可能となる。
また、第二変形例によれば、入射部222のZ軸方向位置が、入射部224,226のそれと異なるようにしている。その結果、光源24a〜24bの出射光に合わせて導光体22の形状を適切に設計することが可能となるため、原稿面照度を大きくし易くなる。また、光源毎の設置スペースを広くすることも可能となる。
本発明に係る導光体は、光源の出射光を効率的に利用可能であり、照明装置や画像読取装置に好適である。
1 画像読取装置
116 照明装置
22 導光体
24a,24b,24c 光源
26a,26b,26c 集光型アタッチメント
222,224,226 第一入射部,第二入射部,第三入射部
228,230 第一分岐面,第二分岐面
232,234 第一導光部,第二導光部
236,238 第一反射部,第二反射部
262a,262b,262c 第一反射面,第二反射面,第四反射面
264b,264c 第三反射面,第五反射面
266c 第六反射面
S1 楕円面
S2 楕円面
S3 境界面

Claims (11)

  1. 入射光を複数の線状光にして出射する導光体であって、
    第一乃至第三光源が対向配置可能な第一乃至第三入射部と、
    前記第一入射部と対向しており、前記第一光源からの入射光を二分岐する光分岐部と、
    前記光分岐部に対し互いに対称に前記光分岐部と接合された第一導光部および第二導光部であって、入射光を全反射させつつ内部を伝搬させる第一導光部および第二導光部と、
    前記第一導光部および第二導光部に設けられた第一反射部および第二反射部であって、前記第一導光部および前記第二導光部を伝搬した光が入射されると入射光を反射して、全反射条件から外れた光を線状光として前記第一導光部および前記第二導光部から出射させる第一反射部および第二反射部と、を備え、
    前記導光体は、前記第一光源のみが配置される第一配置パターン、前記第二光源および前記第三光源のみが配置される第二配置パターン、および、前記第一乃至前記第三光源が配置される第三配置パターンのいずれかで選択的に用いられ、
    前記第一配置パターンにおいて、前記光分岐部は、前記第一光源の出射光を二分岐し、分岐した光の一方は前記第一導光部に、他方は前記第二導光部に入射され、
    前記第二配置パターンにおいて、前記第一導光部および前記第二導光部には前記第二光源および前記第三光源の出射光が入射され、
    前記第三配置パターンにおいて、前記光分岐部は、前記第一光源の出射光を二分岐し、分岐した光の一方は前記第一導光部に、他方は前記第二導光部に入射されると共に、前記第一導光部および前記第二導光部には、前記第二光源および前記第三光源の出射光が入射される、導光体。
  2. 前記第一乃至前記第三入射部は、前記第一乃至前記第三光源の各光軸が互いに同方向を向いた状態で、前記第一乃至前記第三光源を対向配置可能に構成される、請求項1に記載の導光体。
  3. 前記第一、前記第二または前記第三配置パターン用の第一、第二または第三集光部材を、さらに備え、
    前記第一集光部材は、前記第一光源の出射光を、前記光分岐部、前記第一導光部および前記第二導光部の方向に反射する第一反射面を有し、
    前記第二集光部材は、前記第二光源および前記第三光源の出射光を前記第一導光部および前記第二導光部の方向に反射する第二反射面および第三反射面を有し、
    前記第三集光部材は、前記第一光源の出射光を前記光分岐部の方向に反射する第四反射面と、前記第二光源および前記第三光源の出射光を前記第一導光部および前記第二導光部の方向に反射する第五反射面および第六反射面と、を有する、請求項2に記載の導光体。
  4. 前記第一反射面および前記第四反射面の各照射角度は、前記第二反射面、前記第三反射面、前記第五反射面および前記第六反射面の各照射角度よりも狭くなっている、請求項3に記載の導光体。
  5. 前記第二反射面および前記第三反射面は、前記第二光源および前記第三光源の両光軸に垂直な視方向からの平面視で、前記第二光源および前記第三光源の発光点と、前記第一導光部および前記第二導光部の内部において前記光分岐部よりも光軸方向にある任意の点と、を二つの焦点とする楕円弧で構成され、
    前記第五反射面および前記第六反射面は、前記視方向からの平面視で、前記第二光源および前記第三光源の発光点と、前記第一導光部および前記第二導光部の内部において前記光分岐部よりも光軸方向にある任意の点と、を二つの焦点とする楕円弧で構成される、請求項4に記載の導光体。
  6. 前記第一乃至前記第三光源のいずれか一つの光軸方向を第一基準方向とするとき、前記第一入射部は、前記第二入射部および前記第三入射部と異なる第一基準方向位置に設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載の導光体。
  7. 前記第一入射部は、前記第二入射部および前記第三入射部に対して前記第一基準方向の正方向側に設けられている、請求項6に記載の導光体。
  8. 前記第一乃至前記第三光源のいずれか一つの光軸に対して垂直な方向を第二基準方向とするとき、前記第二基準方向からの平面視で、前記第一入射部は、前記第二入射部および前記第三入射部の間に設けられている、請求項1〜7のいずれかに記載の導光体。
  9. 前記第一入射部は、前記第二入射部および前記第三入射部と異なる第二基準方向位置に設けられている、請求項8に記載の導光体。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の導光体を備えた照明装置。
  11. 請求項10に記載の照明装置を備えた画像読取装置。
JP2013094161A 2013-04-26 2013-04-26 導光体、照明装置、および画像読取装置 Active JP6114956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013094161A JP6114956B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 導光体、照明装置、および画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013094161A JP6114956B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 導光体、照明装置、および画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014216923A JP2014216923A (ja) 2014-11-17
JP6114956B2 true JP6114956B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51942246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013094161A Active JP6114956B2 (ja) 2013-04-26 2013-04-26 導光体、照明装置、および画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6114956B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6163667B2 (ja) * 2015-01-06 2017-07-19 コニカミノルタ株式会社 照明装置及び画像読取装置
JP6299021B2 (ja) * 2015-01-20 2018-03-28 コニカミノルタ株式会社 導光体、照明装置および画像読取装置
JP6500270B2 (ja) * 2015-01-20 2019-04-17 コニカミノルタ株式会社 導光体、照明装置および画像読取装置
JP2016134303A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 コニカミノルタ株式会社 導光体、照明装置及び画像読取装置
JP6163668B2 (ja) * 2015-01-20 2017-07-19 コニカミノルタ株式会社 導光体、照明装置および画像読取装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0855506A (ja) * 1994-08-11 1996-02-27 Toshiba Corp ライン照明装置
JP3966576B2 (ja) * 1997-04-24 2007-08-29 シチズン電子株式会社 線状光源ユニット
JP2002185708A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Canon Inc 照明装置、イメージセンサユニットおよびこれを備えた画像読み取り装置
JP2008271009A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Rohm Co Ltd 線状光源装置およびそれを備えた画像読み取り装置
JP5565065B2 (ja) * 2010-04-21 2014-08-06 コニカミノルタ株式会社 画像読み取り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014216923A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5817779B2 (ja) 導光体、照明装置、および画像読取装置
KR101392519B1 (ko) 광원 장치
US9250378B2 (en) Lighting device including a light ray guide
JP6114956B2 (ja) 導光体、照明装置、および画像読取装置
US9277082B2 (en) Image reading apparatus
JP6163668B2 (ja) 導光体、照明装置および画像読取装置
TWI528100B (zh) 原稿照明裝置、密著型影像感測器模組及圖像讀取裝置
JP5464175B2 (ja) 光源装置
CN103458150B (zh) 光导和图像读取装置
JP2014011152A (ja) 導光体
JP5712978B2 (ja) 導光体、照明装置及び画像読み取り装置
JP6016524B2 (ja) 照明装置および画像読取装置
JP2016134303A (ja) 導光体、照明装置及び画像読取装置
JP6299021B2 (ja) 導光体、照明装置および画像読取装置
JP2013051108A (ja) 導光体、光源装置及び画像読み取り装置
JP6145791B2 (ja) 導光体、照明装置及び画像読み取り装置
JP2015144331A (ja) 照明装置および画像読取装置
JP6500270B2 (ja) 導光体、照明装置および画像読取装置
JP6717011B2 (ja) 光源装置、導光素子及び面照明装置
JP2021012824A (ja) 面光源装置及び照明装置
JP6221116B2 (ja) 導光体、光源装置及び画像読み取り装置
KR20170045597A (ko) 라이트 가이드 장치
JP2013162184A (ja) 画像読取装置
JP2007025705A (ja) ライン照明装置及び画像入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160418

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160427

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20160602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6114956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150