JP6113238B2 - 遊技機用ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の電子基板を保護するための遊技機用基板ケースと、当該遊技機用基板ケースを用いた遊技機とに関する。
回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の遊技機の筺体には、メイン制御基板やサブ制御基板等の各種の電子基板が収容されている。これらの電子基板や、それに取り付けられたROM等が偽造品へ交換されてしまうと、例えば、遊技機に特定の操作を行うことで一般の遊技者(当該特定の操作を知らない遊技者)よりも有利な条件で遊技が進行するように遊技機を改造することが可能になる等、悪意のある遊技者(当該特定の操作を知っている遊技者)に不正遊技を許す虞がある。このため、遊技機の各メーカーは、メイン制御基板を始めとする各種の電子基板をケース(基板ケース)の内部に格納して、その電子基板に不正アクセスしにくくする対策を行っている。
一方で、基板ケースに格納される電子基板には、各種設定のためのロータリスイッチが設けられることがある。例えば、特許文献1には、遊技機の遊技仕様を変更するためのロータリスイッチが電源基板(電源部)に設けられた遊技機が記載されている。従来の遊技機においては、この種のロータリスイッチを基板ケースの外部からでも調節できるようにするため、基板ケースにおける当該ロータリスイッチに重なる位置に設けた開口部から当該ロータリスイッチのつまみ部分全体を露出させるという構造が採用されている。
しかし、そのような構造を有する従来の遊技機においては、遊技機筺体内の清掃、メダルホッパーへのメダル補給又はエラー解除等の作業を行う際、作業員の身体や工具が突出したつまみ部分に誤ってぶつかること等により、ロータリスイッチが破損し又は基板から剥離しやすいという欠点があった。特に、メダル補給やエラー解除の作業は、遊技機の前に遊技者が着席したままの状態で行うことが多く、前扉を半開きにして作業を行う必要があるため、手元が狭く、作業中にロータリスイッチの破損や基板からの剥離が起こりやすいことが問題となっていた。このような問題は、とりわけ、ロータリスイッチが電子基板に対してはんだ付けしただけの状態で設けられている場合に生じやすくなる。
特開2007−105334号公報 (第4図)
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、ロータリスイッチの操作性を確保しながらも、ロータリスイッチの破損又は基板からの剥離を防止できる保護機能を備えた遊技機用ユニットを提供するものである。また、この遊技機用ユニットを用いた遊技機を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
遊技機筺体の内部に収容される基板と、
当該基板を保護するための遊技機用基板ケースと、
で構成された遊技機用ユニットであって、
基板が、指で操作可能なつまみ部分を有するロータリスイッチを備え、
遊技機用基板ケースが、ロータリスイッチの上方を覆ってロータリスイッチを保護するためのロータリスイッチ保護部を有し
ータリスイッチのつまみ部分を操作するためのつまみ操作用開口部が、ロータリスイッチ保護部の側方に設けられるとともに、
ロータリスイッチ保護部と前記つまみ部分との間に間隙が設けられて、ロータリスイッチ保護部がロータリスイッチのつまみ部分に直接接触しない構造とされ
ことを特徴とする遊技機用ユニット
を提供することによって解決される。
かかる構成にあっては、ロータリスイッチの上方を覆ったことにより、外力から保護する必要が最も高いつまみ部分の上端を含めて、ロータリスイッチを保護することができる。前記つまみ部分は、操作性を確保するためにある程度長さのある形状となっているが、この部分に横方向の外力がかかると、梃の原理が働き、ロータリスイッチ基部(基板への取り付け部分)に大きな力がかかりやすい。このロータリスイッチ基部へかかる力は、つまみ部分の上端に横方向の外力がかかった際に最も大きくなってしまうところ、本発明ではつまみ部分の上端も含めて保護することにより、ロータリスイッチの破損又は基板からの剥離を効果的に防止することができる。また、つまみ操作用開口部を通じてつまみ部分の側面が露出しているため、通常の操作箇所であるつまみ部分側面に直接接触することができ、高い操作性を実現することも可能になる。さらに、ロータリスイッチ保護部とロータリスイッチのつまみ部分との間に間隙を設けて、ロータリスイッチ保護部がロータリスイッチのつまみ部分に直接接触しない構造としたことによって、ロータリスイッチ保護部に外力がかかった場合であっても、その外力がつまみ部分に伝わることを防止することも可能となっている。
本発明の遊技機用ユニットにおいては、つまみ操作用開口部を、ロータリスイッチ保護部の側方両側に設けることもできる。かかる構成にあっては、前記つまみ部分を両側から挟むようにして操作することが可能となり、操作性を向上させることができる。
本発明の遊技機用ユニットにおいて、上述したように、つまみ操作用開口部をロータリスイッチ保護部の側方両側に設ける場合には、ロータリスイッチ保護部の幅W(図7を参照)を、つまみ部分の直径φ(図7を参照)と略等しくすると好ましい。というのも、ロータリスイッチ保護部の幅Wがつまみ部分の直径φよりも著しく小さい場合には、つまみ部分のはみ出し幅W(図7を参照)が大きくなることによりロータリスイッチを十分に保護しきれなくなる虞があり、これとは逆に幅Wが直径φよりも著しく大きい場合には、つまみ部分に接触し辛くなり操作性を損なう可能性があるところ、かかる構成によりロータリスイッチ保護機能と操作性とを好適なバランスで両立させることが可能になるからである。
本発明の遊技機用ユニットにおいては、ロータリスイッチ保護部を、基板ケースの本体部と別体で形成し、基板ケースにおけるロータリスイッチのつまみ部分に重なる位置に設けられた保護部装着用開口部に対して装着できるようにすることもできる。かかる構成にあっては、基板ケースの設置箇所あるいは周辺のレイアウト等に変更があった場合であっても、基板ケース本体部には改変を加えることなく、好適な大きさ又は形状のロータリスイッチ保護部を選択して装着することが可能になる。
本発明の遊技機用ユニットにおいては、つまみ操作用開口部の端面を、内向きの傾斜形状とすることもできる。換言すると、ロータリスイッチ保護部の内幅W(図7を参照)が、ロータリスイッチ保護部の幅W(図7を参照)よりも小さくなるようにつまみ操作用開口部の端面を傾斜させることもできる。かかる構成にあっては、つまみ部分のはみ出し幅W(図7を参照)を小さく保ったまま、つまみ部分への接触を容易にすることができ、操作性を向上させることが可能になる。
以上で述べた本発明の遊技機用ユニットは、回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の各種遊技機における保護対象部品を保護するものとして、好適に採用することができる。
回胴式遊技機を示した正面図である。 前扉を開いた状態の回胴式遊技機を示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースを示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースを分解した状態を示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースにおける保護キャップと、ロータリスイッチとを拡大してそれらの位置関係を示した斜視図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースにおける保護キャップと、ロータリスイッチとの三面投影図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースにおける保護キャップと、ロータリスイッチとを図6(c)におけるA−A面で切断した断面図である。 第一実施態様の遊技機用基板ケースにおけるロータリスイッチ保護部の周辺を図6(a)におけるB−B面に相当する平面で切断した断面図である。 第二実施態様の遊技機用基板ケースを分解した状態を示した斜視図である。
本発明の遊技機用基板ケースについて、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、説明の便宜上、本発明の遊技機用基板ケースを回胴式遊技機において採用する場合を例に挙げて説明する。以下で述べた構成は、当該構成がパチンコ遊技機等の他の遊技機において採用できないことが自明でない限り、当該他の遊技機においても採用することができる。
また、以下においては、説明の便宜上、ロータリスイッチ基部からつまみ部分の先端へ向かう方向(z軸方向正側)を「上」とし、その逆を「下」として説明を記述する。これら「上」や「下」等、方向を表す語句は、特に断りのない限り、各部の相対的な位置関係を表すために便宜的に用いたものであり、ロータリスイッチ保護部及びこれを備えた遊技機用基板ケースを使用する向きを限定するものではない。
1.回胴式遊技機
図1は、回胴式遊技機10を示した正面図である。回胴式遊技機10は、図1に示すように、メダルを投入するためのメダル投入口11と、メダルを払い出すためのメダル払出口12と、その外周面に図柄が描かれた3本のリール13,14,15と、映像演出を行うための液晶ディスプレイ16と、照明演出を行うための発光ランプ(図示省略)と、音声演出を行うためのスピ−カー17等を備えたものとなっており、操作部として、1遊技当たりの最大枚数(通常3枚)のメダルをベットするためのマックスベットボタン18と、ベットするメダルを1枚ずつ増加するためのシングルベットボタン19と、リール13,14,15の回転を開始するためのスタートレバー20と、リール13,14,15の回転をそれぞれ停止するための3個のストップボタン21,22,23と、演出を切り替えるためのチャンスボタン24と、クレジットされたメダルを払い戻すための払戻しボタン25等を有するものとなっている。
回胴式遊技機10では、メダルのクレジット枚数が所定枚数以上となった状態でスタートレバー20が操作されると、役抽選が実行されるとともにリール13,14,15が一斉に回転を開始し、ストップボタン21,22,23がそれぞれ操作されると、操作されたストップボタン21,22,23に対応するリール13,14,15の回転が停止していき、全てのリール13,14,15が停止したときにリール窓10aの有効ライン上に表示される図柄の組み合わせが役抽選で当選した役に対応したものとなっていた場合(入賞した場合)に、その役に応じた枚数のメダルが払い出され、メダルのクレジット枚数が上限値に達しているときには、筺体内のホッパーユニット36(図2を参照)から送出されたメダルがメダル払出口12を通じて払い出されるようになっている。メダルのクレジット枚数は、メダルのクレジット枚数が上限値に達していないときに、メダル投入口11にメダルが投入される、又は、入賞によってメダルが払い出されると増加するようになっている。
図2は、前扉10bを開いた状態の回胴式遊技機10を示した斜視図である。回胴式遊技機10の筺体内には、図2に示すように、メイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34、リールユニット35及びホッパーユニット36等の各種機器が納められている。メイン制御基板ユニット30は、役抽選や入賞判定等、遊技における基本的な制御を行うメイン制御基板(電子基板)が格納されたユニットである。サブ制御基板ユニット31は、発光ランプや音声による演出等、遊技における演出に関する制御を行うサブ制御基板(電子基板)が格納されたユニットである。液晶ユニット32は、液晶ディスプレイ16(図1を参照)に表示される映像による演出に関する制御を行う映像基板(電子基板)が格納されたユニットである。電源ユニット33は、回胴式遊技機10における各機器に電力を供給する電源基板(電子基板)が格納されたユニットである。コネクタユニット34は、特定の機器に接続されたケーブルを仲介する中継基板(電子基板)が格納されたユニットである。リールユニット35は、リール13,14,15の回転をそれぞれ独立して制御するリール制御基板(電子基板)を備えたユニットである。ホッパーユニット36は、メダル投入口11(図1を参照)に投入されたメダルを回収するとともに、制御基板ユニット30からの信号に基づいてメダル払出口12(図1を参照)へメダルを送出する制御を行うホッパー制御基板(電子基板)を備えたユニットである。
このように、回胴式遊技機10の筺体内には、メイン制御基板、サブ制御基板、映像基板、電源基板、中継基板、リール制御基板又はホッパー制御基板等、各種の電子基板が格納されているが、これらの電子基板は、いずれも不正アクセスの対象となり得る。このため、メイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34等の各ユニットは、それに格納される電子基板を基板ケースで覆って封止した構造とする必要がある。また、電子基板には各種設定のためのロータリスイッチが設けられることがあるが、これらのロータリスイッチは基板ケースの外部からでも容易に操作できるようにしておく必要がある。本発明の遊技機用基板ケースは、これらのユニットにおいて好適に採用できるものとなっている。
以下においては、便宜上、コネクタユニット34において中継基板を保護するために採用した場合を例に挙げて、本発明の遊技機用基板ケースを説明する。中継基板には、音量調節や節電モード切り替え等のためのロータリスイッチが設けられることがある。ただし、そこで述べた構成は、コネクタユニット34で採用した場合に限定されず、他のユニットでも採用することができる。
2.遊技機用基板ケース
2.1 第一実施態様の遊技機用基板ケース
図3は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100を示した斜視図である。図4は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100を分解した状態を示した斜視図である。本実施態様の遊技機用基板ケース100は、図3及び図4に示すように、基板ケース本体部110と、基板ケース本体部110とは別体で形成された保護キャップ120とで構成されている。基板ケース本体部110は、保護対象部品(本実施態様の遊技機用基板ケース100では、図3及び図4における中継基板200)の上面(z軸方向正側)を覆って保護する上側ケース111と、下面を覆う下側ケース112とで構成される。第一実施態様の遊技機用基板ケース100において、保護キャップ120には、ロータリスイッチ保護部121が設けられている。保護キャップ120は、図4に示すように、基板ケース本体部110に備えられた保護部装着用開口部130に対して装着できるようになっている。
本実施態様の遊技機用基板ケース100を構成する、上側ケース111、下側ケース112及び保護キャップ120の素材は、特に限定されないが、通常、透光性(透明を含む)を有する材料(例えばポリカーボネート、アクリル又はPET樹脂等の透明樹脂)とされる。これにより、万が一、不正アクセスによって中継基板200が改造され又は偽造品へ交換された場合にも、その箇所を遊技機用基板ケース100の外部から視認することが可能になるだけでなく、ロータリスイッチ基部212(図5を参照)に表されることの多い調節用目盛213の視認性を高めることもできる。
2.1.1 基板ケース本体部
基板ケース本体部110を構成する上側ケース111及び下側ケース112は、図3及び図4に示すように、中継基板200を覆うための部材となっている。上側ケース111及び下側ケース112の形態は、中継基板200を不正アクセスから保護することができ、かつ後述の保護キャップ120を装着することが可能であれば、特に限定されるものではないが、第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、中継基板200を覆うことができる大きさの薄い矩形型で、中継基板200に取り付けられた部材と干渉しないように膨出部が設けられるとともに、中継基板200に各種ケーブルを接続するためのコネクタを露出させる開口部を備えたものとなっている。保護キャップ120を装着するための保護部装着用開口部130は、基板ケース本体部110において、中継基板200に取り付けられたロータリスイッチ210に重なる箇所であれば、上側ケース111又は下側ケース112のどちらに設けても良いが、本実施形態においては、上側ケース111に設けられている。保護部装着用開口部130は、基板ケース本体部110において、一箇所だけ設けても良いが、複数箇所設けることもできる。複数箇所設けた場合においては、少なくとも一箇所の保護部装着用開口部130に保護キャップ120を取り付ければ良い。
2.1.2 保護キャップ
図5は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100における保護キャップ120と、ロータリスイッチ210とを拡大してそれらの位置関係を示した斜視図である。図6は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100における保護キャップ120と、ロータリスイッチ210との三面投影図である。保護キャップ120は、図5及び図6に示すように、ロータリスイッチ210を保護するためのロータリスイッチ保護部121と、基板ケース本体部110における保護部装着用開口部130に嵌め込むことで、保護キャップ120を基板ケース本体部110に固定するための取り付け基部122とを備えている。ここで、ロータリスイッチ保護部121とは、保護キャップ120を基板ケース本体部110に装着した際に基板ケース本体部110の外面から外方に露出する部分のことを云い(図8を参照)、取り付け基部122とは、保護キャップ120を基板ケース本体部110の保護部装着用開口部130に装着した際に、基板ケース本体部110に埋め込まれて露出しない部分のことを云う。ロータリスイッチ保護部121の側方には、ロータリスイッチ210のつまみ部分211を操作するためのつまみ操作用開口部121cが設けられている。
ロータリスイッチ保護部121は、ロータリスイッチ210の上方を覆って保護することができ、かつつまみ操作用開口部121cを少なくとも一箇所に有するものであれば、その形状を特に限定されないが、第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、図5及び図6に示すように、その両側における対向する箇所に一対のつまみ操作用開口部121cを有する形態を成している。このため、ロータリスイッチ保護部121は、ロータリスイッチ210の上方を保護するための上方保護部121aと、側方を覆って保護するための側方保護部121bとが帯状に連結した形態となっている。これにより、つまみ部分211を指等で両側から挟んで操作することが可能になり、より高い操作性を実現することができる。
また、第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、図6(c)に示すように、ロータリスイッチ保護部121とロータリスイッチ210のつまみ部分211との間に間隙が設けられており、ロータリスイッチ保護部121がつまみ部分211に直接接触しないようになっている。これにより、ロータリスイッチ保護部121に外力がかかった場合であっても、その外力がつまみ部分211に伝わることを防止することができる。
ここで、側方保護部121bは、つまみ部分211の側面に平行に形成しても良いが、図6(c)に示すように、末広がり状に傾斜させると好ましい。これにより、ロータリスイッチ保護部121に対して横方向にかかる外力を分散させることができ、より高いロータリスイッチ保護機能を備えることができる。また、作業時に手等が引っかかることを防止することも可能になる。上方保護部121aと側方保護部121bとが成す角部については、尖った状態としても良いが、滑らかな曲面とすると好ましい。これにより、上記の引っかかり等をより好適に防止することができる。
ロータリスイッチ保護部121の側縁121d(図6(a)を参照)の形状は、直線状としても良いが、傾斜、膨出、湾曲、くびれ等を含む形状としても良い。例えば、第一実施態様の遊技機用基板ケース100において、ロータリスイッチ保護部121の側縁121dは、図6(a)に示すように、つまみ部分211の上面に重なる部分において、円弧状に膨出している。これにより、つまみ部分211の上端をより強固に保護することができるだけでなく、つまみ部分211がある箇所をロータリスイッチ保護部121の外側からでも認識できるようにし、手探りでロータリスイッチ210を操作しようとする場合につまみ部分211を探り当てやすくすることもできる。また、第一実施態様の遊技機用基板ケース100において、ロータリスイッチ保護部121の側縁121dは、図6(b)に示すように、取り付け基部122付近において外側に傾斜しており、その結果ロータリスイッチ保護部121の根元部分が幅方向に太くなっている。これにより、ロータリスイッチ保護部121自体の強度を高めることができる。
図7は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100における保護キャップ120と、ロータリスイッチ210とを図6(c)におけるA−A面で切断した断面図である。ここで、A−A面は、ロータリスイッチ210のつまみ部分211の上端面を含む面である。図7に示されるロータリスイッチ保護部の幅Wは、その大きさを特に限定されない。しかし、幅Wをロータリスイッチ210のつまみ部分211の直径φよりも著しく小さくしてしまうと、つまみ部分211のはみ出し幅Wが大きくなってしまい、ロータリスイッチ210を十分に保護しきれない虞がある。このため、直径φと幅Wとの差φ−Wの値は、好ましくは1mm以下、より好ましくは0.5mm以下とされる。一方、幅Wを直径φよりも著しく大きくしてしまうと、つまみ操作用開口部121cを通じてつまみ部分211へ接触することがし辛くなってしまう可能性がある。このため、幅Wと直径φとの差W−φの値は、好ましくは1mm以下、より好ましくは0.5mm以下とされる。
つまみ操作用開口部121cは、これを通じてロータリスイッチ210のつまみ部分211を操作できるのであれば、その形状及び大きさを特に限定されるものではないが、指先等によるつまみ部分211の操作を容易にするため、図6(c)に示すように、保護キャップ120をつまみ操作用開口部121cに向かう側から横方向に見た時に、つまみ部分211における少なくとも上部全体が、つまみ操作用開口部121cを通して露出する程度の大きさであることが好ましい。具体的には、つまみ操作用開口部121cの面積を0.3cm以上とすると好ましい。しかし、つまみ操作用開口部121cが大きすぎてしまうと、ロータリスイッチ210を十分に保護しきれない虞がある。そのため、つまみ操作用開口部121cの面積は1.5cm以下とすると好ましい。
つまみ操作用開口部121cの端面121c(ロータリスイッチ保護部121の側端面。図6(c)において網掛けハッチングで示した部分。)の形状は、つまみ操作用開口部121cを通じたつまみ部分211の操作を阻害しないものであれば特に限定されないが、第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、図7に示すように、内向きの傾斜形状となっている。換言すると、ロータリスイッチ保護部の幅Wがロータリスイッチ保護部の内幅W(図7を参照)よりも大きくなるように、つまみ操作用開口部121cの端面121cが傾斜されている。これにより、つまみ部分211のはみ出し幅Wを小さく保ったまま、つまみ部分211への指等による接触を容易にすることが可能になる。
保護キャップ120における取り付け基部122の形状は、保護部装着用開口部130に嵌め込むことができるのであれば特に限定されない。第一実施態様の遊技機用基板ケース100において、取り付け基部122は、図3及び図6(a)に示すように、その外周面の四方が保護部装着用開口部130に沿うように形成された環状体となっている。ロータリスイッチ基部212(図5を参照)は、環状体から成る取り付け基部122の中央に配される。
図8は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100におけるロータリスイッチ保護部121の周辺を図6(a)におけるB−B面に相当する平面で切断した断面図である。取り付け基部122の外周面122aは、つまみ部分211の中心線に対して平行(z軸に平行)に形成しても良いが、図8に示すように、下側の径が上側の径よりも大きなテーパー形状となるように傾斜させると好ましい。この場合、保護部装着用開口部130の内周面131も取り付け基部の外周面122aに対応して傾斜させる。これにより、保護キャップ120を基板ケース本体部110へ装着しやすくすることができ、工場等での組み付け作業の効率を高めることができる。また、保護キャップ120を保護部装着用開口部130に強固に嵌め込むことも可能になる。
ところで、第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、図5及び図6に示すように、取り付け基部122の裾側の一部を外方へ膨出させて舌状部122bを設けている。このため、図8に示すように、保護キャップ120が基板ケース本体部110に装着された状態において、舌状部122bの上面が、保護部装着用開口部130の端縁裏側(基板ケース本体部110の裏面)に当接するようになっている。これにより、保護キャップ120を基板ケース本体部110の下側から装着する際に、保護キャップ120が所定の位置よりも上方へ押し込まれてしまうことを防止することができる。また、保護キャップ120を上側に引き抜きにくくすることができるため、保護キャップ120を外しての不正アクセスを防ぐことも可能になる。この時、取り付け基部122の下端が、中継基板200における負荷がかかっても良い箇所に当接した状態(図8を参照)とすると好ましい。第一実施態様の遊技機用基板ケース100においては、図5及び図6に示すように、取り付け基部122の裾端のうち、ロータリスイッチの端子214や、端子124から延在するパターン配線(図示省略)等に重なる位置に配線逃がし用凹部122cを設け、これ以外の部分が中継基板200に当接するようにしている。これにより、保護キャップ120に下向きの外力がかかった際に、ロータリスイッチの端子214や、配線(図示省略)等に影響を及ぼすことなく、保護キャップ120が下側に脱落しないようにすることが可能になる。
2.2 第二実施態様の遊技機用基板ケース
続いて、第二実施態様の遊技用基板ケースについて説明する。図9は、第二実施態様の遊技機用基板ケース100を分解した状態を示した斜視図である。図9に示す第二実施態様の遊技機用基板ケース100は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100と同様、コネクタユニット34において使用するものとなっており、その基本的な形態は、第一実施態様の遊技機用基板ケース100と略同一となっている。
ただし、第一実施態様の遊技機用基板ケース100において、ロータリスイッチ保護部121は、図4に示すように、基板ケース本体部110とは別体で形成されていたのに対し、第二実施態様の遊技機用基板ケース100においては、ロータリスイッチ保護部121は、図9に示すように、基板ケース本体部110と同体で形成されている。これにより、ロータリスイッチ保護部121と基板ケース本体部110とを一度のプロセスで成型することができ、製造及び組み付けの手間を軽減することができる。これ以外の構成については、第一実施態様の遊技機用基板ケース100と同じ構成を採用することができる。
10 回胴式遊技機
10a リール窓
10b 前扉
11 メダル投入口
12 メダル払出口
13 左リール(リール)
14 中リール(リール)
15 右リール(リール)
16 液晶ディスプレイ
17 スピーカー
18 マックスベットボタン
19 シングルベットボタン
20 スタートレバー
21 左リール用ストップボタン(ストップボタン)
22 中リール用ストップボタン(ストップボタン)
23 右リール用ストップボタン(ストップボタン)
24 チャンスボタン
25 払戻しボタン
30 メイン制御基板ユニット
31 サブ制御基板ユニット
32 液晶ユニット
33 電源ユニット
34 コネクタユニット
35 リールユニット
36 ホッパーユニット
100 遊技機用基板ケース
110 基板ケース本体部
111 上側ケース
112 下側ケース
120 保護キャップ
121 ロータリスイッチ保護部
121a 上方保護部
121b 側方保護部
121c つまみ操作用開口部
121c 端面
121d 側縁
122 取り付け基部
122a 外周面
122b 舌状部
122c 配線逃がし用凹部
130 保護部装着用開口部
131 内周面
200 中継基板
210 ロータリスイッチ
211 つまみ部分
212 ロータリスイッチ基部
213 調節用目盛
214 端子
ロータリスイッチ保護部の幅
はみ出し幅
ロータリスイッチ保護部の内幅
φ つまみ部分の直径

Claims (6)

  1. 遊技機筺体の内部に収容される基板と、
    当該基板を保護するための遊技機用基板ケースと、
    で構成された遊技機用ユニットであって、
    基板が、指で操作可能なつまみ部分を有するロータリスイッチを備え、
    遊技機用基板ケースが、ロータリスイッチの上方を覆ってロータリスイッチを保護するためのロータリスイッチ保護部を有し
    ータリスイッチのつまみ部分を操作するためのつまみ操作用開口部が、ロータリスイッチ保護部の側方に設けられるとともに、
    ロータリスイッチ保護部と前記つまみ部分との間に間隙が設けられて、ロータリスイッチ保護部がロータリスイッチのつまみ部分に直接接触しない構造とされ
    ことを特徴とする遊技機用ユニット
  2. つまみ操作用開口部が、ロータリスイッチ保護部の側方両側に設けられた請求項1記載の遊技機用ユニット
  3. ロータリスイッチ保護部の幅Wが、前記つまみ部分の直径φに略等しい請求項2記載の遊技機用ユニット
  4. ロータリスイッチ保護部が、基板ケースの本体部とは別体で形成され、基板ケースにおける前記つまみ部分に重なる位置に設けられた保護部装着用開口部に対して装着できるようにした請求項1〜3いずれか1つに記載の遊技機用ユニット
  5. つまみ操作用開口部の端面が、内向きの傾斜形状である1〜4いずれか1つに記載の遊技機用ユニット
  6. 請求項1〜5いずれか1つに記載の遊技機用ユニットを用いたことを特徴とする遊技機。
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