JP6112992B2 - バンド掛け段ボール箱 - Google Patents

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Description

この発明は、物流時にバンド掛けされる段ボール箱であって、バンドの食い込みによる稜部の破損(エッジ切れ)を防止する構造を備えたものに関する。
例えば、食用油や穀類、紙製品等の各種物品の輸送に際しては、これらの物品を段ボール箱に収納し、封緘性や取扱性を向上させるため、段ボール箱の底面、両側面及び天面にポリプロピレン製のバンド(いわゆるPPバンド)を巻き掛けて締め付ける。
このようにバンド掛けを行うと、結束機によるバンドの巻掛け作業時や、物流過程においてバンドが引っ張られた際、図7に示すように、段ボール箱の側面をなす側面板51と天面又は底面をなす平面板52の稜部にバンドBの端縁が食い込んで、段ボールが切れる破損が発生し、流通業者や卸業者に受け取りを拒否される場合がある。
そのような事態の防止対策を施した段ボール箱として、下記特許文献1には、図8に示すようなものが記載されている。
この段ボール箱は、側面板61,62を連設して角筒状の周壁を形成し、側面板61の下端及び上端に稜部の基本折目線63を介して平面板64を連設し、側面板61から平面板64を基本折目線63に沿って折り曲げることにより、底面及び天面を形成する溝切型(いわゆるA式)のものであり、物流に際し、底面、両側面及び天面に間隔をおいて2本のバンドBが巻き掛けられる。
そして、図9に示すように、側面板61と平面板64の稜部に、バンドBが巻き掛けられる部分に対応して基本折目線63を入れない部分を設け、この部分において、基本折目線63から二股状に分かれ、側面板61及び平面板64にそれぞれ湾入する円弧状の離間折目線65を入れることにより、側面板61からの平面板64の折り曲げに伴い、離間折目線65に挟まれた部分に凹陥面が形成されるようになっている。
このような段ボール箱では、物品を梱包する際、離間折目線65に挟まれた部分にバンドBを沿わせると、バンドBが接触する部分における段ボールの折曲角度が鈍角となるので、バンドBが段ボールの稜部に対し食い込みにくくなる。すなわち、離間折目線65に挟まれた部分がエッジ切れ防止加工部として機能することを意図している。
実開昭59−38224号公報
しかしながら、上記のような段ボール箱では、段ボールの稜部に対するバンドBの食い込み防止効果を向上させるため、離間折目線65の離間距離を大きく設定すると、稜部内面に凸状部が生じ、物品の収納空間が制限されることがあるほか、側面板61から平面板64を折り曲げる際、反発が大きくなり、封緘作業に支障が生じるおそれもある。
また、バンドBを巻き掛ける位置のずれを許容するため、離間折目線65に挟まれた部分を稜部の長さ方向に大きく設定しても、同様の問題が生じる。
そこで、この発明は、物品の収納性や封緘性に影響を与えることなく、バンドの食い込みによる稜部の破損を確実に防止できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、基本折目線を介して連設された2方向の壁面板がなす稜部に、エッジ切れ防止加工部を設け、物流用のバンドを、エッジ切れ防止加工部に沿うように巻き掛けて締め付ける段ボール箱において、前記エッジ切れ防止加工部として、前記稜部には、基本折目線を挟んで、その一方に段潰部分を形成し、他方に離間折目線を入れ、この離間折目線は、中間部が基本折目線から離れ、両端部が基本折目線に至る方向へ向かうものとしたのである。
また、前記エッジ切れ防止加工部の離間折目線に代えて、基本折目線の他方にも段潰部分を形成したのである。
さらに、前記段潰部分を円弧状、長方形状又は半俵型状としたのである。
この発明に係る段ボール箱では、組み立てて物品を梱包する際、エッジ切れ防止加工部においても、壁面板が稜部の基本折目線に沿って折れ曲がるので、稜部内面に物品の収納性を損なうような凸状部が生じることがなく、壁面板の折曲抵抗が増大して封緘性に影響を与えることもない。
そして、バンドに張力が作用して稜部が締め付けられたとき、基本折目線を挟む一方の段潰部分と他方の離間折目線又は段潰部分とに弱められた稜部の段ボールが二重に折れて傾斜面が生じ、巻き締まり強度が向上すると共に、バンドの段ボールへの食い込みが抑制されて、稜部で段ボールが切れる破損が防止される。
この発明に係るバンド掛け段ボール箱のブランクを示す図 同上の組立状態を示す斜視図 同上のバンド掛け状態を示す斜視図 同上の図3におけるIV−IV拡大断面図 同上の他の実施形態のブランクを示す図 同上のエッジ切れ防止加工部において(a)一方の段潰部分が長方形となったもの、(b)両方が円弧状の段潰部分となったもの、(c)両方が半俵型状の段潰部分となったものをそれぞれ示す拡大図 通常の段ボール箱のバンドによる稜部破損状況を示す拡大斜視図 従来のバンド掛け段ボール箱のバンド掛け状態を示す斜視図 同上のエッジ切れ防止加工部を示す拡大斜視図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にブランク状態で示すように、この段ボール箱は、各一対の長面及び幅面の側面板1,2を交互に連設し、一方の側面板1の外側端に継代片3を連設し、側面板1,2の上下端にそれぞれ平面板4,5を連設した溝切型のものであり、側面板1と平面板4の境界をなす基本折目線6は、段ボール製造時にコルゲーターで入れた押罫線とされている。
側面板1,2及び継代片3の下部には、開封用の切裂帯7としてカットテープが裏面に貼り付けられ、その摘み部8が側面板2にH字状の切込により形成されている。
側面板1とその上端及び下端に繋がる平面板4の稜部には、横方向に間隔をおいてそれぞれ2箇所に、エッジ切れ防止加工部10が設けられている。エッジ切れ防止加工部10は、基本折目線6を挟んで、側面板1に段潰部分11を形成し、平面板4に離間折目線12を入れたものとされている。
段潰部分11は、段ボールを幅のある円弧状に圧縮し、中芯の波形状を潰れるように変形させて、厚さを減少させる加工により形成される。段潰部分11の両端部は、基本折目線6に接している。
また、離間折目線12は、段ボールを裏面側から線状に押圧した押罫であって、中間部が基本折目線6に対し間隔をおいて平行する直線とされ、両端部が湾曲して基本折目線6に至り、基本折目線6と離間折目線12とで囲まれた部分が米俵を長さ方向に半割りした形状に近似する半俵型状を呈している。
このようなブランクを組み立てて物品を梱包する際には、図2に示すように、各一対の側面板1,2を折り曲げ、継代片3を反対側の側面板2に貼り付けて角筒状の周壁を形成し、下方の平面板5,4を順次折り重ねて、閉止された底面を形成し、物品を箱内に収納した後、上方の平面板5,4を順次折り重ねて、閉止された天面を形成する。
このように組み立てた段ボール箱では、エッジ切れ防止加工部10においても、側面板1と平面板4とが基本折目線6に沿って折れ曲がるので、稜部内面に凸状部が生じて物品の収納空間が制限されるようなことがなく、側面板1に対する平面板4の折曲抵抗が増大して封緘作業の負荷が増大したり、封緘が不完全となったりすることもない。
そして、上記段ボール箱を運搬する際には、図3に示すように、物流用のポリプロピレン製のバンドBを、結束機を用いて段ボール箱の底面、両側面及び天面に巻き掛けて締め付け、その両端部を溶融させて固定する。このとき、2本のバンドBがそれぞれ側面板1と平面板4の稜部両側のエッジ切れ防止加工部10に沿うようにする。
このようにバンドBを掛けると、結束機でのバンドBの締付時や流通過程での荷扱い時に、バンドBに張力が作用して稜部が締め付けられたとき、図4に示すように、基本折目線6を挟む一方の段潰部分11と他方の離間折目線12とに弱められた稜部の段ボールが二重に折れて傾斜面が生じ、巻き締まり強度が向上すると共に、バンドBの段ボールへの食い込みが抑制されて、稜部で段ボールが切れる破損が防止される。
なお、上記実施形態では、全てのエッジ切れ防止加工部10において、側面板1に段潰部分11を形成し、平面板4に離間折目線12を入れたものを例示したが、図5に示す実施形態のように、上部のエッジ切れ防止加工部10において、側面板1に離間折目線12を入れ、平面板4に段潰部分11を形成してもよい。
また、図示省略するが、上部のエッジ切れ防止加工部10の態様にかかわらず、下部のエッジ切れ防止加工部10において、側面板1に離間折目線12を入れ、平面板4に段潰部分11を形成してもよい。
また、上記実施形態では、段潰部分11が円弧状のものを例示したが、図6(a)に示すように、段潰部分11は、長方形状としてもよい。
さらに、基本折目線6を挟んで、その一方に段潰部分11を形成し、他方に離間折目線12を入れたものを例示したが、図6(b)に示すように、基本折目線6を挟んで、その両方に段潰部分11を形成してもよい。
この場合において、段潰部分11の形状は、円弧状のほか、図6(c)に示すように、一対の半俵型状のものが基本折目線6を介して接し、全体として俵型状を呈するものとしてもよい。また、各段潰部分11を、長方形状としてもよい。
そのほか、図1や図5に示すように、基本折目線6を挟んで、一方に段潰部分11を形成し、他方に離間切目線12を入れたエッジ切れ防止加工部10において、段潰部分11の形状を、半俵型状としてもよい。
また、離間折目線12として、中間部が基本折目線6に対し間隔をおいて平行する直線とされ、両端部が湾曲して基本折目線6に至り当接するものを例示したが、離間折目線12は、中間部から両端部へかけて連続的に湾曲した円弧状であってもよく、両端部が基本折目線6から若干離れていてもよい。
また、段ボール箱として、溝切型のものを例示したが、ラップラウンド形式の段ボール箱や、トレイ状の段ボール箱においても、稜部に同様のエッジ切れ防止加工部10を設けて、バンドBの食い込みによる稜部の破損を防止することができる。
また、バンドBを、段ボール箱の底面、両側面及び天面に巻き掛けるものについて例示したが、各一対の側面板1,2から成る周壁に巻き掛ける場合には、側面板1,2の稜部に同様のエッジ切れ防止加工部10を設けて、バンドBの食い込みによる稜部の破損を防止するとよい。
さらに、バンドBとして、ポリプロピレン製のものを掛ける場合について例示したが、バンドBは、ナイロン紐や麻紐等の紐状部材であってもよく、その場合においても、紐状のバンドBの食い込みによる稜部の破損を防止することができる。
1,2 側面板(壁面板)
3 継代片
4,5 平面板(壁面板)
6 基本折目線
7 切裂帯
8 摘み部
10 エッジ切れ防止加工部
11 段潰部分
12 離間折目線
B バンド

Claims (2)

  1. 基本折目線(6)を介して連設された2方向の壁面板がなす稜部に、エッジ切れ防止加工部(10)を設け、物流用のバンド(B)を、エッジ切れ防止加工部(10)に沿うように巻き掛けて締め付ける段ボール箱において、
    前記エッジ切れ防止加工部(10)として、前記稜部には、基本折目線(6)を挟んで、その一方に段潰部分(11)を形成し、他方に離間折目線(12)を入れ、
    前記段潰部分(11)は、円弧状、長方形状又は半俵型状とし、
    前記離間折目線(12)は、中間部が基本折目線(6)から離れ、両端部が基本折目線(6)に至る方向へ向かうものとしたことを特徴とするバンド掛け段ボール箱。
  2. 前記エッジ切れ防止加工部(10)の離間折目線(12)に代えて、基本折目線(6)の他方にも段潰部分(11)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のバンド掛け段ボール箱。
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