JP6112814B2 - リングファン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に搭載されたラジエータ等を冷却するためのファンに関するものである。
従来、自動車に搭載されたラジエータやエアコンディショナの冷媒を冷却する目的で、シュラウドの内周に円環状をなす隙間であるチップクリアランスを介して回転可能に配設されるリングファンが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。斯かるリングファンは、中心軸周りに回転するボス部から放射状に延出させた複数の羽根と、これら複数の羽根の先端同士を連結するリング部とを有してなるものであり、シュラウドとリング部との間には、常に一定寸法のチップクリアランスが形成されている。
しかしながら上記のようなものであると、リングファンの使用中、外部から異物が侵入した場合にはチップクリアランスに異物が噛み込まれてしまうことが起こり得る。そうなると、リングファンの回転がロックされてしまったり、リングファンを駆動するファンモータの過熱を招来してしまったりするという不具合も招来してしまう。
特開2007−40110号公報
本発明は、このような不具合に着目したものであり、リング部分での異物の噛み込みを有効に回避し得るリングファンを提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係るリングファンは、シュラウドの内周に円環状をなすチップクリアランスを介して回転可能に配設されるものであって、中心軸周りに回転するボス部から放射状に延出させた複数の羽根と、これら複数の羽根の先端同士を連結するリング部と、このリング部の前記チップクリアランスに臨む外周面に設けられたリブ状の複数突起部とを具備してなり、前記複数の突起部は、前記中心軸に対して傾斜した姿勢で円周方向に間隔をあけて、隣接する各突起部の前側の一端及び後側の他端が正面視重複するように配されており、各突起部は概略S字状に延びる形状をなすことを特徴とする。
このようなものであれば、リングファンの送風によりリング部及びチップクリアランスへ前側から向かって来る異物が中心軸に対して傾斜した姿勢で配されたリブ状の異物排出用突起部に当たることで再び前側へ跳ね返り他のラジエータ等の他の要素に異物が当たることを有効に回避しながら後側へ速やかに掻き出すことができる。その結果、リング部での異物の噛み込みも有効に回避することができる。
本発明によれば、リング部での異物の噛み込みを有効に回避し得るリングファンを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る正面図。 同要部の正面図。 同実施形態に係る模式的な中央側断面図。 図2に係る側面図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るリングファン3は、例えば車両に搭載されたラジエータRを冷却するためのラジエータファン1を構成しているものである。
ラジエータファン1は、車両の内燃機関の冷却水を放熱させるラジエータRの背後に取り付けられるもので、前方から空気を吸引して後方に吐出することで、ラジエータRを冷却する。なお本実施形態のラジエータファン1はエアコンディショナの冷媒冷却用のファンを兼ねるものであっても良い。
ラジエータファン1は、ラジエータRに固定されたシュラウド2と、このシュラウド2に回転可能に取り付けられたリングファン3と、このリングファン3を駆動するためのファンモータ4とを有している。ファンモータ4については既存の種々の構成を適用し得るため、本実施形態における詳細な説明を省略する。
シュラウド2は、ラジエータRに適宜取り付けられた枠体21と、枠体21の略中央に設けられた開口22と、この開口22の縁部において後方に向けて筒状に突設させた筒状部23と、開口22の前側周囲四箇所から開口22の中心に向けて帯状に延びるファンステー24と、このファンステー24の先端側に設けられ、リングファン3を回転可能に支持するためのファン支持部25とを有している。そしてリングファン3がこのシュラウド2に支持された図1に示す状態では、リングファン3と開口22及び筒状部23との間には所定寸法をなす隙間であるチップクリアランスCが形成される。
しかして本実施形態に係るリングファン3は、シュラウド2の内周に円環状をなすチップクリアランスCを介して回転可能に配設されるリングファン3であって、中心軸3a周りに回転するボス部33から放射状に延出させた複数の羽根32と、これら複数の羽根32の先端同士を連結するリング部31と、このリング部31の前記チップクリアランスCに臨む外周面に設けられたリブ状の複数の異物排出用突起部35とを具備してなり、前記複数の突起部35は、前記中心軸3aに対して傾斜した姿勢で円周方向に間隔をあけて配されていることを特徴とする。以下、リングファン3の各部の構成について詳述する。
リングファン3は、前記複数の羽根32と、前記リング部31と、前記複数の羽根32の基端部同士を連続させつつファンモータ4側に固定されるボス部33とを一体に有したものである。
ボス部33は、中央に形成された回転軸の位置でモータの駆動軸に固着されるとともに、モータの外周を被うべく後方に円筒状に突出したものである。
羽根32は、本実施形態ではボス部33とリング部31との間に互いに120°毎に角度位相を異ならせて三枚設けられている。この羽根32は、ボス部33に対して傾斜方向に立ち上がり且つ湾曲面を形成しながらリング部31に連続している。これにより、前面32aがリングファン3回転時に退避する方向、後面32bが突出する方向に動作することにより、前方から空気を吸引して後方に吐出する。
リング部31は、羽根32の先端同士をつなぐ円環形状のリング本体34と、リング本体34の前後方向略全域から外方に突出するリブ状の前記突起部35とを有している。この突起部35は、中心軸3aの軸心方向から羽根32が傾斜している向きと同じ向きである傾斜方向に突出したリブ状をなすものであり、当該リブの形状は概略S字状に延びる形状をなしている。そしてこのS字状をなしたリブの立面のうち、前側に面している面を前側傾斜面36、後側に傾斜している面を後側傾斜面37としている。またリブの起立端の両側にはアール面38を形成している。
しかして本実施形態では、図1、図2及び図4に示すように、複数の突起部35を傾斜させて設けるとともに、互いの突起部35が等間隔に配置されている。そして隣接する各突起部35の前側の一端及び後側の他端が正面視重複するように配置している。換言すれば複数の突起部35は、リング部31の正面視円周全域に亘って設けられている。このように突起部35を配置することにより、チップクリアランスCへ向けて異物が吸引された場合には、当該異物は専ら前側傾斜面36に当接する。ここで前側傾斜面36は回転動作により退避する方向に動作しているので、異物が強い勢いで跳ね返ることはない。しかも前側傾斜面36は前記羽根32と同じ方向に傾斜しているので、跳ね返った異物は専ら後側傾斜面37へ向けて移動する。そして後側傾斜面37はリングファン3の回転により突出する方向へ動作する。つまり後側傾斜面37に当たる異物は、専ら後方へ強く吐出される。つまり、チップクリアランスCへ向けて吸引される殆どの異物はチップクリアランスCに噛み込まれたり、前方のラジエータRに当たり当該ラジエータRを損傷させたりすることもなく、速やかに後方へ吐出される。また突起部35は、前後両端にアール面38を形成することにより、突起部35が直角又は鋭角の角部分が形成されることが回避されている。その結果、前記角部分に異物が当たり、前方を含む不自然な方向に跳ねることが回避され、異物の確実な後方への吐出に資するものとなっている。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係るリングファン3の送風によりリング部31及びチップクリアランスCへ前側から向かって来る異物が中心軸3aに対して傾斜した姿勢で配されたリブ状の異物排出用突起部35に当たることで、異物は再び前側へ跳ね返り他のラジエータR等の他の要素に異物が当たることを有効に回避される。つまり、異物は後側へ速やかに掻き出される。その結果、リング部31分での異物の噛み込みも有効に回避している。また本実施形態ではリブ状の突起部35がリング本体34に一体に形成されているので、リング部31自体の剛性も有効に向上している。また当該突起部35を設けることにより、チップクリアランスC自体の寸法を小さく設定でき、結果としてリングファン3自体の送風性能を有効に向上せしめている。そして本実施形態では突起部35自体も羽根32と同方向に傾斜しているので、チップクリアランスCの前側の空気を後方へ吐出し得る形状をなす。これにより異物を突起部35へ導き得る作用を奏している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では羽根を三枚有したリングファンを開示したが、勿論、羽根の枚数は限定されない。また突起部はリング部の前後全域に亘って延出させて形成するものとしたが勿論、前後に複数の突起部を設けたものであってもよい。そして突起部は上記実施形態の如くS字状に湾曲しながら延びる態様に限られず、直線状や円弧状、或いは屈曲形状に延びるものとしても良い。また突起部に設けたアール面に代えて、突起部の過度を直線状に面取りしたものであったり、階段状に切り欠いたものであったりしてもよい。また突起部が中心軸に対して傾斜する角度や突起部の具体的な形状といった態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は自動車に搭載されたラジエータ等を冷却するためのファンとして利用することができる。
2…シュラウド
3…リングファン
3a…中心軸
31…リング部
32…羽根
33…ボス部
35…突起部
C…チップクリアランス

Claims (1)

  1. シュラウドの内周に円環状をなすチップクリアランスを介して回転可能に配設されるリングファンであって、
    中心軸周りに回転するボス部から放射状に延出させた複数の羽根と、
    これら複数の羽根の先端同士を連結するリング部と、
    このリング部の前記チップクリアランスに臨む外周面に設けられたリブ状の複数の突起部とを具備してなり、
    前記複数の突起部は、前記中心軸に対して傾斜した姿勢で円周方向に間隔をあけて、隣接する各突起部の前側の一端及び後側の他端が正面視重複するように配されており、
    各突起部は概略S字状に延びる形状をなすリングファン。
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