JP6112754B2 - 畦塗り機 - Google Patents
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Description
また、圃場の土質により、土付着の影響がその都度変化し、対応策が求められていた。
そして、多量の土が堆積することで、その堆積した土と耕耘爪120との接触に起因する耕耘爪120の早期摩耗や、前処理部の重みが増すこととなり、畦塗り機や走行機体を含めた全体としての重量バランスに悪影響を及ぼすといった問題があった。
具体的には、圃場への出入り時における走行機体の転倒の恐れや、小型トラクタの油圧揚力不足により畦塗り機の持ち上げが困難となることなどの問題があった。
そして、前処理部における土の付着が抑制されることにより、カバー体の内側に多量の土が堆積してしまうことを防止でき、カバー体の内側に堆積した土との接触による耕耘爪の早期摩耗を防止することができる。
さらに、外カバー部を耕耘爪の回転軌跡に略沿った形状とするため、カバー体のコンパクト化が可能となり、よって作業部自身のコンパクト化も可能となるものである。
この結果、カバー体を含む畦塗り機の作業部全体のコンパクト化を可能とし、トラクタに対する揺動移動において、トラクタへのより一層の接近移動が可能となり、トラクタとの間における重量面でのマッチングバランスを向上させることができる。
作業部60は、図5(部分断面図)に示すように、進行方向前側から天場処理部62、前処理部64及び整畦部66を配置して構成されている。天場処理部62は水田の周辺に沿って形成された旧畦の上部(天場部)を切り崩し、前処理部64は旧畦を切り崩すとともに切り崩した土の土盛りを行ない、整畦部66は盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける機能を有する。
前処理部64は、図6(a)に示すように、回転軸72に連結された爪軸70と、爪軸70の先端側から基端側に向けて爪軸70に放射状に取り付けられるとともに、回転径の長さが順に長くなる配列構成を採用する複数の回転爪25とを有してなる。
そして、爪軸70の先端側から基端側に向けて配列した複数の回転爪25の周囲を取り囲むようにカバー体40を設ける構成となっている。
本実施形態におけるカバー体40は、図に示す通り、爪軸70の先端側に装着される前カバー部41と、爪軸70の基端側に装着される後カバー部42と、前カバー部41及び後カバー部42の間に架け渡される外カバー部43と、を備えている。
そして、外カバー部43は、爪軸70の先端側から基端側にかけて、複数の耕耘爪20の回転軌跡に略沿った形状となっており、その複数の耕耘爪20の各々の回転軌跡と外カバー部43との間の空間を最小限に抑えることとなっている。
さらに、本実施形態においては、爪軸70に土上げ爪30も装着されていることから、土上げ爪30の回転によっても同様の略効果を得ることとなっている。
よって、圃場の土質に関係なく、カバー体40の内側面における土の付着を抑制することが可能となる。
第2実施形態におけるカバー体40は、図に示す通り、爪軸70の先端側に装着される前カバー部41と、爪軸70の基端側に装着される後カバー部42と、前カバー部41及び後カバー部42の間に架け渡される外カバー部43とを備えている。
そして、外カバー部43は、爪軸70の先端側から基端側にかけて、複数の耕耘爪20の回転軌跡に略沿った形状となっており、その複数の耕耘爪20の各々の回転軌跡と外カバー部43との間の空間を最小限に抑えることとなっている。
特に、図中Uの範囲における外カバー部43について、土上げ爪30の爪先の形状(図に示す構成では爪軸70と平行に延びる形状)と合わせて形成させている。
第3実施形態におけるカバー体40は、図に示す通り、前カバー部41と外カバー部43とのなす角部(図中の前側内角部44)の角度が鈍角であり、外カバー部43と後カバー部42とのなす角部(図中の後側内角部45)の角度が鈍角であることを特徴としている。
そして、耕耘爪20及び土上げ爪30の回転軌跡とカバー体40の内側面とによって形成される空間が、更に最小限に抑えられることとなり、土の持ち回り効率が良くなることで土の移動を効率良く行うことができ、さらなる効果として、カバー体40の内側面における土の付着を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、前側内角部44及び後側内角部45の両方の箇所を鈍角とした構成としているものの、いずれか一方の箇所のみを鈍角としても良いものである。
このため、カバー体40における土流れを効果的に行うことができ、カバー体40の内側の土の付着を抑制するとともに、前処理部64における畦への土盛りが効率良く行える。
よって、圃場の土質に関係なく、カバー体40の内側面における土の付着を抑制することが可能となる。
そして、耕耘爪20及び土上げ爪30の回転軌跡とカバー体40の内側面とによって形成される空間が、より最小限に抑えられることとなり、土の持ち回り効率が良くなることで土の移動を効率良く行うことができ、さらなる効果として、カバー体40の内側面における土の付着を抑制することができる。
また、前処理部64における土砂洗浄についても、洗浄時間をかけることなく、スムーズに行うことができる。
そして、爪先の湾曲方向が各々異なっている複数の耕耘爪20であっても、外カバー部43について、爪軸70の基端側から先端部にかけて、各々の耕耘爪20の回転軌跡に沿った形状とすることで、土の移動経路であり誘導路の空間を狭くすることができ、本発明の適用が可能なものである。
6 ヒッチフレーム
10 オフセット機構部
11 オフセットフレーム
13 リンク部材
15 回動支持アーム
20 耕耘爪
25 回転爪
30 土上げ爪
40 カバー体
41 前カバー部
42 後カバー部
43 外カバー部
44 前側内角部
50 軸部
51 取付ボックス
70 爪軸
72 回転軸
90 走行機体
Claims (2)
- 走行機体に装着される畦塗り機であって、
前記走行機体からの動力を受けつつ、前記走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置において作業させる作業部が設けられ、
前記作業部には、前記動力により回転する爪軸と、該爪軸の基端側から先端側に向けて前記爪軸の周囲に配列されて前記爪軸の回転に伴って回転するとともに互いに長さの異なる複数の回転爪と、該回転爪の周囲を覆うカバー体とを有する前処理部が設けられており、
前記複数の回転爪は、爪先が前記爪軸の基端側に向けて湾曲するとともに、前記爪軸の先端側から基端側に向けて回転径の長さが順に長くなるように配列され、
前記カバー体は、前記爪軸の先端側の方向を覆う前カバー部と、前記爪軸の基端側に装着され、前記爪軸の基端側の方向を覆う後カバー部と、前記前カバー部及び前記後カバー部の間に架け渡される外カバー部と、を備え、
前記外カバー部は、前記回転爪の回転軌跡における上方を覆うとともに畦側とは反対の側方を覆っており、前記爪軸の先端側から基端側に向けて略末広がりの形状であって、前記爪軸と垂直な方向において前記回転爪の回転軌跡に略沿った形状であることを特徴とする畦塗り機。 - 前記回転爪は、前記爪軸の回転に伴って土を耕耘する耕耘爪と、前記爪軸の基端側に配設されるとともに前記爪軸の回転に伴って土を撥ね上げる土上げ爪とから構成され、該土上げ爪の配設された位置に対応する前記外カバー部が前記土上げ爪の回転軌跡の形状に略沿った形状であることを特徴とする、請求項1に記載の畦塗り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011056587A JP6112754B2 (ja) | 2011-03-15 | 2011-03-15 | 畦塗り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011056587A JP6112754B2 (ja) | 2011-03-15 | 2011-03-15 | 畦塗り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012191865A JP2012191865A (ja) | 2012-10-11 |
JP6112754B2 true JP6112754B2 (ja) | 2017-04-12 |
Family
ID=47084408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011056587A Active JP6112754B2 (ja) | 2011-03-15 | 2011-03-15 | 畦塗り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6112754B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6735786B2 (ja) * | 2018-04-19 | 2020-08-05 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH055842Y2 (ja) * | 1984-11-29 | 1993-02-16 | ||
JP4352419B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2009-10-28 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 整畦機 |
JP4382592B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2009-12-16 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
-
2011
- 2011-03-15 JP JP2011056587A patent/JP6112754B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012191865A (ja) | 2012-10-11 |
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