JP6112664B2 - 作業用機械の油圧走行装置 - Google Patents
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Description
図1〜図3を参照して第1実施形態の油圧走行装置1について説明する。
油圧走行装置1の動作の概略は次の通りである(以下、上述した油圧走行装置1の各構成要素10L〜60については図1参照)。図2に示すように、コントローラ60は、操作レバー37L・37Rによる直進操作があるか否か(「直進操作あり」か否か)を判定する(S11)。「直進操作あり」の場合、モータ前後圧センサ41L・41R及びコントローラ60は、走行体11Lが「スリップあり」(第1状態)か「スリップなし」(第2状態)のうちどちらであるかを検出及び判定する(S21、S30L、及びS30R)。コントローラ60は、「スリップあり」の場合(S41でYES)、連通弁51を遮断位置51aとする(S43)。コントローラ60は、「スリップなし」の場合(S41でNO)、連通弁51を連通位置51bとする(S45)。以下、油圧走行装置1の動作の詳細を説明する。
[条件a]左右の操作レバー37L・37Rが同方向に操作される(操作レバー37Lと操作レバー37Rとで操作方向f又はrが同じである)。
[条件b]左右の操作レバー37Lの操作量の差が、直進判定用設定値以下である。この直進判定用設定値は、コントローラ60に予め設定される。
図1に示す油圧走行装置1による効果を説明する。油圧走行装置1は、左走行装置10Lおよび右走行装置10Rと、左走行装置10Lと右走行装置10Rとにつながれる連通弁51と、左走行装置10L、右走行装置10R、及び連通弁51の動作を制御するコントローラ60と、を備える。左走行装置10L(及び右走行装置10R)は、走行体11L(11R)と、走行体11L(11R)を駆動させる油圧式のモータ21L(モータ21R)と、モータ21L(21R)に油を供給するポンプ23L(23R)と、ポンプ23L(23R)からモータ21L(21R)に供給される油が通る油路25L(25R)と、走行体11L(11R)を操作するための操作レバー37L(37R)と、走行体11L(11R)の状態を検出するモータ前後圧センサ41L(41R)(スリップ状態検出手段)と、を備える。モータ前後圧センサ41L(41R)は、「スリップあり」(走行体11L(11R)がスリップしている可能性がある状態である第1状態)と、「スリップなし」(走行体11L(11R)がスリップしている可能性がない状態である第2状態)と、を検出可能である。コントローラ60は、左右の操作レバー37L・37Rが同方向に操作されるとともに左右の操作レバー37L・37Rの操作量の差が直進判定用設定値以下の場合に、「直進操作あり」(左右の操作レバー37L・37Rによる直進操作がある)と判定する。
[構成1−1]コントローラ60は、モータ前後圧センサ41L・41Rが「スリップあり」を検出した場合(図2のS41でNO)、連通弁51を遮断位置51aとする(図2のS45)。これにより、左走行装置10Lおよび右走行装置10Rそれぞれの油路25L・25Rどうしを独立させる。
[構成1−2]コントローラ60は、「直進操作あり」と判定し(図2のS11でYES)、かつ、モータ前後圧センサ41L・41R(両方)が「スリップなし」を検出した場合(図2のS41でNO)、連通弁51を連通位置51bとする(図2のS43)。これにより、左走行装置10Lおよび右走行装置10Rそれぞれの油路25L・25Rどうしを連通させる。
[構成2]「スリップ状態検出手段」は、モータ21Lの前後差圧を検出するモータ前後圧センサ41L・41Rを備える。
図4及び図5を参照して、図4に示す第2実施形態の油圧走行装置201について、第1実施形態の油圧走行装置1(図1参照)との相違点を説明する。
「スリップ状態検出手段」および「走行状態検出手段」は、第1実施形態では、図1に示すモータ前後圧センサ41L・41Rであったが、第2実施形態では、図4に示すポンプ圧センサ243L・243Rである。
第1実施形態では、図3に示すようにモータ前後差圧ΔPl・ΔPrにより、「スリップあり」か、「スリップなし」か、が判定された(図3のS30L(S30R))。一方、第2実施形態では、図5に示すようにポンプ圧平均値Paにより、「スリップあり」又は降坂走行状態(第1状態、S231でYES)か、「平地スリップなし」又は「登坂スリップなし」(第2状態、S231でNO)か、が判定される。
図1に示す第1実施形態では、「直進操作あり」(図2のS11でYES)かつ「降坂スリップなし」の場合(S41でNO)、連通弁51が連通位置51bとされ(S45)、また、「直進操作あり」かつ「スリップあり」の場合(S41でYES)、連通弁51が遮断位置51aとされた(S43)。一方、第2実施形態では、「直進操作あり」(図5のS11でYES)かつ降坂走行状態の場合(図5のS231y)、スリップの有無にかかわらず連通弁51が遮断位置51aとされる(図5のS232)。
以下、上記相違点をさらに説明する。
油圧走行装置201の動作と、第1実施形態の油圧走行装置1(図1参照)の動作と、の相違点を図5を参照して説明する(油圧走行装置201の各構成要素10L〜260については図4参照)。
図4に示す油圧走行装置201による効果を説明する。
[構成3]「スリップ状態検出手段」は、ポンプ23L・23Rの吐出油の圧力を検出するポンプ圧センサ243L・243Rを備える。
図6及び図7を参照して、図4に示す油圧走行装置201の動作の変形例について、図5に示す動作との相違点を説明する(油圧走行装置201の各構成要素10L〜260については図4参照)。
上記第2実施形態では、図5に示すように、ポンプ圧平均値Paにより、「スリップあり」又は降坂走行状態(第1状態、S231でYES)か、「平地スリップなし」又は「登坂スリップなし」(第2状態、S231でNO)か、が判定された。一方、図6に示すように、第2実施形態の変形例では、ポンプ差圧Pdにより(S221−1)、「スリップあり」(第1状態)か、スリップなし(第2状態)か、が判定される(S231−1)。以下、上記相違点をさらに説明する。
ステップS221−1では、ポンプ差圧Pd(図6中「差圧Pd」)がコントローラ260により算出される。ポンプ差圧Pdは、ポンプ23Lのポンプ圧Plと、ポンプ23Rのポンプ圧Prと、の差圧の絶対値である(Pd=|Pl−Pr|)。次に、ステップS231−1に進む。
図4に示す油圧走行装置201の動作の変形例(図6参照)による効果を説明する。
[構成4]「スリップ状態検出手段」は、左走行装置10Lのポンプ23Lの吐出油のポンプ圧Plと、右走行装置10Rのポンプ23Rの吐出油のポンプ圧Prと、の差の絶対値(ポンプ差圧Pd)に基づいて、図6に示すように、「スリップあり」(S231−1y、第1状態)および「スリップなし」(S231−1n、第2状態)を検出する。
図8及び図9を参照して、図8に示す第3実施形態の油圧走行装置301について、第1実施形態の油圧走行装置1(図1参照)との相違点を説明する。
「スリップ状態検出手段」は、第1実施形態では、図1に示すモータ前後圧センサ41L・41Rであったが、第3実施形態では、図8に示すモータ回転速度センサ341L・341Rである。
第1実施形態では、モータ前後差圧ΔPl・ΔPrの大きさに基づいて、スリップの有無が判定された(図3のS30L(S30R))。一方、第3実施形態では、モータ回転速度Vl・Vrの大きさに基づいて、スリップの有無が判定される(図9のS321、S331等)。
なお、油圧走行装置301は、「走行状態判定手段」を備えない(備えてもよい)。以下、上記相違点をさらに説明する。
油圧走行装置301の動作と、第1実施形態の油圧走行装置1(図1参照)の動作と、の相違点を図9を参照して説明する(油圧走行装置301の各構成要素10L〜360については図8を参照)。
図8に示す油圧走行装置301による効果を説明する。
[構成4]「スリップ状態検出手段」は、モータ21L・21Rの回転速度を検出するモータ回転速度センサ341L・341Rを備える。
図10〜図13を参照して、図10に示す第4実施形態の油圧走行装置401について、第3実施形態の油圧走行装置301(図8参照)との相違点を説明する。油圧走行装置401は、走行モード選択手段449と、第2実施形態と同様のポンプ圧センサ243L・243Rと、を備える。油圧走行装置401では、第2実施形態と同様にポンプ圧Pl・Prのポンプ圧平均値Paが算出される(図11のS221)。油圧走行装置401では、「モータ,ポンプ容量制御S450」(図11参照)が行われる。以下、上記相違点をさらに説明する。
油圧走行装置401の動作と、第3実施形態の油圧走行装置301(図8参照)の動作と、の相違点を図11及び図12を参照して説明する(油圧走行装置401の各構成要素10L〜460については図10参照)。
省エネ動作は、図10に示すエンジンE(ポンプ23L・23Rの駆動源)の燃費を低減させるための制御である。省エネ動作の概略は次の通りである。平地走行状態のときは、登坂走行状態や降坂走行状態に比べ、モータ21L・21Rのトルクの必要量は小さい。また、「スリップあり」の場合は「スリップなし」の場合に比べ、モータ21L・21Rのトルクの必要量は大きい。そこで、ポンプ容量制御S450では、次の動作が行われる。コントローラ460は、「平地スリップなし」の場合(図11のS331でNO、図12のS461でYES)、「登坂スリップなし」または「降坂スリップなし」の場合(図12のS461でNO)に比べ、モータ21Lの容量を小さくするとともに(図12のS471)ポンプ23Lの吐出量を小さくする(図12のS472,S473)。但し、走行モードが1速でない場合(2速の場合)は通常動作が行われる。
通常動作は、走行モードが2速の場合、登坂走行状態、及び降坂走行状態の少なくともいずれかの場合に行われる(図12のS451でNO、又は、S461でNO)。以下、図12に示すモータ,ポンプ容量制御S450の詳細を説明する。
ステップS452では、モータ21L・21Rの容量を、走行モード選択手段449により選択されている走行モード(「2速」)の通りとする。次に、ステップS453に進む。
ステップS462では、モータ21L・21Rの容量が、走行モード選択手段449により選択されている走行モード(「1速」)の通りとされる。次に、ステップS463に進む。
ステップS471では、図12に示すように、モータ21L・21Rの容量が「2速」とされる。ステップS471では、モータ21L・21Rの容量が、モータ21L・21Rの最大容量よりも小さくされる。ステップS471では、走行モード選択手段449で選択されている走行モードが「1速」である(S451でYES)にもかかわらず、モータ21L・21Rの容量が「2速」とされる。次に、ステップS472に進む。
Qmax2=Qmax1×(QM2/QM1)
QM2は、モータ21L・21Rの「2速」での容量である。QM1は、モータ21L・21Rの「1速」での容量である。すなわち、(QM2/QM1)は、ステップS471でのモータ21L・21Rの容量の減少(1速から2速への減少)の比率である。なお、基準容量Qmax2は、コントローラ460により算出されてもよく、コントローラ460に予め設定されてもよい。次に、ステップS473に進む。
「登坂スリップなし」及び「降坂スリップなし」の場合(S451でNO、S461でNO)、上述したように通常動作が行われる(S451〜S463)。また、図11に示す「スリップあり」の場合(S331y)、上記通常動作と同様に、基準容量Qmax1に基づいてポンプ23L・23Rの容量が決められる(図示なし)。「登坂スリップなし」、「降坂スリップなし」、及び「スリップあり」の場合は通常動作等が行われるので、省エネ動作が行われる場合に比べ、モータ21L・21Rのトルクが確保される。よって、「登坂スリップなし」の場合は登坂に必要なトルクが確保される。「降坂スリップなし」の場合はブレーキトルクが確保される。「スリップあり」の場合は、グリップしている側の走行体11L又は11Rのトルクが確保されるのでスリップから脱出しやすい。
図10に示す油圧走行装置401による効果を説明する。油圧走行装置401は、ポンプ23L・23Rの駆動源であるエンジンEと、作業用機械の走行状態が「登坂走行状態」「平地走行状態」及び「降坂走行状態」のうちどの状態であるかを検出するポンプ圧センサ243L・243R(走行状態検出手段)と、を備える。
[構成5−1]コントローラ460は、ポンプ圧センサ243L・243R(走行状態検出手段)が「平地走行状態」を検出し(図12のS461でYES)、かつ、モータ回転速度センサ341L・341R(スリップ状態検出手段)が「スリップなし」(第2状態)を検出した場合(図11のS331でNO)、次の動作を行う。
[構成5−2]ポンプ圧センサ243L・243R(走行状態検出手段)が「登坂走行状態」または「降坂走行状態」を検出した場合に比べ、モータ21L・21Rの容量を小さくするとともに(図12のS471)ポンプ23L・23Rの吐出量を小さくする(図12のS473、図13参照)。
上記「省エネ動作」は、上記[構成5−2]のように行われればよい。例えば、上記第4実施形態では、「省エネ動作」は、走行モードが「1速」の場合に行われ、「2速」の場合は行われない(図12のS451参照)。しかし、「省エネ動作」は、走行モードが「2速」の場合に行われてもよい。具体的には例えば、走行モードが「2速」かつ「平地スリップなし」の場合に、モータ21L・21Rの容量を「2速」から「3速」(「2速」よりも容量が小さい「3速」)に減らしてもよい。
図11に示すステップS11でNOの場合(ステアリング操作)、モータ,ポンプ容量制御S450に必ず進む。しかし、ステップS11でNOの場合(ステアリング操作)の場合にもステップS331と同様の判定(スリップ有無の判定)を行い、「スリップなし」と判定された場合のみ、モータ,ポンプ容量制御S450に進むようにしてもよい。
図10に示す連通弁51を連通位置51bとする条件は、適宜変更してもよい。第1〜第4実施形態では、連通弁51を連通位置51bとする(図11のS45)条件は、次の[条件α]かつ[条件β]だったが、この条件に[条件γ]を付加してもよい。すなわち、連通弁51を連通位置51bとする(図11のS45)条件は、[条件α]かつ[条件β]かつ[条件γ]でもよい。
[条件α]スリップ状態検出手段(例えばモータ回転速度センサ341L・341R)が「スリップなし」(第2状態)を検出(図11のS331でNO)。
[条件β]「直進操作あり」と判定される(図11のS11でYES)。
[条件γ]ポンプ23L・23Rの容量が中間容量である。すなわち、ポンプ23L・23Rの容量が、最大値よりも小さく、最小値よりも大きい(ポンプ23L・23Rの傾転角が中間傾転である)。
変形例3による効果を説明する。
[構成5]図10に示すコントローラ460は、モータ回転速度センサ341L・341R(スリップ状態検出手段)が「スリップなし」(第2状態)を検出し、かつ、直進操作がある(図11のS11でYES)と判定し、かつ、ポンプ23L・23Rの容量が中間容量の場合、連通弁51を連通位置51bとする。
上記第4実施形態では、スリップ状態検出手段としてモータ回転速度センサ341L・341Rを用いた。しかし、スリップ状態検出手段として、図1に示すモータ前後圧センサ41L・41Rや、図4に示すポンプ圧センサ243L・243Rを用いてもよい。
上記第4実施形態では、図10に示すように、走行状態検出手段として、ポンプ圧センサ243L・243Rを用いた。しかし、走行状態検出手段として、例えば、図1に示すモータ前後圧センサ41L・41Rを用いてもよい。また例えば、走行状態検出手段として、図10に示す傾斜角度センサ543を用いてもよい。傾斜角度センサ543は、例えばジャイロセンサである。
なお、図2等に示すフローチャートの各ステップの順序等は適宜変更してもよい。例えば、図11に示すステップS45及びS13(連通弁51の連通や遮断)は、モータ,ポンプ容量制御S450の後に行われてもよい。
また、左走行装置10Lと右走行装置10Rとの構成は同一でなくてもよい。例えば、左走行装置10Lと右走行装置10Rとでスリップ検出手段のセンサの種類が互いに異なってもよい。
10L 左走行装置
10R 右走行装置
11L、11R 走行体
21L、21R モータ
23L、23R ポンプ
25L、25R 油路
37L、37R 操作レバー
41L、41R モータ前後圧センサ(スリップ状態検出手段、走行状態検出手段)
51 連通弁
51a 遮断位置(遮断状態)
51b 連通位置(連通状態)
60、260、360、460 コントローラ
243L、243R ポンプ圧センサ(スリップ状態検出手段、走行状態検出手段)
341L、341R モータ回転速度センサ(スリップ状態検出手段)
543 傾斜角度センサ(走行状態検出手段)
Claims (6)
- 左走行装置および右走行装置と、
前記左走行装置と前記右走行装置とにつながれる連通弁と、
前記左走行装置、前記右走行装置、及び前記連通弁の動作を制御するコントローラと、
を備え、
前記左走行装置および前記右走行装置それぞれは、
走行体と、
前記走行体を駆動させる油圧式のモータと、
前記モータに油を供給するポンプと、
前記ポンプから前記モータに供給される油が通る油路と、
前記走行体を操作するための操作レバーと、
前記走行体の状態を検出するスリップ状態検出手段と、
を備え、
前記スリップ状態検出手段は、
前記走行体がスリップしている可能性がある状態である第1状態と、
前記走行体がスリップしている可能性がない状態である第2状態と、
を検出可能であり、
前記コントローラは、左右の前記操作レバーが同方向に操作されるとともに左右の前記操作レバーの操作量の差が直進判定用設定値以下の場合に、左右の前記操作レバーによる直進操作があると判定し、
前記コントローラは、前記スリップ状態検出手段が前記第1状態を検出した場合、前記連通弁を遮断状態とすることで、前記左走行装置および前記右走行装置それぞれの前記油路どうしを独立させ、
前記コントローラは、前記直進操作があると判定し、かつ、前記スリップ状態検出手段が前記第2状態を検出した場合、前記連通弁を連通状態とすることで、前記左走行装置および前記右走行装置それぞれの前記油路どうしを連通させる、
作業用機械の油圧走行装置。 - 前記スリップ状態検出手段は、前記モータの前後差圧を検出するモータ前後圧センサ、または、前記モータの回転速度を検出するモータ回転速度センサを備える、
請求項1に記載の作業用機械の油圧走行装置。 - 前記スリップ状態検出手段は、前記ポンプの吐出油の圧力を検出するポンプ圧センサを備える、
請求項1または2に記載の作業用機械の油圧走行装置。 - 前記スリップ状態検出手段は、前記左走行装置の前記ポンプの吐出油の圧力と、前記右走行装置の前記ポンプの吐出油の圧力と、の差の絶対値に基づいて、前記第1状態および前記第2状態を検出する、
請求項3に記載の作業用機械の油圧走行装置。 - 前記ポンプの駆動源であるエンジンと、
前記作業用機械の走行状態が、登坂走行状態、平地走行状態、及び降坂走行状態のうちどの状態であるかを検出する走行状態検出手段と、
を備え、
前記コントローラは、前記走行状態検出手段が前記平地走行状態を検出し、かつ、前記スリップ状態検出手段が前記第2状態を検出した場合、前記走行状態検出手段が前記登坂走行状態または前記降坂走行状態を検出した場合に比べ、前記モータの容量を小さくするとともに前記ポンプの吐出量を小さくする、
請求項1〜4のいずれかに記載の作業用機械の油圧走行装置。 - 請求項1に記載の作業用機械の油圧走行装置において、前記コントローラは、前記直進操作があると判定し、かつ、前記スリップ状態検出手段が前記第2状態を検出した場合、前記連通弁を連通状態とすることに代えて、
前記コントローラは、前記直進操作があると判定し、かつ、前記スリップ状態検出手段が前記第2状態を検出し、かつ、前記ポンプの容量が中間容量の場合、前記連通弁を連通状態とする、
請求項1〜5のいずれかに記載の作業用機械の油圧走行装置。
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