JP6112104B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機や冷凍機などに用いられるロータリ圧縮機に関する。
例えば、特許文献1には、ロータリ圧縮機において、第1シリンダ及び第2シリンダに設けられる冷媒通路孔を、ベーン溝位置から環状ピストンの公転方向に、位相角度270°以上360°以下の範囲内に配置するロータリ圧縮機が記載されている。
また、特許文献2には、第1シリンダ及び第2シリンダに設けられる冷媒通路孔を、ベーン溝位置から環状ピストンの公転方向に、位相角度250°の位置に配置し、下マフラー室(冷媒吐出空間)を、ベーン溝位置から環状ピストンの公転方向に、位相角度240°から390°の範囲の下端板の凹部(溝)として形成したロータリ圧縮機が記載されている。
特開2014−145318号公報 特開2014−009612号公報(図5、図7)
特許文献1に記載されたロータリ圧縮機は、冷媒通路孔を通過する冷媒による吸入冷媒や圧縮途中の冷媒の加熱を抑えることができる。しかしながら、下端板カバーにより下端板の略全面に亘る大きな容積の下マフラー室が形成されているので、第2シリンダで圧縮されて高圧となって上マフラー室に吐出された冷媒の一部が冷媒通路孔を逆流して下マフラー室に流れ込む。以下に、上述の冷媒の逆流現象について説明する。
2シリンダのロータリ圧縮機では、回転軸の1回転あたりのトルクの変動をできるだけ小さくするため、一般に、吸入、圧縮、吐出の工程が2つのシリンダで180°異なる位相で行われるように構成されている。起動時など特異な運転条件を除き、通常の室外温度及び室内温度での空気調和機の運転では、1つのシリンダの吐出工程は、1回転中の約1/3である。したがって、1回転中の1/3は、一方のシリンダの吐出工程(吐出弁が開いている工程)、他の1/3は、他方のシリンダの吐出工程、残りの1/3は、両方の吐出弁が閉じている工程である。
ここで、2つのシリンダの両方の吐出弁が閉じて圧縮室から吐出される冷媒の流れがないときは、上マフラー室も下マフラー室も上マフラー室の外側の圧縮機筐体内と同じ圧力となる。一方のシリンダの吐出工程では、圧縮された高圧域のなかでも冷媒の流れの最も上流となる圧縮室の圧力が最も高く、次いでマフラー室、上マフラー室の外側の圧縮機筐体内の順となる。したがって、第2シリンダ(上シリンダ)の吐出弁が開いた直後は、上マフラー室の外側の圧縮機筐体内や下マフラー室の圧力よりも上マフラー室の圧力が高くなる。よって、次の瞬間には、上マフラー室から上マフラー室の外側の圧縮機筐体内及び冷媒通路孔を逆流して下マフラー室への冷媒の流れが生じる。
上マフラー室から上マフラー室の外側の圧縮機筐体内への流れは、本来の流れであるが、上マフラー室から下マフラー室へ流れた冷媒は、第2シリンダ(上シリンダ)の吐出工程の終了後に再度冷媒通路孔及び上マフラー室を通って上マフラー室の外側の圧縮機筐体内に流れることになり、本来、必要のない流れであり、エネルギー損失となってロータリ圧縮機の効率を低下させる、という問題がある。
また、特許文献2に記載されたロータリ圧縮機は、下マフラー室(冷媒吐出空間)を、ベーン溝位置から環状ピストンの公転方向に、位相角度240°から390°の範囲の下端板の凹部(溝)として形成しているので、特許文献1に記載されたロータリ圧縮機よりも下マフラー室の容積が小さくなっているが、なお、相当な容積を有しており、第2シリンダで圧縮されて高圧となって上マフラー室に吐出された冷媒の一部が冷媒通路孔を逆流して下マフラー室に流れ込み、ロータリ圧縮機の効率を低下させている。
本発明は、第2シリンダで圧縮された冷媒が、冷媒通路孔を逆流するのを抑制して、ロータリ圧縮機の効率低下を防ぐことを目的とする。
本発明は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され前記吸入部から吸入された冷媒を圧縮し前記吐出部から吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され前記圧縮部を駆動するモータとを有し、前記圧縮部は、それぞれが環状である第1シリンダ及び第2シリンダと、それぞれが軸受部と吐出孔を含む吐出弁部を有し、前記第1シリンダの端部を閉塞する下端板と前記第2シリンダの端部を閉塞する上端板と、前記第1シリンダと前記第2シリンダの間に配置され両者の間を仕切る中間仕切板と、前記上端板の軸受部と前記下端板の軸受部に支持され前記モータにより回転される回転軸と、前記回転軸に互いに180度の位相差をつけて設けられた第1偏心部及び第2偏心部と、前記第1偏心部に嵌合され前記第1シリンダの内周面に沿って公転し前記第1シリンダ内に第1シリンダ室を形成する第1環状ピストンと、前記第2偏心部に嵌合され前記第2シリンダの内周面に沿って公転し前記第2シリンダ内に第2シリンダ室を形成する第2環状ピストンと、前記第1シリンダに設けられた第1ベーン溝から前記第1シリンダ室内に突出し前記第1環状ピストンに当接することで前記第1シリンダ室を第1吸入室と第1圧縮室に区画する第1ベーンと、前記第2シリンダに設けられた第2ベーン溝から前記第2シリンダ室内に突出し前記第2環状ピストンに当接することで前記第2シリンダ室を第2吸入室と第2圧縮室に区画する第2ベーンと、前記下端板及び上端板と前記第1シリンダ及び前記第2シリンダと前記中間仕切板とを貫通する冷媒通路孔と、前記下端板及び上端板と前記第1シリンダ及び前記第2シリンダと前記中間仕切板とを貫通して略同心円上に4個以上設けられたボルト孔と、前記圧縮機筐体の内部に連通するマフラー吐出孔を有し前記上端板の吐出弁部及び前記冷媒通路孔の上端を覆って前記上端板との間に上マフラー室を形成する上端板カバーと、前記下端板の吐出弁部及び前記冷媒通路孔の下端を覆う下端板カバーと、を備え、前記圧縮機筐体は、上部に該圧縮機筐体を貫通して該圧縮機筐体内部と外部の冷凍サイクルとを接続する吐出管と、側面下部に前記圧縮機筐体を貫通して前記圧縮部の吸入室と外部の冷凍サイクルとを接続する吸入管と、を備え、前記吸入管から冷凍サイクルの冷媒を前記圧縮部に吸入し、該圧縮部で圧縮した冷媒を前記圧縮機筐体内を通して前記吐出管から冷凍サイクルに吐出するロータリ圧縮機において、前記下端板の吐出孔と前記冷媒通路孔の下端とを連通する連通部を、前記吐出孔を挟む隣合うボルト孔間の範囲内に形成し、前記冷媒通路孔は、前記回転軸に直交する断面において、前記吐出孔に対して前記下端板の外周側の位置、かつ、前記回転軸まわりにおける前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝と、前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝の位置から前記吐出孔の方向へ向かって前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝に最も近い前記ボルト孔との間の扇形の範囲内の位置に配置されたことを特徴とする。
本発明は、第2シリンダで圧縮された冷媒が、冷媒通路孔を逆流するのを抑制して、ロータリ圧縮機の効率低下を防ぐことができる。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図である。 図2−1は、実施例1の第1の圧縮部を示す下面図である。 図2−2は、実施例1の第2の圧縮部を示す上面図である。 図3は、実施例1の圧縮部を示す上面図である。 図4は、図3のA−A線に沿う縦断面図である。 図5は、実施例1の上端板を示す上面図である。 図6は、実施例1の圧縮部を示す下面図である。 図7は、実施例1の下端板を示す下面図である。 図8は、実施例1の下端板及び下端板カバーを示す分解斜視図である。 図9は、実施例2の下端板を示す下面図である。 図10は、実施例2の下端板及び下端板カバーを示す分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態(実施例)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図であり、図2−1は、実施例1の第1の圧縮部を示す下面図であり、図2−2は、実施例1の第2の圧縮部を示す上面図であり、図3は、実施例1の圧縮部を示す上面図であり、図4は、図3のA−A線に沿う縦断面図であり、図5は、実施例1の上端板を示す上面図であり、図6は、実施例1の圧縮部を示す下面図であり、図7は、実施例1の下端板を示す下面図であり、図8は、実施例1の下端板及び下端板カバーを示す分解斜視図である。
図1に示すように、ロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと第2の圧縮部12Tとを備えており、第2の圧縮部12Tは、第1の圧縮部12Sの上側に配置されている。図2―1に示すように、第1の圧縮部12は、環状の第1シリンダ121Sを備えている。第1シリンダ121Sは、環状の外周から張り出した第1側方張出部122Sを備え、第1側方張出部122Sには、第1吸入孔128Sと第1ベーン溝128Sが放射状に設けられている。また、図2−2に示すように、第2の圧縮部12Tは、環状の第2シリンダ121Tを備えている。第2シリンダ121Tは、環状の外周から張り出した第2側方張出部122Tを備え、第2側方張出部122Tには、第2吸入孔128Tと第2ベーン溝128Tが放射状に設けられている。
図2−1に示すように、第1シリンダ121Sには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1シリンダ内壁123Sが形成されている。第1シリンダ内壁123S内には、第1シリンダ121Sの内径よりも小さい外径の第1環状ピストン125Sが配置され、第1シリンダ内壁123Sと第1環状ピストン125Sとの間に、冷媒を吸入し圧縮して吐出する第1シリンダ室130Sが形成される。図2−2に示すように、第2シリンダ121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第2シリンダ内壁123Tが形成されている。第2シリンダ内壁123T内には、第1シリンダ121Tの内径よりも小さい外径の第2環状ピストン125Tが配置され、第2シリンダ内壁123Tと第2環状ピストン125Tとの間に、冷媒を吸入し圧縮して吐出する第2シリンダ室130Tが形成される。
第1シリンダ121Sには、第1シリンダ内壁123Sから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1ベーン溝128Sが形成され、第1ベーン溝128S内に、平板状の第1ベーン127Sが、摺動自在に嵌合されている。第2シリンダ121Tには、第2シリンダ内壁123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第2ベーン溝128Tが形成され、第2ベーン溝128T内に、平板状の第2ベーン127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2−1に示すように、第1ベーン溝128Sの径方向外側には、第1側方張出部122Sの外周部から第1ベーン溝128Sに連通するように第1スプリング穴124Sが形成されている。第1スプリング穴124Sには、第1ベーン127Sの背面を押圧する第1ベーンスプリング126Sが挿入されている。図2−2に示すように、第2ベーン溝128Tの径方向外側には、第2側方張出部122Tの外周部から第2ベーン溝128Tに連通するように第2スプリング穴124Tが形成されている。第2スプリング穴124Tには、第2ベーン127Tの背面を押圧する第2ベーンスプリング126Tが挿入されている。
ロータリ圧縮機1の起動時は、第1ベーンスプリング126Sの反発力により、第1ベーン127Sが、第1ベーン溝128S内から第1シリンダ室130S内に突出し、その先端が、第1環状ピストン125Sの外周面に当接し、第1ベーン127Sにより、第1シリンダ室130Sが、第1吸入室131Sと第1圧縮室133Sとに区画される。また、第2ベーンスプリング126Tの反発力により、第2ベーン127Tが、第2ベーン溝128T内から第2シリンダ室130T内に突出し、その先端が、第2環状ピストン125Tの外周面に当接し、第2ベーン127Tにより、第2シリンダ室130Tが、第2吸入室131Tと第2圧縮室133Tとに区画される。
また、第1シリンダ121Sには、第1ベーン溝128Sの径方向外側と圧縮機筐体10内とを連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒を導入し、第1ベーン127Sに冷媒の圧力により背圧をかける第1圧力導入路129Sが形成されている。なお、圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒は、第1スプリング穴124Sからも導入される。また、第2シリンダ121Tには、第2ベーン溝128Tの径方向外側と圧縮機筐体10内とを連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒を導入し、第2ベーン127Tに冷媒の圧力により背圧をかける第2圧力導入路129Tが形成されている。なお、圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒は、第2スプリング穴124Tからも導入される。
第1シリンダ121Sの第1側方張出部122Sには、第1吸入室131Sに外部から冷媒を吸入するために、第1吸入室131Sと外部とを連通させる第1吸入孔135Sが設けられている。第2シリンダ121Tの第2側方張出部122Tには、第2吸入室131Tに外部から冷媒を吸入するために、第2吸入室131Tと外部とを連通させる第2吸入孔135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1シリンダ室130S(図2−1参照)と第2シリンダ121Tの第2シリンダ室130T(図2−2参照)とを仕切っている。中間仕切板140は、第1シリンダ121Sの上端部と第2シリンダ121Tの下端部を閉塞している。
第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが配置され、第1シリンダ121Sの第1シリンダ室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが配置され、第2シリンダ121Tの第2シリンダ室130Tを閉塞している。下端板160Sは、第1シリンダ121Sの下端部を閉塞し、上端板160Tは、第2シリンダ121Tの上端部を閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1環状ピストン125Sが、第1シリンダ内壁123Sに沿って第1シリンダ121S内を図2−1の時計回りに公転し、これに追随して第1ベーン127Sが往復運動する。この第1環状ピストン125S及び第1ベーン127Sの運動により、第1吸入室131S及び第1圧縮室133Sの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒を吸入し圧縮して吐出する。また、回転軸15が回転すると、第2環状ピストン125Tが、第2シリンダ内壁123Tに沿って第2シリンダ121T内を図2−2の反時計回りに公転し、これに追随して第2ベーン127Tが往復運動する。この第2環状ピストン125T及び第2ベーン127Tの運動により、第2吸入室131T及び第2圧縮室133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒を吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、平板状の下端板カバー170Sが配置され、下端板160Sに設けられた凹部163Sに蓋をして連通部180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、連通部180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと連通部180Sとを連通する第1吐出孔190Sが設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒の逆流を防止するリード弁型の第1吐出弁200Sが配置されている。
連通部180Sは、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路孔136(図1、図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる。また、下端板160Sに設けられた凹部163S内には、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押さえ201Sの先端部が、第1吐出弁200Sの先端部と共に収容されている。
第1吐出孔190S、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押え201Sは、下端板160Sの第1吐出弁部を構成している。本発明の特徴的な構成である連通部180S及び冷媒通路孔136の形態、配置の詳細については後述する。
図1〜図5に示すように、上端板160Tの上側には、5個の膨出部171Tを有する上端板カバー170Tが配置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上マフラー室180Tは、上端板160Tの主軸受部161Tと上端板カバー170Tとの間に形成された環状のマフラー吐出孔172Tにより、圧縮機筐体10の内部に連通し、上マフラー室180T内の圧縮された冷媒がマフラー吐出孔172Tから圧縮機筐体10内へ吐出される。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190Tが設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒の逆流を防止するリード弁型の第2吐出弁200Tが配置されている。
また、上端板160Tに設けられた凹部163T内には、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押え201Tの先端部が、第2吐出弁200Tの先端部と共に収容されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。第2吐出孔190T、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押さえ201Tは、上端板160Tの第2吐出弁部を構成している。
図3〜図6に示すように、下端板カバー170S、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T、上端板160T及び上端板カバー170Tは、後述する方法により複数のボルトで一体に締結され圧縮部12となる。一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1及び第2貫通孔101,102が、第1及び第2吸入管104,105を通すために設けられている。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷媒回路(冷凍サイクル)の蒸発器に接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1及び第2吸入管104,105の他端に接続される第1及び第2低圧連絡管31S,31Tが固着されている。
冷媒回路の低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1の圧縮部12Sに導く第1低圧連絡管31Sは、吸入部としての第1吸入管104を介して第1シリンダ121Sの第1吸入孔135S(図2−1参照)に接続されている。すなわち、第1吸入孔135Sは、冷媒回路(冷凍サイクル)の蒸発器に接続されている。冷媒回路の低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第2の圧縮部12Tに導く第2低圧連絡管31Tは、吸入部としての第2吸入管105を介して第2シリンダ121Tの第2吸入孔135T(図2−2参照)に接続されている。すなわち、第2吸入孔135Tは、冷媒回路(冷凍サイクル)の蒸発器に接続されている。
圧縮機筐体10の天部には、冷媒回路(冷凍サイクル)と接続し高圧冷媒を冷媒回路の凝縮器側に吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1吐出孔190S及び第2吐出孔190Tは、冷媒回路(冷凍サイクル)の凝縮器に接続されている。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入される図示しないポンプ羽根により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品(第1環状ピストン125S及び第2環状ピストン125T)の潤滑を行なうとともに、圧縮部12の微小隙間をシールする。
図2−1〜図6に示すように、下端板カバー170S、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、上端板160T及び上端板カバー170Tには、略同心円上の同一位相位置に、夫々5本(複数)のボルト通し孔137が設けられている。第2シリンダ121Tには、上記の5本のボルト通し孔137と略同心円上の同一位相位置に、5本のねじ孔138が設けられている。ボルト通し孔137及びねじ孔138を総称してボルト孔(137,138)と言うこととする。ボルト孔は、貫通孔である。5本(複数)のボルト孔は、等間隔(等位相角=72°)で配置してもよいが、誤組立を避けるために、少し間隔をずらして不等間隔に配置するのがよい。上記のボルト孔に、上端板カバー170T側から5本の通しボルト174、下端板カバー170S側から5本の通しボルト175を挿入し、圧縮部12全体を締結している。ボルト孔の数は、5本に限定されず、4本又は6本以上としてもよい。
下端板160Sには2本の補助ボルト通し孔300、第1シリンダ121Sには2本の補助ねじ孔301が設けられ、この補助ボルト通し孔300及び補助ねじ孔301に2本の補助ボルト176を挿入し、下端板160Sと第1シリンダ121Sとを締結している。下端板160Sと第1シリンダ121Sとは、圧縮部12全体の締結の前に予め締結される。
次に、実施例1のロータリ圧縮機1の特徴的な構成について説明する。図2―1、図2−2、図5及び図7に示すように、冷媒通路孔136は、第1吐出孔190S及び第2吐出孔190Tの近傍、例えば、第1吐出孔190S、第2吐出孔190T、第1ベーン127S及び第2ベーン127Tを間に挟む、隣合う2個のボルト孔137間の範囲内(実施例1では、位相角≒90°の範囲内)に設けられている。冷媒通路孔136は、1本に限定されず、2本又は3本の孔を隣接させて設けてもよい。
下端板160Sには、円形の凹部163Sが形成されている。凹部163Sは、第1吐出弁200Sの先端部及び第2吐出弁押さえ201Tの先端部を収容すると共に、第1吐出孔190Sと冷媒通路孔136の下端部とを連通する連通部180Sを構成している。上端板160Tには、円形の凹部163Tが形成されている。凹部163Tは、第2吐出弁200Tの先端部及び第2吐出弁押さえ201Tの先端部を収容すると共に、第2吐出孔190Tと冷媒通路孔136の上端部とを連通する上マフラー室180Tの一部を構成している。
また、下端板160Sには、第1吐出弁200Sの基端部及び第1吐出弁押さえ201Sの基端部をリベットにより取付ける溝164Sが形成されている。上端板160Tには、第2吐出弁200STの基端部及び第2吐出弁押さえ201Tの基端部をリベットにより取付ける溝164Tが形成されている。第1シリンダ121Sの下面及び第2シリンダ121Tの上面には、上記リベットの頭を収容する凹み303が形成されている。溝164Sは、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sが取付けられて空間が埋められるので、連通部180Sを構成しない。溝164Tは、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押さえ201Tが取付けられて空間が埋められるので、上マフラー室180Tを構成しない。
下端板160Sは、肉厚に形成され、凹部163S及び溝164Sは、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sが完全に収容できる深さに形成されている。
実施例1のロータリ圧縮機1では、上マフラー室180Tは、従来と同様に、上端板カバー170Tをプレス成型した五つの膨出部171Tを有する室として形成されているが、実施例1の下端板カバー170Sは、下端板160Sの第1吐出弁部及び冷媒通路孔136を覆う凹凸のない平板状であり、連通部180Sは、第1吐出孔190Sと冷媒通路孔136とを連通させるための、上マフラー室180Tの容積よりも小さい小容積の通路として、下端板160Sの円形の凹部163Sのみにより形成されている。
実施例1のロータリ圧縮機1は、連通部180Sを、下端板160Sの凹部163Sのみによる上マフラー室180Tの容積よりも小さい小容積の通路としたので、第2シリンダ121Tで圧縮された冷媒が、冷媒通路孔136を逆流して流入する空間が小さく、逆流を抑制してロータリ圧縮機1の効率低下を防ぐことができる。
図9は、実施例2の下端板を示す下面図であり、図10は、実施例2の下端板及び下端板カバーを示す分解斜視図である。図9及び図10に示すように、冷媒通路孔136は、第1吐出孔190Sの近傍、例えば、第1吐出孔190S及び第1ベーン127Sを間に挟む、隣合う2個のボルト孔間の範囲内(実施例2では、位相角≒90°の範囲内)に設けられている。
下端板160Sには、第1吐出弁200Sの先端部及び第1吐出弁押さえ201Sの先端部を収容すると共に、第1吐出孔190Sと冷媒通路孔136の下端部とを連通する連通部180Sの一部を構成する円形の凹部163Sが形成されている。また、下端板160Sには、第1吐出弁200Sの基端部及び第1吐出弁押さえ201Sの基端部をリベットにより取付ける溝164Sが形成されている。溝164Sは、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sが取付けられて空間が埋められるので、連通部180Sを構成しない。
下端板160Sは、肉厚に形成されるが、実施例1の下端板160Sの肉厚よりは薄いので、凹部163S及び溝164Sは、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sの一部が収容できる深さに形成されている。
実施例2のロータリ圧縮機1では、上マフラー室180Tは、従来と同様に、上端板カバー170Tをプレス成型した5個の膨出部171Tを有する容積の大きい室として形成されているが、実施例2の下端板カバー270Sは、第1吐出孔190S及び冷媒通路孔136が設けられた隣合う2個のボルト孔間を覆う一つの膨出部271S(容積を小さくするため上端板カバー170Tの膨出部171Tよりも高さが低い)のみを有する。膨出部271Sは、凹部163Sと共に、第1吐出孔190Sと冷媒通路孔136とを連通させるための、上マフラー室180Tの容積より小さい小容積の連通部180Sを構成している。膨出部271Sは、凹部163Sの深さから突出する第1吐出弁押さえ201Sの先端部を収容する。
実施例2のロータリ圧縮機1は、連通部180Sを、冷媒通路孔136、第1吐出孔190S及び第1ベーン127Sを間に挟む、隣合う2個のボルト孔間の範囲内に形成された凹部163S及び膨出部271Sにより構成したので、第2シリンダ121Tで圧縮された冷媒が、冷媒通路孔136を逆流して流入する空間が小さく、逆流を抑制してロータリ圧縮機1の効率低下を防ぐことができる。
以上説明した、実施例1、2のロータリ圧縮機1では、連通部180Sを小容積としたので、第1吐出孔190Sから吐出される吐出冷媒の圧力脈動低減能力が低下するが、上マフラー室180Tの容積を従来より大きな容積とすることにより、実施例1、2のロータリ圧縮機1全体として、吐出冷媒の圧力脈動を十分に低減可能である。
以上、実施例を説明したが、前述した内容により実施例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管
31T 第2低圧連絡管
101 第1貫通孔
102 第2貫通孔
104 第1吸入管
105 第2吸入管
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部
12T 第2の圧縮部
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出部
122T 第2側方張出部
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴
124T 第2スプリング穴
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
126S 第1ベーンスプリング
126T 第2ベーンスプリング
127S 第1ベーン(ベーン)
127T 第2ベーン(ベーン)
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路
129T 第2圧力導入路
130S 第1シリンダ室(シリンダ室)
130T 第2シリンダ室(シリンダ室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路孔
137 ボルト通し孔(ボルト孔)
138 ねじ孔(ボルト孔)
140 中間仕切板
151 副軸部
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部(軸受部)
161T 主軸受部(軸受部)
163S 凹部
163T 凹部
164S 溝
164T 溝
170S 下端板カバー
270S 下端板カバー
271S 膨出部
170T 上端板カバー
171T 膨出部
172T マフラー吐出孔
174 通しボルト
175 通しボルト
176 補助ボルト
180S 連通部
180T 上マフラー室
190S 第1吐出孔(吐出弁部)
190T 第2吐出孔(吐出弁部)
200S 第1吐出弁(吐出弁部)
200T 第2吐出弁(吐出弁部)
201S 第1吐出弁押さえ(吐出弁部)
201T 第2吐出弁押さえ(吐出弁部)
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
257 底部貫通孔
300 補助ボルト通し孔
301 補助ねじ孔
303 凹み

Claims (3)

  1. 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され前記吸入部から吸入された冷媒を圧縮し前記吐出部から吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され前記圧縮部を駆動するモータとを有し、
    前記圧縮部は、
    それぞれが環状である第1シリンダ及び第2シリンダと、
    それぞれが軸受部と吐出孔を含む吐出弁部を有し、前記第1シリンダの端部を閉塞する下端板と前記第2シリンダの端部を閉塞する上端板と、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダの間に配置され両者の間を仕切る中間仕切板と、
    前記上端板の軸受部と前記下端板の軸受部に支持され前記モータにより回転される回転軸と、
    前記回転軸に互いに180度の位相差をつけて設けられた第1偏心部及び第2偏心部と、
    前記第1偏心部に嵌合され前記第1シリンダの内周面に沿って公転し前記第1シリンダ内に第1シリンダ室を形成する第1環状ピストンと、
    前記第2偏心部に嵌合され前記第2シリンダの内周面に沿って公転し前記第2シリンダ内に第2シリンダ室を形成する第2環状ピストンと、
    前記第1シリンダに設けられた第1ベーン溝から前記第1シリンダ室内に突出し前記第1環状ピストンに当接することで前記第1シリンダ室を第1吸入室と第1圧縮室に区画する第1ベーンと、
    前記第2シリンダに設けられた第2ベーン溝から前記第2シリンダ室内に突出し前記第2環状ピストンに当接することで前記第2シリンダ室を第2吸入室と第2圧縮室に区画する第2ベーンと、
    前記下端板及び上端板と前記第1シリンダ及び前記第2シリンダと前記中間仕切板とを貫通する冷媒通路孔と、
    前記下端板及び上端板と前記第1シリンダ及び前記第2シリンダと前記中間仕切板とを貫通して略同心円上に4個以上設けられたボルト孔と、
    前記圧縮機筐体の内部に連通するマフラー吐出孔を有し前記上端板の吐出弁部及び前記冷媒通路孔の上端を覆って前記上端板との間に上マフラー室を形成する上端板カバーと、
    前記下端板の吐出弁部及び前記冷媒通路孔の下端を覆う下端板カバーと、
    を備え、
    前記圧縮機筐体は、
    上部に該圧縮機筐体を貫通して該圧縮機筐体内部と外部の冷凍サイクルとを接続する吐出管と、側面下部に前記圧縮機筐体を貫通して前記圧縮部の吸入室と外部の冷凍サイクルとを接続する吸入管と、を備え、
    前記吸入管から冷凍サイクルの冷媒を前記圧縮部に吸入し、該圧縮部で圧縮した冷媒を前記圧縮機筐体内を通して前記吐出管から冷凍サイクルに吐出するロータリ圧縮機において、
    前記下端板の吐出孔と前記冷媒通路孔の下端とを連通する連通部を、前記吐出孔を挟む隣合うボルト孔間の範囲内に形成し、
    前記冷媒通路孔は、前記回転軸に直交する断面において、前記吐出孔に対して前記下端板の外周側の位置、かつ、前記回転軸まわりにおける前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝と、前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝の位置から前記吐出孔の方向へ向かって前記第1ベーン溝及び前記第2ベーン溝に最も近い前記ボルト孔との間の扇形の範囲内の位置に配置されたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記連通部は、前記下端板の凹部として形成され、前記下端板カバーは、平板状であることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記連通部は、前記下端板に形成された凹部及び前記下端板カバーに形成された膨出部により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
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