JP6111972B2 - 清掃器および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃器および画像形成装置に関する。
従来、トナー像を形成する画像形成装置、および転写残トナーを清掃する清掃器が知られている。
例えば特許文献1には、掻き送り部材の軸方向両側に延長羽根を設けて、両端部における廃トナーの送り力を増したクリーニング装置が開示されている。
また、特許文献2には、板状の揺動部材が、排出スパイラルコイルに向かって傾斜するように、クリーニングブレードの先端裏に配置されたクリーニング装置が開示されている。
また、特許文献3には、画像形成時において保持ローラにて残留トナーを保持し、残留トナー回収動作に移行すると、保持ローラは感光体ドラムに残留トナーを吐き出し、感光体ドラムから中間転写ベルトに転写する画像形成装置が開示されている。
特開平9−90837号公報 特開2009−53416号公報 特開2010−8652号公報
本発明は、清掃力の安定化を図ることを目的とする。
請求項1に係る清掃器は、
被清掃物の表面に接触して擦ることでその表面から粉状の不要物を除去する除去部材と

上記除去部材によって除去された不要物を貯留する貯留槽と、
弾性的に撓む羽根を有して上記貯留槽内で回転することで、その貯留槽内に貯留された不要物の一部をその羽根で上記被清掃物の表面に供給する供給部材と、
上記貯留槽内に突出し、上記供給部材の回転に伴って上記羽根が一時的に引っ掛かり、その羽根が更に回転することでその引っ掛かりが外れて上記不要物を跳ね飛ばす突起と、
を備えたことを特徴とする。
請求項に係る清掃器は、請求項1に係る清掃器に更に、
上記貯留槽内に設けられて回転し、その貯留槽内に貯留された不要物を貯留槽外へと搬送する搬送部材を備え、
上記供給部材が、上記搬送部材と一体に回転するものであることを特徴とする。
請求項に係る清掃器は、請求項1または2に係る清掃器に更に、
上記貯留槽内に設けられて回転し、その貯留槽内に貯留された不要物を貯留槽外へと搬送する搬送部材を備え、
上記供給部材が、上記搬送部材とは独立に回転するものであることを特徴とする。
請求項に係る画像形成装置は、
表面にトナー像が形成されてそのトナー像を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面にトナー像を形成する像形成機と、
上記像保持体の表面からトナー像を被転写体上に転写する転写器と、
上記転写器によるトナー像の転写後に上記像保持体の表面に残ったトナーを除去して像
保持体の表面を清掃する清掃器とを備え、
上記清掃器が、
上記像保持体の表面に接触して擦ることでその表面から上記トナーを除去する除去部材
と、
上記除去部材によって除去されたトナーを貯留する貯留槽と、
弾性的に撓む羽根を有して上記貯留槽内で回転することで、その貯留槽内に貯留された不要物の一部をその羽根で上記被清掃物の表面に供給する供給部材と、
上記貯留槽内に突出し、上記供給部材の回転に伴って上記羽根が一時的に引っ掛かり、その羽根が更に回転することでその引っ掛かりが外れて上記不要物を跳ね飛ばす突起と、
を備えたことを特徴とする。
請求項に係る画像形成装置は、請求項の画像形成装置に更に、
上記像形成機によって形成されるトナー像の密度を検知する像密度検知器を備え、
上記供給部材が、上記像密度検知器によって検知されたトナー像の密度が低いほど多くのトナーを供給するものであることを特徴とする。
請求項に係る画像形成装置は、
上記像形成機が、内部に上記トナーを収容してそのトナーで上記像保持体の表面にトナー像を形成するものであり、
上記像形成機内のトナー濃度を検知する濃度検知器を備え、
上記供給部材が、上記濃度検知器によって検知されたトナー濃度が低いほど多くのトナーを供給するものであることを特徴とする。
請求項7に係る画像形成装置は、
上記トナーの体積平均粒径が4.5μm以下のものであることを特徴とする。
請求項1に係る清掃器および請求項に係る画像形成装置によれば、本構成を有しない
場合に較べて清掃力が安定化する。
請求項に係る清掃器によれば、搬送部材と一体でない場合に較べて省スペースである。
請求項に係る清掃器によれば、供給部材の回転タイミングが搬送部材の回転タイミングに非依存となる。
請求項に係る画像形成装置によれば、本構成を有しない場合に較べ、清掃力が一層安定化する。
請求項に係る画像形成装置によれば、本構成を有しない場合に較べ、清掃力が一層安定化する。
請求項に係る画像形成装置によれば、体積平均粒径が4.5μmより大きい場合に較べ清掃力の安定化が顕著である。
画像形成装置の第1実施形態に相当するプリンタの概略構成図である。 各画像形成ユニットに備えられたクリーナの構造を概念的に示した側面図である。 各画像形成ユニットに備えられたクリーナの構造を概念的に示した上面図である。 第2実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した側面図である。 第2実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した上面図である。 第3実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した側面図である。 第3実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した上面図である。 トナー粒径とブレード摩耗量との関係を表したグラフである。
本発明の清掃器および画像形成装置に対する具体的な実施形態を、以下図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の第1実施形態に相当するプリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部10と、プリンタ1全体の動作を制御する制御部30と、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4等といった外部装置に接続されてこれらから受信される画像データに対して画像処理を施す画像処理部35と、各部に電力を供給する主電源36とを備えている。
画像形成プロセス部10には、一定の間隔を置いて並列的に配置された4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11K(以下、総称して単に「画像形成ユニット11」とも称する)が備えられている。各画像形成ユニット11は、表面に静電潜像やトナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を帯電させる帯電器13と、感光体ドラム12の表面を画像データに基づいて露光するLEDプリントヘッド(LPH)14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16を備えている。
感光体ドラム12が、本発明にいう像保持体の一例に相当し、帯電器13とLPH14と現像器15とを合わせたものが本発明にいう像形成機の一例に相当する。
各画像形成ユニット11は、現像器15に収納されるトナーを除いて、同じ構成を有している。そして、各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20と、各画像形成ユニット11による各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写させる一次転写ロール21と、中間転写ベルト20上に転写された重畳トナー像を記録材である用紙に一括転写させる二次転写ロール22と、二次転写された画像を用紙上に定着させる定着器45を備えている。
このプリンタ1において、画像形成プロセス部10は、制御部30から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作を行う。すなわち、PC3や画像読取装置4から入力された画像データは、制御部30による制御の下で画像処理部35によって画像処理が施され、不図示のインターフェースを介して各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら帯電器13によって、予め決められた電位に帯電させられ、画像処理部35から送信された画像データのうち黒色成分の画像を表したデータに基づいて発光するLPH14により露光される。これにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)色のトナー像が形成される。同様に、他の色の画像形成ユニット11Y、11M、11Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に移動する中間転写ベルト20上に、一次転写ロール21により順次静電吸引されて、各色トナーが重畳された合成トナー像が形成される。一次転写ロール21による転写後も感光体ドラム12上に残っている残留トナーは、各画像形成ユニット11のクリーナ16によって感光体ドラム12上から除去される。
一次転写ロール21は本発明にいう転写器の一例に相当し、ここでは中間転写ベルト20が、本発明にいう被転写体の一例に相当する。また、クリーナ16は、本発明の清掃器の第1実施形態に相当する。
中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が配置された領域(二次転写部T)に搬送される。また、中間転写ベルト20による合成トナー像の搬送タイミングに合わせて用紙が用紙保持部40から二次転写部Tに供給される。そして、二次転写部Tにて二次転写ロール22により形成される転写電界により、合成トナー像は搬送されてきた用紙上に一括して静電転写される。
その後、合成トナー像が静電転写された用紙は、中間転写ベルト20から剥離され、定着器45まで搬送される。定着器45に搬送された用紙上の合成トナー像は、定着器45によって熱および圧力による定着処理を受けて用紙上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙は、プリンタ1の排出部に設けられた排紙積載部41に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、二次転写の終了後に中間転写ベルト20表面からベルトクリーナ25によって除去され、次の画像形成サイクルに備える。このようにして、プリンタ1での画像形成がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返して実行される。
ここで、各画像形成ユニット11に備えられたクリーナ16について更に説明する。
図2および図3は、各画像形成ユニットに備えられたクリーナの構造を概念的に示した概念構成図であり、図2には側面図(即ち図1の正面側から見た図)が示され、図3には上面図(即ち図1の上方から見た図)が示されている。
クリーナ16は、感光体ドラム12の表面に接触したクリーニングブレード161と、感光体ドラム12から除去されたトナーなどが貯留される貯留室162と、貯留室内に溜まったトナーをクリーナ16の外へと搬出する搬出オーガ163と、トナーなどの粉末がクリーナ16外に漂い出ることを防ぐシールド164とを備えている。
クリーニングブレード161は本発明にいう除去部材の一例に相当し、貯留室162は本発明にいう貯留槽の一例に相当する。
クリーニングブレード161は、金属プレート161aにゴム製の板状部材161bが貼り付けられたもので、感光体ドラム12の表面に沿って図3の上下方向に延びている。感光体ドラム12の回転に伴ってクリーニングブレード161の板状部材161bが感光体ドラム12の表面を擦ることで残留トナーや外添剤や紙粉などが感光体ドラム12表面から掻き落とされて貯留室162内に落下する。
貯留室162も感光体ドラム12の表面に沿って図3の上下方向に延びた形状を有しており、図示を省略したが、一方の端はトナー等を回収する回収ボックスへと繋がっている。
搬出オーガ163は、感光体ドラムの表面に沿って図3の上下方向に延びた回転軸163aの周りに螺旋状の羽根163bが取り付けられた構造を有し、図示省略された駆動源からの駆動力で回転軸163aが回転駆動されることで、貯留室162内のトナー等を回収ボックスへと搬出する。この搬出オーガ163は、本発明にいう搬送部材の一例に相当する。
また、回転軸163aの途中の複数箇所には、螺旋状の羽根163bよりも外側に突き出した羽根状の弾性部材163cが取り付けられている。この弾性部材163cと、弾性部材163cが取り付けられた部分の回転軸163aとを合わせたものが本発明にいう供給部材の一例に相当し、以下説明するように、この弾性部材163cは貯留室162内のトナーの一部を感光体ドラム12の表面に供給する。
弾性部材163cはクリーニングブレード161まで届く長さを有し、搬出オーガ163と一体で回転する。そして弾性部材163cが回転すると先端がクリーニングブレード161に接触して弾性部材163cは弾性的に撓む。そして、さらに弾性部材163cが回転していくと先端がクリーニングブレード161から離れ、弾性部材163cの撓みが解放されて弾性的に延びることとなる。その結果、貯留室162内のトナーの一部が弾性部材163cによって跳ね上げられて感光体ドラム12の表面に付着する。
貯留室162内には、弾性部材163cによる跳ね上げや螺旋状の羽根163bによる搬送に伴ってトナーなどの粉末が漂っているが、そのような粉末がクリーナ16外に漂い出て装置内を汚すことはシールド164によって防止されている。シールド164は樹脂製のシートであり、感光体ドラム12の表面に軽く接触して貯留室162と感光体ドラム12との隙間を塞いでいる。
弾性部材163cによって跳ね上げられて感光体ドラム12の表面に付着したトナーは、感光体ドラム12の回転に伴って再びクリーニングブレード161に到達することとなる。クリーニングブレード161による残留トナーなどの掻き落とし能力は、ゴム製の板状部材161bの先端と感光体ドラム12表面との間に、ある程度のトナーや外添剤が溜まっていわゆるトナーダムになっていると安定するし、掻き落としの力も強い。そして、弾性部材163cの跳ね上げによって感光体ドラム12の表面に供給されるトナーは、このようなトナーダムの枯渇を防止することとなり、クリーナ16の清掃能力の維持に役立つ。つまり、このような弾性部材163cを有しているクリーナ16は、弾性部材163cを有していないクリーナと較べて清掃能力が高いとともに安定している。
ここで、トナーダムが枯渇しやすい条件について検討する。
画像形成の対象画像として画像密度が薄い画像が連続すると、感光体ドラム12上の残留トナーが減少するが、感光体ドラム12の回転は画像濃度にかかわらず画像形成の枚数分だけ続くこととなる。この結果、トナーダム中に溜まっている残留トナーや外添剤は徐々に減少して行き、最後には枯渇する可能性がある。
また、図1に示す現像器15に収容されているトナーの濃度が低い場合には、画像の背景部分に付着するトナーが減少して残留トナーも減少する。この場合も、トナーダム中に溜まっている残留トナーや外添剤は徐々に減少して行き、最後には枯渇する可能性がある。
このように、低密度画像が形成される場合や現像器15中のトナー濃度が低い場合にはトナーダムが枯渇しやすく、そのため本実施形態では、図1に示す画像処理部35で画像データから各色成分の画像密度が算出されて制御部30へと通知される。このような画像密度の算出は、実際に感光体ドラム12上に形成されるトナー像の像密度を間接的に検知することに相当する。また、図1に示す現像器15には図示を省略した濃度センサが設けられており、この濃度センサにより検知される現像器15内のトナー濃度も制御部30へと通知される。画像処理部35は本発明にいう像密度検知器の一例に相当し、濃度センサが設けられた現像器15は本発明にいう濃度検知器の一例に相当する。あるいは、制御部30を本発明にいう像密度検知器および濃度検知器を兼ねた一例と観念してもよい。
制御部30は、各色毎に、画像密度が低いほど図2,3の回転軸163aを頻繁に回転させ、各色毎に、現像器15内のトナー濃度が低いほど図2,3の回転軸163aを頻繁に回転させる。このような制御部30の制御により、トナーダムが枯渇しやすい場合には弾性部材163cによる感光体ドラム12へのトナー供給量が増加することとなるので、トナーダムの枯渇が防止されてクリーナ16の清掃力が維持される。
以上で本発明の清掃器および画像形成装置における第1実施形態の説明を終了し、次に第2実施形態について説明する。
この第2実施形態は、クリーナの構造が異なる点を除いて第1実施形態と同様の形態であるので、以下の説明ではクリーナに着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図4および図5は、第2実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した概念構成図であり、図4には側面図(即ち図1の正面側から見た図)が示され、図5には上面図(即ち図1の上方から見た図)が示されている。
第2実施形態のクリーナ200は、第1実施形態と同様に、感光体ドラム12の表面に接触したクリーニングブレード161と、感光体ドラム12から除去されたトナーなどが貯留される貯留室162と、貯留室内に溜まったトナーをクリーナ200の外へと搬出する搬出オーガ163と、トナーなどの粉末がクリーナ200外に漂い出ることを防ぐシールド164とを備えている。
第2実施形態のクリーナ200では、第1実施形態とは異なり、貯留室162内のトナーの一部を感光体ドラム12の表面に供給する供給部材210が搬出オーガ163とは独立に備えられている。この供給部材210が、本発明にいう供給部材の一例に相当する。第2実施形態における供給部材210は、感光体ドラム12の表面に沿って図5の上下方向に延びた回転軸211の複数箇所に羽根状の弾性部材212が取り付けられた構造を有し、搬出オーガ163とは独立に回転駆動される。そして、供給部材210の回転に伴って弾性部材212は、先端がクリーニングブレード161に接触することで弾性的に撓み、更に回転すると先端がクリーニングブレード161から離れて弾性部材212は弾性的に延びる。その結果、貯留室162内のトナーの一部が弾性部材212によって跳ね上げられて感光体ドラム12の表面に付着する。従って第2実施形態でもトナーダムの枯渇が防止され、クリーナ200は清掃能力が高くて安定している。
また、第2実施形態では、供給部材210の回転軸211の駆動が、制御部30によって、画像形成の対象画像の像密度や現像器内のトナー濃度に応じて制御されている。即ち、制御部30は、各色毎に、画像密度が低いほど供給部材210を頻繁に回転させ、各色毎に、現像器15内のトナー濃度が低いほど供給部材210を頻繁に回転させる。つまり、第2実施形態でも、トナーダムが枯渇しやすい場合には感光体ドラム12へのトナー供給量が増加することとなるので、トナーダムの枯渇が防止されてクリーナ200の清掃力が維持される。また、第2実施形態では、供給部材210の回転は搬出オーガ163の回転と独立であり、搬出オーガ163は、例えば画像密度が高いほど頻繁に回転して貯留室162内でのトナー詰まりが防止される。このように、第2実施形態では、供給部材210と搬出オーガ163が、各々に適した回転タイミングに制御されることとなる。
次に、本発明の清掃器および画像形成装置における第3実施形態について説明する。この第3実施形態も、クリーナの構造が異なる点を除いて第1実施形態と同様の形態であるので、以下の説明ではクリーナに着目した説明を行い、重複説明は省略する。
図6および図7は、第3実施形態におけるクリーナの構造を概念的に示した概念構成図であり、図6には側面図(即ち図1の正面側から見た図)が示され、図7には上面図(即ち図1の上方から見た図)が示されている。
第3実施形態のクリーナ300も、第1実施形態と同様に、感光体ドラム12の表面に接触したクリーニングブレード161と、感光体ドラム12から除去されたトナーなどが貯留される貯留室162と、貯留室内に溜まったトナーをクリーナ200の外へと搬出する搬出オーガ163と、トナーなどの粉末がクリーナ200外に漂い出ることを防ぐシールド164とを備えている。
また、搬出オーガ163は、第1実施形態と同様に、回転軸163aの周りに螺旋状の羽根163bが取り付けられ、回転軸163aの途中の複数箇所に羽根状の弾性部材163cが取り付けられた構造となっている。
第3実施形態のクリーナ300には、第1実施形態とは異なり、クリーニングブレード161の複数箇所に突起310が設けられている。搬出オーガ163の回転に伴って羽根状の弾性部材163cが回転すると、弾性部材163cの先端は突起310に引っ掛かり、弾性部材163cは弾性的に大きく撓む。さらに弾性部材163cが回転することで先端が突起310から外れ、弾性部材163cは弾性的に延びることとなる。その結果、弾性部材163cは貯留室162内のトナーの一部を第1実施形態での跳ね上げよりも激しく跳ね上げ、トナーは感光体ドラム12の表面に付着する。
この第3実施形態のクリーナ300では、第1実施形態よりも激しい跳ね上げによって、第1実施形態よりも多くのトナーが感光体ドラム12の表面に供給されることとなるので、クリーナ300の清掃能力がより高いとともにより安定している。
最後に、感光体ドラム12表面に対するトナー供給が効果的であるトナー粒径について検討する。
図8は、トナー粒径とブレード摩耗量との関係を表したグラフである。
図8の横軸は、トナー粒径を体積平均粒径で表しており、縦軸は、ブレード摩耗量を表している。また、図8のグラフは、上述した第1実施形態のクリーナから弾性部材を取り除いて感光体の総回転数が5200回転に達するまで画像形成を繰り返したときの結果を表している。
ブレード摩耗量はトナーダムやクリーナの清掃力と強い相関を有していることが知られており、ブレード摩耗量が高いときはトナーダムが減少してクリーナの清掃力が低下している。ブレード摩耗量が15μm以上に達した領域400はレッドゾーンであり、クリーナの清掃力は不十分で、形成された画像には明らかな画質劣化が現れる。
上述したように、画像密度が低い場合は残留トナーが減少してトナーダムの枯渇が生じやすく、トナーの体積平均粒径が6.0μm以上の場合には画像密度が低いとブレード摩耗量は15μm近くにまで到達する。画像密度が中心的な密度の場合におけるトナーの体積平均粒径とブレード摩耗量との関係がグラフ曲線410で示されており、トナーの体積平均粒径が4.0μmであると、中心的な画像密度でもブレード摩耗量がレッドゾーン400に達してしまうので、上述した各実施形態のようなトナー供給を行うことが望ましい。このグラフ曲線410を見ると、トナーの体積平均粒径が4.5μm以下に達した辺りで、中心的な画像密度におけるブレード摩耗量は、トナーの体積平均粒径が6.0μmかつ低画像密度である場合のブレード摩耗量を上回ることが解る。即ち、トナーの体積平均粒径が4.5μm以下の場合には、上述した各実施形態のようなトナー供給が効果的であると言える。また、トナーの体積平均粒径の下限値としては、製造性から2.0μm以上が望ましい。
以上で各実施形態の説明を終了する。
なお、上記説明では、本発明にいう供給部材が羽根状の弾性部材を有している例が示されているが、本発明にいう供給部材は、羽根でトナーをゆっくり押し上げることなどによって供給する非弾性的な部材であってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう像密度検知器として、画像データに基づいて間接的に像密度を検知する例が示されているが、本発明にいう像密度検知器は、光学センサなどで直接にトナー像の像密度を検知するものであってもよい。
また、上記説明では、画像形成装置の実施形態として、複数の像保持体を備えたいわゆるタンデム方式のカラー機を例示したが、本発明の画像形成装置は、1つの像保持体上に複数色のトナー像を形成するいわゆるリボルバ式のカラー機であってもよいし、あるいは、モノクロ専用機であってもよい。
また、上記説明では画像形成装置の一例としてプリンタを示したが、本発明の画像形成装置はファクシミリやコピー機や複合機であってもよい。
また、上記説明では画像形成装置の一例として、中間転写ベルトを用いた間接転写方式の画像形成装置を示したが、本発明の画像形成装置は、画像形成部から用紙に直接トナー像が転写される直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
また、上記説明では本発明にいう像形成機の一例として電子写真方式の装置が示されているが、本発明にいう像形成機は、個々のトナー粒子を電極アレイで個別に像保持体へと飛翔させる電極アレイ方式の装置であってもよい。
また、上記説明では本発明にいう転写器の一例として接触型の帯電ロールが示されているが、本発明にいう転写器は、例えばスコロトロンやコロトロンなどのような非接触型のものであってもよい。
1……プリンタ、 10……画像形成プロセス部、 12……感光体ドラム、
13……帯電器、 14……LEDプリントヘッド(LPH)、 15……現像器、
30……制御部、
16,200,300……クリーナ、 161……クリーニングブレード、
162……貯留室、 163……搬出オーガ、 164……シールド、
163a……回転軸、 163b……螺旋状の羽根、
163c……羽根状の弾性部材、
210……供給部材、 211……回転軸、 212……弾性部材、
310……突起、

Claims (7)

  1. 被清掃物の表面に接触して擦ることで該表面から粉状の不要物を除去する除去部材と、
    前記除去部材によって除去された不要物を貯留する貯留槽と、
    弾性的に撓む羽根を有して前記貯留槽内で回転することで、該貯留槽内に貯留された不要物の一部を
    該羽根で前記被清掃物の表面に供給する供給部材と、
    前記貯留槽内に突出し、前記供給部材の羽根が回転に伴って一時的に引っ掛かり、該羽
    根が更に回転することでその引っ掛かりが外れて前記不要物を跳ね飛ばす突起と、
    を備えたことを特徴とする清掃器。
  2. 前記貯留槽内に設けられて回転し、該貯留槽内に貯留された不要物を該貯留槽外へと搬
    送する搬送部材を備え、
    前記供給部材が、前記搬送部材と一体に回転するものであることを特徴とする請求項1
    記載の清掃器。
  3. 前記貯留槽内に設けられて回転し、該貯留槽内に貯留された不要物を該貯留槽外へと搬
    送する搬送部材を備え、
    前記供給部材が、前記搬送部材とは独立に回転するものであることを特徴とする請求項
    1または2記載の清掃器。
  4. 表面にトナー像が形成されてそのトナー像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面にトナー像を形成する像形成機と、
    前記像保持体の表面からトナー像を被転写体上に転写する転写器と、
    前記転写器によるトナー像の転写後に前記像保持体の表面に残ったトナーを除去して該
    像保持体の表面を清掃する清掃器とを備え、
    前記清掃器が、
    前記像保持体の表面に接触して擦ることで該表面から前記トナーを除去する除去部材と

    前記除去部材によって除去されたトナーを貯留する貯留槽と、
    弾性的に撓む羽根を有して前記貯留槽内で回転することで、該貯留槽内に貯留されたトナーの一部を
    該羽根で前記像保持体の表面に供給する供給部材と、
    前記貯留槽内に突出し、前記供給部材の羽根が回転に伴って一時的に引っ掛かり、該羽
    根が更に回転することでその引っ掛かりが外れて前記不要物を跳ね飛ばす突起と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記像形成機によって形成されるトナー像の密度を検知する像密度検知器を備え、
    前記供給部材が、前記像密度検知器によって検知されたトナー像の密度が低いほど多く
    のトナーを供給するものであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記像形成機は、内部にトナーを収容して該トナーで前記像保持体の表面にトナー
    像を形成するものであり、
    前記像形成機内のトナー濃度を検知する濃度検知器を備え、
    前記供給部材が、前記濃度検知器によって検知されたトナー濃度が低いほど多くのトナ
    ーを供給するものであることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 前記トナーの体積平均粒径が4.5μm以下であることを特徴とする請求項4から6の
    いずれか1項記載の画像形成装置。
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