JP6111703B2 - 無線通信機 - Google Patents

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本発明は、無線通信機本体と該無線通信機本体の操作部を備えたコントローラとが着脱可能に構成されているとともに、相互通信手段を介して、操作信号を含んだ操作情報を相互に通信を行うように構成された無線通信機に関するものである。
近年の無線通信機においては、無線通信機本体と該無線通信機本体の操作部を備えたコントローラとが着脱可能に構成されているものがある。その場合、前記無線通信機本体と前記コントローラとを接続ケーブルを含んだ接続コネクタを介して直接接続し、前記コントローラから離れた位置に設置した前記無線通信機本体を操作し得るように構成されている。例えば、車載時に、大型化した無線通信機本体を車両の荷室などに設置し、コントローラは運転席の近くに設置するという使用形態が可能になっている。
また、無線送受信部に対して、表示部、音声入力部、操作部等を別体に設けて、各部には、前記無線送受信部とのデータの遣り取りを行うデータ送受信部を備えて、相互間の通信を行うように構成されたものが、特許文献1に提案されている。
特開平11−220765号公報
しかし、以上の従来技術では、無線通信機本体に接続するコントローラを取り替えても、無線通信機本体の機能や設定が自動的に変更されるものではなく、特許文献1に記載の通信機において、例えば操作部を別の操作部に取り替えても無線送受信部の機能や設定が自動的に変更されるものではない。特許文献1に記載の通信機においては、前記操作部の付加機能として、電話番号情報等を書き込んだメモリカードを挿入可能に構成することにより、前記メモリカードを挿入した前記操作部を、前記無線送受信部と接続することによって、前記メモリカードに書き込まれた電話番号情報等が自動的に適用されるように構成することが開示されている。しかし、この場合でも、操作部を取り替えることによって自動的に変更されるのは、電話番号情報等の単なる設定情報のみであって、無線送受信部の機能まで変更されたり、追加されたりするものではない。
つまり、従来技術では、ひとつの無線送受信部もしくは無線通信機本体には、一種類の操作部もしくはコントローラしか接続することはできず、前記操作部を取り替えたとしても、設定情報が変更されるのみであって、無線送受信部もしくは無線通信機本体の機能まで変更されるものではない。
また、ひとつの無線送受信部もしくは無線通信機本体に対して接続する操作部もしくはコントローラを取り替えた場合、前記操作部もしくは前記コントローラの機能が変更されるものではない。
そこで、本発明は、無線通信機のコントローラを無線通信機本体に対して着脱可能に構成し、同一規格の着脱構造であれば、コントローラを別のものに取り替えて、異なる組み合わせのコントローラと無線通信機本体を接続して使用することが可能であり、コントローラと無線通信機本体との組み合わせが変更された場合は、前記コントローラもしくは無線通信機本体の設定情報だけでなく機能や動作が自動的に変更され得るように構成し、無線通信機本体とコントローラの機能や動作を種々変更可能にすることを目的としてなされたものである。
本発明の請求項1にかかる無線通信機は、無線通信機本体と、該無線通信機本体のための操作部および表示部を備えたコントローラとが、所定の相互通信手段を介して操作情報や表示情報を相互に通信を行い得るように構成されてなる無線通信機において、前記無線通信機本体は、当該無線通信機本体の機種毎に設定された機種IDが予め書き込まれた機種IDメモリと、当該無線通信機本体に個別に設定された個別IDが予め書き込まれた個別IDメモリとを備え、前記コントローラは、当該コントローラが対応可能な無線通信機本体の機種毎の制御プログラムが機種IDに対応させて予め書き込まれた制御プログラムメモリと、前記制御プログラムが参照し、使用者によって設定された前記無線通信機本体の設定情報が前記個別IDに対応させて書き込まれる設定メモリとを備え、前記相互通信手段を介して前記無線通信機本体の前記機種IDメモリから機種IDを読み出すとともに前記個別IDメモリから個別IDを読み出して前記コントローラに送出し、前記機種IDに対応した前記制御プログラムを起動させ、前記起動させた制御プログラムが、前記個別IDに対応した設定情報を参照し、当該設定情報に基づいた設定で前記無線通信機本体を制御するように構成された制御手段を、前記コントローラもしくは前記無線通信機本体の少なくとも何れか一方に備えていることを特徴としている。
請求項2では、前記相互通信手段は、前記無線通信機本体に配設され、所定の接続端子構造に対応した本体側接続端子と、前記コントローラに配設され、前記所定の接続端子構造に対応したコントローラ側接続端子とで構成され、前記制御手段は、前記コントローラに配設され、前記本体側接続端子と前記コントローラ側接続端子とが接続されたときに、前記本体側接続端子と前記コントローラ側接続端子とを介して前記無線通信機本体の前記機種IDメモリから機種IDを読み出すとともに前記個別IDメモリから個別IDを読み出して前記コントローラに送出し、前記機種IDに対応した前記制御プログラムを起動させ、前記起動させた制御プログラムが、前記個別IDに対応した設定情報を参照し、当該設定情報に基づいた設定で前記無線通信機本体を制御するように構成されている。
請求項3では、前記制御プログラムメモリは、新規な無線通信機本体に対応した制御プログラムを、前記新規な無線通信機本体の機種IDに対応させて書き込み可能に構成されている。
請求項4では、前記制御プログラムメモリは、予め書き込まれた制御プログラムを書き換え可能に構成されている。
本発明にかかる無線通信機によれば、
無線通信機本体とコントローラとが所定の相互通信手段を介して相互通信可能に構成されているので、前記所定の相互通信手段を備えていれば、無線通信機もしくはコントローラを別のものと取り替えて使用することができる。
そして、前記コントローラを取り替えた場合は、
前記コントローラは、前記無線通信機本体から機種IDと個別IDを読み取り、読み取った機種IDに対応した制御プログラムを起動させて、前記制御プログラムと読み取った個別IDに基づいた設定情報に基づいて前記無線通信機本体を制御する。
また、前記無線通信機本体を取り替えた場合も同様に、
前記コントローラは、前記無線通信機本体から機種IDと個別IDを読み取り、読み取った機種IDに対応した制御プログラムを起動させて、前記制御プログラムと読み取った個別IDに対応した設定情報に基づいて前記無線通信機本体を制御する。
このように、所定の相互通信手段を備えたものであれば、1つの無線通信機本体に対して、複数の異なるコントローラの何れか1つを選択して組み合わせて相互通信可能な状態で使用することが可能であり、それらのコントローラを取り替えて異なる組み合わせで使用することも可能である。
何れの組み合わせであっても、無線通信機本体は、自己の機種IDと個別IDに基づいた制御プログラムと設定情報で制御される。
従って、例えば、異なるユーザが個別のコントローラをそれぞれ所有し、異なる無線通信機本体の何れか1つと組み合わせて使用することによって、各ユーザは異なる無線通信機本体の何れか1つを、自分が所有するコントローラを用いて、前記自分のコントローラに設定した設定情報に基づいて使用することができる。
また、共通の1つの無線通信機本体を、異なるユーザが個別のコントローラを用いて、それぞれ自分のコントローラに設定した設定情報に基づいて使用することができる。
したがって、種類の異なる機種の無線通信機本体や、同一機種で異なる固体の無線通信機本体の何れか1つを、1つのコントローラを用いて操作することができるので、種類の異なる機種の無線通信機本体や、同一機種で異なる固体の無線通信機本体の何れか1つを用いる場合、各無線通信機本体ごとに、それぞれ1台のコントローラを揃える必要がなく、1台のコントローラで対応でき、種類の異なる機種の無線通信機本体や、同一機種で異なる固体の無線通信機本体を用いる場合の総額を安価にできる。
また、コントローラを、種類の異なる機種の無線通信機本体や、同一機種の別々の無線通信機本体の何れか1つと組み合わせて使用する場合でも、自動的に前記無線通信機本体に対応する操作が可能になるとともに、前記コントローラに設定された独自の設定情報が読み出されて設定されて使用できるので、非常に使い勝手が良い。
また、前記無線通信機本体は、対応したコントローラとの組み合わせでなければ操作されないので、前記無線通信機本体が、他人によって遠隔地から勝手に操作されてしまうことを防止できる。
本発明の実施例1にかかる無線通信機を構成する無線通信機本体とコントローラとを接続して一体化した状態の正面外観図である。 前記無線通信機のコントローラを前記無線通信機本体から分離した状態の、コントローラと無線通信機本体の正面外観図である。 前記無線通信機のブロック図である。 1つのコントローラを、異なる機種IDや個別IDの無線通信機本体と接続する場合の動作を説明するための説明図である。 図4に基づいたコントローラの動作を説明するフローチャートである。 複数のコントローラを、1つの無線通信機本体と接続する場合の動作を説明するための説明図である。
以下に、本発明にかかる無線通信機の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1において、
1は前記無線通信機であり、無線通信機本体2とコントローラ3とから構成されている。前記コントローラ3は前記無線通信機本体2に対して所定の規格の接続端子構造によって着脱可能に構成されており、一体化した装着状態においては図示しないロック機構によって、不用意には分離されないように構成されている。
図2において、
前記無線通信機本体2の前面には、前記コントローラ3を装着するための装着部21が構成されている。前記装着部21の一部に設けられた凹部211には前記所定の規格の接続端子構造に対応した本体側接続コネクタ22が配設されている。
この本体側接続コネクタ22の内部側端子は、前記無線通信機本体2の内部に備えられている本体側相互通信部23(後述)と電気的に接続されている。
前記コントローラ3の外形は、前記装着部21に装着可能な大きさと形状とされており、前記コントローラ3の背面には、前記本体側接続コネクタ22と電気的に接続し得る構造のコントローラ側接続コネクタ31が、前記所定の規格の接続端子構造に対応した構造で備えられている。前記コントローラ側接続コネクタ31の内部側端子は前記コントローラ3の内部に備えられているコントローラ側相互通信部32(後述)と電気的に接続されている。
なお、前記無線通信機本体2の装着部21に前記コントローラ3を装着する場合には、前記本体側接続コネクタ22と前記コントローラ側接続コネクタ31とが直接接続されるが、前記本体側接続コネクタ22と前記コントローラ側接続コネクタ31との間に延長ケーブルを介在させることによって、前記コントローラ3を、前記延長ケーブルの長さの範囲内で前記無線通信機本体2から離して使用することも可能である。前記延長ケーブルを使用しない場合には、前記装着部21に形成された前記凹部211に収納することができる。
図1、2において、
前記無線通信機本体2の前面の両脇部には、回転操作可能なメインダイヤルや押圧操作可能な操作ボタン等の本体側操作部24が配設されている。
前記コントローラ3の前面の脇部には、回転操作可能なサブダイヤルや押圧操作可能な操作ボタン等のコントローラ側操作部33が配設されている。
前記コントローラ3の前面の中央部には、タッチパネル機能を備えた高精細度の表示パネル34が配設されており、接続された無線通信機本体の機種に対応した画面が設定され、接続された無線通信機本体のステータス情報(動作状態に応じた電界強度や、運用周波数や、設定された設定情報等の表示情報)が表示されるとともに、必要に応じた操作アイコンが、接続された無線通信機本体の機種に対応して表示されるように構成されている。
表示された操作アイコンをタッチ操作等することによって、前記操作アイコンに割当てられた操作情報が入力され、前記無線通信機本体2へ送出されるように構成されている。
このように、前記本体側相互通信部23と前記コントローラ側相互通信部32によって双方向通信が行われるように構成されている。
図3は、実施例1にかかる無線通信機1のブロック図を示したものである。
図3において、
無線通信機本体2の筐体の内部には、前記本体側相互通信部23と、本体側制御部25と、本体側電源部26と、無線通信部27とを備えている。
なお、前記無線通信部27は、例えば、SDR(Software Defined Radio)技術によって構成し、無線通信部制御用のプログラムを入れ替えることによって、種々の機能の無線通信機本体として機能させることが可能にしてもよい。
前記無線通信機本体2には、さらに、当該無線通信機本体の機種を特定するための情報として製造メーカ等において予め設定された機種IDが、当該無線通信機本体の製品名と対応付けられて予め書き込まれた不揮発性の機種IDメモリM21と、
個々の無線通信機本体を特定するための情報として製造メーカ等において予め設定された個別IDが予め書き込まれた不揮発性の個別IDメモリM22とを備えている。
コントローラ3の筐体の内部には、前記コントローラ側相互通信部32と、コントローラ側制御部35と、リチウムイオン電池等の二次電池36と、充電部37とを備えている。
前記コントローラ3には、さらに、接続された無線通信機本体を操作するための制御プログラムが、接続可能な無線通信機本体の機種ごとに、機種IDに関連付けされて書き込まれた制御プログラムメモリM31と、
一度接続された無線通信機本体の機種ごとに、その無線通信機本体に対応して使用者が設定した設定情報等を書き込むための設定メモリM32とを備えている。
なお、特許請求の範囲に記載された相互通信手段は、前記本体側接続コネクタ22と前記本体側相互通信部23、および、前記コントローラ側接続コネクタ31と前記コントローラ側相互通信部32に対応している。
図4において、1つのコントローラ301を、複数の無線通信機本体201、202、203、204・・・の何れか1台に接続して使用することを示している。
前記コントローラ301の前記制御プログラムメモリM31には、
機種IDが「A1」の無線通信機本体201に対応した制御プログラムP1、
機種IDが「A2」の無線通信機本体203に対応した制御プログラムP2、
機種IDが「A3」の別の無線通信機本体に対応した制御プログラムP3、および、接続可能な他の機種に対応した制御プログラムが書き込まれている。
前記コントローラ301の前記設定メモリM32には、
個別IDが「B1」の無線通信機本体201に対応した設定情報D1、
個別IDが「B2」の無線通信機本体202に対応した設定情報D2、
個別IDが「B3」の無線通信機本体203に対応した設定情報D3、および、過去に接続された無線通信機本体に対応して設定された設定情報や、新規な個別IDの無線通信機本体に対応した設定情報を書き込み可能な記憶エリアが設定されている。
図4の例では、無線通信機本体201と無線通信機本体202とは、同一機種(機種IDが「A1」であるが、別の装置であるので、個別IDは異なる。
個別IDが「B1」の無線通信機本体201と、個別IDが「B2」の無線通信機本体202とは、例えば、同一機種のものが互いに異なる周波数範囲もしくは互いに異なる運用モードに設定されているものとする。
機種IDが「A2」の無線通信機本体203は、上記2台の無線通信機本体201、202とは、例えば、異なる機種であって異なる送信パワーの機種とする。
次に、図4、5を参照して、前記コントローラの動作を説明する。
図5のフローチャートに示したように、
まず、ステップS1においては、前記コントローラ301が、何れか1台の無線通信機本体に接続されたか否かをチェックして、接続されるまで待機して、何れか1台の無線通信機本体が接続されるとステップS2へ進む。
ステップS2では、前記接続された無線通信機本体の機種IDメモリと個別IDメモリにアクセスして、機種IDと個別IDを読み出す。
例えば、図4において接続関係を実線で示したように、無線通信機本体201が接続された場合には、無線通信機本体201の機種IDメモリM21から機種IDとして「A1」を読み出し、無線通信機本体201の個別IDメモリM22から個別IDとして「B1」を読み出す。
ステップS3では、前記読み出した機種IDに対応した制御プログラムを起動させる。
例えば、機種IDが「A1」の場合には、対応した制御プログラムP1を起動させる。
ステップS4では、前記読み出した個別IDが新規に接続されたものであるか否かをチェックする。新規に接続されたものでない場合、即ち、過去に一回でも接続されたことがある個別IDの無線通信機本体の場合には、前記設定メモリM32内に前記個別ID用の記憶領域が確保されて、何らかの設定情報が書き込まれている。
ステップS4において、新規に接続された無線通信機本体であると判断されるとステップS5へ進み、既に接続されたことがある無線通信機本体であると判断されるとステップS6へ進む。
ステップS5では、前記読み出した個別IDに対応させて、前記読み出した機種IDに対応する制御プログラムの動作と設定情報の記憶に必要なメモリ領域を新規に確保する。
続いて、前記機種IDに対応した初期の設定情報を、新規に確保した前記メモリ領域に書き込む。
ステップS6では、設定メモリM32内において前記読み出した個別IDに対応させて設定されているメモリ領域にアクセスして、設定情報を読み出す。これによって、以前に接続されたときに設定された設定情報もしくは新たに設定された設定情報を利用することができる。
ステップS7では、
前記読み出した機種IDに対応した制御プログラムと、前記読み出した個別IDに対応した設定情報に基づいて、前記無線通信機本体を制御する。
例えば、無線通信機本体201が接続された場合には、前記無線通信機本体201の機種ID「A1」に対応した制御プログラムP1を起動させ、前記無線通信機本体201の個別ID「B1」に対応した設定情報「D1」に基づいた設定で、前記無線通信機本体201を制御する。
このとき、当該コントローラ201の表示パネル34には、前記機種IDに対応した制御プログラムに基づいて、前記機種IDに対応する操作用画面が表示され、表示された画面を参照して操作することによって、前記機種IDに対応した制御プログラムと前記個別IDに対応した設定情報に基づいて、前記コントローラ201が制御される。
なお、前記表示パネル34には、現在接続されている無線通信機本体の機種名や製品名等が機種IDに対応して読み取られて表示されるようにしてもよい。
また、個別IDに対応して設定された固体名(個別ID又はユーザにより設定された名称)が表示されるようにしてもよい。
なお、図5のフローチャートに沿って実行される制御手段は、前記本体側制御部25もしくは前記コントローラ側制御部35の、何れか一方によって実現されるように構成されている。または、前記制御手段は、前記本体側制御部25もしくは前記コントローラ側制御部35の両方が協働することによって実現されるように構成されてもよい。
次に、前記コントローラ301を、前記無線通信機本体201から取り外して、図4において接続関係を破線で示したように、別の無線通信機本体202に接続した場合を説明する。
この場合も、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体202に対応した機種IDと個別IDが読み出される。機種IDは同じ「A1」であるので制御プログラムP1は同じであるが、個別IDが異なるので、前記制御プログラムP1が参照する設定情報が、前記個別ID「B2」に基づいた設定情報「D2」に変更されて制御される。例えば、同一機種であるが、異なる周波数範囲もしくは異なる運用モードに変更されて制御されるのである。
次に、前記コントローラ301を、前記無線通信機本体202から取り外して、図4において接続関係を一点鎖線で示したように、別の無線通信機本体203に接続した場合を説明する。
この場合も、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体202に対応した機種IDと個別IDが読み出される。この場合は機種IDも異なるので、機種IDが「A2」に対応した制御プログラムP2が起動され、前記制御プログラムP2が参照する設定情報が、前記個別ID「B3」に対応した設定情報「D3」に変更されて制御される。例えば、機種IDが「A2」の無線通信機本体203が有する送信パワー、即ち前記無線通信機本体201、202とは異なる送信パワーの無線通信機として制御されるのである。
次に、前記コントローラ301を、過去に接続されたことの無い無線通信機本体204に接続した場合を説明する。
この場合も、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体204に対応した機種IDと個別IDが読み出される。
この場合は、読み出された機種IDと個別IDが新規なものであるため、図5のフローチャートのステップS5が実行され、前記個別IDに対応したメモリ領域が設定メモリM32内に確保される。そして、前記機種IDに対応した初期の設定情報が前記確保されたメモリ領域内に書き込まれる。
そして、前記機種IDに対応した制御プログラムが起動され、前記無線通信機本体204は前記初期の設定情報に基づいて制御される。
このように、本発明によれば、1つのコントローラを、機種が異なる無線通信機本体と接続したり、同じ機種であるが異なる固体の無線通信機本体と接続することが可能であり、それぞれの機種やそれぞれの固体に応じた制御プログラムや設定で運用することができる。
この場合は、1人のユーザが、1つのコントローラ201を所有し、異なる場所に設置された設定や出力等が異なる無線通信機本体201、202、203を使用する形態を想定することができる。
このような場合に、前記ユーザは自分のコントローラ201を、どの無線通信機本体201、202、203に接続した場合でも、前記コントローラ201に設定しておいた設定情報を利用して便利に運用することができる。
次に、異なるコントローラの何れか1つを、1台の無線通信機本体に接続する場合を説明する。
図6には、3つのコントローラ301、302、303と、1台の無線通信機本体201とが示されている。
前記コントローラ301には、前記無線通信機本体201の機種IDに対応した制御プログラムP1および他の制御プログラムが書き込まれており、前記無線通信機本体201の個別IDに対応した設定情報D1が書き込まれている。この設定情報D1は、例えば、前記コントローラ301のユーザU1が個別に設定した情報とする。
前記コントローラ302には、前記無線通信機本体201の機種IDに対応した制御プログラムP1および他の制御プログラムが書き込まれており、前記無線通信機本体201の個別IDに対応した設定情報D2が書き込まれている。この設定情報D2は、例えば、前記コントローラ302のユーザU2(前記ユーザU1と異なる。)が個別に設定した情報とする。
前記コントローラ303には、前記無線通信機本体201の機種IDに対応した制御プログラムP1および他の制御プログラムが書き込まれており、前記無線通信機本体201の個別IDに対応した設定情報D3が書き込まれている。この設定情報D3は、例えば、前記コントローラ301のユーザU3(前記ユーザU1、U2と異なる。)が個別に設定した情報とする。
なお、前記設定情報D1,D2,D3は、固体が異なるコントローラ301、302、303のそれぞれの設定メモリ内の同様のメモリ領域に書き込まれている場合もあるが、コントローラの固体が異なるため問題はない。
前記ユーザU1が前記コントローラ301を前記無線通信機本体201に接続した場合、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体201に対応した機種IDと個別IDが読み出される。
そして、前記読み出された機種IDに対応した制御プログラムP1が起動され、前記読み出された個別IDに対応した設定情報D1が読み出されて、前記無線通信機本体201が制御される。
次に、前記ユーザU1に代わって、前記ユーザU2が前記コントローラ302を前記無線通信機本体201に接続した場合、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体201に対応した機種IDと個別IDが読み出される。
そして、前記読み出された機種IDに対応した制御プログラムP1が起動され、前記読み出された個別IDに対応した設定情報D2が読み出されて、前記無線通信機本体201が制御される。
次に、前記ユーザU3が前記コントローラ303を前記無線通信機本体201に接続した場合、前述したように図5のフローチャートに従って制御され、前記接続された無線通信機本体201に対応した機種IDと個別IDが読み出される。
そして、前記読み出された機種IDに対応した制御プログラムP1が起動され、前記読み出された個別IDに対応した設定情報D3が読み出されて、前記無線通信機本体201が制御される。
このようにして、異なるユーザがそれぞれ自分のコントローラを、共用の無線通信機本体201に接続して、自分の設定情報に基づいて運用することができる。
この場合は、複数のユーザが、1つの無線通信機本体201を共用して使用する形態を想定することができる。
このような場合に、各ユーザは自分のコントローラを使用すれば、共用の無線通信機本体201であっても、自分が設定しておいた設定情報を利用して便利に運用することができる。
次に、複数のユーザが、複数の機種もしくは固体の無線通信機本体の何れか1台をそれぞれ使用する場合を説明する。
この場合は、図4に示した形態と、図6に示した形態とを組み合わせた形態であるので、詳細な説明は省略するが、複数のユーザが、複数の機種もしくは固体の無線通信機本体の何れか1台をそれぞれ使用する際、各ユーザが各無線通信機本体に対応させて設定した設定情報を利用して運用することができるので、無線通信機本体が替わるたびに各種設定を行う手間が軽減でき、非常に便利に運用することができる。
この場合は、複数のユーザがそれぞれ自分用のコントローラを所有し、それぞれが、複数の異なる無線通信機本体の何れか1台を使用する形態を想定することができる。
このような場合に、各ユーザは自分用のコントローラを使用すれば、複数の異なる無線通信機本体を、その無線通信機本体に対応して自分が設定しておいた設定情報を利用して便利に運用することができる。
なお、図3に示された前記コントローラ3の前記制御プログラムメモリM31に書き込まれている制御プログラムは、必要に応じて書き換えたり、新たに追加することもできる。例えば、特定の機種IDに対応した制御プログラムP1を改良版の制御プログラムP12にバージョンアップすることもでき、当所は対応していなかった別の機種に対応する制御プログラムを、前記別の機種の機種IDに対応させて前記制御プログラムメモリM31の空き領域に書き込み登録することができる。
これらの改定版の制御プログラムや新規制御プログラムは、所定のサーバ等からダウンロードしたり、記憶媒体から読み込んで書き込むことができる。
したがって、当所は接続使用を想定していなかった新規の無線通信機本体と接続して使用したい場合に、新たにコントローラを購入することなく、前記新規の無線通信機本体に対応した制御プログラムを、手持ちのコントローラに書き込み登録することで、前記新規の無線通信機本体も使用することが可能となる。
特に、前記無線通信機本体の無線通信部27をSDR技術によって実現している場合には、所定の制御プログラムを新たに書き込んで起動させることだけで、コントローラの物理的な構成を変更することなく、複数の異なる無線通信機本体に対応することが可能となる。例えば、1つのコントローラを、大出力の無線通信機本体に接続して大出力無線通信機として使用したり、小電力の無線通信機本体に接続して小電力無線通信機として使用したり、テレビ受信機能を備えた無線通信機本体に接続してテレビ受信装置として使用したり、FM受信機能を備えた無線通信機本体に接続してFM受信機として使用したり、携帯電話機能を備えた無線通信機本体に接続して携帯電話機として使用したり、種々の形態で使用することが可能となる。
なお、何れのコントローラおよび無線通信機本体も、共に所定の接続端子構造に対応した接続端子(コネクタ)を備えている必要があることは言うまでもない。
また、以上の説明においては、前記相互通信手段としては、接続端子を介して直接接続する形態を説明したが、前記相互通信手段としては、微弱電波、小電力無線(Bluetooth(登録商標)など)、もしくは特定小電力無線等の近距離無線通信技術や、赤外線通信技術を用いた近距離通信技術や、IP接続したLAN経由で相互通信する遠隔通信技術を採用することも可能である。
そして、このような複数の相互通信手段を実装し、通信環境に応じて、何れか1つの相互通信手段を手動もしくは自動的に選択するように構成することも可能である。
なお、このように直接接続以外の相互通信手段を採用する際には、接続する相手を特定する手段を併用することが望ましい。
1 無線通信機
2 無線通信機本体
22 本体側接続コネクタ、本体側接続端子、所定の接続端子構造、相互通信手段
23 本体側相互通信部、相互通信手段
25 本体側制御部、制御手段
27 無線通信部
M21 機種IDメモリ
M22 個別IDメモリ

3 コントローラ
31 コントローラ側接続コネクタ、コントローラ側接続端子、所定の接続端子構造、相互通信手段
32 コントローラ側相互通信部、相互通信手段
33 コントローラ側操作部、操作部
34 表示パネル、表示部
35 コントローラ側制御部、制御手段
M31 制御プログラムメモリ
M32 設定メモリ

Claims (4)

  1. 無線通信機本体と、該無線通信機本体のための操作部および表示部を備えたコントローラとが、所定の相互通信手段を介して操作情報や表示情報を相互に通信を行い得るように構成されてなる無線通信機において、
    前記無線通信機本体は、
    当該無線通信機本体の機種毎に設定された機種IDが予め書き込まれた機種IDメモリと、
    当該無線通信機本体に個別に設定された個別IDが予め書き込まれた個別IDメモリとを備え、
    前記コントローラは、
    当該コントローラが対応可能な無線通信機本体の機種毎の制御プログラムが機種IDに対応させて予め書き込まれた制御プログラムメモリと、
    前記制御プログラムが参照し、使用者によって設定された前記無線通信機本体の設定情報が前記個別IDに対応させて書き込まれる設定メモリとを備え、
    前記相互通信手段を介して前記無線通信機本体の前記機種IDメモリから機種IDを読み出すとともに前記個別IDメモリから個別IDを読み出して前記コントローラに送出し、前記機種IDに対応した前記制御プログラムを起動させ、前記起動させた制御プログラムが、前記個別IDに対応した設定情報を参照し、当該設定情報に基づいた設定で前記無線通信機本体を制御するように構成された制御手段を、前記コントローラもしくは前記無線通信機本体の少なくとも何れか一方に備えていることを特徴とする無線通信機。
  2. 前記相互通信手段は、前記無線通信機本体に配設され、所定の接続端子構造に対応した本体側接続端子と、前記コントローラに配設され、前記所定の接続端子構造に対応したコントローラ側接続端子とで構成され、
    前記制御手段は、前記コントローラに配設され、前記本体側接続端子と前記コントローラ側接続端子とが接続されたときに、前記本体側接続端子と前記コントローラ側接続端子とを介して前記無線通信機本体の前記機種IDメモリから機種IDを読み出すとともに前記個別IDメモリから個別IDを読み出して前記コントローラに送出し、前記機種IDに対応した前記制御プログラムを起動させ、前記起動させた制御プログラムが、前記個別IDに対応した設定情報を参照し、当該設定情報に基づいた設定で前記無線通信機本体を制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信機。
  3. 前記制御プログラムメモリは、新規な無線通信機本体に対応した制御プログラムを、前記新規な無線通信機本体の機種IDに対応させて書き込み可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の無線通信機。
  4. 前記制御プログラムメモリは、予め書き込まれた制御プログラムを書き換え可能に構成されていることを特徴とする請求項1、2、3の何れか1項に記載の無線通信機。
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