JP6110779B2 - 継手 - Google Patents
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耐圧性能試験では、図6に示されるように、水圧試験機W1((株)寺田ポンプ製作所製のTP−50)に接続した金属配管W2を二股に分岐させ、分岐させた金属配管W2のそれぞれに実施例の継手および比較例の継手を接続し、実施例および比較例それぞれの継手からさらにチューブを延ばし、そのチューブの先端に実施例および比較例の継手をそれぞれ接続した。先端側の継手は、水圧試験機W1からの水が出ないように、栓W3により封止した。先端側の継手は、実施例および比較例ともに、一旦固定部材を締め付けて固定した(図6の状態)後、固定部材を緩めて外した状態とした。この図6に示される試験機を用いて、5分間所定の水圧を水圧試験機W1によりかけて、徐々に水圧を上げていき、チューブがはずれたときの水圧を水圧計W4により測定することにより、継手の耐圧性能を評価した。
試験に用いたチューブは、内面がフッ素樹脂で、外面がウレタン樹脂の2層チューブで、内径が6mm、外径が9mm、長さが8cmのものを用いた。以下に示す実施例および比較例ともに同じチューブを使用した。
試験に用いたコネクタは、ポリプロピレン製で、図2に示されるコネクタと相似形に成形したものを用いた。図2中の右側の円柱部の外径は7.2mmで、図2中の左側の円柱部の外径は7.5mmであった。以下に示す実施例および比較例ともに同じコネクタを使用した。
試験に用いた固定部材は、ポリプロピレン製で、図4に示される固定部材と相似形に成形したものを用いた。図4中の押圧部の最大内径は10.8mmで、最小内径は10.3mmであった。また、試験に用いたスリーブは、PFA製で、内径が9.5mm、外径が10.5mm、長さが5mmであった。継手へのチューブの固定は、本明細書に記載の方法で行なった。以上の条件で本発明の継手を得た後、チューブの先端側の継手については、固定部材をコネクタから取り外した。
試験に用いた固定部材は、ポリプロピレン製で、図4に示される固定部材の当接部がない形状と相似形に成形したものを用いた。押圧部の最大内径は9.8mmで、最小内径は9.1mmであった。継手へのチューブの固定は、スリーブを使用しない以外は、本明細書に記載の方法と同様に行なった。以上の条件で比較となる継手を得た後、チューブの先端側の継手については、固定部材をコネクタから取り外した。
2 コネクタ
21 挿入部
21a 拡径部
21b 細径部
21c 段差部
21E 挿入端
22 雄ネジ部
23 把持部
24 第2の雄ネジ部
3 固定部材
31 押圧部
32 雌ネジ部
33 当接部
4 スリーブ
C 円柱部
S 傾斜部
T チューブ
X 軸線
Claims (6)
- 合成樹脂製チューブ(T)を固定する継手(1)であって、該継手(1)が、
合成樹脂製チューブ(T)と、
前記チューブ(T)が挿入される挿入部(21)を備えた合成樹脂製のコネクタ(2)と、
前記コネクタ(2)に接続され、前記コネクタ(2)の挿入部(21)に挿入されたチューブ(T)を、前記チューブ(T)の外周側から押圧する押圧部(31)を有し、前記チューブ(T)の外周側に移動可能に設けられた固定部材(3)と、
前記チューブ(T)の前記コネクタ(2)と接続される側の端部と、前記固定部材(3)との間に配置され、前記チューブ(T)の外周側に、前記チューブ(T)の軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブ(4)とを備え、
前記コネクタ(2)の挿入部(21)が、
前記挿入部(21)の挿入端(21E)から軸方向に沿って漸次拡径する傾斜部(S)と、該傾斜部(S)の拡径側に前記傾斜部(S)と連続して形成され、軸方向に沿って略同径の円柱部(C)とからなる少なくとも1つの拡径部(21a)と、
前記拡径部(21a)の円柱部(C)に隣接して、前記円柱部(C)よりも細径の細径部(21b)とを備え、
前記スリーブ(4)が、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、前記固定部材(3)の押圧部(31)と摺接するように構成され、
前記固定部材(3)を、前記チューブ(T)が前記挿入部(21)に挿入された前記コネクタ(2)に接続する際に、前記固定部材(3)に設けられた当接部(33)と前記スリーブ(4)の端面とが当接し、前記スリーブ(4)が前記固定部材(3)とともに前記コネクタの挿入部(21)側に向かって移動可能であり、
前記スリーブ(4)が、前記挿入部(21)の前記細径部(21b)の径方向外側の位置で前記チューブ(T)の外周と接触するまで前記チューブ(T)上を移動したときに、前記スリーブ(4)の弾性復元力により前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記細径部(21b)の外周面に圧接させ、
前記スリーブ(4)が、前記コネクタ(2)と前記固定部材(3)との接続が解除された場合にも、前記スリーブ(4)の弾性復元力により、前記挿入部(21)の前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の径方向外側の位置で、前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の外周面に圧接させるように構成されることを特徴とする継手(1)。 - 前記拡径部(21a)が、前記挿入部(21)の軸方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記少なくとも2つの拡径部(21a)の間に、前記細径部(21b)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の継手(1)。
- 前記固定部材(3)が前記チューブ(T)を挿入する内腔を有し、該内腔を形成する固定部材(3)の内壁面に、前記コネクタ(2)と螺合する雌ネジ部(32)と、前記雌ネジ部(32)に軸方向で隣接する前記押圧部(31)とが形成され、前記押圧部(31)は、前記押圧部(31)の内壁面が、前記雌ネジ部(32)に向かって拡径する形状を呈し、
前記コネクタ(2)が、前記挿入部(21)の軸方向で隣接する位置に、前記固定部材(3)の雌ネジ部(32)と螺合する雄ネジ部(22)を有し、
前記少なくとも2つの拡径部(21a)のうち隣接する2つの拡径部(21a)は、挿入端(21E)側の拡径部よりも、雄ネジ部(22)側の拡径部の方が径が大きくなるように形成され、
前記2つの拡径部(21a)の対応する位置を結んだ直線と、前記挿入部(21)の軸線(X)とが為す角(θ1)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一であることを特徴とする請求項2記載の継手(1)。 - 前記コネクタ(2)が、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)からなる群から選択される材料により成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手(1)。
- 前記スリーブ(4)が、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)およびエチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)からなる群から選択される材料により成形されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手(1)。
- 合成樹脂製チューブ(T)を固定する継手(1)であって、該継手(1)が、
合成樹脂製チューブ(T)と、
前記チューブ(T)が挿入される挿入部(21)を備えた合成樹脂製のコネクタ(2)と、
前記コネクタ(2)に接続され、前記コネクタ(2)の挿入部(21)に挿入されたチューブ(T)を、前記チューブ(T)の外周側から押圧する押圧部(31)を有し、前記チューブ(T)の外周側に移動可能に設けられた固定部材(3)と、
前記チューブ(T)の前記コネクタ(2)と接続される側の端部と、前記固定部材(3)との間に配置され、前記チューブ(T)の外周側に、前記チューブ(T)の軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブ(4)とを備え、
前記コネクタ(2)の挿入部(21)が、
前記挿入部(21)の挿入端(21E)から軸方向に沿って漸次拡径する第1傾斜部(S)と、該第1傾斜部(S)の拡径側に前記第1傾斜部(S)と連続して形成された第2傾斜部(C)とからなる少なくとも1つの拡径部(21a)と、
前記拡径部(21a)の第2傾斜部(C)に隣接して、前記第2傾斜部(C)よりも細径の細径部(21b)とを備え、
前記スリーブ(4)が、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、前記固定部材(3)の押圧部(31)と摺接するように構成され、
前記固定部材(3)を、前記チューブ(T)が前記挿入部(21)に挿入された前記コネクタ(2)に接続する際に、前記固定部材(3)に設けられた当接部(33)と前記スリーブ(4)の端面とが当接し、前記スリーブ(4)が前記固定部材(3)とともに前記コネクタの挿入部(21)側に向かって移動可能であり、
前記スリーブ(4)が、前記挿入部(21)の前記細径部(21b)の径方向外側の位置で前記チューブ(T)の外周と接触するまで前記チューブ(T)上を移動したときに、前記スリーブ(4)の弾性復元力により前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記細径部(21b)の外周面に圧接させ、
前記スリーブ(4)が、前記コネクタ(2)と前記固定部材(3)との接続が解除された場合にも、前記スリーブ(4)の弾性復元力により、前記挿入部(21)の前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の径方向外側の位置で、前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の外周面に圧接させるように構成され、
前記拡径部(21a)が、前記挿入部(21)の軸方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記少なくとも2つの拡径部(21a)の間に、前記細径部(21b)が設けられ、
前記固定部材(3)が前記チューブ(T)を挿入する内腔を有し、該内腔を形成する固定部材(3)の内壁面に、前記コネクタ(2)と螺合する雌ネジ部(32)と、前記雌ネジ部(32)に軸方向で隣接する前記押圧部(31)とが形成され、前記押圧部(31)は、前記押圧部(31)の内壁面が、前記雌ネジ部(32)に向かって拡径する形状を呈し、
前記コネクタ(2)が、前記挿入部(21)の軸方向で隣接する位置に、前記固定部材(3)の雌ネジ部(32)と螺合する雄ネジ部(22)を有し、
前記少なくとも2つの拡径部(21a)のうち隣接する2つの拡径部(21a)は、挿入端(21E)側の拡径部よりも、雄ネジ部(22)側の拡径部の方が径が大きくなるように形成され、
前記2つの拡径部(21a)の対応する位置を結んだ直線と、前記挿入部(21)の軸線(X)とが為す角(θ1)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一であり、
前記拡径部(21a)の前記第2傾斜部(C)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一の角度で傾斜していることを特徴とする継手(1)。
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