JP6110779B2 - 継手 - Google Patents

継手 Download PDF

Info

Publication number
JP6110779B2
JP6110779B2 JP2013232412A JP2013232412A JP6110779B2 JP 6110779 B2 JP6110779 B2 JP 6110779B2 JP 2013232412 A JP2013232412 A JP 2013232412A JP 2013232412 A JP2013232412 A JP 2013232412A JP 6110779 B2 JP6110779 B2 JP 6110779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
connector
fixing member
sleeve
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013232412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015094386A (ja
Inventor
利一 荒木
利一 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARAM CORP
Original Assignee
ARAM CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARAM CORP filed Critical ARAM CORP
Priority to JP2013232412A priority Critical patent/JP6110779B2/ja
Publication of JP2015094386A publication Critical patent/JP2015094386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6110779B2 publication Critical patent/JP6110779B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、継手に関する。さらに詳しくは、合成樹脂製のチューブが接続される継手において、接続されるチューブが離脱しにくい耐圧性能の高い継手に関する。
従来のホース継手として、特許文献1には、図7に示されるような鋸歯型ホース継手(以下、単にホース継手という)100が開示されている。このホース継手100は、複数の鋸歯101および凹部102を有している。この複数の鋸歯101を有するホース継手100に、ホースHの一端が、鋸歯101の傾斜部分により押し広げられながら挿入される。その後、軸方向で同一の内径を有する固定用円筒103によってホースHを外側から押圧することにより、ホースHをホース継手100と固定している。
特開2003−28367号公報
上記のホース継手100では、図7に示されるように、ホース継手100に挿入されて、鋸歯101により拡径されたホースHの内周面は、鋸歯101の外径の大きい先端部分には接するが、鋸歯101に隣接する外径の小さい凹部102には接しない。さらに、軸方向で同一の内径を有する固定用円筒103によりホースHの外側からホースHを押圧しても、鋸歯101の外径の大きい先端部分においてホースHは優先的に押圧されるが、外径の小さい凹部102でホースHは押圧されない。そのため、ホースHの内周面と鋸歯101の先端部分は強固に密着するが、ホースHの内周面と凹部102は強固に密着しない。したがって、ホースHとホース継手100の継手強度は充分ではない。
また、上記のようなホース継手は、一般的に金属製のものと樹脂製のものがあるが、軽量化、加工の容易性およびコスト低減のために、樹脂製のものを用いることが好ましい。しかしながら、特許文献1のような鋸歯101を有するホース継手100を用いた場合、ホースHをホース継手100に固定する際に、外側からホースHが押圧されると、ホースHからの圧力により、鋸歯101の先端部分が変形してしまうおそれがある。すなわち、ホースHが外側から押圧され、鋸歯101の先端部分がホースからの圧力に負けて変形し、鋸歯101の高さが低くなった状態となってしまう。このように鋸歯101の高さが低くなるように変形すると、ホース継手100の複数の鋸歯101の部分は、全体的にフラットな状態に近付いてしまう。
この状態で、ホース内に流体が流れ、ホースがホース継手100から離脱する方向、すなわち、図7中、右方向に力が加わると、ホースがホース継手100から離脱してしまうおそれがある。特に、インクジェットプリンタや、生体試料を分析する分析装置などに用いられるチューブは、そのチューブの内側がテフロン(登録商標)加工や、フッ素加工されていることが多く、チューブの内側が滑りやすくなっているため、特にこのような問題が生じやすい。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて、合成樹脂製のチューブが接続される継手において、接続されるチューブが離脱しにくい耐圧性能の高い継手を提供することを目的とする。
本発明の継手は、合成樹脂製チューブを固定する継手であって、該継手が、合成樹脂製チューブと、前記チューブが挿入される挿入部を備えた合成樹脂製のコネクタと、前記コネクタに接続され、前記コネクタの挿入部に挿入されたチューブを、前記チューブの外周側から押圧する押圧部を有し、前記チューブの外周側に移動可能に設けられた固定部材と、前記チューブの前記コネクタと接続される側の端部と、前記固定部材との間に配置され、前記チューブの外周側に、前記チューブの軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブとを備え、前記コネクタの挿入部が、前記挿入部の挿入端から軸方向に沿って漸次拡径する傾斜部と、該傾斜部の拡径側に前記傾斜部と連続して形成され、軸方向に沿って略同径の円柱部とからなる少なくとも1つの拡径部と、前記拡径部の円柱部に隣接して、前記円柱部よりも細径の細径部とを備え、前記スリーブが、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、前記固定部材の押圧部と摺接するように構成され、前記固定部材を、前記チューブが前記挿入部に挿入された前記コネクタに接続する際に、前記固定部材に設けられた当接部と前記スリーブの端面とが当接し、前記スリーブが前記固定部材とともに前記コネクタの挿入部側に向かって移動可能であり、前記スリーブが、前記挿入部の径方向外側の位置まで前記チューブ上を移動したときに、前記スリーブの弾性復元力により前記チューブを前記チューブの外周側から押圧して、前記チューブの内周面を前記細径部の外周面に圧接させることを特徴とする。
また、前記拡径部が、前記挿入部の軸方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記少なくとも2つの拡径部の間に、前記細径部が設けられていることが好ましい。
また、前記固定部材が前記チューブを挿入する内腔を有し、該内腔を形成する固定部材の内壁面に、前記コネクタと螺合する雌ネジ部と、前記雌ネジ部に軸方向で隣接する前記押圧部とが形成され、前記押圧部は、前記押圧部の内壁面が、前記雌ネジ部に向かって拡径する形状を呈し、前記コネクタが、前記挿入部の軸方向で隣接する位置に、前記固定部材の雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有し、前記少なくとも2つの拡径部のうち隣接する2つの拡径部は、挿入端側の拡径部よりも、雄ネジ部側の拡径部の方が径が大きくなるように形成され、前記2つの拡径部の対応する位置を結んだ直線と、前記挿入部の軸線とが為す角が、前記押圧部の傾斜角と略同一であることが好ましい。
また、前記コネクタが、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)からなる群から選択される材料により成形されることが好ましい。
また、前記スリーブが、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)およびエチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)からなる群から選択される材料により成形されることが好ましい。
本発明によれば、合成樹脂製のチューブが接続される継手において、接続されるチューブが離脱しにくい耐圧性能の高い継手を提供することができる。
本発明の継手の全体構造を示す図である。 本発明の継手に用いられるコネクタの挿入部の拡大図である。 本発明の継手に用いられるコネクタの挿入部における、拡径部の傾斜を説明するための図である。 本発明の継手に用いられる固定部材を示す図である。 本発明の継手により、チューブが固定された状態を示す断面図である。 耐圧性能試験装置を模式的に示した図である。 従来の継手の構造を示す図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の継手を詳細に説明する。
本発明の継手は、その用途は特に限定されるものではないが、インクジェットプリンタや、生体試料を分析する分析装置などに用いられる合成樹脂製チューブを接続するために用いられる。本発明の継手が対象とするチューブの径は、特に限定されるものではないが、たとえば、直径2〜20mm程度のチューブを対象としている。
合成樹脂製チューブとしては、フレキシブルなチューブを対象としており、その材料としては、特に限定されないが、たとえば、テフロン(登録商標)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、ポリウレタン(PU)等を用いることができる。また、合成樹脂製チューブの内側面に上記材料による層を設けた複層構造としてもよい。
図1に示されるように、本発明の継手1は、合成樹脂製チューブTを固定するものであり、合成樹脂製チューブTと、チューブTが挿入される挿入部21を備えた合成樹脂製のコネクタ2と、コネクタ2に接続され、コネクタ2の挿入部21に挿入されたチューブTを、チューブTの外周側から押圧する押圧部31を有し、チューブTの外周側に移動可能に設けられた固定部材3と、チューブTのコネクタ2と接続される側の端部と、固定部材3との間に配置され、チューブTの外周側に、チューブTの軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブ4とを備えている。
コネクタ2は、合成樹脂、たとえば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)からなる群から選択される材料により成形される。
図1および図3に示されるように、固定部材3は、チューブTを挿入する内腔を有している。この内腔を形成する固定部材3の内壁面には、コネクタ2と螺合する雌ネジ部32と、雌ネジ部32に軸方向で隣接する(図1および図3では、右方向に隣接)押圧部31とが形成されている。押圧部31は、詳細は後述するが、押圧部31の内壁面が、円錐の側面のように、雌ネジ部32に向かって拡径する形状を呈している。さらに、固定部3は、押圧部31に隣接して設けられ、スリーブ4の一端が当接する当接部33を備えている。固定部材3の材質は特に限定されないが、コネクタ2と同様の材料により成形することができる。
当接部33は、後に詳しく述べるように、固定部材3を、チューブTが挿入部21に挿入されたコネクタ2に接続する際に、スリーブ4の端面と当接して、スリーブ4が固定部材3とともにコネクタの挿入部21側に向かって移動させる。また、当接部33は、スリーブ4の他端がチューブTの開口端近傍に位置付けられ、スリーブ4の外周面が押圧部31の表面に摺接するように、スリーブ4をチューブTの外周面に位置付ける機能を有する。当接部33は、図1、図4および図5に示された実施形態では、固定部材3と一体成形された、固定部材3の内壁面側の段部として示されているが、スリーブ4の一端が当接することができれば特にこの実施形態に限定されることはなく、たとえば固定部材3が成形された後に、突起となる他の部材を設けてもよい。
コネクタ2は、挿入部21の軸方向で隣接する位置(図1では、挿入部21の左側)に、固定部材3の雌ネジ部32と螺合する雄ネジ部22を有している。また、本実施形態では、コネクタ2の軸方向に沿って、さらに、雄ネジ部22よりも外形が大きい把持部23や、チューブTが接続された継手1を他の部材に接続するための第2の雄ネジ部24が形成されている。また、図1中、右下にもう1つのコネクタ2が図示されているが、このコネクタ2はチューブTと、別のチューブ(図示せず)を接続できるように構成されており、2つの挿入部21と2つの雄ネジ部22を有している。図1では、左上と右下に2種類のコネクタ2を示しているが、コネクタ2の全体形状は特に限定されるものではない。
スリーブ4は、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、固定部材3の押圧部31と摺接するように構成されている。スリーブ4は、図5に示されるように、チューブTの外周面に設けられ、後に詳しく述べるように、スリーブ4が有する弾性復元力により、挿入部21に挿入されたチューブTを径方向内側に押圧する機能を有している。特に、この復元力により、後に詳しく述べるように、円柱部Cだけでなく、傾斜部Sや細径部21bも含めて、均一にチューブTを固定する力が働く。これにより、チューブTとコネクタ2の接続を確実にし、コネクタ2からチューブTが離脱するのを防ぐことができる。たとえば、固定部材3とコネクタ2とのネジ接続が緩んでしまった場合や、固定部材3がコネクタ2から外れてしまった場合でも、スリーブ4の押圧力によってチューブTはコネクタ2に強固に接続された状態を維持できる。また、スリーブ4は、図5に示されるように、固定部材3の押圧部31とチューブTの外周面の間に設けられているので、押圧部31による押圧に対してチューブTおよびコネクタ2の挿入部21を保護する機能を有する。これにより、押圧部31の押圧力によるチューブTや挿入部21の損傷を避けることができる。さらに、スリーブ4は、固定部材3の押圧部3と摺接しているので、たとえば、固定部材3を回転してコネクタ2に螺合接続する際に、押圧部31がスリーブ4の表面を摺動して回転するので、スリーブ4およびチューブTが押圧部31との摩擦によって固定部材3とともに回転することを防ぐことができる。内径および外径がそれぞれ軸方向に沿って略同径の略円筒状であるスリーブ4は、軸方向で均一にこれらの機能を発揮することができる。
スリーブ4の大きさは、スリーブ4が上記機能を発揮することができれば特に限定されることはないが、スリーブ4の内径がチューブTの外径と略同一またはそれよりわずかに大きく、スリーブ4の外径が、押圧部31の最大内径より小さく、押圧部31の最小内径と等しいかそれより大きく、スリーブ4の軸方向の長さが固定部材3の押圧部31の軸方向の長さと略同一であることが好ましい。また、スリーブ4の厚みは、充分な弾性復元力を得るために0.1mm以上で、充分な可撓性を得るために1mm以下であることが好ましく、0.3mm以上、0.7mm以下がさらに好ましく、ほぼ0.5mmが特に好ましい。また、スリーブ4は、可撓性および弾性復元力を有する合成樹脂により成形されるが、特に、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)およびエチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)からなる群から選択される材料により成形されることが好ましい。スリーブ4は、可撓性および弾性復元力を有するので、後に詳しく述べるように、径方向内側に設けられたチューブTおよび挿入部21の形状に対応して、チューブTを径方向内側に押圧することができる。
図1に示される状態は、チューブTを継手1に接続する前の状態を示している。まず、図1の状態から、チューブTの図1中左側の開口端を挿入部21に挿入する。次に、固定部材3をコネクタ2に向かってチューブTに沿ってスライドさせると、スリーブ4の一端が固定部材3の当接部33に当接し、スリーブ4は、当接部33に押圧されて固定部材3とともにスライドする。最後に、固定部材3に設けられた雌ネジ部32をコネクタ2の雄ネジ部22に螺合することによって、チューブTを継手1に固定することができる。このとき、スリーブ4は、図5に示されるように、挿入部21の径方向外側の位置までチューブ(T)上を移動し、その他端がチューブTの開口端近傍に位置付けられ、固定部材3の押圧部31に摺接するように、チューブTの外周面に位置付けられる。なお、本実施形態では、固定部材3とコネクタ2との接続を雄ネジ部22と雌ネジ部32との螺合により接続しているが、固定部材3とコネクタ2との接続は、固定部材3とコネクタ2とを確実に接続することが可能なものであれば、螺合以外の他の接続手段を用いても構わない。
次に、本発明の継手1に用いられる挿入部21の詳細について説明する。図2に、図1におけるコネクタ2の挿入部21の拡大図を示す。図2に示されるように、挿入部21は、挿入部21の挿入端21Eから軸方向に沿って漸次拡径する傾斜部Sと、この傾斜部Sの拡径側に傾斜部Sと連続して形成され、軸方向(軸線X方向)に沿って略同径の円柱部Cとからなる少なくとも1つの拡径部21aを備えている。また、挿入部21は、図2に示されるように、拡径部21aの円柱部Cに隣接して、円柱部Cよりも細径の細径部21bを備え、円柱部Cの、傾斜部Sと反対側の端部と、細径部21bの挿入端21E側端部との間は、軸線Xに対して垂直な垂直壁として形成された、段差部21cが形成されている。
挿入部21の軸方向に沿った拡径部21aの数は、図1および図2に示す実施形態では、2つ形成されたものが示されているが、拡径部21aの数は、1つでも、3つ以上でも構わない。なお、後述するように、拡径部21aは、挿入部21の軸方向に沿って少なくとも2つ設けることが好ましい。なお、この場合、少なくとも2つの拡径部21aの間に、細径部21bが設けられることになる。
また、本実施形態では、図2および図3に示されるように、少なくとも2つの拡径部21aのうち隣接する2つの拡径部21a(図2および図3では、左側の拡径部21aと右側の拡径部21a)は、挿入端21E側の拡径部(右側の拡径部21a)よりも、雄ネジ部22側の拡径部(左側の拡径部21a)の方が径が大きくなるように形成されている。さらに、2つの拡径部21aの対応する位置を結んだ直線と、挿入部21の軸線Xとが為す角θ1(図3参照)が、押圧部31の傾斜角θ2(図4参照)と略同一となるように形成されている。ここで、2つの拡径部21aの対応する位置とは、一方の拡径部21aの円柱部Cと段差部21cの境界を基準とした場合、他方の拡径部21aについても、円柱部Cと段差部21cの境界を基準として、直線を結び、または、一方の拡径部21aの傾斜部Sと円柱部Cとの境界を基準とした場合、他方の拡径部21aについても、傾斜部Sと円柱部Cとの境界を基準として、直線を結んで、軸線Xと為す角を算出するということを意味している。
コネクタ2および固定部材3を上記のように構成することにより、挿入部21内に押し広げられて挿入されたチューブTが、固定部材3を締め付けていったときに(図5参照)、拡径部21aに対して挿入部21の軸心方向に押圧力を加えるが、挿入部21の軸線Xと略平行に形成された円柱部Cによりこの押圧力を分散する。すなわち、コネクタ2が合成樹脂製の場合、固定部材3をコネクタ2に締め付けることにより、チューブTからの押圧力により、図7に示すような構造では、傾斜した部位の先端(鋸歯101の先端部分)が、チューブTからの押圧力により、角が取れるように変形してしまい、チューブTが離脱しやすくなってしまう。一方、本発明では、このチューブTからの押圧力を分散するための円柱部Cが設けられているため、固定部材3の締め付け力によっても、円柱部Cと段差部21cとにより形成される角がつぶされることがない。さらに、チューブTと押圧部31との間にスリーブ4が設けられることによっても、固定部材3の締め付けによる押圧部31の押圧力を分散することができるので、円柱部Cと段差部21cとにより形成される角だけでなく、チューブTも保護することができる。そして、後に詳しく述べるように、スリーブ4が、円柱部Cでの固定力だけでなく、チューブTおよび挿入部21に対して均一に押し付け固定力を発揮するので、上記の角やチューブTを保護することができる。したがって、チューブTの離脱を効果的に防止することができる。
さらに、図5に示されるように、拡径部21aと拡径部21aとの間には、細径部21bが設けられているが、この細径部21bに(図7のような構造のものと比較して多くの)変形したチューブTが入り込み、さらにチューブTの離脱を防いでいる。さらに、スリーブ4が、スリーブ4の弾性復元力によりチューブTをチューブTの外周側から押圧して、チューブTの内周面を細径部21bの外周面に圧接させている。したがって、チューブTの入り込みは、チューブTの外周面に設けられたスリーブ4の押圧力によって助長される。チューブTの外周面に設けられたスリーブ4は、チューブTがコネクタ2の挿入部21に挿入された際、チューブTの拡径にともなって拡径する。拡径したスリーブ4は、弾性復元力を有するので、縮径しようとして、チューブTを径方向内側に押圧する。さらに、スリーブ4は、可撓性を有するので、径方向内側に設けられたチューブTおよび挿入部21の形状に対応して変形することが可能で、径の小さい細径部21bに対応する部分では他の部分よりも縮径してチューブTを押圧する。このように、スリーブ4は、固定部材3の押圧部31では押圧することができない細径部21bに対応する部分のチューブTを押圧して、細径部21bの外周面にチューブTの内周面を圧接することができる。この機能はスリーブ4の端部で顕著に発揮され、チューブTはスリーブ4の端部近傍で特に強く押圧され、細径部21bの外周面に圧接される。これは、スリーブ4が可撓性を有すると同時にある程度の剛性も有しているので、スリーブ4のある部分は他の部分の変形に追従させられるのに対して、スリーブ4の端部は、一方が自由であるので、他の部分の変形の影響をあまり受けることなく、弾性復元力により縮径しやすいからである。以上のように、スリーブ4がチューブTの内周面を細径部21bの外周面に圧接することによって、チューブTの内周面と挿入部21の外周面の接触面積が増加するので、チューブTのコネクタ2への接合強度が増加する。たとえ固定部材3が外れるようなことがあっても、コネクタ2からチューブTが離脱することを防ぐことができる。
また、押圧部31の傾斜角θ2と、2つの拡径部21aが為す角θ1とが略同一となっていることにより、挿入部21の挿入端21Eから1つ目の拡径部21aと2つ目の拡径部21aとで、チューブTから加わる力が均等になる。したがって、固定部材3とコネクタ2との間の密封力に不均一な点が存在しにくくなり、チューブTに加わる反力もチューブTの軸方向において、略均等になる。したがって、チューブTに拡径部21aから加わる反力によって、チューブTが部分的に劣化して、チューブTが離脱しやすくなることを防止することができる。また、固定部材3を締め付ける際、1つ目の拡径部21aと2つ目の拡径部21aとの間で、必要な締め付け力の違いも出にくいため、固定部材3の締め付けも容易となる。なお、上記効果をより強めるために、円柱部Cを、押圧部31の傾斜角θ2と略同一の傾斜角で傾斜させてもよい。
なお、θ1およびθ2は、固定部材3をコネクタ2に締め付けるときの締め付け易さと、チューブTの外れ難さの観点から、たとえば2〜10°であることが好ましい。また、コネクタ2の挿入部21に2つの拡径部21aを設け、挿入部21の長さを12mmとした場合、傾斜部Sの軸線Xに対する傾斜角は、2〜10°とし、円柱部Cの軸方向長さを0.7〜2mm、細径部21bの軸方向長さを1〜3mmとすることが好ましい。すなわち、挿入部21の長さに対する、円柱部Cの軸方向長さは、5〜12.5%、細径部21bの軸方向長さは、8〜20%程度であることが好ましい。
以上のように、本発明の継手1によれば、変形可能な合成樹脂製チューブTを、合成樹脂製のコネクタ2を用いて固定する場合に、コネクタ2の変形しやすい箇所の変形やチューブTの損傷を防ぐとともに、継手1とチューブTの接合強度を増加させることにより、チューブTの離脱の防止を効果的かつ永続的に実現することができる。特に、挿入部21に複数の拡径部21aを設け、チューブTの先端側の方が高さが高くなるような拡径部21aとしたうえで、スリーブ4を併用することにより、スリーブ4のチューブTの先端側での変形量が大きくなる。この場合、スリーブ4の弾性復元力はチューブTの先端側においてより大きくなるため、チューブTの先端側でスリーブ4がチューブTの径方向内側への押圧力は大きくなる。スリーブ4がチューブTを均一に押さえることで、複数の拡径部21aとスリーブ4との相乗効果により、チューブTの先端側に位置する拡径部21aとチューブTの内周面とがより強く係合して、チューブTの離脱をより確実に防止することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明を説明する。なお、以下に示す評価結果は、実施例および比較例ともに、本発明の耐圧性能をより明確に示すために、一度締め付けて固定した固定部材を緩めて外した状態で評価した結果である。これらの実施例および比較例は、本発明の効果を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
(耐圧性能試験)
耐圧性能試験では、図6に示されるように、水圧試験機W1((株)寺田ポンプ製作所製のTP−50)に接続した金属配管W2を二股に分岐させ、分岐させた金属配管W2のそれぞれに実施例の継手および比較例の継手を接続し、実施例および比較例それぞれの継手からさらにチューブを延ばし、そのチューブの先端に実施例および比較例の継手をそれぞれ接続した。先端側の継手は、水圧試験機W1からの水が出ないように、栓W3により封止した。先端側の継手は、実施例および比較例ともに、一旦固定部材を締め付けて固定した(図6の状態)後、固定部材を緩めて外した状態とした。この図6に示される試験機を用いて、5分間所定の水圧を水圧試験機W1によりかけて、徐々に水圧を上げていき、チューブがはずれたときの水圧を水圧計W4により測定することにより、継手の耐圧性能を評価した。
(チューブ)
試験に用いたチューブは、内面がフッ素樹脂で、外面がウレタン樹脂の2層チューブで、内径が6mm、外径が9mm、長さが8cmのものを用いた。以下に示す実施例および比較例ともに同じチューブを使用した。
(コネクタ)
試験に用いたコネクタは、ポリプロピレン製で、図2に示されるコネクタと相似形に成形したものを用いた。図2中の右側の円柱部の外径は7.2mmで、図2中の左側の円柱部の外径は7.5mmであった。以下に示す実施例および比較例ともに同じコネクタを使用した。
(実施例)
試験に用いた固定部材は、ポリプロピレン製で、図4に示される固定部材と相似形に成形したものを用いた。図4中の押圧部の最大内径は10.8mmで、最小内径は10.3mmであった。また、試験に用いたスリーブは、PFA製で、内径が9.5mm、外径が10.5mm、長さが5mmであった。継手へのチューブの固定は、本明細書に記載の方法で行なった。以上の条件で本発明の継手を得た後、チューブの先端側の継手については、固定部材をコネクタから取り外した。
(比較例)
試験に用いた固定部材は、ポリプロピレン製で、図4に示される固定部材の当接部がない形状と相似形に成形したものを用いた。押圧部の最大内径は9.8mmで、最小内径は9.1mmであった。継手へのチューブの固定は、スリーブを使用しない以外は、本明細書に記載の方法と同様に行なった。以上の条件で比較となる継手を得た後、チューブの先端側の継手については、固定部材をコネクタから取り外した。
上記実施例および比較例について、耐圧試験を行なった結果を表1に示す。
Figure 0006110779
表1に示されるように、実施例ではいずれの水圧でもチューブがはずれるという異常は認められなかったが、比較例では0.5MPa以上の水圧でチューブがはずれるという異常が認められた。以上の結果は、本発明の継手では、固定部材が取り外された状態であっても、スリーブがあることによって、コネクタからチューブが離脱することを防ぐことができ、優れた耐圧性能を有することを示している。これは、上述したように、スリーブがチューブの内周面を細径部の外周面に圧接することによって、チューブの内周面と挿入部の外周面の接触面積が増加するので、チューブのコネクタへの接合強度が増加するからである。
1 継手
2 コネクタ
21 挿入部
21a 拡径部
21b 細径部
21c 段差部
21E 挿入端
22 雄ネジ部
23 把持部
24 第2の雄ネジ部
3 固定部材
31 押圧部
32 雌ネジ部
33 当接部
4 スリーブ
C 円柱部
S 傾斜部
T チューブ
X 軸線

Claims (6)

  1. 合成樹脂製チューブ(T)を固定する継手(1)であって、該継手(1)が、
    合成樹脂製チューブ(T)と、
    前記チューブ(T)が挿入される挿入部(21)を備えた合成樹脂製のコネクタ(2)と、
    前記コネクタ(2)に接続され、前記コネクタ(2)の挿入部(21)に挿入されたチューブ(T)を、前記チューブ(T)の外周側から押圧する押圧部(31)を有し、前記チューブ(T)の外周側に移動可能に設けられた固定部材(3)と、
    前記チューブ(T)の前記コネクタ(2)と接続される側の端部と、前記固定部材(3)との間に配置され、前記チューブ(T)の外周側に、前記チューブ(T)の軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブ(4)とを備え、
    前記コネクタ(2)の挿入部(21)が、
    前記挿入部(21)の挿入端(21E)から軸方向に沿って漸次拡径する傾斜部(S)と、該傾斜部(S)の拡径側に前記傾斜部(S)と連続して形成され、軸方向に沿って略同径の円柱部(C)とからなる少なくとも1つの拡径部(21a)と、
    前記拡径部(21a)の円柱部(C)に隣接して、前記円柱部(C)よりも細径の細径部(21b)とを備え、
    前記スリーブ(4)が、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、前記固定部材(3)の押圧部(31)と摺接するように構成され、
    前記固定部材(3)を、前記チューブ(T)が前記挿入部(21)に挿入された前記コネクタ(2)に接続する際に、前記固定部材(3)に設けられた当接部(33)と前記スリーブ(4)の端面とが当接し、前記スリーブ(4)が前記固定部材(3)とともに前記コネクタの挿入部(21)側に向かって移動可能であり、
    前記スリーブ(4)が、前記挿入部(21)の前記細径部(21b)の径方向外側の位置で前記チューブ(T)の外周と接触するまで前記チューブ(T)上を移動したときに、前記スリーブ(4)の弾性復元力により前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記細径部(21b)の外周面に圧接させ
    前記スリーブ(4)が、前記コネクタ(2)と前記固定部材(3)との接続が解除された場合にも、前記スリーブ(4)の弾性復元力により、前記挿入部(21)の前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の径方向外側の位置で、前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の外周面に圧接させるように構成されることを特徴とする継手(1)。
  2. 前記拡径部(21a)が、前記挿入部(21)の軸方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記少なくとも2つの拡径部(21a)の間に、前記細径部(21b)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の継手(1)。
  3. 前記固定部材(3)が前記チューブ(T)を挿入する内腔を有し、該内腔を形成する固定部材(3)の内壁面に、前記コネクタ(2)と螺合する雌ネジ部(32)と、前記雌ネジ部(32)に軸方向で隣接する前記押圧部(31)とが形成され、前記押圧部(31)は、前記押圧部(31)の内壁面が、前記雌ネジ部(32)に向かって拡径する形状を呈し、
    前記コネクタ(2)が、前記挿入部(21)の軸方向で隣接する位置に、前記固定部材(3)の雌ネジ部(32)と螺合する雄ネジ部(22)を有し、
    前記少なくとも2つの拡径部(21a)のうち隣接する2つの拡径部(21a)は、挿入端(21E)側の拡径部よりも、雄ネジ部(22)側の拡径部の方が径が大きくなるように形成され、
    前記2つの拡径部(21a)の対応する位置を結んだ直線と、前記挿入部(21)の軸線(X)とが為す角(θ1)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一であることを特徴とする請求項2記載の継手(1)。
  4. 前記コネクタ(2)が、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)からなる群から選択される材料により成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手(1)。
  5. 前記スリーブ(4)が、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)およびエチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)からなる群から選択される材料により成形されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手(1)。
  6. 合成樹脂製チューブ(T)を固定する継手(1)であって、該継手(1)が、
    合成樹脂製チューブ(T)と、
    前記チューブ(T)が挿入される挿入部(21)を備えた合成樹脂製のコネクタ(2)と、
    前記コネクタ(2)に接続され、前記コネクタ(2)の挿入部(21)に挿入されたチューブ(T)を、前記チューブ(T)の外周側から押圧する押圧部(31)を有し、前記チューブ(T)の外周側に移動可能に設けられた固定部材(3)と、
    前記チューブ(T)の前記コネクタ(2)と接続される側の端部と、前記固定部材(3)との間に配置され、前記チューブ(T)の外周側に、前記チューブ(T)の軸方向に移動可能に嵌挿された略円筒状の合成樹脂製のスリーブ(4)とを備え、
    前記コネクタ(2)の挿入部(21)が、
    前記挿入部(21)の挿入端(21E)から軸方向に沿って漸次拡径する第1傾斜部(S)と、該第1傾斜部(S)の拡径側に前記第1傾斜部(S)と連続して形成された第2傾斜部(C)とからなる少なくとも1つの拡径部(21a)と、
    前記拡径部(21a)の第2傾斜部(C)に隣接して、前記第2傾斜部(C)よりも細径の細径部(21b)とを備え、
    前記スリーブ(4)が、可撓性および弾性復元力を有し、かつ、前記固定部材(3)の押圧部(31)と摺接するように構成され、
    前記固定部材(3)を、前記チューブ(T)が前記挿入部(21)に挿入された前記コネクタ(2)に接続する際に、前記固定部材(3)に設けられた当接部(33)と前記スリーブ(4)の端面とが当接し、前記スリーブ(4)が前記固定部材(3)とともに前記コネクタの挿入部(21)側に向かって移動可能であり、
    前記スリーブ(4)が、前記挿入部(21)の前記細径部(21b)の径方向外側の位置で前記チューブ(T)の外周と接触するまで前記チューブ(T)上を移動したときに、前記スリーブ(4)の弾性復元力により前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記細径部(21b)の外周面に圧接させ
    前記スリーブ(4)が、前記コネクタ(2)と前記固定部材(3)との接続が解除された場合にも、前記スリーブ(4)の弾性復元力により、前記挿入部(21)の前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の径方向外側の位置で、前記チューブ(T)を前記チューブ(T)の外周側から押圧して、前記チューブ(T)の内周面を前記拡径部(21a)および前記細径部(21b)の外周面に圧接させるように構成され、
    前記拡径部(21a)が、前記挿入部(21)の軸方向に沿って少なくとも2つ設けられ、前記少なくとも2つの拡径部(21a)の間に、前記細径部(21b)が設けられ、
    前記固定部材(3)が前記チューブ(T)を挿入する内腔を有し、該内腔を形成する固定部材(3)の内壁面に、前記コネクタ(2)と螺合する雌ネジ部(32)と、前記雌ネジ部(32)に軸方向で隣接する前記押圧部(31)とが形成され、前記押圧部(31)は、前記押圧部(31)の内壁面が、前記雌ネジ部(32)に向かって拡径する形状を呈し、
    前記コネクタ(2)が、前記挿入部(21)の軸方向で隣接する位置に、前記固定部材(3)の雌ネジ部(32)と螺合する雄ネジ部(22)を有し、
    前記少なくとも2つの拡径部(21a)のうち隣接する2つの拡径部(21a)は、挿入端(21E)側の拡径部よりも、雄ネジ部(22)側の拡径部の方が径が大きくなるように形成され、
    前記2つの拡径部(21a)の対応する位置を結んだ直線と、前記挿入部(21)の軸線(X)とが為す角(θ1)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一であり、
    前記拡径部(21a)の前記第2傾斜部(C)が、前記押圧部(31)の傾斜角(θ2)と略同一の角度で傾斜していることを特徴とする継手(1)。
JP2013232412A 2013-11-08 2013-11-08 継手 Active JP6110779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232412A JP6110779B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232412A JP6110779B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015094386A JP2015094386A (ja) 2015-05-18
JP6110779B2 true JP6110779B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=53196930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013232412A Active JP6110779B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6110779B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7364412B2 (ja) * 2019-10-04 2023-10-18 三菱ケミカルインフラテック株式会社 管継手とパイプの接続構造及び接続方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3980325A (en) * 1973-04-12 1976-09-14 Duane D. Robertson Fitting for flexible plastic pipe
JP2949576B2 (ja) * 1998-02-02 1999-09-13 日本ピラー工業株式会社 樹脂製管継手
JP2003227590A (ja) * 2002-02-04 2003-08-15 Aoi:Kk 継 手
JP4487195B2 (ja) * 2005-04-11 2010-06-23 ニッタ・ムアー株式会社 管継手
JP5248873B2 (ja) * 2008-01-31 2013-07-31 株式会社ブリヂストン ホース口金具用樹脂製ニップルおよびホース口金具接続構造
JP2010223425A (ja) * 2009-02-26 2010-10-07 Fujifilm Corp ホース継手
US20110163530A1 (en) * 2010-01-05 2011-07-07 Rainbow-Trust Industrial Co., Ltd. Tapered type connector for a flexible tube
ITRN20110078A1 (it) * 2011-11-11 2013-05-12 Bucchi S R L Dispositivo di collegamento per tubi flessibili.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015094386A (ja) 2015-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5891537B2 (ja) 管継手
JP5311795B2 (ja) 管継手
US9791084B2 (en) Pipe joint made of synthetic resin
JP5709096B2 (ja) 管継手
CA2781205C (en) Cable connector with bushing element
JP5871855B2 (ja) インナーリング
EP2995840B1 (en) Pipe connecting device
US20160061361A1 (en) Pipe connecting device
US20160076686A1 (en) Pipe connecting device
JP2013036503A5 (ja)
JP2009144916A (ja) チューブとチューブ継手との接続方法及びそのチューブ継手
JP6110779B2 (ja) 継手
KR101634507B1 (ko) 커플링 및 커플링 조립체
KR102156022B1 (ko) 튜브 커넥터 어셈블리
JP6298347B2 (ja) 電線管接続具用防水パッキン及びこれを備えた電線管接続具
JP7400288B2 (ja) 管継手および管の取り外し方法
JP4751920B2 (ja) 樹脂管継手
JP6383633B2 (ja) 継手とホースとの接続構造および継手と配管との接続構造
JP2010038259A (ja) 管継手
JP6913541B2 (ja) 流体機器の接続構造
WO2016162674A1 (en) Seal
JP6762650B2 (ja) 管継手
KR20140003439U (ko) 파이프와 연결관의 연결장치
JP4625856B2 (ja) 管継手
JP2010038260A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151111

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6110779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250