JP2010038259A - 管継手 - Google Patents

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Kazukiyo Tejima
一清 手嶋
Akihiro Masuda
昭宏 増田
Takehiro Nakamura
岳寛 中村
Masateru Yamada
真照 山田
Takayuki Kishimoto
貴之 岸本
Toshiyuki Fukumoto
敏行 福元
Makoto Imanishi
良 今西
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Abstract

【課題】継手本体とナット部材との2点で成る経済的なものとしながら、高い耐引き抜き性と良好なシール性との両立を図ることが可能となる管継手を提供する。
【解決手段】管継手20は、第1雄ねじ部32を設けた継手本体30と、第1雄ねじ部32に接続すべきチューブ10に外嵌され、第1雄ねじ部32に螺合されるナット部材50を有し、チューブ10が該チューブ10の接続端部近傍に内方より外方に膨出する鍔部11を設けており、第1雄ねじ部32とナット部材50の間で前記鍔部11を包囲する周溝60を設け、該周溝60の溝幅が溝奥側から溝開口側に向かって漸次狭くなっているとともに、ナット部材50の螺進によって一様に縮小し、周溝60の溝側壁61,62の間で、チューブ10の鍔部11を該チューブ10の挿抜方向(軸方向)で挟持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体移送路としての合成樹脂製のチューブ同士、又は該チューブとポンプ,バルブ,フィルタ等の流体機器を接続する合成樹脂製の管継手に関し、特に、半導体や液晶表示パネル製造,医療・医薬品製造,食品加工、化学工業の各種技術分野で取り扱われる高純度液や超純水,薬液等の配管にも使用可能な合成樹脂製の管継手に関するものである。
この種の管継手としては、特許文献1において開示されるチューブ継手が知られている。即ち、合成樹脂製のチューブ1を合成樹脂製の継手本体4のインナ筒部5に強制的に押し込むか、又は特許文献1の図2に示されるように、予めチューブ端部2を拡径させてからインナ筒部に嵌め込むかする。それから、予めチューブに外嵌されている合成樹脂製の袋ナット6を継手本体に螺合させることにより、チューブの拡径付け根部分2aを袋ナットのエッジ部6aでインナ筒部の尖端5Aに強く押圧し、チューブとインナ筒部との間をシールする構造である。
上述の構造と同様なものとしては、特許文献2の図8,図9において開示されたものや、特許文献3の図6において開示された管継手が知られている。これらのように、チューブの先端を拡径(フレア)させて継手本体に嵌めてナット止めする継手構造は、特許文献2の図5や特許文献3の図4等において開示される構造、即ち、専用部品のインナーリングに拡径外嵌されているチューブ端を継手本体の筒状受口に内嵌させてナット止めする3部品構造の管継手に比べて、継手本体とナット部材という少ない部品点数(2点)で経済的に管継手を構成しながらも良好なシール機能が得られる利点がある。
ところが、上述のように2点部品で成る従来の管継手では、チューブ端を拡径させて強固に嵌合させ、かつ、拡径根元部分をナット部材で締め付けているが、その締め付けはシール機能を出すためのものであるためか、チューブを継手本体から引き抜こうとする力には比較的弱いという傾向があった。特に、100℃以上の高温流体を扱うべく管継手がフッ素樹脂等の大きな膨張係数を有する合成樹脂で形成されている場合には、その問題がより顕著化されてしまう。
そこで、特許文献4にて開示されるように、チューブ拡径部とナット部材との間にC字状の割リングをチューブ拡径部の周溝に嵌る状態で介装させる構造の耐引き抜き手段を設けることにより、シール機能だけでなくチューブの引き抜きに対しても強い管継手を得ることが知られている。しかしながら、その特許文献4で開示される管継手では、部品点数が2部品から1部品(割リング)増えて3部品となることから、元々有していた経済性の良さが損われてしまうという新たな問題が生じる。従って、継手本体とナット部材との2点で成る管継手を、その新たな問題を招くことなく引き抜きに対しても強いものとするにはさらなる改善の余地が残されているものであった。
実登3041899号公報 特開平7−27274号公報 特開2002−357294号公報 実登2587449号公報
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、継手本体とナット部材との2点で成る経済的なものとしながら、高い耐引き抜き性と良好なシール性との両立を図ることが可能となる管継手を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、管継手において、少なくとも一つの端部に筒状のチューブ接続端部32を設けた筒状の継手本体30と、該継手本体30のチューブ接続端部32に接続すべき合成樹脂製のチューブ10に外嵌され、前記チューブ接続端部32に螺合されるナット部材50を有し、前記継手本体30と前記ナット部材50それぞれが合成樹脂で形成され、前記チューブ10が該チューブ10の接続端部近傍に内方より外方に膨出する鍔部11を設けており、前記チューブ接続端部34と前記ナット部材50の間で前記鍔部11を包囲する周溝60を設け、該周溝60の溝幅が溝奥側から溝開口側に向かって漸次狭くなっているとともに、前記ナット部材50の螺進によって一様に縮小することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の管継手において、前記周溝60が前記チューブ接続端部32側の溝側壁31の内径にエッジ部64を設ける構成を付加したものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の管継手において、前記周溝60が前記ナット部材50側の溝側壁62の内径にエッジ部65を設ける構成を付加したものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の管継手において、前記周溝60があり溝である構成を付加したものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の管継手において、継手本体30とナット部材50それぞれがフッ素樹脂で形成されている構成を付加したものである。
請求項1に係る発明によれば、ナット部材50の螺進によって周溝60の溝側壁61,62が、チューブ10の接続端部近傍に設けた鍔部11を該チューブ10の挿抜方向(軸方向)で挟持するから、高いチューブ引き抜き強度を効果的に確保することができ、また、周溝60の溝開口側が溝奥側に比べ鍔部11の内周部を外周部に比べさらに強く挟持し、そこでチューブ引き抜き強度をさらに高めながら、流体のシールに必要な面圧を効果的に発生し、流体の漏れを確実に防止することができる。その結果、継手本体30とナット部材50との2点で成る経済的なものとしながら、高い耐引き抜き性と良好なシール性との両立を図ることが可能となる管継手20を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、周溝60におけるチューブ接続端部36側の溝側壁61の内径に設けたエッジ部64が鍔部11におけるチューブ10の接続端部側の内周部(屈曲部)に押し付けられ、そこで流体のシールに必要な面圧を効果的に発生し、流体の漏れをさらに確実に防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、周溝60におけるチューブ接続端部36側の溝側壁61の内径とナット部材50側の溝側壁62の内径それぞれに設けたエッジ部64,65が鍔部11におけるチューブ10の接続端部側の内周部と反対側の内周部にそれぞれ押し付けられ、そこでチューブ引き抜き強度をさらに高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、周溝60があり溝で、周溝60におけるチューブ接続端部側の溝側壁61とナット部材50側の溝側壁62それぞれがテーパーになるから、請求項1〜3の作用効果をさらに助長して得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、継手本体30とナット部材50それぞれが耐薬品性及び耐熱性に優れた特性を有するフッ素樹脂で形成されているから、流体が薬液であるとか化学液体であっても、或いは高温流体であっても継手構造部分が変形して漏れやすくなることがなく、高い耐引き抜き性と良好なシール性が維持できるようになる。尚、フッ素樹脂は高温にも安定で、撥水性に優れ、摩擦係数が小さく、耐薬品性も極めて高く、電気絶縁性も高い点で好ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明の一実施の形態に係る管継手の断面図、図2は図1の要部拡大片側断面図、図3は図2の要部拡大図である。
図1〜図3において、本実施形態の管継手20は、断面円形の流体移送路としての合成樹脂製のチューブ10をポンプ,バルブ,フィルタ等の流体機器に連通接続するもので、合成樹脂製の継手本体30と、同じく合成樹脂製のナット部材50の2部品で構成されている。
継手本体30とナット部材50の合成樹脂材料は、基本的にはチューブ10と同じ合成樹脂材料が用いられる。例えばPTEF(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフッ素樹脂、その他、PP(ポリプロピレン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)が用いられる。
管継手20を用いてチューブ10を接続対象としての流体機器に接続するに当たり、チューブ10の接続端部近傍には、予め、鍔部11が設けられている。
図4はチューブの接続端部における初期状態の半断面図であり、鍔部11は、ヒマラヤ山脈やアルプス山脈等の褶曲山脈のように褶曲で作ることができる。つまりチューブ10の接続端部近傍の管壁を例えばチューブ褶曲器(チューブ拡径器)を用い内面を支えた状態で軸方向に圧縮することにより、該管壁が横圧力を受け、径方向外側へ膨出し、しわを寄せたように断面U字形に曲り、それが鍔部11となる。
継手本体30は、図1の紙面左右方向に一直線状に延びる水平な軸線(中心線)CLを有する直管部31と、該直管部31の左右端部より左右逆向きに該直管部31と同軸上で突出する2つの筒状の接続端部、つまり筒状のチューブ接続端部としての筒状の第1雄ネジ部32及び筒状の機器接続端部としての筒状の第2雄ねじ部33とを一体に形成し、第1雄ねじ部32側から直管部31を経て第2雄ねじ部33側に一直線状に貫通する流体移送路34を形成している。
継手本体30が形成する流体移送路34は、チューブ10が形成する流体移送路と略同じ直径を有する断面円形のものである。
直管部31は、第1雄ネジ部32及び第2雄ねじ部33の基部となる該直管部31の左右端部の外面よりそれぞれ別々に径方向外側に張り出す把持部35を設けている。該把持部35は、直管部31と同芯に形成されるとともに、その外面は6角等の多角形に形成されており、レンチ等の工具をかけることができる。
本実施形態では直管部31が短く、第1雄ネジ部32及び第2雄ねじ部33の基部となる直管部31の左右端部が接近しているため、第1雄ネジ部32の基部と第2雄ねじ部33の基部にそれぞれ別々に設けられる把持部35は一つに繋がっている。
第1雄ネジ部32は、該第1雄ネジ部32の先端面(継手本体30の左端面)よりさらに左方向に突出する、該第1雄ネジ部32と同芯な円筒状の凸部36を設けている。また、第1雄ネジ部32の内面には、流体通路34の左端部の直径を、チューブ10の鍔部11より先の接続端部の長さより僅かに長い長さ分だけチューブ10の外径にまで拡径するテーパー状の段差部37を設け、チューブ10と継手本体30が形成する一連の流体移送路に径違いの段差を形成することなく、チューブ10の鍔部11より先の接続端部を凸部36の内側を経て第1雄ネジ部32の内側に挿入できるようにしている。
テーパー状の段差部37では、チューブ10が形成する流体移送路と継手本体30が形成する流体移送路34との継ぎ目で液溜まりが発生するのを防止することができる。
第2雄ねじ部33は、チューブ10の接続対象としての流体機器のチューブ接続口に設けられた相手方の雌ねじ部に螺合可能なものである。第2雄ねじ部33と相手方の雌ねじ部のねじは、シール性を発揮するテーパねじである。
ナット部材50は、ねじ孔の一方が閉鎖された袋ナットにおけるねじ孔の奥側からチューブ10を挿入できるようにしたユニオンナットで成り、第1雄ネジ部32に螺合可能なナット部51と、該ナット部51のねじ孔の一方を閉鎖するよう該ナット部51の一端部(図1の左端部)から径方向内側に直角に延出され、第1雄ネジ部32が軸方向で対向する端壁52と、該端壁52の中心部を開口する内外面貫通の円形のチューブ挿入孔53を、ナット部材50のねじ軸線、つまり軸線CLと同軸上に一体に形成している。
ナット部材50が形成するチューブ挿入孔53は、そこを挿通するチューブ10との間に僅かなクリアランスを設ける孔径を有しており、該クリアランスによりチューブ10がナット部材50と連れ回りするのを防止している。
ナット部材50は、第1雄ネジ部32の先端面と軸方向で対向する端壁52の内側面(ねじ孔の奥壁)を、第1雄ネジ部32の先端面に設けた凸部36と対向する部分で後退させて該凸部36の先端部を嵌合させる、該端壁52と同芯な円形の凹部54を設け、該凹部54の内周側をチューブ挿入孔53に開放している。
そして、継手本体30の第1雄ねじ部32にナット部材50のナット部51を螺合したとき、軸方向で相対する2面、つまり第1雄ねじ部32の先端面と端壁52の内側面に設けた凸部36と凹部54で、チューブ10の接続端部近傍に設けた鍔部11を包囲する周溝60を形成するもので、該周溝60における軸方向で相対する一対の溝側壁のうち、第1雄ネジ部32側の第1溝側壁61が凸部36の先端面で形成され、端壁52側の第2溝側壁62が凹部54の奥壁で形成されるとともに、該周溝60における奥壁63が、軸線CLを軸とする円筒面内にある凸部36の外周面と径方向で相対し軸方向で摺動する、軸線CLを軸とする円筒面内にある凹部54の外周面で形成されており、該周溝60の溝幅がナット部51の螺進(螺退)によって一様に縮小(拡大)できるようになっている。
また、該周溝60における軸方向で相対する第1雄ネジ部32側の第1溝側壁61と端壁52側の第2溝側壁62のうち、少なくとも一方を、他方との間隔、つまり溝幅を溝奥側から溝開口側に向かって漸次狭くするようなテーパーに形成している。本実施形態では、第1雄ネジ部32側の第1溝側壁61と端壁52側の第2溝側壁62の両方を逆向きで同じ角度のテーパーに形成し、該周溝60をあり溝に形成している。具体的には、第1溝側壁61を軸線CLに垂直な平面に対して溝開口側から溝奥側に向かってナット部材50の螺進方向(右方向)に傾斜するテーパーに形成し、第2溝側壁62を軸線CLに垂直な平面に対して溝開口側から溝奥側に向かってナット部材50の螺退方向(左方向)に傾斜するテーパーに形成している。したがって、第1溝側壁61は、軸線CLを軸とし、ナット部材50の螺進方向に拡開する円すい面内にあり、第2溝側壁62は、軸線CLを軸とし、ナット部材50の螺退方向に拡開する円すい面内にある。
また、該周溝60は、少なくとも第1雄ネジ部32側の第1溝側壁61の内径に90度以下の鋭角な第1エッジ部64を設けている。本実施形態では、端壁52側の第2溝側壁62の内径にも90度以下の鋭角な第2エッジ部65を設けている。
さらに、該周溝60は、鍔部11の初期形状における高さ(外径)と略同じ溝深(凸部36の外径、凹部54の外径)を有し、鍔部11を第1溝側壁61と第2溝側壁62の間で強く挟持したとき、少なくとも鍔部11の外周面が周溝60の奥壁63に接触するように形成している。
以上の構成において、チューブ10の接続端部を継手本体30に接続するには、チューブ10の接続端部近傍に鍔部11を褶曲形成する前に、該チューブ10の接続端部をナット部材50のチューブ挿入孔53に端壁52の外側より挿入し、ナット部材50をチューブ10に外嵌してからチューブ10の接続端部近傍を褶曲加工して鍔部11を設ける。そして、チューブ10の鍔部11より先の拡径はしていない接続端部を継手本体30の第1雄ネジ部32の内側に該第1雄ねじ部32に設けた凸部36の内側を経て嵌め込み、鍔部11におけるチューブ11の接続端部側の一表面を凸部36の先端面に軸方向で対向させた状態で、予めチューブ10に外嵌してあるナット部材50のナット部51を継手本体30の第1雄ねじ部32に螺合することにより完了する。
即ち、ナット部材50のナット部51を継手本体30の第1雄ねじ部32に螺合することにより、ナット部材50の端壁52に設けた凹部54の奥壁と鍔部11におけるチューブ11の接続端部側とは反対側の他表面とが軸方向で対向し、チューブ11の鍔部11が凸部36の先端面と凹部54の奥壁との間に配置され、凸部36の先端面と凹部54の奥壁とがチューブ11の鍔部11を厚さ方向で挟んで対向する。この状態で、ナット部材50を回しながらナット部51を継手本体30の第1雄ねじ部32の外面で軸線CLに沿って基部側に漸次螺進させると、端壁52の内側面が第1雄ねじ部32の先端面に漸次接近し、端壁52の内側面に設けた凹部54に第1雄ねじ部32の先端面に設けた凸部36が嵌り込み、チューブ10の接続端部近傍に設けた鍔部11を包囲する周溝60が形成され、周溝60における第1雄ネジ部32側の第1溝側壁61が鍔部11におけるチューブ11の接続端部側の一表面に対向するとともに、周溝60における端壁52側の第2溝側壁62が鍔部11におけるチューブ11の接続端部側とは反対側の他表面に対向し、周溝60における奥壁63が鍔部11の周囲を取り囲む。
そして、ナット部材50をさらに回してナット部51を継手本体30の第1雄ねじ部32の外面で軸線CLに沿って基部側に螺進させると、周壁60の第2溝側壁62が第1溝側壁61に接近し、周壁60の溝幅が縮小され、周壁60の第2溝側壁62が鍔部11におけるチューブ11の接続端部側とは反対側の他表面に突き合い接触し、鍔部11を押し、遂には鍔部11におけるチューブ11の接続端部側の一表面を周壁60の第1溝側壁61に突き合い接触させ、第1溝側壁61と第2溝側壁62が鍔部11をチューブ10の挿抜方向(軸方向)で強く挟持するから、高いチューブ引き抜き強度を効果的に確保することができ、高いチューブ引き抜き強度でチューブ10の接続端部が継手本体30に接続される。
この際、周溝60の溝幅が溝奥側から溝開口側に向かって漸次狭くなっているから、周溝60の溝開口側が溝奥側に比べ鍔部11の内周部を外周部に比べさらに強く挟持し、そこでチューブ引き抜き強度をさらに高めながら、流体のシールに必要な面圧を効果的に発生し、流体の漏れを確実に防止した状態でチューブ10の接続端部が継手本体30に接続される。
接続後は、周溝60が鍔部11で満たされ、鍔部11の外周面が周溝60の奥壁63に押し付くようになる。
また、周溝60における第1溝側壁61の内径に設けたエッジ部64が鍔部11におけるチューブ11の接続端部側の一表面の内周部(屈曲部)に押し付けられ、そこで流体のシールに必要な面圧を効果的に発生し、流体の漏れをさらに確実に防止することができる。
また、周溝60における第1溝側壁61の内径と第2溝壁62の内径それぞれに設けた第1エッジ部64と第2エッジ部65が鍔部11におけるチューブ11の接続端部側の一表面と反対側の他表面それぞれの内周部(屈曲部)に押し付けられ、そこでチューブ引き抜き強度をさらに高めることができる。
また、周溝60があり溝で、周溝60における第1溝側壁61と第2溝壁62それぞれがテーパーになるから、上記チューブ10の継手本体30への接続に関し、チューブ10の耐引き抜き性とシール性をさらに助長して得ることができる。
以上、本実施の形態は、本発明に係る管継手の好適な一実施の形態をチューブ10を流体機器のチューブ接続口にストレートに接続する管継手20を説明したが、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができる。例えばチューブ10同士を接続するエルボ,チーズ,クロス等の管継手に実施することができ、この場合は、図1の把持部35より左側のチューブ接続構造がエルボ,チーズ,クロス等の継手本体の管部の端部に設けられる。また、本実施の形態では、周溝60を形成する凸部36と凹部54のうち、凸部36を継手本体30の第1雄ねじ部32側に設け、凹部54をナット部材50の端壁52側に設けたが、逆に設けてもよい。
本発明の一実施の形態に係る管継手の断面図である。 図1の要部拡大片側断面図である。 図2の要部拡大図である。 チューブの接続端部における初期状態の半断面図である。
符号の説明
10 チューブ
11 鍔部
20 管継手
30 継手本体
32 第1雄ねじ部(チューブ接続端部)
36 凸部
50 ナット部材
51 ナット部
52 端壁
53 チューブ挿入孔
54 凹部
60 周溝
61 第1溝側壁
62 第2溝側壁
63 奥壁
64 第1エッジ部
65 第2エッジ部

Claims (5)

  1. 少なくとも一つの端部に筒状のチューブ接続端部を設けた筒状の継手本体と、該継手本体のチューブ接続端部に接続すべき合成樹脂製のチューブに外嵌され、前記チューブ接続端部に螺合されるナット部材を有し、前記継手本体と前記ナット部材それぞれが合成樹脂で形成され、前記チューブが該チューブの接続端部近傍に内方より外方に膨出する鍔部を設けており、前記チューブ接続端部と前記ナット部材の間で前記鍔部を包囲する周溝を設け、該周溝の溝幅が溝奥側から溝開口側に向かって漸次狭くなっているとともに、前記ナット部材の螺進によって一様に縮小することを特徴とする管継手。
  2. 前記周溝が前記チューブ接続端部側の溝側壁の内径にエッジ部を設ける請求項1に記載の管継手。
  3. 前記周溝が前記ナット部材側の溝側壁の内径にエッジ部を設ける請求項2に記載の管継手。
  4. 前記周溝があり溝である請求項1〜3の何れか1項に記載の管継手。
  5. 前記継手本体と前記ナット部材それぞれがフッ素樹脂で形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の管継手。
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